JP3079131B2 - 自動車の駆動エンジンの配置構造 - Google Patents

自動車の駆動エンジンの配置構造

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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K5/00—Arrangement or mounting of internal-combustion or jet-propulsion units
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の駆動エンジンの
配置構造に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自動
車の突出構造物（前部構造）の長さが極めて短い場合に
おいても正面衝突の際に剛性ブロックを形成せず、突出
構築物の長さ全部が変形してエネルギーの吸収に役立つ
ように、駆動エンジンを配置することにある。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの目的
は、ａ）駆動エンジンが、駆動エンジンの主要範囲が前
車軸の後ろを延びるように、水平線に対して鋭角を成し
て前方に傾斜して据え付けられ、ｂ）駆動エンジンに近
接してその上方乃至後方に、駆動エンジンとほぼ同様に
傾斜した堅い滑り面が形成され、ｃ）駆動エンジンが、
前部、後部のエンジンマウントおよび補助フレームを介
して、又は前部および後部のエンジンマウントを介し
て、自動車の突出構築物縦方向構材に支持され、正面衝
突の際に、補助フレームの前部支持個所又は前部エンジ
ンマウントは縦方向構材と結合状態を保ち、補助フレー
ムの後部支持個所又は後部エンジンマウントが壊れるか
潰れるように形成ないし寸法づけられ、後方に押圧され
た駆動エンジンが滑り面に案内されてその下側に滑り込
むように構成された、ことによって達成される。
【０００４】本発明の有利な実施態様は特許請求の範囲
の各請求項に記載されている。
【０００５】
【実施例】以下図に示した実施例を参照して本発明を詳
細に説明する。
【０００６】図１〜図３に部分的に示されている自動車
の突出構築物（Ｖｏｒｂａｕ）は突出構築物縦方向構材
１を有し、ここには補助的な変形要素２が前置接続され
ている。横に据え付けられた往復ピストンの形をした駆
動エンジン３は、その主要範囲が前車軸４の後ろに延び
シリンダの一部だけが前車軸４の上側に位置するよう
に、水平線に対して約３０°の角度αを成して前方に傾
斜して配置されている。
【０００７】走行車には駆動エンジン３が補助フレーム
５を介在して取り付けられている。この補助フレーム５
は二つの支持個所６，７で突出構築物縦方向構材１に結
合されている。補助フレーム５には駆動エンジン３が前
部マウント８および後部マウント９を介して保持されて
いる。
【０００８】駆動エンジン３が水平線に対して傾斜して
いる角度と同じ角度αをもって、駆動エンジン３に隣接
して、ダッシュボード（Ｓｔｉｒｎｗａｎｄ）の範囲に
よって形成された堅い滑り面１０が延びている。滑り面
１０は、補強して例えば二重殻構造あるいはサンドウィ
ッチ構造として形成することができる。
【０００９】正面衝突した際、突出構築物縦方向構材１
が縮められ、この突出構築物縦方向構材１における補助
フレーム５の後部支持個所７は壊れるが、前部支持個所
６は無傷のままである。この正面衝突の結果は図２に示
されている。
【００１０】駆動エンジン３が支材１１を介して支持さ
れている前部エンジンマウント８はその場合同時に壊さ
れる。駆動エンジン３はその排気湾曲管１２、エンジン
ハウジングあるいは伝動装置ハウジング、他の駆動構成
要素を介して滑り面１０に沿って下向きに、乗員室に侵
入することなしに押し込まれる。
【００１１】図４に示されている本発明の実施例におい
て、駆動エンジン３は補助フレームを省略した状態で前
部のエンジンマウント１３を介して支材１１を介在して
支持され、後部エンジンマウント１４は突出構築物縦方
向構材１に直接支持されている。この場合には交通事故
の際、後部のエンジンマウント１４だけが壊されるか潰
され、駆動エンジンは上述の実施例と同様に剛性ブロッ
クを形成することなしに下向きに押し込まれる。
【００１２】更に図５に示されているように、追加的に
補強するために突出構築物縦方向構材１および滑り面１
０は一次接触面を形成する折り曲げ板１５によって結合
されている。また図１における補助フレーム５の前部支
持個所６及び図４における前部マウント１３の範囲に、
追加的にエンジン側と車体側とを連結する補捉帯金を設
けることができる。
【００１３】いずれの場合においても重要なことは、最
初に滑り面ないし一次接触面に接触する駆動エンジンの
部分が、駆動エンジンを下向きに支障なしに容易に滑り
出せるようにするために、できるだけ平滑な面で突出縁
など無しに形成されていることである。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、自動車の突出構築物の
長さが極めて短い場合においても、正面衝突した際に突
出構築物が剛性ブロックを形成することなく、突出構築
物の長さ全部が変形してエネルギーの吸収に役立つ。正
面衝突の際に、駆動エンジンは後ろに移動し車体下側に
滑り込む。
【図面の簡単な説明】
【図１】駆動エンジンが補助フレームを介在して走行車
に取り付けられているような自動車の突出構築物の中央
平面を通る断面図。
【図２】図１における自動車の突出構築物の正面衝突後
における断面図。
【図３】図１における自動車の突出構築物の平面図。
【図４】走行車に直接取り付けられた駆動エンジンの図
１に相応した断面図。
【図５】図１におけるＶ−Ｖ線に沿った断面図。
【符号の説明】
１ 突出構築物縦方向構材 ３ 駆動エンジン ４ 前車軸 ５ 補助フレーム ６ 前部支持個所 ７ 後部支持個所 ８ 前部エンジンマウント ９ 後部エンジンマウント １０ 滑り面 １３ 前部エンジンマウント １４ 後部エンジンマウント １５ 折り曲け板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グンター エルレンリーダー ドイツ連邦共和国 73760 オストフイ ルデルンベルクハイマー シユトラーセ 31 (56)参考文献 実開 平１−179023（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60K 5/00 B60K 5/04 B60K 5/12 B62D 21/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ａ） 駆動エンジン（３）が、駆動エン
    ジン（３）の主要範囲が前車軸（４）の後ろを延びるよ
    うに、水平線に対して鋭角（α）を成して前方に傾斜し
    て据え付けられ、 ｂ） 駆動エンジン（３）に近接してその上方乃至後方
    に、駆動エンジン（３）とほぼ同様に傾斜した堅い滑り
    面（１０）が形成され、 ｃ） 駆動エンジン（３）が、前部、後部のエンジンマ
    ウント（８，９）および補助フレーム（５）を介して、
    又は前部および後部のエンジンマウント（１３，１４）
    を介して、自動車の突出構築物縦方向構材（１）に支持
    され、正面衝突の際に、補助フレーム（５）の前部支持
    個所（６）又は前部エンジンマウント（１３）は縦方向
    構材（１）と結合状態を保ち、補助フレーム（５）の後
    部支持個所（７）又は後部エンジンマウント（１４）が
    壊れるか潰れるように形成ないし寸法づけられ、後方に
    押圧された駆動エンジン（３）が滑り面（１０）に案内
    されてその下側に滑り込むように構成された、 ことを特徴とする自動車の駆動エンジンの配置構造。
  2. 【請求項２】 駆動エンジン（３）が、横置形で据え付
    けられ伝動装置が直列接続されているピストン往復機関
    として形成されていることを特徴とする請求項１記載の
    配置構造。
  3. 【請求項３】 滑り面（１０）が補強して例えば二重殻
    構造あるいはサンドウィッチ構造として形成されている
    ことを特徴とする請求項１記載の配置構造。
  4. 【請求項４】 直列形エンジンとして形成されたピスト
    ン往復機関のシリンダ軸線が、水平線に対して約３０°
    前方に開いた角度をもって傾斜して延びていることを特
    徴とする請求項１又は２記載の配置構造。
  5. 【請求項５】 前部エンジンマウント（１３）ないし駆
    動エンジンを支持する補助フレームの前部支持個所
    （６）の範囲に、追加的に捕捉帯金が設けられているこ
    とを特徴とする請求項１ないし４のいずれか１つに記載
    の配置構造。
  6. 【請求項６】 自動車の地上高さが、駆動エンジン
    （３）が正面衝突の際に完全に自動車の下側に滑り込ま
    されるように選択されていることを特徴とする請求項１
    ないし５のいずれか１つに記載の配置構造。
  7. 【請求項７】 突出構築物縦方向構材（１）および滑り
    面（１０）が折り曲げ板（一次接触面１５）によって互
    いに結合されていることを特徴とする請求項１ないし６
    のいずれか１つに記載の配置構造。
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