JP3066283B2 - 電子レンジ - Google Patents
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- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/70—Feed lines
- H05B6/705—Feed lines using microwave tuning
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24C—DOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
- F24C7/00—Stoves or ranges heated by electric energy
- F24C7/02—Stoves or ranges heated by electric energy using microwaves
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/6408—Supports or covers specially adapted for use in microwave heating apparatus
- H05B6/6411—Supports or covers specially adapted for use in microwave heating apparatus the supports being rotated
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
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- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/6426—Aspects relating to the exterior of the microwave heating apparatus, e.g. metal casing, power cord
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
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- Cookers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、キャビティ内に収容し
た食品をマイクロ波加熱する電子レンジに関する。
た食品をマイクロ波加熱する電子レンジに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の電子レンジでは、キャビティ内
にマイクロ波を導入して電界をつくり、食品に電気力線
を通して加熱する。しかし、キャビティの中にはマイク
ロ波の定在波が生じ、均一な電界を作り難い。このた
め、発生する電気力線の密度が場所によってばらついて
おり、食品を均一に加熱することができない。
にマイクロ波を導入して電界をつくり、食品に電気力線
を通して加熱する。しかし、キャビティの中にはマイク
ロ波の定在波が生じ、均一な電界を作り難い。このた
め、発生する電気力線の密度が場所によってばらついて
おり、食品を均一に加熱することができない。
【０００３】そこで、従来の電子レンジにおいては、キ
ャビティ内へのマイクロ波の給電口にスタラーをつけて
マイクロ波の入射角を変え、定在波の位置を変えること
が行なわれている。また、食品を載置するための架台を
回転させて食品の位置を変化させることが行なわれてい
る。しかしながら、上記従来の電子レンジにおいては、
食品を均一に加熱することに関して、まだ不十分であっ
た。
ャビティ内へのマイクロ波の給電口にスタラーをつけて
マイクロ波の入射角を変え、定在波の位置を変えること
が行なわれている。また、食品を載置するための架台を
回転させて食品の位置を変化させることが行なわれてい
る。しかしながら、上記従来の電子レンジにおいては、
食品を均一に加熱することに関して、まだ不十分であっ
た。
【０００４】そこで、キャビティの内面に凹凸面を設け
て、マイクロ波を乱反射させることが行なわれている
（実公昭４８−２４２０６号公報及び実開昭４７−３４
５５３号公報参照）。
て、マイクロ波を乱反射させることが行なわれている
（実公昭４８−２４２０６号公報及び実開昭４７−３４
５５３号公報参照）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報の
ものでは、上記凹凸面のうちの、凹面の部分が、マイク
ロ波を集束させてしまうので、全体として、マイクロ波
の拡散効率が悪くなり、したがって、均一な加熱が達成
できなかった。また、凹面の部分があると、キャビティ
の内面の清掃に手間がかかるという問題もあった。
ものでは、上記凹凸面のうちの、凹面の部分が、マイク
ロ波を集束させてしまうので、全体として、マイクロ波
の拡散効率が悪くなり、したがって、均一な加熱が達成
できなかった。また、凹面の部分があると、キャビティ
の内面の清掃に手間がかかるという問題もあった。
【０００６】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、均一に加熱できしかも清掃の容易な電子レンジ
を提供することを目的としている。
であり、均一に加熱できしかも清掃の容易な電子レンジ
を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するため、請求項１に係る発明の電子レンジは、キャビ
ティ内に収容された被加熱物をマイクロ波によって加熱
する電子レンジにおいて、上記キャビティを区画する長
方形状の後面板に、キャビティ内に突出する複数の凸面
部からなる凸面部群が形成され、上記凸面部群は、後面
板の長手方向に配置された凸面部の割合が、後面板の短
手方向中央部で相対的に高く、短手方向端部で相対的に
低くされていることを特徴とする。
するため、請求項１に係る発明の電子レンジは、キャビ
ティ内に収容された被加熱物をマイクロ波によって加熱
する電子レンジにおいて、上記キャビティを区画する長
方形状の後面板に、キャビティ内に突出する複数の凸面
部からなる凸面部群が形成され、上記凸面部群は、後面
板の長手方向に配置された凸面部の割合が、後面板の短
手方向中央部で相対的に高く、短手方向端部で相対的に
低くされていることを特徴とする。
【０００８】上記構成によれば、マイクロ波を集束させ
てしまうような凹面がないので、より効率的にマイクロ
波を拡散することができると共に、清掃もし易い。しか
も、後面板の長手方向に配置される凸面部の配置割合
を、短手方向の中央部で相対的に高くしたので、この短
手方向中央部に集まる十分な量のマイクロ波を、キャビ
ティの隅々に向けて拡散して反射させることができる。
てしまうような凹面がないので、より効率的にマイクロ
波を拡散することができると共に、清掃もし易い。しか
も、後面板の長手方向に配置される凸面部の配置割合
を、短手方向の中央部で相対的に高くしたので、この短
手方向中央部に集まる十分な量のマイクロ波を、キャビ
ティの隅々に向けて拡散して反射させることができる。
【０００９】請求項２に係る発明の電子レンジは、請求
項１記載の電子レンジにおいて、上記凸面部群は、上記
後面板の中央部に配置された凸面部を含み、この中央部
に配置された凸面部は、他の部分に配置された凸面部よ
りも大きいことを特徴とするものである。上記構成によ
れば、上記後面板の中央部に配置された上記大きい凸面
部は、多量のマイクロ波の入射を受けることにより、十
分な量のマイクロ波をキャビティの隅々へ拡散して反射
させることができる。
項１記載の電子レンジにおいて、上記凸面部群は、上記
後面板の中央部に配置された凸面部を含み、この中央部
に配置された凸面部は、他の部分に配置された凸面部よ
りも大きいことを特徴とするものである。上記構成によ
れば、上記後面板の中央部に配置された上記大きい凸面
部は、多量のマイクロ波の入射を受けることにより、十
分な量のマイクロ波をキャビティの隅々へ拡散して反射
させることができる。
【００１０】請求項３に係る発明の電子レンジは、請求
項２記載の電子レンジにおいて、上記中央部に配置され
た凸面部は、後面板の長手方向に長い略楕円形状をして
いることを特徴とするものである。上記構成によれば、
上記大きい凸面部を、キャビティの形状に適合させたの
で、上記大きい凸面部は、キャビティの隅々まで均一に
マイクロ波を反射させることができる。
項２記載の電子レンジにおいて、上記中央部に配置され
た凸面部は、後面板の長手方向に長い略楕円形状をして
いることを特徴とするものである。上記構成によれば、
上記大きい凸面部を、キャビティの形状に適合させたの
で、上記大きい凸面部は、キャビティの隅々まで均一に
マイクロ波を反射させることができる。
【００１１】請求項４に係る発明の電子レンジは、請求
項１ないし３の何れかに記載の電子レンジにおいて、上
記キャビティを区画する両側面板にそれぞれ形成された
ガイドレール部と、上記ガイドレール部に案内されてキ
ャビティ内に抜取り自在に挿入される載置皿とが備えら
れ、上記後面板の縁部には、挿入された載置皿に当接し
て載置皿の挿入位置を規制し、凸面部の先端と上記載置
皿との間に放電防止距離を確保するための位置決め用当
接部が備えられていることを特徴とするものである。
項１ないし３の何れかに記載の電子レンジにおいて、上
記キャビティを区画する両側面板にそれぞれ形成された
ガイドレール部と、上記ガイドレール部に案内されてキ
ャビティ内に抜取り自在に挿入される載置皿とが備えら
れ、上記後面板の縁部には、挿入された載置皿に当接し
て載置皿の挿入位置を規制し、凸面部の先端と上記載置
皿との間に放電防止距離を確保するための位置決め用当
接部が備えられていることを特徴とするものである。
【００１２】上記構成によれば、後面板に設けた凸部の
先端と、挿入された載置皿との間に放電防止距離が確保
されるので、凸部に起因した放電が生ずることがない。
請求項５に係る発明の電子レンジは、請求項１ないし４
の何れかに記載の電子レンジにおいて、上記凸面部は、
段差や角のない凸湾曲面からなることを特徴とするもの
である。
先端と、挿入された載置皿との間に放電防止距離が確保
されるので、凸部に起因した放電が生ずることがない。
請求項５に係る発明の電子レンジは、請求項１ないし４
の何れかに記載の電子レンジにおいて、上記凸面部は、
段差や角のない凸湾曲面からなることを特徴とするもの
である。
【００１３】上記構成によれば、凸面部が、段差や角の
ない凸湾曲面、例えば楕円面、球面及び放物面等からな
るので、マイクロ波の拡散効果が高い。
ない凸湾曲面、例えば楕円面、球面及び放物面等からな
るので、マイクロ波の拡散効果が高い。
【００１４】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好まし
い実施例について詳述する。図１は本発明の第１実施例
に係る電子レンジの概略斜視図であり、図２は扉を開け
た状態で角皿を導入する状態を示す分解斜視図である。
図３及び図４は扉を開けた状態の電子レンジの正面図で
あり、図３は食品を食器皿に載せて受け皿上に載置した
状態を示し、図４は受け皿等を取り除いた状態を示して
いる。
い実施例について詳述する。図１は本発明の第１実施例
に係る電子レンジの概略斜視図であり、図２は扉を開け
た状態で角皿を導入する状態を示す分解斜視図である。
図３及び図４は扉を開けた状態の電子レンジの正面図で
あり、図３は食品を食器皿に載せて受け皿上に載置した
状態を示し、図４は受け皿等を取り除いた状態を示して
いる。
【００１５】図１及び図２を参照して、本電子レンジＡ
は、被加熱物を収容する横長のキャビティ２を有するレ
ンジ本体１と、このレンジ本体１の前面部１ａに取り付
けられた扉４とを備えている。この扉４は、上記前面部
１ａに形成されるキャビティ２の開口３を開閉するもの
である。図２において、２２は所要時にキャビティ２内
へ収容される、被加熱物載置用の角皿である。
は、被加熱物を収容する横長のキャビティ２を有するレ
ンジ本体１と、このレンジ本体１の前面部１ａに取り付
けられた扉４とを備えている。この扉４は、上記前面部
１ａに形成されるキャビティ２の開口３を開閉するもの
である。図２において、２２は所要時にキャビティ２内
へ収容される、被加熱物載置用の角皿である。
【００１６】上記前面部１ａには、所望の調理モードを
選択して設定するための各種操作スイッチ類１１ａが配
された操作部１１が、扉４に隣接して設けられている。
図３、図４及び電子レンジの横断平面図である図５を参
照して、レンジ本体１は、レンジ本体１の外面を区画す
る外箱５と、この外箱５内にキャビティ２を区画する区
画板としての、天面板６、底面板７、後面板８、左側面
板９及び右側面板１０とを有している。キャビティ２
は、上記天面板６、底面板７、後面板８、左側面板９、
右側面板１０及び扉４によって区画されている。
選択して設定するための各種操作スイッチ類１１ａが配
された操作部１１が、扉４に隣接して設けられている。
図３、図４及び電子レンジの横断平面図である図５を参
照して、レンジ本体１は、レンジ本体１の外面を区画す
る外箱５と、この外箱５内にキャビティ２を区画する区
画板としての、天面板６、底面板７、後面板８、左側面
板９及び右側面板１０とを有している。キャビティ２
は、上記天面板６、底面板７、後面板８、左側面板９、
右側面板１０及び扉４によって区画されている。
【００１７】図５を参照して、右側面板１０とこれに対
向する外箱５の面との間に形成される空間には、マイク
ロ波を発生するマグネトロン１２が配置されている。マ
グネトロン１２で発生されたマイクロ波は、上記右側面
板１０に形成した給電口１３を介してキャビティ２内に
供給される。１４はマグネトロン１２からのマイクロ波
をキャビティ２内に放射するための放射アンテナであ
る。
向する外箱５の面との間に形成される空間には、マイク
ロ波を発生するマグネトロン１２が配置されている。マ
グネトロン１２で発生されたマイクロ波は、上記右側面
板１０に形成した給電口１３を介してキャビティ２内に
供給される。１４はマグネトロン１２からのマイクロ波
をキャビティ２内に放射するための放射アンテナであ
る。
【００１８】電子レンジの内部構成を示す概略側面図で
ある図６を参照して、天面板６とこれに対向する外箱５
の面との間に区画される空間には、オーブン加熱用の長
尺の赤外線ヒータ１５が２本配置されている。１６は赤
外線ヒータ１５のための反射板である。６ａは無数のパ
ンチング孔を形成したパンチング部である。図３及び図
４を参照して、天面板６には、給電口１３に近接した位
置に大きい凸面部６１が配置され、残りの部分であって
パンチング部６ａを回避した位置に、小さな凸面部６２
が分散して配置されている。
ある図６を参照して、天面板６とこれに対向する外箱５
の面との間に区画される空間には、オーブン加熱用の長
尺の赤外線ヒータ１５が２本配置されている。１６は赤
外線ヒータ１５のための反射板である。６ａは無数のパ
ンチング孔を形成したパンチング部である。図３及び図
４を参照して、天面板６には、給電口１３に近接した位
置に大きい凸面部６１が配置され、残りの部分であって
パンチング部６ａを回避した位置に、小さな凸面部６２
が分散して配置されている。
【００１９】図４及び図５を参照して、底面板７の中央
部からキャビティ２内へは、キャビティ２外に配置され
たモータ（図示せず）によって回転されるシャフト１７
が突出されており、このシャフト１７は、格子状をした
金属製の回転受け台１８に連結されている。この回転受
け台１８には、食品等を載置する円形のガラス等からな
る受け皿１９（いわゆるターンテーブルであり、図１及
び図３参照。図５では示さず。）が載せられるようにな
っている。また、図３ないし図５を参照して、回転受け
台１８の外周であって、底面板７の四隅部には、キャビ
ティ２内へ突出する凸面部７１が複数形成されている。
部からキャビティ２内へは、キャビティ２外に配置され
たモータ（図示せず）によって回転されるシャフト１７
が突出されており、このシャフト１７は、格子状をした
金属製の回転受け台１８に連結されている。この回転受
け台１８には、食品等を載置する円形のガラス等からな
る受け皿１９（いわゆるターンテーブルであり、図１及
び図３参照。図５では示さず。）が載せられるようにな
っている。また、図３ないし図５を参照して、回転受け
台１８の外周であって、底面板７の四隅部には、キャビ
ティ２内へ突出する凸面部７１が複数形成されている。
【００２０】図３、図４及び図６を参照して、左側面板
９及び右側面板１０のそれぞれには、上下２段のガイド
レール２０，２１が形成されている。これらガイドレー
ル２０，２１は、例えば、グラタン等のオーブンの調理
のために用いられる角皿２２を載せられるようになって
おり、所要時に、角皿２２を案内してキャビティ２内へ
出し入れさせるためのものである。なお、右側面板１０
に設けられたガイドレール２０，２１は、給電口１３に
よって干渉される部分で途切れてそれぞれ２分割されて
いる。また、左側面板９には、ガイドレール部２０，２
１から所定距離上方へ離間した位置に、キャビティ２内
へ突出する、複数の球面状の凸面部９１が分散して配置
されている。右側面板１０に関しても給電口やガイドレ
ール部２０，２１を回避した位置に、凸面部１０１が分
散して配置されている（図３及び図４参照）。
９及び右側面板１０のそれぞれには、上下２段のガイド
レール２０，２１が形成されている。これらガイドレー
ル２０，２１は、例えば、グラタン等のオーブンの調理
のために用いられる角皿２２を載せられるようになって
おり、所要時に、角皿２２を案内してキャビティ２内へ
出し入れさせるためのものである。なお、右側面板１０
に設けられたガイドレール２０，２１は、給電口１３に
よって干渉される部分で途切れてそれぞれ２分割されて
いる。また、左側面板９には、ガイドレール部２０，２
１から所定距離上方へ離間した位置に、キャビティ２内
へ突出する、複数の球面状の凸面部９１が分散して配置
されている。右側面板１０に関しても給電口やガイドレ
ール部２０，２１を回避した位置に、凸面部１０１が分
散して配置されている（図３及び図４参照）。
【００２１】図７を参照して、角皿２２は、上面の開放
した箱形をしており、矩形状の底面部２２ａと、この底
面部２２ａの四辺から立ち上がる周側壁２２ｂと、周側
壁２２ｂの上端に形成された環状フランジ２２ｃとを有
している。この環状フランジ２２ｃは、カールさせられ
ることにより、その先端が周側壁２２ｃに対向されてい
る。角皿２２がキャビティ２内へ入れられる際、環状フ
ランジ２２ｃがガイドレール部２０，２１に乗って摺動
する。
した箱形をしており、矩形状の底面部２２ａと、この底
面部２２ａの四辺から立ち上がる周側壁２２ｂと、周側
壁２２ｂの上端に形成された環状フランジ２２ｃとを有
している。この環状フランジ２２ｃは、カールさせられ
ることにより、その先端が周側壁２２ｃに対向されてい
る。角皿２２がキャビティ２内へ入れられる際、環状フ
ランジ２２ｃがガイドレール部２０，２１に乗って摺動
する。
【００２２】図８を参照して、後面板８は、その周縁に
沿った枠状の周縁部８ａと、この周縁部８ａで取り囲ま
れる部分であって、上記周縁部８ａよりも後方へ凹まさ
れた主面８ｂとを有している。上記周縁部８ａのうち、
後面板８の左右辺に沿って配置される部分が、角皿２２
のキャビティ２内への挿入位置を位置決めする位置決め
用当接部を構成している。すなわち、角皿２２が挿入さ
れた状態のキャビティ２の横断面を示す図９を参照し
て、角皿２２の導入側端部となる環状フランジ２２ｃ
が、上記周縁部８ａと当接するようになっている。
沿った枠状の周縁部８ａと、この周縁部８ａで取り囲ま
れる部分であって、上記周縁部８ａよりも後方へ凹まさ
れた主面８ｂとを有している。上記周縁部８ａのうち、
後面板８の左右辺に沿って配置される部分が、角皿２２
のキャビティ２内への挿入位置を位置決めする位置決め
用当接部を構成している。すなわち、角皿２２が挿入さ
れた状態のキャビティ２の横断面を示す図９を参照し
て、角皿２２の導入側端部となる環状フランジ２２ｃ
が、上記周縁部８ａと当接するようになっている。
【００２３】一方、図８を参照して、上記の凹まされた
主面８ｂには、キャビティ２内へ突出する複数の凸面部
８１，８２，８３，８４により構成される凸面部群８０
が形成されている。これら凸面部８１〜８４の主面８ｂ
からの突出量は、乱反射に十分な効果を発揮させ且つキ
ャビティ２内の容積を殆ど減少させないという観点か
ら、２ｍｍ程度が好ましい。
主面８ｂには、キャビティ２内へ突出する複数の凸面部
８１，８２，８３，８４により構成される凸面部群８０
が形成されている。これら凸面部８１〜８４の主面８ｂ
からの突出量は、乱反射に十分な効果を発揮させ且つキ
ャビティ２内の容積を殆ど減少させないという観点か
ら、２ｍｍ程度が好ましい。
【００２４】また、図９を参照して、各凸面部８１，８
２，８３，８４の頂部は、周縁部８ａよりも、所定量ｄ
だけ後方に位置されるように設定されており、これによ
り、キャビティ２内へ収容された角皿２２の環状フラン
ジ２２ｃとの間に、上記の距離ｄが確保されるようにな
っている（角皿２２が挿入された状態のキャビティ２の
縦断面を示す図１０参照）。上記の距離ｄは角皿２２の
環状フランジ２２ｃと凸面部８１〜８４との間での放電
を防止することが可能な距離（例えば１ｍｍ程度）に設
定されている。
２，８３，８４の頂部は、周縁部８ａよりも、所定量ｄ
だけ後方に位置されるように設定されており、これによ
り、キャビティ２内へ収容された角皿２２の環状フラン
ジ２２ｃとの間に、上記の距離ｄが確保されるようにな
っている（角皿２２が挿入された状態のキャビティ２の
縦断面を示す図１０参照）。上記の距離ｄは角皿２２の
環状フランジ２２ｃと凸面部８１〜８４との間での放電
を防止することが可能な距離（例えば１ｍｍ程度）に設
定されている。
【００２５】再び図８を参照して、凸面部８１は、後面
板８の中央部に配置され、横長であるキャビティ２の形
状に対応して、横長の楕円面（例えば縦６３ｍｍで横９
０ｍｍ）に形成されている。また、この凸面部８１は、
他の凸面部８２，８３，８４と比較して、大きめに設定
されている。凸面部８２，８３，８４は球面に形成され
ており、凸面部８２よりも凸面部８３が大きく、また、
凸面部８３よりも凸面部８４が大きくされている。例え
ば凸面部８２，８３，８４の径は、それぞれ１１ｍｍ，
１６ｍｍ，２２ｍｍとされている。これら凸面部８２，
８３，８４は、中央に配置された凸面部８１から、後面
板８の左右の辺に向けて放射状に配列されているが、上
下の辺に向けては配列されていない。
板８の中央部に配置され、横長であるキャビティ２の形
状に対応して、横長の楕円面（例えば縦６３ｍｍで横９
０ｍｍ）に形成されている。また、この凸面部８１は、
他の凸面部８２，８３，８４と比較して、大きめに設定
されている。凸面部８２，８３，８４は球面に形成され
ており、凸面部８２よりも凸面部８３が大きく、また、
凸面部８３よりも凸面部８４が大きくされている。例え
ば凸面部８２，８３，８４の径は、それぞれ１１ｍｍ，
１６ｍｍ，２２ｍｍとされている。これら凸面部８２，
８３，８４は、中央に配置された凸面部８１から、後面
板８の左右の辺に向けて放射状に配列されているが、上
下の辺に向けては配列されていない。
【００２６】本実施例によれば、下記の作用効果を奏す
る。すなわち、 後面板８において、マイクロ波を集束させてしまう
凹面がなく、凸面部群８０のみとしたので、マイクロ波
の拡散効率が高く、しかも、清掃等を行い易い。特に、
凸面部群８０をキャビティ２の形状に適合するような横
長状に分散して配置したので、キャビティ２の隅々まで
マイクロ波を拡散して反射できる結果、キャビティ２内
の食品を均一に加熱できる。 しかも、後面板８の中央部に配置された大型の凸面
部８１が、多量のマイクロ波の入射を受けることによ
り、十分な量のマイクロ波をキャビティ２の隅々へ拡散
して反射させることができる結果、より均一に食品を加
熱できる。また、上記大型の凸面部８１を、キャビティ
２の形状に適合させた横長状としたので、該凸面部８１
が、キャビティ２の隅々まで均一にマイクロ波を反射さ
せることができる結果、より一層均一に食品を加熱でき
る。 また、凸面部群８０の全体から見た配置としては、
上下方向の中央部における水平ライン上に占める凸面部
８１〜８４の割合を、相対的に高くし、上方又は下方に
なるに従い、水平ライン上に占める凸面部８１〜８４の
割合を相対的に低くしたので、上下方向の中央部に集ま
る十分な量のマイクロ波を、キャビティ２の隅々に向け
て拡散して反射させることができる結果、なお一層均一
に食品を加熱できる。 加えて、凸面部８１を楕円面とし、凸面部８２〜８
４を球面とし、何れも段差や角のない凸湾曲面としたの
で、マイクロ波の拡散効果が高く、より一層均一に食品
を加熱できる。 さらには、凸面部８１〜８４の先端と、挿入された
角皿２２との間に放電防止距離ｄが確保されるので、凸
面部８１〜８４に起因した放電が生ずることがない。
る。すなわち、 後面板８において、マイクロ波を集束させてしまう
凹面がなく、凸面部群８０のみとしたので、マイクロ波
の拡散効率が高く、しかも、清掃等を行い易い。特に、
凸面部群８０をキャビティ２の形状に適合するような横
長状に分散して配置したので、キャビティ２の隅々まで
マイクロ波を拡散して反射できる結果、キャビティ２内
の食品を均一に加熱できる。 しかも、後面板８の中央部に配置された大型の凸面
部８１が、多量のマイクロ波の入射を受けることによ
り、十分な量のマイクロ波をキャビティ２の隅々へ拡散
して反射させることができる結果、より均一に食品を加
熱できる。また、上記大型の凸面部８１を、キャビティ
２の形状に適合させた横長状としたので、該凸面部８１
が、キャビティ２の隅々まで均一にマイクロ波を反射さ
せることができる結果、より一層均一に食品を加熱でき
る。 また、凸面部群８０の全体から見た配置としては、
上下方向の中央部における水平ライン上に占める凸面部
８１〜８４の割合を、相対的に高くし、上方又は下方に
なるに従い、水平ライン上に占める凸面部８１〜８４の
割合を相対的に低くしたので、上下方向の中央部に集ま
る十分な量のマイクロ波を、キャビティ２の隅々に向け
て拡散して反射させることができる結果、なお一層均一
に食品を加熱できる。 加えて、凸面部８１を楕円面とし、凸面部８２〜８
４を球面とし、何れも段差や角のない凸湾曲面としたの
で、マイクロ波の拡散効果が高く、より一層均一に食品
を加熱できる。 さらには、凸面部８１〜８４の先端と、挿入された
角皿２２との間に放電防止距離ｄが確保されるので、凸
面部８１〜８４に起因した放電が生ずることがない。
【００２７】次いで、図１１ないし図１９は、本発明の
他の実施例に係る後面板を示している。図１１に示す第
２実施例では、図８の実施例における凸面部８２，８
３，８４の各グループに代えて、中央の凸面部８１を中
心とする同心円弧状に凸面部８０１，８０２，８０３を
設けたことである。各凸面部８０１〜８０３は、正面形
状が外方へ膨らんだ上下に長手の角のない形状をしてい
る。本実施例においても、図８の第１実施例と同様に、
上記した〜の作用効果を奏する。
他の実施例に係る後面板を示している。図１１に示す第
２実施例では、図８の実施例における凸面部８２，８
３，８４の各グループに代えて、中央の凸面部８１を中
心とする同心円弧状に凸面部８０１，８０２，８０３を
設けたことである。各凸面部８０１〜８０３は、正面形
状が外方へ膨らんだ上下に長手の角のない形状をしてい
る。本実施例においても、図８の第１実施例と同様に、
上記した〜の作用効果を奏する。
【００２８】図１２に示す第３実施例では、図８の実施
例における凸面部８２，８３，８４の各グループに代え
て、中央の凸面部８０４の周囲を取り囲んだ状態で凸面
部８０４と相似の楕円状に配置した、凸面部８０５及び
凸面部８０６を設けた。また、中央の凸面部８０４は、
図８の実施例の中央の凸面部８１よりも偏平な楕円面と
されている。凸面部８０５，８０６は、中央の凸面部８
０４と相似の楕円弧に沿うように延びており、凸面部８
０６は凸面部８０５の外側に配置されている。また、凸
面部８０４の横方向に配置される凸面部８０５，８０６
の横方向の幅ａ，ｂは、凸面部８０４の縦方向に配置さ
れる凸面部８０５，８０６の縦方向の幅ｃ，ｄよりも広
くなるように設定されている。本実施例においても、図
８の第１実施例と同様に、上記した〜の作用効果を
奏する。
例における凸面部８２，８３，８４の各グループに代え
て、中央の凸面部８０４の周囲を取り囲んだ状態で凸面
部８０４と相似の楕円状に配置した、凸面部８０５及び
凸面部８０６を設けた。また、中央の凸面部８０４は、
図８の実施例の中央の凸面部８１よりも偏平な楕円面と
されている。凸面部８０５，８０６は、中央の凸面部８
０４と相似の楕円弧に沿うように延びており、凸面部８
０６は凸面部８０５の外側に配置されている。また、凸
面部８０４の横方向に配置される凸面部８０５，８０６
の横方向の幅ａ，ｂは、凸面部８０４の縦方向に配置さ
れる凸面部８０５，８０６の縦方向の幅ｃ，ｄよりも広
くなるように設定されている。本実施例においても、図
８の第１実施例と同様に、上記した〜の作用効果を
奏する。
【００２９】図１３に示す第４実施例では、中央の凸面
部８０４の周囲を取り囲んだ状態で凸面部８０４と相似
の楕円状に配置した、凸面部８０７及び凸面部８０８を
設けた。これら凸面部８０７，８０８は楕円面からな
り、凸面部８０８は凸面部８０７よりも大きく凸面部８
０４よりも小さい。本実施例においても、図８の第１実
施例と同様に、上記した〜の作用効果を奏する。
部８０４の周囲を取り囲んだ状態で凸面部８０４と相似
の楕円状に配置した、凸面部８０７及び凸面部８０８を
設けた。これら凸面部８０７，８０８は楕円面からな
り、凸面部８０８は凸面部８０７よりも大きく凸面部８
０４よりも小さい。本実施例においても、図８の第１実
施例と同様に、上記した〜の作用効果を奏する。
【００３０】図１４に示す第５実施例では、中央の凸面
部８０４の両横に、横長の楕円面からなる複数の凸面部
８１０を横方向に並べて列状として、これら凸面部８０
４，８１０からなる列を上下に挟んで且つ横方向に並ぶ
横長の楕円面からなる凸面部８０９の列を設け、さら
に、上記２列の凸面部８０９を上下に挟んで且つ横方向
に並ぶ横長の楕円面からなる凸面部８１１の列を設け
た。高さ方向中央部の凸面部８１０は凸面部８０９より
も大きく、この凸面部８０９は凸面部８１１よりも大き
くされている。そして、これら凸面部８０４，８１０，
８０９，８１１を含む凸面部群８０の全体としては、横
長の楕円状となるようにした。本実施例においても、図
８の第１実施例と同様に、上記した〜の作用効果を
奏する。
部８０４の両横に、横長の楕円面からなる複数の凸面部
８１０を横方向に並べて列状として、これら凸面部８０
４，８１０からなる列を上下に挟んで且つ横方向に並ぶ
横長の楕円面からなる凸面部８０９の列を設け、さら
に、上記２列の凸面部８０９を上下に挟んで且つ横方向
に並ぶ横長の楕円面からなる凸面部８１１の列を設け
た。高さ方向中央部の凸面部８１０は凸面部８０９より
も大きく、この凸面部８０９は凸面部８１１よりも大き
くされている。そして、これら凸面部８０４，８１０，
８０９，８１１を含む凸面部群８０の全体としては、横
長の楕円状となるようにした。本実施例においても、図
８の第１実施例と同様に、上記した〜の作用効果を
奏する。
【００３１】図１５に示す第６実施例では、中央の凸面
部８０４の両横に、横方向に並ぶ凸面部８１２の列を上
下３段に設けた。各凸面部８１２は、球面状をしてい
る。本実施例においても、図８の第１実施例と同様に、
上記した〜の作用効果を奏する。図１６に示す第７
実施例では、後面板８の高さ方向中央部に、横方向に並
ぶ凸面部８１３の列を設け、この列の上下に横方向に並
ぶ凸面部８１４の列を設け、さらに、これら凸面部８１
３，８１４を挟んだ上下に、横方向に２個並ぶ凸面部８
１５の列をそれぞれ設けた。各凸面部８１３，８１４，
８１５は、それぞれ球面からなる。本実施例において
は、図８の第１実施例における、，〜の作用効果
を奏する。
部８０４の両横に、横方向に並ぶ凸面部８１２の列を上
下３段に設けた。各凸面部８１２は、球面状をしてい
る。本実施例においても、図８の第１実施例と同様に、
上記した〜の作用効果を奏する。図１６に示す第７
実施例では、後面板８の高さ方向中央部に、横方向に並
ぶ凸面部８１３の列を設け、この列の上下に横方向に並
ぶ凸面部８１４の列を設け、さらに、これら凸面部８１
３，８１４を挟んだ上下に、横方向に２個並ぶ凸面部８
１５の列をそれぞれ設けた。各凸面部８１３，８１４，
８１５は、それぞれ球面からなる。本実施例において
は、図８の第１実施例における、，〜の作用効果
を奏する。
【００３２】図１７に示す第８実施例では、図１６の実
施例における球面からなる凸面部８１３，８１４，８１
５に代えて、横長の楕円面からなる凸面部８１６，８１
７，８１８をそれぞれ採用した。本実施例においても、
図８の第１実施例における、，〜の作用効果を奏
する。図１８に示す第９実施例では、図１６の実施例に
おいて凸面部８１５の数が２個であったのを５個に増加
させたことが図１６の実施例と異なる。本実施例におい
ては、図８の第１実施例における、，〜の作用効
果を奏する。
施例における球面からなる凸面部８１３，８１４，８１
５に代えて、横長の楕円面からなる凸面部８１６，８１
７，８１８をそれぞれ採用した。本実施例においても、
図８の第１実施例における、，〜の作用効果を奏
する。図１８に示す第９実施例では、図１６の実施例に
おいて凸面部８１５の数が２個であったのを５個に増加
させたことが図１６の実施例と異なる。本実施例におい
ては、図８の第１実施例における、，〜の作用効
果を奏する。
【００３３】図１９に示す第１０実施例では、後面板８
の高さ方向の中央部に、横方向に並ぶ球面からなる凸面
部８１９の列を上下３段に設けた。本実施例において
も、図８の実施例における、，〜の作用効果を奏
する。加熱試験 １）試験対象 試験例 ：図８の実施例と同様の後面板８を採用し且つ
キャビティ２の他の面６，７，９，１０には凸面部を形
成しなかった電子レンジ 比較例１：後面板８に凸面部を設けなかった電子レンジ 比較例２：後面板８全体に凸面部を設けた電子レンジ ２）試験内容 受け皿１９上にしゅうまい１５個を図２０に示す態様で
配置した。すなわち受け皿１９の中央に４個のしゅうま
いＳを載せ、これら４個のしゅうまいＳの周囲を取り囲
むようして、残り１１個のしゅうまいＳを円弧状に並べ
て載せた。
の高さ方向の中央部に、横方向に並ぶ球面からなる凸面
部８１９の列を上下３段に設けた。本実施例において
も、図８の実施例における、，〜の作用効果を奏
する。加熱試験 １）試験対象 試験例 ：図８の実施例と同様の後面板８を採用し且つ
キャビティ２の他の面６，７，９，１０には凸面部を形
成しなかった電子レンジ 比較例１：後面板８に凸面部を設けなかった電子レンジ 比較例２：後面板８全体に凸面部を設けた電子レンジ ２）試験内容 受け皿１９上にしゅうまい１５個を図２０に示す態様で
配置した。すなわち受け皿１９の中央に４個のしゅうま
いＳを載せ、これら４個のしゅうまいＳの周囲を取り囲
むようして、残り１１個のしゅうまいＳを円弧状に並べ
て載せた。
【００３４】そして、出力５００Ｗで５分間の間、マイ
クロ波加熱した後、各しゅうまいＳの温度を測定し、最
高温度と最低温度の差ΔＴを求めた。その結果、 試験例 ：ΔＴ＝１２．４°Ｃ 比較例１：ΔＴ＝２６．９°Ｃ 比較例２：ΔＴ＝１８．６°Ｃ であった。これにより、本発明の態様で凸面部を設けた
ものが、凸面部を全く設けないものや、後面板の全面に
凸面部を設けたものに比較して、より均一に加熱できる
ことが実証された。
クロ波加熱した後、各しゅうまいＳの温度を測定し、最
高温度と最低温度の差ΔＴを求めた。その結果、 試験例 ：ΔＴ＝１２．４°Ｃ 比較例１：ΔＴ＝２６．９°Ｃ 比較例２：ΔＴ＝１８．６°Ｃ であった。これにより、本発明の態様で凸面部を設けた
ものが、凸面部を全く設けないものや、後面板の全面に
凸面部を設けたものに比較して、より均一に加熱できる
ことが実証された。
【００３５】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、例えば凸面部としては、楕円面や球面に
限らず、放物面その他の、段差や角のない凸湾曲面であ
れば良い。また、凸面部は、上下方向の中央部における
水平ライン上に占める割合を相対的に高くし、上方又は
下方になるに従い、水平ライン上に占める凸面部の割合
が相対的に低くなるようにされていれば良く、上述の実
施例に限定されるものではない。
ものではなく、例えば凸面部としては、楕円面や球面に
限らず、放物面その他の、段差や角のない凸湾曲面であ
れば良い。また、凸面部は、上下方向の中央部における
水平ライン上に占める割合を相対的に高くし、上方又は
下方になるに従い、水平ライン上に占める凸面部の割合
が相対的に低くなるようにされていれば良く、上述の実
施例に限定されるものではない。
【００３６】また、キャビティ２が縦方向に長い場合
は、上記各実施例において縦と横を入れ換えた構成とな
ることは言うまでもない。その他、特許請求の範囲内に
おいて種々の変更が可能である。
は、上記各実施例において縦と横を入れ換えた構成とな
ることは言うまでもない。その他、特許請求の範囲内に
おいて種々の変更が可能である。
【００３７】
【発明の効果】請求項１に係る発明によれば、マイクロ
波を集束させてしまう凹面がなく、凸面部群のみとした
ので、マイクロ波の拡散効率が高く、しかも、清掃等を
行い易い。特に、凸面部の配置割合を、後面板の短手方
向中央部で相対的に高くしたので、この短手方向中央部
に集まる十分な量のマイクロ波をキャビティの隅々まで
拡散して反射できる結果、キャビティ内の食品を均一に
加熱できる。
波を集束させてしまう凹面がなく、凸面部群のみとした
ので、マイクロ波の拡散効率が高く、しかも、清掃等を
行い易い。特に、凸面部の配置割合を、後面板の短手方
向中央部で相対的に高くしたので、この短手方向中央部
に集まる十分な量のマイクロ波をキャビティの隅々まで
拡散して反射できる結果、キャビティ内の食品を均一に
加熱できる。
【００３８】請求項２に係る発明によれば、上記後面板
の中央部に配置された大きい凸面部は、多量のマイクロ
波の入射を受けることにより、十分な量のマイクロ波を
キャビティの隅々へ拡散して反射させることができる。
請求項３に係る発明によれば、上記大きい凸面部を、キ
ャビティの形状に適合した略楕円形状としたので、上記
大きい凸面部は、キャビティの隅々まで均一にマイクロ
波を反射させることができる。
の中央部に配置された大きい凸面部は、多量のマイクロ
波の入射を受けることにより、十分な量のマイクロ波を
キャビティの隅々へ拡散して反射させることができる。
請求項３に係る発明によれば、上記大きい凸面部を、キ
ャビティの形状に適合した略楕円形状としたので、上記
大きい凸面部は、キャビティの隅々まで均一にマイクロ
波を反射させることができる。
【００３９】請求項４に係る発明によれば、後面板に設
けた凸部の先端と、挿入された載置皿との間に放電防止
距離が確保されるので、凸部に起因した放電が生ずるこ
とがない。請求項５に係る発明によれば、凸面部が段差
や角のない凸湾曲面からなるので、マイクロ波の拡散効
果が高い。
けた凸部の先端と、挿入された載置皿との間に放電防止
距離が確保されるので、凸部に起因した放電が生ずるこ
とがない。請求項５に係る発明によれば、凸面部が段差
や角のない凸湾曲面からなるので、マイクロ波の拡散効
果が高い。
【図１】本発明の第１実施例に係る電子レンジの、扉を
閉じた状態の概略斜視図である。
閉じた状態の概略斜視図である。
【図２】扉を開いた電子レンジ及び角皿の分解斜視図で
ある。
ある。
【図３】扉を開いた電子レンジの正面図である。
【図４】扉を開いた電子レンジの正面図であり、受け皿
を取り除いた状態を示している。
を取り除いた状態を示している。
【図５】電子レンジの横断平面図である。
【図６】電子レンジの内部構成を示す概略側面図であ
る。
る。
【図７】角皿の一部欠載斜視図である。
【図８】後面板の正面図である。
【図９】後面板及び角皿を示すキャビティの概略横断面
図である。
図である。
【図１０】後面板及び角皿を示すキャビティの概略縦断
面図である。
面図である。
【図１１】本発明の第２実施例に係る後面板の正面図で
ある。
ある。
【図１２】本発明の第３実施例に係る後面板の正面図で
ある。
ある。
【図１３】本発明の第４実施例に係る後面板の正面図で
ある。
ある。
【図１４】本発明の第５実施例に係る後面板の正面図で
ある。
ある。
【図１５】本発明の第６実施例に係る後面板の正面図で
ある。
ある。
【図１６】本発明の第７実施例に係る後面板の正面図で
ある。
ある。
【図１７】本発明の第８実施例に係る後面板の正面図で
ある。
ある。
【図１８】本発明の第９実施例に係る後面板の正面図で
ある。
ある。
【図１９】本発明の第１０実施例に係る後面板の正面図
である。
である。
【図２０】加熱試験におけるしゅうまいの配置を示す受
け皿の平面図である。
け皿の平面図である。
２ キャビティ ３ 開口 ６ 天面板 ７ 底面板 ８ 後面板 ８ａ 周縁部（位置決め用当接部） ９ 左側面板 １０ 右側面板 ２０，２１ ガイドレール部 ２２ 角皿（載置皿） ８０ 凸面部群 ８１〜８４，８０１〜８１９ 凸面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 義治 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 速水 克明 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 坂田 佳代 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 片山 正晴 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平８−213166（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−301989（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H05B 6/64 H05B 6/74
Claims (5)
- 【請求項１】キャビティ内に収容された被加熱物をマイ
クロ波によって加熱する電子レンジにおいて、 上記キャビティを区画する長方形状の後面板に、キャビ
ティ内に突出する複数の凸面部からなる凸面部群が形成
され、 上記凸面部群は、後面板の長手方向に配置された凸面部
の割合が、後面板の短手方向中央部で相対的に高く、短
手方向端部で相対的に低くされていることを特徴とする
電子レンジ。 - 【請求項２】請求項１記載の電子レンジにおいて、 上記凸面部群は、上記後面板の中央部に配置された凸面
部を含み、この中央部に配置された凸面部は、他の部分
に配置された凸面部よりも大きいことを特徴とする電子
レンジ。 - 【請求項３】請求項２記載の電子レンジにおいて、 上記中央部に配置された凸面部は、後面板の長手方向に
長い略楕円形状をしていることを特徴とする電子レン
ジ。 - 【請求項４】請求項１ないし３の何れかに記載の電子レ
ンジにおいて、 上記キャビティを区画する両側面板にそれぞれ形成され
たガイドレール部と、 上記ガイドレール部に案内されてキャビティ内に抜取り
自在に挿入される載置皿とが備えられ、 上記後面板の縁部には、挿入された載置皿に当接して載
置皿の挿入位置を規制し、凸面部の先端と上記載置皿と
の間に放電防止距離を確保するための位置決め用当接部
が備えられていることを特徴とする電子レンジ。 - 【請求項５】請求項１ないし４の何れかに記載の電子レ
ンジにおいて、 上記凸面部は、段差や角のない凸湾曲面からなることを
特徴とする電子レンジ。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7053058A JP3066283B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 電子レンジ |
| US08/503,082 US5698128A (en) | 1995-03-13 | 1995-07-17 | Microwave oven with a projection for uniform heating within the cavity |
| MYPI95002050A MY137650A (en) | 1995-03-13 | 1995-07-19 | Microwave oven |
| DE69523891T DE69523891T2 (de) | 1995-03-13 | 1995-07-20 | Mikrowellenherd |
| EP95111452A EP0732867B1 (en) | 1995-03-13 | 1995-07-20 | Microwave oven |
| CA002154329A CA2154329C (en) | 1995-03-13 | 1995-07-20 | Microwave oven |
| AU27147/95A AU703740B2 (en) | 1995-03-13 | 1995-07-24 | Microwave oven |
| CN95119009A CN1105877C (zh) | 1995-03-13 | 1995-10-11 | 微波炉 |
| KR1019960000609A KR100400140B1 (ko) | 1995-03-13 | 1996-01-15 | 전자레인지 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7053058A JP3066283B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 電子レンジ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08250273A JPH08250273A (ja) | 1996-09-27 |
| JP3066283B2 true JP3066283B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=12932258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7053058A Expired - Fee Related JP3066283B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 電子レンジ |
Country Status (9)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5698128A (ja) |
| EP (1) | EP0732867B1 (ja) |
| JP (1) | JP3066283B2 (ja) |
| KR (1) | KR100400140B1 (ja) |
| CN (1) | CN1105877C (ja) |
| AU (1) | AU703740B2 (ja) |
| CA (1) | CA2154329C (ja) |
| DE (1) | DE69523891T2 (ja) |
| MY (1) | MY137650A (ja) |
Families Citing this family (41)
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|---|---|---|---|---|
| KR19980063369A (ko) * | 1996-12-12 | 1998-10-07 | 윤종용 | 전자렌지 |
| US5919391A (en) * | 1998-04-20 | 1999-07-06 | Daewoo Electronics Co., Ltd. | Microwave oven having arcuate concave portions in a cavity for distributing microwaves |
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| US6045607A (en) * | 1999-03-30 | 2000-04-04 | Xerox Corporation | Ink compositions |
| US6071333A (en) * | 1999-04-27 | 2000-06-06 | Xerox Corporation | Ink compositions |
| US6096125A (en) * | 1999-04-27 | 2000-08-01 | Xerox Corporation | Ink compositions |
| US6096124A (en) * | 1999-04-27 | 2000-08-01 | Xerox Corporation | Ink compositions |
| US6110265A (en) * | 1999-04-27 | 2000-08-29 | Xerox Corporation | Ink compositions |
| US6106601A (en) * | 1999-04-27 | 2000-08-22 | Xerox Corporation | Ink compositions |
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