JPH037142Y2 - - Google Patents

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JPH037142Y2
JPH037142Y2 JP5203785U JP5203785U JPH037142Y2 JP H037142 Y2 JPH037142 Y2 JP H037142Y2 JP 5203785 U JP5203785 U JP 5203785U JP 5203785 U JP5203785 U JP 5203785U JP H037142 Y2 JPH037142 Y2 JP H037142Y2
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mold
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molding
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、モールドクツシヨン材と表皮材とを
一体成形してクツシヨン体を成形するプレス成形
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、モールドクツシヨン材と表皮材とを一体
成形してクツシヨン体を成形する際には、第3図
の断面図に示すようなプレス成形装置が使用され
ている。
第3図において、31は下型であつて、この下
型31の下面は平坦に形成されており、上面の中
央部には上方に向かうに従つて縮小する凸部32
が形成されている。そして、この凸部32は成形
面となつており、その上面および周辺面は平坦に
形成されている。また、下型31の側面には断面
が逆L字形形状に形成された固定フツク33が周
設されており、表皮材Maの端末部を掛止めした
保持部材34を挿入するようになつている。
また、下型31の上部には上型35が配設され
ており、その中央部には下型31の凸部32と略
同形状の凹部36が形成されている。そして、こ
の凹部36は別途発泡成形されたモールドクツシ
ヨン材Mbを保持する保持面となつており、その
周辺面は平坦に形成されている。
さらに、上型35の近傍には真空ポンプ37が
配設されており、その吸引側は二本のパイプ38
a,38bが接続されている。そして、両パイプ
38a,38bの先端は上型35を貫通して凹部
36の底部に達しており、真空ポンプ37が作動
した際にモールドクツシヨン材Mbを吸引して凹
部36に保持するようになつている。
そして、表皮材Maとモールドクツシヨン材
Mbを一体成形する際には、表皮材Maを下型の
凸部32に載置し、その端末部を保持部材34で
掛止めするとともに、固定フツク34に挿入して
表皮材Maを下型31にセツトする。次に、上型
35の凹部36に別途発泡成形され、しかも表皮
材Ma側に接着剤Mcが塗布されたモールドクツ
シヨン材Mbを挿入するとともに、真空ポンプ3
7を作動させ、バキユーム作用によつてモールド
クツシヨン材Mbを上型35にセツトする。その
後、下型31と上型35を型締めして、モールド
クツシヨン材Mbに塗布されている接着剤Mcに
よつて表皮材Maとモールドクツシヨン材Mbを
一体成形するようになついてる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようなプレス成形装置にお
いては、表皮材Maとモールドクツシヨン材Mb
を一体成形する際には、下型31の凸部32に表
皮材Maを反転させて載置するとともに、表皮材
Maの端末部を保持部材34によつて掛止めし、
その保持部材34を下型31の固定フツク33に
挿入してセツトしているため、モールドクツシヨ
ン材Mbに塗布されている接着剤Mcの塗布部位
と非塗布部位との境界部において表皮材Maの伸
びがそれぞれの位置で異なつて一体成形される。
このため、成形後におけるクツシヨン体とした場
合の表皮材Maの伸び率が異なり、また伸び方向
は反対となり、表皮材Maを反転させてモールド
クツシヨン材Mbに包製する際にシワ、タルミ等
の成形不良が発生することはもとより、特にコー
ナ部においてダブ付きが発生する不具合がある。
従つて、この考案は、上記の不具合を解消する
ためになされたもので、下型の近傍に表皮材の端
末部を保持するクランプ機構を上下動自在に配設
することによつて、両型の型締め直後にクランプ
機構を上型方向に上昇させて表皮材の伸びを包製
時方向にし、シワ、タルミ、ダブ付き等の成形不
良の発生を防止することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、この考案に係るクツシヨン体のプレ
ス成形装置においては、上型にモールドクツシヨ
ン材をセツトし、下型に表皮材をセツトして、上
型と下型とを型締めしてモールドクツシヨン材と
表皮材とを一体成形せしめてクツシヨン体を成形
するプレス成形装置であつて、上型の成形面をク
ツシヨン体の裏面形状に形成し、下型の成形面を
クツシヨン体の座面形状に形成せしめ、さらに、
下型の近傍に表皮材の端末部を保持するクランプ
機構を上下動自在に配設し、このクランプ機構を
上型と下型との型締め直後に上型方向に上昇させ
るようにしたものである。
〔作用〕
かかる、クツシヨン体のプレス成形装置におい
て、表皮材とモールドクツシヨン材とを一体成形
してクツシヨン体を成形する際には、表皮材を下
型に載置し、その端末部をクランプ機構で支持す
るとともに、下降させて表皮材を下型にセツトす
る。次に、クツシヨン体の座面形状および裏面形
状に予め発泡成形され、しかも表皮材側に接着剤
が塗布されたモールドクツシヨン材を上型にセツ
トする。
つづいて、上型と下型とを型締めするととも
に、型締め直後に表皮材の端末部を支持している
クランプ機構を上型方向に上昇させて所定の位置
に停止させる。そして、接着剤が必要な強度を得
るまで圧着状態を維持し、表皮材とモールドクツ
シヨン材とを一体成形する。
その後、クランプ機構での表皮材の支持を解除
するとともに、両型を型開放させて表皮材とモー
ルドクツシヨン材とが一体成形されたクツシヨン
体を取り出し、表皮材をモールドクツシヨン材に
包製してクツシヨン体として完成させる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図は本考案に係るクツシヨン体のプレス成
形装置における成形前の断面図、第2図は本考案
に係るクツシヨン体のプレス成形装置における成
形時の断面図を示すもである。
第1図および第2図において、1は下型であつ
て、この下型1の下面は平坦に形成されており、
上面の中央部には上方に向かうに従つて縮小する
凸部2が形成されている。そして、この凸部2は
成形面となつており、その上面および周辺面は平
坦に形成され、成形時におけるクツシヨン体の座
面形状をなしている。
また、下型1の近傍には下型1の凸部2に載置
されるフアブリツクや塩化ビニル樹脂等からなる
表皮材Maの端末部を挟持して張架する保持具3
a,3bが設けられている。この保持具3a,3
bは、上下関係に配設された二枚の挟持板4a,
4bと、下方の挟持板4bに設けられ、両挟持板
4a,4bを締め付ける締付け板5a,5bと、
上方の挟持板4aにロツド6a,6bの先端が固
着されているシリンダ7a,7bとからなつてい
る。そして、各シリンダ7a,7bは同期して作
動し、ロツド6a,6bが下降した際に締付け体
5a,5bで締め付けられた二枚の挟持板4a,
4bが下型1の方向に下降し、ロツド6a,6b
が上昇した際に締付け体5a,5bで締め付けら
れた二枚の挟持板4a,4bが上昇するようにな
つている。
また、下型1の上部には上型8が配設されてお
り、その中央部には下型1の凸部2と略同形状の
凹部9が形成され、上面は平坦に形成されてい
る。そして、この凹部9にはウレタン樹脂等によ
つて予め発泡形成されたモールドクツシヨン材
Mbを保持する成形面となつており、その、周辺
は平坦に形成され、成形後におけるクツシヨン体
の裏面形状をなしている。
さらに、上型8の近傍には真空ポンプ10が配
設されており、その吸引側には二本のパイプ11
a,11bが接続されている。そして、両パイプ
11a,11bの先端は上型8を貫通して凹部9
の底部に達しており、真空ポンプ10が作動した
際にモールドクツシヨン材Mbを吸引して凹部9
に保持するようになつている。
上記のように構成されたプレス成形装置におい
て、表皮材Maとモールドクツシヨン材Mbを一
体成形してクツシヨン体を成形する際には、第1
図に示すように保持具3a,3bのシリンダ7
a,7bを作動させてロツド6a,6bを下降さ
せ、二枚の挟持板4a,4bの下型1の近傍に停
止させるとともに、締付け体5a,5bの締め付
けを解除して上方の挟持板4aと下方の挟持板4
bとの間を開放する。そして、下型1の凸部2に
表皮材Maを配設し、その端末部を二枚の挟持板
4a,4bの間に挿通するとともに、締付け体5
a,5bを締め付けて表皮材Maを挟持する。こ
の状態で、さらにロツド6a,6bを下降させて
二枚の挟持部材4a,4bを下型1の下部側方ま
で下降させ、表皮材Maを下型1の凸部2表面に
張架させて停止させる。
次に、上型8の凹部9にクツシヨン体の座面形
状および裏面形状に予め発泡成形され、しかも表
皮材Ma側に接着剤Mcの塗布されたモールドク
ツシヨン材Mbを挿入するとともに、真空ポンプ
10を作動させ、バキユーム作用によつてモール
ドクツシヨン材Mbを上型8の凹部9にセツトす
る。
つづいて、第2図に示すように上型8と下型1
とを型締めする。さらに、型締め直後にシリンダ
7a,7bを作動させてロツド6a,6bを上昇
させ、二枚の挟持板4a,4bを上型8の方向に
上昇させて所定の位置に停止させる。そして、接
着剤Mcが必要な強度を得るまで圧着状態を維持
し、表皮材Maとモールドクツシヨン材Mbとを
一体成形する。その際、表皮材Maはモールドク
ツシヨン材Mbの包製方向に引張り力が付与され
ているとともに、下型1は接着条件を良好に維持
するために所定の温度に調整されている。
その後、シリンダ7a,7bを作動させてロツ
ド6a,6bを下降させ、二枚の挟持板4a,4
bを下型1の近傍に停止させるとともに、締付け
体5a,5bの締め付けを解除して両挟持板4
a,4bの間を開放させて表皮材Maをフリーな
状態とする。次に、両型1,8を型開放させて表
皮材Maとモールドクツシヨン材Mbとが一体成
形されたクツシヨン体を取り出し、表皮材Maを
モールドクツシヨン材Mbに包製してクツシヨン
体として完成させる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係るクツシヨン
体のプレス成形装置においては、下型の近傍に表
皮材の端末部を保持するクランプ機構を上下動自
在に配設したから、両型の型締め直後においてク
ランプ機構を上型方向に上昇させて表皮材の伸び
を包製時方向に伸長せることができるので、表皮
材をモールドクツシヨン材に包製する際に、シ
ワ、タルミ、ダブ付き等の成形不良の発生を防止
することができる効果がある。
また、本考案に係るクツシヨン体のプレス成形
装置においては、表皮材の下型へのセツトが容易
となり、表皮材とモールドクツシヨン材との一体
成形作業が著しく向上する効果がある。
さらに、本考案に係るクツシヨン体のプレス成
形装置においては、一体成形後の表皮材がモール
ドクツシヨン材の包製方向に伸長されているの
で、クツシヨン体と完成した際の品質を向上させ
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るクツシヨン体のb成形装
置における成形前の断面図である。第2図は本考
案に係るクツシヨン体のプレス成形装置における
成形時の断面図である。第3図は従来のクツシヨ
ン体のプレス成形装置における成形前の断面図で
ある。 1……下型、2……凸部、3a,3b……保持
具、4a,4b……挟持板、5a,5b……締付
け体、6a,6b……ロツド、7a,7b……シ
リンダ、8……上型、9……凹部、10……真空
ポンプ、11a,11b……パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上型にモールドクツシヨン材をセツトし、下型
    に表皮材をセツトして、両型を型締めしてモール
    ドクツシヨン材と表皮材とを一体成形せしめてク
    ツシヨン体を成形するプレス成形装置であつて、
    前記上型の成形面をクツシヨン体の裏面形状に形
    成し、下型の成形面をクツシヨン体の座面形状に
    形成せしめ、前記下型の近傍に表皮材の端末部を
    保持するクランプ機構を上下動自在に配設したこ
    とを特徴とするクツシヨン体のプレス成形装置。
JP5203785U 1985-04-08 1985-04-08 Expired JPH037142Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5203785U JPH037142Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5203785U JPH037142Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61168915U JPS61168915U (ja) 1986-10-20
JPH037142Y2 true JPH037142Y2 (ja) 1991-02-22

Family

ID=30571624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5203785U Expired JPH037142Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

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JPS61168915U (ja) 1986-10-20

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