JP3138712U - タッピンボルト - Google Patents

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田 聖 隆 岩
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Abstract

【課題】自己で刻設する雌ねじに対し締付けねじ部が小さいトルクで強固に締込むことができるタッピンボルトを提供する。
【解決手段】先端部1a側に形成され被締結部材3を貫通して締結対象部材2にねじ山を刻設するための雌ねじ成形部5と、頭部6側に形成され締結対象部材2に締付けるための締付けねじ部7とを有するタッピンボルトであって、雌ねじ成形部5を構成するねじ山は所定の規格に従うねじ山角度を有し、締付けねじ部7のねじ山角度は雌ねじ成形部5のねじ山角度より小さく形成したことにある。
【選択図】図1

Description

本考案は締結対象部材に対し自己で雌ねじを刻設して被締結部材を締着するタッピンボルトに関する。
従来から図5に例示するように、先端部側に被締結部材を貫通して締付け対象部材に雌ねじを刻設する雌ねじ成形部aと、頭部側に前記締付け対象部材に締付けるための締付けねじ部bとを有する構造とされ、被締結部材を貫通して締結対象部材に雌ねじcを刻設しながら螺進させ、締付けねじ部bのねじ山dが前記刻設された雌ねじcに螺着することで締結対象部材に被締結部材を固定するようになされたタッピンボルト(タッピンねじ)が知られている(特許文献1、2)。
しかして従来のタッピンボルトでは、雌ねじ成形部aにより形成された雌ねじcに締付けねじ部bが螺挿されて締結状態とするとき、刻設された雌ねじに締付けねじ部bが図6に拡大示するように全面接触した状態でねじ込まれるので大きな摩擦が発生し、時によっては刻設された雌ねじcのねじ山を破損させたり、ねじ込みに要するトルクが増大して締付けトルクの管理が難しいという問題がある。
また上記のように締付けねじ部bのねじ山dが雌ねじ成形部aにより先行形成された雌ねじcに大きなトルクで無理に螺挿されると雌ねじcのねじ山が崩れてボルトとしての締結強度が得られなくなる。
一方、仮に締付けねじ部bのねじ山の高さ(ねじ部外径)を、刻設された雌ねじの谷径より小さくしてねじ山同士の干渉を避けるようにすると、締付けねじ部bのねじ山の根元部分の厚み(ねじの有効長)が少くなるのでねじ山が潰れやすくなるという問題をもたらす。
特公昭48−13900号公報 実開平4−133013号公報
本考案は、タッピンボルトの雌ねじ成形部により形成される雌ねじにタッピンボルトの頭部側の締付けねじ部が螺合して締結力を発生させるとき、すでに刻設された雌ねじのねじ山を破損させたり、締付けトルクの増大を招くことがなく、それでいて必要にして十分な締結力を得ることができるタッピンボルトを提供することにある。
上記課題を解決する手段として本考案は、先端部側に被締結部材を貫通して締結対象部材にねじ山を刻設するためのねじ山を有する雌ねじ成形部を有し、頭部側に前記締結対象部材に締付けるための締付けねじ部を有するタッピンボルトであって、前記雌ねじ成形部を構成するねじ山は所定の規格に従うねじ山角度とし、前記締付けねじ部のねじ山角度は前記雌ねじ成形部のねじ山の角度より小さく形成したことにある。
前記締付けねじ部の外径および/または該部のねじのピッチは前記雌ねじ成形部のねじ山と等しく形成することが好ましい。
前記締付けねじ部のねじ山角は、雌ねじ成形部のねじ山角よりマイナス2°〜6°の範囲とすることが好ましい。
また前記雌ねじ成形部のねじ山角が規格に従う60°であるとき、締付けねじ部のねじ山角は54°〜58°の範囲とされる。
前記頭部は使用対象によって適宜選択することができるが、ボルトとして使用するものの場合は六角形状とすることが好ましい。
本考案によれば、自己のねじ込み動作によって刻設される雌ねじのねじ山角に対し、後続してねじ込まれる締付けねじ部のねじ山角を小さく形成したことにより、このねじ山の先端は雌ねじ成形部で形成された雌ねじの谷部に接触することはあってもねじ山の側面全域が接触することなく締込まれ、これによりねじ山同士の螺合に無理な力を掛ることがなく、ねじ山を破損させることを回避しつつ十分な締結力を得ることができる。
これによりタッピンボルトの締着時における締付けトルクの管理も容易となり、作業能率の向上にも寄与することができる。
図1は本考案によるタッピンボルト1により締結対象部材2に被締結部材3を固着した状態の一実施形態の断面図を示しており、このタッピンボルト1の基本構成は、従来と同様に先端部1a側に被締結部材3を貫通して締結対象部材2に雌ねじ4を刻設するための雌ねじ成形部5を有し、頭部6側に締結対象部材2に刻設された前記の雌ねじ4に螺挿される締付けねじ部7を有する構成となっている。
本考案においては、前記締付けねじ部7を構成するねじ山8は図2に拡大断面を示すように所定の規格に従うねじ山角(例えば60°)より角度αだけ小さい角度に形成されていることを特徴としている。
上記締付けねじ部7の外径および/またはピッチは前記雌ねじ成形部5のねじ山と等しく形成されている。
また締付けねじ部7のねじ山角は雌ねじ成形部5のねじ山角よりマイナス2°〜6°の範囲とされる。この角度がマイナス2°より大きいと締付けねじ部7のねじ山8と、刻設された雌ねじ4のねじ山9との接触面積が大きくなって、従来と同様にねじ山の損傷を招くと同時に締付けるためのトルクが大きくなり、締付けるためにトルクを有効に作用させることができなくなる。
またマイナス6°より大きくすると、ねじ山強度が不十分となるとともに、既に刻設された雌ねじ4との接触面積が小さくなりすぎるおそれがあって十分な締結力が得られなくなる。
したがって雌ねじ成形部5のねじ山角が規定に従う60°であるとき、締付けねじ部7のねじ山角は53°〜54°とすることが最も好ましい。
かくすれば、所定の締込み治具を用いて所定値の締込みトルクTを発生させる場合において、図4に締込みトルクTと締付けに寄与する力Fとの関係をグラフ化して示すように、従来品であると締込みトルクを加えた場合に締付けねじ部aを雌ねじ成形部bにより刻設された雌ねじに螺合させる部分Tに大きく消費されてしまい、締付けに寄与する力Fはきわめて小さくなるのに対し、本願のタッピンボルト1では、当初の締付けねじ部7を雌ねじ4に螺合させる部分Tのトルクは少なくてすみ、以後締付けに寄与する力Fを大きくすることができ、トルクを有効に作用させることができる。
本考案によるタッピンボルトの一実施形態を示し、その使用例を示す断面図。 本考案によるタッピンボルトにより刻設された雌ねじと締付けねじ部との螺合状態を示す部分拡大断面図。 同、締付けねじ部の一つのねじ山を示す断面図。 本考案品と従来品との締付け力と締付けトルクとの関係を示すグラフ。 従来のタッピンボルトの説明図。 従来のタッピンボルトにより刻設された雌ねじと締付けねじ部との螺合状態を示す部分拡大断面図。
符号の説明
1 本考案によるタッピンボルト
2 締結対象部材
3 被締結部材
4 雌ねじ
5 雌ねじ成形部
6 頭部
7 締付けねじ部
8 締付けねじ部のねじ山
9 雌ねじのねじ山

Claims (6)

  1. 先端部側に形成され被締結部材を貫通して締結対象部材にねじ山を刻設するためのねじ山を有する雌ねじ成形部と、頭部側に形成され前記締結対象部材に締付けるための締付けねじ部とを有するタッピンボルトであって、前記雌ねじ成形部を構成するねじ山は所定の規格に従うねじ山角度を有し、前記締付けねじ部のねじ山角度は前記雌ねじ成形部のねじ山の角度より小さく形成されていることを特徴とするタッピンボルト。
  2. 前記締付けねじ部の外径は前記雌ねじ成形部のねじ山と等しく形成されている請求項1記載のタッピンボルト。
  3. 前記締付けねじ部のねじのピッチは前記雌ねじ成形部のねじ山と等しく形成されている請求項1または2記載のタッピンボルト。
  4. 前記締付けねじ部のねじ山角度が雌ねじ成形部のねじ山角度よりマイナス2°〜6°の範囲とされている請求項1〜3のいずれか1項記載のタッピンボルト。
  5. 前記雌ねじ成形部のねじ山角度が規格に従う60°であるとき、締付けねじ部のねじ山角度が53°〜58°の範囲とされている請求項1〜3のいずれか1項記載のタッピンボルト。
  6. 前記頭部は多角形状を有している請求項1〜5のいずれか1項記載のタッピンボルト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102242755A (zh) * 2010-05-14 2011-11-16 富瑞精密组件(昆山)有限公司 螺纹连接结构
TWI506208B (zh) * 2010-05-21 2015-11-01 Foxconn Tech Co Ltd 螺紋連接結構

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