JP3129205U

JP3129205U - 染髪キット

Info

Publication number: JP3129205U
Application number: JP2006009606U
Authority: JP
Inventors: 恵子木野
Original assignee: 恵子木野
Priority date: 2006-11-27
Filing date: 2006-11-27
Publication date: 2007-02-08
Anticipated expiration: 2016-11-27

Abstract

【課題】毛髪に局所的にメッシュを入れる染髪キットを提供すること。
【解決手段】本考案は、毛髪にメッシュを入れるための染髪キットであって、伸縮して頭部を被覆し、コーム先端部によりメッシュを入れる箇所の毛髪を引出す開口部２２が形成されたキャップを含んでいる。また本考案の染髪キットは、複数のキャップ２０および所望の染色剤を小分けした染髪剤容器２４およびコームを含めて染髪キット２６のパッケージとすることができる。
【選択図】図３

Description

本考案は、毛髪に局所的にメッシュを入れる染髪キットに関する。

近年、ファッションの嗜好性が多様化し、毛髪を染色する染髪も広く行われている。染髪のうち、ごく一部の毛髪のみを金色、銀色、栗色、ブルーなどの着色剤で染色することは、一般にメッシュとよばれており、毛髪全体を染める以外にも、毛髪全体を染めることと組合わせて広く行われている。

上述したメッシュ染髪は、局所的に限定して染色を行わなければならないので、実際に染色する場合には、美容師にとっては大変気を遣い、また細かい作業が必要であった。このため、例えば特開平１１−２４７０１６号公報（特許文献１）などでは、メッシュとして毛髪に追加する毛材の製造方法および着色毛髪を開示している。
特開平１１−２４７０１６号公報

メッシュを実際に染色することは美容師にとり、大きな負担がかかる。また、染色した毛材を付け髪として追加するのは、装着感や髪型のバランスが大きく変わる場合もあり、毛材を追加する箇所に充分留意しなければならないという問題があった。

本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、毛髪にメッシュを入れる染髪手順を著しく改善することを可能とする染髪キットを提供する。本考案では、伸長しメッシュを入れたい箇所に、メッシュを染色する毛髪を引き出すための開口部を形成したキャップを頭部にかぶせ、コーム先端部で当該開口部からメッシュ染色するべき頭髪を引出して、染色剤で染色する。

メッシュを入れる箇所の染髪が終了した後、そのまま洗髪することで、他の箇所を染めてしまう可能性なく、また好みの毛髪の位置に容易にメッシュを入れることが可能となる。

本考案によれば、毛髪にメッシュを入れるための染髪キットであって、伸長して頭部を被覆し、コーム先端部により前記メッシュを入れる箇所の前記毛髪を引出す開口部が形成されたキャップを含む染髪キットが提供される。

本考案では、前記染髪キットは、複数の前記キャップを収容してなることが好ましい。

また、本考案では、毛髪にメッシュを入れるための染髪キットであって、伸長して頭部を被覆し、コーム先端部により前記メッシュを入れる箇所の前記毛髪を引出す開口部が形成されたキャップと、
前記メッシュを染めるために必要な量の染髪剤を小分けした染髪剤容器と
を含む染髪キットが提供される。

さらに、本考案では、毛髪にメッシュを入れるための染髪キットであって、伸長して頭部を被覆し、コーム先端部により前記メッシュを入れる箇所の前記毛髪を引出す開口部が形成されたキャップと、
前記メッシュを染めるために必要な量の染髪剤を小分けした染髪剤容器と、
前記メッシュを入れる毛髪を引出すため、前記キャップに前記開口部を形成するコームとを含む染髪キットが提供される。

以下、本考案を、図面をもって説明するが、本考案は図面に示した実施形態に限定されるものではない。

図１は、毛髪をメッシュ染色することを希望するお客様の頭部１０を後ろから見た図である。お客様は、毛髪１２の特定の箇所にメッシュ１４を入れることを希望している。通常ではメッシュを入れる箇所の髪を櫛分けて量を選択し、一箇所づつ染色剤を付け、所定時間放置することによりメッシュ染色が行われる。

図２は、本考案を適用し毛髪１２をメッシュ染色する場合の実施形態を示す。本考案では、伸長可能なキャップ２０には、毛髪を引き出すための多数の開口部２２が形成されている。メッシュ染色する場合、キャップ２０をお客様の頭部にかぶせ、その後、開口部２２から、コーム先端部を使用して開口部２２からメッシュ染色するべき毛髪１２を引出し、メッシュ染色を行う。染色した毛髪は、止めピンなどで固定し、染色が終了するまで保持される。

キャップ２０は、頭部に伸張してフィットし、染髪に関係ない毛髪の部分が、染色されてしまわないように毛髪を、一部または全体を隠している。キャップ２０は、例えば薄手の水泳帽や、手術用のキャップ、また取外し易さなどの点から、手術用手袋などを使用することができる。キャップ２０は、上述した機能を提供することができる限り、充分な弾性を有し、開口部２２を形成したことにより断裂しない程度の弾性および強度を有する限り、天然ゴム、ラテックス、塩化ビニル、酢酸ビニル、ポリウレタンゴム、ネオプレンゴム、シリコーンゴム、ナイロン、アクリルゴムなどの材料および形状で作成することができる。

図３は、本考案の染髪キット２６の実施形態を示す。図３に示す染髪キット２６は、開口部２２が複数形成された、複数のキャップ２０と、メッシュ染髪に必要なだけの染髪剤を小分けした染髪剤容器（密封パッケージ）２４とがパッケージに収容されて構成されている。本考案の他の実施形態では、お客様が自分でメッシュ染髪できるように、専用のコーム（図示せず）をパッケージに含めることができる。キャップの数は、適宜増減することができ、１つでも良いし、頻繁に使用する美容室用などの業務用パッケージでは、１０枚程度を１パッケージとすることができる。

また、染髪剤容器２４は、気密性の高いプラスチック・フィルム製とされ、栗色、金色、銀色、ブルー、イエローなどの色合いの染髪剤を気密シールして、よく使用される色合いや人気の高い色合いの染髪剤などを、一定の組み合わせで染髪剤セットとしてパッケージすることができる。なお、染髪剤としては、これまで知られたいかなる染髪剤でも使用することができ、染料、アンモニア水溶液（アンモニア塩類など）、反応性染料、顔料などを含むいかなる公知の組成物でも使用することができる。

お客様の後頭部および毛髪を示した図。メッシュ染髪の実施形態を示した図。染髪キットの実施形態を示した図。

符号の説明

１０…頭部、１２…毛髪、１４…メッシュ、２０…キャップ、２２…開口部、２４…染髪剤容器、２６…染髪キット

Claims

毛髪にメッシュを入れるための染髪キットであって、伸長して頭部を被覆し、コーム先端部により前記メッシュを入れる箇所の前記毛髪を引出す開口部が形成されたキャップを含む染髪キット。
前記染髪キットは、複数の前記キャップを収容してなる、請求項１に記載の染髪キット。
毛髪にメッシュを入れるための染髪キットであって、伸長して頭部を被覆し、コーム先端部により前記メッシュを入れる箇所の前記毛髪を引出す開口部が形成されたキャップと、
前記メッシュを染めるために必要な量の染髪剤を小分けした染髪剤容器と
を含む染髪キット。
毛髪にメッシュを入れるための染髪キットであって、伸長して頭部を被覆し、コーム先端部により前記メッシュを入れる箇所の前記毛髪を引出す開口部が形成されたキャップと、
前記メッシュを染めるために必要な量の染髪剤を小分けした染髪剤容器と、
前記メッシュを入れる毛髪を引出すため、前記キャップに前記開口部を形成するコームと
を含む染髪キット。