JP3125078B2 - トリムカバーの自動被せ装置 - Google Patents

トリムカバーの自動被せ装置

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JP3125078B2
JP3125078B2 JP05300390A JP30039093A JP3125078B2 JP 3125078 B2 JP3125078 B2 JP 3125078B2 JP 05300390 A JP05300390 A JP 05300390A JP 30039093 A JP30039093 A JP 30039093A JP 3125078 B2 JP3125078 B2 JP 3125078B2
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一男 勝田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は座席の製造工程におい
て、下張りパッドに対するトリムカバーの被せ作業を自
動的に行なうためのトリムカバーの自動被せ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両用座席、例えば乗用車に搭載される
座席は、その骨格をなすフレームの周囲にクッション材
としての下張りパッドを囲繞し、この下張りパッドの表
面にトリムカバーを被せて構成されている。
【0003】従来この種の座席の製造工程において、下
張りパッドに対するトリムカバーの被せ作業は全て手作
業で行なっているのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は手作
業でトリムカバーを被せていたので、作業者の疲労が非
常に激しく、また作業には相当の熟練を要する等の問題
があった。本発明はこのような問題点を解消することを
目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、下張りパッドに対するトリムカバーの被
せ作業を自動的に行ない得る装置を提供するものであ
る。即ち本発明は、座席における下張りパッドに袋状の
トリムカバーを被せる装置であって、下張りパッド及び
この下張りパッドに対向して裏返し状態で配置されるト
リムカバーを夫々保持する保持手段と、この保持手段に
よって保持されたトリムカバーの内側に位置されるカバ
ー押し部材と、このカバー押し部材を横方向に移動させ
てトリムカバーを拡げるカバー拡げ手段と、カバー押し
部材と下張りパッドを相対的に移動させ、カバー押し部
材によってトリムカバーを下張りパッドに密着させなが
ら表に返して被せるカバー被せ手段と、下張りパッドの
内部に配されるカバー吊り用の引掛ばねを押圧して下張
りパッドを圧縮し、引掛ばねにトリムカバーを吊り易く
するための押圧手段と、を備えてなるものである。
【0006】
【作用】上記の如く構成される本発明装置は、先ず下張
りパッドと裏返し状態のトリムカバーとを対向させた状
態で夫々保持手段によって保持し、この状態でカバー拡
げ手段が作動することによってトリムカバーはカバー押
し部材により下張りパッドに被せやすいように拡げら
れ、その後カバー被せ手段が作動してカバー押し部材と
下張りパッドが相対的に移動し、カバー押し部材がトリ
ムカバーを下張りパッドに密着させながら表に返して被
せる如く動作する。またこのトリムカバーを被せる動作
の途中では、下張りパッドの内部の引掛ばねが押圧手段
で押圧されて下張りパッドが圧縮されることにより、引
掛ばねにトリムカバーを吊る作業を容易に行なえる状態
となる。以上の動作によってトリムカバーの被せ作業及
びトリムカバーの吊り作業が楽に行なえ、生産効率が向
上する。
【0007】
【実施例】これより、図面を参照しながら本発明の実施
例について説明する。本発明装置は、下張りパッド(以
下単にパッドという)100に対し裏返し状態の袋状の
トリムカバー101を表に返しながら被せるようにした
機構を備えてなるものである。
【0008】以下、その具体的構造を説明してゆく。図
において1は基枠で、この基枠1に対し上下方向に移動
可能に支持杆2が設けられており、この支持杆2の中央
部にはパッド100を保持するためのクランパー3が備
えられている。この支持杆2の左右の端部と基枠1との
間にはシリンダー装置4及び5が配されており、支持杆
2はこのシリンダー装置4及び5の作動によって上下方
向に移動(昇降移動)される如くなされている。
【0009】6はパッド100及びトリムカバー101
を保持するための保持台で、この保持台6は基枠1と一
体の固定部7に対しシリンダー装置8及び9を介して上
下方向に移動(昇降移動)可能に支持されている。
【0010】この保持台6の上面にはヘッドレストホル
ダー102が嵌合される一対のピン10が突出されてい
る。このピン10はシリンダー装置11に直結されてお
り、即ちこのシリンダー装置11の作動によって出没さ
れるようになっている。
【0011】12は昇降盤であり、この昇降盤12は左
右のシリンダー装置13及び14を介して基枠1に対し
上下方向に移動(昇降移動)可能に支持されており、即
ちこのシリンダー装置13及び14の作動によって昇降
動作されるものである。
【0012】そしてこの昇降盤12上には、トリムカバ
ー101を拡げてパッド100に被せるためのカバー押
し部材が備えられている。
【0013】このカバー押し部材は、トリムカバー10
1の左右の側面部に対応するカバー押しプレート15及
び16と、トリムカバー101の前後の面部に対応する
カバー押しプレート17及び18とがあり、何れも昇降
盤12に対し垂直に立設され、その先端部にはトリムカ
バーの破れ防止のために硬質シリコンによりなるローラ
ー15a,16a,17a,18aが取り付けられてい
る。
【0014】これらカバー押しプレート15,16,1
7,18は夫々シリンダー装置19,20,21,22
と直結され、即ちこのシリンダー装置の作動によって内
外方向に横(水平)移動される如くなされている。尚、
本例装置においては、トリムカバー101の左右の側面
部及び前面部と対応するカバー押しプレート15,1
6,17は直線的に横方向移動されるものであるが、ト
リムカバー101の後面部と対応するカバー押しプレー
ト18だけは図3より明らかな如く軸支点23を中心と
する回動によって横方向移動される構造となっている。
24はその移動量(回動角度)を決めるストッパーであ
る。
【0015】また、本例装置によってトリムカバー10
1を被せられるパッド100は、その左右両側部の一部
が前方及び側方へ***膨出されており、トリムカバーの
被せ時にこの膨出部分100aにトリムカバー101が
円滑に追従するように、トリムカバー101の側部と対
応するカバー押しプレート15,16のローラー15
a,16aは図3より明らかな如くパッド100の膨出
部分100aと対応する側を大径としたテーパー形状に
形成されている。
【0016】さらに本例装置においては、図4に示す如
く、トリムカバー101の吊り作業を容易に行なうため
にパッド100を圧縮するための押出板25が設けられ
ている。この押出板25はシリンダー装置26の作動に
よって進退移動され、後に詳述するようにパッド100
の内部に配されるカバー吊り用の引掛ばね103を押圧
してパッド100を圧縮し、トリムカバー101の吊り
作業を簡単に行なえるようにするものである。
【0017】続いて以上の如く構成される本例装置の動
作を説明する。先ず図1に示すように保持台6のピン1
0にヘッドレストホルダー102を嵌合させ、その上で
保持台6に裏返し状態の袋状のトリムカバー101をセ
ットする(トリムカバー101には予め穴が形成されて
おり、この穴にヘッドレストホルダー102を通すよう
にしてセットする)。尚、このときトリムカバー101
の内側に全てのカバー押しプレート15,16,17,
18が入るようにする。
【0018】次にパッド100を上下逆さにした状態
で、その上端部に形成されているヘッドレストホルダー
埋込用の穴にヘッドレストホルダー102を差し込むよ
うにして保持台6上にパッド100をセットする。さら
にこの状態でパッド100をクランパー3で保持する。
【0019】こうしてパッド100と裏返し状態のトリ
ムカバー101とを対向状態にセットした後、フットス
イッチ27を踏み込むと、先ずシリンダー装置19,2
0,21,22が作動してカバー押しプレート15,1
6,17,18が夫々外側方向に移動し、これによって
トリムカバー101がパッド100に被せやすいように
拡げられる。
【0020】続いてシリンダー装置4が作動して支持杆
2が下降されると共にシリンダー装置8が作動して保持
台6が下降し、これによってパッド100が全体的に下
降される。同時に、シリンダー装置13が作動して昇降
盤12が上昇し、このため昇降盤上に配されるカバー押
しプレート15,16,17,18の先端のローラー1
5a,16a,17a,18aがトリムカバー101を
パッド100に密着させながら徐々に表に返して被せて
ゆく。こうして、ある程度までトリムカバー101が被
せられる。
【0021】そこで、図4に示す如くシリンダー装置2
6が作動して押出板25が前進され、パッド100内の
引掛ばね103を押圧してパッド100を圧縮し、この
ためトリムカバー101の吊り作業を容易に行なうこと
ができる。
【0022】即ち、トリムカバー101の前面部にはそ
の内面側に吊り袋104が縫着されており、この吊り袋
104の中の吊りワイヤ105を引掛ばね103にリン
グで止めることによってトリムカバー101を吊り、そ
の表面側に所定のデザイン的形状を出すわけであるが、
このトリムカバーの吊り作業において上記の如く押出板
25で引掛ばね103が押し出されることにより、吊り
袋104内の吊りワイヤ105を容易に引掛ばね103
の近くまで持って行くことができ、両者をリング止めで
きるものである。
【0023】こうしてトリムカバーの吊り作業を行った
後、第2のスイッチ28を押すと、シリンダー装置26
が元の状態に戻って押圧板25が後退し、続いてシリン
ダー装置5が作動して支持杆2が下降されると共にシリ
ンダー装置9が作動して保持台6が下降し、これによっ
てパッド100がさらに下降される。同時に、シリンダ
ー装置14が作動して昇降板12がさらに上昇し、この
ためカバー押しプレート15,16,17,18の先端
のローラー15a,16a,17a,18aによって引
き続きトリムカバー101がパッド100に被せられ
る。
【0024】このとき、前述した如くトリムカバー10
1の側部に対応するカバー押しプレート15,16のロ
ーラー15a,16aがテーパー形状に形成されている
ことにより、このローラー15a,16aはパッド10
0の側部の膨出部分100aの形状に良好に追従し、こ
のためトリムカバー101が円滑に被せられる。
【0025】このようにしてトリムカバー101が裾部
まで被せられると、この裾部の被せの圧縮力によってヘ
ッドレストホルダー102がトリムカバー101を介し
てパッド100に完全に挿入される。
【0026】そして以上の一連の動作が完了すると、数
秒後にシリンダー装置4,5,8,9,13,14,1
9,20,21,22が同時に元の状態に戻り、クラン
パー3が開くと共にシリンダー装置11の作動によって
ピン10が下降してヘッドレストホルダー102から抜
け、この状態で完成品を取り出すことができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明装置によれば、下張
りパッドに対するトリムカバーの被せ作業を略自動的に
行なえ、さらにトリムカバーの吊り作業も容易に行なえ
るので、作業者の疲労を従来に比して格段に軽減するこ
とができ、また、作業者は熟練作業者に限ることなく素
人でも容易に作業できる等の効果を有し、生産効率の向
上に大きく寄与できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の正面図である。
【図2】同、要部の正面図である。
【図3】同、要部の側面図である。
【図4】同、要部の側面図である。
【符号の説明】
2 支持杆 3 クランパー 4,5 シリンダー装置 6 保持台 8,9 シリンダー装置 12 昇降台 13,14 シリンダー装置 15,16,17,18 カバー押しプレート 15a,16a,17a,18a ローラー 19,20,21,22 シリンダー装置 25 押出板 26 シリンダー装置 100 パッド 101 トリムカバー 103 引掛ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B68G 7/05 B68G 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席における下張りパッドに袋状のトリ
    ムカバーを被せる装置であって、 上記下張りパッド及びこの下張りパッドに対向して裏返
    し状態で配置されるトリムカバーを夫々保持する保持手
    段と、 この保持手段によって保持されたトリムカバーの内側に
    位置されるカバー押し部材と、 このカバー押し部材を横方向に移動させてトリムカバー
    を拡げるカバー拡げ手段と、 上記カバー押し部材と下張りパッドを相対的に移動さ
    せ、上記カバー押し部材によってトリムカバーを下張り
    パッドに密着させながら表に返して被せるカバー被せ手
    段と、 下張りパッドの内部に配されるカバー吊り用の引掛ばね
    を押圧して下張りパッドを圧縮し、上記引掛ばねにトリ
    ムカバーを吊り易くするための押圧手段と、 を備えてなるトリムカバーの自動被せ装置。
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