JP3071996B2 - カラー画像用ohpフィルム - Google Patents

カラー画像用ohpフィルム

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JP3071996B2
JP3071996B2 JP6068067A JP6806794A JP3071996B2 JP 3071996 B2 JP3071996 B2 JP 3071996B2 JP 6068067 A JP6068067 A JP 6068067A JP 6806794 A JP6806794 A JP 6806794A JP 3071996 B2 JP3071996 B2 JP 3071996B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーバーヘッドプロジ
ェクター(OHP)に使用されるOHPフィルムに関
し、特にカラー画像形成装置で転写材として好適に用い
られるOHPフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置には、像担持体上に
帯電、露光、現像によってトナー像を形成し、トナー像
が得られる度に転写材上に転写する工程を異なるについ
て繰り返すことにより、転写材上に複数色のトナー像を
重ね合わせてカラー画像を得る一つの方法がある。
【0003】この種のカラー画像形成装置はドイツ特許
第2607727号公報、特開昭50−50935号公
報等に記載された構成で実用化されている。
【0004】この種の例えばカラー複写機等において転
写材のひとつとしてしばしば用いられるものにオーバー
ヘッドプロジェクター(以後、OHPと称する)用のト
ランスペアレンシート、即ちOHPフィルムがある。O
HPフィルムに形成されるカラー画像は、スクリーンに
対して鮮鋭度の高いカラー画像を投影するために、高度
の光透過性が要求される。通常大会議用に使われる大型
OHPは大光量の直接透過型のものが用いられる。又、
近年小型の反射透過型のOHPが小人数の会議用に用い
られるが、OHPフィルムを小光量の同一光が2回透過
するため、もともと透過性の低いカラーのOHPフィル
ム画像であると鮮鋭度が大型のものに比較して更に一段
と低下した投影像となり、原画像の画質欠陥が著しく現
われてしまうという傾向にある。
【0005】したがって、市場における多くのOHPの
種類にかかわらず常に高級なカラー投影像を提供するた
めにはOHPフィルム画像の鮮鋭度、解像度、光透過性
を可能な限り高める必要がある。そのためにはカラー画
像形成プロセスの定着効率を高めることはもちろんであ
るが、他方OHPフィルム自体の構成によっても大きな
画質の差、特に透過性、鮮鋭度に顕著な差がみられるた
め、その改善も必要である。
【0006】カラー画像用OHPフィルムは次のような
構成を備えたものが画質的に良好であることが知られて
いる。即ち、基材層として約100μm厚のPET(ポ
リエチレンテレフタレート)層上に上層として約10μ
m厚の透明樹脂コート層を均一平滑に設けた構成であ
り、透明樹脂はトナーバインダー樹脂に対してガラス転
移点もしくは軟化点が同じ程度かもしくはやや低めとし
たものである。
【0007】このような2層構成のOHPフィルムは次
のような効果をもたらす。定着時にトナーが溶融するの
と同時に透明樹脂コート層も軟化溶融するため、平均粒
径約7〜8μmのトナーが透明樹脂コート層の中に埋め
込まれる。このため加圧による細線のつぶれ等がなくな
り、高解像なカラー定着像を得ることができる。しかも
定着後は画像中のトナー密度の異なるベタからハーフト
ーン領域までトナー厚みが変化する4色重ねカラー画像
においても表面の凹凸は透明樹脂コート層内にトナーが
埋め込まれるために特に画像パターンのエッジ部がゆる
やかとなり定着ローラ表面にならい平滑となる。したが
って、透過光に対して表面の凹凸による光散乱のロスが
なくなり、高透過性のカラー投影像を得ることが可能で
ある。尚、表面に凹凸があると影輪郭を発生して非常に
見苦しい像となることがある。
【0008】現在、カラー複写機のシステム構成に更に
新しい技術を盛り込み、小型、低コスト、高画質なカラ
ープリンターの用途の一つとして、会議プレゼンテーシ
ョン用のカラーOHPフィルム画像出力機に期待が寄せ
られている。
【0009】尚、画像形成装置において、普通紙とOH
Pフィルムの場合とでは定着条件が異なり、OHPフィ
ルムの場合はプラスチック製樹脂フィルムから形成され
ているため紙より熱容量が大きいので、例えばOHPフ
ィルム上のトナーを定着する場合は紙の時に比べ定着温
度を上げるか又はOHPフィルムの搬送速度を遅くする
等の対応が必要であり、そのため転写材給紙経路に設け
た光学センサーにより紙又はOHPフィルムの検知がな
される。従来のOHPフィルムは透明性のよい樹脂及び
フィルムからなりその先端にOHPフィルム検知用の印
刷をして、光透過しない個所をつくり、OHPフィルム
が光学センサーを通過し始めると最初は透過しないが、
次に光透過することを検知してOHPフィルムであるこ
とを画像形成装置が認識するように構成されている。
尚、紙の場合は、紙が光学センサーを通過している間中
光が透過しないことで紙であることを認識する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】発明者等が上記従来例
のOHPフィルムを用いてカラープリンター実験機にて
出力を行なった結果、所謂「中抜け」という現象が発生
し、トナーが一部欠落した状態が特に文字画像や細線画
像に見られた。この現象は、感光ドラムから転写ドラム
上のOHPフィルムに多色重ねの転写を行なう際に厚く
重なったトナー部、特に画像パターン中の高解像の文字
パターン出力において、文字パターンの中央部のトナー
が転写されずに欠落し、空白状態が生ずるものである。
【0011】ところで、転写ドラムには、図10に示す
ような金属シリンダー10aの上に弾性体樹脂又はゴム
10bを設け、さらにその上にPVdF(ポリフッ化ビ
ニリデン)シート10cを巻き付けた構成の固体転写ド
ラム10と、図11に示すような円筒状の支持部材72
の周面を切欠き、この切欠き部にPVdFシート71を
巻き付けた所謂切欠き構造の転写ドラム70がある。
【0012】固体転写ドラムは切欠き構造の転写ドラム
に比べて内部が簡略化できるため、コストが低減できる
上、可撓性のPVdFシートを内側から支持しているた
め、切欠きタイプの転写ドラムの欠点であるシートの変
形や破損を低減できるという利点がある。
【0013】しかしながら、上記の中抜け現象は、表面
の硬い固体転写ドラムの場合に顕著であることが知られ
ている。固体転写ドラムの表面硬度は大きく、高分子計
器(株)製アスカー硬度計F型で測定したところ、切欠
きタイプは10以下であるのに対し、固体転写ドラムの
表面硬度は80を超える数値を示す。転写ドラム表面が
硬い方が中抜けが生じ易い原因として考えられるのは、
感光ドラムと転写ドラム間のニップ部においてより圧力
が強くトナーにかかり、トナーが力的につぶされてニッ
プ部から離れる時、トナーと感光ドラム間の化学親和力
が転写ドラム(OHPフィルム表面)とトナー間の親和
力より強く働くためトナーは転写材表面より感光ドラム
側にもっていかれてしまうため転写材表面のトナー量が
減るためであると考えられる。
【0014】固体転写ドラムを備えたカラー画像形成装
置に用いられたOHPフィルムに発生する中抜け現象に
対しては、感光ドラムと接触するOHPフィルムの(ト
ナーの転写する)表面の樹脂部を荒らすことで対処でき
るが、OHPフィルムの表面の粗度が粗くなることで定
着前の光の透過性は落ち、その結果、OHPフィルムと
普通紙とを光学センサーにより識別することが難しくな
る。
【0015】一方、OHPフィルムと普通紙とでは定着
条件が異なり、定着前に光学センサーにより両者の識別
が行なわれるが、上記のように、OHPフィルムの表面
の粗度が粗くされたことにより、OHPフィルムが普通
紙と誤って認識されることがあり、その結果、普通紙と
同じ定着条件となるためOHPフィルム上のトナーに十
分に熱量が与えられず、混色性、透過性及び光沢性の点
で不十分な画像となることがあった。
【0016】また例えばOHPフィルム表面粗度をRz
=3〜5μmに粗くしたときの光透過度と紙の場合の光
透過度を識別する場合には精度を必要とする高価な光学
センサーが必要となる等の欠点があった。
【0017】このような欠点を解決するためにはOHP
フィルムの先端部に透明な箇所即ち平滑面を形成するこ
とにより、光の透過性に普通紙と差を生じさせ、OHP
フィルムとしての検知を正確に行なえるようにすること
ができるが、その場合給紙搬送の初期において先端部が
平滑であることから給紙搬送ローラと表面とが滑り易く
給紙不良になるという欠点があった。
【0018】従って、本発明の主な目的は、中抜けのな
い鮮明なカラー画像を得ることのできるカラー画像用O
HPフィルムを提供することである。
【0019】また、本発明の他の目的は、低コストで且
つ容易に原稿検知ができるカラー画像用OHPフィルム
を提供することである。
【0020】本発明の更に他の目的は、搬送性の良好な
カラー画像用OHPフィルムを提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
カラー画像用OHPフィルムにて達成される。要約すれ
ば、本発明は、カラー画像形成装置において、像担持体
上に形成された異なる色のトナー像を転写装置により接
触転写するOHPフィルムであって、基材層とその上に
設けられた樹脂コート層とを有し、前記カラー画像形成
装置にて使用されるトナーの平均粒径をa、トナーを支
持する前記樹脂コート層の粗面処理前の厚さをt、前記
樹脂コート層の粗面処理された画像形成領域の粗度をR
zとしたとき、0.125×(a+6)≦Rz≦a/
2、Rz≦0.8tの両式を同時に満足することを特徴
とするOHPフィルムである。
【0022】粗面処理を施された前記樹脂コート層の定
着前の光透過率をn1 とし、前記粗面処理を施された樹
脂コート層よりも被搬送方向先端側に平滑で光透過性良
好な領域を設け、この領域の光透過率をn3 としたと
き、n1 /n3 ≦0.7の式を満足することが好まし
い。
【0023】粗面処理を施した面の定着後の光透過率を
2 とし、粗面処理を施された樹脂コート層よりも被搬
送方向先端側に平滑で光透過性良好な領域を設け、この
領域の光透過率をn3 としたとき、n2 /n3 ≧0.8
の式を満足することが好ましい。
【0024】
【0025】
【実施例】以下、本発明に係るカラー画像用OHPフィ
ルムを図面に則して更に詳しく説明する。
【0026】まず、OHPフィルムを使用するカラー画
像形成装置の一例について図4乃至6を参照して説明す
る。
【0027】図4は、カラー画像形成装置を示す縦断面
図であり、図示のように、装置内に像担持体としての感
光ドラム1を備え、感光ドラム1の周囲には、ローラ帯
電器からなる一次帯電器3、複数の現像器を有する回転
式現像装置4、転写装置10A及びクリーナ26が設置
されている。又感光ドラム1の上方には、露光装置を構
成するレーザダイオード11、高速モータ12によって
回転される多面鏡13、それとレンズ14及び折り返し
ミラー15が配置される。
【0028】感光ドラム1は、直径40mmのアルミニ
ウムシリンダーの外周面に有機感光体(OPC)からな
る光導電体を塗布してなっている。光導電体はアモルフ
ァスSi、CdS、Se等でもよい。感光ドラム1は図
示しない駆動手段によって、100mm/秒の周速で図
示の矢印方向に回転される。
【0029】現像装置4は、その中心の回転軸9aの回
りに回転する支持体9を備え、支持体9に保持されたイ
エロー現像器4a、マゼンタ現像器4b、シアン現像器
4c及びブラック現像器4dから構成されている。現像
器4a、4b、4c、4d内にはそれぞれ一成分現像剤
のイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブ
ラックトナーが収容されている。
【0030】各現像器4a、4b、4c、4d内には、
図5に示すように、その開口面5a、5b、5c、5d
に臨む箇所に、現像剤担持体として現像スリーブ8a、
8b、8c、8dが設置されている。更に各現像器4
a、4b、4c、4d内には塗布ローラ6a、6b、6
c、6d、及びトナー規制部材7a、7b、7c、7d
が設置されている。現像スリーブ8a、8b、8c、8
dの回転に伴い、塗布ローラ6a、6b、6c、6dに
より現像スリーブ8a、8b、8c、8d上にトナーが
塗布され、トナー規制部材7a、7b、7c、7dによ
り塗布されたトナーを規制して、トナーに摩擦帯電電荷
が付与されると共に、現像スリーブ8a、8b、8c、
8d上にトナー層が形成される。このトナー規制部材7
a、7b、7c、7dはトナーの帯電極性と反対に帯電
する材料が好ましく、トナーが負極性に帯電される場合
にはナイロン等が、正極性に帯電される場合にはシリコ
ーンゴム等がよい。
【0031】各現像器4a〜4dの現像スリーブ8a〜
8dの周速は、感光ドラム1に対する周速比で1.0〜
2.0倍の範囲となるように選択することが好ましい。
各現像器4a〜4dは感光ドラム1に面したときに、そ
れらの開口面5a〜5dが常に感光ドラム1に対向する
ように駆動される。これらの現像器4a〜4dの駆動方
法の詳細は、特開昭50〜93437号公報に記載され
ている通りである。
【0032】転写装置10Aは転写材担持体として転写
ドラム10を備え、転写ドラム10の周囲には、吸着ロ
ーラ23、除電帯電器2、分離爪24、クリーナ27及
び除電ローラ28が配設されている。転写ドラム10
は、その外周面の一所に、転写材把持部材のグリッパ2
2を有している。転写ドラム10は図示しない駆動手段
によって、感光ドラム1と略同速で矢印方向に回転され
る。又、金属シリンダー10a上に弾性体10bが巻か
れており、その上にPVdFシート(ポリフッ化ビニリ
デンシート)10cが巻かれている。
【0033】このカラー画像形成装置は、上記構成に
て、先ず、一次帯電器3に−700Vの直流電圧に周波
数700Hz、Vpp(ピークツウピーク電圧)−15
00Vの交流電圧を重畳した電圧を印加して、一次帯電
器3により感光ドラム1の表面を約−700Vに一次帯
電する。次いで、レーザダイオード11に第1色目の例
えばイエローの画像模様に従った信号を入力してイエロ
ーの画像模様の光を発生させ、光路16を通って感光ド
ラム1に照射して露光し、感光ドラム1上に光照射部が
略−100Vのイエローの画像模様の静電潜像が形成さ
れる。感光ドラム1上に形成されたイエローの画像模様
の静電潜像は、感光ドラム1の回転に伴い現像装置4と
対向した現像部で、そこに位置されたイエロー現像器4
aによって現像され、感光ドラム1上に第1色目のイエ
ロートナー像が形成される。
【0034】一方、転写装置10Aの転写ドラム10に
転写材カセット17内から転写材がピックアップローラ
18によって感光ドラム1の画像と同期して供給され
る。転写ドラム10は、供給された転写材をグリッパ2
2によって把持して回転することにより、感光ドラム1
と対向した画像転写部へ搬送する。画像転写部へ搬送さ
れた転写材は、図示しない電源により転写ドラム10の
基体を介して転写ドラム10と感光ドラム1との間に印
加された転写電圧によって、感光ドラム1上のイエロー
トナー像が転写される。
【0035】この転写と同時に転写電圧によって転写材
に電荷が注入され、転写ドラム10の表面に転写材が静
電吸着されて保持される。この転写ドラム10への転写
材の静電吸着を強化するために、転写ドラム10の転写
材の給紙部近くに前記の吸着ローラ23を設置して吸着
用の電圧を印加することにより、グリッパ22による把
持後に予め転写材を静電吸着するようにされることが多
い。
【0036】イエロートナー像の転写が終了した感光ド
ラム1は、クリーナ26に設置したファーブラシ、ブレ
ード等のクリーニング部材によって表面の残留トナーを
清掃して除去した後、一次帯電器3による一次帯電以下
の画像形成操作が行なわれる。
【0037】以上のような感光ドラム1の一次帯電、露
光による静電潜像の形成、静電潜像の現像によるトナー
像の形成、得られたトナー像の転写材上への重ね合わせ
た転写を、第2色目以降のマゼンタ、シアン、ブラック
についても行なうことにより、転写材上にイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を重ね合わ
せて転写したカラー画像が得られる。
【0038】4色のトナー像の転写が終了した転写材
は、次いで転写ドラム10の周囲に配置された除電帯電
器2によって除電した後、その下流側の分離爪24によ
り転写ドラム10から剥離して定着装置25に送られ
る。そしてそこで加熱及び加圧により4色のトナー像を
定着して、トナー像の混色及び転写材への固定を行な
い、フルカラーの永久像とされた後、画像形成装置の機
外に排出される。好ましくは、転写材が剥離された転写
ドラム10は、ファーブラシ、ウエブ等のクリーニング
部材を備えたクリーナ27によって表面の残留トナーが
清掃される。
【0039】次に本実施例のカラー定着装置について説
明する。カラー定着装置25は、図6に示すように、定
着ローラ37を有し、圧力ローラ38と互いに圧接回転
を行なう。定着に要する加熱は各ローラ内部のハロゲン
ヒータ39、39’により加えられ、ローラ表面または
芯金材に当接したサーミスタ(図示せず)の抵抗値変化
によりローラ温度を検知して温調を行なう。オイルタン
ク43内のシリコーンオイルは汲み上げローラ41を経
て、塗布ローラ40上でブレード42により塗布量を規
制された後定着ローラ37表面に接触塗布される。
【0040】未定着転写材は図中右方より点線矢印に示
すように両ローラのニップ部に進入し、平滑オイル層が
形成された定着ローラ37の表面により加圧及び加熱を
受け、定着されて排紙される。定着を行なった表面は回
転によりオイル含浸した不織布繊維であるクリーニング
ウェブ44で摺擦されオフセットトナーを除去された後
に再びオイル塗布がなされる。
【0041】定着ローラ37の構成は、カラー画像の単
色〜4色の多重トナーの厚さ(数〜数十μm)に対応す
るためにアルミニウム等の芯軸に弾性層を数十μm以上
設けることが必要である。弾性が小さいとトナー凹部の
未定着やトナーのつぶれによる解像低下をもたらす。ま
た弾性層の材質はフェニル系、ジメチル系のRTV、L
TVタイプの液状シリコーンゴムが弾性を備えており、
特にRTVタイプはシリコーンゴムオイルとの親和性が
高く、オイル塗布し易いのでより好適である。表層には
RTV、LTVタイプを用い、その下層は熱に強いHT
Vタイプを設け、表層裏面の熱劣化やはがれを防いだ多
層構成としてもよい。また、表面に数十μm程度のPF
A、PTFEコート・チューブを設けてもよい。
【0042】圧力ローラ38の構成は定着ローラ37に
比べ弾性が小さくてよいので単純化してよくアルミニウ
ム芯軸にHTVシリコンゴム、フッ素ゴム等を設けるの
みでもよく、表面にPFAコート等を行なってオイル膨
潤阻止をしたものでもよい。
【0043】また、オイルは、シリコーンゴムオイルの
中でもジメチル系のものが現在一般的に用いられてお
り、例えば信越化学製KF−96等がよく知られてい
る。オイルの粘度については数万cs以下のものから利
用できるが、数千cs以下のものが好ましい。数十cs
以下のものは揮発性が高く、機内の帯電ワイヤを汚し易
い上に引火点が低く、安全性に問題があることから百c
s以上のものがよい。
【0044】本実施例においては定着ローラ表層をRT
Vタイプとし、加圧ローラ表層をLTVタイプとした。
またトナーはキャノン製カラー複写機CLC−200に
使用されているシャープメルトトナーである。定着温度
は120〜180℃の範囲でリップル±3℃以内にてロ
ーラ周速は10〜120mm/secの範囲とした。使
用オイルはKF−96の300cs、KF−53の20
0cs又はKF−54の400csを用いた。
【0045】実施例1 次に上記のように構成されたカラー画像形成装置に好適
に使用できる、本発明によるカラー画像用OHPフィル
ムの第1実施例について説明する。
【0046】図1は、本実施例におけるOHPフィルム
(オーバーヘッドプロジェクター用転写材)を示す説明
図であり、図2はOHPフィルムの側面を示す説明図で
あり、図3はその拡大図である。
【0047】本実施例におけるOHPフィルム60は基
材層としてPETフィルム(ポリエチレンテレフタレー
トフィルム)層61の上に上層としてポリエチレン樹脂
62をコートしたもので、PETフィルム61の厚みt
1 =100μm、ポリエチレン樹脂62の厚みt2 =1
0μmである。
【0048】又、図1の斜線にて示す部分は樹脂コート
層62の表面に図3に示すような凹凸を形成した状態と
なっており、又原稿検知に必要な透明な領域63は非画
像領域内で、OHPフィルム60の搬送方向の先端より
内側にw1 =2mmからw2=7mmの位置に設けられ
ている。尚、凹凸部の表面粗度はRz=3〜3.5μ
m、透明領域の表面粗度はRz≦0.5μmである。
【0049】又、樹脂側の表面の電気抵抗値は1×10
10〜5×1010Ω(500V印加で測定)程度であっ
た。また裏面の電気抵抗値は1×1011〜1×1014Ω
であった。
【0050】更に、本実施例におけるOHPフィルム6
0は、図2にてわかるように、樹脂62を下側にして適
宜の水平台80上に載置したとき、端部が水平台70か
ら浮き上がる、所謂カール(湾曲)量がh=3〜7mm
程度であった。
【0051】上述のOHPフィルムを図4に示すカラー
画像形成装置にて、平均粒子径8μmのトナーにより4
色フルカラーで印字したところ温湿度25℃・40%の
環境下においては、吸着ローラ23に印加される吸着バ
イアスは−1000V、転写バイアスは1色目(マゼン
タ)は1000V、2色目(シアン)は1100V、3
色目(イエロー)は1200V、4色目(ブラック)は
1300V印加され、順次転写バイアスが各色毎に印加
されている間、OHPフィルムは転写ドラム10に巻き
付いており、OHPフィルムの後端が転写ドラム10か
ら浮き上がって周辺の部材に接触することなく、鮮明な
画像を転写することができる。
【0052】転写終了後、OHPフィルムを把持してい
たグリッパー22が解除されると同時に分離爪24先端
が下方に下がりOHPフィルム先端をひっかけて定着装
置25へとOHPフィルムは搬送される。定着条件は1
50℃〜200℃で温度制御されており、定着時はOH
Pフィルムの表面凹凸樹脂部とトナーは融けて均一に平
滑になり透明になる。
【0053】本実施例のOHPフィルムは、図3に示す
ように粗面処理を施す前の樹脂コート層62の厚さt2
(破線部)は10μmであり、粗面処理後の樹脂コート
層の表面粗度(斜線部)はRz=3〜3.5μmであっ
た。樹脂コート層62を粗面処理する場合、粗くしすぎ
ると、即ちRzが大きすぎると定着後も十分に平滑にな
らず凹凸が残るためOHPフィルムをOHPで見たと
き、光が散乱し暗く見えたり、傷となって見えたりする
場合があったり、PETフィルム(基材樹脂フィルム)
に傷をつけたりする場合がある。そのため樹脂コート層
の厚みt2 に対してRzを80%以下にすることが好ま
しく、即ち、 Rz ≦ 0.8t … … (2) を満足するように粗面処理することで、PETフィルム
への影響や定着後の光透過性に対して均一で鮮明な画像
を得られることが本発明者等の検討の結果確認された。
【0054】また、OHPフィルムの樹脂コート層を荒
らす場合の条件として、鮮明画像を得るためには、トナ
ー粒子径との関係が重要である。両者の関係について本
発明者等が検討を加えたところ、図7のグラフに示すよ
うな検討結果を得ることができた。樹脂コート層の表面
粗度Rzがトナー粒子径aの半分に対して小さすぎる
と、樹脂コート層の表面を荒す効果がなくなり、粗面処
理をする前の平滑な樹脂コート面とほとんど同じで、中
抜けが目立つようになる。
【0055】本実施例の場合、粒子径8μmのトナーを
用い、樹脂面粗度Rz=2μmとしことにより、中抜け
が殆どなく鮮明画像が得られたが、Rz=1.5μmに
おいては粗面処理による効果が極端になくなり中抜けが
目立つようになった。
【0056】また、粒子径8μmのトナーに対して、O
HPフィルムの樹脂コート面をさらに粗くした場合、特
に細線が乱れ、直線性が得られなくなる。例えばRz=
4μmの場合、中抜けもなく鮮明な画像が得られている
が、Rz=5μmの場合は、中抜けは少ないが細線の直
線性が失われて鮮明な画像が得られなくなる。
【0057】上記のようにしてトナー粒子径aと樹脂コ
ート層の粗面処理時の粗度Rzとの関係について検討を
加えた結果、以下の条件が満たされることにより中抜け
のない鮮明な画像が得られることがわかった。
【0058】 0.125×(a+6)≦ Rz ≦a/2 ……… (1) 上記のように、樹脂コート層の厚みt、その樹脂面の粗
度Rz、及びトナー粒子径aの関係を、Rz≦0.8
t、及び0.125×(a+6)≦Rz≦a/2の両式
を満たすように設定することにより、PET層への悪影
響がなく、又定着後の光透過性に対して均一で中抜けの
ない鮮明な画像を得ることができる。
【0059】実施例2 本実施例において、OHPフィルムは、厚さt1 =10
0μmのPET層61とt2 =6μmの樹脂コート層6
2により構成し、実施例1に比べて樹脂量を少なくして
低コスト化を計った。また樹脂コート層62の表面粗度
をRz=3〜3.5μmとした。また、本実施例におい
ては、トナー粒径は平均8μmとし、中抜けを防止する
には表面粗度Rzはトナー粒径の半分以下が好ましく、
Rz≦4μmで且つRzは樹脂層厚の80%以下にする
ことが好ましい。これをグラフに表したのが図8であ
り、図中斜線部が適正領域である。
【0060】また、実施例1と同様に、OHPフィルム
を水平台に載置したとき、OHPフィルム端部はh=3
〜7mm程浮き上がるようにカールしている。これによ
り、樹脂側が凸状となり転写ドラムに巻き付き易くな
る。
【0061】更に、OHPフィルムの検知部として、実
施例1と同様に図1に示すように先端部の非画像領域に
一部平滑で光が90%以上透過する領域を設けた。尚、
OHPフィルムは先端から2mmまでの領域に凹凸が形
成され表面が荒れているため、給紙時においては給紙ロ
ーラやレジストローラとの接触によるくいつきがよく、
搬送性の点においても問題がない。
【0062】本実施例においては、樹脂コート層の厚み
を実施例1より小さくすることにより、樹脂量を少なく
して低コスト化を計ることができ、又実施例1の転写、
定着条件で画像形成を行なったところ中抜けのない鮮明
な画像を得ることができた。
【0063】実施例3 本発明者等は前記実施例に加えて更に中抜けが生じなく
鮮明な画像が得られる条件を求めるためトナー粒径aと
OHPフィルム樹脂層の表面粗度Rzとの関係について
更に鋭意検討を行った。
【0064】先ず、平均トナー粒径10μmのトナー粒
子をつかって上記のカラー画像形成装置において検討し
た。その結果、図7のグラフに示すように、OHPフィ
ルム樹脂表面粗度Rzは5μm以下が適正であり、Rz
≧6では、OHPフィルム表面の凹凸が大きすぎて中抜
けは生じないが細いラインの直線性がなくなり、くの字
型のラインになるという欠点があることがわかった。ま
た、OHPフィルム表面がRz≦1.5μmでは粒径1
0μmのトナーにとっては、OHPフィルムの凹凸性が
薄れ、中抜けが生じるようになる。従って平均粒径10
μmのトナー粒子では、OHPフィルムの表面粗度Rz
の適正範囲は、 2≦Rz≦5μm であった。
【0065】同様に平均粒径6μmのトナーにおいては
OHPフィルム表面粗度Rz≦1μmで中抜けが発生
し、Rz≦4μmで細線に乱れが生じ、平均粒径6μm
のトナーではOHPフィルムRzの適正範囲は、 1.5≦Rz≦3μm であった。
【0066】勿論本構成で用いたOHPフィルムは搬送
性及び転写ドラムとの巻付き性をよくするために図1に
図示されたように非画像領域内の一部を平滑で透明にし
てあり、また図2に図示されたように樹脂面側が凸状に
なるようにカールをつけてある。
【0067】上記のように、トナーの平均粒径に対し
て、OHPフィルムの樹脂コート層の表面の粗度を適正
範囲に設定することにより、中抜けのない鮮明な画像を
得ることができた。
【0068】実施例4 実施例1〜3で述べたように、OHPフィルムの樹脂コ
ート面を適正に荒すことで中抜けのない鮮明な画像が得
られるようになるが、この粗面処理を利用することでO
HPフィルムとしての原稿検知をすることが可能とな
る。
【0069】本実施例のOHPフィルムにおいて、粗面
処理を施す前の樹脂層の厚さをt=6μm、粗面処理後
の樹脂層の表面粗度をRz=3μm、使用するトナーの
トナーの平均粒径をa=8μmとした場合に、図1に示
すように原稿搬送方向に対して先端の非画像部領域を平
滑にした状態で粗面処理を施さない箇所を形成し、赤外
線により透過率を測定したところ、 粗面処理を施さない箇所の光透過率n3 =95% 粗面処理を施した箇所の光透過率n1 =50% であった。本実施例で用いた赤外光によるセンサーで検
討したところ、 n1 /n3 ≦0.7 … … (3) の関係が満足されれば十分にOHPフィルムとしての検
知が可能であった。尚、本実施例においては、n1 /n
3 =50/95≒0.53であった。
【0070】図9は、本実施例において測定されたOH
Pフィルムの粗面処理を施したときの表面粗度Rzと光
透過率の関係を示すグラフである。
【0071】粗面処理をしたときのRz=1〜7μmに
おいてはn1 =45〜60%の光透過率を示しており、
粗面処理をしない場合において、100μm厚のPET
フィルムに10μm厚のポリエステル系樹脂を塗工した
ときの光透過率はn3 =90%であった。
【0072】n1 =45〜60%、n3 =90%のコン
トラスト程度であれば十分にOHPフィルムであること
を認識することが可能であり、本実施例においては、 n1 /n3 ≦0.7 とすることで検知することが可能となる。
【0073】以上のように、本実施例によれば、一般的
な光学センサーによって普通紙との識別を容易に行なう
ことができ、又この場合、OHPフィルムの搬送方向先
端に粗面処理を施した箇所を有することにより、安定的
に搬送を行なうことができる。
【0074】実施例5 本発明においては、実施例1〜4にも述べているように
OHPフィルムの樹脂コート層自体に凹凸を形成してい
ることから、定着時にこの樹脂層が融けて粗面処理をす
る前の平滑な面に再度戻すことが可能になる。表面粗度
Rzの値や定着時の温度(本実施例では150℃〜20
0℃で行なった。)によって多少その平滑度に差が生じ
るが、定着後はOHPフィルムが全面的に平滑になり、
定着前の粗面処理を施さない原稿検知部も目立たなくす
ることができる効果がある。
【0075】粗面処理を施した面の定着後の光透過率を
2 とし、粗面処理を施さない箇所の光透過率をn3
したとき、 n2 /n3 ≧0.8 … … (4) の関係を満足することで非画像領域の先端部の原稿検知
箇所(粗面処理なし)と粗面処理を施した箇所との差異
を目視で識別できないぐらいに均一とすることが可能と
なり、製品価値の高いOHPフィルムを得ることができ
る。
【0076】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によるカラー画像用OHPフィルムは、基材層とその上
に設けられた樹脂コート層とを有し、カラー画像形成装
置にて使用されるトナーの平均粒径をa、トナーを支持
する樹脂コート層の粗面処理前の厚さをt、前記樹脂コ
ート層の粗面処理された画像形成領域の粗度をRzとし
たとき、0.125×(a+6)≦Rz≦a/2、Rz
≦0.8tの両式を同時に満足する構成としたことによ
り、基材層への悪影響がなく、又定着後の光透過性に対
して均一で中抜けのない鮮明な画像を得ることができ
る。又、粗面処理を施された樹脂コート層よりも被搬送
方向先端側に平滑で光透過性良好な領域樹脂を設けたこ
とにより、普通紙と識別する原稿検知が容易に行なえる
ようになった。更には、定着後においては凹凸面が均一
に平滑になることから原稿検知部と印字部との光透過率
において差異のない鮮明な画像が得られる効果がある。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラー画像用OHPフィルムの実
施例を示す説明図である。
【図2】図1のカラー画像用OHPフィルムの側面を示
す説明図である。
【図3】図2のカラー画像用OHPフィルムの拡大図で
ある。
【図4】本発明によるカラー画像用OHPフィルムが好
適に使用されるカラー画像形成装置の一例を示す構成図
である。
【図5】図4のカラー画像形成装置の現像装置を示す構
成図である。
【図6】図4のカラー画像形成装置の定着装置を示す構
成図である。
【図7】画像状態に関して、OHPフィルムと平均トナ
ー粒子径の関係を示すグラフである。
【図8】樹脂塗膜の厚さと表面粗度の関係を示すグラフ
である。
【図9】樹脂層の表面粗度と光透過率の関係を示すグラ
フである。
【図10】固体転写ドラムを示す斜視図である。
【図11】切欠きタイプの転写ドラムを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 像担持体 10 転写材担持体 10A 転写装置 60 OHPフィルム 61 樹脂コート層 62 PET層(基材層) 63 光透過度の大きい領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久米 隆生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 宮代 俊明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 健彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 壁谷 信昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−230162(JP,A) 特開 昭54−22831(JP,A) 特開 昭57−81270(JP,A) 特開 平6−19338(JP,A) 特開 平5−173435(JP,A) 特開 平5−204263(JP,A) 特開 平5−134562(JP,A) 特開 昭51−12143(JP,A) 特開 昭62−280874(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像形成装置において、像担持体
    上に形成された異なる色のトナー像を転写装置により接
    触転写するOHPフィルムであって、 基材層とその上に設けられた樹脂コート層とを有し、前
    記カラー画像形成装置にて使用されるトナーの平均粒径
    をa、トナーを支持する前記樹脂コート層の粗面処理前
    の厚さをt、前記樹脂コート層の粗面処理された画像形
    成領域の粗度をRzとしたとき、 0.125×(a+6)≦Rz≦a/2、 Rz≦0.8t の両式を同時に満足することを特徴とするOHPフィル
    ム。
  2. 【請求項2】 粗面処理を施された前記樹脂コート層の
    定着前の光透過率をn1とし、前記粗面処理を施された
    樹脂コート層よりも被搬送方向先端側に平滑で光透過性
    良好な領域を設け、この領域の光透過率をn3としたと
    き、 n1/n3≦0.7 の式を満足することを特徴とする請求項1のOHPフィ
    ルム。
  3. 【請求項3】 粗面処理を施した面の定着後の光透過率
    をn2とし、粗面処理を施されたコート層よりも被搬送
    方向先端側に平滑で光透過性良好な領域を設け、この領
    域の光透過率をn3としたとき、 n2/n3≧0.8 の式を満足することを特徴とする請求項1又は2のOH
    Pフィルム。
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