JP2007064412A - インサートナット及びインサートナットを使用したワーク締結構造 - Google Patents

インサートナット及びインサートナットを使用したワーク締結構造 Download PDF

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Abstract


【課題】ねじ部材との組合せにより比較的軟質な複数のワークの締結を可能にするインサートナットを得る。
【解決手段】軸部3とこれより大きい頭部2とからなり、軸部3の先端には雌ねじ形成用下穴部11を形成し、これから頭部2にかけて雌ねじ形成用下穴部11の径より大径の中空穴部12を設け、雌ねじ形成用下穴部11と中空穴部12とから段付き中空穴10を形成したインサートナット1であって、雌ねじ形成用下穴部11に雌ねじを形成しながらねじ部材20を螺入して中空穴部12をかしめるインサートナットであるので、作業効率が向上する。また、かしめ部は常時頭部側へ引き上げられた状態なので、時間が経過しても締結が緩むこともない。しかも、ねじ部材で雌ねじを形成しているので、あらかじめ雌ねじを形成する必要がない。
【選択図】図1

Description

本発明は、ねじ部材とこれに螺合されるナットとで複数の板状のワークを締結するための締結部品及び締結構造であって、特に、一方向からの締結作業を可能にしたインサートナット及びこのインサートナットを使用したワーク締結構造に関する。
一般に、複数のワークを締結する場合、ねじ部材をワークに直接螺合して締結したり、ワークに貫通穴をあけ、この貫通穴にねじ部材を挿入し、他方からねじ部材の脚部にナット部材を螺合させてねじ部材とナット部材でワークを挟み締結している。これらの締結作業において、ねじ部材を一方のワークに螺入し、他方のワークを固定する作業では、ねじ部材が螺合されるワークは雌ねじを形成する必要性から所定の締結強度を有しなければならず、そのため、ねじ部材を螺合するのに十分な一定以上の厚みを必要としており、ワークが薄いと雌ねじがつぶれ、ねじ部材での締結が不十分となり、締結強度が不足している。
また、ねじ部材とナット部材とで互いのワークを挟んで締結する場合は、これらワークの両側から作業する必要があり、そのため、両側に所定の空間がないとねじ部材とナット部材とによる締結作業ができないという問題が生じている。特に最近では、製品が小型化しており、これに使用される部品も薄くなり、これらの締結作業も複雑になっているのが現状である。
このような現状に鑑みて最近多く使用されつつある締結作業に例えば、特開平4−15309号に示されるブラインドナットによる固定構造がある。これは主に、自動二輪車のフレームに部品をねじ止めする際に使用されており、このブラインドナットは板状部材の裏面にナット部材を固定しているものであるが、この固定方法には溶接のほか、外部から固定作業ができるかしめ固定のものがある。このような固定構造を改良したものが図10及び図11に示されている。これは、ブラインドナットに関するもので、頭部102を有する筒状の雌ねじ体で、その首部に内径を削った薄肉部112が形成されたブラインドナット素材101が用いられ、このブラインドナット素材101を板状部材105の下穴106に挿入し、頭部裏面を板状部材105の表面に圧着しながら、雌ねじ111に螺合したねじ工具(図示せず)を用いて雌ねじ111の部分を頭部方向へ引き上げることにより、上記薄肉部112が外方へ二つ折りに膨出してかしめ部113が形成され、このかしめ部113と頭部102との間に板状部材105を挟圧して固定するようにしたブラインドナットである。そして、前記板状部材105の下穴106が外面へ拡がる皿穴に形成され、一方、ブラインドナット素材101の頭部裏面に、内周付け根部分を埋める少なくとも一つの膨出部125が形成され、その膨出部125は、皿穴の傾斜面に一致する大きさの頂部を中心にして、両側周方向に向かって膨出量が次第に縮小する山形に設定された構成となったものである。
特開平4−15309号公報
しかしながら、このようなブラインドナットは、あらかじめ形成された雌ねじにねじ工具を螺合してこの雌ねじの部分を頭部側へ引き上げてかしめ部を形成してから、ワークをこれに固定する際にねじを螺合するようにしたものであり、このブラインドナットでは複数のワークを互いに挟み固定することはできず、例え、このブラインドナットでワークを挟み固定できたとしても、時間が経過してかしめ部が僅かでも元に戻ると、互いのワークの間には隙間が生じて固定が緩むことがある。また、このブラインドトナットは雌ねじをあらかじめ形成していることからその製造工数が多くかかり、高価になっている。更に、ねじをブラインドナットに螺入した場合の連れ回りを防止するためにこのブラインドナットの頭部裏面の内周付け根部分に膨出部を設けてワークの皿穴を挟むようになっているから、ワークの下穴には必ず皿穴を形成する必要が生じている。しかも、このように頭部裏面の付け根部分に膨出部を形成する必要からこれを圧造加工により製造する場合に使用する金型も複雑になる等の課題を有している。
本発明の第1の目的は、このような課題を解消するとともにねじ部材との組合せにより比較的軟質な複数のワークの締結を可能にするインサートナットを得ることであり、本発明の第2の目的は、簡単な構成で互いのワークを迅速に固定するとともに裏面に空間がほとんど無くても一方側から全ての締結作業を可能にしたインサートナットを使用したワーク締結構造を得ることである。
本発明の第1の目的は、軸部3とこの軸部3より外周形状の大きい頭部2とからなり、この軸部3の先端には雌ねじ形成用下穴部11を形成し、この雌ねじ形成用下穴部11から頭部2にかけて雌ねじ形成用下穴部11の径より大径の中空穴部12を設け、これら雌ねじ形成用下穴部11と中空穴部12とから段付き中空穴10を形成したインサートナット1であって、中空穴部12の頭部側からねじ部材20を挿入し、前記雌ねじ形成用下穴部11に雌ねじを形成しながらねじ部材20を螺入してねじ部材20の座面24が頭部2の頂面に接することで前記中空穴部12を圧縮してかしめるようにしたインサートナットを提供することで達成される。
また、この構成に加えて、頭部はその外周が矩形あるいは楕円形状であって、これをワーク5の係合穴7に係合させ、ねじ部材20を雌ねじ形成用下穴部11に螺入する時に連れ回りしないようにしたインサートナットとすることで、ワークとインサートナットとの間の空転作用が解消されることになり、強固にワークを締結できる。
更に、これら構成に加えて、軸部はその中空穴部12のかしめ位置に軸方向に沿う薄肉条を周方向に等間隔をおいて複数有しているインサートナットであるので、かしめによる膨出が均等になる。
また、本発明の第2の目的は、互いに締結される複数の板状のワーク5にインサートナット1の軸部3を挿入可能な挿入穴6を形成し、このインサートナット1の頭部2が位置するワーク5にこの頭部2が係合可能に嵌る係合穴7を形成し、一方、前記インサートナット1は締結されるワーク5の表面と裏面との間隔(T)より長く前記軸部3とこれより外周形状の大きい頭部2とからなり、この軸部3の先端には雌ねじ形成用下穴部11が形成され、この雌ねじ形成用下穴部11から頭部2にかけて雌ねじ形成用下穴部11の径より大径の中空穴部12を設け、これら雌ねじ形成用下穴部11と中空穴部12とから段付き中空穴10を形成した形状とし、このインサートナット1の頭部側からねじ部材20を挿入し、前記雌ねじ形成用下穴部11に雌ねじを形成しながらねじ部材20を螺入してねじ部材20の座面24が頭部2の頂面に接するとともにワーク5の端面において前記中空穴部12が圧縮されてかしめられ、前記複数のワーク5を締結するようにしたインサートナットを使用したワーク締結構造を提供することで達成される。
しかも、この構成に加えて、インサートナットの軸部は少なくとも頭部2がワーク5の係合穴7に嵌った時に中空穴部12の一部と雌ねじ形成用下穴部11とが締結されるワーク5の裏面から突出しているインサートナットを使用したワーク締結構造とすることで、ワークの裏面にかしめ部が確実に形成されることになる。
本発明によれば、従来のように、あらかじめ形成された雌ねじにねじ工具を螺合して雌ねじの部分を頭部側へ引き上げてかしめ部を形成してから、ねじを螺合するようなものでなく、ワークを挟んでねじ部材により直接かしめるようにしたものであるから、作業効率が向上する。また、インサートナットの先端部に雌ねじ形成用下穴が設けられ、これに雌ねじを形成しながらねじ部材を螺入することで、インサートナットの頭部と軸部のかしめ部との間でワークを挟み締結することができ、締結作業コストの低減が図れる。更に、かしめ部はねじ部材で常時頭部側へ引き上げられた状態になるので、時間が経過してもかしめ部は戻ることがなく、締結が緩むこともない。しかも、このようにねじ部材が雌ねじを形成しながら螺入されるので、あらかじめ雌ねじを形成しておく必要がない。その上、圧造加工のみで製造できるので、インサートナットの製造コストが低減でき、安価に提供できる。また、インサートナットの頭部外周形状を矩形あるいは楕円形状に形成し、ワークの表面にこれに対応する形状の係合穴を形成することで、ワークの係合穴に頭部を係合した状態にした後、ねじ部材を螺入すれば、インサートナットはねじ部材とともに廻る所謂、連れ回りによる空転作用が生じず、強固な締結が確実になる。更に、軸部には軸方向に薄肉条が形成されているので、かしめ時にこの薄肉条が裂けようとして外方へ均等に膨出するからバラツキのない所定のかしめ部が常時得られる。その上、ワークに形成された挿入穴にインサートナットを挿入し、インサートナットの中空穴にねじ部材を螺入してワークを頭部とかしめ部との間に挟んで締結しているので、ワークの一方からの作業でよく、ワークの裏面の空間が狭くても十分に確実な締結作業が可能となる等の特有の効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図9に基づき説明する。図1及び図2において、1はインサートナット部材であり、このナット部材1は頭部2とこれより小径の軸部3とから一体に構成されている。この頭部2と軸部3には貫通した段付き中空穴10が形成してあり、この段付き中空穴10は軸部先端側に形成された雌ねじ形成用下穴部11とこれに連続する頭部側には雌ねじ形成用下穴部11より大径の中空穴部12とが形成されて構成されている。この雌ねじ形成用下穴部11の直径はこれに螺入されるねじ部材20の有効径若しくはこの有効径より僅か小径の寸法に設定されており、ねじ部材20の脚部21に形成されている雄ねじ22が雌ねじを形成しながら螺入可能となっている。
このねじ部材20には脚部21の中程まで雄ねじ22が形成してあり、これより頭部側には雄ねじ22の径より大径の無ねじ部23が形成されている。この無ねじ部23は前記インサートナット1の中空穴部12の内径に沿う円柱形状であり、この無ねじ部23と雄ねじ22との境を適宜所定の位置とすることで、図4に示すかしめ部13のかしめ量を設定することができる。即ち、この境をねじ部材20の脚部先端側に形成すれば、かしめ時において無ねじ部23の先端に雌ねじ形成用下穴部11が当接して必然的にかしめ量は少なくなり、反対に前記境を頭部側に形成すればかしめ量を多くすることができ、この無ねじ部23と雄ねじ22との境の位置によりかしめ量を調整することができる。
また、このねじ部材20の無ねじ部23はインサートナット1の中空穴部12に沿う形状となっていることから、螺入時においてねじ部材20はこれに案内され、ねじ部材20が傾斜して螺入されることが回避される。勿論、このねじ部材20は脚部21の全長に渡って雄ねじ22が形成されていても、インサートナット1にかしめ作用を十分に発揮させることができ、しかも、図9に示すように、この無ねじ部23を反対に雄ねじ22の径よりも細くすれば、かしめ時においてインサートナット1の中空穴部12の肉の一部が内方にも膨出するので、これが無ねじ部23と雄ねじ22との間で係合するから、ねじ部材20が緩んで雌ねじから抜け出ることが阻止される構成ともなる。
更に、図1及び図2に示す前記インサートナット1の頭部外側形状はこの実施の形態では、軸部3の直径より大きい四角形状となっているが、これに代えて長方形であってもよい。即ち、この頭部2はこれら以外の多角形状、歯車形状等の矩形形状あるいは楕円形状であってもよく、ワーク5に対して連れ回りして空転作用が生じないようにワーク5と頭部2とが係合可能な形状であれば、その形状を特に限定するものではない。
一方、このインサートナット1で締結される複数の板状のワーク5には、インサートナット1の軸部3を挿入可能な直径の挿入穴6が形成されており、インサートナット1の頭部2が接する側にあるワーク5には前記頭部2の外側形状である四角形状に沿う形状の有底の四角形状の係合穴7が形成されている。尚、前記インサートナット1の頭部外側形状が変更されれば、この係合穴7の形状は必然的に前記インサートナット1の頭部外側形状に沿う形状に変更すればよい。
しかも、このインサートナット1の長さはワーク5の係合穴7に頭部2が嵌った状態において、締結される複数のワーク5の表面と裏面との間隔(T)より長くなっており、特に、軸部3の雌ねじ形成用下穴部11が中空穴部12の一部とともにワーク5の裏面から突出するに十分な寸法になっている。具体的には、そのインサートナット1の長さ(L)は複数のワークの厚み(T)に対してほぼ1.5〜3倍程度となっており、雌ねじ形成用下穴部11は完全にワーク5の裏面から突出する構成となっている。
このようなインサートナット1を用いて複数のワーク5を締結する場合、図1に示すように、ワーク5の表面側に係合穴7を形成したワーク5を上にしてワーク5に形成された挿入穴6にインサートナット1を挿入する。これにより、インサートナット1の頭部2を図2に示すようにこの係合穴7に嵌め、係合させてから図3に示すように、インサートナット1の段付き中空穴10に頭部側からねじ部材20を挿入する。これにより、ねじ部材20の脚部21の雄ねじ22は雌ねじ形成用下穴部11に雌ねじを形成しながら螺入され、図4に示すように、ねじ部材20の頭部の座面24がインサートナット1の頭部頂面に当接し、インサートナット1の軸部3の雌ねじ形成用下穴部11が引き上げられて、軸部3は外方へ膨出することになり、ワーク5の裏面にかしめ部13が形成される。
これにより、ワーク5の裏面にはこのかしめ部13が接し、複数のワーク5はインサートナット1の頭部2とこのかしめ部13とに挟まれて隙間を生じることなく締結される。この時、インサートナット1とこれに螺入されているねじ部材20には互いに摩擦力が働いているので、緩みが生じにくくなっている。
また、図5及び図6は本発明の他の実施の形態を示しており、ワーク5の間に所定の空間を形成するようにしてワーク5を締結するようにしたインサートナット1であり、図5に示すように、インサートナット1の軸部3の外観を大径部3aと小径部3bの二段形状にしたものである。これにより、図6に示すように、下方のワーク5を前記と同様にねじ部材20を螺入して小径部3bをかしめると、このワーク5は大径部3aとかしめ部13との間に挟まれて固定され、上方のワーク5に対して所定間隔をあけて下方のワーク5を吊り下げ状態にすることができるものである。
更に、図7及び図8は本発明によるインサートナット1の他の実施例を示しており、インサートナット1の軸部3のかしめ位置に軸方向に沿い且つ円周方向に等間隔をおいて複数条の縦溝4を形成したものである。これにより、かしめ作業において、軸部3が圧縮された際に中空穴部12の円周方向には引っ張り力が生じると亀裂が入りやすくなり、これにより膨出しやすくなっている。この縦溝4はインサートナット1の軸部3が円筒形状である場合に有効であるが、この軸部3の外周を図示しないが、六角あるいはそれ以上の多角形形状にすれば、軸部3の円筒状の段付き中空穴10との関係で必然的に肉厚の薄い部分が形成され、前記縦溝4に相当する薄肉部分が得られる。このような縦溝4あるいは薄肉部分からなる薄肉条を周方向に等間隔をおいて複数、軸部3に形成することによって外方へ均等に膨出したかしめ部13が得られるようになる。
また、この縦溝4の周囲は軸部外周より膨れているので、これがワーク5の挿入穴6に接することができ、これによりインサートナット1を仮止め状態にすることも可能であり、一方、前記多角形状の角がワーク5の挿入穴6に接する大きさにすることによっても前記と同様にインサートナット1を仮止め状態にすることができる。これにより、作業性が向上する。尚、これら実施の形態において、成形粉を吸着保持する吸着剤をねじ部材20の雄ねじ22に塗布しておけば、雌ねじ形成時に発生する成形粉の飛散も防止でき、電子機器の組立にも使用できる。
本発明の実施の形態を示す断面正面図である。 図1のワークとインサートナットとの係合状態を示す平面図である。 本発明のかしめ開始状態を示す断面正面図である。 本発明のかしめ状態を示す断面正面図である。 本発明の他の実施の形態を示す断面正面図である。 本発明の他の実施の形態におけるかしめ状態を示す断面正面図である。 本発明によるインサートナットの他の実施例を示す要部断面正面図である。 図7のA−A線断面図である。 本発明の他の実施例を示すかしめ状態を示す断面正面図である。 従来例を示す要部断面正面図である。 従来例のかしめ状態を示す断面正面図である。
符号の説明
1 インサートナット
2 頭部
3 軸部
3a 大径部
3b 小径部
4 縦溝
5 ワーク
6 挿入穴
7 係合穴
10 段付き中空穴
11 雌ねじ形成用下穴部
12 中空穴部
13 かしめ部
20 ねじ部材
21 脚部
22 雄ねじ
23 無ねじ部
24 座面

Claims (5)

  1. 軸部(3)とこの軸部より外周形状の大きい頭部(2)とからなり、この軸部の先端には雌ねじ形成用下穴部(11)を形成し、この雌ねじ形成用下穴部から頭部にかけて雌ねじ形成用下穴部の径より大径の中空穴部(12)を設け、これら雌ねじ形成用下穴部と中空穴部とから段付き中空穴(10)を形成したインサートナット(1)であって、中空穴部の頭部側からねじ部材(20)を挿入し、前記雌ねじ形成用下穴部に雌ねじを形成しながらねじ部材を螺入してねじ部材の座面(24)が頭部の頂面に接することで前記中空穴部を圧縮してかしめるようにしたことを特徴とするインサートナット。
  2. 頭部はその外周が矩形あるいは楕円形状であって、これをワーク(5)の係合穴(7)に係合させ、ねじ部材を雌ねじ形成用下穴部に螺入する時に連れ回りしないようにしたことを特徴とする請求項1記載のインサートナット。
  3. 軸部はその中空穴部のかしめ位置に軸方向に沿う薄肉条を周方向に等間隔をおいて複数有していることを特徴とする請求項1又は2記載のインサートナット。
  4. 互いに締結される複数の板状のワーク(5)にインサートナット(1)の軸部(3)を挿入可能な挿入穴(6)を形成し、このインサートナットの頭部(2)が位置するワークにこの頭部が係合可能に嵌る係合穴(7)を形成し、一方、前記インサートナットは締結されるワークの表面と裏面との間隔(T)より長く前記軸部とこれより外周形状の大きい頭部とからなり、この軸部の先端には雌ねじ形成用下穴部(11)が形成され、この雌ねじ形成用下穴部から頭部にかけて雌ねじ形成用下穴部の径より大径の中空穴部(12)を設け、これら雌ねじ形成用下穴部と中空穴部とから段付き中空穴(10)を形成した形状とし、このインサートナットの頭部側からねじ部材(20)を挿入し、前記雌ねじ形成用下穴部に雌ねじを形成しながらねじ部材を螺入してねじ部材の座面(24)が頭部の頂面に接するとともにワークの端面において前記中空穴部が圧縮されてかしめられ、前記複数のワークを締結するようにしたことを特徴とするインサートナットを使用したワーク締結構造。
  5. インサートナットの軸部は少なくとも頭部がワークの係合穴に嵌った時に中空穴部の一部と雌ねじ形成用下穴部とが締結されるワークの裏面から突出していることを特徴とする請求項4記載のインサートナットを使用したワーク締結構造。
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