JP3020216U - 包装袋 - Google Patents

包装袋

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JP3020216U
JP3020216U JP1995006855U JP685595U JP3020216U JP 3020216 U JP3020216 U JP 3020216U JP 1995006855 U JP1995006855 U JP 1995006855U JP 685595 U JP685595 U JP 685595U JP 3020216 U JP3020216 U JP 3020216U
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packaging bag
layer film
surface layer
bag
hanging
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JP1995006855U
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Inventor
隆生 森實
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みすまる産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一種類の包装袋であっても、安定良く吊下げ
陳列することができ、同時に棚置き陳列用としても対応
可能な商品の包装袋を提供する。 【解決手段】 袋16の上端部に、合成樹脂製の吊下げ
用シート22を延設し、該吊下げ用シート22は、表面
層フィルム28のほうが裏面層フィルム30より溶融温
度が低い複層構造の積層体であり、前記表面層フィルム
28における前記袋16の上縁と対応する箇所近傍に水
平方向の折曲用溝32を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、包装袋に関し、特に祝儀袋や香典袋などの商品の展示販売用の包装 袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、祝儀袋や香典袋などの商品は、透明な合成樹脂フィルムで作製した 包装袋に入れたものを陳列棚に載置するか、又は包装袋ごと吊下げて販売される のが普通である。
【0003】 そして一般に、棚置き陳列用には封筒型包装袋が用いられ、吊下げ陳列用には 包装袋の上端部に吊下げ穴を穿設した吊下げ用シートを設けたものが使用されて いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した二種類の形状の包装袋において、棚置き陳列用の包装 袋を吊下げ陳列用に転用する場合には、吊下げ穴がないため別途吊下穴を有する フックホルダーを設ける必要があり、手間がかかる。
【0005】 同様に、吊下げ用の包装袋を陳列棚に並べる場合には、吊下げ用シートが邪魔 になるため、吊下げ用シートを折り曲げる等別途処置が必要である上に、吊下げ 用シートを袋の背面側に折り曲げた状態で陳列しても、吊下げ用シートは安定し て吊下げられるように厚めのフィルムで丈夫に形成されているので折り曲げにく く、また、吊下げ用シートがすぐ元に戻ってしまうおそれがある。
【0006】 このように、二種類の陳列形態に対応させるためには、二種類の包装袋を用意 する必要が生じ、二重在庫となるおそれがあった。
【0007】 そこで本考案は上記の課題を解決するために考案されたものであり、一種類の 包装袋であっても、安定良く吊下げ陳列することができ、かつ棚置き陳列用とし ても対応可能な商品の包装袋を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本願では、請求項1に記載したように、袋の上 端部に、合成樹脂製の吊下げ用シートを延設し、該吊下げ用シートにおいて該袋 の上縁と対応する箇所近傍に水平方向の折曲用溝を形成した包装袋を考案した。 この包装袋では、合成樹脂製の吊下げ用シートを用いているので、吊下げ陳列 用として使用でき、また、吊下げ用シートを折曲用溝の箇所で袋の背面側に折り 曲げることによって簡単に棚置き陳列用としても転用できる。
【0009】 請求項2に記載の包装袋は、吊下げ用シートが、袋の表部上縁に固着されてい るものである。
【0010】 この包装袋では、吊下げ用シートが袋部上縁に固着されているので、袋の背面 側で商品の出し入れをするときに、吊下げ用シートが邪魔にならない。
【0011】 請求項3に記載の包装袋は、吊下げ用シートが、溶融温度の異なる複数のフィ ルムを積層して形成された積層体であり、該積層体の表面層フィルムは、溶融温 度が他の層より低いフィルムであり、該表面層フィルムに加熱押圧による折曲用 溝を設けたものである。
【0012】 この包装袋では、積層体の表面層フィルムと他の層を形成するフィルムの溶融 温度とが異なるので、表面層フィルム側からの加熱押圧方法により、裏面層フィ ルムに影響を与えることなく表面層フィルムだけに折曲用溝を設けることができ る。
【0013】 積層体を構成するフィルムの溶融温度差が、請求項4に記載したように、10 ℃以上であると、加熱部材の表面温度に少々バラツキがあったとしても、折曲用 溝を確実に形成できる。
【0014】 特に、請求項5の包装袋のように、積層体を形成する複数のフィルムが、組成 の異なる樹脂であれば、溶融温度差を大きくとることができるので、加熱押圧方 法による折曲用溝の形成が容易になる。
【0015】 請求項6のように、積層体を形成する複数のフィルムを、溶融温度の異なるポ リオレフィン系樹脂で形成することができる。
【0016】 請求項7の包装袋では、積層体は、表面層フィルムがポリオレフィン系樹脂、 裏面層フィルムがポリエステル系樹脂又はナイロン系樹脂でできた複層構造をな しているものである。
【0017】 この包装袋では、表面層フィルムと裏面層フィルムとの溶融温度差が大きいの で、表面層フィルムに折曲用溝を容易に設けることができる。
【0018】 請求項8の包装袋では、折曲用溝の底部を丸みを有する形状で形成している。 折曲用溝は、V字型のように鋭く切込まれていると、該溝にかかる引張応力や 曲応力等の応力が切込みの先端部に集中するので、折曲用溝において吊下げ用シ ートが切断されやすくなるが、折曲用溝の底部を丸みを有する形状に形成すれば 、応力が分散するので、吊下げ用シートの切断を防止することができる。
【0019】 折曲用溝の開口部の幅は、請求項9に記載したように、0.3mm〜1.0m mとすることが望ましい。
【0020】 請求項10に記載の包装袋は、表面層フィルムの厚みが30〜150μmであ り、裏面層フィルムの厚みが8〜100μmであって、吊下げ用シートの肉厚を 袋の素材フィルムの肉厚より大としている。
【0021】
【考案の実施の形態】
本考案の包装袋10の実施態様を図1〜図3を参照して詳細に説明する。
【0022】 まず、包装袋10の構成について説明する。
【0023】 図1は、商品19が収納された状態の包装袋10の一部切欠斜視図であり、図 2は、包装袋10の上部の中央縦断面図であり、図3は、包装袋10の吊下げ用 シート22を折曲用溝32の箇所で背面側に折り曲げた状態を示している。
【0024】 本実施例の包装袋10は、蓋片18を有する封筒型の袋16と、該袋16の表 部12の上縁部に糊、接着剤、接着テープなどの接着手段によって固着され、該 袋16の上方に向かって延びる吊下げ用シート22とを有している。24は、固 着部を示している。この表部12と吊下げ用シート22とを固着するためには、 上記の接着手段に限られず、熱融着、あるいは超音波ウエルダーなどの適切な方 法を用いることができる。
【0025】 吊下げ用シート22は、袋16の裏部14に固着することは可能であるが、商 品19の出し入れには、蓋片18を開閉して行うため、表部12側に固着するほ うが望ましい。
【0026】 この袋16の素材としては、通常、収納した商品19を透視できるようにポリ エチレン、ポリプロピレン又は、塩化ビニルなどの透明な合成樹脂製フィルムが 使用される。
【0027】 26は、吊下げ陳列用の吊下げ穴を示している。吊下げ穴26の代わりに、吊 下げ用シート22にU字形の切込みを設けることでも対応できる。
【0028】 吊下げ用シート22は、溶融温度の異なる二種類以上の合成樹脂のフィルムに より表裏二層以上(例えば、接着層を含む三層)に積層され、表面層フィルム2 8には、裏面層フィルム30より溶融温度が低いフィルムを使用している。
【0029】 吊下げ用シート22の表面層フィルム28には、袋16の上縁部に対応する箇 所近傍において、水平方向に折曲用溝32が設けられている。ここで、「袋16 の上縁部に対応する箇所近傍」とは、吊下げ用シート22の固着部24より上方 であるが吊下げ穴26より下方であり、かつ、吊下げ用シート22を折曲用溝3 2から袋16の背面側に向かって折り曲げたときに、袋16の上縁部からあまり 距離をおかない位置をいう。
【0030】 このように、包装袋10は、吊下げ用シート22を設けているので、吊下げ陳 列用として使用する場合には、図1又は図2に示すように、吊下げ用シート22 を袋16の上方に延ばした形状にて、商品19を袋16に収納して使用できる。 また、包装袋10は、吊下げ用シート22の表面層フィルム28に折曲用溝3 2を設けているので、この吊下げ用シート22を折曲用溝32の箇所で袋16の 背面側に折り曲げることにより、同一のものを簡単に棚置き陳列用として転用で きる。
【0031】 表面層フィルム28としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレ フィン系樹脂を用いることができる。これに対して、裏面層フィルム30として は、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのポリエス テル系樹脂又はナイロン系樹脂を用いることができる。
【0032】 しかしながら、例えば、表面層フィルム28にポリエチレン、裏面層フィルム 30にポリプロピレンなどの、表裏層が同じポリオレフィン系樹脂でかつ異なる 組成の樹脂フィルムを用いてもよい。
【0033】 さらに、上記積層体には、同一の組成のものであって、異なる溶融温度を持つ 合成樹脂製フィルム、例えば無延伸フィルムと延伸フィルム等を用いてもよい。 表面層フィルム28にポリプロピレン、裏面層30にポリエチレンテレフタレ ートを用いた場合、両層の厚みをそれぞれ、表面層フィルム28を100μm、 裏面層フィルム30を25μmで吊下げ片22を形成するとよい。このとき、吊 下げ用シート22の厚みは、吊下げ陳列用の際の保形の必要性から、袋16及び 蓋片18の厚みより若干厚く形成する方が好適である。
【0034】 次に、吊下げ用シート22に設けられた折曲用溝32の形成方法について説明 する。
【0035】 折曲用溝32は、積層体の表面層フィルム28の表面から加熱押圧手段を用い ることにより形成されるが、このとき、表面層フィルム28と裏面層フィルム3 0の有する溶融温度差を利用する。たとえば、表面層フィルム28にポリプロピ レン、裏面層フィルム30にポリエチレンテレフタレートを用いた場合、表面層 フィルム28の溶融温度は約130℃、裏面層フィルム30の溶融温度は300 ℃以上である。この表裏層フィルムの溶融温度差を利用して、両温度差の中間程 度の温度で表面層フィルム28の表面から加熱部材を押圧すると、裏面層フィル ム30には影響を及ぼすことなく、表面層フィルム28に略U字形の折曲用溝3 2を形成することができる。なお、溶融による折曲用溝32の形成においては、 積層体を構成するフィルム間の溶融温度差が小さいと、加熱部材の表面温度にバ ラツキが生じた場合に、裏面層フィルム30にも影響を及ぼすおそれがあって、 折曲用溝32をうまく形成できないことがある。そのため好ましくは、表裏層フ ィルムの間の溶融温度差が10℃以上ある積層体を用いるほうがよい。
【0036】 さらに吊下げ用シート22の折曲用溝32の形状について説明する。
【0037】 表面層フィルム28に設けられた折曲用溝32の底部は、V字型のように鋭く 切込まれていると、該溝32にかかる引張応力や曲応力等の応力が切込みの先端 部に集中するので、折曲用溝32において吊下げ用シート22が切断されやすく なる。そこで、吊下げ用シート22の切断を防止するために折曲用溝の底部を丸 みを有する形状に形成して、応力を分散させる方が望ましい。
【0038】 また、図2に示す折返用溝32の開口部の幅Dは、1.0mmを越えると吊り 下げシート22の強度が低下してしまうおそれがある。また、0.3mm以下の 幅Dであると、開口部の底部に局部的に応力がかかるので、折曲用溝32におい て切れやすくなってしまう。そこで、開口部の幅Dは、0.3mm〜1.0mm の範囲に納めるのが望ましい。
【0039】 ここで、折曲用溝32を設ける面は、表面側に限られず、裏面側に設けても良 い。また、袋16の形状は、実施例のものに限られないことはいうまでもない。
【0040】
【考案の効果】
上記したように、本考案の包装袋では、吊り下げ用シートが、合成樹脂によっ て積層されたフィルムでできているので、強度的に問題のない形で安定良く吊下 げ陳列用として使用できるとともに、吊下げ用シートに設けられた折曲用溝を袋 本体の背面側に折り曲げることにより棚置き陳列用としても使用できる。
【0041】 したがって、小売店の二種類の陳列形態に一種類の包装袋で対応できるので、 二重在庫となることはなく、コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】商品19が収納された状態の包装袋10の一部
切欠斜視図である。
【図2】包装袋10の上部の中央縦断面図である。
【図3】包装袋10の吊下げ用シート22を折曲用溝3
2の箇所で背面側に折り曲げた状態を示している。
【符号の説明】
10……包装袋 12……表部 16……袋 22……吊下げ用シート 24……固着部 28……表面層フィルム 30……裏面層フィルム 32……折曲用溝

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋の上端部に、合成樹脂製の吊下げ用シー
    トを延設し、該吊下げ用シートにおいて該袋の上縁と対
    応する箇所近傍に水平方向の折曲用溝を形成したことを
    特徴とする包装袋。
  2. 【請求項2】吊下げ用シートが、袋の表部上縁に固着さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 【請求項3】吊下げ用シートが、溶融温度の異なる複数
    のフィルムを積層して形成された積層体であり、該積層
    体の表面層フィルムは、溶融温度が他の層より低いフィ
    ルムであり、該表面層フィルムに加熱押圧による折曲用
    溝を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の包
    装袋。
  4. 【請求項4】積層体を形成する複数のフィルムの溶融温
    度差が、10℃以上であることを特徴とする請求項3に
    記載の包装袋。
  5. 【請求項5】積層体を形成する複数のフィルムが、組成
    の異なる樹脂よりなることを特徴とする請求項3又は4
    に記載の包装袋。
  6. 【請求項6】積層体を形成する複数のフィルムが、溶融
    温度の異なるポリオレフィン系樹脂よりなることを特徴
    とする請求項3又は4に記載の包装袋。
  7. 【請求項7】積層体は、表面層フィルムがポリオレフィ
    ン系樹脂、裏面層フィルムがポリエステル系樹脂又はナ
    イロン系樹脂でできた複層構造をなしていることを特徴
    とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の包装袋。
  8. 【請求項8】折曲用溝の底部が丸みを有する形状である
    ことを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の
    包装袋。
  9. 【請求項9】折曲用溝の開口部の幅が、0.3mm〜
    1.0mmであることを特徴とする請求項2〜8のいず
    れか1項に記載の包装袋。
  10. 【請求項10】表面層フィルムの厚みが30〜150μ
    mであり、裏面層フィルムの厚みが、8〜100μmで
    あって、吊下げ用シートの肉厚が袋の素材フィルムの肉
    厚より大であることを特徴とする請求項7に記載の包装
    袋。
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