JP3035844B2 - 自動的に動作する変速機の選択装置の阻止装置 - Google Patents
自動的に動作する変速機の選択装置の阻止装置Info
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- F16H59/36—Inputs being a function of speed
- F16H59/44—Inputs being a function of speed dependent on machine speed of the machine, e.g. the vehicle
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- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動的に動作する変速
機に使用される選択装置が、運動に関係して阻止ゲート
に結合される手動選択部材により、駐車ブレーキを入れ
るためのＰ位置、後退変速段を入れるためのＲ位置、ト
ルク伝達の中断のためのＮ位置、及び前進走行用シフト
プログラムを動作させるためのＤ位置へ操作可能であ
り、かつ手動選択部材をＰ位置に拘束しかつＲ位置への
手動選択部材の操作を阻止するため阻止ゲートと共同動
作する阻止操作部材を持ち、この阻止操作部材が弾性戻
し手段と共同動作するサーボモータにより２つの終端位
置の間で切換え制御可能であり、阻止ゲートに対して相
対運動しない第１の阻止カム及び阻止操作部材に対して
相対運動しない第２の阻止カムがＰ位置に属し、阻止ゲ
ートがそのＰ位置に対応する位置の範囲にあり、また阻
止操作部材が戻し手段により操作される終端位置の範囲
にある時、Ｐ位置からＤ位置へ向く操作方向における手
動選択部材の運動を阻止するためこれら第１及び第２の
阻止カムが互いに係合し、阻止ゲートに対して相対運動
しない第３の阻止カム及び阻止操作部材に対して相対運
動しない第４の阻止カムがＲ位置に属し、阻止ゲートが
そのＮ位置に対応する位置を越えてＲ位置に対応する位
置の方向に移動せしめられ、また阻止操作部材がその終
端位置の範囲にある時、Ｄ位置からＰ位置へ向く操作方
向における手動選択部材の運動を阻止するため、これら
第３及び第４の阻止カムが互いに係合する、自動的に動
作する変速機の選択装置の阻止装置に関する。
機に使用される選択装置が、運動に関係して阻止ゲート
に結合される手動選択部材により、駐車ブレーキを入れ
るためのＰ位置、後退変速段を入れるためのＲ位置、ト
ルク伝達の中断のためのＮ位置、及び前進走行用シフト
プログラムを動作させるためのＤ位置へ操作可能であ
り、かつ手動選択部材をＰ位置に拘束しかつＲ位置への
手動選択部材の操作を阻止するため阻止ゲートと共同動
作する阻止操作部材を持ち、この阻止操作部材が弾性戻
し手段と共同動作するサーボモータにより２つの終端位
置の間で切換え制御可能であり、阻止ゲートに対して相
対運動しない第１の阻止カム及び阻止操作部材に対して
相対運動しない第２の阻止カムがＰ位置に属し、阻止ゲ
ートがそのＰ位置に対応する位置の範囲にあり、また阻
止操作部材が戻し手段により操作される終端位置の範囲
にある時、Ｐ位置からＤ位置へ向く操作方向における手
動選択部材の運動を阻止するためこれら第１及び第２の
阻止カムが互いに係合し、阻止ゲートに対して相対運動
しない第３の阻止カム及び阻止操作部材に対して相対運
動しない第４の阻止カムがＲ位置に属し、阻止ゲートが
そのＮ位置に対応する位置を越えてＲ位置に対応する位
置の方向に移動せしめられ、また阻止操作部材がその終
端位置の範囲にある時、Ｄ位置からＰ位置へ向く操作方
向における手動選択部材の運動を阻止するため、これら
第３及び第４の阻止カムが互いに係合する、自動的に動
作する変速機の選択装置の阻止装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】最初にあげた種類の公知の装置（特開平
３−２３９８６８号明細書）では、Ｐ位置に属する阻止
カム及びＲ位置に属する阻止カムが、それぞれの阻止を
解除する電磁石の励磁により、係合を解除される。それ
によりそれぞれの手動選択レバー機能がばね力により維
持されるので、車両の全システムにおける停電の際、選
択装置をＰ位置へもたらすのは不可能である。
３−２３９８６８号明細書）では、Ｐ位置に属する阻止
カム及びＲ位置に属する阻止カムが、それぞれの阻止を
解除する電磁石の励磁により、係合を解除される。それ
によりそれぞれの手動選択レバー機能がばね力により維
持されるので、車両の全システムにおける停電の際、選
択装置をＰ位置へもたらすのは不可能である。
【０００３】別の種類の選択装置を阻止する公知の装置
（特開平６−１１７５２６号公報）では、手動選択レバ
ーが阻止ゲートに相対運動しないように結合され、この
阻止ゲートが手動選択レバーの位置にそれぞれ対応する
数及び順序の阻止カムを備えている。電磁石により阻止
終端位置と釈放終端位置との間で操作可能な阻止レパー
は、その阻止終端位置へ操作されて、手動選択レバーの
それぞれの位置に属する走行速度の閾値に達するか又は
達していると、この手動選択レバーのそれぞれの位置の
阻止カムに係合する。更に自動的に動作する変速機特に
自動車用自動変速機用のダウンシフト阻止装置も公知で
（ドイツ連邦共和国特許出願公開第４１１８５１９号明
細書）、走行状態にとつて危険な状態が生ずると、高い
変速段から低い変速段への手動ダウンシフトが阻止さ
れ、選択レバーハウジングに対して揺動可能に支持され
る選択レバーが、揺動軸線の周りに１つの方向への揺動
により、中立（Ｎ）位置から通常走行位置（Ｄ）へ、ま
たこの位置（Ｄ）を越えて１つ又は複数の低い変速段位
置（１，２）へ操作され、また他の方向への揺動によ
り、後退変速段位置（Ｒ）へ、またこの位置（Ｒ）を越
えて駐車位置（Ｐ）へ操作されることができる。この公
知のダウンシフト阻止装置では、走行速度が選択レバー
により与えられるシフト指令の実現も可能にする時にの
み、低い変速段の方向への選択レバーの移動を可能にす
ることが望まれるが、すべての運転条件において各選択
レバー位置から中立位置を選択することができる。更に
このダウンシフト阻止装置は、いわゆるブレーキロツク
即ち車両の予期しない運動を防止する機能も、駐車位置
から走行位置へ選択レバーを操作することによつて、引
受けるので、このような機能のための付加的な費用を調
達する必要がない。この目的のため公知のダウンシフト
阻止装置では、複数の爪係止部を持つ爪と爪掛け金から
成る爪車装置により、選択レバーが選択レバーハウジン
グに対して１つの揺動方向に固定されているように考慮
されており、爪車装置により、駐車位置（Ｐ）から後退
変速段位置（Ｒ）へ、通常走行位置（Ｄ）から低変速段
位置（１，２）へ、また各低変速段位置（２）から更に
小さい低変速段位置（１）への選択レバーの運動が阻止
されており、逆の運動方向へ選択レバーはその運動を爪
により自由にされており、電子制御装置により操作され
る往復電磁石により、次の条件のもとで爪の爪係止部
が、ばねの力に抗して爪掛け金との係合を解除される。 ａ）駐車位置（ｐ）にある選択レバーの位置、点火装置
が付勢され、ブレーキが操作されている。 ｂ）通常走行位置（Ｄ）又は低変速段位置にある選択レ
バーの位置、危険なしのダウンシフトが許される適当な
回転数についてそれぞれの変速段に属する回転数センサ
の信号。 この公知のダウンシフト阻止装置では、爪の爪係止部が
不動作位置で爪掛け金から離され、次の条件のもとで往
復電磁石によりばねの力に抗して爪掛け金に係合するこ
とができる。 ａ）駐車位置（Ｐ）にある選択レバーの位置、ブレーキ
は操作されていない。 ｂ）通常走行位置（Ｄ）又は低変速段位置にある選択レ
バーの位置、危険のないアツプシフトのためには高すぎ
る回転数を通報する回転数センサのそれぞれの変速段に
属する信号。
（特開平６−１１７５２６号公報）では、手動選択レバ
ーが阻止ゲートに相対運動しないように結合され、この
阻止ゲートが手動選択レバーの位置にそれぞれ対応する
数及び順序の阻止カムを備えている。電磁石により阻止
終端位置と釈放終端位置との間で操作可能な阻止レパー
は、その阻止終端位置へ操作されて、手動選択レバーの
それぞれの位置に属する走行速度の閾値に達するか又は
達していると、この手動選択レバーのそれぞれの位置の
阻止カムに係合する。更に自動的に動作する変速機特に
自動車用自動変速機用のダウンシフト阻止装置も公知で
（ドイツ連邦共和国特許出願公開第４１１８５１９号明
細書）、走行状態にとつて危険な状態が生ずると、高い
変速段から低い変速段への手動ダウンシフトが阻止さ
れ、選択レバーハウジングに対して揺動可能に支持され
る選択レバーが、揺動軸線の周りに１つの方向への揺動
により、中立（Ｎ）位置から通常走行位置（Ｄ）へ、ま
たこの位置（Ｄ）を越えて１つ又は複数の低い変速段位
置（１，２）へ操作され、また他の方向への揺動によ
り、後退変速段位置（Ｒ）へ、またこの位置（Ｒ）を越
えて駐車位置（Ｐ）へ操作されることができる。この公
知のダウンシフト阻止装置では、走行速度が選択レバー
により与えられるシフト指令の実現も可能にする時にの
み、低い変速段の方向への選択レバーの移動を可能にす
ることが望まれるが、すべての運転条件において各選択
レバー位置から中立位置を選択することができる。更に
このダウンシフト阻止装置は、いわゆるブレーキロツク
即ち車両の予期しない運動を防止する機能も、駐車位置
から走行位置へ選択レバーを操作することによつて、引
受けるので、このような機能のための付加的な費用を調
達する必要がない。この目的のため公知のダウンシフト
阻止装置では、複数の爪係止部を持つ爪と爪掛け金から
成る爪車装置により、選択レバーが選択レバーハウジン
グに対して１つの揺動方向に固定されているように考慮
されており、爪車装置により、駐車位置（Ｐ）から後退
変速段位置（Ｒ）へ、通常走行位置（Ｄ）から低変速段
位置（１，２）へ、また各低変速段位置（２）から更に
小さい低変速段位置（１）への選択レバーの運動が阻止
されており、逆の運動方向へ選択レバーはその運動を爪
により自由にされており、電子制御装置により操作され
る往復電磁石により、次の条件のもとで爪の爪係止部
が、ばねの力に抗して爪掛け金との係合を解除される。 ａ）駐車位置（ｐ）にある選択レバーの位置、点火装置
が付勢され、ブレーキが操作されている。 ｂ）通常走行位置（Ｄ）又は低変速段位置にある選択レ
バーの位置、危険なしのダウンシフトが許される適当な
回転数についてそれぞれの変速段に属する回転数センサ
の信号。 この公知のダウンシフト阻止装置では、爪の爪係止部が
不動作位置で爪掛け金から離され、次の条件のもとで往
復電磁石によりばねの力に抗して爪掛け金に係合するこ
とができる。 ａ）駐車位置（Ｐ）にある選択レバーの位置、ブレーキ
は操作されていない。 ｂ）通常走行位置（Ｄ）又は低変速段位置にある選択レ
バーの位置、危険のないアツプシフトのためには高すぎ
る回転数を通報する回転数センサのそれぞれの変速段に
属する信号。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎になつて
いる課題は、大体において、システム全体の停電後に車
両を安全に停止できるように、最初にあげた種類の選択
装置の阻止装置を構成することである。
いる課題は、大体において、システム全体の停電後に車
両を安全に停止できるように、最初にあげた種類の選択
装置の阻止装置を構成することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば、Ｒ位置に属しかし阻止ゲートに対して
相対運動しない第３の阻止カムが、Ｐ位置に属しかつ阻
止ゲートに対して相対運動しない第１の阻止カムに対し
て、阻止操作部材の終端位置の相互間隔に対応する寸法
だけずれており、かつサーボモータの補助力により操作
される阻止操作部材の終端位置においてのみ、Ｒ位置に
属しかつ阻止操作部材に対して相対運動しない第４の阻
止カムに相互係合する。
本発明によれば、Ｒ位置に属しかし阻止ゲートに対して
相対運動しない第３の阻止カムが、Ｐ位置に属しかつ阻
止ゲートに対して相対運動しない第１の阻止カムに対し
て、阻止操作部材の終端位置の相互間隔に対応する寸法
だけずれており、かつサーボモータの補助力により操作
される阻止操作部材の終端位置においてのみ、Ｒ位置に
属しかつ阻止操作部材に対して相対運動しない第４の阻
止カムに相互係合する。
【０００６】本発明によりＲ位置に属する阻止カムは、
ばね力により係合解除位置に保たれるので、選択装置は
停電後Ｐ位置へ操作され、それにより車両を確実に停止
させることができる。
ばね力により係合解除位置に保たれるので、選択装置は
停電後Ｐ位置へ操作され、それにより車両を確実に停止
させることができる。
【０００７】請求項２ないし６は本発明による選択装置
の阻止装置の有利な構成を対象とし、請求項７は本発明
による選択装置の阻止装置を制御する有利な方法を対象
としている。
の阻止装置の有利な構成を対象とし、請求項７は本発明
による選択装置の阻止装置を制御する有利な方法を対象
としている。
【０００８】
【実施例】図面に概略的に示されている２つの実施例に
より、本発明を以下に説明する。
より、本発明を以下に説明する。
【０００９】選択装置６（図１）の図示してないハウジ
ングには、自動車の車両縦方向に対して直角に回転軸線
３０を向けられる選択軸２７が支持され、この選択軸２
７には、手動選択レバー２８の形の手動選択部材１０及
びデイテントプレートとも称されるゲート板２９が結合
されている。手動選択レバー２８は、選択ゲート２８に
より案内されて、駐車ブレーキを入れるための図示した
Ｐ位置から、後退変速段を入れるためのＲ位置を通過
し、更に矢印２１の操作方向に、トルク伝達を中断する
ためのＮ位置を越えて、前進走行用のシフトプログラム
を動作させるためのＤ位置へ操作可能である。
ングには、自動車の車両縦方向に対して直角に回転軸線
３０を向けられる選択軸２７が支持され、この選択軸２
７には、手動選択レバー２８の形の手動選択部材１０及
びデイテントプレートとも称されるゲート板２９が結合
されている。手動選択レバー２８は、選択ゲート２８に
より案内されて、駐車ブレーキを入れるための図示した
Ｐ位置から、後退変速段を入れるためのＲ位置を通過
し、更に矢印２１の操作方向に、トルク伝達を中断する
ためのＮ位置を越えて、前進走行用のシフトプログラム
を動作させるためのＤ位置へ操作可能である。
【００１０】ゲート板２９は、回転軸線３０に対してほ
ぼ周方向に延びるゲートスリツト３１の形の阻止ゲート
８を備えており、このゲートスリツト３１の半径方向に
対向するスリツト壁３２及び３３は、それぞれ阻止カム
１９及び２２を持ち、これらの手動選択レバー２８のう
ち半径方向内側にあつて取付け位置で上のスリツト壁３
２にある阻止カム１９はＰ位置に属し、他方の阻止カム
２２はＲ位置に属している。
ぼ周方向に延びるゲートスリツト３１の形の阻止ゲート
８を備えており、このゲートスリツト３１の半径方向に
対向するスリツト壁３２及び３３は、それぞれ阻止カム
１９及び２２を持ち、これらの手動選択レバー２８のう
ち半径方向内側にあつて取付け位置で上のスリツト壁３
２にある阻止カム１９はＰ位置に属し、他方の阻止カム
２２はＲ位置に属している。
【００１１】ゲートスリツト３１にカム装置２０−２３
が係合し、これらのカム装置は阻止操作部材として使用
される差動レバー１１のレバー腕３４に設けられ、この
差動レバー１１は、回転軸線３０に対して平行な回転軸
線３９の周りに、ハウジングに対して回転可能に支持さ
れている。差動レバー１１の他のレバー腕３５は、往復
電磁石１３の形のサーボモータに伝動結合され、一体化
されている図示しない弾性戻し手段としての戻しばね
（１５）により、この往復電磁石１３は図示した繰込み
終端位置３６（不動作位置）へ操作され、往復軸線３７
に関して取付け位置で垂直に設けられている。
が係合し、これらのカム装置は阻止操作部材として使用
される差動レバー１１のレバー腕３４に設けられ、この
差動レバー１１は、回転軸線３０に対して平行な回転軸
線３９の周りに、ハウジングに対して回転可能に支持さ
れている。差動レバー１１の他のレバー腕３５は、往復
電磁石１３の形のサーボモータに伝動結合され、一体化
されている図示しない弾性戻し手段としての戻しばね
（１５）により、この往復電磁石１３は図示した繰込み
終端位置３６（不動作位置）へ操作され、往復軸線３７
に関して取付け位置で垂直に設けられている。
【００１２】戻しばね（１５）により操作される往復電
磁石１３の終端位置３６で、差動レバー１１は強制的に
図示した回転角位置１７即ち終端位置へもたらされ、手
動選択レバー２８がＰ位置からＤ位置の方向従つて操作
方回２１へ移動せしめられると、この回転角位置１７
で、カム装置２０−２３のＰ位置に属する阻止カム２０
が阻止ゲート８の阻止カム１９に係合する。
磁石１３の終端位置３６で、差動レバー１１は強制的に
図示した回転角位置１７即ち終端位置へもたらされ、手
動選択レバー２８がＰ位置からＤ位置の方向従つて操作
方回２１へ移動せしめられると、この回転角位置１７
で、カム装置２０−２３のＰ位置に属する阻止カム２０
が阻止ゲート８の阻止カム１９に係合する。
【００１３】差動レバー１１の回転角位置１７で、Ｒ位
置に属する阻止ゲート８の阻止カム２２と、Ｒ位置に属
するカム装置２０−２３の阻止カム２３とが係合を解除
され、その際Ｒ位置に属する阻止ゲート８の阻止カム２
２は、Ｐ位置に属する阻止ゲート８の阻止カム１９に対
して、回転軸線３０に対し大きい半径で配置されてお
り、その半径差２６は、往復電磁石１３が励磁により他
方の終端位置４０へ繰出される時差動レバー１１が操作
されて達する別の回転角位置１８即ち終端位置と前述し
た回転角位置１７との回転角間隔２５に合わされてい
る。
置に属する阻止ゲート８の阻止カム２２と、Ｒ位置に属
するカム装置２０−２３の阻止カム２３とが係合を解除
され、その際Ｒ位置に属する阻止ゲート８の阻止カム２
２は、Ｐ位置に属する阻止ゲート８の阻止カム１９に対
して、回転軸線３０に対し大きい半径で配置されてお
り、その半径差２６は、往復電磁石１３が励磁により他
方の終端位置４０へ繰出される時差動レバー１１が操作
されて達する別の回転角位置１８即ち終端位置と前述し
た回転角位置１７との回転角間隔２５に合わされてい
る。
【００１４】Ｎ位置又はＤ位置にある手動選択レバー２
８が操作方向２４にＮ位置を越えてＲ位置の方向へ移動
せしめられると、Ｒ位置に属する阻止カム２２及び２３
が互いに係合する。
８が操作方向２４にＮ位置を越えてＲ位置の方向へ移動
せしめられると、Ｒ位置に属する阻止カム２２及び２３
が互いに係合する。
【００１５】Ｐ位置に属する阻止カム１９の上の配置に
関連して往復電磁石１３の垂直配置により、接極子の重
量が、Ｐ位置における阻止装置の安定な状態に関して、
またＲ位置用阻止カム２２，２３の阻止解除状態に関し
て、戻しばね（１５）の作用を援助する。
関連して往復電磁石１３の垂直配置により、接極子の重
量が、Ｐ位置における阻止装置の安定な状態に関して、
またＲ位置用阻止カム２２，２３の阻止解除状態に関し
て、戻しばね（１５）の作用を援助する。
【００１６】図３及び４による本発明の第２実施例で
は、詳細には示してない直線運動可能な手動選択部材１
０が、終端位置として使用される差動レバー１２のハウ
ジングに固定した回転軸線３９に対して、図３に示すＰ
位置から操作方向２１−９にＤ位置の方へ、また図４に
示すＤ位置から操作方向２４−９にＰ位置の方へ移動可
能である。
は、詳細には示してない直線運動可能な手動選択部材１
０が、終端位置として使用される差動レバー１２のハウ
ジングに固定した回転軸線３９に対して、図３に示すＰ
位置から操作方向２１−９にＤ位置の方へ、また図４に
示すＤ位置から操作方向２４−９にＰ位置の方へ移動可
能である。
【００１７】手動選択部材１０は選択装置７に属し、こ
の選択装置７はＵ字状の阻止ゲート９、差動レバー１
２、及び戻しばね１６を持つ往復電磁石１４の形のサー
ボモータを持つている。
の選択装置７はＵ字状の阻止ゲート９、差動レバー１
２、及び戻しばね１６を持つ往復電磁石１４の形のサー
ボモータを持つている。
【００１８】運動に関係して手動選択部材１０に結合さ
れる阻止ゲート９は、その一方の脚辺に、図示したＰ位
置（図３）に属する阻止カム１９を持ち、その他方の脚
辺に、Ｒ位置に属する阻止カム２２を持つている。
れる阻止ゲート９は、その一方の脚辺に、図示したＰ位
置（図３）に属する阻止カム１９を持ち、その他方の脚
辺に、Ｒ位置に属する阻止カム２２を持つている。
【００１９】往復電磁石１４に伝動結合される差動レバ
ー１２のレバー腕３４は、その自由端にカム装置２０−
２３を持ち、他方のレバー腕３５には戻しばね１６が係
合している。
ー１２のレバー腕３４は、その自由端にカム装置２０−
２３を持ち、他方のレバー腕３５には戻しばね１６が係
合している。
【００２０】戻しばね１６は差動レバー１２を回転角位
置１７へ操作し、手動選択部材１０がＰ位置から操作方
向２１−９へ移動せしめられ、また差動レバー１２が回
転角位置１７の範囲にあると、この回転角位置１７で阻
止ゲート９の阻止カム１９がＰ位置に属するカム装置２
０−２３の阻止カム２０に係合する。差動レバー１２の
回転角位置１７で、往復電磁石１４は繰出された終端位
置４０−１４（不動作位置）をとる。
置１７へ操作し、手動選択部材１０がＰ位置から操作方
向２１−９へ移動せしめられ、また差動レバー１２が回
転角位置１７の範囲にあると、この回転角位置１７で阻
止ゲート９の阻止カム１９がＰ位置に属するカム装置２
０−２３の阻止カム２０に係合する。差動レバー１２の
回転角位置１７で、往復電磁石１４は繰出された終端位
置４０−１４（不動作位置）をとる。
【００２１】Ｒ位置に属する阻止ゲート９の阻止カム２
２は、Ｐ位置に属する阻止カム１９に対して、差動レバ
ー１２の回転角位置１７と他の回転角位置１８との回転
角間隔２５に合わされた間隔２６を持つている。往復電
磁石１４の励磁により差動レバー１２は他の回転角位置
１８へ操作可能であり、その際往復電磁石１４は繰込ま
れた終端位置３６−１４へ達する。
２は、Ｐ位置に属する阻止カム１９に対して、差動レバ
ー１２の回転角位置１７と他の回転角位置１８との回転
角間隔２５に合わされた間隔２６を持つている。往復電
磁石１４の励磁により差動レバー１２は他の回転角位置
１８へ操作可能であり、その際往復電磁石１４は繰込ま
れた終端位置３６−１４へ達する。
【００２２】手動選択部材１０がＤ位置又は図４に示す
Ｎ位置にあり、差動レバー１２が回転角位置１８の範囲
にある時、また手動選択部材１０がＮ位置を越えて操作
方向２４−９に移動せしめられる時、阻止ゲート９の阻
止カム２２がＲ位置に属するカム装置２０−２３の阻止
カム２３に係合する。
Ｎ位置にあり、差動レバー１２が回転角位置１８の範囲
にある時、また手動選択部材１０がＮ位置を越えて操作
方向２４−９に移動せしめられる時、阻止ゲート９の阻
止カム２２がＲ位置に属するカム装置２０−２３の阻止
カム２３に係合する。
【００２３】図１及び図３，４の両実施例のそれぞれの
往復電磁石１３又は１４は、図２に従つて電子制御装置
４１により制御され、この制御装置はＣＡＮバス４２と
交信し、手動選択部材１０の位置、変速機の出力軸の回
転数、車両運転者に特有な走行権限、及び車両ブレーキ
に関する信号を処理する。その際図５により絶えず循環
して、開始条件４３の開始後方法段階４４において、手
動選択部材１０がＰ位置にあるか否かが検査される。ｙ
ｅｓの場合第２の方法段階４５において、走行権限があ
るか否かが検査される。ｎｏの場合、開始段階４３を経
てＰ位置の検査に関する方法段階４４へ戻される。第２
の方法段階４５において走行権限の存在が確認される
と、第３の方法段階４６において、ブレーキペダルが操
作されているか否かが検査される。ｎｏの場合、開始段
階４３を経てＰ位置を検査する第１の方法段階４４へ戻
される。第３の方法段階４６においてブレーキペダルの
操作が確認されると、第４の方法段階４７において、往
復電磁石１３又は１４の終端位置４０又は３６−１４の
範囲へ切換え制御が行われるので、Ｐ位置に属する阻止
カム１９，２０の係合が解除される。
往復電磁石１３又は１４は、図２に従つて電子制御装置
４１により制御され、この制御装置はＣＡＮバス４２と
交信し、手動選択部材１０の位置、変速機の出力軸の回
転数、車両運転者に特有な走行権限、及び車両ブレーキ
に関する信号を処理する。その際図５により絶えず循環
して、開始条件４３の開始後方法段階４４において、手
動選択部材１０がＰ位置にあるか否かが検査される。ｙ
ｅｓの場合第２の方法段階４５において、走行権限があ
るか否かが検査される。ｎｏの場合、開始段階４３を経
てＰ位置の検査に関する方法段階４４へ戻される。第２
の方法段階４５において走行権限の存在が確認される
と、第３の方法段階４６において、ブレーキペダルが操
作されているか否かが検査される。ｎｏの場合、開始段
階４３を経てＰ位置を検査する第１の方法段階４４へ戻
される。第３の方法段階４６においてブレーキペダルの
操作が確認されると、第４の方法段階４７において、往
復電磁石１３又は１４の終端位置４０又は３６−１４の
範囲へ切換え制御が行われるので、Ｐ位置に属する阻止
カム１９，２０の係合が解除される。
【００２４】第１の方法段階４４における検査の際、手
動選択部材１０がＰ位置にない場合、第５の方法段階４
８において、現在の走行速度ｖ＞８ｋｍ／ｈであるか否
かが検査される。ｎｏの場合、開始段階４３を経てＰ位
置を検査する第１の方法段階４４へ戻される。第５の方
法段借４８において、現在の走行速度ｖ＞８ｋｍ／ｈが
確認されると、同時の方法段階４９及び２０において、
手動選択部材１０がＤ位置にあるか又はＮ位置にあるか
が検査される。ｙｅｓの場合、第４の方法段階４７への
移行が行われて、往復電磁石１３又は１４が励磁され、
それによりそれぞれの阻止操作部材１１又は１２が回転
角位置１８へ操作され、後退変速段を入れるため手動選
択部材１０が操作されると、この回転角位置１８で阻止
カム２２，２３が係合する。方法段階４９及び５０にお
ける検査から、手動選択部材１０がＤ位置にもＮ位復に
もないことがわかると、開始段階４３を経て、Ｐ位置を
検査する第１の方法段階４４へ戻される。
動選択部材１０がＰ位置にない場合、第５の方法段階４
８において、現在の走行速度ｖ＞８ｋｍ／ｈであるか否
かが検査される。ｎｏの場合、開始段階４３を経てＰ位
置を検査する第１の方法段階４４へ戻される。第５の方
法段借４８において、現在の走行速度ｖ＞８ｋｍ／ｈが
確認されると、同時の方法段階４９及び２０において、
手動選択部材１０がＤ位置にあるか又はＮ位置にあるか
が検査される。ｙｅｓの場合、第４の方法段階４７への
移行が行われて、往復電磁石１３又は１４が励磁され、
それによりそれぞれの阻止操作部材１１又は１２が回転
角位置１８へ操作され、後退変速段を入れるため手動選
択部材１０が操作されると、この回転角位置１８で阻止
カム２２，２３が係合する。方法段階４９及び５０にお
ける検査から、手動選択部材１０がＤ位置にもＮ位復に
もないことがわかると、開始段階４３を経て、Ｐ位置を
検査する第１の方法段階４４へ戻される。
【図１】本発明による自動的に動作する変速機の選択装
置の阻止装置の第１実施例の側面図である。
置の阻止装置の第１実施例の側面図である。
【図２】本発明による装置のサーボモータの制御のブロ
ツクダイヤグラムである。
ツクダイヤグラムである。
【図３】本発明による自動的に動作する変速機の選択装
置の阻止装置の第２実施例の第１の阻止状態における側
面図である。
置の阻止装置の第２実施例の第１の阻止状態における側
面図である。
【図４】図３の装置の第２の阻止状態における側面図で
ある。
ある。
【図５】図２の制御の流れ図である。
６，７ 選択装置 ８，９ 阻止ゲート １０ 手動選択部材 １１，１２ 阻止操作部材 １３，１４ サーボモータ １５，１６ 弾性戻し手段 １７，１８ 終端位置 １９，２０，２２，２３ 阻止カム ２５ 間隔 ２６ 寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グエンテル・クレツメル ドイツ連邦共和国ハンブルク・クレート ルトリング128 (72)発明者 クラウス−ペーテル・ハンセン ドイツ連邦共和国ルエネブルク・ナルト シユトラーセ14 (72)発明者 ロウヴエン・ヴエストフアル ドイツ連邦共和国ハンブルク・ペスタロ ツツイシユトラーセ27 (56)参考文献 特開 平３−239868（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−117526（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60K 20/00 - 20/08 F16H 59/00 - 59/12
Claims (7)
- 【請求項１】 自動的に動作する変速機に使用される選
択装置が、運動に関係して阻止ゲートに結合される手動
選択部材により、駐車ブレーキを入れるためのＰ位置、
後退変速段を入れるためのＲ位置、トルク伝達の中断の
ためのＮ位置、及び前進走行用シフトプログラムを動作
させるためのＤ位置へ操作可能であり、かつ手動選択部
材をＰ位置に拘束しかつＲ位置への手動選択都材の操作
を阻止するため阻止ゲートと共同動作する阻止操作部材
を持ち、この阻止操作部材が弾性戻し手段と共同動作す
るサーボモータにより２つの終端位置の間で切換え制御
可能であり、阻止ゲートに対して相対運動しない第１の
阻止カム及び阻止操作部材に対して相対運動しない第２
の阻止カムがＰ位置に属し、阻止ゲートがそのＰ位置に
対応する位置の範囲にあり、また阻止操作部材が戻し手
段により操作される終端位置の範囲にある時、Ｐ位置か
らＤ位置へ向く操作方向における手動選択部材の運動を
阻止するためこれら第１及び第２の阻止カムが互いに係
合し、阻止ゲートに対して相対運動しない第３の阻止カ
ム及び阻止操作部材に対して相対運動しない第４の阻止
カムがＲ位置に属し、阻止ゲートがそのＮ位置に対応す
る位置を越えてＲ位置に対応する位置の方向に移動せし
められ、また阻止操作部材がその終端位置の範囲にある
時、Ｄ位置からＰ位置へ向く操作方向における手動選択
部材の運動を阻止するため、これら第３及び第４の阻止
カムが互いに係合するものにおいて、Ｒ位置に属しかつ
阻止ゲート（８又は９）に対して相対運動しない第３の
阻止カム（２２）が、Ｐ位置に属しかつ阻止ゲート（８
又は９）に対して相対運動しない第１の阻止カム（１
９）に対して、阻止操作部材（１１又は１２）の終端位
置（１７及び１８）の相互間隔に対応する寸法（２６）
だけずれており、かつサーボモータ（１３又は１４）の
補助力により操作される阻止操作部材（１１又は１２）
の終端位置（１８）においてのみ、Ｒ位置に属しかつ阻
止操作部材（１１又は１２）に対して相対運動しない第
４の阻止カム（２３）に相互係合することを特徴とす
る、自動的に動作する変速機の選択装置の阻止装置。 - 【請求項２】 ハウジング内に回転可能に支持される選
択軸（２７）に、手動選択部材として使用される手動選
択レバー（２８）及びゲート板（２９）が相対運動しな
いように結合され、ゲート板（２９）が選択軸（２７）
の回転軸線（３０）に対してほぼ周方向に延びるゲート
スリツト（３１）を持ち、このゲートスリツト（３１）
がその半径方向で対向する２つのスリツト壁（３２及び
３３）に、それぞれ第１の阻止カム（１９）及び第３の
阻止カム（２２）を備えていることを特徴とする、請求
項１に記載の装置。 - 【請求項３】 阻止操作部材として使用される阻止レバ
ー（１１又は１２）がハウジングに対して揺動可能に支
持され、かつ第２の阻止カム（２０）及び第４の阻止カ
ム（２３）を備えており、第２の阻止カム（２０）がＰ
位置に属するゲートスリツト（３１）の第１の阻止カム
（１９）に係合可能であり、第４の阻止カム（２３）が
Ｒ位置に属するゲートスリツト（３１）の第３の阻止カ
ム（２２）に係合可能であることを特徴とする、請求項
２に記載の装置。 - 【請求項４】 Ｐ位置に属しかつ阻止ゲート（８又は
９）に対して相対運動しない第１の阻止カム（１９）
が、取付け位置で上のスリツト壁（３２）に設けられて
いることを特徴とする、請求項２又は３に記載の装置。 - 【請求項５】 阻止レバー（１１）のために差動レバー
が使用され、第２の阻止カム（２０）及び第４の阻止カ
ム（２３）が差動レバーの一方のレバー腕（３４）に伝
動結合され、サーボモータ（１３）が他方のレバー腕
（３５）に伝動結合されていることを特徴とする、請求
項３又は４に記載の装置。 - 【請求項６】 サーボモータ（１３）が直線往復運動
し、繰込み終端位置（３６）用の一体化されている弾性
戻し手段としての戻しばね（１５）を持ち、かつその往
復軸線（３７）に関して垂直な取付け位置を持つている
ことを特徴とする、請求項１ないし５の１つに記載の装
置。 - 【請求項７】 請求項１ないし６の少なくとも１つの対
象を形成して自動的に動作する変速機の選択装置を阻止
する装置におけるサーボモータを制御する方法であつ
て、１つの方法段階において手動選択部材の現在の位置
を検出し、他の方法段階において、自動的に動作する変
速機の現在の出力回転数に関係する実際信号を閾値信号
と比較し、付加的な方法段階において、手動選択部材が
Ｎ位置にあるか又はＤ位置にあり、実際信号が閾値信号
より小さい時、Ｒ位置に属する第３及び第４の阻止カム
を係合解除する終端位置へ、サーボモータを制御可能で
あるものにおいて、付加的な方法段階においてサーボモ
ータ（１３又は１４）の補助力を遮断しながら、弾性戻
し手段（１５又は１６）により、Ｒ位置に属する第３及
び第４の阻止カム（２２，２３）を係合解除する終端位
置（図１の３６；図３の４０−１４）へ、サーボモータ
（１３又は１４）を操作可能にすることを特徴とする、
サーボモータの制御方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19641706A DE19641706C1 (de) | 1996-10-10 | 1996-10-10 | Anordnung zum Sperren einer Wähleinrichtung eines selbsttätig schaltenden Wechselgetriebes sowie ein Verfahren zum Steuern des Stellmotores in dieser Anordnung |
| DE19641706.6 | 1996-10-10 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10119602A JPH10119602A (ja) | 1998-05-12 |
| JP3035844B2 true JP3035844B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=7808322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9312548A Expired - Lifetime JP3035844B2 (ja) | 1996-10-10 | 1997-10-09 | 自動的に動作する変速機の選択装置の阻止装置 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JP3035844B2 (ja) |
| KR (1) | KR100279645B1 (ja) |
| CN (1) | CN1183354A (ja) |
| DE (1) | DE19641706C1 (ja) |
| FR (1) | FR2754582B1 (ja) |
| GB (1) | GB2318160B (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19818867C1 (de) * | 1998-04-28 | 1999-11-25 | Daimler Chrysler Ag | Wähleinrichtung für ein automatisches Kraftfahrzeuggetriebe |
| DE19818863C1 (de) * | 1998-04-28 | 1999-11-04 | Daimler Chrysler Ag | Wähleinrichtung für ein automatisches Kraftfahrzeuggetriebe |
| DE19818862C1 (de) * | 1998-04-28 | 1999-11-04 | Daimler Chrysler Ag | Wählvorrichtung für ein automatisches Fahrzeuggetriebe |
| DE19818864C1 (de) | 1998-04-28 | 1999-11-04 | Daimler Chrysler Ag | Wähleinrichtung für ein automatisches Kraftfahrzeuggetriebe |
| DE19818866C1 (de) * | 1998-04-28 | 1999-11-11 | Daimler Chrysler Ag | Wähleinrichtung für ein automatisches Kraftfahrzeuggetriebe |
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| DE19844275B4 (de) | 1998-09-26 | 2005-12-29 | Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag | Verriegelungseinrichtung für eine Wähleinrichtung |
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- 1996-10-10 DE DE19641706A patent/DE19641706C1/de not_active Expired - Fee Related
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- 1997-10-08 GB GB9721385A patent/GB2318160B/en not_active Expired - Fee Related
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- 1997-10-10 US US08/948,419 patent/US5950782A/en not_active Expired - Fee Related
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