JP3037691U - ヘルメット - Google Patents

ヘルメット

Info

Publication number
JP3037691U
JP3037691U JP1996011556U JP1155696U JP3037691U JP 3037691 U JP3037691 U JP 3037691U JP 1996011556 U JP1996011556 U JP 1996011556U JP 1155696 U JP1155696 U JP 1155696U JP 3037691 U JP3037691 U JP 3037691U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
helmet
sag
belt
ear
wearer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996011556U
Other languages
English (en)
Inventor
聖布 小山
Original Assignee
オージーケー販売株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オージーケー販売株式会社 filed Critical オージーケー販売株式会社
Priority to JP1996011556U priority Critical patent/JP3037691U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3037691U publication Critical patent/JP3037691U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 後部タレを備えたタイプのヘルメットにおい
て、従来は、ヘルメット装着者の後頭部を覆う範囲が少
なかった。そのため、冬季等において寒いということが
あった。 【解決手段】 後部タレ3において、下方へ延長して、
後頭部の広い範囲を覆うことができるようにした。これ
によって、ヘルメットの装着安定性を高めることができ
る利点もある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ヘルメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、二輪車に乗るとき等に用いる従来のヘルメット70を示したもので、 このヘルメット70は、シエル71とその内部のライナー72とを有したヘルメ ット本体73に対し、その後部側に、革や合成皮革等の可撓性材料によって形成 された後部タレ75が設けられている。
【0003】 この後部タレ75は、ヘルメット装着者Mの後頭部m1 に対応するタレ本体部 76と、このタレ本体部76の左右両側方へ一体的に延長形成される左右の耳当 て部77とを有したものである。そして、これらタレ本体部76から耳当て部7 7へかけての下辺部には、内部へ弾性材を詰めて肉太にした縁取り部78が設け られている。
【0004】 この縁取り部78は、ヘルメット70の外観を豪華にすると共に、タレ本体部 76や耳当て部77に対して下辺方向に沿った引き締め作用を生じさせて後頭部 m1 へのフィット性を高めるためのものである。 また、耳当て部77には、多数の音孔80を形成させた金属製の通音板81が 取り付けられている。
【0005】 一方、ヘルメット本体73には、その左右両側部間で連結・離反可能とされた 装着ベルト83が設けられている。この装着ベルト83は、左右の耳当て部77 と重なるそれぞれの部分では、耳当て部77の下端部に設けられたベルト通し輪 85に通されてその沿接状態を保持されるようになっているが、耳当て部77の 及ばない部分では、ヘルメット装着者Mのアゴm2 まわりに対して直接的に接触 するようになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来のヘルメット70では、ヘルメット装着者Mの後頭部m1 におい て風雨に曝される範囲が広く、冬季等は、人によって寒さを感じるということが あった。また、後部タレ75からはみ出した頭髪m3 が風の抵抗になることもあ った。
【0007】 また、後部タレ75は上記のようにタレ本体部76と左右の耳当て部77とが 一体形成されていたため、この後部タレ75をヘルメット本体73へ取り付ける 段階で、これらタレ本体部76から耳当て部77へかけた範囲で見苦しい皺が発 生するおそれがあった。 なお、後部タレ75には、上記したように縁取り部78によってその下辺方向 に沿った引き締め作用が生じているので、ヘルメット70を脱いだときには、後 部タレ75や装着ベルト83全体がヘルメット本体73の中へ入り込んでしまう ということがあった。そのため、次の装着時には、ヘルメット本体73の中から 、いちいち後部タレ75や装着ベルト83を引き出す必要があり、面倒であると 共に、このために両手が必要となるという煩わしさがあった。
【0008】 一方、耳当て部77に取り付けられた通音板81では、その外面に沿って流れ る風が各音孔80の開口縁部にぶつかって小さな乱流を発生させ、これが微振動 や風切り音等の発生に繋がることがあった。そのため、耳障りとなることがある のに加えて、後方からの例えばクラクション音等が聞きとりにくく、運転者の注 意力が不足がちとなっていた。
【0009】 更に、装着ベルト83は、耳当て部77から延出する部分でねじれが生じるこ とがあり、そのためにヘルメット70の装着が面倒になることがあった。また、 装着ベルト83は、強度を強くする関係上、厚くて硬いものを用いているが、こ れがアゴm2 まわりに直接触れるため、不快感があった。 特に、装着ベルト83は締結金具86を有しており、この締結金具86が外気 温の低下と共に低温化したときには、その冷たさのために不快感を覚えるという こともあった。
【0010】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ヘルメット装着時の各種 不快感を解消でき、また装着が容易で、見栄えや風抵抗等においても従来の各種 欠点を解消できるようにしたヘルメットを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案に係るヘルメットでは、ヘルメット本体の後部に設ける後部タレ を従来のものよりも下方へ延長してある。これにより、ヘルメット装着者の後頭 部を可及的に広く覆うことができるようにしている。
【0012】 従って、ヘルメット装着者が寒さを感じることは少なくなり、また後部タレか らはみ出した頭髪が風の抵抗になるということも抑制できる。 この場合、後部タレの長さは、その下辺部が、ヘルメット装着者の後頭部の下 部あたりにある屈曲部を超えて下方へ及ばないようにしている。すなわち、この ようにすることで、ヘルメット装着者が頭を上下方向へ曲げる動きに、後部タレ が邪魔になるのを防止している。
【0013】 また、後部タレの下辺部には従来のような肉太の縁取り部を設けず、薄手の厚 さに形成しておくことで、ヘルメット装着者が頭を上向きにする動作は何ら妨げ られないようになる。 なお、このように従来のような縁取り部を設けない構造にすることで、後部タ レにその下辺部に沿った引き締め作用が生じることがなくなり、従ってヘルメッ トを脱いだ状態で、後部タレや装着ベルトがヘルメット本体中へ入り込んでしま うということがない。
【0014】 そのため、ヘルメットの装着時に、後部タレや装着ベルトを引き出す手間は不 要であり、装着が容易となる利点がある。 後部タレは、ヘルメット装着者の後頭部に対応する中央配置のタレ本体部と、 このタレ本体部の左右両側に設けられる左右の耳当て部とを、それぞれ別体とし て形成しておき、ヘルメット本体への取付時においてこれら3部材を互いに接続 するようにさせると、各部材をヘルメット本体のカーブに合わせて接続すること ができる。そのため、タレ本体部と耳当て部との間等に、見苦しい皺が生じるの を防止できる。
【0015】 後部タレの耳当て部には、ヘルメット装着者の耳に対応する部分に通音部を設 けるようにするが、この通音部まわりに、開口部を風の入りにくい方向、例えば 後向き等としかつ前部から後部にかけて紡錘形状とした風防カバーを設けるよう にすると、通音部には直接に風がぶつからないので、微振動や風切り音が発生す ることは少なく、後方からのクラクション音等が聞きとり易くなって、安全運転 が可能となった。
【0016】 なお、ここにおいて通音部とは、耳当て部を貫通又は非貫通とする開口を形成 させたり、耳当て部に対して部分的又は全体的に多孔性材料を用いたりすること で、外部の音を聞き取り易くしたところである。 風防カバーには開口部が設けられているので、音の聞き取りに関して何ら問題 はなく、むしろ、従来の通音板に比べて通音部を大きく形成できることによって 集音性が高くなり、聞き取りが容易となる利点がある。
【0017】 後部タレの耳当て部に対し、それを下方へ延長することによってベルトガイド 部を設けるようにするのが好適である。このベルトガイド部は、装着ベルトをそ の長手方向に沿って近接状態に保持しつつ、肌との接触を防止するようにしたも のである。 すなわち、このベルトガイド部により、装着ベルトは、その長手方向において 複数箇所又は長い領域で保持されるようになるので、ねじれを防止できる。従っ て、ヘルメットの装着時に、装着ベルトのねじれを戻すような手間は一切不要と なる。そのため、ヘルメットの装着が容易且つ迅速にできる。
【0018】 また、このベルトガイド部により、装着ベルトや締結金具が、直接アゴまわり の肌に触れることがないので、それらによる不快感を解消できる。 なお、ベルトガイド部の裏地部を柔軟な材質にしておくことで、肌触りを良好 にできる利点もある。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づいて本考案の実施の形態を説明する。 図1及び図2は、本考案に係るヘルメット1を示している。このヘルメット1 において、ヘルメット本体2の後部に設けられた後部タレ3は、図4にその展開 図を示すように、ヘルメット装着者Mの後頭部m1 に対応する中央配置のタレ本 体部5と、この左右両側に設けられる左右の耳当て部6とが、各々別体で形成さ れ、その後、互いに接続されたものである。
【0020】 そして、このうち少なくともタレ本体部5は従来のものより下方へ延長され、 また耳当て部6には、装着ベルト7を保持可能となるベルトガイド部8が下方へ 向けて延長形成されている。 後部タレ3は、図5にその断面図を示すようにタレ本体部5及び耳当て部6の いずれも、革又は合成皮革等の可撓性材料によって形成された表皮部3aと、ウ レタン等の弾性材によって形成された内挿部3bと、ベルベット等の柔軟な材料 によって形成された裏地部3cとを有している。
【0021】 また、タレ本体部5には、ヘルメット装着者Mの後頭部m1 に対する馴染みを よくするために、表皮部3aと内挿部3bとの間で格子目状のキルティングが施 されている。 後部タレ3のタレ本体部5が下方へ延長される長さは、その下辺部が、ヘルメ ット装着者Mにおける後頭部m1 の下部あたりにある屈曲部m4 を超えて下方へ 及ばないことを目安に設定されている。この屈曲部m4 を更に詳しく言えば、頭 蓋骨と脊椎との接続部分に対応したあたりということになる。
【0022】 このようにすることで、ヘルメット装着者Mが頭を上下方向へ曲げても、後部 タレ3が邪魔になることはない。 また、この後部タレ3の下辺部は、従来とは異なって肉太となる部分を有しな いで薄手に形成されている。すなわち、タレ本体部5の厚さとして、その全体が 略一定となっている。このことも、ヘルメット装着者Mの上向き動作にとって、 後部タレ3が妨げとならないようにしている。
【0023】 図4に示したように、左右の耳当て部6は、その下辺部がタレ本体部5の下辺 部と連続しつつ、各耳当て部6に設けられたベルトガイド部8へ向けて滑らかな カーブを描くように形成されている。そのため、これら耳当て部6についても、 タレ本体部5と同様、従来と比べて下方へ延長されていることになる。 従って、ヘルメット装着者Mは、耳の下あたりを広い範囲で覆われることにな り、特にこの部分には体温関連のツボがあるので、それだけ体温を奪われにくく なる。
【0024】 ベルトガイド部8は、ヘルメット装着者Mにおけるアゴm2 の下部で、左右の もの同士を重ねられるような長さを有している。そして、図2及び図3の左側( ヘルメット装着者Mの右側)に配されるベルトガイド部8の内面(裏地部3c) 側と、右側に配されるベルトガイド部8の外面(表皮部3a)側とのそれぞれに 、互いに対を成して係脱自在となるマジックテープ、ホック又は釦等による連結 具11A,11B(図4参照)が設けられている。
【0025】 従って、左右のベルトガイド部8は、ヘルメット装着者Mのアゴm2 の下部で 互いに連結することができる。 これに対し、ヘルメット本体2の左右両側部間で連結・離反可能に設けられる 装着ベルト7は、各ベルトガイド部8の外側に配されるようになっているので、 この装着ベルト7がヘルメット装着者Mに対して直接的に接触することはない。
【0026】 装着ベルト7は、図2の左側(ヘルメット装着者Mの右側)では差込用の帯状 部12を有し、右側では締結金具13を有した構成となっているが、いずれも、 ヘルメット装着者Mの頬m5 の高さあたりまではベルトケース14(図5参照) に収納されており、このベルトケース14ごと、耳当て部6にリベット15によ って固定されたベルト通し輪16に挿通されている。
【0027】 また、帯状部12では、左側のベルトガイド部8の先端寄りに設けられた第2 のベルト通し輪17に対しても、直接、挿通されている。 このようなことから、装着ベルト7は、帯状部12側も締結金具13を有した 側も、ベルトガイド部8に沿って近接した状態を保持するようになる。 なお、ベルトケース14やベルト通し輪16,17は、後部タレ3の表皮部3 aと同質・同色の材料で形成されている。
【0028】 装着ベルト7において、帯状部12側には、ベルト通し輪16,17の相互間 部分に対して、巻き付けによって筒状にした可動筒18が保持されている。そし て、この可動筒18の外面と帯先端部の外面とのそれぞれに、互いに対を成して 係脱自在となるマジックテープ、ホック又は釦等による連結具19A,19B( 図3及び4参照)が設けられている。
【0029】 従って、この帯状部12を締結金具13へ掛け渡した後は、その帯先端部がブ ラツクことのないように、可動筒18に対して止め付けておくことができる。 一方、左右の耳当て部6には、ヘルメット装着者Mの耳に対応する部分に、耳 当て部6を形成している表皮部3aだけを開口することにより、通音部23が設 けられている。そして、この通音部23まわりには、風防カバー24が設けられ ている。この風防カバー24には、後向きとなる部分に開口部25が形成されて いる。
【0030】 この風防カバー24は、後部タレ3の表皮部3aと同質・同色の材料から切り だした小片の外周部を、後向きとなる部分だけを除いてリベット26で耳当て部 6へ固定することで設けてある。ここにおいて小片は、楕円形をその短軸に沿っ て切断したような形状をしており、その短軸相当部分を、開口部25の形成位置 に当てるようにして、前部から後部に向けて紡錘形状とされることで空気抵抗を 少なくしている。
【0031】 この後部タレ3において、タレ本体部5と耳当て部6との接続は縫着によって 行ってあるが、この縫着は、ヘルメット本体2に対して後部タレ3を取り付ける 段階で行う。すなわち、例えば、ヘルメット本体2に先ず、タレ本体部5を取り 付け、次に、ヘルメット本体2と耳当て部6との位置関係を合わせつつ、耳当て 部6とタレ本体部5との重なり具合を適度に合わせながら、この重なり部分の縫 着を行うようにする。
【0032】 このような構成のヘルメット1では、後部タレ3が下方へ延長されているため に、ヘルメット装着者Mの後頭部m1 を可及的に広く覆うことができ、従って冬 季等であっても、ヘルメット装着者Mが寒さを感じることは少なくなる。また、 後部タレ3からはみ出す頭髪m3 は少なくなるので、これが風の抵抗になる点に ついても抑制できる利点がある。
【0033】 なお、このように後部タレ3がヘルメット装着者Mの後頭部m1 に対して、か なり深い位置まで届くようになるため、仮に、ヘルメット1の前部を大きな力で 持ち上げるようなことをしたとしても、ヘルメット1は位置ズレし難いほどの安 定状態にできる利点がある。 また、後部タレ3の下辺部には、従来とは異なり肉太となる部分を設けていな いので、後部タレ3にその下辺部に沿った引き締め作用が生じることがなく、ヘ ルメット1を脱いでも、後部タレ3や装着ベルト7がヘルメット本体2中へ入り 込んでしまうということはない。そのため、ヘルメット1の装着が容易且つ迅速 に行える利点がある。
【0034】 後部タレ3は、互いに別体とされたタレ本体部5と左右の耳当て部6とを、ヘ ルメット本体2への取付時において接続させる構成であるので、各部材5,6を ヘルメット本体2のカーブに合わせて接続することができ、タレ本体部5と耳当 て部6との間に見苦しい皺が生じるのを防止できる。 後部タレ3の耳当て部6には、通音部23まわりに風防カバー24を設けてい るので、通音部23にぶつかる風を原因とした耳障り感は解消できる。
【0035】 装着ベルト7は、ベルトガイド部8によってその長手方向の複数箇所又は長い 領域を保持されているため、ねじれが生じることはない。そのため、ヘルメット 1の装着が容易・迅速で、且つ確実にできる。また、装着ベルト7として長寿命 化が図れる利点もある。 また、このベルトガイド部8により、装着ベルト7や締結金具13が、直接、 ヘルメット装着者Mのアゴm2 まわりの肌に触れることがないので、それらによ る不快感を解消できる。更に、ベルトガイド部8の裏地部3cを柔軟な材質にす ることができるので、この部分においてはむしろ、肌触りを良好にできる利点が ある。
【0036】 ところで、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。 例えば、後部タレ3は、上記実施形態で説明した積層構造とすることが限定さ れるものではなく、樹脂シートやゴムシート、織布、不織布等をも含めた各種可 撓性材料を単一的又は他の組み合わせによる積層構造として形成することも可能 である。また、タレ本体部5と耳当て部6とで材料を異ならせることも可能であ る。
【0037】 後部タレ3において、タレ本体部5と左右の耳当て部6とを接続する方法は、 縫着の他、接着、リベット止め等によって行ってもよい。 耳当て部6に風防カバー24を取り付ける方法は、リベット止めの他、縫着や 接着等でもよい。また、耳当て部6を形成している部分の表皮部3aに対し、開 口部25を形成させるための切り込みを入れ、この切り込みの一方の切り口縁を 左右の各外方へ膨らませるような手法によって、風防カバー24を耳当て部6と 一体に形成することも可能である。
【0038】 風防カバー24の形状は何ら限定されるものではない。また材質的にも、例え ば樹脂製等とすることができる。風防カバー24の開口部25は、斜め上向きや 斜め下向きに設けたり、真下へ向けて設けたりすることもできる。 通音部23は、従来の音孔80のように小さな開口として設け、それを複数集 めた状態にすることも可能である。また、風防カバー24の内側となる一部又は 全領域、或いは耳当て部6の全体を、多孔性の材料で形成させるようにして、そ の所定箇所、即ち、ヘルメット装着者Mの耳に対応する部分を通音部23として 機能させることも可能である。
【0039】 耳当て部6に対してベルトガイド部8を別体で設けておき、これらを適宜方法 で接続するようにしてもよい。 ヘルメット1の用途は何ら限定されるものではなく、二輪車だけでなく四輪車 等を含むモーターサイクル全般、パラグライダーや自転車、登山等を含むスポー ツ全般、その他、各種の作業用として適宜使用可能である。
【0040】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案に係るヘルメットでは、後部タレを下方 へ延長させており、そのうえで、タレ本体部と左右の耳当て部とを別体にし、耳 当て部にベルトガイド部を設け、更に耳当て部の通音部に風防カバーを設けると いった各構成を適宜組み合わせるようにしているので、ヘルメット装着時の各種 不快感を解消でき、また装着が容易で、見栄えや風抵抗等においても従来の各種 欠点を解消できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るヘルメットを装着した状態で示す
側面図である。
【図2】本考案に係るヘルメットの正面図である。
【図3】図2の状態から装着ベルトを連結させたうえで
その一部を破砕して示す拡大正面図である。
【図4】後部タレの展開図である。
【図5】図4のA−A線拡大断面図である。
【図6】従来のヘルメットを装着した状態で示す側面図
である。
【符号の説明】
1 ヘルメット 2 ヘルメット本体 3 後部タレ 5 タレ本体部 6 耳当て部 7 装着ベルト 8 ベルトガイド部 23 通音部 24 風防カバー 25 開口部 M ヘルメット装着者 m1 後頭部 m4 屈曲部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘルメット本体(2)の後部にヘルメッ
    ト装着者(M)の後頭部(m1 )へ向けて可撓性材料製
    の後部タレ(3)が設けられたヘルメットにおいて、 上記後部タレ(3)は、後頭部(m1 )の下部にある上
    下方向への屈曲部(m 4 )まで延長して形成されている
    ことを特徴とするヘルメット。
  2. 【請求項2】 前記後部タレ(3)の下辺部は、ヘルメ
    ット装着者(M)の上向き動作を妨げることのない薄手
    の厚さに形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のヘルメット。
  3. 【請求項3】 前記後部タレ(3)は、後頭部(m1
    に対応する中央配置のタレ本体部(5)と、該タレ本体
    部(5)の両側に設けられる左右の耳当て部(6)と
    を、互いに接続することによって構成されていることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のヘルメット。
  4. 【請求項4】 前記後部タレ(3)の耳当て部(6)に
    は、ヘルメット装着者(M)の耳に対応する通音部(2
    3)が設けられていると共に、該通音部(23)まわり
    に開口部(25)を後部に有しかつ前部から後部にかけ
    て紡錘形状の風防カバー(24)が設けられていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    ヘルメット。
  5. 【請求項5】 前記後部タレ(3)の耳当て部(6)に
    は、ヘルメット本体(2)の左右両側部間で連結・離反
    可能に設けられる装着ベルト(7)をその長手方向に沿
    って近接保持しつつ、肌との接触を防止するベルトガイ
    ド部(8)が延長形成されていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項4のいずれかに記載のヘルメット。
JP1996011556U 1996-11-12 1996-11-12 ヘルメット Expired - Lifetime JP3037691U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996011556U JP3037691U (ja) 1996-11-12 1996-11-12 ヘルメット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996011556U JP3037691U (ja) 1996-11-12 1996-11-12 ヘルメット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3037691U true JP3037691U (ja) 1997-05-20

Family

ID=43172399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996011556U Expired - Lifetime JP3037691U (ja) 1996-11-12 1996-11-12 ヘルメット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3037691U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0760023A (ja) * 1993-08-24 1995-03-07 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd 粘性液体の瀘過方法および装置
WO2002028212A1 (fr) * 2000-10-03 2002-04-11 Ken Mizuno Dispositif de protection anti-vent reduisant les sifflements du vent
JP2010047886A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Yoshihiro Fujita ヘルメットの風切音発生防止装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0760023A (ja) * 1993-08-24 1995-03-07 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd 粘性液体の瀘過方法および装置
WO2002028212A1 (fr) * 2000-10-03 2002-04-11 Ken Mizuno Dispositif de protection anti-vent reduisant les sifflements du vent
JP2010047886A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Yoshihiro Fujita ヘルメットの風切音発生防止装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6328173Y2 (ja)
US20080115788A1 (en) Ventilator mask attachment device with straps
KR102407820B1 (ko) 넥 커버 및 헬멧
JP3037691U (ja) ヘルメット
JP4243310B2 (ja) 風切り音を軽減する装置
JP5465518B2 (ja) かつらベース
JP2729352B2 (ja) スキー用防寒マスク
JP3358186B2 (ja) ヘルメット
JP2001336020A (ja) インナキャップ付ヘルメット
US20090193559A1 (en) Method and apapratus to cover eyes while sleeping
JP3187317U (ja) 帽子
JP3037891U (ja) ヘルメット
JP3125343U (ja) 前髪リフター
WO2011099119A1 (ja) スイミングキャップ
JP3094424U (ja) ヘルメット
JPH11229223A (ja) 着脱式耳あて付き防寒帽
KR102394102B1 (ko) 안면 보호구
JP2503503Y2 (ja) ヘルメット
JP3087010U (ja) ヘルメット用キャップ
KR101058533B1 (ko) 시야가림 방지용 모자
JPH0889616A (ja) スキー用防寒マスク
JP5454889B2 (ja) ジャケット
JP3049348U (ja) 帽 子
JP2591910B2 (ja) 乗車用安全ヘルメット
JPH0232665Y2 (ja)