JP3069964U - インライン型射出成形機 - Google Patents

インライン型射出成形機

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JP3069964U
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screw
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pressure
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Inventor
忠信 桑原
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菱屋精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ駆動の射出成形機において、加熱筒内
での溶融樹脂の圧力を一定に保つ。 【解決する手段】 加熱筒4内のスクリュー5をスクリ
ュー回転用モータ6で回転させ、スクリュー5の射出側
への前進は射出用モータ8でネジ軸7を回転させること
によって行うインライン型射出成形機において、射出用
モータ8とネジ軸7との回転伝達系にブレーキ9を配備
し、加熱筒4内での溶融樹脂の圧力によってスクリュー
5が後退する際に、ネジ軸7の回転にブレーキ9を利か
せることにより加熱筒4内の溶融樹脂の圧力を許容範囲
に維持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する分野】
本考案は、モータ駆動によるインライン型射出成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインライン型射出成型機は、油圧によってスクリューを前進させて溶融 樹脂の射出を行い、加熱筒内での溶融樹脂の計量、混練の際には、射出成形機に 一定の油圧を加えて背圧を与えながらスクリューを回転させて混練、計量を行っ ていた。 上記、油圧による射出機構を具えた射出成形機は、油圧装置を付設せねばなら ず、装置全体の大型化、重量増を来たし、油圧関係のメンテナンスにコストも掛 かる。
【0003】 そこで、油圧に代えてモータモータ駆動の射出成形機も実施されている。 これは、スクリューの回転を行うスクリュー回転用モータと、ネジ軸を回転駆 動してスクリューを射出方向に前進させる射出用モータを具えている。 射出用モータは、サーボモータであって、加熱筒内の溶融樹脂の計量、混練時 に、樹脂に加える背圧の制御も行っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
射出用モータは、溶融樹脂に加わる背圧が設定背圧になるように、トルクミッ ト手段によって出力トルクを制限して、スクリューが射出方向に前進するように 駆動される。
【0005】 スクリューの回転によって溶融樹脂の圧力が設定背圧よりも大きくなるとスク リューは後退し、ネジ軸を介して射出用モータが逆転されることとなる。これに よって、溶融樹脂には設定背圧が加わることとなるが、射出用モータはその移動 指令方向とは逆方向に回転することになるから、射出用モータのサーボ回路のエ ラーレジスタ内の位置偏差が増大する。
【0006】 その結果、溶融樹脂の計量値が大きく、スクリューの後退量が大きいと、エラ ーレジスタ内に蓄えられる上記位置偏差量が大きな値となることから、エラーレ ジスタの容量を必要以上に大きくしなればならない。
【0007】 又、通常、サーボ回路を制御する制御装置は、エラーレジスタ内に蓄えられる 位置偏差量が所定値を超えると、何らかの不具合が生じたとしても、制御動作を 停止して警報を出すようにしたものが一般的である。しかし、計量時には何ら異 常が生じていないにも拘わらず、計量値の増大で位置偏差量が増大して警報を出 して動作停止することは、作業性を低下させる。
【0008】 本考案は、上記問題を解決したモータ駆動のインライン型射出成形機を明らか にするものである。
【0009】
【課題を解決する手段】
本考案のインライン型射出成形機は加熱筒(4)内のスクリュー(5)はスクリュ ー回転用モータ(6)で回転させ、スクリュー(5)の射出側への前進を射出用モー タ(8)でネジ軸(7)を回転させることによって行うインライン型射出成形機にお いて、射出用モータ(8)とネジ軸(7)との回転伝達系にブレーキ(9)を配備した ことを特徴とする。
【0010】
【作用及び効果】
、加熱筒(4)内での溶融樹脂の圧力によってスクリュー(5)が後退する際に、ネ ジ軸(7)の回転にブレーキ(9)を利かせて負荷を掛けることにより、スクリュー の後退に大きな抵抗が作用するため加熱筒(4)内の溶融樹脂の圧力を許容範囲に 維持できる。
【0011】 射出の際には、ブレーキ(9)を解除し、射出用モータ(8)によりネジ軸(7)を 回転させ、ネジ推力でスクリュー(5)を前進させればよい。 サーボモータの制御でスクリュー(5)の後退に抵抗を付与する従来例の問題は 解消される。
【0012】
【考案の実施の形態】
図1は、射出成形機の内、本考案の要部である射出ユニット(2)の正面図、図 2は平面図である。 スクリュー(5)とネジ軸(7)を同一直線上に具えたスライドブロック(3)が、 基台(1)上にスライド可能に配備される。
【0013】 スライドブロック(3)は、両端が夫々支持板(21)(22)に支持された4本のガイ ド軸(23)にスライド可能支持されており、前方にスクリュー(5)、後方にネジ軸 (7)を突設している。 前方の支持板(21)に加熱筒(4)が前方に向けて突設され、該加熱筒(4)に前記 スクリュー(5)が回転自由に収容され、加熱筒(4)の基端にはホッパー(41)が接 続される。
【0014】 スライドブロック(3)上にスクリュー回転用モータ(6)が搭載され、該モータ の回転軸に設けたプーリ(61)と、前記スクリュー(5)の後端に設けたプーリ(51) とがベルト(62)にて連繋される。
【0015】 前記ネジ軸(7)は摩擦抵抗の小さなボールネジ軸であり、スライドブロック( 3)の後部に、射出時のスクリュー(5)の最大ストロークより少し長い距離だけ 回転して前後移動可能に螺合されており、ネジ軸(7)の後部は支持板(22)を回転 可能に貫通した丸軸(70)となっている。
【0016】 後部の支持板(22)上に射出用モータ(8)が配備され、該モータの回転軸に設け た小プーリ(81)と前記ネジ軸(7)の丸軸(70)の後端に設けた大プーリ(71)とがタ イミングベルト(82)にて連繋される。 射出用モータ(8)は、サーボモータ等の高精度制御モータである。
【0017】 射出用モータ(8)とネジ軸(7)との回転伝達系にブレーキ(9)が連繋される。 ブレーキ(9)は実施例では、電磁ブレーキであるが、ブレーキ圧をコントロー ルできるものであれば可い。
【0018】 加熱筒(4)内の溶融樹脂の圧力センサー(図示せず)、射出用モータ(8)、ブレ ーキ(9)及び前記スクリュー回転用モータ(6)は制御部(200)に連繋され、加熱 筒(4)内でのスクリュー(5)の回転による溶融樹脂の混練、計量及び設定射出圧 を維持するスクリュー(5)の前進速度等がコントロールされることは勿論のこと 、計量時のスクリュー(5)の後退の際に、圧力センサーからの信号に応じて、電 磁ブーレキへの電圧を制御してブレーキの強さを調整し、ネジ軸(7)の回転に、 加熱筒(4)の溶融樹脂の圧力を許容範囲に維持するための負荷を与える。
【0019】 上記射出ユニット(2)は、モータ(101)と該モータによって回転するネジ軸(10 2)とによるノズルタッチ装置(100)に連繋され、射出ユニット(2)全体を前後に 少し移動させることにより、固定金型(300)に加熱筒(4)先端のノズル(42)を接 触、離間させることができる。
【0020】 然して、図1に示す如く、スクリュー(5)が最も前進した位置でスクリュー( 5)を回転させ、ホッパー(41)内のペレットを加熱筒(4)内に導いて、溶融しつ つ加熱筒(4)の前方に送る。
【0021】 加熱筒(4)の前部に溶融樹脂が充満すると、溶融樹脂を前方に送り込む方向に 回転しているスクリュー(5)に対して、該スクリュー(5)を後方に押す力が作用 する。 射出用モータ(8)への通電は遮断されており、ブレーキ(9)がなければスクリ ュー(5)を後方に押す力で、スライドブロック(3)はネジ軸(7)を回転させなが ら自由に後退してしまい、加熱筒(4)内の溶融樹脂の圧力は許容範囲以下となっ てしまう。
【0022】 本考案では、スクリュー(5)の後退の際に、ブレーキ(9)が働いて、プーリ(8 1)、タイミングベルト(82)、プーリ(71)を介してネジ軸(7)の回転に対して、加 熱筒(4)の溶融樹脂の圧力を許容範囲に維持するため負荷を与えて、スライドブ ロック(3)の後退に抵抗を付与できる。 これによって、加熱筒(4)内の溶融樹脂の圧力を設定範囲に維持できる。
【0023】 射出の際は、ネジ軸(7)に対するブレーキを解除し、射出用モータ(8)により ネジ軸(7)をスライドブロック(3)を前進させる方向に回転させ、即ち、スクリ ュー(5)を前進させ、溶融樹脂を加熱筒(4)の先端のノズル(42)から固定型(300 )へ注入すればよい。
【0024】 本考案は上記実施例の構成に限定されることはなく、実用新案登録請求の範囲 に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】射出成形装置の要部正面図である。
【図2】同上の平面図である。
【符号の説明】
(3) スライドブロック (4) 加熱筒 (5) スクリュー (6) スクリュー回転用モータ (7) ネジ軸 (8) 射出用モータ (9) ブレーキ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱筒(4)内のスクリュー(5)をスクリ
    ュー回転用モータ(6)で回転させ、スクリュー(5)の射
    出側への前進は射出用モータ(8)でネジ軸(7)を回転さ
    せることによって行うインライン型射出成形機におい
    て、射出用モータ(8)とネジ軸(7)との回転伝達系にブ
    レーキ(9)を配備し、加熱筒(4)内での溶融樹脂の圧力
    によってスクリュー(5)が後退する際に、ブレーキ(9)
    を利かせることによりネジ軸(7)の回転に抵抗を付与し
    て加熱筒(4)内の溶融樹脂の圧力を許容範囲に維持する
    ことを特徴とするインライン型射出成形機。
  2. 【請求項2】 射出用モータ(8)はサーボモータであ
    り、ブレーキ(9)は電磁ブレーキであり、ブレーキ
    (9)、射出用モータ(8)及びスクリュー(5)は制御部(2
    00)に連繋されている請求項1に記載のインライン型射
    出成形機。
JP1999009820U 1999-12-27 1999-12-27 インライン型射出成形機 Expired - Lifetime JP3069964U (ja)

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