JPH0767060B2 - 単一モード2端子対弾性表面波共振子および弾性表面波フィルタ - Google Patents

単一モード2端子対弾性表面波共振子および弾性表面波フィルタ

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JPH0767060B2
JPH0767060B2 JP1257046A JP25704689A JPH0767060B2 JP H0767060 B2 JPH0767060 B2 JP H0767060B2 JP 1257046 A JP1257046 A JP 1257046A JP 25704689 A JP25704689 A JP 25704689A JP H0767060 B2 JPH0767060 B2 JP H0767060B2
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正 神田
宏二 浅野
洋 清水
勇次 鈴木
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清水 郁子
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野) 本発明は、弾性表面波共振子に関し、特にエネルギー閉
じ込め型2端子対弾性表面波共振子および弾性表面波フ
ィルタに関するものである。
(従来技術とその問題点) エネルギー閉じ込め型2端子対弾性表面波共振子は、通
常第1図(a)に示すように弾性表面波を伝搬せしめる
圧電基板1の表面の弾性表面波伝搬路上に電気信号を弾
性表面波に変換する2つのすだれ状変換器(Interdigit
al Transducer;以下IDTと略記する)すなわち、IDT(2
A)とIDT(2B)が直列に配設され、その両側を前記IDT
(2A)から励振される弾性表面波を反射するための周期
的構造をもつグレーティング(格子状)反射器3が配置
された構成を有している。入力端子4と接地端子Eおよ
び出力端子5と接地端子E′とで2端子対を構成する。
第1図及び以降の図でグレーティング反射器3の中間電
極の図示は省略した。また、IDT(2A),(2B)の電極
対数は任意に設けられるが、第1図(a)の場合はそれ
ぞれ2対で代表させて示してあり、第1図以降の図面に
おいても電極対数は特定したものではなく代表例で示
す。
圧電基板1の材料は、通常、タンタル酸リチウム(Li T
aO3),ニオブ酸リチウム(LiNbO3),水晶等の圧電単
結晶基板が用いられ、IDT(2A),(2B)およびグレー
ティング反射器3の電極材料にはアルミニウム(Al)や
金(Au)等が用いられる。また、第2図以降では圧電基
板1の図示は省略する。
第1図(a)に示した従来の電極構成の2端子対弾性表
面波共振子に於いて、IDT(2A)及び(2B)が弾性表面
波伝搬路上(矢印で図示)に直列に配置されているた
め、IDT(2A)によって励振された表面波は反射器3を
介さずに直接IDT(2B)により受信されることになり、
いわゆるトランスバーサルフィルタの特性を呈し共振子
の通過特性に重畳される。このような共振子でフィルタ
を構成した場合、IDT(2A)とIDT(2B)が表面波の伝搬
路上に直列にあるために生ずるIDT同志の結合は帯域外
減衰量を劣化させる原因となる。
第1図(b)は、第1図(a)の電極構成を有する共振
子の縦方向振動モードのエネルギ分布を示すものであ
り、6は基本(0次)縦モード(対称モード(S0))の
振動の変位分布を示し、7は非調和1次縦モード(反対
称モード(a0))の振動の変位分布を示す。第1図
(a)と(b)において、共振子の容量比γ(共振周波
数と***振周波数の差の逆数に比例する値)の小さくす
れば、フィルタを構成した場合、通過帯域幅を広くでき
ることが知られている。共振子の容量比γを小さくする
ためにIDT(2A)と(2B)と電極対数を多くすると、共
振器長が長くなるためIDT(2A)及び(2B)がこのモー
ドと結合してスプリアスとなる欠点があった。
この欠点を改善するため、第2図(a)に示すように、
グレーティング反射器3の間に2つのIDT(2C),(2
D)を弾性表面波伝搬方向に対して並列に配設させた2
端子対弾性表面波共振子の電極構成を提案している。
(平成1年2月14日付出願した2端子対弾性表面波共振
子) 第2図(b)は縦方向の振動モードを示し、(c)は横
方向(表面波の伝搬方向に対して直角な方向)の3種類
の振動モード9,10,11を示す。9は基本(0次)横モー
ド、10は1次横モード、11は2次横モードである。
第2図(a)の電極構成によれば、2つのIDT(2C),
(2D)は弾性表面波伝搬路上に直列に配設されていない
ため、いわゆるトランスバーサルフィルタの特性を呈す
ることはなく、また、弾性表面波伝搬方向には1つのID
Tが反射器間の中心付近に配設されていることに相当す
るため、第1図(b)の7に相当する1次縦モードとは
結合しない。すなわち、1次縦モードによるスプリアス
が現れない利点がある。
しかしながら、反射器3は弾性表面波導波路を形成して
おり、反射器3の幅8(ガイド幅)が大きくなると第2
図(c)に示すように高次横モード10,11が現れるよう
になりIDT(2C)及び(2D)と結合してスプリアスとな
る不具合があった。
通常、IDT(2C),(2D)のそれぞれの交差幅(または
交差指長)の和は反射器3のガイド幅8と同程度に形成
されるため、以下特に断らない限りガイド幅8はIDT(2
C),(2D)の交差幅の和とほぼ等しいとして扱う。
第4図は、第2図(a)の電極構成による共振子の入力
インピーダンス特性例である。両図において、交差幅=
160μm(=10λ)、IDT(2A),(2B)の対数がそれ
ぞれ50対、電極ピッチ8μm、反射器格子の本数300
本、X−112゜Y LiTaO3基板の場合の入力インピーダン
スの実測例である。すなわち、ガイド幅=10λのと
き、第2図(c)の基本(0次)横モード9による第4
図の特性bと、第2図(c)の1次横モード10による第
4図の特性aとの2つのモードが存在していることがわ
かる。
また、第9図はガイド幅8と共振子の基本モードのQと
の関係を示す特性図であり、第10図はガイド幅8と横モ
ード9,10,11の共振周波数との関係を示す特性図であ
る。第10図からわかるように、1次横モード10が現れる
ガイド幅8は約6λであり、2次横モード11が現れる
ガイド幅8は約20λである。高次横モードの現れ方は
若干の膜厚依存を示すが、第2図(a)に示す電極構成
に於いて、ガイド幅8が6λ以上では、必ず、1次ま
たは1次と2次の横モードスプリアスが混在することに
なる。所望の0次(基本)横モード9のみ存在させるた
めには、ガイド幅8を数λ以下(X−112゜Y LiTaO3
の場合6λ以下)にしなければならない。
しかしながら、第9図に示すようにガイド幅8を狭くす
ると、グレーティング反射器3を伝搬する表面波は回折
による損失が増えるため共振子のQが低下する傾向があ
る。Qが低下した共振子でフィルタを構成する場合、挿
入損失が増加する欠点があった。
また、共振子のインピーダンスは、IDT対数および交差
幅によって決まる静電容量により決定される。従って、
交差幅が数λ以下に限定されると、インピーダンス設
計の自由度が限定されるという欠点があった。
次に、弾性表面波フィルタについて述べる。
弾性表面波共振子でフィルタを構成する場合、単一モー
ド2端子対弾性表面波共振子を複数個縦続接続する方法
が知られている。第6図は、同一構造の単一モード共振
子を2個縦続接続した2重モード共振子フィルタの構成
例である。すなわち、第1図に示した従来の電極構成の
2端子対弾性表面波共振子を同一基板1(図示せず省
略)上に弾性表面波伝搬方向が平行で、かつ、互いに音
響結合による影響が無視できる程度の間隔で並設され電
気的に縦続接続されたものである。
第1図の共振子の電極構成について前述したように、ID
T(2A)とIDT(2B)は弾性表面波の伝搬路上に直列に配
設されているため、いわゆるトランスバーサルフィルタ
の特性が重畳されて、フィルタの帯域外特性が劣化する
という欠点および、1次縦モードによるスプリアスが現
れる欠点があった。
(発明の目的) 本発明の目的は、Qの低下をさけるためガイド幅8をあ
る程度大きくすると同時に、インピーダンス設計の自由
度を上げ、かつ、1次縦モードのスプリアスおよび1次
横モードのスプリアスが現れない電極構成の単一モード
2端子対弾性表面波共振子を提供することにある。ま
た、2端子対共振子を複数個縦続接続して構成されるフ
ィルタに於いて、挿入損失の増大がなく、インピーダン
ス設計の自由度を上げ、かつ、1次縦モードのスプリア
ス及び1次横モードのスプリアスのない弾性表面波フィ
ルタを提供することにある。
(発明の構成及び作用) まず、弾性表面波共振子について述べる。
本発明の特許請求の範囲請求項(1)に記載した単一モ
ード2端子対弾性表面波共振子は、圧電基板上に、対向
する2つのグレーティング反射器の間に該2つのグレー
ティング反射器を共用して3個のすだれ状変換器が弾性
表面波の伝搬方向に直角に前記グレーティング反射器の
幅の中心線に対して対称に並列配置され、該3個のすだ
れ状変換器のうち中央のすだれ状変換器を入力端子対と
して両側のすだれ状変換器の電気的に接続して出力端子
対とした単一モード2端子対弾性表面波共振子におい
て、 前記3個のすだれ状変換器の交差幅の和と該交差幅の和
にほぼ等しい前記グレーティング反射器のガイド幅と
を、前記横モードのうち2次横モードの振動が現れる直
前の約20λ(λ=弾性表面波の波長)まで大きくし
たことを特徴とするものである。
さらに、本発明の特許請求の範囲請求項(3)に記載し
た単一モード2端子対弾性表面波共振子は、圧電基板上
に、対向する2つのグレーティング反射器の間に該2つ
のグレーティング反射器を共用して4個のすだれ状変換
器が弾性表面波の伝搬方向に直角に前記グレーティング
反射器の幅の中心線に対して対称に並列配置され、該4
個のすだれ状変換器のうち該中心線に対して対称の位置
にある内側の2つのすだれ状変換器及び外側のすだれ状
変換器がそれぞれ電気的に並列接続されて一方が入力端
子対となり他方が出力端子対となるように構成された単
一モード2端子対弾性表面波共振子において、 前記4個のすだれ状変換器の交差幅の和と該交差幅の和
にほぼ等しい前記グレーティング反射器のガイド幅と
を、前記横モードのうち2次横モードの振動が現れる直
前の約20λ(λ=弾性表面波の波長)まで大きくし
たことを特徴とするものである。)以下本発明による2
端子対弾性表面波共振子について図面により詳細に説明
する。
第3図(a)は本発明の特許請求の範囲請求項(3)に
記載した第1の実施例であり、4つのIDTを用いた場合
の2端子対弾性表面波共振子の電極構成図である。第3
図(b)(c)はそれぞれ縦方向,横方向の変位分布を
示す。2つのグレーティング反射器3の間に、弾性表面
波伝搬方向に対して並列に、かつ、グレーティング反射
器3の幅(ガイド幅)8の中心線に対して対称な位置に
配設された4つのIDT(2E,2F,2G,2H)は、それぞれ独立
した電極構成としてもよいが、本実施例では、2つずつ
のIDT(2Eと2F及び2Gと2H)と接地側電極を共通にした
構成とし、それぞれ対称な位置にある2つのIDT(2Fと2
G及び2Eと2H)はそれぞれ電気的に接続された入力IDT、
出力IDTとした構成である。入力端子14と接地端子Eお
よび出力端子15と接地端子E′とで2端子対を構成す
る。
第8図は本発明の特許請求の範囲請求項(1)に記載し
た第2の実施例であり、3つのIDTを用いた場合の2端
子対弾性表面波共振子の電極構成図である。第3図
(a)に示した第1の実施例では、IDT(2F)とIDT(2
G)は電極の一部を共用することで電気的に接続してい
るが、この第2の実施例ではIDT(2F)とIDT(2G)とを
併合して1つのIDT(2I)を形成し、かつ、IDT(2I)と
(2H)の接地側電極を共通にした3つのIDT(2E,2I,2
H)の電極構成となっており、電気的特性は第1の実施
例の場合の同じになることは明白である。以下第3図の
第1の実施例について説明する。
第3図(a)の電極構成に於いて、第2図(a)の場合
と同様に各IDT(2E)(2F)((2G)(2H)は非調和1
次縦モードとは結合することはなく、従って、従来構成
にみられた1次縦モードによるスプリアスによる特性劣
化やトランスバーサルフィルタ特性の重畳による特性劣
化も生じないことは明白である。
また、第3図(a)の電極構成に於いて、弾性表面波伝
搬方向に直角な方向に対しては、弾性表面波導波路の中
心線に対して対称にIDTが配設され、かつ、対称な位置
にある2つのIDTはそれぞれ電気的に接続されているた
め、入出力IDTは1次横モード10と結合しない。
第5図は、第3図(a)の構成の共振子の入力インピー
ダンス特性例であり、X−112゜Y LiTaO3基板を用い、I
DT対数50対、反射器の電極本数300本、ガイド幅8を10
λとした場合の実測値である。この図から明らかなよ
うに、第4図にみられた1次横モードのスプリアスaが
きれいに抑圧されて基本(0次)横モード9による特性
bのみが得られていることがわかる。
従って、第10図からもわかるように単一モード2端子対
弾性表面波共振子を実現する場合、第2図(a)の構成
ではガイド幅8が1次横モード10が現れる直前(およそ
6λ)以下に限られていたものが、第3図(a)の構
成とすることにより2次横モード11が現れる直前(およ
び20λ)まで拡張することができ、共振子のQを高く
することができる。
次に、弾性表面波フィルタについて述べる。
第7図は、本発明の弾性表面波フィルタの電極構成例で
あり、第3図に示した本発明の第1の実施例である単一
モード2端子対弾性表面波共振子2個が同一基板1(図
示は省略)上に弾性表面波伝搬方向が平行で、かつ、互
いに音響結合による影響が無視できる程度の間隔で並設
され、電気的に縦続接続されたものである。第8図に示
した本発明の第2の実施例である2端子対弾性表面波共
振子2個を同様に構成することも勿論有効である。
第7図の実施例では2個の共振子によって構成されてい
るが、例えばフィルタの減衰特性を更に良くするために
は共振子の数を増せばよいことは明白である。
この構成によるフィルタの特徴は、構成要素である共振
子に本発明による単一モード2端子対弾性表面波共振子
を用いていることである。従って、共振子の利点がその
ままフィルタの利点になる。
すなわち、第6図の従来の構成に比べ、本発明の構成で
は、特性を劣化させる1次縦モードが現れないため、4
つのIDT(2E〜2H)の電極対数を、2次縦モードが現れ
る直前まで多くして共振子の容量比を小さくすることが
できるため、フィルタの通過帯域幅を広くとることがで
きる。さらに、弾性表面波伝搬路上にIDTが直列に配設
されていないため、入出力のIDTによるトランスバーサ
ルフィルタ特性が重畳されることなく所望の帯域外減衰
量が確保される。また、IDTのガイド幅を2次横モード
が現れる直前まで長くしても1次横モードによるスプリ
アスが現れないため、共振子のQの低下が抑えられフィ
ルタの挿入損失の増加が抑えられる。さらに、IDT対数
を多くできることと合わせて考えればインピーダンス設
計の自由度を大きくすることができる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明による単一モードの
2端子対弾性表面波共振子は、スプリアスや特性劣化の
要因となる1次縦モード及び1次横モードを抑圧して単
一モードすなわち、縦モード,横モードともに基本(0
次)モードの有効利用範囲が拡げられるため、単一モー
ド共振子としてガイド幅を数λから10数λにまで拡
張してQの向上を図ることができると同時に、インピー
ダンス設計の自由度が大きくなるという著しい効果があ
る。
また、本発明による弾性表面波フィルタは、1次縦モー
ド及び1次横モードによるスプリアスや特性劣化がな
く、かつ、挿入損失が小さく、従来より帯域幅が広くイ
ンピーダンス設計の自由度が大きいフィルタが構成でき
るという著しい効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の2端子対弾性表面波共振子の電極構成例
図、第2図は先に提案した2端子対弾性表面波共振子の
電極構成例図、第3図は本発明による2端子対弾性表面
波共振子の第1の実施例の電極構成例図、第4図は第2
図の2端子対弾性表面波共振子の入力インピーダンス特
性例図、第5図は本発明の第3図の構成による2端子対
弾性表面波共振子の入力インピーダンス特性例図、第6
図は従来の2重モード弾性表面波フィルタの電極構成例
図、第7図は本発明の2重モード弾性表面波フィルタの
電極構成例図、第8図は本発明による共振子の第2の実
施例を示す電極構成例図、第9図はガイド幅とQとの関
係を示す特性図、第10図はガイド幅と横モードの共振周
波数との関係を示す特性図である。 1……圧電基板、2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H,2I……ID
T、3……グレーティング反射器、4,12,14……入力端
子、5,13,15……出力端子、6,7……縦モードの振動変位
分布、8……ガイド幅、9,10,11……横モードの振動変
位分布。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 洋 東京都調布市小島町1丁目1番地1 (72)発明者 鈴木 勇次 山梨県甲府市貢川1丁目7―46 (56)参考文献 特開 昭63−285018(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電基板上に、対向する2つのグレーティ
    ング反射器の間に該2つのグレーティング反射器を共用
    して3個のすだれ状変換器が弾性表面波の伝搬方向に直
    角に前記グレーティング反射器の幅の中心線に対して対
    称に並列配置され、該3個のすだれ状変換器のうち中央
    のすだれ状変換器を入力端子対とし両側のすだれ状変換
    器を電気的に接続して出力端子対とした単一モード2端
    子対弾性表面波共振子において、 前記3個のすだれ状変換器の交差幅の和と該交差幅の和
    にほぼ等しい前記グレーティング反射器のガイド幅と
    を、前記横モードのうち2次横モードの振動が現れる直
    前の約20λ(λ=弾性表面波の波長)まで大きくし
    たことを特徴とする単一モード2端子対弾性表面波共振
    子。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の単一モード2端子対弾
    性表面波共振子が複数個、同一圧電基板上に弾性表面波
    の伝搬方向が全て平行でかつ互いに音響結合による影響
    が無視できる程度の間隔で並設され、電気的に縦続接続
    されて構成されたことを特徴とする弾性表面波フィル
    タ。
  3. 【請求項3】圧電基板上に、対向する2つのグレーティ
    ング反射器の間に該2つのグレーティング反射器を共用
    して4個のすだれ状変換器が弾性表面波の伝搬方向に直
    角に前記グレーティング反射器の幅の中心線に対して対
    称に並列配置され、該4個のすだれ状変換器のうち該中
    心線に対して対称の位置にある内側の2つのすだれ状変
    換器及び外側のすだれ状変換器がそれぞれ電気的に並列
    接続されて一方が入力端子対となり他方が出力端子対と
    なるように構成された単一モード2端子対弾性表面波共
    振子において、 前記4個のすだれ状変換器の交差幅の和と該交差幅の和
    にほぼ等しい前記グレーティング反射器のガイド幅と
    を、前記横モードのうち2次横モードの振動が現れる直
    前の約20λ(λ=弾性表面波の波長)まで大きくし
    たことを特徴とする単一モード2端子対弾性表面波共振
    子。
  4. 【請求項4】請求項(3)記載の単一モード2端子対弾
    性表面波共振子が複数個、同一圧電基板上に弾性表面波
    の伝搬方向が全て平行でかつ互いに音響結合による影響
    が無視できる程度の間隔で並設され、電気的に縦続接続
    されて構成されたことを特徴とする弾性表面波フィル
    タ。
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