JP3106924B2 - 表面波共振子 - Google Patents

表面波共振子

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JP3106924B2 JP07223229A JP22322995A JP3106924B2 JP 3106924 B2 JP3106924 B2 JP 3106924B2 JP 07223229 A JP07223229 A JP 07223229A JP 22322995 A JP22322995 A JP 22322995A JP 3106924 B2 JP3106924 B2 JP 3106924B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BGS波やラブ波
のようなSHタイプの表面波を利用した端面反射型の表
面波共振子に関し、特に、複数の共振ユニットが1つの
素子に構成された端面反射型の表面波共振子に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機やビデオテープレコ
ーダーの映像中間周波段では、隣接するチャンネルとの
障害を防止するために、隣接チャンネル映像信号周波数
fap(ヨーロッパのPAL方式では31.9MHz)
及び隣接チャンネル音声信号周波数fas(ヨーロッパ
のPAL方式では40.4MHz)において信号を十分
に減衰させることが必要である。図1は、上記映像中間
周波段の減衰量−周波数特性を示す図であり、上記隣接
チャンネル映像信号周波数fap及び隣接チャンネル音
声信号周波数fasにおいて、図示のように大きな減衰
量を確保されている。
【0003】上記のように、隣接チャンネル映像信号周
波数fap及び隣接チャンネル音声信号周波数fasに
おいて大きな減衰量を確保するために、従来、隣接チャ
ンネル映像信号周波数fapにおいて大きな減衰量を有
するトラップと、隣接チャンネル音声信号周波数fas
において大きな減衰量を有するトラップとの2個のトラ
ップが用いられている。それぞれのトラップは、LC共
振回路や圧電共振子等により構成されていた。
【0004】また、このような用途に用いられる圧電共
振子として、BGS波のようなSHタイプの表面波を利
用した圧電共振子が注目されている。図2は、BGS波
を利用した端面反射型の表面波共振子の一例を示す。
【0005】端面反射型表面波共振子1は、平面形状が
四角形の圧電基板2を用いて構成されている。圧電基板
2は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛系圧電セラミック
スやLiNbO3 圧電単結晶、LiTaO3 圧電単結晶
などの圧電材料により構成されており、圧電セラミック
スの場合には図示の矢印P方向に分極処理されている。
圧電基板2の上面2aには、一組のくし歯電極3,4が
形成されており、それによってインターデジタルトラン
スデューサ(以下、IDTと略す。)が構成されてい
る。くし歯電極3,4は、それぞれ、複数本の電極指3
a〜3c及び4a〜4cを有する。
【0006】端面反射型表面波共振子1では、くし歯電
極3,4から交流電圧を印加することにより、BGS波
が励起され,該BGS波は図示の矢印X方向に伝播され
る。このBGS波は圧電基板2の端面2b,2c間で反
射される。
【0007】端面反射型表面波共振子1では、IDTで
決定される周波数と端面間の寸法で決定される周波数を
一致させることにより、有効な共振特性を得る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記端
面反射型表面波共振子も、LC共振回路や他の形式の圧
電共振子と同様に、単一の共振特性を有するものに過ぎ
なかった。従って、隣接チャンネル映像信号周波数fa
p及び隣接チャンネル音声信号周波数fasの2つの周
波数位置においてトラップ特性を実現するには、2個の
表面波共振子を用意し、接続しなければならかった。
【0009】他方、レイリー波を利用した弾性表面波共
振子においては、単一の共振子において2個の共振特性
を有するものが示されている(例えば、国際電気技報N
o.16、第1頁〜第7頁,1992)。すなわち、レ
イリー波を利用した表面波共振子フィルタにおいて、0
次縦モード(基本モード)と2次縦モードとを利用した
二重モード共振子が知られており、ここでは、2個の共
振特性が得られる。しかしながら、上記二重モード共振
子では、2個の共振特性を得るためには、2つ以上のI
DTと反射器が必要であった。また、上記二重モード共
振子では、その共振特性が反射器の反射係数−周波数特
性で決定されるが、反射係数の大きい周波数領域が狭い
ために、良好な共振特性が得られる範囲では、2個の共
振点の差が約1MHzと非常に小さく、図1に示したよ
うな特性を有する周波数が大きく離れた2つのトラップ
共振子を該二重モード共振子のみで構成することはでき
なかった。
【0010】そこで、上述したBGS波を利用した端面
反射型表面波共振子において、圧電基板上に2個のID
Tを形成し、2個の共振ユニットを構成すれば、2個の
共振特性を得ることができるとも考えられる。しかしな
がら、BGS波のようなSHタイプの表面波を利用した
端面反射型表面波共振子では、IDTの波長λと、圧電
基板の表面波が反射される対向2端面の間の距離Lとの
間には、図3に略図的に示すように、L=(λ/2)×
n(ただし、nは整数)の関係がある。fapとfas
の周波数差が大きいため、それぞれのλが大きく異な
る。例えば、PZT基板の音速を2400m/sとした
とき、PALの場合fap用のλap=75.2μm、
fas用のλas=59.4μmであり、従って、隣接
チャンネル映像信号周波数fapに共振点を有する共振
ユニットと、隣接チャンネル音声信号周波数fasに共
振点を有する共振ユニットとでは、上記対向2端面間の
距離Lの値が異なることになる。すなわち、SHタイプ
の表面波を利用した端面反射型表面波共振子では、同一
基板上に、共振周波数の異なる2個の共振ユニットを形
成することが非常に困難であると考えられていた。
【0011】本発明の目的は、共振周波数が異なる2個
の共振ユニットが1つの素子として構成されている、S
Hタイプの表面波を利用した端面反射型の表面波共振子
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧電基板の対
向2端面間でSHタイプの表面波を反射させる端面反射
型表面波共振子であって、前記対向2端面を有する圧電
基板と、前記圧電基板上に形成されており、かつ交叉幅
重み付けもしくは電極間引き法により重み付けが施され
たIDTとを備え、重み付けが施された前記IDTの周
波数特性が2山のメインローブを有し、同じ電極指対数
あるいは同じ基板端面間寸法により決定される電極指対
数を有する仮想の正規型のIDTの周波数特性のメイン
ローブの両側の減衰極の周波数位置に、前記2山のメイ
ンローブのピークがそれぞれほぼ一致するように前記重
み付けが施されており、前記重み付けによって仮想の正
規型のIDTの減衰極において2つの共振特性が得られ
るように構成されている表面波共振子である。
【0013】すなわち、本発明の表面波共振子では、I
DTに重み付けを施すことにより、従来の正規型IDT
では抑圧されていたメインローブの両側2つの減衰極を
利用して、単一の素子でありながら2つの共振特性が実
現されている。なお、本書においては、表面波共振子の
励振強度の最大点を基準とし、この基準点に対する励振
強度の減衰量が10dB以下の周波数領域をメインロー
ブと称し、減衰量が10dBより大きい周波数領域をサ
ブローブと称するものとする。さらに、上記SHタイプ
の表面波とは、BGS波の他、ラブ波のように、変位が
表面波伝搬方向と垂直な方向の成分を有する表面波を広
く含むものとする。
【0014】また、本発明の表面波共振子は、好ましく
は、テレビジョン受像機やビデオテープレコーダーの映
像中間周波段のトラップ回路を構成するために用いられ
る。すなわち、2つの共振特性のうち1つを隣接チャン
ネル映像信号周波数(fap)に、それより周波数の高
い他の共振特性を隣接チャンネル音声信号周波数(fa
s)とするように、上記各減衰極の位置を設定すること
より、隣接チャンネル映像信号周波数及び隣接チャンネ
ル音声信号周波数にトラップを有するトラップ回路を単
一の素子で構成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、BG
S波を利用した端面反射型の表面波共振子について説明
する。前述したように、本発明による表面波共振子は、
正規型のIDTの減衰極の周波数位置において2つのメ
インローブのピークが位置するような周波数特性が得ら
れるように構成されている。そこで、本発明の好ましい
実施形態として、テレビジョン映像機などの映像中間周
波段のトラップ回路を構成する素子として用いられる表
面波共振子を例に説明する。この場合、表面波共振子が
有する2つの共振特性は、隣接チャンネル映像信号周波
数fapと隣接チャンネル音声信号周波数fasとに対
応するように設定される。このような表面波共振子は、
まずIDTの電極指対数Nを決定した後、fap,fa
sに相当する周波数位置においてメインローブのピーク
が位置するようにN対の電極指を有するIDTに対して
重み付けを施すことにより得られる。以下、この手順を
詳細に説明する。
【0016】(1)IDTの電極指の対数Nの決定 まず、BGS波を利用した端面反射型表面波共振子にお
ける正規型IDTの共振周波数特性について説明する。
図4は、正規型IDTの共振周波数スペクトラムを示し
ている。このようなIDTの共振周波数スペクトラム
は、例えば昭和51年5月発行日本音響学会講演論文集
第351頁〜第352頁に記載されており、従来より知
られている。なお、図4における横軸は周波数を示し、
横軸上2N,2N−1などは、2N次モード、2N−1
次モードの共振点の位置を示し、また縦軸はメインロー
ブのピークを0dBとしたときの相対的な減衰量を示
す。
【0017】図4から明らかなように、正規型のIDT
を用いた場合、2N次(Nは整数)の共振モードは、N
対の電極指対数を有するIDTを圧電基板表面に形成す
ることにより励振することができる。また、他の高次モ
ードのうち、奇数のモード、すなわち2N−1次、2N
−3次、2N+1次及び2N+3次などのモードは電極
の対称性により励振されない。また、偶数のモードにつ
いては、図4から明らかなように、その共振周波数がN
対の対数を有するIDTの周波数特性の減衰極と一致す
るため、励振されない。すなわち、2N−2次、2N−
4次、2N+2次、2N+4次などの偶数モードはやは
り励振されない。従って、例えば図2に示したような正
規型のIDTを形成してなる端面反射型表面波共振子で
は、2N次のモードのみが励振され、スプリアスの少な
い共振子を構成することができる。もっとも、前述した
ように、図2に示した表面波共振子では、単一の共振特
性しか得られない。
【0018】そこで、本発明では、まず図4に示す従来
の正規型のIDTのメインローブの減衰極2N−2,2
N+2がfap及びfasに一致するように電極指の対
数Nを決定する。すなわち、正規型のIDTのメインロ
ーブのピークの2N次モードの周波数位置f0 をfap
とfasの中間周波数としたとき、対数Nは、2・f 0
/N≒fas−fapの式から求められる。例えば、f
ap=31.9MHz、fas=40.4MHzのヨー
ロッパ向けVIF(映像中間周波)回路の場合、正規型
のIDTのメインローブの一方の減衰極2N+2の周波
数f2 をfasに、また他方の減衰極2N−2の周波数
1 をfapに一致させると、メインローブのピークの
中心周波数f0 は、f0 =(31.9+40.4)/2
=36.15MHzとなる。そして、電極指の対数N
は、N=2×36.15/(40.4−31.9)≒
8.5対となる。そして、電極指の対数Nが決定される
と、表面波共振子の圧電基板の基板端面間距離が決定さ
れる。
【0019】(2)IDTの重み付け 図5は、上記の方法により得られたN対の電極指を有す
る正規型のIDTの周波数スペクトラムB及び以下に説
明する重み付けにより得られたIDTの周波数スペクト
ラムAを示す特性図である。点線Bで示すように、上記
の方法によって、正規型IDTのメインローブの一方の
減衰極に相当する周波数はfap(=31.9MHz)
に一致しており、他方の減衰極はfas(=40.40
MHz)に一致している。そして、従来の正規型のID
Tでは、fap,fasのいずれの周波数位置において
も励振されない。
【0020】そこで、IDTに重み付けを施すことによ
り、2つのメインローブを有する周波数スペクトラムA
が得られる。重み付けされたIDTの周波数スペクトラ
ムAは、正規型IDTの減衰極(2N−2次及び2N+
2次のモードの周波数)においてメインローブのピーク
が各々位置しており、各々の周波数において励振されて
いることが後述の図7よりわかる。また、2N次のモー
ドの共振点において減衰量が大きくなっており、このモ
ードに対応する周波数に対しては励振されないことがわ
かる。
【0021】すなわち、このような重み付けが施された
IDTは、正規型のIDTのメインローブの2つの減衰
極に対応する周波数位置(fap,fas)において各
々励振される2つの共振特性を得ている。
【0022】ここで、上記の実線Aで示す周波数スペク
トラムを示すIDTの重み付けの一例を図6に示す。図
6に示す端面反射型表面波共振子11は、圧電基板12
上に形成された一対のくし歯電極13,14を有する。
このくし歯電極13,14により1個のIDTが構成さ
れている。そして、このIDTの電極は、8.5対の電
極指対を有し、交叉幅重み付けされている。この重み付
けの程度は、前述した実線Aで示す周波数スペクトラム
を示すように選択されている。
【0023】しかしながら、図5の実線Aで示す周波数
スペクトラムを実現するための重み付けの態様は、図6
に示されているものには限定されない。すなわち、実線
Aで示す周波数スペクトラムは、図6に示したくし歯電
極13,14以外の形態でも形成することができ、ある
いは間引き電極法により重み付けすることも可能であ
る。このような重み付け法は、従来より周知であり、例
えば柴山乾夫監修「弾性表面波工学」(社団法人電子情
報通信学会)66〜68頁に記載されている。
【0024】なお、図6に示した端面反射型表面波共振
子11は、IDTが上記のように重み付けされているこ
とを除いては、図2に示した端面反射型表面波共振子1
と同様に構成されているため、相当の部分については、
図2を参照して行った説明を援用することにより省略す
る。
【0025】上記のような手順により交叉幅重み付けの
施されたIDTを用いた上記端面反射型表面波共振子1
1のインピーダンス−周波数特性を図7に示す。図7か
ら明らかなように、この端面反射型表面波共振子では、
FR1、FR2で示す2個の共振特性が得られている。
そのうち、FR1が正規型IDTの2N−2次のモード
に相当する周波数位置における交叉幅重み付けIDTの
一方のメインローブのピークに対応する共振点であり、
FR2が正規型IDTの2N+2次のモードに相当する
周波数位置における交叉幅重み付けIDTの他方のメイ
ンローブのピークに対応する共振点である。このような
2個の共振点を利用することにより、2個のトラップを
構成することができる。
【0026】図8は、上記の端面反射型表面波共振子1
1をトラップ回路に用いた場合の減衰量−周波数特性を
示す特性図である。また、図9は、図8に示す特性を測
定するために用いた測定回路の図である。なお、図9に
おいて、20は交流電源、21は電圧計を示す。また2
2,25は測定系の特性インピーダンスを示す抵抗であ
り、23,24は、それぞれ表面波共振子11に印加さ
れる電圧や出力電圧を調整するための抵抗である。さら
に、出力側の抵抗28あるいは入力側の抵抗29は、イ
ンピーダンスマッチングのために設けられている。
【0027】図8から明らかなように、映像中間周波段
の隣接チャンネル映像信号周波数に対応するFR1と、
隣接チャンネル音声信号周波数に対応するFR2におい
て減衰量が大きく、トラップが構成されていることがわ
かる。
【0028】なお、上記実施形態においては、2つのメ
インローブのピークを正規型IDTのメインローブの減
衰極の2N+2次及び2N−2次モードに対応する位置
に一致させる例について説明したが、この2山のメイン
ローブのピークを、正規型IDTのさらに高次の偶数モ
ード、例えば2N+4次等、あるいは2N−4次等のモ
ードに対応するように重み付けを行ってもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明では、IDTに重
み付けを施すことにより、2山のメインローブにより2
つの共振特性を単一の素子で実現することができる。従
って、例えば映像中間周波段におけるトラップ回路のよ
うに、2つの共振特性が必要な用途に最適な表面波共振
子を提供することが可能となる。さらに、2つの共振特
性を単一の素子で実現し得るため、本発明の端面反射型
表面波共振子を用いることにより、トラップ回路などを
構成するための回路構成の単純化及び煩雑な接続作業を
省略することができ、かつトラップ回路などを構成する
ためのスペースを効果的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テレビジョン受像機の映像中間周波段の減衰量
−周波数特性を示す図。
【図2】従来のBGS波を利用した端面反射型表面波共
振子を示す斜視図。
【図3】端面反射型表面波共振子の断面図。
【図4】正規型IDTの周波数スペクトラムを示す図。
【図5】重み付けが施されたIDT及び正規型IDTの
周波数スペクトラムを示す図。
【図6】本発明の実施形態における端面反射型表面波共
振子の平面構造図。
【図7】図6に示す端面反射型表面波共振子のインピー
ダンス−周波数特性を示す図。
【図8】図6に示す端面反射型表面波共振子を用いて構
成されるトラップフィルタの減衰量−周波数特性を示す
図。
【図9】図8に示すトラップフィルタの減衰特性を測定
するための測定回路の回路図。
【符号の説明】
11…端面反射型表面波共振子 12…圧電基板 13,14…IDTを構成するくし歯電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 9/145 H03H 9/25

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板の対向2端面間でSHタイプの
    表面波を反射させる端面反射型表面波共振子であって、 対向2端面を有する圧電基板と、 前記圧電基板上に形成されており、かつ交叉幅重み付け
    もしくは電極間引き法により重み付けが施されたインタ
    ーデジタルトランスデューサとを備え、 重み付けが施された前記インターデジタルトランスデュ
    ーサの周波数特性が2山のメインローブを有し、同じ電
    極指対数あるいは同じ基板端面間寸法により決定される
    電極指対数を有する仮想の正規型のインターデジタルト
    ランスデューサの周波数特性のメインローブの両側の減
    衰極の周波数位置に、前記2山のメインローブのピーク
    がそれぞれほぼ一致するように前記重み付けが施されて
    おり、前記重み付けによって仮想の正規型のインターデ
    ジタルトランスデューサの減衰極において2つの共振特
    性が得られるように構成されている、表面波共振子。
  2. 【請求項2】 前記表面波共振子が、テレビジョン受像
    機の映像中間周波段のトラップ回路を構成するための共
    振子であり、 一方の共振特性が隣接チャンネル映像信号周波数、それ
    より高い他方の共振特性が隣接チャンネル音声信号周波
    数に対応されている、請求項1に記載の表面波共振子。
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