JP3120730U - ポップナット付金具およびポップナット取付用金具 - Google Patents

ポップナット付金具およびポップナット取付用金具 Download PDF

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Abstract

【課題】効率よく容易に製造でき、切り屑が発生せず、安価にすることができるポップナット付金具およびポップナット取付用金具を提供する。
【解決手段】雌ねじを形成した筒部9と、この筒部9の一端に連続した座屈可能な角筒部6と、この角筒部6の先端に形成された外つば7を有するポップナット1と、このポップナット1が取付けられる部材2とを備えたポップナット付金具である。部材2は、下孔の表面側周縁に凹段部4を形成する円柱状プレス部と、この円柱状プレス部の先端面に突設されて下孔に挿入される角柱部を有する金型を用いてプレスすることにより、下孔の周縁部に凹段部4が形成されかつ下孔が角柱部の断面形状に相似な角孔に加工されたものである。
【選択図】 図1

Description

この考案は、ポップナットを取付けたポップナット付金具およびポップナットを取付けるためのポップナット取付用金具に関するものである。
従来のこの種のポップナット取付構造におけるポップナットは、雌ねじを形成した筒部と、筒部の一端に連続して座屈可能に薄肉になった薄肉筒部と、薄肉筒部の先端に外つばを有するものである。ポップナットが取付けられるポップナット取付用金具である部材は筒部および薄肉筒部を嵌挿する孔を有し、孔に筒部および薄肉筒部を嵌挿して外つばを部材の表面に係止した状態で、外つば側から雌ねじに座屈用工具をねじ込み、外つばに対して筒部を引き寄せることにより薄肉筒部を座屈させ、その座屈部を部材の裏面に係止している(例えば特許文献1参照)。
実開平7−16018号公報
例えば図6に示すように、ポップナット50の外つば51が部材52の表面に係止した状態では、外つば51の肉厚分外つば51が部材52の表面から突出するため、ポップナット50の雌ねじに雄ねじによって取付けられる別部材が部材52の表面から浮いた状態で取付けられることとなり、別部材の取付けが不安定になる課題がある。53は座屈部、54は雌ねじのある筒部、55は部材の孔である。
これに対して、部材52の孔55の表面側に凹段部(図示せず)を形成すると、外つば51が凹段部に沈み込むため、別部材を部材52に密接して取付けることができる。
しかし、凹段部の加工が必要であり、切削加工では時間と手間がかかり効率が悪く切り屑も発生する。また部材の肉厚が薄い場合、凹段部の形成が容易でない。
したがって、この考案の目的は、効率よく容易に製造でき、切り屑が発生せず、安価にすることができるポップナット付金具およびポップナット取付用金具を提供することである。
この考案のポップナット付金具は、雌ねじを形成した筒部と、この筒部の一端に連続した座屈可能な角筒部と、この角筒部の先端に形成された外つばを有するポップナットと、このポップナットが取付けられる部材とを備えたポップナット付金具であって、
前記部材は、下孔の表面側周縁に凹段部を形成する円柱状プレス部と、この円柱状プレス部の先端面に突設されて前記下孔に挿入される角柱部を有する金型を用いてプレスすることにより、前記下孔の周縁部に前記凹段部が形成されかつ前記下孔が前記角柱部の断面形状に相似な角孔に加工されたものであり、
前記ポップナットは、前記角筒部が前記角孔に挿通されて前記角孔に非回転嵌合するとともに、前記外つばが前記凹段部に嵌合し、さらに前記角筒部の座屈部が前記被取付部材の裏面に係止したものである。
この考案のポップナット取付用金具は、雌ねじを形成した筒部と、この筒部の一端に連続した座屈可能な角筒部と、この角筒部の先端に形成された外つばを有するポップナットを取付けるポップナット取付用金具であって、
下孔の表面側周縁に凹段部を形成する円柱状プレス部と、この円柱状プレス部の先端面に突設されて前記下孔に挿入される角柱部を有する金型を用いてプレスすることにより、前記下孔の周縁部に前記凹段部が形成されかつ前記下孔が前記角柱部の断面形状に相似な角孔に加工されたものである。
この考案のポップナット付金具およびポップナット取付用金具によれば、下孔の表面側周縁に凹段部を形成する円柱状プレス部とその先端面に突設されて前記下孔に嵌合する角柱部とを有する金型を用いてプレスすることにより、凹段部を有する角孔を形成することができる。このため、角筒部を角孔に嵌合することによりポップナットが空回りすることがなく、締付けトルクを大きくすることができる。また上記のようにプレス加工するため切り屑が発生することなく、短時間に効率よく製造でき、しかも金具の厚さが小さくても容易に製造でき、安価にすることができる。
この考案の一実施の形態を図1から図5により説明する。図1(a)はポップナット1が取付けられる部材2の平面図、図1(b)はその断面図を示している。部材2のポップナット1の取付穴5は、例えば六角形の角孔3と、角孔3よりも大きい直径の円形の凹段部4からなる。図では角孔3は円形の凹段部4に平面的にみて内接しているが、凹段部4はそれよりも若干大きくてもよい。凹段部4の深さはポップナット1の後述する外つばの厚さと略同じまたはそれ以下に決められるが、部材2の厚さの略半分程度となるように決められる。
図1(c)はポップナット1の取付け状態を示している。ポップナット1は、雌ねじを形成した筒部9と、筒部9の一端に連続した座屈可能な薄肉の角筒部6と、角筒部6の先端に設けた外つば7を有する。角筒部6は周面が角孔3に非回転となるように嵌合する例えば断面六角形の筒である。ポップナット1は、従来例で説明した取付け方法により角筒部6に座屈部8を形成して、外つば7と座屈部8との間に角孔3の縁部を挟持した状態で部材2に取付けられている。このとき、外つば7が凹段部4に嵌合するため外つば7の表面が部材2の表面と面一にすることができる。また角筒部6が角孔3に嵌合するためポップナット1は回転することができない。
図2および図3は部材2の取付穴5の製造方法を示している。図2は、下孔10を形成する第1の円柱状プレス部11を有する第1の金型12で部材2に下孔10を打ち抜き加工する第1のプレス工程を示す。ここで部材2は角パイプを用いている。部材2を固定部13に載せ、部材2の内部に受け型(図示せず)を配置し、第1の円柱状プレス部11でパンチングする。
図3は、第2の金型14で凹段部4と下孔10を角孔3に形成する第2のプレス工程を示す。第2の金型14は、下孔10に対応して凹段部4を形成する第2の円柱状プレス部15とその先端面に下穴に嵌合する例えば六角形の角柱部16を突設している。部材2を固定台13に載せ、部材2の内部に受け型(図示せず)を配置し、角柱部16を下孔10に挿通し第2の円柱状プレス部15で下孔10の周縁部をプレスする。これにより、第2の円柱状プレス部15で下孔10の周縁部がかしめられ、かしめられた部分が角柱部16の側面と下孔10の縁部との隙間に延展して下孔10が六角形に成形され、凹段部4および六角形の角孔3が形成される。なお、第1のプレス工程および第2のプレス工程において、受け型は省略する場合がある。
ここで、一例として、下孔10の径は例えば7.5φ、六角形の最大幅が7.5mm、凹段部4の径は8.3φである。角柱部16は下孔10より小さく、凹段部4は下孔10より大きい。
このように、第1のプレス工程で下孔10がパンチングされ、第2のプレス工程で角柱部16が下孔10に進入した後、第2の円柱状プレス部15でプレスすることにより凹段部4を形成し、同時に下孔に角孔3が形成される。
図4は部材2にポップナット1が取付けられたポップナット付金具を示している。部材2は金属角パイプであり、上片2aの両端に切欠き17を形成し、下片2bの切欠き17に対応する位置に取付孔18を形成している。また上片2aの切欠き17の間に3個のポップナット1を取付けている。
図5は、別のポップナット付金具を示している。部材2である角パイプの上片2aの略中央に長手方向に間隔をおいて2個の大円孔19を形成し、下片2bの大孔19に対応する位置に小孔の取付孔18を形成している。また上片2aの大孔19の間および角パイプの一端にそれぞれ2個ずつポップナット1を取付けている。
なお、この考案において、ポップナット1の角筒部6は六角形であったが、角孔3に嵌合しかつ係止する回転しない構成であれば他の形状等でもよい。
(a)は部材の部分平面図、(b)はその断面図、(c)はポップナットの取付け状態の断面図である。 (a)は第1の金型による第1のプレス工程を示す側面図、(b)はそのプレス工程により形成された孔を示す部材の部分平面図である。 (a)は第2の金型による第2のプレス工程を示す側面図、(b)はそのプレス工程により形成された取付孔のある部材の部分平面図、(c)はその部分拡大断面図である。 (a)はポップナット付金具の平面図、(b)はその正面図、(c)は側面図である。 (a)は別のポップナット付金具の平面図、(b)はその正面図、(c)は側面図である。 従来例のポップナットの取付状態の部分断面図である。
符号の説明
1 ポップナット
2 部材
3 角孔
4 凹段部
5 取付穴
6 角筒部
7 外つば
8 座屈部
9 筒部
10 下孔
11 第1の円柱状プレス部
12 第1の金型
14 第2の金型
15 第2の円柱状プレス部
16 角柱部

Claims (2)

  1. 雌ねじを形成した筒部と、この筒部の一端に連続した座屈可能な角筒部と、この角筒部の先端に形成された外つばを有するポップナットと、このポップナットが取付けられる部材とを備えたポップナット付金具であって、
    前記部材は、下孔の表面側周縁に凹段部を形成する円柱状プレス部と、この円柱状プレス部の先端面に突設されて前記下孔に挿入される角柱部を有する金型を用いてプレスすることにより、前記下孔の周縁部に前記凹段部が形成されかつ前記下孔が前記角柱部の断面形状に相似な角孔に加工されたものであり、
    前記ポップナットは、前記角筒部が前記角孔に回転しないように嵌合するとともに、前記外つばの表面が前記部材の表面と略面一となるように前記凹段部に嵌合し、さらに前記角筒部の座屈部が前記部材の裏面に係止したポップナット付金具。
  2. 雌ねじを形成した筒部と、この筒部の一端に連続した座屈可能な角筒部と、この角筒部の先端に形成された外つばを有するポップナットを取付けるポップナット取付用金具であって、
    下孔の表面側周縁に凹段部を形成する円柱状プレス部と、この円柱状プレス部の先端面に突設されて前記下孔に挿入される角柱部を有する金型を用いてプレスすることにより、前記下孔の周縁部に前記凹段部が形成されかつ前記下孔が前記角柱部の断面形状に相似な角孔に加工されたポップナット取付用金具。
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