JP3274121B2 - チェーンレバーホイスト - Google Patents

チェーンレバーホイスト

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JP3274121B2
JP3274121B2 JP2000065432A JP2000065432A JP3274121B2 JP 3274121 B2 JP3274121 B2 JP 3274121B2 JP 2000065432 A JP2000065432 A JP 2000065432A JP 2000065432 A JP2000065432 A JP 2000065432A JP 3274121 B2 JP3274121 B2 JP 3274121B2
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保雄 和田
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D3/00Portable or mobile lifting or hauling appliances
    • B66D3/12Chain or like hand-operated tackles with or without power transmission gearing between operating member and lifting rope, chain or cable
    • B66D3/14Chain or like hand-operated tackles with or without power transmission gearing between operating member and lifting rope, chain or cable lever operated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D2700/00Capstans, winches or hoists
    • B66D2700/02Hoists or accessories for hoists
    • B66D2700/023Hoists

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チェーンレバーホ
イスト、詳しくは、操作レバーの往復動作によって、ロ
ードシーブを回転させて、そのロードシーブに巻回され
るロードチェーンの巻上げ、巻下げを行なう、チェーン
レバーホイストに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のチェーンレバーホイ
ストは、たとえば、図8に示されているものが知られて
いる。
【0003】すなわち、図8に示すチェーンレバーホイ
ストは、サイドプレートの外側に、そのサイドプレート
の外方に配置されたメカニカルブレーキを覆うブレーキ
カバー1が組み付けられており、このブレーキカバー1
の外面外方には、ロードチェーン2の巻き上げないし巻
き下げを行なうための操作レバー3が、その長さ方向一
端側を支点として回動可能に配置されている。また、こ
の操作レバー3におけるブレーキカバー1と対向する部
位には、操作レバー3の長さ方向一端側に設けられた部
品組み込み室の開口を覆うレバーカバー(図示せず)が
設けられており、このレバーカバーは、その長さ方向一
端部がボルト4およびナットを介して操作レバー3に組
み付けられている。
【0004】そして、このようなチェーンレバーホイス
トを用いて、たとえば、荷物を吊り上げるには、操作レ
バー3に設けた切換レバー5を正転方向に切り換えた
後、操作レバー3を往復動作させることにより、ロード
チェーン2を巻き上げればよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上の構成
からなるチェーンレバーホイストを、図8に示すように
地面6上に置いて荷物を横引きする場合、操作レバー3
の往復動作時、操作レバー3が、図8の実線で示す位置
から2点鎖線で示す位置に揺動するに伴い、操作レバー
3の長さ方向一端部に設けられるボルト4の止め代部分
7が地面6に衝突して、操作レバー3の往復動作が円滑
に行えない不具合がある。
【0006】以上の不具合に対しては、ブレーキカバー
1の形状を大きくして、操作レバー3の長さ方向一端部
がブレーキカバー1の外周よりも外方に突出しないよう
にすればよいが、ブレーキカバー1を大きくすると、チ
ェーンレバーホイストが大型となってしまう不具合があ
る。
【0007】また操作レバー3の長さ方向一端側のボル
ト止めを廃止して、前述の止め代部分7をなくすことも
考えられるが、荷物の吊り上げに際して、操作レバー3
を揺動操作するに伴い、操作レバー3の長さ方向一端部
の揺動支点側には大きな荷重が加わることから、操作レ
バー3の長さ方向一端部に、レバーカバーにおける操作
レバー3の長さ方向一端部と対向する部位を止めておく
必要がある。
【0008】本発明の目的は、上記した不具合を解決す
るためになされたものであり、簡単な構成で操作レバー
3の長さ方向一端部に、レバーカバーにおける操作レバ
ーの長さ方向一端部に対向する部位を止めることができ
て、しかも、たとえば、荷物の横引き作業時に支障なく
操作レバーの揺動操作が行なえるチェーンレバーホイス
トを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、メカニカルブレーキを覆
うブレーキカバーと、前記ブレーキカバーの外方に、そ
の長さ方向一端側を支点として回動可能に配置される操
作レバーと、前記操作レバーに組み付けられるレバーカ
バーとを備えたチェーンレバーホイストにおいて、前記
操作レバーの長さ方向一端部と、前記レバーカバーにお
ける前記操作レバーの長さ方向一端部と対向する部位と
のいずれか一方に突部が形成され、他方には、前記突部
が受け入れられる受け入れ部が設けられていることを特
徴としている。
【0010】このような構成によると、レバーカバーを
操作レバーに組み付けるに際して、突部を受け入れ部に
はめ込むだけで、操作レバーの長さ方向一端部にレバー
カバーの一端部を止めることができる。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記突部が、金属板の一部が突
出状に切り起こされることにより形成されていることを
特徴としている。
【0012】このような構成によると、突部を、たとえ
ば、プレス成形により簡単に形成することができる。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、前記操作レバーの長さ
方向一端部が、この操作レバーのすべての回動範囲にお
いて前記ブレーキカバーの外周外方に突出しない形状に
形成されていることを特徴としている。
【0014】このような構成によると、荷物の横引き作
業に際して、操作レバーの揺動操作を行なっても、操作
レバーの長さ方向一端部が地面などに衝突するようなこ
とはない。
【0015】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明において、前記操作レバーの長さ方向一端部の
外周が、この操作レバーの回動支点を中心とした略円弧
状に形成されていることを特徴としている。
【0016】このような構成によると、簡易な形状によ
って、荷物の横引き作業に際して、操作レバーの揺動操
作を行なっても、操作レバーの長さ方向一端部が地面な
どに衝突するようなことはないようにすることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示
すチェーンレバーホイストの要部縦断面図である。この
チェーンレバーホイストは、互いに対向する第1サイド
プレート31と第2サイドプレート32との間に、ロー
ドチェーン33が噛み合うように巻回されるロードシー
ブ34が、2つの軸受35および36を介して回転自在
に支持されている。なお、第1サイドプレート31と第
2サイドプレート32とは、1対の上側ステーボルト7
8および1対の下側ステーボルト79(図1では、一方
のみが現れている。)により、後述するギヤカバー75
およびブレーキカバー77とともに固定されている。
【0018】このロードシーブ34には、その軸孔に駆
動軸37が回転自在に挿通されている。この駆動軸37
は、一方の軸端部に形成される第1ギヤ48と、ロード
シーブ34が挿通されるロードシーブ挿通部49と、実
質的に同一径で形成される螺合部50と、螺合部50の
途中に形成される嵌合溝51と、螺合部50よりも小径
に形成され、後述する操作ハンドル59が挿通される操
作ハンドル挿通部52と、他方の軸端部に形成され、後
述する止めナット64を螺着させる止めナット螺着部5
3とを備えている。
【0019】ロードシーブ34の軸方向外方(図1にお
ける左方)であって、第1サイドプレート31の外側に
は、メカニカルブレーキ38が設けられている。このメ
カニカルブレーキ38は、駆動軸37に相対回転不能に
結合される第2ハブ39を備えている。第2ハブ39
は、駆動軸37の螺合部50に螺着されるとともに、嵌
合溝51にストッパ部材54が嵌め込まれることによっ
て、その軸方向移動が規制されており、フランジ部43
と、そのフランジ部43から軸方向外方に突出する筒部
44とが一体として形成されている。また、第2ハブ3
9の筒部44には、第1ライニング板40、逆転防止ギ
ヤ41および第2ライニング板42が、軸方向外方から
その順番で自由回転可能に支持されている。
【0020】また、第1サイドプレート31上には、相
対向する位置に2つの爪軸45が設けられており、この
2つの爪軸45には、逆転防止ギヤ41に噛み合う逆転
防止爪46がそれぞれ揺動可能に枢着されている。さら
に、2つの爪軸45における逆転防止爪46と第1サイ
ドプレート31との間には、逆転防止爪46を逆転防止
ギヤ41に向けて付勢する爪ばね47がそれぞれ設けら
れている。そして、これら第2ハブ39、逆転防止ギヤ
41、第1ライニング板40、第2ライニング板42お
よび逆転防止爪46によりメカニカルブレーキ38が構
成されている。
【0021】また、メカニカルブレーキ38の軸方向外
方においては、第1ハブ55が、駆動軸37の螺合部5
0に螺着されている。第1ハブ55は、筒状をなし、そ
の外周に係合歯56が形成され、軸方向内方(図1にお
ける右方)側の端部には、その内周部分を凹状に形成さ
れたばね受け部58が設けられるとともに、その外周側
がメカニカルブレーキ38の第1ライニング板40を押
圧するための押圧部57とされている。
【0022】また、第1ハブ55のばね受け部58と第
2ハブ39との間には、コイルばね92が介在されてい
る。このコイルばね92は、圧縮ばねからなり、遊転操
作時においてメカニカルブレーキ38の解除状態を保持
するために、第1ハブ55と第2ハブ39とを離間させ
るように付勢している。そのため、このコイルばね92
のばね力は、遊転状態において、駆動軸37に、第1ハ
ブ55との接触抵抗を越える回転駆動が与えられた時に
は、メカニカルブレーキ38を作動させる、つまり、第
1ハブ55を螺進させる程度のばね力を有するものが採
用されている。
【0023】さらに、第1ハブ55の軸方向外方におい
ては、操作ハンドル59が、駆動軸37の操作ハンドル
挿通部52に挿通されている。この操作ハンドル59
は、基部60と、その基部60の外周から連続して突出
される筒状の把持部61からなり、基部60が、2つの
螺子62および63によって、第1ハブ55に相対回転
不能に取り付けられている。
【0024】また、操作ハンドル59の軸方向外方側に
おける駆動軸37の軸端部には、この駆動軸37に挿入
されている操作ハンドル59と所定の間隔を隔てた状態
において、止めナット64が螺着されている。この止め
ナット64は、駆動軸37の軸端部においてその軸方向
移動不能に止めピン65によって固定されており、これ
によって、操作ハンドル59とともに移動する第1ハブ
55の軸方向移動範囲が規制されている。
【0025】駆動軸37の軸方向他端側の軸端部は、軸
受66により支持されており、この軸受66とロードシ
ーブ34との間であって、第2サイドプレート32の外
側には、複数の減速ギヤをもつ歯車減速機構67が設け
られている。この歯車減速機構67は、駆動軸37の軸
端部に形成される第1ギヤ48と、この第1ギヤ48に
噛み合い、1対の中間軸68および69にそれぞれ形成
される第2ギヤ70および71と、同じくこの1対の中
間軸68および69にそれぞれ形成される第3ギヤ72
および73と、ロードシーブ34の延長部に結合され、
各第3ギヤ72および73に噛み合う第4ギヤ74とに
よって構成されている。駆動軸37からの駆動は、第1
ギヤ48からそれと噛み合う各第2ギヤ70および71
に伝達され、各第2ギヤ70および71を支持している
各中間軸68および69から同じく各中間軸68および
69に支持されている各第3ギヤ72および73を介し
て第4ギヤ74に伝達され、これによって、所定の減速
比で駆動軸37からの駆動がロードシーブ34に伝達さ
れる。
【0026】また、第2サイドプレート32には、歯車
減速機構67を覆うギヤカバー75が取り付けられてお
り、1対の中間軸68および69は、第2サイドプレー
ト32とギヤカバー75の側端部との間において軸受を
介して回転可能に支持されている。
【0027】また、第1サイドプレート31には、メカ
ニカルブレーキ38を覆うブレーキカバー77が取り付
けられている。このブレーキカバー77には、第1ハブ
55を挿通するための略円形の開口76が形成されてお
り、第1ハブ55は、このブレーキカバー77の開口7
6から軸方向内方側に挿入されるような状態で、駆動軸
37の螺合部50に螺着される。
【0028】一方、第1ハブ55の外周には、操作レバ
ー10の長さ方向一端部が遊嵌されており、この操作レ
バー10がブレーキカバー77の外方において、第1ハ
ブ55と所定の間隔が隔てられた状態で回動可能に支持
されている。
【0029】この操作レバー10は、板金部材から形成
され、図4および図6にも示すように、その長さ方向一
端側には、後述する係合爪80、押圧部材87、遊挿部
材88などを内装するための部品組み込み室11が設け
られている。この部品組み込み室11は、隔壁板部12
と、この隔壁板部12の周縁から立ち上がる立板部13
とにより画成されており、操作レバー10の長さ方向一
端部に位置する隔壁板部12の一端縁は、この操作レバ
ー10がブレーキカバー77に対して回動する際、その
すべての回動範囲においてブレーキカバー77の外周外
方に突出しない形状として形成されている。より具体的
には、本実施形態では、隔壁板部12の一端部外周が、
操作レバー10の回動支点を中心とした略円弧状に形成
されている。
【0030】また隔壁板部12には、操作ハンドル59
が挿入可能な筒状の挿入筒部14、並びに後述する枢軸
102の一端側が挿通支持される支持孔15がそれぞれ
形成され、また隔壁板部12には、部品組み込み室11
側に立設する2個のボルト16を固定するための固定孔
160が形成されている。
【0031】そして、操作レバー10の長さ方向一端に
位置する立板部13には、後述する突部25が嵌合可能
な矩形の貫通孔17からなる受け入れ部18が形成され
ている。
【0032】また、操作レバー10の長さ方向他端側に
は、断面略円筒状に形成された握り部19が設けられて
いる。
【0033】一方、部品組み込み室11の開口部位に
は、レバーカバー20を組み付けるように形成されてい
る。このレバーカバー20は、図5および図6にも示す
ように、部品組み込み室11の開口を覆うカバー側隔壁
板部21と、このカバー側隔壁板部21の周縁から立ち
上がって、操作レバー10側の立板部13の内面に沿う
カバー側立板部22とを備えている。
【0034】カバー側隔壁板部21には、第1ハブ55
を遊嵌するための円孔23と、後述する枢軸102の他
端側が挿通支持される支持孔151と、ボルト16の挿
通孔24が形成され、また、カバー側立板部22で、か
つ操作レバー10の受け入れ部18と対向する部位に
は、受け入れ部18を構成する貫通孔17に嵌合可能な
突部25が設けられている。この突部25は、カバー側
立板部22に1対の平行なスリット26を形成して、こ
のスリット26間の金属板をプレス成形により外方に突
出させることにより矩形状に形成されている。このよう
に突部25を突出状に切り起こすことにより形成すれ
ば、プレス成形によって簡易に形成することができる。
【0035】図1に示すように、操作レバー10の部品
組み込み室11内には、第1ハブ55の係合歯56に係
脱自在に噛み合う係合爪80が、頭部に切換レバー86
を持つ枢軸102によって揺動可能に配置されている。
枢軸102は、操作レバー10側の隔壁板部12とカバ
ー側隔壁板部21との間において、受け部材150を介
して架け渡されている。
【0036】また、部品組み込み室11には、係合爪8
0を係合歯56に向けて押圧する押圧部材87と、この
押圧部材87を遊挿する遊挿部材88と、押圧部材87
と遊挿88との間に介在され、押圧部材87を係合爪8
0に向けて付勢させるばね89とが介装されている。
【0037】係合爪80は、図3に示すように、第1ハ
ブ55を正転(巻上方向への回転)させるときにのみ係
合歯56に噛合して、操作レバー10の駆動を第1ハブ
55に伝達する正方向噛合突起90と、第1ハブ55を
逆転(巻下方向への回転)させるときのみ係合歯56に
噛合して、操作レバー10の駆動を第1ハブ55に伝達
する逆方向噛合突起91とを備えている。
【0038】そして、切換レバー86を操作すること
で、この係合爪23を、第1ハブ17の係合歯56に対
して、正方向噛合突起90において噛み合い、操作レバ
ー22の正転駆動のみを伝達する正転位置、逆方向噛合
突起91において噛み合い、逆転駆動のみを伝達する逆
転位置、および係合爪23と係合歯56とが噛み合わな
い中立位置に切り換え可能としている。
【0039】また、図6にも示すように、レバーカバー
20に設けた第1ハブ55を遊嵌するための円孔23の
周縁部が、ブレーキカバー77と連結するためのレバー
側連結部分93とされ、一方、ブレーキカバー77にお
いては、その開口部分76の周縁部が、レバーカバー2
0と連結するためのブレーキカバー側連結部分94とさ
れている。そして、これらレバー側連結部分93とブレ
ーキカバー側連結部分94とが、第1ハブ55と所定の
間隔を隔てて設けられている連結機構95によって連結
されている。
【0040】連結機構95は、その両側端部にフランジ
部がそれぞれ形成され、かつこれらフランジ部間に凹部
が形成された筒状の挟持部材99と、レバー側連結部分
93およびブレーキカバー側連結部分94とともに挟持
されるリング状の挟み込み部材100とを備えており、
挟持部材99の凹部に挟み込み部材100を挿入すると
ともに、レバー側連結部分93とブレーキカバー側連結
部分94とを重ね合わせた状態で、両フランジ部間に挿
入することにより、レバーカバー20およびブレーキカ
バー77の軸方向移動を規制しながらレバーカバー2
0、および、次に述べる手順によってレバーカバー20
が組み付けられる操作レバー10を、ブレーキカバー7
7に回動可能に支持させている。
【0041】そして、操作レバー10にレバーカバー2
0を組み付ける手順は、図6に示すように、レバーカバ
ー20のカバー側立板部22を、部品組み込み室11の
開口からこの部品組み込み室11内に挿入し、このカバ
ー側立板部22に突設している突部25を、部品組み込
み室11側から受け入れ部18を構成する貫通孔17に
はめ込むとともに、固定孔160から挿通孔24にボル
ト16の先端部を挿通し、しかる後、ボルト16にナッ
ト27を螺締するのであって、ナット27の締め付けに
より、突部25が貫通孔17の一方の内側縁170に圧
接して、レバーカバー20が操作レバー10に対して確
実に位置決めされるのである。このようにして操作レバ
ー10にレバーカバー20を組み付ければ、突部25を
受け入れ部18にはめ込むだけで操作レバー10の長さ
方向一端部を、止め代を膨出させて形成することなく、
言い換えると、操作レバー10の長さ方向一端部に位置
する隔壁板部12の一端縁を、この操作レバー10がブ
レーキカバー77に対して回動する際、そのすべての回
動範囲においてブレーキカバー77の外周外方に突出し
ない、操作レバー10の回動支点を中心とした略円弧状
に形成することができながら、簡易かつ確実に止めるこ
とができる。
【0042】次に、以上のように構成される本実施形態
のチェーンレバーホイストを、図7に示すように、地面
30に置いて、ロードチェーン33の負荷側(荷がかか
る側)の先端に設けられる下フック133に引っ掛けた
荷物を横引きする方法について説明する。
【0043】まず、切換レバー86の操作によって係合
爪80を正転位置に位置させた後、操作レバー10を往
復動作させる。そうすると、図1に示すように、操作レ
バー10からの駆動によって第1ハブ55が駆動軸37
上を螺進して、メカニカルブレーキ38の第1ライニン
グ40を押圧し、これによって、駆動軸37に相対回転
不能に結合される第2ハブ39を介して、駆動軸37が
正転方向に駆動される。そして、駆動軸37が駆動され
ると、この駆動が歯車減速機構67を介してロードシー
ブ34に伝達され、これによって、ロードシーブ34が
正転方向に回転する。その結果、このロードシーブ34
に巻装されるロードチェーン33の先端に設けられる下
フック133に引っ掛けられた荷物が横引きされる。
【0044】そして、本実施形態のチェーンレバーホイ
ストでは、操作レバー10の長さ方向一端部が、この操
作レバー10がブレーキカバー77に対して回動する
際、そのすべての回動範囲においてブレーキカバー77
の外周外方に突出しない、略円弧状に形成されているの
で、操作レバー10の回動時、操作レバー10の長さ方
向一端部が地面に衝突するようなことがなく、図7にお
いて実線で示す位置から2点鎖線で示す位置に自由に回
動させることができ、そのため、前述の荷物の横引き作
業を円滑に行なうことができる。
【0045】なお、本実施形態では、突部25を、レバ
ーカバー20を構成する金属板の一部を 外方に切り起
こすことにより形成したが、これに限定されるものでは
なく、たとえば金属片をレバーカバー20のカバー側立
板部22の外面に溶接により固着して、この金属片を突
部25としてもよい。
【0046】また、本実施形態では、受け入れ部18を
貫通孔17から形成したが、これに限定されるものでは
なく、たとえば、立板部13の一部を外方に向けて凹ま
せて、この凹み内を受け入れ部18としてもよい。
【0047】また、本実施形態では、レバーカバー20
側に突部25を、また操作レバー10側に受け入れ部1
8を設けたが、これに限定されるものではなく、操作レ
バー10側に突部25を、またレバーカバー20側に受
け入れ部18を設けてもよい。
【0048】また以上の実施形態では、操作レバー10
の長さ方向一端部の外周を、操作レバー10の回動支点
を中心とした略円弧状に形成したが、ブレーキカバー7
7から外方に突出しない形状であれば、これに限定され
るものではない。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、受け入れ部に突部を受け入れるだけで、操
作レバーの長さ方向一端部に、レバーカバーにおける前
記操作レバーの長さ方向一端部と対向する部位を止める
ことができる。また、従来のように、操作レバーの長さ
方向一端部に、レバーカバーを操作レバーに止めるため
のボルトの止め代部分を確保する必要がないので、ブレ
ーキカバーの形状を大きくすることなく、荷物の横引き
作業時、操作レバーの長さ方向一端部が地面に衝突する
ことを回避することができる。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、突部を、
たとえば、プレス成形により簡単に形成することができ
るので、製造コストが安価となる。
【0051】また請求項3に記載の発明によれば、荷物
の横引き作業に際して、操作レバーの回動操作を行なっ
ても、操作レバーの長さ方向一端部が地面などに衝突す
るようなことがなく、荷物の横引き作業を円滑に行なう
ことができる。
【0052】また請求項4記載の発明によれば、簡易な
形状によって、荷物の横引き作業に際して、操作レバー
の揺動操作を行なっても、操作レバーの長さ方向一端部
が地面などに衝突するようなことがないようにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのチェーンレバーホ
イストを示す要部縦断面図である。
【図2】図1に示すチェーンレバーホイストの正面図で
ある。
【図3】図1に示すチェーンレバーホイストの要部を拡
大して示す正面図である。
【図4】図1に示すチェーンレバーホイストの操作レバ
ーであって、図中(a)はその平面図、(b)は正面
図、(c)は中央縦断面図である。
【図5】図1に示すチェーンレバーホイストのレバーカ
バーであって、図中(a)はその平面図、(b)は正面
図、(c)は中央縦断面図である。
【図6】図1に示すチェーンレバーホイストのブレーキ
カバーとレバーカバーと操作レバーの要部を拡大して示
す縦断面図である。
【図7】図1に示すチェーンレバーホイストの使用例を
示す正面図である。
【図8】従来のチェーンレバーホイストの使用例を示す
正面図である。
【符号の説明】
10 操作レバー 18 受け入れ部 20 レバーカバー 25 突部 38 メカニカルブレーキ 77 ブレーキカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66D 3/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メカニカルブレーキを覆うブレーキカバ
    ーと、前記ブレーキカバーの外方に、その長さ方向一端
    側を支点として回動可能に配置される操作レバーと、前
    記操作レバーに組み付けられるレバーカバーとを備えた
    チェーンレバーホイストにおいて、 前記操作レバーの長さ方向一端部と、前記レバーカバー
    における前記操作レバーの長さ方向一端部と対向する部
    位とのいずれか一方に突部が形成され、他方には、前記
    突部が受け入れられる受け入れ部が設けられていること
    を特徴とする、チェーンレバーホイスト。
  2. 【請求項2】 前記突部が、金属板の一部が突出状に切
    り起こされることにより形成されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載のチェーンレバーホイスト。
  3. 【請求項3】 前記操作レバーの長さ方向一端部が、こ
    の操作レバーのすべての回動範囲において前記ブレーキ
    カバーの外周外方に突出しない形状に形成されているこ
    とを特徴とする、請求項1または2に記載のチェーンレ
    バーホイスト。
  4. 【請求項4】 前記操作レバーの長さ方向一端部の外周
    が、この操作レバーの回動支点を中心とした略円弧状に
    形成されていることを特徴とする、請求項3に記載のチ
    ェーンレバーホイスト。
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