JP3059785B2 - 弾球遊技機の可変入賞球装置 - Google Patents

弾球遊技機の可変入賞球装置

Info

Publication number
JP3059785B2
JP3059785B2 JP3192426A JP19242691A JP3059785B2 JP 3059785 B2 JP3059785 B2 JP 3059785B2 JP 3192426 A JP3192426 A JP 3192426A JP 19242691 A JP19242691 A JP 19242691A JP 3059785 B2 JP3059785 B2 JP 3059785B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
winning
state
hit
variable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3192426A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0515635A (ja
Inventor
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP3192426A priority Critical patent/JP3059785B2/ja
Publication of JPH0515635A publication Critical patent/JPH0515635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3059785B2 publication Critical patent/JP3059785B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取付基板を介して遊技
盤に取り付けられ且つ遊技者にとって有利な第1の状態
と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化自在な玉受
部材を備えた弾球遊技機の可変入賞球装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、玉受部材が遊技者にとって有利な
第1の状態と、玉受部材が遊技者にとって不利な第2の
態と、に変化自在な可変入賞球装置が多数提案されて
いた。このような可変入賞球装置においては、玉受部材
が第2の状態となっているときに打が入賞する可能性
ほとんどなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、玉受部材が
第2の状態となっているときには、遊技領域を落下する
打玉が玉受部材に接近した位置に到達しても、遊技者
は、全く興味を示さず、専ら遊技者が可変入賞球装置に
示す興味は、玉受部材が第1の状態となっているときだ
けであると言う問題があった。本発明は、上記した問題
点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、玉
受部材が遊技者にとって不利な第2の状態となっている
ときでも遊技者の興味を引き付けることができる弾球遊
技機の可変入賞球装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、取付基板を介して遊技盤に
取り付けられ且つ特別な遊技状態時に電気的駆動源によ
り遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不
利な第2の状態とに変化すると共に通常の遊技状態時に
前記第2の状態を維持する玉受部材を備えた弾球遊技機
の可変入賞球装置において、該可変入賞球装置の近傍に
打玉の入賞可能な入賞領域を形成すると共に、その入賞
領域の近傍に前記取付基板より突出されて入賞領域側へ
打玉を誘導する誘導突起を形成し、前記玉受部材が前記
第2の状態である場合に、前記誘導突起により誘導され
た打玉が前記入賞領域へ入賞することを可能にする一
方、前記玉受部材が前記第1の状態である場合に、打玉
が前記入賞領域へ入賞しないようにしたことを特徴とす
るものである。なお、玉受部材が第2の状態となった場
合にのみ打玉を入賞領域へ誘導する構造として、玉受部
材が第2の状態となったときに打玉を受け止めて入賞領
域へ誘導する誘導部が構成されるように玉受部材を形成
することが考えられる。また、入賞領域を取付基板に一
体的に設けるようにしても良い。
【0005】
【作用】可変入賞球装置の玉受部材が第2の状態である
場合に、可変入賞球装置の近傍に形成される入賞領域に
対して取付基板に突設される誘導突起によって遊技領域
を落下する打玉が入賞領域に誘導され易くなる。つま
り、本発明においては、玉受部材が遊技者にとって不利
な第2の状態となっているときでも、遊技領域を落下し
て玉受部材に近接した位置に到達した打玉が入賞玉とな
る可能性があるため、可変入賞球装置への遊技者の興味
を引き付けることができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、実施例に係る可変入賞球装置30
が適用される弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機を
例示する。しかして、図4を参照して、パチンコ遊技機
の遊技盤1の構成について説明する。図4は、遊技盤1
の拡大部分正面図である。図において、遊技盤1の表面
の誘導レール2に囲まれる遊技領域3のほぼ縦センター
ライン上には、上から順に可変表示装置4、電動役物
7、入賞球装置12、本実施例の要部を構成する可変入
賞球装置30がそれぞれ配置されている。
【0007】上記した構成のうち可変表示装置4は、複
数(2つ)の可変表示器5a,5bと複数(4つ)のL
EDからなる記憶表示LED6とを含んで構成される。
可変表示器5a,5bは、7セグメントLEDで構成さ
れ、「0」〜「9」の数字を図柄として表示可能となっ
ている。しかして、発射された打玉が後述する通過入賞
口32a,32bを通過して通過玉検出器33a,33
bが作動されたとき(次に説明する通過記憶がある場合
も含む)には、可変表示器5a,5bが上記数字を遊技
者に視認できない速度で可変表示し、一定時間が経過し
たときにその可変表示が停止される。そして、停止時の
表示結果が予め定めた表示結果と一致したとき、例え
ば、左右の可変表示器5a,5bで表示される数字が共
に「7」であるときには、当りと判断されて前記電動役
物7を比較的長い時間(例えば、6秒)開成するように
制御され、左右の可変表示器5a,5bで表示される数
字が異なるときには、外れと判断されて電動役物7を開
成しないように制御される。なお、当りの出現する確率
は、予め設定されている。
【0008】前記複数の記憶表示LED6は、可変表示
器5a,5bの可変動作中や権利発生遊技状態中である
ときに、前記通過入賞口32a,32bを通過した玉数
を記憶するもので、最高4個まで記憶するようになって
いる。4個以上になったときには、その通過は、無効と
される。また、可変表示器5a,5bの可変表示動作が
終了したときに通過記憶がある場合には、その記憶に基
づいて次の可変表示動作が行われる。なお、可変表示器
5a,5bを通常時可変表示させておき、打玉が通過入
賞口32a,32bに入賞したときに、その可変表示を
停止させるようにしても良い。
【0009】上記した可変表示装置4の下方に配置され
る電動役物7は、一対の開閉翼片8a,8bが開閉する
もので、いわゆるチューリップ式入賞口とされている。
ただし、通常の打玉の入賞によって機械的に開閉駆動さ
れるチューリップ式入賞口と異なり、遊技盤1の裏面に
設けられるソレノイド9によって開閉制御されるもので
ある。具体的には、前記した可変表示器5a,5bの表
示結果が当り図柄を表示したときに、所定時間(6秒)
ソレノイド9をONして開閉翼片8a,8bを開成して
打玉が入賞し易い状態にし、その状態中に受け入れられ
た最初の打玉が電動役物7に内蔵される入賞玉検出器1
0によって検出されると、ソレノイド9がOFFとされ
て開閉翼片8a,8bが起立した状態となり、打玉が入
賞し難い状態となる。なお、電動役物7に受け入れられ
た打玉は、その下方に配置される入賞球装置12に誘導
される。
【0010】ところで、開閉翼片8a,8bが起立した
状態では、開閉翼片8a,8bの先端の間隔が打玉を通
過させるようになっているが、その状態においては、開
閉翼片8a,8bの先端部に障害釘(図示しない)を植
立して打玉が入賞しないようになっている。もちろん、
障害釘を植立する代わりに、開閉翼片8a,8bの先端
を当接させて打玉が全く入賞しないような電動役物7を
用いてもよい。また、前記ソレノイド9をOFFとする
タイミングは、最初の打玉が入賞するまででなく、所定
個数(例えば、3〜4個)の打玉が入賞するまで、ある
いは入賞個数に関係なく上記した所定時間が経過するま
でとしてもよい。なお、図示の実施例においては、電動
役物7が開放している間、その旨を報知する表示ランプ
11が電動役物7に内蔵されている。
【0011】上記した電動役物7に受け入れられた打玉
は、その下方に設けられる入賞球装置12に導かれる。
入賞球装置12は、導かれた打玉が旋回しながら流下す
る入賞空間13を有し、その入賞空間13の底面に複数
(3つ)の入賞口が開設されている。複数の入賞口のう
ち1つが特別の価値を付与する特定入賞口14とされ、
残りが通常の入賞とする通常入賞口15a,15bとさ
れている。特定入賞口14に入った入賞玉は、遊技盤1
の裏面に形成される誘導通路16を流下して特定入賞玉
検出器17をONさせる。一方、通常入賞口15a,1
5bに入った入賞玉は、遊技盤1の裏面に導かれて通常
の入賞玉として扱われる。
【0012】しかして、入賞空間13を旋回しながら流
下する打玉がたまたま特定入賞口14に入賞して特定入
賞玉検出器17を作動させると、特別な遊技状態である
権利発生遊技状態を発生させる。権利発生遊技状態にな
ると、後述する始動開口39に打玉が入賞する毎に可変
入賞球装置30の玉受部材35a,35bが一定期間開
成されるようになっている。この権利発生遊技状態は、
権利発生遊技状態中に再度打玉が特定入賞口14を通過
して特定入賞玉検出器17を作動させたこと又は始動開
口39に所定個数(例えば、16個)の打玉が入賞した
ことによって消滅するようになっている。なお、図示の
実施例では、電動役物7と入賞球装置12とを別体に構
成したものを示したが、これらを1つの取付基板に集約
して形成したものでもよい。
【0013】入賞球装置12の下方であって権利発生遊
技状態となったときに駆動される可変入賞球装置30
は、開閉ソレノイド37によって開閉駆動される一対の
玉受部材35a,35bを有している。また、可変入賞
球装置30が集約して設けられる取付基板31には、前
記した通過玉検出器33a,33bを内蔵する通過入賞
口32a,32bや、始動開口39も一体的に設けられ
ている。この可変入賞球装置30の詳細な構成について
は、後に説明する。
【0014】しかして、上記のように構成される可変表
示装置4、電動役物7、入賞球装置12や可変入賞球装
置30は、以下のように作動する。すなわち、通常の遊
技状態において、発射された打玉が通過入賞口32a,
32bを通過して通過玉検出器33a,33bを作動さ
せると、可変表示装置4の可変表示器5a,5bが可変
表示を開始し、一定時間後に停止する。そして、停止時
の表示結果が予め定めた表示結果と一致したときには、
ソレノイド9がONされて電動役物7の開閉翼片8a,
8bを一定時間又はその一定時間内で最初の打玉が入賞
するまで開成する。電動役物7に受け入れられた打玉
は、入賞球装置12に導かれる。入賞球装置12に導か
れた打玉は、入賞空間13内を旋回しながら特定入賞口
14と通常入賞口15a,15bのいずれかに導かれる
が、特定入賞口14に導かれたときには、特定入賞玉検
出器17が作動して権利発生遊技状態となる。
【0015】その権利発生遊技状態で打玉が始動開口3
9に入賞して後述する始動入賞玉検出器42がONされ
ると開閉ソレノイド37がONされて玉受部材35a,
35bを一定時間(例えば、6秒)が経過するまで又は
その一定時間内に所定個数(例えば、10個)の入賞玉
が発生するまで(以下、一定期間という)開成する。玉
受部材35a,35bが開成された状態では、後に詳述
するように始動開口39に打玉が入賞しないようになっ
ている。そして、玉受部材35a,35bの上記した一
定期間の開成は、始動開口39に打玉が入賞する毎に繰
り返され、その繰り返しは、所定個数(16個)の打玉
が始動開口39に入賞するまで継続される。ただし、そ
の所定個数の打玉が始動開口39に入賞する前に、再度
入賞球装置12に受け入れられた打玉が特定入賞口14
を通過したときには、権利発生遊技状態が終了するの
で、その回の玉受部材35a,35bの開成状態が終了
した時点で完全に権利発生遊技状態が終了する。このよ
うに、権利発生遊技状態になると、短時間に多量の入賞
玉を獲得するチャンスが与えられる。
【0016】上記した構成以外に遊技領域3には、前記
入賞球装置12の左右側方及び下部側方に入賞口18
a,18b、19a,19bが設けられている。このう
ち、入賞口18a,18bは、その内部に肩ランプ20
a,20bを内蔵し、入賞口19a,19bは、その前
面下部に袖ランプ21a,21bを内蔵した風車を有す
るものであり、これらのランプ20a,20b、21
a,21bは、権利発生遊技状態となったときに点灯、
あるいは点滅してその旨を報知するものである。
【0017】また、遊技領域3には、落下する打玉の流
下速度や方向を変化せしめる風車23a〜23fや多数
の障害釘27(図3参照)が設けられるとともに、前記
権利発生遊技状態となったときに点灯又は点滅して遊技
者にその旨を報知するサイドランプ22a,22bが設
けられている。このサイドランプ22a,22bと同じ
効果を奏するものとして前記入賞口18a,18bに設
けられるランプ類ばかりでなく、前記誘導レール2の外
周に沿って設けられる複数のレール飾りランプ25があ
る。これらのランプ類は、権利発生遊技状態時だけでな
く、可変表示器5a,5bの可変動作中や始動入賞のあ
ったときや前記玉受部材35a,35bが開成中等にも
異なる態様で点灯、あるいは点滅して遊技の雰囲気を盛
り上げるようになっている。更に、遊技領域3の最下方
には、上記したいずれの入賞球装置や入賞口にも入賞し
なかった打玉が遊技盤1の後方に導かれるアウト口24
が設けられている。なお、上記した構成を有する遊技盤
1の前面には、図3に示すように、ガラス板26a,2
6bが配置される。また、図示しないが、遊技の進行に
応じて効果音を発生するスピーカもパチンコ遊技機に
は、設けられている。
【0018】次に、本実施例の要部を構成する可変入賞
球装置30の構成について図1乃至図3を参照して説明
する。図1は、玉受部材35a,35bが閉じた状態を
示す可変入賞球装置30の正面図であり、図2は、玉受
部材35a,35bが開放した状態を示す可変入賞球装
置30の正面図であり、図3は、玉受部材35a,35
bが閉じた状態での縦方向に切断した可変入賞球装置3
0の断面図である。
【0019】図において、可変入賞球装置30は、前記
遊技盤1に取り付けられる取付基板31に設けられてお
り、その取付基板31の左右両端部に前記した通過入賞
口32a,32bが一体的に設けられている。この通過
入賞口32a,32bは、通過玉検出器33a,33b
を内蔵しており、通過入賞口32a,32bを通過する
打玉を検出するようになっている。しかして、通過入賞
口32a,32bを通過する打玉によって通過玉検出器
33a,33bが作動したときには、前記したように、
可変表示装置4の可変表示器5a,5bが可変表示を開
始し、一定時間(例えば、5秒)経過後にその可変表示
を停止させるようになっている。ただし、打玉が通過入
賞口32a,32bを通過した時点で可変表示器5a,
5bで表示される図柄が確定されている。
【0020】また、取付基板31のほぼ中央に長方形状
の入賞開口34が開設され、該入賞開口34の左右両側
に回動軸36a,36bによって開閉動作する玉受部材
35a,35bが設けられている。玉受部材35a,3
5bは、遊技盤1の裏面に設けられる開閉ソレノイド3
7によって開閉駆動される。具体的には、開閉ソレノイ
ド37がONされたときには、遊技者にとって有利なよ
うに玉受部材35a,35bが左右に回動して打玉を受
け入れ易い第1の状態となり、開閉ソレノイド37がO
FFされたときには、遊技者にとって不利なように玉受
部材35a,35bの先端が当接するように閉成して打
玉が入賞しない第2の状態となる。また、玉受部材35
a,35bに受け止められて入賞開口34に受け入れら
れた入賞玉は、後方に向かって傾斜する受樋44を流下
して遊技盤1の裏面に配置される入賞個数検出器45に
よって検出される。そして、この実施例では、開閉ソレ
ノイド37がONされる期間は、一定時間(例えば、6
秒)が経過するまで又はその一定時間が経過する前であ
って一定個数(例えば、10個)の入賞玉が検出された
ときまでである。なお、開閉ソレノイド37のON期間
を一定時間だけ又は一定個数だけで制御しても良い。
【0021】また、玉受部材35a,35bの先端部が
当接した第2の状態となっているときには、玉受部材3
5a,35bの当接上部が正面から見てV字状となるよ
うに、それぞれの玉受部材35a,35bの先端外側に
傾斜誘導面38a,38bが形成されている。この傾斜
誘導面38a,38bは、図3に示すように、取付基板
31に向かって下り傾斜するように形成されているた
め、第2の状態のときに傾斜誘導面38a,38bに載
置した打玉は、後方に向かって誘導される。そして、そ
の誘導される位置に対応する取付基板31には、始動開
口39が開設されている。この始動開口39の上部側方
の取付基板31からは一対の誘導突起40a,40bが
前方に向かって突設され、傾斜誘導面38a,38bに
載置した打玉始動開口39へ誘するようになって
る。始動開口39の後方には、図3に示すように、流入
した入賞玉を導く誘導樋41が形成され、該誘導樋41
の裏面を覆う入賞玉集合カバー43が遊技盤1の裏面に
取り付けられている。入賞玉集合カバー43の上部に
は、始動入賞玉検出器42が臨んでいる。また、入賞開
口34の下縁から前方に突出するように受樋44が形成
され、該受樋44の下部に権利発生遊技状態時等に駆動
される飾りLED46,47a,47bが設けられてい
【0022】上記のように構成される玉受部材35a,
35bと始動開口39との関係について簡単に説明する
と、玉受部材35a,35bが第2の状態となっている
ときには、図1に示すように、遊技領域3を落下する打
玉が誘導突起40a,40bによって玉受部材35a,
35bの先端部の傾斜誘導面38a,38bに誘導され
易くなっており、遊技領域3を落下する打玉が傾斜誘導
面38a,38bに載置すると、該打玉は、誘導突起4
0a,40bに案内されながら傾斜誘導面38a,38
bを後方に向かって流下し、始動開口39に流入する。
始動開口39に流入した打玉は、図3に示すように、誘
導樋41を更に流下して入賞玉を誘導するために遊技盤
1の裏面に取り付けられる入賞玉集合カバー43と遊技
盤1の裏面との上部空間に臨むように設けられた始動入
賞玉検出器42によって検出される。この始動入賞玉検
出器42の出力は、権利発生遊技状態中であることを条
件として玉受部材35a,35bの開閉ソレノイド37
を前記一定期間開成するための信号として処理されるも
のである。なお、図示の実施例では、始動入賞玉検出器
42は、可変入賞球装置30に組み付けられているが、
入賞玉集合カバー43に組み付けられていても良い。
【0023】一方、玉受部材35a,35bが第1の状
態となっているときには、図2に示すように、玉受部材
35a,35bが離れて始動開口39へ打玉を誘導する
誘導部が玉受部材35a,35bによって形成されない
ので、遊技領域3を落下する打玉が始動開口39に入賞
することは全くない。つまり、本実施例においては、玉
受部材35a,35bが遊技者にとって不利な第2の状
態となっているときに打玉が玉受部材35a,35bの
傾斜誘導面38a,38bによって始動開口39に入賞
する可能性が生じ、しかも遊技領域3を落下して玉受部
材35a,35bに近接した位置に到達した打玉が誘導
突起40a,40bによって入賞玉となる可能性が高く
なるため、玉受部材35a,35bが遊技者にとって有
利な第1の状態となっているときばかりでなく玉受部材
35a,35bが遊技者にとって不利な第2の状態とな
っているときでも可変入賞球装置30への遊技者の興味
を引き付けることができる。
【0024】上記したように、本実施例では、玉受部材
35a,35bの開成中に打玉が始動開口39に入賞し
ないようにし、玉受部材35a,35bが閉じていると
きだけ打玉が始動開口39に入賞するようにしている。
これは、以下の理由による。即ち、この形式のパチンコ
遊技機は、前記したように権利発生遊技状態中であって
も打玉が始動開口39に所定個数(16回)入賞してし
まうと玉受部材35a,35bの開成回数がその所定回
数に達しなくてもその時点で権利発生遊技状態が終了し
てしまう。例えば、玉受部材35a,35bの5回目の
開成中に始動開口39に16個目の打玉が入賞したとき
には、その5回目の開成を終了した時点(打玉が始動開
口39に入賞した時点でもよい)で権利発生遊技状態が
終了してしまう。したがって、このような状況となった
ときに遊技者に不満が生ずるが、上記した実施例では、
玉受部材35a,35bの開成中は、打玉が始動開口3
9に入賞しないので、玉受部材35a,35bの開成状
態と始動開口39への打玉の入賞が交互に行われ、始動
開口39への打玉の入賞個数と玉受部材35a,35b
の開成回数とが対応しながら遊技を進行することができ
る。
【0025】以上、実施例に係る可変入賞球装置30を
含むパチンコ遊技機の構成及び作用について説明してき
たが、本実施例によれば、玉受部材35a,35bが遊
技者にとって不利な第2の状態となっているときに打玉
が玉受部材35a,35bの 傾斜誘導面38a,38b
によって始動開口39に入賞する可能性が生じ、しかも
遊技領域3を落下して玉受部材35a,35bに近接し
た位置に到達した打玉が誘導突起40a,40bによっ
入賞玉となる可能性が高くなるため、玉受部材35
a,35bが遊技者にとって有利な第1の状態となって
いるときばかりでなく玉受部材35a,35bが遊技者
にとって不利な第2の状態となっているときでも可変入
賞球装置30への遊技者の興味を引き付けることができ
る。特に、玉受部材35a,35bが開放している間
は、打玉を始動開口39(始動機能があれば、入賞口、
通過口等の種類を問わない)に入球させたくない遊技内
容を有する弾球遊技機に本実施例に係る可変入賞球装置
30を応用することにより、好適な結果を得ることがで
きる
【0026】なお、上記した実施例においては、玉受部
材35a,35bと始動開口39とが同一の取付基板3
1に形成されたものを示したが、別体に形成しても良
。また、上記した実施例では、玉受部材35a,35
bが開閉するものを示したが、左右方向にスライド移動
するものや、前後方向に開閉するものでも良い。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、玉受部材が遊技者にとって不利
な第2の状態である場合でも、遊技領域を落下して玉受
部材に近接した位置に到達した打玉が入賞玉となる可能
性があるため、可変入賞球装置への遊技者の興味を引き
付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】玉受部材が閉じた状態を示す可変入賞球装置の
正面図である。
【図2】玉受部材が開放した状態を示す可変入賞球装置
の正面図である。
【図3】玉受部材が閉じた状態での縦方向に切断した可
変入賞球装置の断面図である。
【図4】実施例に係る可変入賞球装置が適用される弾球
遊技機の遊技盤の正面図である。
【符号の説明】1 遊技盤 30 可変入賞球装置31 取付基板 35a,35b 玉受部材 38a,38b 傾斜誘導面(誘導部) 39 始動開口(入賞領域)40a,40b 誘導突起

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付基板を介して遊技盤に取り付けられ
    且つ特別な遊技状態時に電気的駆動源により遊技者にと
    って有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状
    態とに変化すると共に通常の遊技状態時に前記第2の状
    態を維持する玉受部材を備えた弾球遊技機の可変入賞球
    装置において、 該可変入賞球装置の近傍に打玉の入賞可能な入賞領域を
    形成すると共に、その入賞領域の近傍に前記取付基板よ
    り突出されて入賞領域側へ打玉を誘導する誘導突起を形
    成し、 前記玉受部材が前記第2の状態である場合に、前記誘導
    突起により誘導された打玉が前記入賞領域へ入賞するこ
    とを可能にする一方、前記玉受部材が前記第1の状態で
    ある場合に、打玉が前記入賞領域へ入賞しないように
    たことを特徴とする弾球遊技機の可変入賞球装置。
  2. 【請求項2】 前記玉受部材には、該玉受部材が前記第
    2の状態のとき、打玉を受け止めて前記入賞領域へ誘導
    する誘導部が形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の弾球遊技機の可変入賞球装置。
  3. 【請求項3】 前記入賞領域が前記取付基板に一体的に
    設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の弾球遊技機の可変入賞球装置。
JP3192426A 1991-07-05 1991-07-05 弾球遊技機の可変入賞球装置 Expired - Lifetime JP3059785B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3192426A JP3059785B2 (ja) 1991-07-05 1991-07-05 弾球遊技機の可変入賞球装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3192426A JP3059785B2 (ja) 1991-07-05 1991-07-05 弾球遊技機の可変入賞球装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0515635A JPH0515635A (ja) 1993-01-26
JP3059785B2 true JP3059785B2 (ja) 2000-07-04

Family

ID=16291121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3192426A Expired - Lifetime JP3059785B2 (ja) 1991-07-05 1991-07-05 弾球遊技機の可変入賞球装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3059785B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007222425A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP5295171B2 (ja) * 2010-05-12 2013-09-18 株式会社竹屋 遊技制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0515635A (ja) 1993-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02104379A (ja) 弾球遊技機
JP2005131121A (ja) 遊技機
JP3059785B2 (ja) 弾球遊技機の可変入賞球装置
JP3738893B2 (ja) 遊技機
JPS62139685A (ja) パチンコ機の打玉入賞装置
JP2888956B2 (ja) 弾球遊技機における可変入賞球装置
JPH04367680A (ja) 弾球遊技機の可変入賞球装置
JP2844326B2 (ja) パチンコ機
JP2575342Y2 (ja) パチンコ機の入賞装置
JPH0686856A (ja) 遊技機
JP2005080823A (ja) 遊技機
JP3100215B2 (ja) 弾球遊技機の入賞球装置
JPH05253342A (ja) 弾球遊技機
JP3007191B2 (ja) 弾球遊技機
JP3002833B2 (ja) パチンコ機
JPH0573428B2 (ja)
JP3547682B2 (ja) パチンコ機の盤面配置構造
JPH07106242B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2593788B2 (ja) 弾球遊技機
JP2912389B2 (ja) 弾球遊技機
JP3547683B2 (ja) パチンコ機
JPH0337086A (ja) 熱式空気流量計
JPH05137835A (ja) 弾球遊技機
JP2007267922A (ja) 弾球遊技機
JPH07102246B2 (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421

Year of fee payment: 12