JP5106146B2 - 自動焦点調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、CCDやCMOSセンサ等の撮像素子を用いた撮像装置における焦点調節技術に関する。
従来より、光学の諸収差の自動焦点調整への悪影響を解消する技術は種々提案されている。
例えば、特許文献1は、被写体の持つ最適な測距方法をフィードバック可能な系で行えるようにして、合焦精度の向上を実現した自動合焦装置を提供するものである。具体的には、焦点評価値が最大値を示した位置から、色情報検出部により求められた所定のずらし量だけ移動させた位置へフォーカスユニットを移動する。
また特許文献2は、低周波パターンを有する被写体や微細なパターンを有する高周波被写体に対しても焦点検出を精度よく行うことを目的としている。このために、受光面上で複数のサンプリングピッチが選択可能であり、被写体像の空間周波数を所定値と比較してサンプリングピッチを選択し、選択されたサンプリングピッチで取得された被写体像に基づいて焦点検出を行う。
また特許文献3は、複数のフィルタを使い分けることにより、被写体に含まれる空間周波数成分に関わらず精度良く焦点調整が行える撮像装置の提供を目的としている。このために、複数のフィルタ(HPF)を使い分けることで被写体の空間周波数に関わらず精度良く焦点調整を行う。手順としては、合焦動作は粗サーチを行った後に、粗サーチの結果に基づいて詳細サーチを行う。そして、粗サーチで取得された焦点評価値の最大値が所定値以上であった場合には、詳細サーチでは、粗サーチで用いたハイパスフィルタよりもカット周波数の高いハイパスフィルタを用いて高周波成分の抽出を行う。
特開2004−347665号公報 特開平11−14900号公報 特開2004−325517号公報
しかしながら上述特許文献1では、色情報検出手段の検出情報及び/又は前記フォーカスレンズの特性情報により決まる所定のずらし量の個体による違いや撮影環境による違いを吸収することができなかった。この違いを吸収するためには、なるべく高域の空間周波数を持つ被写体に対して焦点調節を行うことが有効である。しかし、低照度下においては撮像素子やその周辺回路系で発生するノイズのため、被写体の持つ高域の空間周波数のフォーカスレンズ位置特性を取得できない場合がある。このような場合低照度下でも良好な焦点調整用の信号の得られる、通常照度時とは異なる特性の被写体の高域の空間周波数を抽出するフィルターを用いることが有効である。
また、特許文献2や特許文献3には、色情報検出手段の検出情報及び/又は前記フォーカスレンズの特性情報により決まる所定のずらし量に関する問題点の解決に関しては記載がない。
このような課題を解決するために、本発明の技術的特徴としての自動焦点調整装置は、フォーカスレンズを含む撮影光学系により結像される被写体像を光電変換して電気的な画像信号を得る撮像手段と、前記画像信号から高周波成分を抽出する異なる特性を持つ複数のフィルターを有し、前記フォーカスレンズを駆動しながら取得した前記画像信号から前記フィルターを介して抽出された該画像信号の高周波成分に基づいて、合焦位置を検出する検出手段と、撮影時の照度に応じて、前記複数のフィルターから前記画像信号の高周波成分を抽出するのに用いるフィルターを設定するとともに、設定されたフィルターに応じて異なる、撮影光学系の特性情報により決まる定の量だけ前記合焦位置からずらした位置に、前記フォーカスレンズを駆動するように御する制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の別の技術的特徴としての自動焦点調整装置の制御方法は、フォーカスレンズを含む撮影光学系により結像される被写体像を光電変換して電気的な画像信号を得る撮像手段と、前記画像信号から高周波成分を抽出する異なる特性を持つ複数のフィルターを有する自動焦点調整装置の制御方法であって、前記フォーカスレンズを駆動しながら前記画像信号を取得する取得ステップと、取得した該画像信号から前記フィルターを介して抽出された該画像信号の高周波成分に基づいて、合焦位置を検出する検出ステップと、撮影時の照度に応じて、前記複数のフィルターから前記画像信号の高周波成分を抽出するのに用いるフィルターを設定する設定ステップと、設定された該フィルターに応じて異なる、前記撮影光学系の特性情報により決まる所定の量だけ前記合焦位置からずらした位置に、前記フォーカスレンズを駆動するように制御する制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、低照度下においても良好な自動焦点調整動作が可能になる。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態を説明する。
図1に本発明の一実施形態のブロック図を示す。
1は撮像装置である。また、2はズームレンズ群、3はフォーカスレンズ群であり、4はズームレンズ群2フォーカスレンズ群3等からなる撮影光学系を透過する光束の量を制御する光量調節手段であり露出手段である絞りである。また、31はズームレンズ群2フォーカスレンズ群3絞り4等からなる撮影レンズ鏡筒で先端部に焦点距離を変換するためのコンバージョンレンズを取り付けるための部材を有している。
5は撮影光学系を透過した被写体像が結像し、これを光電変換する固体撮像素子(以下CCD)である。また、6はこのCCD5によって光電変換された電気信号を受けて各種の画像処理を施すことにより所定の画像信号を生成する撮像回路である。また、7はこの撮像回路6により生成されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変化するA/D変換回路である。また、8はこのA/D変換回路7の出力を受けてこの画像信号を一時的に記憶するバッファメモリ等のメモリ(VRAM)である。また、9はこのVRAM8に記憶された画像信号を読み出してこれをアナログ信号に変換するとともに再生出力に適する形態の画像信号に変換するD/A変換回路である。また、10はこの画像信号を表示する液晶表示装置(LCD)等の画像表示装置(以下LCD)である。また、12は半導体メモリ等からなる画像データを記憶する記憶用メモリである。また、11は圧縮処理や符号化処理を施す圧縮回路及び復号化処理や伸長処理等を施す伸長回路とからなる圧縮伸長回路である。ここで、圧縮回路は、VRAM8に一時記憶された画像信号を読み出して記憶用メモリ12に対する記憶に適した形態にするために画像データの圧縮や符号化を行う処理を行う。また、伸長回路は、記憶用メモリ12に記憶された画像データを再生表示等をするのに最適な形態とするための符号化や伸長の処理を行う。13はA/D変換回路7からの出力を受けて自動露出(AE)処理を行うAE処理回路である。また、14はAF評価値生成手段であるA/D変換回路7からの出力を受けて自動焦点調節(AF)処理を行うスキャンAF処理回路である。また、15は撮像装置の制御を行う演算用のメモリを内蔵したCPUである。また、16は所定のタイミング信号を発生するタイミングジェネレータ(以下TG)である。また、17はCCDドライバーである。また、21は絞り4を駆動する絞り駆動モータである。また、18は絞り駆動モータ21を駆動制御する第一モータ駆動回路である。また、22はフォーカスレンズ群3を駆動するフォーカス駆動モータである。また、19はフォーカス駆動モータ22を駆動制御する第ニモーター駆動回路である。また、23はズームレンズ群2を駆動するズーム駆動モータである。また、20はズーム駆動モータ23を駆動制御する第三モータ駆動回路である。また、24は各種のスイッチ群からなる操作スイッチである。また、25は各種制御等を行うプログラムや各種動作を行わせるために使用するデータ等が予め記憶されている電気的に書き換え可能な読み出し専用メモリであるEEPROMである。また、26は電池である。また、28はストロボ発光部、27はストロボ発光部28の閃光発光を制御するスイッチング回路である。また、29は警告表示などを行うLEDなどの表示素子である。また、30は音声によるガイダンスや警告などを行うためのスピーカーである。また、33はLEDなどの光源で構成されるAF補助光、33はAF補助光32を駆動するためのAF補助光駆動回路、34はコンバージョンレンズ取付け検出スイッチである。
なお、画像データ等の記憶媒体である記憶用メモリは、フラッシュメモリ等の固定型の半導体メモリや、カード形状やスティック形状からなり装置に対して着脱自在に形成されるカード型フラッシュメモリ等の半導体メモリがある。その他、ハードディスクやフロッピィ−ディスク等の磁気記憶媒体等、様々な形態のものが適用される。
また、操作スイッチ24としては、本撮像装置1を起動させ電源供給を行うための主電源スイッチや撮影動作(記憶動作)等を開始させるレリーズスイッチがある。また、再生動作を開始させる再生スイッチ、撮影光学系のズームレンズ群2を移動させズームを行わせるズームスイッチ等もある。
そしてレリーズスイッチは撮影動作に先立ち行われるAE処理、AF処理を開始させる指示信号を発生する第一ストローク(以下SW1)と実際の露光動作を開始させる指示信号を発生する第ニストローク(以下SW2)との二段スイッチにより構成される。
このように構成された本実施形態における動作を以下に説明する。
まず、撮像装置1の撮影レンズ鏡筒31を透過した被写体光束は絞り部4によってその光量が調整された後、CCD5の受光面に結像される。この被写体像は、CCD5による光電変換処理により電気的な信号に変換され撮像回路6に出力される。撮像回路6では、入力した信号に対して各種の信号処理が施され、所定の画像信号が生成される。この画像信号はA/D変換回路7に出力されデジタル信号(画像データ)に変換された後、VRAM8に一時的に格納される。VRAM8に格納された画像データはD/A変換回路9へ出力されアナログ信号に変換され表示するのに適した形態の画像信号に変換された後、LCDに画像として表示される。一方VRAM8に格納された画像データは圧縮伸長回路11にも出力される。この圧縮伸長回路11における圧縮回路によって圧縮処理が行われた後、記憶に適した形態の画像データに変換され、記憶用メモリ12に記憶される。
また。例えば操作スイッチ24のうち不図示の再生スイッチが操作されオン状態になると、再生動作が開始される。すると記憶用メモリ12に圧縮された形で記憶された画像データは圧縮伸長回路11に出力され、伸長回路において復号化処理や伸長処理等が施された後、VRAM8に出力され一時的に記憶される。更に、この画像データはD/A変換回路9へ出力されアナログ信号に変換され表示するのに適した形態の画像信号に変換された後、LCD10に画像として表示される。
他方、A/D変換回路7によってデジタル化された画像データは、上述のVRAM8とは別にAE処理回路13及びスキャンAF処理回路14に対しても出力される。まずAE処理回路13においては、入力されたデジタル画像信号を受けて、一画面分の画像データの輝度値に対して累積加算等の演算処理が行われる。これにより、被写体の明るさに応じたAE評価値が算出される。このAE評価値はCPU15に出力される。
またスキャンAF処理回路14においては、入力されたデジタル画像信号を受けて、画像データの高周波成分がハイパスフィルター(HPF)等を介して抽出され、更に累積加算等の演算処理を行い、高域側の輪郭成分量等に対応するAF評価値信号が算出される。具体的にはスキャンAF処理はAF領域として指定された画面の一部分の領域に相当する画像データの高周波成分をハイパスフィルター(HPF)等を介して抽出し、更に累積加算等の演算処理を行う。これにより、高域側の輪郭成分量等に対応するAF評価値信号が算出される。このAF領域は中央部分の一箇所である場合や中央部分とそれに隣接する複数箇所である場合、離散的に分布する複数箇所である場合などがある。またCCDや回路系で重畳されるノイズ成分をキャンセルするために高域側の輪郭成分量等を抽出するハイパスフィルター(HPF)の前にローパスフィルターを通すことが一般的である。従ってスキャンAF処理回路14は実際には高域側の輪郭成分量等に対応するAF評価値信号が算出するバンドパスフィルター(BPF)として構成されている。
このようにスキャンAF処理回路14は、AF処理を行う過程において、CCD5によって生成された画像信号から所定の高周波成分を検出する高周波成分検出手段の役割を担っている。
本実施形態においてはフォーカスレンズの特性情報により決まる所定の量(ベストピント補正量:BP補正量と略す)の個体による違いや撮影環境による違いを吸収することが可能にする。このために、異なる特性を持つ複数の被写体の高域の空間周波数を抽出するBPFを用いている。
一方、TG16からは所定のタイミング信号がCPU15、撮像回路6、CCDドライバー17へ出力されており、CPU15はこのタイミング信号に同期させて各種の制御を行う。また撮像回路6は、TG16からのタイミング信号を受け、これに同期させて色信号の分離等の各種画像処理を行う。さらにCCDドライバー17は、TG16のタイミング信号を受けこれに同期してCCD5を駆動する。
またCPU15は、第一モータ駆動回路18、第ニモータ駆動回路19、第三モータ駆動回路20をそれぞれ制御する。これにより、絞り駆動モータ21、フォーカス駆動モータ22、ズーム駆動モータ23を介して、絞り4、フォーカスレンズ群3、ズームレンズ群2を駆動制御する。すなわちCPU15はAE処理回路13において算出されたAE評価値等に基づき第一モータ駆動回路18を制御して絞り駆動モータ21を駆動し、絞り4の絞り量を適正になるように調整するAE制御を行う。またCPU15はスキャンAF処理回路14において算出されるAF評価値信号に基づき第ニモータ駆動回路19を制御してフォーカス駆動モータ22を駆動し、フォーカスレンズ群3を合焦位置に移動させるAF制御を行う。またマニュアルフォーカスに設定されているときは、操作スイッチ24のうち不図示のフォーカス駆動指示部材が操作された際に、その操作量に応じて第ニモータ駆動回路19を制御してフォーカス駆動モータ22を駆動し、フォーカスレンズ群3を移動させる。また操作スイッチ24のうち不図示のズームスイッチが操作された場合は、これを受けてCPU15は、第三モータ駆動回路20を制御してズーム駆動モータ23を駆動制御することによりズームレンズ群2を移動させ、撮影光学系の変倍動作(ズーム動作)を行う。
次に本撮像装置の実際の撮影動作を図2に示すフローチャートを用いて説明する。
本撮像装置1の主電源スイッチがオン状態であり、かつ撮像装置の動作モードが撮影(録画)モードにあるときは、撮影処理シーケンスが実行される。
まずステップS1においてCPU15は、撮影レンズ鏡筒31を透過しCCD5上に結像した像をLCDに画像として表示する。すなわちCCD5上に結像した被写体像は、CCD5による光電変換処理され電気的な信号に変換された後、撮像回路6に出力される。そこで入力した信号に対して各種の信号処理が施され、所定の画像信号が生成された後、A/D変換回路7に出力されデジタル信号(画像データ)に変換されVRAM8に一時的に格納される。VRAM8に格納された画像データはD/A変換回路9へ出力されアナログ信号に変換され表示するのに適した形態の画像信号に変換された後、LCDに画像として表示される。
次いでステップS2において、レリーズスイッチの状態を確認する。撮影者によってレリーズスイッチが操作され、SW1(レリーズスイッチの第一ストローク)がオン状態になったことをCPU15が確認すると、次のステップS3に進み、通常のAE処理が実行される。続いてステップS4においてスキャンAF処理を行う。
すなわちCPU15は、ステップS4で合焦位置を検出するためのスキャンAF処理を行う。その概略を図3を用いて説明する。スキャンAFはCCD5によって生成された画像信号から出力される高周波成分が最も多くなるフォーカスレンズ群3の位置を求めることにより行われる。CPU15はフォーカス駆動モータ22を駆動制御する駆動モータ21を介してはフォーカス駆動モータ22を制御する。そして、フォーカスレンズ群3を無限遠に相当する位置(図3における「A」)から各々の撮影モードにおいて設定される至近距離に相当する位置(図3における「B」)まで駆動する。そして駆動しながらスキャンAF処理回路の出力(AF評価値信号)を取得し、フォーカスレンズ群3の駆動が終了した時点で取得したAF評価値信号から、それが最大になる位置(図3における「C」)を求める。そして詳細を後述する方法でBP補正量(ベストピント補正量)を求め、それを加味した位置にフォーカスレンズ群3の駆動する。
このAF処理回路の出力の取得はスキャンAFの高速化のために、全てのフォーカスレンズ群3の停止位置については行わず、所定にステップ毎に行う。この場合、図3に示すa1、a2、a3点においてAF評価値信号を取得することがありうる。このような場合はAF評価値信号が最大値となった点とその前後の点のから合焦位置Cを計算にて求めている。このように補間計算を行いAF評価値信号が最大値となる点(図3のC)を求める前にAF評価値信号の信頼性を評価する。本実施形態では複数のBPFにてAF評価値を求めているので、そのいずれかの信頼性が十分であれば、そのBPFにおけるAF評価値信号が最大値となる点を求め、ステップS5においてAFOK表示を行う。これは表示素子29を点灯することなどにより行うと同時にLCD上に緑の枠を表示するなどの処理を行う。
またステップS4において、全てのBPFで得られたAF評価値信号の信頼性が低い場合には、AF評価値信号が最大値となる点を求める処理は行わず、ステップS5に進みAFNG表示を行う。これは表示素子29を点滅表示することなどにより行うと同時にLCD上に黄色の枠を表示するなどの処理を行う。
CPU15はステップS6のおいて、SW2(レリーズスイッチの第ニストローク)の確認を行い、SW2がオンになっていたならば、ステップS7に進み、実際の露光処理を実行する。
ここでステップS5で行われるスキャンAFの詳細を説明する。つまり、通常照度時と低照度時のフォーカスレンズ群3を駆動しながら取得するAF評価値信号が最大になる位置に対するBP補正量(ベストピント補正量)を求め方、及びそれを加味した位置にフォーカスレンズ群3の駆動する方法に関してである。
一般に光学系の球面収差などの収差が生じると、被写体の周波数に応じたピント位置が異なる。よって異なる特性を持つ複数の被写体の高域の空間周波数を抽出するフィルターを用いて、フォーカスレンズ群3を駆動しながらAF評価値信号を取得すると、例えば図4に示すようになる。
図4において、(1)はナイキスト周波数の10%、(2)はナイキスト周波数の20%、(3)はナイキスト周波数の30%、(4)はナイキスト周波数の40%でフィルターの透過率が最大となるような特性を持つBPFである。図4に示すようにフィルターの周波数特性が異なると、AF評価値が最大となる位置が異なり、BPFの透過率が最大となる周波数が高くなるほど、左側(すなわちピントとしては近いものにピントを合わせる側)にAF評価値が最大になる位置が分布している。この分布の仕方はフォーカスレンズ群3を含む撮影レンズ鏡筒31の特性によるものであるため、必ず図4の様になるとは限らない。逆の特性になる場合もあれば、その差が小さくほとんど同じ位置にAF評価値が最大になる位置が分布する場合もある。
またその量は、撮影レンズ鏡筒の変倍に伴う焦点距離や撮影距離などによっても異なることがある。
従って自動焦点調整動作を行う場合は、なるべく高い周波数においてフィルターの透過率が最大となるものを用い、そのAF評価値が最大になる位置へフォーカスレンズ群3を駆動する。そうすれば、撮影者が見た目でベストのピント位置と感じるフォーカスレンズ群3の位置を得ることが可能になる。
これは空間周波数の高い被写体と、低い被写体が混在する被写体を撮影した場合、空間周波数の低い被写体は多少ベストのピント位置からずれていても像がボケていると感じないためである。また、空間周波数の高い被写体の場合は僅かなずれでも像がボケていると感じやすいからである。
しかし低照度時に高い周波数においてフィルターの透過率が最大となるBPFを用いた場合、得られるAF評価値信号の信頼性が十分でない場合が多い。
その理由は、高域の信号にはCCDや回路系において重畳されるノイズが含まれているため、偽の信号を発生させることがある。特に低照度では、CCDにて受光される光量が減少するため本来の信号成分が減少するためこの傾向が顕著になる。
そのため特許文献1のように比較的低い周波数においてフィルターの透過率が最大となるものを用いる方法が採用されてきた。また、そのAF評価値が最大になる位置からフォーカスレンズの特性情報により決まる所定の量だけずらした位置に、フォーカスレンズ群3を駆動する方法が採用されてきた。すなわち従来例においては通常照度でも低照度でも同じBPF(被写体の高域の空間周波数を抽出するフィルター)を用いてきた。
しかしこの方法には、低照度時にCCDや回路系において重畳されるノイズが含まれているため、偽の信号を発生させることがあり、合焦の能力が低下する問題があった。
例えば図10に示すように、通常照度時は比較的高いBPFでも十分信頼性のあるAF評価値を得ることができるが(図10上図(2))、低照度時は比較的高いBPFでは信頼性のあるAF評価値を得ることができない(図10下図(2))。これに対して比較的低いBPFを用いた場合低照度時においても信頼性のあるAF評価値を得ることができるが(図10下図(1))。
よって本実施形態においては、通常照度用と低照度用に異なる特性を持つ複数の被写体の高域の空間周波数を抽出するフィルターを用いている。
すなわち、通常照度時はより高域BPFでAF評価値の算出を行い各々の信頼性を評価し、そのピーク位置を求め、そのピーク位置からこの通常照度用のBPFに対応するBP補正量分ずらした位置へフォーカスレンズ群3を駆動する。
そして一定照度以下になった場合は、低照度用として通常照度用より低域のBPFでAF評価値の算出を行う信頼性を評価し、そのピーク位置を求めそのピーク位置からこの低照度用のBPFに対応するBP補正量分ずらした位置へフォーカスレンズ群3を駆動する。
これにより低照度下においても良好な自動焦点調整動作を可能にしている。
本実施形態スキャンAFの動作手順を図5に示す。
まずステップS501にて照度の測定を行い、一定照度未満(低照度)であればステップS502からステップS503に進み、低照度時のAF評価値を取得するための特性を持つBPFを設定する。例えば、CCD5のより実際にAFを行う際に読み出される画素数により決定されるナイキスト周波数の20%にフィルターの透過率が最大となるような特性を持つBPFを設定する。
逆に一定照度以上(通常照度)であればステップS502からステップS504に進み、通常照度時のAF評価値を取得するための特性を持つBPFを設定する。例えば、CCD5のより実際にAFを行う際に読み出される画素数により決定されるナイキスト周波数の50%にフィルターの透過率が最大となるような特性を持つBPFを設定する。
ついで、ステップS505ではフォーカスレンズ群3をスキャン開始位置にスキャン動作中の速度より速い速度で移動する。スキャン開始位置は、本実施形態においては、設定されたスキャン範囲の一端に設定される。
ステップS505では、撮影領域内に設定されるAF領域に対応する領域のステップS503もしくはステップS504で設定されたBPFにおいて求められるAF評価値とフォーカスレンズ群3の位置をCPU15に内蔵される図示しない演算メモリに記憶する。
ステップS506ではレンズ位置がスキャン終了位置にあるかどうかを調べ、終了位置であればステップS509へ、そうでなければステップS508へ進む。前記スキャン終了位置は、設定されたスキャン範囲の他端に設定される。
ステップS508ではフォーカスレンズ群3を駆動して所定の方向へ所定量動かす。
ステップS509では、設定されたBPFで取得されたAF評価値からその信頼性を計算する。その詳細については後述する。
ステップS510ではステップS509で求められた信頼性を評価し、その値が所定値以上か否かを判定する。
信頼性が所定値未満と判定された場合は、後述するAF評価値信号が最大値となる点を求める処理は行わず、ステップS511へ進み、定点と呼ばれるあらかじめ定められた自動焦点調整が不能な場合に駆動する位置へフォーカスレンズ群3を駆動する。この場合は上述のように図2ステップS5にてAFNG表示を行う。
信頼性が所定値以上の場合はステップS512へ進み、ステップS503で記憶された選択されたBPFによるAF評価値とそのレンズ位置から、AF評価値が最大となる位置に対応するフォーカスレンズのピーク位置を計算する。
それとともに選択されたBPFに対応するBP補正量を求める。
このBP補正量は、図4に示すようにBPFの透過率が最大となる周波数が異なると異なることが一般的であり、また撮影レンズ鏡筒の焦点距離や撮影距離などによっても異なることがある。そこで使用するBPF毎に以下のように補正量をデータとして不図示のメモリーに記録している。すなわち通常照度用と低照度用で異なるデータを記録している。
距離に関しては例えば無限遠、2m、50cmの3つの距離における補正量を記録している。中間の距離はその両側の距離の値より補間する。50cmと2mの間の距離L1の補正量H1は、2mと50cmの補正量を用いた以下の式で求められる。
H1=
LnLm(Hn−Hm)/(Lm−Ln)(1/L1)+Hn−Lm(Hn−Hm)/(Lm−Ln)
但し、Lnは50cm、Lmは2m、Hnは50cmの補正量、Hmは2mでの補正量である。
また2mと無限遠の間の距離H2は
H2=Lm(Hm−Hi)(1/L2)+Hi
但し、Lmは2m、Hiは無限遠の補正量、Hmは2mでの補正量である。
この計算で使用される距離は自動焦点調整の結果から逆算される。
焦点距離に関しては停止可能な全てのポジションにおける補正量を記録する。但しその停止するポジションがあまりにも多い場合は、その量を考慮していくつかのズームポジションをまとめて一つの値を持つことがある。例えば0〜128のズームポジションに停止可能な場合は0〜8、9〜16・・・・・121〜128の様に分割し、分割した単位ごとに補正量を持つことにする。
この補正量はレンズ設計値から各焦点距離・各距離について計算して求める場合、実際に複数の個体の補正量を各焦点距離・各距離について測定しその平均値を用いる場合、個別に測定したその個体特有の値を用いる場合がある。
どの方法を採るかは、撮影レンズ鏡筒31の設計がある程度終了した段階で、補正量の各個体ごとの補正量がどの程度ばらつくのかを検討し決定する。
その後ステップS513に進み、ステップS512で求められたAF評価値が最大となる位置に対応するフォーカスレンズのピーク位置と選択されたBPFに対応するBP補正量からフォーカスレンズ群3の駆動位置を求め、その位置へレンズを駆動する。
ここでステップS509にて行われ各々のBPFで取得されたAF評価値からその信頼性を計算する処理について説明する。
AF評価信号は遠近競合の特殊な場合を除けば、横軸に距離、縦軸にAF評価値をとるとその形は図6に示すような山状になる。そこで本実施形態においてはAF評価信号が山状になっているか否かをAF評価信号の最大値と最小値の差、一定値以上の傾きで傾斜している部分の長さ、傾斜している部分の勾配から判断することによりAF評価信号の信頼性を判断している。
本実施形態においては図6に示すように、山の頂上(A点)から傾斜していると認められる点D点、E点を求め、D点とE点の幅を山の幅L、A点とD点のAF評価値の差SL1とA点とE点のAF評価値の差SL2の和SL1+SL2を山の勾配SLとしている。
その詳細を以下に説明する。
図7にその動作のフローチャートを示す。
まずステップS701において、スキャンAF処理回路14から出力されるAF評価値の最大値と最小値、及び最大値を与えるスキャンポイントioを求める。その後ステップS702において、AF評価値の山の幅を表す変数L、山の勾配を表す変数SLをともに零に初期化する。
ついで最大値を与えるスキャンポイントioが無限遠に相当する位置か否かを調べ、無限遠に相当する位置でないならば、ステップS104に進み無限遠に相当する位置方向への単調減少を調べる。無限遠に相当する位置であったならば、この処理をスキップしステップS705に進む。
ここでステップS704における無限遠に相当する位置方向への単調減少を調べる処理について説明する。
図8にそのフローチャートを示す。
まずステップS801において、カウンター変数iをioに初期化する。そしてiにおけるAF評価値の値d[i]とiより1スキャンポイント分無限遠よりのスキャンポイントi−1におけるAF評価値の値d[i−1]を比較する。d[i]がd[i−1]より大きければ、無限遠方向への単調減少が生じていると判断し、ステップS803に進み、AF評価値の山の幅を表す変数L、山の勾配を表す変数SLを以下の式に従い更新する。
L = L+1
SL= SL+(d[i]−d[i−1])
ステップS802で、d[i]>d[i−1]でなければ、無限遠方向への単調減少は生じていないと判断し、無限遠方向の単調減少をチェックする処理を終了し、ステップS705に進む。
処理を継続する場合は処理をステップS804へ進め、i=i−1として、検出をする点を1スキャンポイント無限遠側に移す。
S805ではカウンターiが無限遠相当の値(=0)になったかどうかをチェックする。カウンターの値が0、すなわち単調減少を検出する開始点が無限遠相当の位置に達したならば、無限遠方向の単調減少をチェックする処理を終了し、ステップS705に進む。
このようにi=ioから無限遠方向への単調減少をチェックする。
無限遠方向への単調減少をチェックする処理を終了したならば、最大値を与えるスキャンポイントioがスキャンAFを行う至近端に相当する位置か否かを調べる。そして、至近端に相当する位置でないならば、ステップS706に進み至近端に相当する位置方向への単調減少を調べる。至近端に相当する位置であったならば、この処理をスキップしステップS707に進む。
ここでステップS706における至近端に相当する位置方向への単調減少を調べる処理について説明する。
図9にそのフローチャートを示す。
まずステップS901において、カウンター変数iをioに初期化する。そしてiにおけるAF評価値の値d[i]とiより1スキャンポイント分至近端よりのスキャンポイントi+1におけるAF評価値の値d[i+1]を比較する。d[i]がd[i+1]より大きければ、至近端方向への単調減少が生じていると判断し、ステップS903に進み、AF評価値の山の幅を表す変数L、山の勾配を表す変数SLを以下の式に従い更新する。
L = L+1
SL= SL+(d[i]−d[i+1])
ステップS902で、d[i]>d[i+1]でなければ、至近端方向への単調減少は生じていないと判断し、至近端方向の単調減少をチェックする処理を終了し、ステップS707に進む。
処理を継続する場合は処理をステップS304へ進め、i=i+1として、検出をする点を1スキャンポイント至近端側に移す。
S305ではカウンターiが至近端相当の値(=N)になったかどうかをチェックする。カウンターの値がN、すなわち単調減少を検出する開始点が至近端相当の位置に達したならば、至近端方向の単調減少をチェックする処理を終了し、ステップS707に進む。
このようにi=ioから至近端方向への単調減少をチェックする。
無限遠方向、至近端方向への単調減少のチェックが終了したならば、AF評価値の信頼性を判定するための諸係数をそれぞれのしきい値と比較し。全ての条件を満たしたならばAF評価値の信頼性があると判定する。
まずステップS707において、AF評価値の最大値と最小値の差をその所定値と比較し、所定値より小さい場合は信頼性がないと判断し、ステップS711へ進む。ついでステップS708において、一定値以上の傾きで傾斜している部分の長さLをその所定値Loと比較し、所定値より小さい場合は信頼性がないと判断し、ステップS711へ進む。そしてステップS709において、傾斜している部分の傾斜の平均値SL/Lをその所定値SLo/Lo比較し、所定値より小さい場合は信頼性がないと判断し、ステップS711へ進む。
以上の3つの条件を満たした場合はAF評価値の信頼性があると判定し、ステップS710へ進む。そして、以下の式を用いて信頼性の数値を求める。ここで、これまでに求められた、AF評価値の最大値と最小値の差def_MaxMinをその所定値def_MaxMin0とする。また、一定値以上の傾きで傾斜している部分の長さLをその所定値Loとする。また、傾斜している部分の傾斜の平均値SL/Lをその所定値SLo/Loとする。
信頼性
=(def_MaxMin/def_MaxMin0)(L/Lo){SL/L}/(SLo/Lo)}
=(def_MaxMin/def_MaxMin0)(SL/SLo)
なおこの信頼性を計算する場合に使用する所定値def_MaxMin0、Lo、SLo/Loは規定条件での測定値によって定める。規定条件は所定の距離・照度において、所定のコントラストで複数の異なる所定の線幅を有するチャートを用いた測定である。上記の条件は合焦すべき最低条件であり、この条件において各BPFでAF評価値を取得し、その結果から信頼性を計算する場合に使用する所定値を求める。
また、AF評価値の信頼性がないと判断しステップS711へ進んだ場合は、信頼性=0とする。
上記実施形態ではコンパクトタイプのデジタルカメラを例に説明したが、本発明は、デジタルビデオカメラやデジタルSLRにも適用可能である。
上述のように構成することで、所定のずらし量の撮影環境(撮影時の照度)による違いを吸収することが可能になり、低照度下においても良好な自動焦点調整動作が可能になる。
撮像装置のブロック図である。 動作手順の説明図である。 動作手順の説明図である。 被写体の空間周波数とピント位置の関係の一例を示す図である。 スキャンAFの動作手順の説明図である。 AF評価値の信頼性に関する説明図である。 AF評価値の信頼性を求める動作手順の説明図である。 無限遠側の単調減少を調べる動作手順の説明図である。 至近側の単調減少を調べる動作手順の説明図である。 通常照度・低照度のAF評価値の例を説明する図である。
符号の説明
1 撮像装置
2 ズームレンズ群
3 フォーカスレンズ群
4 絞り
31 撮影レンズ鏡筒
5 固体撮像素子(CCD)
6 撮像回路
7 A/D変換回路
8 メモリ(VRAM)
9 D/A変換回路
10 画像表示装置
12 記憶用メモリ
11 圧縮伸長回路
13 AE処理回路
14 スキャンAF処理回路
15 CPU
16 タイミングジェネレータ
17 CCDドライバー
21 絞り駆動モータ
18 絞り駆動モータ21を駆動制御する第一モータ駆動回路
22 駆動するフォーカス駆動モータ
19 フォーカス駆動モータ22を駆動制御する第ニモーター駆動回路
23 ズーム駆動モータ
20 ズーム駆動モータ23を駆動制御する第三モータ駆動回路
24 操作スイッチ
25 EEPROM
26 電池
28 ストロボ発光部
27 スイッチング回路
29 表示素子
30 スピーカー
31 撮影レンズ鏡筒
32 AF補助光駆動回路
33 AF補助光
34 コンバージョンレンズ取付け検出スイッチ

Claims (4)

  1. フォーカスレンズを含む撮影光学系により結像される被写体像を光電変換して電気的な画像信号を得る撮像手段と、
    前記画像信号から高周波成分を抽出する異なる特性を持つ複数のフィルターを有し、前記フォーカスレンズを駆動しながら取得した前記画像信号から前記フィルターを介して抽出された該画像信号の高周波成分に基づいて、合焦位置を検出する検出手段と、
    撮影時の照度に応じて、前記複数のフィルターから前記画像信号の高周波成分を抽出するのに用いるフィルターを設定するとともに、設定されたフィルターに応じて異なる、前記撮影光学系の特性情報により決まる定の量だけ前記合焦位置からずらした位置に、前記フォーカスレンズを駆動するように制御する制御手段とを有することを特徴とする自動焦点調整装置。
  2. 前記制御手段は、第1の照度より低い第2の照度の場合、前記第1の照度の場合よりも透過率が最大となる空間周波数が前記フィルターを設定することを特徴とする請求項1記載の自動焦点調整装置。
  3. 前記制御手段は、前記画像信号の高周波成分に対応する評価信号の信頼性が第1の場合より低い第2の場合、所定の位置へ前記フォーカスレンズを駆動するように制御し、前記評価信号の信頼性が前記第1の場合、設定された前記フィルターに応じて、前記撮影光学系の特性情報により決まる前記所定の量だけ前記合焦位置からずらした位置に前記フォーカスレンズを駆動するように制御することを特徴とする請求項1又は2記載の自動焦点調整装置。
  4. フォーカスレンズを含む撮影光学系により結像される被写体像を光電変換して電気的な画像信号を得る撮像手段と、前記画像信号から高周波成分を抽出する異なる特性を持つ複数のフィルターを有する自動焦点調整装置の制御方法であって、
    前記フォーカスレンズを駆動しながら前記画像信号を取得する取得ステップと、
    取得した該画像信号から前記フィルターを介して抽出された該画像信号の高周波成分に基づいて、合焦位置を検出する検出ステップと、
    撮影時の照度に応じて、前記複数のフィルターから前記画像信号の高周波成分を抽出するのに用いるフィルターを設定する設定ステップと、
    設定された該フィルターに応じて異なる、前記撮影光学系の特性情報により決まる所定の量だけ前記合焦位置からずらした位置に、前記フォーカスレンズを駆動するように制御する制御ステップとを有することを特徴とする自動焦点調整装置の制御方法。
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