JP3125343U - 前髪リフター - Google Patents

Abstract

【課題】従来の帽子は、長時間冠ると前髪が額にはり付いた状態となり、前髪の髪型が乱れることが避けられなかった。特に女性にとって、帽子着用による日焼け防止と、ヘアースタイルの維持とが相反するため、重要な問題であった。
【解決手段】前髪を額からリフトさせた状態で帽子を冠ることができれば、上記問題が軽減される。この前髪リフターは、中央部が指の太さ程あって弾力性があり、U字型となって頭の前半周に収まる程の長さを有する。この前髪リフターを前髪の生え際に当て、その上から前髪を出した状態で帽子を冠ると、前髪が額からリフトした状態を長時間保つことができる。
【選択図】図１

Description

この考案は前髪リフターつきの帽子に関する。

従来の帽子は、普通に冠ると、前髪が額に押し付けられる。

すなわち、従来の帽子を長時間冠ると、前髪が額に張り付き、前髪の髪形が乱れてしまう不具合があった。

本考案は、かかる問題を解決するために考案したものであり、その目的は帽子を冠った際の前髪を額から浮かせた、リフト状態を保ち、前髪の髪形の乱れを軽減するための前髪リフターを提供することにある。
登録実用新案第３０６８６３８号 登録実用新案第３０８１７２２号

本考案の前髪リフターを使用する事で、長時間帽子を冠った場合でも前髪リフト効果により、 前髪の額への張り付きが防止され、前髪の髪形の乱れが軽減される。

本考案の実施形態を、図１および図２に図示して、以下説明する。
本考案に係る前髪リフターAは、細長い紡錘状の弾力性のある芯材１と、同芯材１を覆う柔らかい表面材２、および同表面材２両端の伸縮性のある取り付け部３から構成されている。

図１、図２に図示する前髪リフターAの芯材１には、布、不織布、ウレタンフォーム、スポンジ、軟質ゴム、などの弾力性のあるものを用い、紡錘型に成形した。中心部の太さは1.5〜2.5センチメートル程度とした。表面材２は、布、不織布、など肌触りの良いものを用い、芯材１全体を覆う。取り付け部３は、ゴムひもやゴムベルトなどの伸縮性のあるものを用いた。
さらに図１に図示の前髪リフターAの取り付け部３を、帽子Bの内側下縁に固定した。取り付け部の固定手段としては縫着、ボタン止め、ホック止め、面ファスナー止め、などとした。

また、プラスチックやハガネなどをU字型ヘアバンド状に成形し、前髪リフターAの芯材として、前記芯材１を表面材２でこれを覆うことにより、取り付け部３を省略した前髪リフターの実施形態とすることができる。

つぎに図３（a）に図示するように、帽子Bを冠り、前髪リフターAを額に下げ、ここで前髪を前髪リフターAとツバとの間から出し、続いて図３（b）に図示するように、前髪リフターAを帽子内部の髪の生え際まで押し込むようにして帽子Bを冠る。
この前髪リフターAにより、前髪が額よりリフトさせた状態を維持したまま帽子を冠ることが可能となり、帽子を脱いだとき、 前髪の額への張り付きが防止され、 前髪の髪型の乱れが軽減される。

前髪リフターを帽子への取り付けた際の鳥瞰図である。 前髪リフターの縦断面図である。 本考案に係る前髪リフターの装着状況を示す説明図である。

符号の説明

１ 芯材
２ 表面材
３ 取り付け部
A 前髪リフター
B 帽子

Claims (2)

1. 紡錘型若しくはヘアバンド型に成形されるなる芯材と、前記芯材全体を包み込む表面材と、前記芯材および前記表面材の両端に取り付け部分を有してなることを特徴とする前髪リフター。
2. 帽子内の相対する２箇所に上記前髪リフターの取り付け部を装着することを特徴とする請求項１に記載の前髪リフター。

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