JP3358186B2 - ヘルメット - Google Patents

ヘルメット

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JP3358186B2
JP3358186B2 JP00296097A JP296097A JP3358186B2 JP 3358186 B2 JP3358186 B2 JP 3358186B2 JP 00296097 A JP00296097 A JP 00296097A JP 296097 A JP296097 A JP 296097A JP 3358186 B2 JP3358186 B2 JP 3358186B2
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    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/04Parts, details or accessories of helmets
    • A42B3/10Linings
    • A42B3/12Cushioning devices
    • A42B3/125Cushioning devices with a padded structure, e.g. foam
    • A42B3/127Cushioning devices with a padded structure, e.g. foam with removable or adjustable pads

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  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フルフェース型の
ヘルメット、特に、装着者の頬の部分に当接する頬パッ
を着脱可能に取り付けるヘルメットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フルフェース型のヘルメットは、
例えば特公平5−19293号公報などで提案されてい
るように、シェルの内面に発泡スチロールなどからなる
衝撃吸収ライナを嵌装し、この衝撃吸収ライナの内側に
スポンジなどからなるクッション材を通気性と伸縮性に
優れた表装カバーで被覆した内装パッを装着して構成
されている。また、この種のフルフェース型のヘルメッ
トにおいて、衝撃吸収ライナの内側に取り付けた内装パ
のうち、装着者の頬の部分に当接する左右の頬パッ
を分割して衝撃吸収ライナに着脱自在に取り付けるこ
とによって、頬パッを洗ったりあるいはフィティング
調整する際、頬パッを簡単に取り外すことができるよ
うにしたフルフェース型のヘルメットも知られている。
このような頬パッが着脱自在なフルフェース型のヘル
メットとしては、特公平4−61082号が公知であ
る。これは、図9に示すように、シェル1の内面に頬パ
2を取り付ける凹部3を形成し、頬パッ2の両端
部に舌片4と凸部材5とを形成するとともに、頬パッ
2の内部に水平方向に弾性変形する弾性体6を設け、凹
部4の対向面には前記舌片4と凸部材5と係合する差込
受部7と凹部材8とを形成している。そして、頬パッ
2の舌片4を凹部3の差込受部7に差し込みながら頬パ
3の凸部材5を凹部3の凹部材8に嵌合させて、頬
パッ3に内設した弾性体6の復元力によって頬パッ
2を凹部3に保持している。
【0003】ところで、フルフェース型のヘルメット
は、前面に窓孔が開口し、窓孔下部に形成する幅狭な顎
覆い部がヘルメット本体と連続してヘルメットの下面が
開口していることから、構造的に窓孔の周辺部に比べヘ
ルメットルの下端側、つまり、装着者が頭部を挿入する
シェルの下面開口部周縁のほうが変形しやすい。このた
め、ヘルメットを被る際、シェルの内面に固着した左右
の顎ベルトを外側に引っ張ると、ヘルメットの装着時に
シェルの下面開口部分が拡径に変形しやすい。このよう
なシェルの下面開口部分の変形は、ヘルメットが装着し
やすいという利点を有する反面、前述した特公平4−6
1082号で提案されているヘルメットのように、頬パ
をシェルの内面に着脱自在に取り付けようとする
と、ヘルメット装着時にシェルの変形により、頬パッ
がずれて外れやすい面がある。特に、前述した特公平4
−61082号のように頬パッ2の内部にシェル1に
対して水平方向に弾性変形する弾性体6を設け、この弾
性体6の復元力によって頬パッ2を凹部3に保持する
構成では、ヘルメットの装着時にシェル1の下面開口部
分が拡径に変形すると、頬パッ2の固定が緩くなるば
かりでなく、ヘルメットを装着する際、必然的にシェル
1の下面開口部からヘルメットの内側に装着者の頭部を
挿入することになるから、シェル1の下面開口部に取り
付けた頬パッ2と装着者の頭部とが接触した状態でヘ
ルメットの内側に装着者の頭部を挿入しようとすると頬
パッ2が上側に引っ張られ、頬パッ2が外れる虞れ
がある。
【0004】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、着脱自在に取り付けた頬パッがヘルメ
ットの装着時にずれたりせずシェルに強固に取り付けた
状態のまま保持することのできるヘルメットを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前面
に窓孔と顎覆い部とを有して弾性変形可能な合成樹脂に
よって一体成形したシェルと、このシェルの内側に嵌装
した衝撃吸収ライナと、この衝撃吸収ライナの内側に装
着した内装パッと、前記衝撃吸収ライナ及び内装パッ
を貫通させて前記シェルの内側両側に固定した顎ベル
トとを具備するフルフェース型のヘルメットにおいて、
少なくとも装着者の頬の部分に対応する左右一対の頬パ
を前記内装パッと分割して前記窓孔の両端下部に
着脱自在に設け、この頬パッを、前記衝撃吸収ライナ
の内面に重ね合わせる可撓性を有する樹脂からなる平板
状の基板と、柔軟性に優れたクッション材と、前記基板
に固着して前記クッション材を被覆する通気性と伸縮性
に優れた表装カバーとで構成し、前記基板と前記クッシ
ョン材に前記顎ベルトを通す挿通部を形成するととも
に、前記基板の後端部裏面側に係止部を取り付け、前記
衝撃吸収ライナの内面には前記係止部と着脱自在に係止
して前記頬パッドを位置決めする係止受部を取り付ける
とともに、前記基板の前側縁に前記顎覆い部内側の衝撃
吸収ライナと、該衝撃吸収ライナを被覆する表面カバー
との隙間に挿入する差込部を形成し、かつ、前記窓孔の
内周面及び前記シェルの下面開口部に沿わせる前記表装
カバーの上端縁部及び下端縁部を前記基板に固着するこ
となく前記基板から遊離可能な自由端とし、この自由端
にそれぞれ前記シェルと衝撃吸収ライナとの隙間に挿入
する可撓性を有する差込み片を設け、前記表装カバーを
引っ張りながら前記上下各差込み片をシェルと衝撃吸収
ライナとの隙間に挿入して成るものであり、シェルと衝
撃吸収ライナとの隙間に挿入される各差込み片が窓孔の
内周面及びシェルの下面開口部の曲面に沿うように撓
み、この上下各差込み片の弾性復元力により各差込み片
が抜け止めされるため、ヘルメット本体を被る際、頬パ
が上方側に引っ張られたとしても、差込み片の抜け
止めにより、頬パッがずれたりすることなく確実に固
定することができる。また、頬パッドの取り付け時に表
装カバーを引っ張りながら上下各差込み片をシェルと衝
撃吸収ライナとの隙間に挿入することにより、表装カバ
ーを弛みの無い状態で窓孔の内周面及びシェルの下面開
口部の縁部を包み込むようにして覆うことができ、外見
上衝撃吸収ライナが露出せず体裁よく頬パッドを装着で
きるとともに、シェルと衝撃吸収ライナとの隙間に挿入
した差込み片に表装カバーによる引張力が作用し、上下
各差込み片の抜け止め効果を高めることができる。さら
に、各差込み片を抜き取れば、各差込み片を固着した表
装カバーの自由端が頬パッドの基板から遊離するため、
表装カバーをめくって表装カバーとクッション材との隙
間からクッション材の増減が可能となり、シェルに頬パ
ッドを装着した状態のまま頬パッドフィッティング調整
あるいは表装カバーとクッション材との隙間に溜まった
埃などを簡単に除去できる。
【0006】請求項2の発明は、前記請求項記載のヘ
ルメットにおいて、前記表装カバーの下端縁部に取り付
けた差込み片を前記基板より幅広に形成したものであ
り、シェルと衝撃吸収ライナとの隙間に挿入する下部差
込み片の抜け止め効果が向上する。
【0007】請求項3の発明は、前記請求項1記載のヘ
ルメットにおいて、前記クッション材は、前記挿通部と
なる切欠溝を有して概ねU字形に成形するとともに、前
記基板の後側縁に切欠溝の開口部から突出して前記クッ
ション材から張り出す余剰部を形成し、この余剰部の裏
面側に前記係止部を設けものであり、直接目視できな
い基板の裏面側に取り付けられた係止部の位置が把握し
やすいため頬パッの着脱が容易である。また、頬パッ
の装着時に基板に取り付けた係止部を衝撃吸収ライナ
に取り付けた係止受部に係止して頬パッを仮止めでき
るため、取付時の頬パッの位置決めを簡単に行うこと
ができ、このように衝撃吸収ライナに対する頬パッ
位置決めをした状態で頬パッの前端縁に形成する差込
み部を顎覆い部の内側に装着した衝撃吸収ライナと表面
カバーとの隙間に挿入することにより、頬パッが前後
方向の位置決め保持できるから、頬パッの表装カバー
を引っ張りながら上下各差込み片をシェルと衝撃吸収ラ
イナとの隙間に挿入させる際、頬パッがずれない。
【0008】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1〜図8は、本発明の一実施例を
示し、本発明のヘルメット本体10は、前面に開口した窓
孔11の下部に顎覆い部10aを有するフルフェース型であ
って、例えばポリプロピレンやABS樹脂などの弾性変
形可能な合成樹脂によって一体成形したシェル12と、こ
のシェル12の内面に嵌装された発泡スチロールなどから
なる衝撃吸収ライナ13によって構成されている。このヘ
ルメット本体10の左右両側部の外面には、前記窓孔11を
開閉するシールド14の両端部を回動自在に軸支する図示
しないストッパ軸とヘルメット本体10の左右両側部に顎
ベルト16を固定するためのリベット17が貫通している。
これらシールド14のストッパ軸と顎ベルト16を固定する
リベット17は、ヘルメット本体10の左右両側部の外面に
取り付けた化粧カバー18で覆われ、外見上目隠しされ、
また、前記シェル12の下面開口部12a及び前記窓孔11の
内周面にはゴムなどからなる弾性縁部19が嵌め込まれて
いる。
【0009】前記衝撃吸収ライナ13の内側は、内装パッ
20で覆われおり、この内装パッ20は、衝撃吸収ライ
ナ13内面の天井部分を覆って装着者Sの頭頂部と当接す
るヘッドパッ21、装着者Sの頭側部と当接するサイド
パッ22、装着者Sの頬の部分と当接する左右一対の頬
パッ23,23とに分割されている。これら内装パッ20
を構成する各パッ21,22,23は、それぞれ柔軟性に優
れたクッション材25と、このクッション材25の表面を覆
う通気性に優れた布地からなる表装カバー26とで構成さ
れている。
【0010】前記ヘッドパッ21のクッション材25は薄
いウレタンフォームなどからなり、衝撃吸収ライナ13内
面の天井部分を覆うようにほぼドーム状に形成されると
ともに、そのクッション材25の頂部は部分的に***する
複数の突部27により凹凸状に形成されている。また、ヘ
ッドパッ21のクッション材25を被覆する表装カバー26
はメッシュ状に編成されている。
【0011】前記サイドパッ22は、全体として環状に
形成され、前半部は前記窓孔11の上縁に沿うように幅狭
に形成され、後半部はヘルメット本体10の下端縁部に沿
うように幅広に形成されている。つまり、サイドパッ
22は前半部と後半部とで幅が異なり、サイドパッ22の
中央部が段差状に繋がり、その前半部と後半部との中間
部分には、湾曲状に切り欠いた一対の切欠部30,30が形
成され、この切欠部30に前記頬パッ23,23が位置す
る。なお、前記シェル12の内側に装着する衝撃吸収ライ
ナ13は、顎覆い部10a部分が薄く形成され、前記サイド
パッ22の切欠部30,30に沿うように段差凹部31が形成
される。つまり、前記頬パッ23,23は、衝撃吸収ライ
ナ13の段差凹部31に沿って取り付けられ、この頬パッ
23,23を除く顎覆い部10a内面の衝撃吸収ライナ13は、
合成皮革などからなる表面カバー32で被覆されている。
なお、サイドパッ22と頬パッ23はスポンジからなる
クッション材25を通気性と伸縮性に優れた布地で構成し
た表装カバー26で被覆している。また、前記サイドパッ
22の表装カバー26は切欠部30を除く下端縁が、前記衝
撃吸収ライナ13の縁部に這わせるようにひさし状に張出
した鍔部34となっており、その鍔部34の周縁部に可撓性
を有する樹脂によって形成した帯板状の差込部材35を縫
着している。
【0012】前記頬パッ23は、スポンジからなるクッ
ション25を被覆する表装カバー26が可撓性を有する樹脂
からなる平板状の基板38に縫着され、この基板38と頬パ
23のクッション材25には前記顎ベルト16を通す挿通
部40が形成されている。この挿通部40は前記基板38に形
成する長孔41と前記クッション材25に形成される溝部42
によって構成され、頬パッ23のクッション材25は、前
記溝部42を中心として全体として概ねU字状に成形され
ている。また、前記基板38及びクッション材25は、図5
及び図6に示すように、上端縁が前記衝撃吸収ライナ13
の段差凹部31に沿うように緩やかな凸弧状に形成されて
いるが、そのほぼ頂部から前記窓孔11の縁部に沿うよう
に凹弧状に切り欠いた湾曲縁部43を形成している。ま
た、前記クッション材25を被覆する表装カバー26は前記
基板38に縫着しているが、その縫着部45は図5に示すよ
うに、前記窓孔11の縁部に沿わせる前記湾曲縁部43と、
シェル12の下面開口部12aに沿わせる下端縁部44には形
成されていない。つまり、前記湾曲縁部43と下端縁部44
に対応する表装カバー26の上下縁部は基板38から遊離可
能な自由端26aとなっている。そして、その自由端26a
に前記シェル12と前記衝撃吸収ライナ13との隙間に挿入
する差込み片46,47を縫い付けて固着している。なお、
基板38から遊離する自由端26aは、表装カバー26の下端
縁側の方が上端縁側より僅かに短く設定されている。ま
た、表装カバー26の上下縁部に縫着した各差込み片46,
47と前記基板38及び前記サイドパッ22の下端縁に縫着
した差込部材35はそれぞれ可撓性を有する樹脂によって
形成され、かつ、表装カバー26の下端縁部44に縫着した
下部側の差込み片47は、ヘルメット本体10側との接触面
積が広くなるように基板38より幅広に形成され、下部側
差込み片47の両端が表装カバー26から突出している。ま
た、前記頬パッ23のクッション材25は、基板38にほぼ
倣うように基板38とほぼ近似した形状に形成されている
が、装着者Sの耳に当たらないように、クッション材25
の後端縁側が部分的に欠落して溝部42の後端側が開口し
ており、その溝部42の開口部42a側から基板38の余剰部
38aが露出する。そして、そのクッション材25から張り
出した基板38の余剰部38aの裏面側に後述する面ファス
ナを取り付け、さらに、この余剰部38aと対向する基板
38の縫着部45は、図5に示すように、基板38の前端縁と
間隔をおいて内側に形成され、縫着部45から外側の基板
38の外端縁に前記顎覆い部10a内側の衝撃吸収ライナ13
と表面カバー32との隙間に挿入する差込部48を形成して
いる。
【0013】次に、内装パッ20を構成する前記各パッ
21,22,23の取付構造について説明する。各パッ2
1,22,23と前記衝撃吸収ライナ13とは着脱自在な雄型
面ファスナ50と雌型面ファスナ51とにより取り付けられ
ている。そして、ヘッドパッ21は、図4に示すよう
に、頂部前方側に雌型面ファスナ51が縫着され、この雌
型面ファスナ51と対応する前記衝撃吸収ライナ13の内面
に雄型面ファスナ50が接着などの適宜手段で固定されて
いる。また、サイドパッ22の雌型面ファスナ51は、サ
イドパッ22の前面下端から張出した鍔部34の中央部と
サイドパッ22の後面やや上部寄りに縫着され、この雌
型面ファスナ51と係止する雄型面ファスナ50は前記窓孔
11の上縁部に沿う衝撃吸収ライナ13の下端面ほぼ中央部
と衝撃吸収ライナ13の内面に固定されている。また、頬
パッ23の係止部となる雌型面ファスナ51は、図5に示
すように前記基板38の余剰部38aの裏面側に固定され、
頬パッ23の係止受部となる雄型面ファスナ50は衝撃吸
収ライナ13の段差凹部31に近接して固定されている。
【0014】なお、図3において、60は窓孔11の上部及
び顎覆い部10aに形成する通気孔であり、この通気孔60
はシェル12に組み付けたシャッタ板61によって開閉さ
れ、また、通気孔60と繋がる連通孔62が衝撃吸収ライナ
13とサイドパッ22及び表面カバー32に形成されてい
る。また、図4において、65はヘルメット本体10の後面
下端縁に取り付けたクッション材であり、前記サイドパ
22と頬パッ23のクッション材25と同じスポンジな
どの軟質材によって成形され、シェル12の内面に装着し
た衝撃吸収ライナ13とサイドパッ22との間に介在し、
シェル12の下面開口部12aに沿って装着するサイドパッ
22の厚みをヘルメット本体10の後面側のみ肉厚として
いる。
【0015】以上のように構成される本実施例の作用に
ついて説明する。まず、ヘッドパッ21に縫着した雌型
面ファスナ51を衝撃吸収ライナ13の内面に固定した雄型
面ファスナ50に係止してシェル12の内面天井部分にヘッ
ドパッ21を取り付け、同様の手順でサイドパッ22に
縫着した二つの雌型面ファスナ51を窓孔11の内周縁と衝
撃吸収ライナ13の内面に固定した雄型面ファスナ50に係
止してサイドパッ22を衝撃吸収ライナ13の内面に位置
決め保持する。この後、サイドパッ22の表装カバー26
の下端縁から張出した鍔部34の差込部材35をシェル12と
衝撃吸収ライナ13との隙間に押し込んでサイドパッ22
をシェル12に取り付け固定する。このとき、差込部材35
をシェル12と衝撃吸収ライナ13との隙間に挿入すること
により、表装カバー26の前半部下端縁から張出した鍔部
34が窓孔11の上縁を包み込み、一方、表装カバー26の後
半部下端縁から張出した鍔部34がシェル12の下面開口部
12aの内縁を包み込んで窓孔11の上縁部とシェル12の下
面開口部12aの内縁をサイドパッ22の鍔部34で包み込
むようにして覆う。また、シェル12と衝撃吸収ライナ13
との隙間に挿入される差込部材35は窓孔11の内周面及び
シェル12の下面開口部12aの曲面に沿うように撓み、差
込部材35の弾性復元力により、シェル12と衝撃吸収ライ
ナ13との隙間に挿入する差込部材35が抜け止めされ、シ
ェル12にサイドパッ22が抜け止め保持される。このよ
うにしてシェル12に取り付けられたサイドパッ22は、
前記雄型面ファスナ50と雌型面ファスナ51とによりシェ
ル12の内面に装着した衝撃吸収ライナ13の内側に正確に
位置決め保持され、サイドパッ22の中間部分に形成す
る切欠部30,30が衝撃吸収ライナ13の段差凹部31に沿う
ように取り付けられる。この後、衝撃吸収ライナ13の段
差凹部31に頬パッ23,23を装着する。この頬パッ2
3,23の装着に際して、まず、頬パッ23,23の挿通部4
0に顎ベルト16を通し、基板38の余剰部38aの裏面側に
縫着した雌型面ファスナ51を衝撃吸収ライナ13の段差凹
部31に取り付けた雄型面ファスナ50に係止して頬パッ
23,23を衝撃吸収ライナ13に位置決めしてから、図8に
示すように、前記頬パッ23,23の雌型面ファスナ51の
取付位置と対向するように基板38の前側外端縁に形成す
る差込部48を顎覆い部10aの内側に装着した衝撃吸収ラ
イナ13とその衝撃吸収ライナ13に内張した表面カバー32
との隙間に挿入する。このように頬パッ23,23の前後
を雄型、雌型面ファスナ50,51及び衝撃吸収ライナ13と
表面カバー32との隙間に挿入した差込部48とで固定する
ことにより、頬パッ23,23はシェル12に対する前後方
向の位置決めが成され、図7(a)に示すように、前記
頬パッ23,23の基板38とクッション材25の上端縁に形
成した湾曲縁部43及び下端縁部44がそれぞれ窓孔11の内
周面とシェル12の下面開口部12aに沿って保持される。
この後、表装カバー26の上下に縫着した上下各差込み片
46,47をシェル12と衝撃吸収ライナ13との隙間に挿入す
る。このとき、表装カバー26を縫着した上下各差込み片
46,47は基板38から遊離可能な自由端26aに縫着してい
るから、表装カバー26を引っ張りながら上下各差込み片
46,47をシェル12と衝撃吸収ライナ13との隙間に挿入す
ることにより、図7(b)に示すように、基板38の湾曲
縁部43と下端縁部44に対応する表装カバー26の自由端26
aは、基板38の湾曲縁部43と下端縁部44に沿って弛みの
無い状態で窓孔11の内周面及びシェル12の下面開口部12
aの縁部を包み込む。また、シェル12と衝撃吸収ライナ
13との隙間に挿入される上下各差込み片46,47は窓孔11
の内周面及びシェル12の下面開口部12aの曲面に沿うよ
うに撓み、さらに、表装カバー26の自由端26aを引っ張
って表装カバー26を緊張させた状態で上下各差込み片4
6,47を押し込むことにより、上下各差込み片46,47自
体の弾性復元力並びに表装カバー26による引張力の作用
によって、シェル12と衝撃吸収ライナ13との隙間に挿入
する上下各差込み片46,47が抜け止めされる。しかも、
表装カバー26の自由端26aは、表装カバー26の下部側自
由端26aが上部側自由端26aより僅かに短く形成されて
いるから、下部側差込み片47には表装カバー26の自由端
26aの緊張による引張力が強く作用し、頬パッ23,23
が最も変動しやすいヘルメット本体10の装着時に頬パッ
23,23を確実に保持することができ、着脱自在な頬パ
23,23が衝撃吸収ライナ13の段差凹部31に確実に取
付固定できる。また、前記シェル12の衝撃吸収ライナ13
の内側に装着する内装パッ20は、図4に示すように衝
撃吸収ライナ13内面の天井部分を覆って装着者Sの頭頂
部と当接するヘッドパッ21と装着者Sの頭側部と当接
するサイドパッ22とが連続し、かつ、サイドパッ22
と頬パッ23,23とは、サイドパッ22の中間部分に形
成する切欠部30が衝撃吸収ライナ13の段差凹部31に沿う
ようにヘルメット本体10内面に装着され、顎覆い部10a
の内面側に装着する頬パッ23,23の基板38が段差凹部
31に沿って固定され、さらにその基板38の差込部48が顎
覆い部10aに内張した表面カバー32に挿入されているか
ら、頬パッ23,23の表装カバー26と顎覆い部10aに内
張した表面カバー32とが連続する。また、頬パッ23,
23の表装カバー26の自由端26aは窓孔11の内周面及びシ
ェル12の下面開口部12aの縁部を包み込むようにして被
覆することから、前記内装パッ20を構成する各パッ
21,22,23の表装カバー26と顎覆い部10aに内張した表
面カバー32によりシェル12の内側に装着する衝撃吸収ラ
イナ13が覆われ衝撃吸収ライナ13が露出しないため、外
観デザイン的に優れる。さらに、各パッ21,22,23を
取り外せば汗などを吸収して汚れた各パッ21,22,23
の洗濯も容易である。また、シェル12と衝撃吸収ライナ
13との隙間に挿入した差込み片46,47を人為的に抜き取
ったとしても、頬パッ23,23は、雄型、雌型面ファス
ナ50,51及び衝撃吸収ライナ13と表面カバー32との隙間
に挿入した差込部48によってシェル12に保持され、か
つ、各差込み片46,47を縫着した表装カバー26の自由端
26aが頬パッ23,23の基板38から遊離するため、表装
カバー26をめくって表装カバー26とクッション材25との
隙間からクッション材25の増減が可能となり、シェル12
に頬パッ23,23を装着した状態のまま頬パッ23,23
のフィッティング調整を行うことができるとともに、表
装カバー26とクッション材25との隙間に溜まった埃など
を簡単に除去することができる。
【0016】以上のように本実施例では、シェル12の内
面に着脱自在に取り付ける頬パッ23,23を、衝撃吸収
ライナ13の内面に重ね合わせる可撓性を有する樹脂から
なる平板状の基板38と、柔軟性に優れたクッション材25
と、前記基板38に縫着して前記クッション材25を被覆す
る通気性と伸縮性に優れた表装カバー26とで構成し、ヘ
ルメット本体10の窓孔11の内周面及びシェル12の下面開
口部12aに沿わせる表装カバー26の上端縁部及び下端縁
部に可撓性を有する差込み片46,47をそれぞれ取り付
け、この各差込み片46,47をシェル12と衝撃吸収ライナ
13との隙間に挿入することにより、シェル12と衝撃吸収
ライナ13との隙間に挿入される上下各差込み片46,47が
窓孔11の内周面及びシェル12の下面開口部12aの曲面に
沿うように撓み、この上下各差込み片46,47の弾性復元
力により上下各差込み片46,47が抜け止めされるため、
頬パッ23,23を確実に固定することができる。したが
って、装着時等においてシェル12の下面開口部分12aが
拡径に変形しても、シェル12の変形に追従してシェル12
と衝撃吸収ライナ13との隙間に挿入する上下各差込み片
46,47が変形し、かつ、上下各差込み片46,47を縫着す
る表装カバー26も伸縮することから、シェル12の内面に
着脱可能に取り付けた頬パッ23,23がずれて頬パッ
23,23の取り付けが緩くなることはない。特に、ヘルメ
ット本体10を被る際、シェル12の内部に装着者Sの頭部
を押し込ようにして挿入することから、頬パッ23,23
には上方側に引っ張られるが、下部側の差込み片47を基
板38より幅広に形成したことから、シェル12と衝撃吸収
ライナ13との隙間に挿入する下部差込み片47の抜け止め
効果が向上し、頬パッ23,23のずれを抑えて固定する
ことができる。また、ヘルメット本体10を取り外すとき
には頬パッ23,23がやや下方側に引っ張られるが、下
方側への引張力に対しては上部差込み片46によって抜け
止めされ、このようにシェル12と衝撃吸収ライナ13との
隙間に挿入する上下各差込み片46,47によりヘルメット
本体10の着脱時における頬パッ23,23の抜けを確実に
抑止できる。
【0017】また、表装カバー26に縫着した上下各差込
み片46,47を基板38から遊離可能な自由端26aに縫着し
ているから、頬パッ23,23の取り付け時に表装カバー
26を引っ張りながら上下各差込み片46,47をシェル12と
衝撃吸収ライナ13との隙間に挿入することができ、これ
により、表装カバー26を弛みの無い状態で窓孔11の内周
面及びシェル12の下面開口部12aの縁部を包み込むよう
にして覆うことができ、外見上衝撃吸収ライナ13が露出
せず体裁よく頬パッ23,23を装着できるとともに、窓
孔11の内周面を包み込む頬パッ23,23の表装カバー26
の弛みを抑えることで視認性も良好である。また、差込
み片46,47に表装カバー26による引張力が作用し、シェ
ル12と衝撃吸収ライナ13との隙間に挿入する上下各差込
み片46,47の抜け止め効果を高めることができる。さら
に、各差込み片46,47を抜き取れば、各差込み片46,47
を縫着した表装カバー26の自由端26aが頬パッ23,23
の基板38から遊離するため、表装カバー26をめくって表
装カバー26とクッション材25との隙間からクッション材
25の増減が可能となり、シェル12に頬パッ23,23を装
着した状態のまま頬パッ23,23のフィッティング調整
あるいは表装カバー26とクッション材25との隙間に溜ま
った埃などを簡単に除去できる。
【0018】また頬パッ23,23のクッション材25は、
装着者Sの耳に当たらないように、クッション材25の後
端縁側を部分的に欠落させて顎ベルト16を通す溝部42が
開口するようにして全体にU字状に成形することによっ
て頬パッ23,23の基板38にクッション材25から張り出
す余剰部38aを形成し、この余剰部38aの裏面側に係止
部となる雌型面ファスナ51を取り付けているから、直接
目視できない基板38の裏面側に取付られた雌型面ファス
ナ51の位置が把握しやすいため頬パッ23,23の着脱が
容易である。また、頬パッ23,23の装着時に基板38に
取り付けた雌型面ファスナ51を衝撃吸収ライナ13に取り
付けた係止受部となる雄型面ファスナ50に係止して頬パ
23,23を仮止めできるため、取付時の頬パッ23,
23の位置決めを簡単に行うことができ、このように衝撃
吸収ライナ13に対する頬パッ23,23の位置を決めた状
態で頬パッ23,23の基板38の前端縁に形成する差込部
48を顎覆い部10aの内側に装着した衝撃吸収ライナ13
と、その衝撃吸収ライナ13に内張した表面カバー32との
隙間に挿入することにより、頬パッ23,23を前後方向
に位置決め保持でき、その後、頬パッ23,23の表装カ
バー26を引っ張りながら上下各差込み片46,47をシェル
12と衝撃吸収ライナ13との隙間に挿入させる際、頬パッ
23,23の変動を防ぐことができる。しかも、衝撃吸収
ライナ13に固定した頬パッ23,23は、雄型、雌型面フ
ァスナ50,51と差込部48により前後方向に位置決め保持
され、かつ、シェル12と衝撃吸収ライナ13とで抜け止め
される上下各差込み片46,47によって上下方向に位置決
め保持されるから、頬パッ23を正確かつ確実に固定で
きる。
【0019】以上、本発明の一実施例を詳述したが、本
発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の
要旨の範囲内で種々変形実施が可能である。例えば、ヘ
ルメットの基本的構成や頬パッを構成するクッション
材、基板、表面カバーの材質及びその全体形状などは適
宜選定すればよい。また、頬パッを着脱自在に係止す
る手段として面ファスナを用いた例を示したがホックな
どを用いてもよい。さらにクッション材を被覆する表装
カバーを基板に縫着して固着させた例を示したが、縫着
以外でも例えば接着あるいは溶着によって表装カバーを
基板に固着してもよいものであり、表装カバーの取付手
段は適宜選定すればよい。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、前面に窓
孔と顎覆い部とを有して弾性変形可能な合成樹脂によっ
て一体成形したシェルと、このシェルの内側に嵌装した
衝撃吸収ライナと、この衝撃吸収ライナの内側に装着し
た内装パッと、前記衝撃吸収ライナ及び内装パッ
貫通させて前記シェルの内側両側に固定した顎ベルトと
を具備するフルフェース型のヘルメットにおいて、少な
くとも装着者の頬の部分に対応する左右一対の頬パッ
を前記内装パッと分割して前記窓孔の両端下部に着脱
自在に設け、この頬パッを、前記衝撃吸収ライナの内
面に重ね合わせる可撓性を有する樹脂からなる平板状の
基板と、柔軟性に優れたクッション材と、前記基板に固
着して前記クッション材を被覆する通気性と伸縮性に優
れた表装カバーとで構成し、前記基板と前記クッション
材に前記顎ベルトを通す挿通部を形成するとともに、
記基板の後端部裏面側に係止部を取り付け、前記衝撃吸
収ライナの内面には前記係止部と着脱自在に係止して前
記頬パッドを位置決めする係止受部を取り付けるととも
に、前記基板の前側縁に前記顎覆い部内側の衝撃吸収ラ
イナと、該衝撃吸収ライナを被覆する表面カバーとの隙
間に挿入する差込部を形成し、かつ、前記窓孔の内周面
及び前記シェルの下面開口部に沿わせる前記表装カバー
の上端縁部及び下端縁部を前記基板に固着することなく
前記基板から遊離可能な自由端とし、この自由端にそれ
ぞれ前記シェルと衝撃吸収ライナとの隙間に挿入する可
撓性を有する差込み片を設け、前記表装カバーを引っ張
りながら前記上下各差込み片をシェルと衝撃吸収ライナ
との隙間に挿入して成るもであるから、シェルと衝撃吸
収ライナとの隙間に挿入される差込み片が窓孔の内周面
及びシェルの下面開口部の曲面に沿うように撓んで抜け
止めされ、この差込み片によって頬パッドを上下方向に
位置決め保持でき、さらに、係止部及び係止受部と差込
み部により衝撃吸収ライナに固定した頬パッドを前後方
向に位置決め保持できるから、頬パッがずれたりする
ことなくシェルの内側に確実に固定することができる。
また、表装カバーを弛みの無い状態で窓孔の内周面及び
シェルの下面開口部の縁部を包み込むようにして覆うこ
とができ、外見上衝撃吸収ライナが露出せず体裁よく頬
パッを装着できるとともに、差込み片を抜き取れば、
シェルに頬パッを装着した状態のまま頬パッドのフィ
ッティング調整あるいは表装カバーとクッション材との
隙間に溜まった埃などを簡単に除去できる。
【0021】請求項2の発明によれば、前記請求項
載のヘルメットにおいて、前記表装カバーの下端縁部に
取り付けた差込み片を前記基板より幅広に形成したか
ら、下部差込み片の抜け止め効果が向上し、頬パッ
固定がより強固となる。
【0022】請求項3記載の発明によれば、前記請求項
1記載のヘルメットにおいて、前記クッション材は、前
記挿通部となる切欠溝を有して概ねU字形に成形すると
ともに、前記基板の後側縁に切欠溝の開口部から突出し
て前記クッション材から張り出す余剰部を形成し、この
余剰部の裏面側に前記係止部を設けたから、直接目視で
きない基板の裏面側に取付られ係止部の位置が把握しや
すいとともに、頬パッの位置決めを簡単に行うことが
でき、頬パッの着脱が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す頬パットとヘルメット
の分解斜視図である。
【図2】同上ヘルメット全体の分解斜視図である。
【図3】同上一部を切り欠いたヘルメットの正面図であ
る。
【図4】同上ヘルメットの断面図である。
【図5】同上頬パットの背面図である。
【図6】同上頬パットの正面図である。
【図7】同上頬パットの取付け状態を示す断面図であ
る。
【図8】同上頬パットの水平方向に沿った断面図であ
る。
【図9】従来例の頬パットの取付け状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ヘルメット本体 10a 顎覆い部 11 窓孔 12 シェル 12a 下面開口部 13 衝撃吸収ライナー 16 顎ベルト 20 内装パット 21 ヘッドパット 22 サイドパット 23 頬パット 25 クッション材 26 表装カバー 26a 自由端 32 表面カバー 38 基板 38a 余剰部 40 挿通部 41 長孔 42 溝部 46 上部差込み片 47 下部差込み片 48 差込部 50 雌型面ファスナー(係止部) 51 雄型面ファスナー(係止受部) S 装着者
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A42B 3/00 - 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に窓孔と顎覆い部とを有して弾性変
    形可能な合成樹脂によって一体成形したシェルと、この
    シェルの内側に嵌装した衝撃吸収ライナと、この衝撃吸
    収ライナの内側に装着した内装パッと、前記衝撃吸収
    ライナ及び内装パッを貫通させて前記シェルの内側両
    側に固定した顎ベルトとを具備するフルフェース型のヘ
    ルメットにおいて、少なくとも装着者の頬の部分に対応
    する左右一対の頬パッを前記内装パッと分割して前
    記窓孔の両端下部に着脱自在に設け、この頬パッを、
    前記衝撃吸収ライナの内面に重ね合わせる可撓性を有す
    る樹脂からなる平板状の基板と、柔軟性に優れたクッシ
    ョン材と、前記基板に固着して前記クッション材を被覆
    する通気性と伸縮性に優れた表装カバーとで構成し、前
    記基板と前記クッション材に前記顎ベルトを通す挿通部
    を形成するとともに、前記基板の後端部裏面側に係止部
    を取り付け、前記衝撃吸収ライナの内面には前記係止部
    と着脱自在に係止して前記頬パッドを位置決めする係止
    受部を取り付けるとともに、前記基板の前側縁に前記顎
    覆い部内側の衝撃吸収ライナと、該衝撃吸収ライナを被
    覆する表面カバーとの隙間に挿入する差込部を形成し、
    かつ、前記窓孔の内周面及び前記シェルの下面開口部に
    沿わせる前記表装カバーの上端縁部及び下端縁部を前記
    基板に固着することなく前記基板から遊離可能な自由端
    とし、この自由端にそれぞれ前記シェルと衝撃吸収ライ
    ナとの隙間に挿入する可撓性を有する差込み片を設け、
    前記表装カバーを引っ張りながら前記上下各差込み片を
    シェルと衝撃吸収ライナとの隙間に挿入して成ることを
    特徴とするヘルメット。
  2. 【請求項2】 前記表装カバーの下端縁部に取り付けた
    差込み片を前記基板より幅広に形成したことを特徴とす
    る請求項記載のヘルメット。
  3. 【請求項3】 前記クッション材は、前記挿通部となる
    切欠溝を有して概ねU字形に成形するとともに、前記基
    板の後側縁に切欠溝の開口部から突出して前記クッショ
    ン材から張り出す余剰部を形成し、この余剰部の裏面側
    前記係止部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    ヘルメット。
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