JP3045763B2 - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JP3045763B2
JP3045763B2 JP2320464A JP32046490A JP3045763B2 JP 3045763 B2 JP3045763 B2 JP 3045763B2 JP 2320464 A JP2320464 A JP 2320464A JP 32046490 A JP32046490 A JP 32046490A JP 3045763 B2 JP3045763 B2 JP 3045763B2
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雅博 川崎
宏之 高橋
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旭光学工業株式会社
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/282Autofocusing of zoom lenses

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、カメラシステム、例えばマイコンを備えた
自動焦点撮影レンズを含む自動焦点一眼レフカメラのシ
ステムに関する。
「従来技術およびその問題点」 近年は、一眼レフカメラにおいても、自動焦点装置を
備えたものが一般化している。一眼レフカメラの自動焦
点装置の焦点検出手段は、いわゆるTTL位相差方式が一
般的である。このTTL位相差方式では、撮影レンズによ
り結像された二分割被写体像の位相差から、結像面とフ
ィルム面とのずれ量(デフォーカス量)を算出する。そ
して、このデフォーカス量に基づいて撮影レンズの焦点
レンズの移動量を演算し、算出した移動量に基づいてフ
ォーカスモータを駆動して焦点レンズを合焦位置まで移
動している。
このデフォーカス量と焦点レンズの移動量の関係は、
撮影レンズによって異なり、さらに撮影レンズの収差に
よっても異なる。そこで従来は、撮影レンズ(交換レン
ズ)にメモリ手段(通常はROM)を搭載し、このROMに、
上記デフォーカス量と焦点レンズの移動量に関するデー
タ、例えばKバリューデータなど、その撮影レンズ固有
のレンズデータをメモリしてある。そしてカメラボディ
に搭載したマイコンは、上記ROMにメモリされたレンズ
データを通信により読出す通信機能をもたせてある。な
お、Kバリューデータとは、撮影レンズによる合焦面の
単位移動量とAFモータの回転数に関する定数をいう。
しかし、近年の自動焦点(AF)一眼レフカメラの撮影
レンズは、ズームレンズが標準化している。ズームレン
ズでは、焦点距離fによってKバリューデータが異な
る。そのため、ズームレンズに現在の焦点距離を検出す
る焦点距離検出手段が設けられ、さらに現焦点距離に応
じたKバリューデータがレンズROMにメモリされてい
る。
しかしながら、上記焦点距離検出手段の制御およびK
バリューデータの取り込みはボディマイコンが処理しな
ければならないので、通信時間が長くなり、ボディマイ
コンの処理負担が増大する、という問題があった。
さらに、撮影レンズには通常、いくらかの収差が残っ
ている。例えば、色収差(横、縦倍率色収差、球面収
差、非点収差、コマ収差、像面湾曲、歪曲収差などであ
る。これらの収差は、特にTTL自動焦点調節において影
響する。
しかし、複数の焦点距離fに対応するすべての収差デ
ータを従来のページメモリ方式でレンズROMにメモリす
ると、膨大なデータ量となるので大容量のレンズROMが
必要になり、しかも、ボディマイコンの負担が増大して
処理が遅くなる、という問題を生じる。
「発明の目的」 本発明は、上記問題意識に基づいてなされたもので、
各種収差補正データ利用して正確な焦点調節を可能にす
るとともに、カメラボディの負担を減少させて迅速な自
動焦点処理が可能なカメラシステムを提供することを目
的とする。
「発明の概要」 本発明はカメラボディと、このカメラボディに対して
着脱自在な焦点距離可変の撮影レンズとを備え、前記カ
メラボディが、前記撮影レンズを介して形成された被写
体像に基づいて前記撮影レンズの焦点状態を検出して前
記撮影レンズの焦点を調節する自動焦点手段を備えたカ
メラシステムであって、前記撮影レンズは、該撮影レン
ズの複数の焦点距離範囲における焦点距離変化によって
変化する収差補正データを算出する収差補正関数が焦点
距離範囲および収差特性に応じて複数メモリされたメモ
リ手段と、現焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、
該焦点距離検出手段が検出した撮影レンズの現焦点距離
および収差特性に対応する収差補正関数を前記メモリ手
段から読み出して収差補正データを演算する演算手段と
を備え、前記カメラボディの自動焦点手段は、前記ズー
ムレンズの演算手段が算出した収差補正データを入力し
て前記検出した焦点状態を補正すること、に特徴を有す
る。
この構成によれば、カメラボディに負担をかけること
なく収差補正データを得ることができる。そして自動焦
点手段を備えたカメラシステムに搭載すれば、カメラボ
ディに負担をかけることなく、より正確な自動焦点調節
が可能になる。
「発明の実施例」 以下、図示実施例に基づいて本発明を説明する。第1A
図〜第1D図は、ズームレンズにおける焦点距離fと開放
収差(横倍率色収差)との関係を、縦軸に収差量A、横
軸に焦点距離fをとって示したグラフである。このグラ
フから分かるように収差特性、、およびは、あ
る焦点距離f1を基準(変曲点)として、前後の焦点距離
f領域で一定の関数に沿って変化する。
第1A図の場合、収差量Aは、焦点距離f1で極値Pをと
る。
a1>0、b1<0より、収差量Aは、f≦f1においては
式、 A=a1(f−f0) ……(1) f≧f1においては式、 A=b1(f−f1)+P ……(2) ∴P≒a1(f−f2) により近似できる。
第1B図は、f≧f1の範囲で(1)式においてa1≠0の
場合、f≦f1の範囲で(2)式においてa1=0、b1<0
のときの特性グラフである。第1C図は、(1)式におい
てa1<0、(2)式においてb1>0のときの特性グラフ
である。第1D図は、(1)式においてa1<0、(2)式
においてb1>0のときの特性グラフ、第1D式は、(1)
式においてa1<0、(2)式においてb1=0のときの特
性グラフである。
以上の関係より収差量Aは、一般式, A=a(f−f0) ……(3) (f≦f1) A=b(f−f1)+a(f1−f0) ……(4) (f≧f1) で表わせることが分かる。ただし、第1B図の場合は、f
≦f1のときは(4)式、f≧f1のときは(3)式で表わ
される。
以上の式は一例であるが、通常収差特性は、焦点距離
fの変化、絞り径(絞り値Av)の変化にともない、ある
関数に沿って近似的に変化することが分かる。
収差補正データAは、一眼レフカメラの自動焦点装置
におけるピント補正に必要なデータであるが、ピント補
正のためにはこのほかに、B、C、Dの収差補正データ
が必要である。
B:近距離収差補正値 C:絞り込み収差補正値 D:係数 (N:距離情報) これらのデータB、C、Dは、撮影レンズのメモリ手段
にレンズデータとしてメモリされる。そして、カメラボ
ディ側では、これらの収差補正データをレンズ通信にお
いて入力し、これらのデータを利用してピント補正を行
なう。ピント補正の計算式の一例は、下記の通りであ
る。
開放〜1.5段絞りのとき: 4(A−16)/256+(B−3)N/256 1.5段絞り以上のとき: 8(C−8)/265+(B−3)ND/256 本発明は、撮影レンズ側において、収差特性に応じた
関数式およびデータf0、f1、a、bに基づいて、焦点距
離fおよび/または絞り値Avに対応する収差補正データ
Aを算出し、この収差補正データはカメラボディ側に送
信(転送)することに特徴を有する。この特徴を有する
発明を適用した一眼レフカメラシステムについて、第2
図ないし第9図を参照して説明する。
カメラボディ1は、制御手段としてメインCPU10およ
び表示用CPU11とを備えている。メインCPU10は、カメラ
システム全体を統括的に制御するとともに、撮影に必要
な各種のデータを、所定の演算式に基づいて演算処理す
る機能を備えている。表示用CPU11は、スイッチ部材に
よる情報を入力する機能、ズームレンズ2との間で情報
の授受を行なうインタフェースとしての機能および撮影
情報に関する表示を制御する機能を有する。
表示用CPU11には、各種の撮影情報を表示するLCDパネ
ル12と、フィルムのパトローネの表面に設けられたDXコ
ードの中から、少なくともフィルムのISO感度情報を読
み込むDXコード入力回路13が接続されている。
メインCPU10には、ズームレンズ2を介して入射する
光束を受光して、その強度に応じたアナログ信号を出力
する受光素子14が、A/D回路15を介して接続されてい
る。
さらにメインCPU10には、入力された各種の撮影情報
に基づいてシャッターおよび絞り等(図示せず)を駆動
制御する露出制御回路16、オートフォーカス用CCD測距
センサ17が出力する焦点情報を受けてズームレンズ2の
合焦状態を検出するCCD処理回路18、ズームレンズ2の
フォーカス機構(焦点調節機構)31を駆動するAFモータ
19の駆動を制御するAFモータ制御回路20、およびAFモー
タ19の回転量(回転角または回転数)をパルス数として
検出するAFパルサー21が接続されている。なお、CCD測
距センサ17は、ズームレンズ2により結像された二分割
像に基づいて、所定の焦点情報信号(デフォーカスデー
タ)を出力する。
AFモータ19は、カメラボディ側マウントBMから突出可
能に設けられたカプラ19aと、レンズ側マウントLMに設
けられたカプラ31aとの接続を介して、ズームレンズ2
に駆動力を伝達する。
バッテリー22は、カメラボディ1内の各電子回路等に
電源を供給するほか、ズームレンズ2内のモータおよび
電子回路等に対しても電力を供給する。
一方ズームレンズ2は、レンズ制御手段としてのレン
ズCPU30と、焦点調節用カム環(図示せず)の回転によ
りフォーカシングレンズ群を光軸方向に相対移動させて
フォーカシングを行なうフォーカス機構31と、ズーム環
(図示せず)を回動させて、少なくとも2組の変倍レン
ズ群を光軸方向に相対移動させてズーミングを行なうズ
ーム機構32とを備えている。
レンズCPU30は、ROM30AおよびRAM30Bを備えている。R
OM30Aには、自動焦点処理その他の処理を行なうマイク
ロプログラム、アルゴリズム、固定データなどがメモリ
され、RAM30Bには、カメラボディ1に転送されるレンズ
データがメモリされる。
フォーカス機構31にはカプラ31aが接続されている。
このカプラ31aとカメラボディ1のカプラ19aとは、ズー
ムレンズ2がカメラボディ1に装着されたときに連結
し、AFモータ19の回転駆動力をフォーカス機構31に伝達
する。フォーカス機構31は、この回転駆動力により焦点
調節用カム環を回動させて合焦動作を行なう。
また、図示しない係合解除手段によりカプラ31a、19a
の係合を解除することにより、撮影者が手動により焦点
調節操作リングを回動操作して焦点調節を行なう、いわ
ゆるマニュアルフォーカスも可能である。
ズーム機構32は、パワーズーム(PZ)モータ駆動部33
により駆動制御されるPZモータ34によって駆動される。
PZモータ駆動部33の動作は、レンズCPU30により制御さ
れる。レンズCPU30は、オートパワーズームモードにお
いては、設定されたオートパワーズームモータまたはズ
ームスイッチSW PZ2(第4図参照)のON/OFFに応じて、
マニュアルパワーズームモードにおいては、撮影者によ
り手動操作されるズーム操作コード板38の出力に応じて
制御する。なお、オートパワーズームモードとマニュア
ルパワーズームモードとの切換えは、ズームスイッチSW
PZ1の操作を受けたレンズCPU30により行なわれる。
レンズCPU30には、情報入力手段として、PZモータ34
の駆動量をパルス数で検出するPZパルサー35と、フォー
カス機構31により駆動された焦点調節用カム環(焦点レ
ンズ群)の位置情報(被写体距離情報)を読取る距離コ
ード板A36と、ズーム機構32により駆動されたズーム用
カム環(変倍レンズ群)の位置情報(焦点距離情報)を
読取るズームコード板37と、ズーム操作スイッチSW PZ
1、2の操作によるパワーズームの方向およびズームス
ピードに関する情報を入力するズーム操作コード板38が
接続されている。
なお、ズームレンズが単焦点マクロレンズのときには
フォーカシングレンズの移動距離が長くなるので、距離
コード板A36に代えて、より情報量の多いズームコード
板37が撮影距離データ入力手段として利用される。
ズームレンズ2は、このズームレンズ2がズームレン
ズ、単焦点レンズまたは単焦点マクロレンズであるかど
うかなどレンズの種別を識別するレンズ判別コード板39
と、テレ端時におけるKバリュー(KVALUE)に関する
データを形成したKVALUE入力部材40を備えていて、こ
れらはレンズCPU30に接続されている。本実施例のKVAL
UE入力部材40は、複数のスイッチのON/OFFの組み合わせ
により、複数ビットでKバリューデータを形成してい
る。なお「Kバリュー」とは、本実施例では、ズームレ
ンズ2により結像される像面を単位長さ移動させるため
に必要なAFパルサー21のパルス数を意味するが、これに
限定されるものではない。
また、距離コード板A36およびその他のコード板は、
図示しないが、通常は、カム環等に固定されたコード板
と、固定環等に取付けられた、コード板の各コードにそ
れぞれ独立して摺接する複数の接片を備えたブラシとに
よって構成されている。そして、ブラシの各接片が接触
するコード(ハイ/ローレベル)の組み合わせによっ
て、カム環等の位置を複数ビットの情報として得る構成
が一般的である。
さらに、レンズCPU30のデータ入出力端子には、入出
力手段としてのレンズインタフェース41が接続されてい
る。レンズCPU30と表示用CPU11とは、このレンズインタ
フェース41を介してデータの授受を行なう。マクロ時に
マクロ情報を出力するマクロコード部材42は、このレン
ズインタフェース41に接続されている。
カメラボディ1には公知の、赤外線補助投光部材44を
備えたリトラクタブル型のストロボ発光ユニット45が搭
載されている。このストロボ発光ユニット45は、支持機
構により、発光位置とカメラボディ1内の収納位置とに
移動される。
赤外線補助投光部材44は、ストロボ発光面に設けられ
ていて、ストロボ発光ユニット45が発光位置にあるとき
に、コントラストNGであると判断すると、レリーズボタ
ン(図示せず)が半押しされたときに赤外線の縞パター
ンを被写体に照射する。この補助投光部材44の発光は、
メインCPU10により発光制御回路46を介して制御され
る。
ストロボ発光ユニット45が発光位置にあるかどうか
は、検出部材47によって検出され、その検出信号はメイ
ンCPU10に出力される。
次に、カメラボディ1およびズームレンズ2の制御系
の構成を第3図および第4図を参照してより詳細に説明
する。
第3図には、カメラボディ1の電気系の主要構成をブ
ロックで示してある。
表示用CPU11のVDD1端子には、バッテリー22の電圧
が、レギュレータ23により変圧され、スーパーキャパシ
タ24によるバックアップを受けて供給されている。表示
用CPU11は、このVDD1端子に入力された定電圧により常
時動作している。
表示用CPU11のP1〜P4端子にはそれぞれ、メインCPU10
の電源をON/OFF制御するDC/DCコンバータ25、シャッタ
ーボタン(図示せず)の半押しでオンする測光スイッチ
SWS、シャッターボタンの全押しでオンするレリーズス
イッチSWR、撮影可能状態でオンするロックスイッチSWL
が接続されている。
DC/DCコンバータ25は、ロックスイッチSWLがオンした
状態で測光スイッチSWSあるいはレリーズスイッチSWRが
オンされたとき、およびズームレンズ2との間で通信を
実行する際に表示用CPU11からの指令によって作動し、
メインCPU10のVDD1端子に基準定電圧を供給してメインC
PU10を起動させる。
さらに表示用CPU11のP5〜P9端子にはそれぞれ、モー
ドスイッチSWM、ドライブスイッチSW DR、露出補正スイ
ッチSW XY、アップスイッチSW UPおよびダウンスイッチ
SW DNが接続されている。
表示用CPU11は、P5〜P9端子のレベルを入力してこれ
らのスイッチのON/OFF状態を知り、それぞれの状態に応
じた動作をする。例えば、モードスイッチSWMの操作に
応じてプログラム露出モード、オート露出モードまたは
マニュアル露出モード等の露出モードを択一的に変更お
よび選択を可能な状態にし、ドライブスイッチSW DRお
よびアップ/ダウンスイッチSW UP/DNの操作に応じて、
いわゆるシングル(単写)モード、連写モードなどのド
ライブモードを択一的に選択可能な状態にする。そし
て、これらの露出モード、またはドライブモードが選択
可能な状態において、アップスイッチSW UPまたはダウ
ンスイッチSW DNの操作に応じて選択モードを循環して
変更する。
また、表示用CPU11は、露出補正スイッチSW XVがオン
されたときには露出値の変更を可能な状態とし、この状
態におけるスイッチSW UPまたはSW DNの操作に応じて露
出補正値を変更する。
表示用CPU11の表示制御用PSEG端子群は、バスを介し
て表示用LCD12に接続されている。表示用CPU11は、ロッ
クスイッチSWLがオンされたときに、撮影に関する所定
のデータを表示用LCD12に表示させる。
表示用CPU11の7個のP10〜P16端子はそれぞれ、ボデ
ィ側マウントBMに設けられたボディ側Fmin1接点、Fmin2
接点、Fmin3接点、Fmax1接点、Fmax2接点、A/M接点およ
びCont接点に接続され、P18端子はスイッチ回路26に接
続されている。ボディ側Fmin1、2、3接点は、ズーム
レンズ2との間でデータ通信を行なう通信接点としての
機能も有する。つまり、ボディ側Fmin1接点はシリアル
クロックを入出力する 接点、ボディ側Fmin2接点はデータの授受を行なうDATA
接点、ボディ側Fmin3接点はリセット信号を出力するRES
接点としての機能を有する。なお、P10、P11およびP12
端子は、表示用CPU11の内部で常時プルアップされてい
る。
スイッチ回路26の出力は、VBATT端子に接続されてい
る。このスイッチ回路26は、バッテリー22とVBATT端子
とを断続するスイッチとして機能し、P18端子のレベル
に応じてスイッチング動作をする。Gnd端子は、バッテ
リー22のGnd端子側に接続されている。
表示用CPU11とメインCPU10とは、シリアルクロックSC
K端子、シリアルインSI端子、シリアルアウトSO端子を
介してデータ通信を行なうが、この通信では、例えば、
コマンドコードを用いてデータ転送制御を行なう。
メインCPU10のPA接点群は、測光用のA/D回路15に接続
され、PB接点群は露出制御回路16に、PC接点群はCCD処
理回路18に、PD接点群はAFモータ制御回路20に、PE接点
群はAFパルサー21に、PF接点群はDXコード入力回路13に
それぞれ接続されている。
メインCPU10のP20端子は、フォーカシングモードを、
AFモータ19の駆動により行なうオートフォーカスモード
と、ユーザーの手動駆動によるマニュアルフォーカスモ
ードとの間で切換える第1AFスイッチSW AF1に接続され
ている。P21端子には、シャッターレリーズのモード
を、合焦優先モードとレリーズ優先モードとの間で切換
える第2AFスイッチSW AF2が接続されている。
一方、ズームレンズ2のレンズ側マウントLMには、カ
メラボディ1に装着されたときにボディ側マウントBMに
設けられた対応する接点と電気的に接続するレンズ側接
点群として、VBATT接点、CONT接点、RES(Fmin 3 )接
点、 (Fmin1)接点、DATA(Fmin2)接点、Gnd接点、レンズ
側Fmax1接点、レンズ側Fmax2接点およびA/M接点が設け
られている。図示の都合でボディ側接点群と順番を代え
て示してあるが、これらのレンズ側接点群の各接点は、
同一符号を付したボディ側接点群の各接点とそれぞれ電
気的に接続される。
レンズ側VBATT接点はPZモータ駆動部33に接続されて
いて、PZモータ駆動部33のスイッチング動作により、カ
メラボディ1のバッテリ22の電力が、VBATT接点を介し
てPZモータ34に直接供給される。
レンズ側Fmax1、Fmax2接点は、従来の旧AEレンズに設
けられているものと同様に2ビットの最小絞りのFナン
バー(数値としては最大値)情報をカメラボディに伝達
する固定情報伝達部としても機能する。つまり、レンズ
側Fmax1、Fmax2接点は、スイッチSWmax1、SWmax2を介し
て接地されていて、一対のスイッチSWmax1、SWmax2のON
/OFFの組み合わせにより変わるレベルの組み合わせによ
り、最大Fナンバー情報を形成する。
レンズ側A/M接点は、絞りのオート/マニュアル情報
をカメラボディ1に供給する機能を有し、切換えスイッ
チSW A/Mを介して接地されている。切換えスイッチSW A
/Mは、ズームレンズ2の絞りリング(図示せず)の回転
に連動していて、絞りリングがオート位置またはマニュ
アル位置にあるときにオンまたはオフする。
レンズ側Fmin1、2、3接点は、旧AEレンズに設けら
れているものと同様に、3ビットの開放Fナンバー(数
値としては最小値)情報をカメラボディ2に伝達する固
定情報伝達部としての機能と、カメラボディ1との間で
通信を行なう通信接点としての機能を有する。
このように固定情報伝達および通信機能を共用させる
ために、レンズ側Fmin1、2、3接点にはPNPトランジス
タTr1、2、3が接続されている。各トランジスタTrの
エミッタはレンズ側Fmin1、2、3接点に接続され、ベ
ースは、ヒューズ部H1〜H3を介して接点CONTに断続可能
に形成され、コレクタは、接地されている。なお、ヒュ
ーズ部は、エミッタとレンズ側Fmin接点との間に設ける
構成としてもよい。
レンズ側Fmin1、2、3接点から開放Fナンバー情報
を得るために、CONT接点の電位がGndレベルに落され
る。すると、ヒューズが接続されているトランジスタTr
がオンし、オンしたトランジスタTrのエミッタはGNDレ
ベルに、オンしないトランジスタTrのエミッタは“H"レ
ベルになる。つまり、ヒューズ部H1〜H3の断続によりト
ランジスタTr1、2、3がオフまたはオンしてエミッタ
レベルが変わり、3ビットの開放Fナンバー情報がレン
ズ側Fmin1、2、3接点に出力される。
レンズインタフェース41のCONT端子は、レンズ側CONT
接点に接続され、RES端子はレンズ側Fmin3接点に、 端子はレンズ側Fmin1接点に、DATA端子はレンズ側Fmin2
接点に、Gnd端子はレンズ側Gnd接点に接続されている。
レンズ側CONT接点は、トランジスタTrのベースおよび
レンズインタフェース41のCONT端子に接続されている。
このCONT端子による電源供給のスイッチングは、RES端
子(レンズ側Fmin3)を介して行なわれる。つまり、開
放Fナンバーに関するデータが表示用CPU11に読取ら
れ、CONT端子が“H"レベルに、RES端子が“L"レベルに
なったときに、レンズCPU30に基準定電圧が供給され
る。
レンズインタフェース41のVDDB端子は、コンデンサC2
を介してレンズCPU30のVDD端子に接続され、カメラボデ
ィ1のCONT端子から供給された定電圧をレンズCPU30に
供給している。
レンズインタフェース41のDIS1〜DIS3端子には、初期
値データ形成手段の一つを構成する距離コード板A36が
接続されている。距離コード板A36は、フォーカス機構3
1によって駆動された焦点調節用カム環の位置に応じた
被写体距離に関する距離情報信号を3ビット信号として
DIS1〜DIS3端子に出力する。
MACRO端子には、マクロコード部42が接続されてい
る。このマクロコード部42は、ズーム操作環が操作され
てズームレンズ2がマクロに切換えられたときに、これ
を検知してオンするマクロスイッチとしての機能を有す
る。ズーム操作環の操作によりマクロに切換わるときに
は、マクロコード部42を、ズームコード板37のコードの
一部として形成することもできる。
また、レンズインタフェース41の入出力端子群は、対
応するレンズCPU30の入出力端子群と接続されている。
また、レンズインタフェース41のCRES端子は、ディレイ
コンデンサC1を介して接地されている。
レンズCPU30の制御端子にはPZモータ駆動部33が接続
されていて、レンズCPU30は、PZモータ駆動部33を介し
てPZモータ34の回転を制御する。
レンズCPU30のP30〜P33、P62およびP63端子のおのお
のには、ズームコード板37の各コードが接続されてい
る。レンズCPU30は、これらのP30〜P33、P62およびP63
端子のレベルを入力し、その組み合わせに応じて焦点距
離データ、あるいは単焦点マクロレンズのときには撮影
距離データを得る。
なお、レンズCPU30のP21〜P29端子には、オートフォ
ーカススイッチSW AF3や、パワーズームスイッチSW PZ
1、PZ2などのスイッチが接続され、P24〜P29端子には、
ズーム操作コード板38が接続されている。
さらにこのズームレンズ2は、クロック出力手段とし
てクロックパルス発生回路43を備えている。レンズCPU3
0は、このクロックパルス発生回路43が出力するクロッ
クパルスに同期して動作する。
[ボディレンズ間の通信] 次に、カメラボディ1、ズームレンズ2間の通信動作
について説明する。表示用CPU11は、CONT端子を“L"レ
ベルに落として開放Fナンバーおよび最小Fナンバー情
報を読み込んだ後に、CONT端子を“H"レベルに立ち上
げ、さらにRES端子(Fmin3端子)を“H"レベルに立ち上
げてレンズインタフェース41およびレンズCPU30にリセ
ットをかけた後、RES端子を“L"に立ち下げてリセット
を解除する。そして表示用CPU11は、初期値データ入力
状態に移行する。
一方レンズCPU30は、レンズインタフェース41(の設
定端子)を介して読み込んだ初期値データ、あるいは演
算した初期値データをレンズインタフェース41内のシフ
トレジスタに、カメラボディ1側から出力されるクロッ
クとは非同期にセット(ロード)する。
このシフトレジスタにセットされた初期値データは、
カメラボディ1のクロックに同期してDATA端子から順次
出力される。以上の旧通信は、レンズインタフェース41
内でハード的に実行され、本実施例では19バイト分のデ
ータがカメラボディ1に送られる。
旧通信が終了すると、レンズインタフェース41の-KAF
END端子が“L"レベルに立ち下がり、これが旧通信終了
信号となって、レンズCPU30は、カメラボディ1からの
新通信開始データ待ち状態に移行する。
レンズCPU30は、カメラボディ1から新通信開始デー
タを受け取ると、DATA端子(Fmin2接点)が“H"レベル
であることを確認して、DATA端子を“L"レベルに立ち下
げた後に立ち上げることにより、カメラボディ1に新通
信が可能であることを伝え、通信する新通信を開始す
る。
そして新通信では、カメラボディ1から出力される命
令コードにより、ズームレンズ2からカメラボディ1
に、あるいはカメラボディ1からズームレンズ2にデー
タが転送される。
この新通信は、ズームレンズ2(クロックパルス発生
回路43)から出力されるクロックに同期して実行され
る。例えば、レンズCPU30は、SCK端子からクロックを出
力をし、カメラボディ1が出力するデータをDATA端子か
ら入力する。
データがデータ読出しコマンドであれば、レンズCPU3
0は、受信アクノリッジ信号を出力した後に、コマンド
で指定されたデータをDATA端子から出力する。そしてレ
ンズCPU30は、所定のデータ出力が終了すると、DATA端
子を一旦“L"レベルに落してから“H"レベルに立ち上げ
て、カメラボディ1側にデータ出力の終了を伝える。
カメラボディ1とズームレンズ2との間で授受される
コマンド、データの概要は、表1の通りである。
次に、本カメラシステムの主要動作について、フロー
チャートを参照してより詳細に説明する。
[表示用CPUのメイン動作] 表示用CPU11のメイン動作(タイマールーチン)につ
いて、第5図に示したフローチャートを参照して説明す
る。なおこの動作は、表示用CPU11の内部ROMにメモリさ
れたプログラムに基づいて、表示用CPU11により実行さ
れる。
表示用CPU11は、先ずロックスイッチSWLのON/OFFをチ
ェックし、オフのときにはスイッチによる割込みを禁止
して、ロックフラグFLOCKの状態からレンズ収納が完了
しているかどうかをチェックする(S11〜S14)。ロック
スイッチSWLがオフのときは撮影しないときであるか
ら、撮影レンズの全長をできるだけ短くした方が、収納
および持ち運びに便利である。そこで、このカメラシス
テムでは、ロックスイッチSWLがオフされた時点で、オ
ートフォーカス機構31およびオートパワーズーム機構32
により、撮影レンズ2を最もコンパクトな状態に自動的
に収納する。しかし、ロックスイッチSWLのオフがレン
ズ収納を意図したものでない場合がある。例えば、焦点
距離およびピントをそのままにした状態で待機していた
い場合等には、省電力のためにロックスイッチSWLをオ
フすることがある。このときにレンズが自動収納してし
まうと、撮影するときに再度焦点距離およびピントを調
整しなおさなければならず、面倒である。
そこで、このカメラシステムでは、ロックスイッチSW
Lがオンからオフに切換えられたときにその時の焦点距
離およびピントを記憶して収納動作を行なう。そして、
再度ロックスイッチSWLがオンされたときに、収納前の
レンズ状態に自動的に復帰する構成としてある。このよ
うに構成すれば、ロックスイッチSWLのオフが収納を意
図する場合であってもしない場合であっても、いずれに
しても不都合が無くなる。
このカメラシステムでは、オートフォーカス機構31に
関する収納および復帰動作はメインCPU10が制御し、パ
ワーズーム機構32に関する収納および復帰動作はレンズ
CPU30が制御する。但し、メインCPU10とレンズCPU30と
にはロックスイッチSWLがオンされたときにのみ電源が
供給され、ロックスイッチSWLがオフされているときに
は電源が落されているため、収納、復帰のデータは、常
時動作している表示用CPU11が管理する。
ステップS15〜S18はレンズ収納処理である。ズーミン
グはレンズCPU30が管理するので、収納動作に関するコ
マンドコード90HをレンズCPU30に対して送出するととも
に、ズームコード板37から収納前の焦点距離データを入
力する。オートフォーカス機構31はカメラボディ1側で
制御するので、ステップS17のAF収納サブルーチンにお
いてメインCPU10により処理する。
AF収納が終了すると、ロックフラグFLOCKを降ろす
(S18)。なお、撮影レンズ2が収納されていた場合に
はロックフラグFLOCKが「0」なので、上記ステップS1
5〜S18をスキップする。
ステップS19では、P16端子(CONT端子)を“L"レベル
に落してレンズCPU30の電源を落し、さらにLCD12の電源
をオフした後(S20)、タイマー処理により、125msの周
期で間欠的にこのタイマールーチンを実行する(S21〜S
23)。つまり、ロックスイッチSWLがオフの間は、ステ
ップS11〜S23の処理を間欠的に繰り返す。
ロックスイッチSWLがオンしている場合には、表示用C
PU11は、ロックフラグFLOCKの状態をチェックする。ロ
ックスイッチSWLがオンされて最初に通るときには降り
ているので、メインCPU10にAF復帰処理を実行させて撮
影レンズのピントを収納前と同じ状態に復帰させる(S1
2、S24、S25)。
次に、レンズデータ入力サブルーチンをコールして、
いかなるレンズが装着されているかを判断し、必要であ
ればレンズCPU30にズーム機構31の復帰動作を行なわせ
る(S26)。
データ入力処理が終了すると、測光スイッチSWSおよ
びレリーズスイッチSWRによる割込みを許可してレリー
ズ可能状態とする(S27)。
そして、モードスイッチSWM、ドライブスイッチSW D
R、露出補正スイッチSW XVおよびアップ、ダウンスイッ
チSW UP、DNが操作されたときには、その操作に応じた
モード等の変更処理と、選択されたモードの表示処理を
行なう(S28〜S35)。
モードスイッチSWM等のいずれもが操作されていない
ときには、上記125msタイマーによる間欠処理に入る。
[レンズデータの入力処理] 次に、ステップS26におけるカメラボディ1とズーム
レンズ2との間でのデータ入力処理(通信動作)につい
て説明する。先ず、カメラボディ1側の動作について、
第6A図および第6B図に示した動作フローチャートに基づ
いて説明する。この処理は、表示用CPU11により実行さ
れる。
先ず、レンズ判別用の4個のレンズ種別フラグFAE、
FCPU、FLROMおよびFNOを(「0」に設定する(S4
0)。ここで、フラグFAEはレンズROMを備えない従来の
旧AEレンズであることを識別し、フラグFCPUは自動焦
点機構およびレンズCPUを備えた新CPUレンズ、例えば第
2図、第4図等に示したレンズCPU30を備えた本実施例
のズームレンズ2であることを識別する。フラグFLROM
は、自動焦点機構およびレンズROMを備えた従来のAFレ
ンズであることを識別し、フラグFNOは、レンズが装着
されていないこと、または撮影レンズがNG(故障等)の
場合を識別するフラグである。なお、新CPUレンズおよ
びAEレンズがオートフォーカスレンズである。
次に、ロックフラグFLOCKが立っているかどうかをチ
ェックする(S41)。ロックスイッチSWLがオンされて最
初にこのステップを通るときには、このフラグは降りて
いるのでステップS42に進むが、2回目以降かつレンズC
PU30を備えたレンズのときには立っているのでステップ
S49にジャンプする。
ステップS42では、ズームレンズ2との間でシリアル
通信に使用するP10〜P12端子を入力モードに設定し、次
にP16端子(Cont接点)のレベルを入力してチェックす
る(S43、S44)。
装着された撮影レンズにCONT接点が設けられていない
場合には、ボディ側CONT接点がレンズ側マウント面に接
触してGNDレベルになるので、レンズROMをもたない旧AE
レンズであることが分かる。
旧AEレンズのときには、P10〜P15端子のレベルを入力
して、開放Fナンバー、最大Fナンバーに関するデータ
および絞りA/M切換えデータを読み込み、旧AEレンズフ
ラグFAEを立ててリターンする(S45、S46)。
Cont接点が“H"レベルのときには、撮影レンズが装着
されていないか、レンズデータを有する撮影レンズが装
着されている場合である。そこで、P16端子を“L"レベ
ルに下げて撮影レンズへの電源を落し、P10〜P15端子の
レベルを入力する(S48)。
第5図に示すように、レンズ側Fmin1〜Fmin3接点にト
ランジスタTrが接続されているときには、オンするトラ
ンジスタTrとオンしないトランジスタTrの組み合わせに
より変わる、レンズ側Fmin1〜Fmin3接点レベルの組み合
わせにより開放Fナンバーが分かる。さらに、スイッチ
SWFmax、SWFmax2のON/OFFにより変わるレンズ側Fmax、F
max2接点レベルの組み合わせにより最大Fナンバーが分
かり、絞りA/M接点のレベルにより、絞りがオートかマ
ニュアルかが分かる。
ここで、P10〜P14端子がすべて“H"レベルであるかど
うかをチェックし、すべて“H"レベルであれば、レンズ
が装着されていないと判断し、ノーレンズフラグFNOを
立ててリターンする(S48−2、S52)。
P10〜P14端子のうち、1個でも“L"レベルのものがあ
れば、P16端子を“H"レベルにしてレンズ側へ給電し、
レンズCPU、レンズROMを作動可能状態としてからP10〜P
14端子のレベルを入力する(S49、S50)。
そして、いずれかのP10〜P12端子が“L"レベルであれ
ば、撮影レンズ(レンズROMまたはレンズCPU)が故障し
ていると考えられるので、ノーレンズフラグFNOを立て
てリターンする(S51、S52)。
P10〜P12端子がすべて“H"レベルであれば、P13、P14
端子レベルが双方ともに“H"レベルであるかどうかをチ
ェックし、双方ともに“H"レベルのときには、撮影レン
ズが装着されていないと判断して、ノーレンズフラグF
NOを立ててリターンする(S53、S52)。
P13、P14端子の少なくとも一方が“L"レベルであれ
ば、新通信が可能な新CPUレンズ(ズームレンズ2)な
ので、P12端子のレベルを“L"レベルに落し、P10、P11
端子をシリアル通信モードにセットしてステップS56に
進む(S53〜S55)。
ステップS56では、ロックフラグFLOCKが立っている
かどうかをチェックする。このフラグは、ロックスイッ
チSWLがオンされて最初に通るときには降りているので
ステップS57に進んで旧通信を実行するが、2回目以降
のときには立っているのでステップS66にスキップして
旧通信等を行なわない。
ステップS57では、旧通信により16バイトのレンズテ
ータおよび3バイトのリアコンバータデータを入力す
る。
旧通信によるデータ入力が終了すると、その入力した
データの一部からレンズCPUを備えた新CPUレンズ(ズー
ムレンズ2)かどうかを判断し、新CPUレンズでなけれ
ばレンズROMを備えた従来のAEレンズなので、フラグFL
ROMを立ててリターンする(S57−2、S57−3)。
一方、新CPUレンズであれば、新旧切換え信号をDATA
端子に出力し、レンズ側からアクノリッジ信号を受けて
からレンズ側にクロック要求信号を出力してレンズCPU3
0にクロックを出力させる(S58〜S60)。
次に、レンズ復帰命令コード91Hを送出してレンズCPU
30にパワーズーム機構復帰動作を行なわせ、レンズCPU3
0からアクノリッジ信号が出力されるのを待つ(S61、S6
2)。
アクノリッジ信号を受けたら、収納前焦点距離データ
を送出してレンズCPU30のパワーズーム処理を行なわせ
る(S63)。そして、この処理の終了を、レンズCPU30か
らアクノリッジ信号が出力されることで知り、ロックフ
ラグFLOCKを立ててステップS66に進む(S64、S65)。
ステップS66では、クロック要求信号を送出してレン
ズCPU30からクロックを出力させる。そして、そのクロ
ックに同期させて命令コード60Hを送出し、レンズCPU30
からアクノリッジ信号が送出されるのを待つ(S67、S6
8)。命令コード60Hは、レンズ側のスイッチ設定デー
タ、パワーホールド要求信号等を含むレンズ情報を読出
すためのコードである。
アクノリッジ信号を受けると、その後にレンズCPU30
から送出されるレンズ情報を受信する(S69)。そして
レンズ情報の受信終了を表示用CPU11は、レンズCPU30が
出力する送信終了アクノリッジ信号を受信することによ
り知る(S70)。
送信終了アクノリッジ信号を受信したら、パワーホー
ルドの要求があるかどうかをチェックする(S71)。要
求があれば、レンズCPU30にクロックの送出を要求し、P
18端子を“H"レベルにしてレンズCPU30からアクノリッ
ジ信号が出力されるのを待つ(S72〜S74)。そしてアク
ノリッジ信号を受けたら、パワーホールドオンコード92
Hを送出してステップS81に進む(S75)。
一方、ステップS71でパワーホールドの要求がなかっ
たときにはクロックの送出を要求し、レンズCPU30から
出力されるクロックに同期させてパワーホールドオフコ
ード93Hを送出して、レンズCPU30から受信アクノリッジ
信号が出力されるのを待つ(S76〜S78)。
受信アクノリッジ信号を受けたら、所定時間待ってか
らP18端子を“L"レベルに落としてPZモータ34への給電
を断つ(S80)。
そして、レンズCPU30にクロックを要求し、そのクロ
ックに同期させてレンズ情報2を要求するコード61Hを
送出し、受信アクノリッジ信号が出力されるのを待つ
(S81〜S83)。受信アクノリッジ信号を受信したら、次
に送られてくるレンズ情報2を受信し、送信終了のアク
ノリッジ信号を受信するまで待つ(S84、S85)。
受信アクノリッジ信号を受信したら、レンズCPU30か
ら出力されるクロックに同期させて、すべてのデータを
要求するコード33Hを送出し、受信アクノリッジ信号が
送られてくるのを待つ(S86〜S88)。
受信アクノリッジ信号を受信したら、その後に送信さ
れる16バイト分のデータを入力し、送信終了アクノリッ
ジ信号を受信するまで待つ(S89、S90)。
送信終了アクノリッジ信号を受信したら、パワーホー
ルド要求があるかどうかをチェックし、要求があれば新
CPUレンズフラグFCPUを立て、レンズCPU30にクロック
を要求してそのクロックに乗せてスリープコード(C1
H)を送信し、リターンする(S91、S95〜S97)。
要求がなければ、クロックを要求し、所定のコードを
送信し、受信アクノリッジ信号を受信するのを待って、
新CPUレンズフラグFCPUを立てる(S92〜S95)。
さらに表示用CPU11は、レンズCPU30にクロックを要求
し、レンズCPU30のクロックに同期させてスリープコー
ド(C1H)を送信してリターンする(S96、S97)。つま
り表示用CPU11は、レンズCPU30との通信が終了する毎
に、レンズCPU30をスリープさせる。
また、2回目以降のデータ入力処理では、ステップS6
5においてロックフラグFLOCKを立てているので、旧AE
レンズかどうか等のチェック(S42〜S48−2)、旧通信
および収納前焦点距離送出処理(S57〜S65)は行なわな
い。この処理により、125msタイマー処理における通信
時間が短縮され、消費電力も減る。
[レンズCPUのメイン動作] 次に、レンズCPU30のメイン動作について、第7図に
示したフローチャートを参照して説明する。
レンズCPU30は、表示用CPU11によりCont接点を介して
電力供給を受け、Cont接点が“H"レベルになった後に、
RES端子が“L"レベルに変わってリセットが解除される
ことによって起動する。起動したレンズCPU30は、先
ず、すべての割込みを禁止した後にイニシャライズを行
なう(S100、S101)。
イニシャライズ終了後、レンズインタフェース41から
旧通信終了信号が出力されているかどうか をチェックし、旧通信終了信号が出力されていればスト
ップフラグFSTOPを立てて、レンスCPU割込み処理に入る
(S102、S103)。
旧通信終了信号が出力されていなければ、旧通信中な
ので、各スイッチの状態を入力してRAMにメモリし、所
定の演算を順に実行する(S104、S105)。この間に、カ
メラボディ1からのクロックにより初期値データがハー
ド的に、レンズインタフェース41内のシフトレジスタに
並列ロードされ、順にシフトされたDATA端子からシリア
ルに出力される。
また、レンズCPU30は、この演算において、必要な収
差特性を判断して、その特性に対応する演算式および現
在の焦点距離または開放絞り値に基づいて収差補正デー
タを算出する。
レンズCPU30は、所定の演算が終了する毎に、演算結
果(演算データ)をレンズインタフェース41に出力す
る。レンズインタフェース41に出力された演算データ
は、初期値データの後からシフトレジスタにハード的に
ロードされて、順番にDATA端子から表示用CPU11に転送
される。
所定の演算データの出力を終えると、旧通信完了信号
が出力されるのを待つ(ステップS107)。この間に、レ
ンズインタフェース41に転送された演算データが表示用
CPU11に転送され、さらに、リアコンバータが装着され
ているときには、リアコンバータから3バイト分のデー
タが表示用CPU11に転送される。
初期値データとして、3バイトの初期値データ、13バ
イトの演算データおよび3バイトのリアコンバータデー
タの計19バイト分のデータ転送が終了すると、インタフ
ェース41が旧通信終了信号を出力する レンズCPU30は、この旧通信完了信号を受けた後に表
示用CPU11から新旧切換え信号を入力すると、アクノリ
ッジ信号を出力して新通信体制に移行する(S108、S10
9)。
新通信では、先ずP23〜P29端子レベルおよびズームコ
ード板37から焦点距離データを入力して、各スイッチ状
態等を内部RAM30Aにメモリする(S110、S111)。
次に、パワーズームスイッチSW PZ1をチェックして、
パワーズームモードか、マニュアルズームモードかを判
断する。このスイッチがオフしていればマニュアルズー
ムモードなので、ステップS113においてパワーホールド
要求ビットを「0」にリセットしてPZモータ34への給電
を断ってからステップS116に進む。
パワーズームスイッチSW PZ1がオンしていればパワー
ズームモードなので、P21〜P29端子のレベルを入力して
ズーミングに関するスイッチ状態をチェックする(S11
4)。すべてのP21〜P29端子が“H"レベルのときには、
パワーズームに関する操作が何もされていないので、パ
ワーワーホールド要求ビットを「0」にリセットしてス
テップS116に進む。
P21〜P29端子のいずれかの端子が“L"レベルのときに
は、その端子に接続されたパワーズームに関するスイッ
チが操作されているので、パワーホールド要求ビットを
「1」にセットしてPZモータ34への給電を可能にしてか
らステップS116に進む(115)。
ステップS116では、像倍率一定フラグFCONSTを一旦
降ろしてステップS117に進む。この像倍率一定フラグF
CONSTは、像倍率一定モードが設定されているか否かを
識別するフラグである。なお、本実施例における像倍率
一定モードとは、ある焦点距離fで被写体距離Dの被写
体に合焦させたときに、合焦被写体距離がΔD変化して
も、D/f=(D+ΔD)/f′の関係が維持されるように
制御パワーズーミングするモードである。
ステップS117において、パワーズームスイッチSW PZ2
がオンしているかどうかをチェックし、オンしていれば
像倍率一定フラグFCONSTを立ててステップS119に進
み、オフしていれば像倍率一定フラグFCONSTを立てな
いでステップS119に進む。
ステップS119においてシリアル割込みを許可し、ステ
ップS120〜S122において、125msで間欠的にステップS11
0〜S122のルーチンを実行するタイマー処理をセットし
て、ストップする。このタイマー処理のセットによりレ
ンズCPU30は、125ms間隔でステップS110〜S122の処理を
実行する。
[レンズCPUの割込処理] 第8A図〜第8C図は、カメラボディ1の表示用CPU11か
らシリアル通信の割込みがあったときの新通信処理動作
に関するフローチャートである。表示用CPU11がDATA端
子を“L"レベルに落すと、レンズCPU30に割込みがかか
り、この新通信に入る。
レンズCPU30は、先ず、10msタイマーおよび125msタイ
マーによるタイマー割込みと、シリアル割込みを禁止す
る(S130、S131)。なお、10msタイマー割込み処理と
は、シリアル割込みが許可された際に、10ms間隔でパワ
ーズームの制御を継続するパワーズーム制御処理であ
る。
次に、レンズCPU30からクロックを出力する 出力モードに切換えて、シリアルクロックを 端子に出力する(S132)。このズームレンズ2から出力
するクロックに同期して、カメラボディ1との間で通信
を行なう。
ステップS133において、表示用CPU11からの命令コー
ドを入力する。そして、入力した命令コードの2/4コー
ドが正しいかどうかをチェックする(S134)。ここで2/
4コードとは、命令コードの最初の4ビットのことであ
り、この4ビットは、必ず2ビットが“H"レベル、2ビ
ットが“L"レベルとなるように設定されている。
この条件に該当していない場合には、命令コードの入
力エラーとして何も処理を実行せずに、ステップS167に
ジャンプする。そして、カメラボディ1側からクロック
を入力する 入力モードに切換え、10msタイマー割込み、125msタイ
マー割込およびシリアル割込みを許可し、さらにストッ
プフラグFSTOPが降りているときにはそのままリターン
し、立っている場合は降ろして、第8図のレンズCPUメ
インルーチンのステップS120にリターンする(S168〜S1
71)。
2/4コードが適正な場合には、ステップS135におい
て、命令コードがデータ要求信号であるかどうかを判断
する。データ要求信号であれば受信アクノリッジ信号を
出力し、要求されたデータを演算し、またはコード板、
スイッチ等のデータを入力してRAM30bにメモリする(S1
36〜S138)。
ここで、レンズCPU30は、AF(デフォーカス)補正デ
ータを算出する際には、収差特性を判断して、その特性
に対応する演算式および現在の焦点距離fxまたは開放絞
り値に基づいて収差補正データを算出する。
そして、このメモリしたデータを、 クロックに同期させてシリアルに出力し、出力が終了し
たら出力終了アクノリッジ信号を出力してデータ転送を
終了し、ステップS167に進む(S138−2、S139、S14
0)。
また、最初の4ビットコードがデータ要求信号でなか
った場合には、コード90H〜93Hのいずれであるか、スリ
ープコードまたはテストコードであるかをチェックする
(S141、S147、S152、S157、S160、S165)。
コード90H(レンズ収納)を入力したときには、先ず
受信アクノリッジ信号を表示用CPU11に送信して表示用C
PU11に受信準備をさせ、その後ズームコード板37から現
焦点距離情報を入力して表示用CPU11に送信し、送信終
了後、送信終了アクノリッジ信号を送信してレンズ収納
駆動処理を行なってからステップS167に進む(S141〜S1
45)。
コード91H(レンズ復帰)を入力したときには、先ず
受信アクノリッジ信号を表示用CPU11に送信し、表示用C
PU11から収納前焦点距離情報を入力し、入力終了後に受
信アクノリッジ信号を送信してデータの受信を終了する
(S147〜S150)。そして、受信した収納前焦点距離デー
タに基づいてPZモータ34を駆動して焦点レンズを収納前
焦点距離に移動してからステップS167に進む(S151)。
コード92H(パワーホールドオン)を入力したときに
は、表示用CPU11に対して受信アクノリッジ信号を出力
してからパワーホールド要求ビット(PHbit)を「1」
にセットし、10msタイマーをスタートさせて10msタイマ
ー割込みを許可してからステップS167に進む(S152〜S1
56)。
コード93H(パワーホールドオフ)と判断したときに
は、アクノリッジ信号を送信してからパワーホールドビ
ットを「0」にセットし、ステップS167に進む(S157〜
S159)。
スリープコードC1Hを入力したときには、受信アクノ
リッジ信号を出力し、 入力モードに切換え、 端子を“L"レベルに立ち下げてストップし、スリープす
る(S160〜S164)。なお、スリープとは、何らプログラ
ムを走らせない状態である。
スリープしたレンズCPU30は、表示用CPU11またはズー
ムスイッチSW AP3、PZ1、PZ2等によって起動される。つ
まり、例えば、表示用CPU11によりDATA端子が“L"レベ
ルに立ち下げられるとリセットされて、LCPU割込み処理
ルーチン等を走らせ、ズームスイッチSW PZ1、PZ2がオ
ンされると、パワーズームモータ34を起動してパワーズ
ーミング制御を行なう。
テストコードFXHが入力されたときにはステップS166
に進んでテストモード動作を行なってからステップS167
に進む。このテストモードは、通常の撮影時に使用され
るものではなく、レンズの組立時、あるいはその後の調
整等において、撮影レンズをカメラボディにマウントし
ない状態で所定のデータ通信を可能として所定のテスト
を行なうためのモードである。
ステップS167に進むと、前述の通り、 入力モードに切換え、シリアル割込みを許可し、さらに
10ms、125msタイマー割込みを許可し、ストップフラグ
FSTOPが立っていればストップフラグFSTOPを降ろして
から第7図のレンズCPUメインルーチンのステップS120
に飛び、ストップフラグFSTOPが降りていればそのまま
リターンする(S168〜S171)。
以上本発明について添付図面に示した実施例に基づい
て説明したが、本発明はこの実施例に限定されない。
[収差補正データ算出処理] 本発明の特徴である、レンズCPU30の収差補正データ
演算処理について、第9図に示したフローチャートを参
照して説明する。
先ずレンズCPU30は、内部ROM30aから特性を読出し、
それに応じたf0、f1、aおよびbの情報を入力する。そ
して、現在の焦点距離fxをセットする(S201、S203)。
特性、、の場合は、現焦点距離fxが基準焦点距
離f1よりも小さいかどうかをチェックし、小さいときに
は式A=a(fx−f0)により、大きいときにはA=b
(fx−f1)+P、P=a(f1−f0)により収差補正量
(収差補正データ)を算出する(S205〜S213)。
特性の場合は、上記の逆で、現焦点距離fxが基準焦
点距離f1よりも小さいときには式A=b(fx−f1)+
P、P=a(f1−f0)により、大きいときには式A=a
(fx−f0)によりそれぞれの場合における収差補正量を
算出する(S215〜S219、S221)。
そして、算出した収差補正データAは、レンズデータ
としてRAM 30bにセットして処理を終了する(S222)。
なおROM 30aには、f0、f1、aおよびbのほかに、B:
近距離収差補正値、C:絞り込み収差補正値、D:係数がレ
ンズデータとしてメモリされていて、これらがレンズデ
ータとしてRAM 30bにメモリされる。
一方カメラボディ側では、この収差補正データAおよ
び他のデータに基づいてピント補正を行なう。この補正
により正確な焦点調節が可能になる。
以上本発明について添付図面に示した実施例に基づい
て説明したが、本発明はこの実施例に限定されない。例
えば、収差特性は撮影レンズ固有のものなので、必ずし
も図示実施例に限定されない。要するに、レンズ毎にあ
らかじめその特性を見出してレンズCPU30に設定してお
けばよいのである。
「発明の効果] 以上の通り本発明のカメラシステムは、収差補正デー
タを撮影レンズにおいて算出するので、この収差補正デ
ータを例えば自動焦点調節に利用すればより正確な焦点
調節が可能になる。しかも本発明は、収差補正データを
撮影レンズ側で算出するので、カメラボディ側の負担が
軽くなり、迅速な処理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1B図、第1C図および第1D図は、本発明による
収差特性に関するそれぞれ異なる実施例を示すグラフ、 第2図は、本発明を適用したカメラシステムの実施例の
概要を示すブロック図、 第3図は、同カメラシステムのカメラボディ側の主要回
路構成を示すブロック図、 第4図は、同カメラシステムの撮影レンズ側の主要回路
構成を示すブロック図、 第5図は、カメラボディの表示用CPUのタイマールーチ
ンに関するフローチャート、 第6A図および第6B図は、カメラボディ側の通信動作に関
するフローチャート、 第7図は、レンズCPUのメイン動作に関するフローチャ
ート、 第8A図、第8B図および第8C図は、撮影レンズ側の通信動
作に関するフローチャート、 第9図は、撮影レンズの収差補正データ算出に関するフ
ローチャートである。 1……カメラボディ、2……ズームレンズ、10……メイ
ンCPU、11……表示用CPU、30……レンズCPU、30A……RO
M、30B……RAM、41……レンズインタフェース
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−292608(JP,A) 特開 昭63−172110(JP,A) 特開 昭62−215220(JP,A) 特開 平1−221713(JP,A) 特開 昭57−210326(JP,A) 特開 昭62−227108(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 7/00 - 7/28 G02B 7/02 - 7/105 G02B 7/12 - 7/16 G02B 7/28 - 7/40 G03B 13/36 G03B 17/04 - 17/17

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラボディと、このカメラボディに対し
    て着脱自在な焦点距離可変の撮影レンズとを備え、前記
    カメラボディが、前記撮影レンズを介して形成された被
    写体像に基づいて前記撮影レンズの焦点状態を検出して
    前記撮影レンズの焦点を調節する自動焦点手段を備えた
    カメラシステムであって、 前記撮影レンズは、該撮影レンズの複数の焦点距離範囲
    における焦点距離変化によって変化する収差補正データ
    を算出する収差補正関数が焦点距離範囲および収差特性
    に応じて複数メモリされたメモリ手段と、 現焦点距離を検出する焦点距離検出手段と、 該焦点距離検出手段が検出した撮影レンズの現焦点距離
    および収差特性に対応する収差補正関数を前記メモリ手
    段から読み出して収差補正データを演算する演算手段
    と、を備え、 前記カメラボディの自動焦点手段は、前記ズームレンズ
    の演算手段が算出した収差補正データを入力して前記検
    出した焦点状態を補正すること、を特徴とするカメラシ
    ステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカメラシステムにおいて、
    前記撮影レンズのメモリ手段には、絞り値に応じた絞り
    込み収差補正値がメモリされていて、前記カメラボディ
    は、入力した前記絞り込み収差補正値に基づいて前記焦
    点状態をさらに補正するカメラシステム。
  3. 【請求項3】請求項2記載のカメラシステムにおいて、
    前記撮影レンズのメモリ手段にはさらに近距離収差補正
    値および所定の係数がメモリされていて、前記カメラボ
    ディの自動焦点手段は、入力した前記近距離収差補正値
    および所定の係数に基づいて前記焦点状態をさらに補正
    するカメラシステム。
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