JP3029843B2 - 調理用加熱装置 - Google Patents

調理用加熱装置

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JP3029843B2 JP2125837A JP12583790A JP3029843B2 JP 3029843 B2 JP3029843 B2 JP 3029843B2 JP 2125837 A JP2125837 A JP 2125837A JP 12583790 A JP12583790 A JP 12583790A JP 3029843 B2 JP3029843 B2 JP 3029843B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は調理用加熱装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、調理用加熱装置において、所定の加熱位置に調
理容器等の被加熱物が存在するか否かを検出する存否検
出手段を設け、この存否検出手段の検出情報に基づき、
加熱状態において前記被加熱物の不存状態が検出される
と、加熱を直ちに自動停止したり、被加熱物の不存状態
を検出した後、予め決められた所定時間経過後に加熱を
自動停止するように構成したものが知られていた(例え
ば、特開昭59−176521号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述した従来の調理用加熱装置では、加熱状
態において、前記存否検出手段が、一旦、被加熱物の不
存状態を検出すると、直ちに、あるいは、所定時間経過
後に、加熱を自動停止して火災等に対する安全性を確保
する構成であったが為、安全性の面で好ましい反面、実
際に加熱調理を行う上で、下記のような不都合があっ
た。
つまり、実際の加熱調理において、被加熱物を一時的
に極く短い時間だけ加熱装置から外し、再び加熱位置に
戻して、その後、希望する時間にわたって加熱を続行す
ることは、通常、行われることであるが、上述した従来
の装置では、一旦、被加熱物を加熱装置から外すと、直
ちに加熱を自動停止するか、あるいは、被加熱物を加熱
装置から外した後、再び加熱位置に戻しても、予め決め
られた所定時間経過後に自動停止する為、希望する時間
にわたって加熱を続行することができず、加熱調理上使
い勝手の悪いものであった。
本発明は、このような従来の欠点を解消するもので、
その目的は、従来と同様に火災等に対する安全性を確保
しながら、しかも、実際の加熱調理に際して使い勝手の
良い調理用加熱装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による調理用加熱装置の第1の特徴構成は、所
定の加熱位置に被加熱物が存在するか否かを検出する存
否検出手段を設け、この存否検出手段の検出情報に基づ
き、加熱状態において前記被加熱物の不存状態が設定許
容時間にわたって継続したときに継続不存在状態として
検出する不存在検出処理を実行し、その不存在検出処理
にて継続不存在状態が検出されたときに、その設定許容
時間の経過時点で報知を開始し、この報知開始から設定
猶予時間にわたって前記被加熱物の不存状態が継続した
ときには、前記設定猶予時間の経過時点で加熱を自動停
止する安全処理を実行し、かつ、前記設定猶予時間の間
に前記存否検出手段により前記被加熱物の存在が検出さ
れたときには、加熱状態を継続させて前記不存在検出処
理を実行する制御手段を設けたことにあり、その作用・
効果は次の通りである。
〔作 用〕
つまり、上記第1の特徴構成によれば、加熱状態にお
いて存否検出手段により被加熱物の不存状態が検出され
ても、その後、不存状態が設定許容時間にわたって継続
しない限り、加熱状態が継続されるので、被加熱物を一
時的に極く短い時間だけ加熱装置から外し、再び加熱位
置に戻したり、そのような動作を繰り返すことも可能と
なり、又、加熱位置に戻した後、希望する時間にわたっ
て加熱を続行することもできる。
更に、前記設定許容時間の間に被加熱物を加熱位置に
戻さないと、設定許容時間の経過時点で報知を開始する
ので、被加熱物の戻し忘れ等を報知することになり、そ
の時点で加熱位置に戻しさえすれば、その後、希望する
時間にわたって加熱を続行することができると共に、被
加熱物を加熱位置に戻し忘れたとしても、報知開始から
設定猶予時間経過すると、加熱を自動停止する安全処理
を実行するので、火災等に対する安全性も確保される。
このように、安全性を確保しながら、実際の加熱調理
に即した状態で、被加熱物を一時的に加熱装置から外し
たり、再び加熱位置に戻したりしながら使用することが
でき、かつ、加熱位置に戻した後の加熱続行時においも
同じ作動が実行されるので、安全にして便利な使用が可
能となる。
〔発明の効果〕
以上、本発明の第1の特徴構成によれば、火災等に対
する安全性を十分に確保しながらも、被加熱物を一時的
に加熱装置から外し、再び加熱位置に戻したり、そのよ
うな動作を繰り返すことも可能で、更に、加熱位置に戻
した後、希望する時間にわたって加熱を続行することも
でき、実際の加熱調理に即した状態で便利に使用するこ
とができる。
〔本発明の第2の特徴構成〕 本発明による調理用加熱装置の第2の特徴構成は、前
記被加熱物の温度を検出する温度検出手段を設け、前記
制御手段を、前記温度検出手段による検出温度が設定温
度にまで上昇したとき所定の過熱防止制御を実行するよ
うに構成してあることにあり、 この第2の特徴構成を採用すれば、被加熱物を加熱位
置から外す際の加熱停止操作忘れに起因する被加熱物不
存状態での不必要な加熱継続を、前述第1特徴構成の作
用をもって防止できることに加え、被加熱物が加熱位置
に存在する状態での加熱停止操作忘れに対しては、温度
検出手段により検出される被加熱物の温度が設定温度ま
で上昇すると、制御手段が所定の過熱防止制御を自動的
に実行するから、この所定過熱防止制御として、加熱停
止操作を促す報知や、加熱の自動停止を制御手段に実行
させるようにすることで、被加熱物が加熱位置にある状
態での加熱停止操作忘れに起因する被加熱物の過熱も確
実に防止でき、これによって、種々の状況で起こり得る
加熱停止操作忘れに対し、全体として極めて高い安全性
を得ることができる。
〔実施例〕
次に実施例を説明する。
第1図は調理用加熱装置の一例としてのコンロの制御
構成を示し、(1)はバーナ、(2)は鍋(A)を載置
する五徳、(3)はバーナ(1)へのガス燃料供給の断
続、及び、ガス燃料供給量の調整を行う器具栓、(4)
は器具栓用操作具、(5)はコントローラである。
又、第2図はコントローラ(5)の内部回路構成を示
す。
点火・消火の操作構成としては、器具栓用操作具
(4)を、消火位置である中間位置(a)から押し込み
位置(b)まで押し込み操作すると、その押し込み操作
力をもって、器具栓(3)が開弁され、又、その押し込
み操作に伴い、コントローラ(5)に対する通電スイッ
チである器具栓スイッチ(6)が閉成されると共に、点
火スイッチ(7)が閉成されて点火器(8)がONするこ
とにより点火プラグ(9)の火花放電をもってバーナ
(1)が着火する。
押し込み操作を解除すると、器具栓用操作具(4)は
前記中間位置(a)を越して付勢力により突出位置
(c)まで突出するが、上記のバーナ着火により加熱さ
れる熱電対(10)の起電力による電磁コイル(11)の励
磁により、押し込み操作の解除後も器具栓(3)は閉じ
付勢力に抗し、開弁状態に保持され、これによって、燃
焼が継続される。
尚、着火がミス着火であったり、又、着火後において
立消えや不完全燃焼が生じると、熱電対(10)の起電力
不足により器具栓(3)は閉じ付勢力をもって自動閉弁
する。
器具栓用操作具(4)が突出位置(c)にある状態に
おいて器具栓スイッチ(6)は閉成状態に保持される。
又、突出位置(c)にある器具栓用操作具(4)を回転
操作することで、器具栓(3)の開度を調整して火力調
整を行えるようにしてある。
そして、突出位置(c)にある器具栓用操作具(4)
を消火位置である中間位置(a)へ押し操作すると、器
具栓(3)が閉弁してバーナ(1)が消火すると共に、
器具栓スイッチ(6)が開成する構成としてある。図中
(12)は電源電池である。コントローラ(5)において
は、 天ぷら火災や焦げ付き等を防止する為に、温度検出手
段としてのサーミスタ(13)により検出される鍋底の温
度(tx)が温度設定器(22)により設定された設定温度
(ts)にまで上昇すると所定の過熱防止制御を実行する
過熱防止制御部(5A)、 並びに、サーミスタ(13)による検出温度(tx)と別
途設定されている閾温度(tss)との比較に基づき上記
過熱防止制御の所要実行時間を調整する時間調整部(5
B) の夫々をマイコン(14)の利用により構成してある。
そして、過熱防止制御部(5A)は具体的には上述の所
定過熱防止制御として下記の制御を実行する構成として
ある(第3図(イ)参照)。
即ち、ステップS1にて器具栓スイッチ(6)が閉成さ
れた燃焼状態において、ステップS2で検出温度(tx)が
設定温度(ts)以上となると、ステップS3でブザー(1
5)の報知作動を開始させると共に、ステップS4でブザ
ー(15)を報知作動させるべき報知時間(T1)のカウン
トを開始し、続いて、ステップS5で上記報知時間(T1
のカウントが満了したか否かを判別する。
ステップS5での判別の結果、報知時間(T1)のカウン
トが未了である場合には、ステップS6で人為待機指令の
付与の有無を判別し、この結果、人為待機指令の付与が
未だない場合にはステップS7で改めて検出温度(tx)が
設定温度(ts)以上であるか否かを判別する(即ち、報
知時間(T1)のカウント中において、火力調整や設定温
度(ts)の変更等により検出温度(tx)が設定温度(t
s)未満となって、報知の必要性がなくなる可能性があ
るからである)。
ステップS7での判別の結果、検出温度(tx)が設定温
度(ts)未満であった場合は、既に報知の必要性がない
から報知時間(T1)のカウントが未了であることにかか
わらずステップS8でブザー(15)の報知作動を停止する
と共に、ステップS9でそれまでの報知時間(T1)のカウ
ント値をリセットしてステップS2へ戻る。
ステップS7での判別の結果、検出温度(tx)が設定温
度(ts)以上であった場合には引き続きの報知が必要で
あることからステップS5へ戻る。
前段のステップS6での判別の結果、人為待機指令の付
与があった場合には、この人為待機指令の付与に従って
燃焼状態(即ち、加熱状態)を暫時継続させるべく、報
知時間(T1)のカウントは未了ではあるがステップS10
でブザー(15)の報知作動を停止すると共に、ステップ
S11で待機時間(T2)のカウントを開始し、続いて、ス
テップS12で上記待機時間(T2)のカウントが満了した
か否かを判別する。
ステップS12での判別の結果、待機時間(T2)のカウ
ントが満了した場合、即ち、待機時間(T2)の待機が完
了した場合には、ステップS13でそれまでの報知時間(T
1)のカウント値及びそれまでの待機時間(T2)のカウ
ント値をリセットし、そして、検出温度(tx)が依然と
して設定温度(ts)以上である場合に対して前述のブザ
ー報知を再度実施すべく、又、その再度のブザー報知時
間(T1)中に改めて人為待機指令の付与がある場合に対
して待機時間(T2)の待機を再度実施すべく、ステップ
S13からステップS2へ戻る。
尚、ステップS12での判別の結果、待機時間(T2)の
カウントが未了である場合にはステップS14で待機時間
(T2)のカウント中に設定温度(ts)の変更があったか
否かを判別し、このステップS14での判別の結果、設定
温度(ts)の変更がなかった場合には、引続き待機を継
続すべくステップS12へ戻り、又、設定温度(ts)の変
更があった場合にはブザー報知以前の初期の温度監視状
態に戻るべくステップS13を介してステップS2へ戻る。
初回のブザー報知あるいはそれ以後の繰り返しのブザ
ー報知において、ステップS5での判別の結果、報知時間
(T1)のカウントが満了した場合、即ち、報知時間
(T1)のブザー報知の間に人為待機指令の付与がなく、
かつ、検出温度(tx)が設定温度(ts)未満となること
もなかった場合には、ステップS15でブザー(15)の報
知作動を停止し、続いて、コントローラ(5)における
自動消火実行部(5C)に自動消火を実行させるステップ
S16への移行を行う。
つまり、上述の過熱防止制御では、ブザー報知中や待
機中に火力調整や設定温度の変更があった場合の対処を
除いて、基本的には、検出温度(tx)が設定温度(ts)
にまで上昇するとブザー報知が開始され、このブザー報
知に対して使用者が、調理上等で即時の自動消火が却っ
て不都合であるとしてブザー報知時間(T1)中に待機指
令を付与すると、ブザー報知が停止されて所定の待機時
間(T2)、そのままの燃焼状態(加熱状態)が継続さ
れ、その後、その待機時間(T2)の満了時点で、上記待
機の繰り返しが必要であるか否かを問うべく再びブザー
報知が開始される。
そして、初回のブザー報知、あるいは、その後の繰り
返しのブザー報知において、ブザー報知時間(T1)中に
使用者による上記待機指令の付与がなかった場合には、
ブザー報知時間(T1)の満了時点で自動消火実行部(5
C)によりバーナ(1)が自動消火されることになる。
自動消火実行部(5C)は、具体的には、前記のステッ
プS16において、前記熱電対(10)と器具栓開弁保持用
電磁コイル(11)とを結ぶ電気回路(16)に介装のリレ
ースイッチ(17)を開成することで、器具栓(3)を閉
じ付勢力により閉弁させてバーナ(1)を消火させる構
成としてある。
一方、時間調整部(5B)は、具体的には、前述の第3
図(イ)に示す制御フローに対する周期的なタイマー割
込(第3図(ロ)参照)により、検出温度(tx)が高温
となって前記閾温度(tss)以上となると前述の過熱防
止制御における前記ブザー報知時間(T1)及び待機時間
(T2)を通常値(例えばT1,T2=60秒)から短縮値(例
えばT1,T2=10秒)に短縮(本例ではT1,T2夫々のカウン
トスピードを倍化することにより実質的にT1,T2を短縮
する構成としている)し、又、火力調整等により検出温
度(tx)が閾温度(tss)未満に戻るとブザー報知時間
(T1)及び待機時間(T2)を上記短縮値から通常値に戻
す制御を実行するものとしてある。
つまり、検出温度(tx)が閾温度(tss)以上となっ
て天ぷら火災や焦げ付き等の危険性が高くなると、ブザ
ー報知時間(T1)及び待機時間(T2)を短縮して前述過
熱防止制御の所要実行時間を短縮することにより、過熱
防止制御上で自動消火への移行がブザー報知や待機の為
に遅過ぎになることを回避するようにしてある。
鍋底の温度(tx)を検出する温度検出手段としてのサ
ーミスタ(13)は、五徳(2)に載置した鍋(A)の底
に対してスプリング(18)による上向き付勢により押圧
接触する上下杆(19)の先端に付設してある。
又、人為待機指令を受ける指令受け手段としては二種
を装備してあり、一種は、上記上下杆(19)の下動によ
りONし、かつ、上動によりOFFするリミットスイッチ(2
0)を設け、このリミットスイッチ(20)がON状態から
一旦OFF状態となって、その後、所定時間の間に再びON
状態となったとき、その動作をマイコン(14)において
人為待機指令と判断処理するように構成してある。即
ち、使用者は鍋(A)の上下動操作をもって人為待機指
令を付与できるようにしてある。
更に、他方の一種は、押しボタン式の待機スイッチ
(21)を設け、この待機スイッチ(21)の押し操作を人
為待機指令として受け付ける構成としてあり、使用者は
作業状態に応じ、上記の鍋上下動操作、及び、待機スイ
ッチ(21)の押し操作のいずれによっても人為待機指令
を付与できるようになっている。
コントローラ(5)には、前述の過熱防止制御部(5
A)に加えて、五徳(2)から鍋(A)を外した際の消
火操作忘れに起因する被過熱物不存状態での不必要な燃
焼継続(加熱継続)を防止するべく所定の安全制御を実
行する安全制御部(5D)をマイコン(14)の利用により
構成してあり、又、上記安全制御を実行するにあたって
は、五徳(2)に鍋(A)が載置された状態においてON
となり、五徳(2)から鍋(A)が外された状態におい
てOFFとなる前述のリミットスイッチ(20)を存否検出
手段に利用して、加熱位置における鍋(A)の存否を検
出するようにしてある。
そして、上記安全制御部(5D)は具体的には上述の所
定安全制御として、前述の第3図(イ)に示す制御フロ
ーに対する周期的なタイマー割込により下記の制御を実
行する構成としてある(第3図(ハ)参照)。
即ち、ステップS20においてリミットスイッチ(20)
のON・OFF状態により、鍋(A)の存否を判別し、この
ステップS20での判別の結果、リミットスイッチ(20)
がOFF状態であった場合(即ち、鍋(A)が所定加熱位
置である五徳(2)上にない場合)には、ステップS21
で設定許容時間(T3)(例えばT3=60秒)のカウントを
開始し、続いて、ステップS22で上記設定許容時間
(T3)のカウントが満了したか否かを判別する。
ステップS22での判別の結果、設定許容時間(T3)の
カウントが未了である場合には、この設定許容時間
(T3)のカウント中に鍋(A)が加熱継続のために五徳
(2)上に戻される可能性があることから、ステップS2
3で改めてリミットスイッチ(20)がON状態であるかOFF
状態であるかを判別し、そして、この判別の結果、リミ
ットスイッチ(20)が依然としてOFF状態であった場合
には、設定許容時間(T3)のカウントを続行すべくステ
ップS22へ戻る。
ステップS22での判別の結果、設定許容時間(T3)の
カウントが満了した場合には、ステップS24でブザー(1
5)の報知作動を開始させる。つまり、前記コントロー
ラ(5)における安全制御部(5D)が、リミットスイッ
チ(20)のOFF状態が設定許容時間(T3)にわたって継
続したときに、その設定許容時間(T3)の間、鍋(A)
が所定加熱位置である五徳(2)上に継続して存在しな
かった継続不存在状態として検出する不存在検出処理を
実行し、その不存在検出処理において継続不存在が検出
されると、前記設定許容時間(T3)の経過時点で、ブザ
ー(15)による報知作動を開始させると共に、ステップ
S25でブザー(15)を報知作動させるべき設定猶予時間
(T4)(例えばT4=60秒)のカウントを開始し、続い
て、ステップS26で上記設定猶予時間(T4)のカウント
が満了したか否かを判別する。
ステップS26での判別の結果、設定猶予時間(T4)の
カウントが未了である場合には、この設定猶予時間
(T4)のカウント中(即ち、ブザー報知中)に鍋(A)
が加熱継続のために五徳(2)上に戻される可能性があ
ることから、ステップS27で改めてリミットスイッチ(2
0)がON状態であるかOFF状態であるかを判別し、そし
て、この判別の結果、リミットスイッチ(20)が依然と
してOFF状態であった場合には、ブザー報知及び設定猶
予時間(T4)のカウントを続行すべくステップS26へ戻
る。
ステップS26での判別の結果、設定猶予時間(T4)の
カウントが満了した場合には、ステップS28でブザー(1
5)の報知作動を停止し、続いて、コントローラ(5)
における自動消火実行部(5C)に自動消火を実行させる
ステップS29への移行を行う。つまり、ブザー(15)の
報知開始から設定猶予時間(T4)にわたってリミットス
イッチ(20)のOFF状態が継続したときには、加熱を自
動停止する安全処理を実行する。
一方、前述ステップS20、ステップS23、及び、ステッ
プS27の夫々での判別の結果、リミットスイッチ(20)
がON状態であった場合(即ち、鍋(A)が所定加熱位置
である五徳(2)上にある場合)には、ステップS30で
ブザー(5)の報知作動を停止すると共に、設定許容時
間(T3)のカウント値及び設定猶予時間(T4)のカウン
ト値をリセットして、加熱状態を継続し、タイマー割込
の1行程を終了すると共に、その後においても、周期的
なタイマー割込により、上述した不存在検出処理を実行
する。
つまり、上述の安全制御では、燃焼状態において鍋
(A)の不存状態が設定許容時間(T3)にわたって継続
したときブザー報知を開始して先ず使用者に対し消火操
作を促し、そして、このブザー報知の開始から設定猶予
時間(T4)にわたって燃焼状態のままで(即ち、使用者
による消火操作が行われないままで)鍋(A)の不存状
態が継続すると、その設定猶予時間(T4)の経過時点で
バーナ(1)を自動消火するようにしてある。
又、設定許容時間(T3)のカウント中や設定猶予時間
(T4)のカウント中に鍋(A)が加熱継続のために五徳
(2)上に戻されれば燃焼を継続するようにしてある。
以上要するに、全体としては、鍋(A)が五徳(2)
上の加熱位置にある状態での消火操作忘れに起因する不
測の過熱については、前述の過熱防止制御をもって確実
に防止し、又、鍋(A)を五徳(2)上の加熱位置から
外す際の消火操作忘れに起因する鍋不存状態での不必要
な燃焼継続については、上述の安全制御をもって確実に
防止するようにしてある。
〔別実施例〕
次に別実施例を列記する。
(イ) 被過熱物(A)は鍋に限定されるものではな
く、又、本発明はコンロ以外の各種調理用過熱装置に適
用できる。
(ロ) 所定加熱位置に被加熱物(A)が存在するか否
かを検出する検出手段の具体的構造及び検出方式は種々
の改良が可能であり、例えば、コンロでは五徳(2)を
検出端とする検出構成を採用しても良い。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の実施例を示し、第1図は
コンロの制御構成図、第2図は回路図、第3図(イ),
(ロ),(ハ)はフローチャートである。 (5)……制御手段、(13)……温度検出手段、(20)
……存否検出手段、(A)……被加熱物、(T3)……設
定許容時間、(T4)……設定猶予時間、(tx)……検出
温度、(ts)……設定温度。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の加熱位置に被加熱物(A)が存在す
    るか否かを検出する存否検出手段(20)を設け、この存
    否検出手段(20)の検出情報に基づき、加熱状態におい
    て前記被加熱物(A)の不存状態が設定許容時間(T3
    にわたって継続したときに継続不存在状態として検出す
    る不存在検出処理を実行し、その不存在検出処理にて継
    続不存在状態が検出されたときに、その設定許容時間
    (T3)の経過時点で報知を開始し、この報知開始から設
    定猶予時間(T4)にわたって前記被加熱物(A)の不存
    状態が継続したときには、前記設定猶予時間(T4)の経
    過時点で加熱を自動停止する安全処理を実行し、かつ、
    前記設定猶予時間(T4)の間に前記存否検出手段(20)
    により前記被加熱物(A)の存在が検出されたときに
    は、加熱状態を継続させて前記不存在検出処理を実行す
    る制御手段(5)を設けた調理用加熱装置。
  2. 【請求項2】前記被加熱物(A)の温度を検出する温度
    検出手段(13)を設け、前記制御手段(5)を、前記温
    度検出手段(13)による検出温度(tx)が設定温度(t
    s)にまで上昇したとき所定の過熱防止制御を実行する
    ように構成してある請求項1記載の調理用加熱装置。
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Cited By (1)

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