JP3070908B2 - 位置合わせマークを有するフィルム原版及び基板 - Google Patents

位置合わせマークを有するフィルム原版及び基板

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  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板及び
ハイブリッドIC等の製造過程でのパターン露光工程、
ソルダレジスト及びシルク印刷工程において用いるフィ
ルム原版に関し、特に、基板との位置合わせに適した位
置合わせマークを有するフイルム原版及び当該位置合わ
せマークを形成したプリント基板に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板、ハイブリッドIC等の製
造過程でのパターン露光工程、ソルダレジストおよびシ
ルク文字印刷工程において基板とフィルム原版との位置
合わせは製品の品質を決定する重要な工程であり、これ
が正確に行なわれることが必要である。この位置合わせ
作業の手順をパターン露光工程を例に図5を参照して説
明する。図5は、一般的な手動合わせにより、基板1に
フィルム原版2を重ねようとする状態を示す斜視図であ
る。フィルム原版2は、製品領域21と製品領域外22
で構成され、製品領域21にはパターン6が作画されて
いる。また、製品領域外22には、位置合わせマーク
(以下、合わせマークという)51,52,53(以
下、合わせマーク51,52,53の一般的総称とし
て、合わせマーク50と記載)が配置されている。合わ
せマーク50は、通常、x,y方向の他にθ方向のずれ
も防ぐため、図5のように基板1の対抗する辺に対し通
常3か所設け、また、その位置は固定されている。
【0003】従来の合わせ作業では、作業の初期段階で
「粗合わせ」として、基板1にフィルム原版2を重ね、
フィルム原版2上の合わせマーク50に対し、作業者の
勘により、基板1にあらかじめ穴あけされている合わせ
穴4におよそ位置決めする。図6は、従来から使用され
ている合わせマーク50の形状の一例を示したもので、
基本的に十字線の中心に同心円を重ねたものが主流であ
り、その大きさは、長辺l3が8〜10mm,短辺l4が
3〜5mmと比較的小さな寸法のものが多い。図6の
(A)の合わせマーク50は、同一形状で両者ともポジ
のものを並列したものであり、(B)は異種の大きさの
ものを並列したものである。さらに合わせ作業後半の
「精密合わせ」では、合わせマーク50の円と円の中心
部から延びている線分を頼りに合わせ穴4(図5)の中
心を合わせ、円と合わせ穴4の円周との間隙が均一とな
ることを確認したのち、フィルム原版2を基板1に固定
することで一連の作業を終了する。
【0004】合わせマーク50及びパターン6、並びに
基板1上にあるスルーホール3及び合わせ穴4は、同一
CAD(Computer Aided Design)加工情報で構成されて
いるため、各々の相対的位置精度は保証されている。し
たがって、製品領域21のパターン形状が一見複雑であ
っても、合わせ穴4に合わせマーク50を重ね合わせ一
致させることで、製品領域21のスルーホール3とパタ
ーン6の位置精度が保たれる仕組みとなっている。一
方、今日の高密度実装基板では、スルーホール3に対し
パターン6が微細になっているため、双方の位置精度の
確保が困難になっている。即ち、合わせ作業の精密さが
要求されている。この作業の出来具合いがスルーホール
3とパターン6の位置精度の大部分を決定しており、合
わせ作業がより行い易い形状の合わせマークが求められ
ている。
【0005】図7(A),(B)は、従来の合わせマーク
50を製品パターンに配置した一例であり、図7(A)
はポジフィルムを、図7(B)はネガフィルムを示して
いる。ポジフィルムとは、パターン部6が不透明(黒
色)で背景が透明なフィルム原版を指し、逆に、ネガフ
ィルムとは、パターン部が透明で背景が不透明なフィル
ム原版を言う。また、通常、CADによる自動作画機で
はポジフィルムを作成し、ネガフィルムはそれを光学的
に反転して作成する。ポジ,ネガフイルムの使い分け
は、基板製法により異なる。即ちポジフィルムは、はん
だ剥離法による穴径0.3mm,ランド径0.5mm以下の
穴径とランド径との間隙(ランド残りという)が小さい
高密度実装基板の製造に適用する。ネガフィルムは、サ
ブトラクティブ法により、前記よりはランド残りが大き
い通常の密度の基板に適用する。即ち、ネガフィルムは
合わせ精度が前述より厳しくない基板の製造に用いる。
但し、最近では、はんだ剥離法の方が工数がかかるの
で、工数低減のため、サブトラクティブ法でネガフィル
ムを用い、種々工夫しながら製造する機会も多くなって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、基板
コストを低減するために、より工数低減し、かつ、製造
歩留まりを向上させることが以前にも増して重要になっ
ている。工数低減の一つとして前述の合わせ作業時間の
短縮が上げられ、製造歩留まりの向上では合わせ作業の
不具合による製品再製作の阻止があげられる。図8は合
わせ作業の不具合による基板不良事例を示す。これは、
基板製造工程におけるエッチング時にエッチング液がス
ルーホール3に浸入したため、スルーホールめっきが溶
解し、断線不良となったものである。 この不具合の原
因は、サブトラクティブ法でランド残りが小さい基板を
製造したことにより、合わせ作業の精度が基板製造上必
要とする精度に追従しきれなかったため、スルーホール
3に対しランド61がずれてしまったものである。上記
従来の位置合わせにおいては、特にネガフィルムを用い
る場合、フィルム原版の背景が不透明なので合わせ穴の
位置を容易に確認できないという不具合があった。実際
には基板の合わせ穴とフィルム原版の合わせマークの位
置はそれぞれ固定されていることが多いため、基板の上
にフィルム原版を重ね、勘を頼りにフィルム原版をx−
y方向にずらしながら合わせ穴を見つける作業となり、
手間がかかるという問題があった。本発明の目的は、基
板とフィルム原版との合わせ作業を容易にして工数を低
減し、プリント基板等の製造歩留まりの向上が可能とな
る、合わせマークを有するフィルム原版を提供すること
にある。また、本発明の合わせマークを基板に形成する
ことで、作業効率の向上および位置精度の検査、確認を
容易にしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、フィルム原版に設ける合わせマークとし
て、ポジのマークとこれを反転したネガのマークとを一
体化したものを用いたことを特徴とする。即ち、通常の
フィルム原版の作成はポジで作成するが、合わせマーク
の一部はネガとなっている。以上のように本発明では、
合わせマークのポジ、ネガを一体化にすることで、フィ
ルム原版を光学的に反転した場合でも、必ず一方のマー
クがポジとなる。つまり、ネガフィルムが必要である基
板製法のために、自動作画機で作成したポジフィルム
を、光学的に反転しネガフィルムとした場合でも、合わ
せマークの一方は必ずポジとなる。その結果、基板とフ
ィルム原版の位置合わせ作業が極めて容易となり、基板
の製造歩留まりも向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例について、図
1,図2及び図4,図5を参照して説明する。図1は本
発明に適用する合わせマーク5の上面図、図2(A),
(B)はそれぞれ本発明に適用する合わせマーク5をポ
ジフィルムおよびネガフィルムに配置した平面図を示
す。本実施例に示す合わせマーク5の形状は、図1に示
すように、円502に四方に延びた線分501を重ね、
背景を透明としたポジ部5Aと、ポジ部5Aを光学的に
反転させ、背景を不透明にしたネガ部5Bを並列させて
長方形とし、さらに線幅0.3〜2.5mmの枠線503
で囲って一体化したものである。なお、本例での円50
2の外径D1は3mm,内径D2は1.6mm、さらに合わ
せ穴4の径は1.4mmとしている。また、合わせマーク
5の大きさは、長辺l1が15〜25mm,短辺l2が5
〜10mmとし、図6(A),(B)に示す従来の合わせマー
ク50に比べ、やや大きめの寸法として、フィルム原版
2及びプリント基板1上の配置位置を作業者に分かり易
くしている。
【0009】図2(A)は、自動作画機で直接作画したフ
ィルム原版2で、ポジであるため、製品領域外22にあ
る合わせマーク5の背景は透明となっている。 そのた
め、基板1にフィルム原版2を重ねた際、合わせ穴4
(図4)の位置を、容易に認識できる。一方、図2(B)
は、本発明のフィルム原版2をネガに反転した場合を示
すもので、合わせマーク5の一部が必ずポジになるた
め、この部分が合わせ穴4を探す際の「確認窓」の役割
を果たし、合わせ作業初期段階の「粗合わせ」の作業効
率を格段に上げることができる。 また、同時に作業者
の視力及び集中力の負担を軽減させることができる。な
お、図3は参照として、従来の合わせマーク50を有す
るフィルム原版2をネガにした場合で、背景が全て不透
明のため、極めて、合わせ穴4の位置を探し難いことが
理解できる。
【0010】図4は、一連の合わせ作業後半の「精密合
わせ」で、合わせマーク5の円502の内径D2と合わ
せ穴4の円周との間隙504を均一にする状態を示して
いる。図4(A)の例は、基板1とフィルム原版2の寸
法収縮が一致している場合を示し、ポジ部5Aの円50
2の内径D2と、合わせ穴4の円周(点線で示す)が、同
心円状になっていることを示す。ところが、実作業にお
いては基板1とフィルム原版2の寸法収縮が同一である
ことは稀で、合わせマーク5を用いて両者の収縮量を確
認した上、合わせ穴4に対し適正な位置に微修正して再
位置決めする必要がある。図4(B)はその一例で、図
5において、y方向にパターン6がずれた状態での、合
わせマーク5の円502と合わせ穴4の円周(点線で示
す)の位置関係を示す。このパターンずれが生じた状態
での微修正の方法を図5において説明すると、例えば、
合わせマーク51,53間のずれ量を中心振り分けする
ことである。即ち、合わせマーク5の円502の内径D
2と、合わせ穴4の円周との間隙部504を、合わせマ
ーク51,53とで相反する方向に同一にするものであ
る。ここで、間隙部504を同一に配分する作業では、
フィルム原版2において、合わせマーク5の円部502
が透明であり、その他の部分は不透明であるネガ部5B
の合わせマークの方がコントラスがとれ作業し易く、ま
た、作業者への視力的負担が少ないため、集中力も持続
することが経験的に分かっている。即ち、パターン6の
位置を微修正する作業では、製品領域21がポジ、ネガ
に係らず、合わせマーク5はネガであることが好まし
い。
【0011】以上を纏めると、合わせ作業において、作
業の初期段階での「粗合わせ」では、製品領域21がポ
ジ、ネガに係らず、合わせマーク5はポジであることが
好ましく、作業後半の「精密合わせ」でパターン6の位
置の微修正を行なう作業では、逆に、合わせマーク5は
ネガであることが好ましいことが分かる。つまり、合わ
せマーク5は、本発明のようにポジ、ネガ両方を併せ持
つことが理想的である。ここで、本実施例に示す合わせ
マーク5の設計値としては、外形寸法は、長辺l1を2
0mm,短辺l2を7mm、円502の外径D1は3mm,内
径D2は1.6mm,円502より四方に延びた線分50
1の線幅は0.4mmとし、また合わせ穴4の径は1.4
mmとしている。なお、合わせマーク5の設計値を上記と
した理由は、次の通りである。即ち、合わせマーク5の
外形寸法l1,l2は、基板材料の製品部の板取り効率
の点から、できるだけ小さい方が良い。一方、目視によ
る合わせ作業での作業者の視力への負担を配慮すると、
合わせマーク5の外形寸法はできるだけ大きい方が良い
という二面性がある。そこで本実施例では、ポジ部5A
とネガ部5Bを並列させたこともあり、板取り効率をや
や犠牲にしても作業効率を優先させ、従来よりやや大き
めの外形寸法に設定した。
【0012】次に、決定した外形寸法に対し、円502
の外径D1は、それを設置するポジ部5Aとネガ部5B
の領域のバランスを考慮して決定した。 さらに、合わ
せ穴4の穴径は、円502の径に対応させて設定した。
また、特にこの際、パターンずれが生じた状態での微修
正作業を配慮し、円502の内径D2と合わせ穴との間
隙部504が作業者に見やすくなる寸法設定とした。さ
らに、円502から四方に延びる線分501の線幅は、
合わせマーク5全体の領域から背景、穴、円が占める領
域を差引き、残った領域に物理的に設け得る線幅を割り
出し、かつ、その線幅はパターン形のエッチング時に、
ポジ部5A,ネガ部5Bに係らず、技術的に十分に形成
できるものとした。以上の設計思想に基づき、図1に示
した合わせマーク5の設計仕様を決定した。
【0013】次に本発明の第2の実施例について、図9
から図11を参照して説明する。図9は、本発明の合わ
せマーク5の枠線の線幅が広いタイプのものを具備した
フィルム原版2(図2)を使用し、テンティング法を用
いてパターンの形成工程(エッチング工程)を終了した場
合に、プリント基板1上に形成される基板合わせマーク
5’を示している。基板1上では、フィルム原版2のポ
ジ部5Aに対応する基板合わせマーク5’のネガ部5D
は、銅31がマスキングされるためそのまま存在し、フ
ィルム原版2のネガ部5Bに対応する基板合わせマーク
5’のポジ部5Cは、銅がエッチングされて基材30が
露出している。図10は、パターン形成後のプリント基
板1の製作工程を示すフローチャートである。プリント
基板1のパターン形成後は、ソルダレジスト、シルク文
字印刷、表面処理、外形加工と続く。ここで、基板1上
に、ソルダレジスト、シルク文字印刷を形成する工程に
おいて、前述の基板1上に形成された基板合わせマーク
5’が以下に示すように有効となる。
【0014】図11は、各工程を経て基板1上の基板合
わせマーク5’がどのような状態になるかを示し、か
つ、その有効性を説明するものである。工程(a)は、
エッチングを終了したパターン形成後の状態を示し、工
程(b)は、ソルダレジストをスクリーン版(図示せ
ず)を用いて印刷した状態を示す。合わせマーク5’の
基材部30(ハッチング部)にソルダレジストが形成さ
れている。 なお、通常、ソルダレジストは、緑色のエ
ポキシを主成分とする樹脂を用いていることが多い。ソ
ルダレジストの形成は、始めに、プリント基板1の合わ
せマーク5’上に、スクリーン版を重ねて印刷位置決め
を行う。この位置決め方法は、前述パターンの合わせ作
業と同様に、「粗合わせ」を行ってから製品領域のパタ
ーンに対し、「精密合わせ」を行う。この際、本発明の
基板合わせマーク5’を用いた場合の第1の有効性とし
ては、プリント基板1上に形成された合わせマーク5’
に対し、スクリーン版の合わせマークのポジ部が透明
で、これが「確認窓」となるため、粗合わせ時の基板1
上の合わせマーク5’とスクリーン版の合わせマークと
の位置決め作業の能率が、非常に上がる。
【0015】第2の有効性としては、基板1上に形成さ
れた合わせマーク5’の枠線505と、ソルダレジスト
の合わせマークの枠線506との間隙DS1を計測する
ことで、パターンとソルダレジストの位置精度(ずれ方
向、ずれ量)を検査することができる。図11(c)
は、シルク文字をスクリーン版(図示せず)を用いて、基
板1上に印刷した状態を示し、合わせマーク5’の銅部
31(横ハッチング部)の上に印刷される。即ち、工程
(a)で形成された銅31の部分が全てシルク印刷され
る。なお、通常シルク文字は白色または黄色のエポキシ
を主成分とする樹脂を用いていることが多い。シルク文
字印刷工程では、ソルダレジストと同様に「粗合わせ」
時の作業効率の向上、およびパターンとシルク文字の位
置精度(ずれ方向、ずれ量)の検査が可能になる二つの
有効性がある。
【0016】特に、図11では、合わせマーク5’の枠
線505の線幅が広いタイプのものを示しているが、こ
の場合、次の効果がある。即ち、工程(c)のA部拡大
図に示すように、基板1に収縮がなくシルク文字印刷の
ずれがない場合、基本的には、基板1に形成した合わせ
マーク5’の枠線505とシルク文字印刷での合わせマ
ークの枠線507は、一致した位置に形成される。しか
し、通常は様々な要因で両者にずれが発生するため、枠
線の線幅を広くしておくと、基板1上の合わせマーク
5’の枠線505の上に、シルク文字印刷での枠線50
7がずれて印刷されるため、両者の枠線の輪郭の差、D
S2を計測することでずれ量を定量化でき、プロセス管
理に応用することができる。さらに、シルク文字印刷後
は、パターン、ソルダレジスト、シルク文字各々の合わ
せマーク枠線の間隙を計測することで、三者の総合位置
精度を検査することができる。また、外観的にも基板製
造工程を経るごとに、基板1上の合わせマーク5’に、
図11に示したように、ソルダレジスト、シルク文字の
異なった色のインクで重ね印刷されるので、パターン、
ソルダレジスト、シルク文字の各工程における印刷ずれ
の確認が外観的(定性的)にも容易となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリント基板とフィルム原版との位置合わせ作業では、
フィルム原版のポジ、ネガにかかわらず、合わせ作業を
容易にして工数低減を図れ、かつ、作業者への負担を軽
減させることができる。また、基板の製造歩留まりを向
上させることができるため、基板コストの低減に寄与で
きる。さらに、ソルダレジストおよびシルク印刷工程で
は、本発明の合わせマークを用いることにより、作業効
率を向上させるばかりでなく、位置合わせ精度の検査、
確認を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における合わせマークの平面
図。
【図2】本発明のポジ及びネガの合わせマークを有する
フィルム原版の平面図。
【図3】従来の合わせマークを有するネガフィルムのフ
ィルム原版の平面図。
【図4】本発明のフィルム原版の合わせマークと基板の
合わせ穴の位置関係を示す図。
【図5】基板とフィルム原版上の合わせマーク及びパタ
ーンの位置関係を示す斜視図。
【図6】従来のフィルム原版に設けられている合わせマ
ークの例を示す平面図。
【図7】従来の合わせマークを有するポジ及びネガのフ
ィルム原版の平面図。
【図8】基板とフィルム原版との合わせ作業の不具合例
を示す図。
【図9】本発明のプリント基板に形成される基板合わせ
マークを示す平面図。
【図10】パターン形成後のプリント基板の製作工程を
示すフローチャート。
【図11】本発明の基板合わせマークの各工程における
状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 基板、2 フィルム原版、3 スルーホール、30
基材、31 銅、4合わせ穴、5 フィルム原版の合
わせマーク、5A フィルム原版の合わせマークのポジ
部、5B フィルム原版の合わせマークのネガ部、5C
基板の合わせマークのポジ部、5D 基板の合わせマ
ークのネガ部、501 合わせマークの中心線、502
合わせマークの円、503 合わせマークの枠線、5
05基板上に形成された合わせマークの枠線、506
ソルダレジストの合わせマークの枠線、507 シルク
文字の合わせマークの枠線、6 パターン。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板の製造過程におけるパター
    ン露光工程、レジスト工程等で使用するフィルム原版に
    おいて、前記基板に具備する合わせ穴と位置合わせする
    ために前記フィルム原版の製品領域外に具備する位置合
    わせマークとして、内部は透明で、前記合わせ穴より所
    定寸法大きな内径を有し、所定幅の線幅を有する不透明
    な円と、その外側の透明な背景部からなるポジ部と、こ
    れを光学的に反転したネガ部との並列する一体化形状の
    ものとしたことを特徴とする位置合わせマークを有する
    フィルム原版。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記不透明な円に
    は、該不透明な円の中心から外方向に延びた複数の所定
    幅の線分を設け、前記ポジ部と前記ネガ部を長方形の所
    定幅の枠線で囲った形状としたことを特徴とする位置合
    わせマークを有するフィルム原版。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記不透明な円の内
    径を1.0mm〜1.8mm、前記外方向に延びた複数の線分
    の線幅を0.3mm〜0.5mm、前記合わせ穴の直径を0.
    6mm〜1.5mmとしたことを特徴とする位置合わせマー
    クを有するフィルム原版。
  4. 【請求項4】 プリント基板の製造過程で使用するフィ
    ルム原版と前記プリント基板に具備する合わせ穴との位
    置合わせをするため、前記フィルム原版の製品領域外
    に、内部は透明で、前記合わせ穴より所定寸法大きな内
    径を有し、所定幅の線幅を有する不透明な円と、その外
    側の透明な背景部からなるポジ部と、これを光学的に反
    転したネガ部との並列する一体化形状の位置合わせマー
    クを具備する前記フィルム原版を用いたプリント基板の
    製造過程において、当該プリント基板の製品領域外に、
    前記フィルム原版の前記位置合わせマークに相当するス
    クリーン版用の位置合わせマークを具備することを特徴
    とする基板。
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