JP3015177B2 - 光カード再生装置 - Google Patents

光カード再生装置

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JP3015177B2
JP3015177B2 JP3333662A JP33366291A JP3015177B2 JP 3015177 B2 JP3015177 B2 JP 3015177B2 JP 3333662 A JP3333662 A JP 3333662A JP 33366291 A JP33366291 A JP 33366291A JP 3015177 B2 JP3015177 B2 JP 3015177B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光カードに記録された
情報を光を用いて再生する光カード再生装置に係り、特
に平面上に分布した複数の光電変換素子がX方向の第1
のアドレスとY方向の第2のアドレスにより指定可能な
2次元固体撮像手段を備えた光カード再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光カード上に記録されているピッ
ト列を読みとる場合、カードをトラック方向に動かすこ
とによって、レーザなどのスポット光でカード上のピッ
ト列を一次元的に走査し、ディテクタから得られた時系
列的なデータ信号を復調するのが一般的であった。
【0003】特開平2−223064号公報に示されて
いるように、セルフクロック変調方式で記録されたデー
タを再生するには、各データピットの間隔を読み取るこ
とにより行われる。半導体レーザLDから照射された光
は、光学系によってカード上SP2に集光され、反射光
はフォトダイオードPDによってディテクトされる。そ
の反射光量によってピットの有無が、ピット検出信号と
して取り出されている。セルフクロック方式の変調方式
で記録されたこの信号では、ピット検出信号から、クロ
ック信号としてPLL等を用いて同期信号が作り出され
る。この同期信号のタイミングによってピット検出信号
から復調データが生成される。ピット検出信号は、記録
媒体のトラック方向の駆動によって時系列的に取り出さ
れる信号である。データの記録の有効性、記録の有無
は、通常、データ記録領域に2値化信号が検出されるか
どうかで決められる。
【0004】また、本出願人は、特開平2−14193
2号公報において、単一もしくは複数の光ビームを複数
のトラックに照射して、複数のトラックを同時に読み取
るものを開示している。各トラックは、検出素子等を用
いてデータのリードが行われている。各トラックには、
それぞれ検出素子1個が割り当てられ、一個一個の検出
素子は独立であり、検出される信号は、前記の特開平2
−223064号公報と同じく時系列的なものである。
【0005】光カードのようなライトワンスのメディア
では、書き込みの前に、書き込もうとする領域が書き込
み済みであるかブランク(未記録)であるかを判定し、
書き込み済みの場合には、その領域には書き込まないと
いうことが一般に行われており、ブランク(未記録)ト
ラックの正確な判定が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】書き込みの際に、も
し、誤って書き込み済みのトラックの上に重ねて書き込
んでしまう(2重書き)と、書き込んだデータを読めな
くなるだけでなく、前回書き込んだデータもリードでき
なくなるという問題がある。また、リードの際にも、2
重書きであることが判定されなければ、無駄の復調を行
うこととなる。
【0007】前記従来技術に示したように、光カードに
記録されたピットを光ビームで走査し、検出信号を時系
列的に読み出す方式では、検出信号が時系列的に読み出
されるので、外乱等により、誤って書き込み済みのトラ
ックをブランク(未記録)であると判定したり、また2
重書きされたトラックを復調したりすることがあり、デ
ータを正確に復調できないという問題点がある。
【0008】本発明は、前記問題点に鑑みてなされたも
ので、カードの記録領域の状態を正確かつ高速に判定
し、確実な書き込み処理、高速な読み込み処理を行うこ
とのできる光カード再生装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決する手段】本発明の光カード再生装置は、
情報をピット列として記録する複数のトラックと、この
トラックを分割するトラックガイドを記録面に有する光
カードからの情報を再生する光カード再生装置におい
て、光ビームを照射して前記光カード記録面上に集光す
る照射手段と、行方向のアドレスである行アドレスと列
方向のアドレスである列行アドレスにより指定可能な平
面上に分布した複数の光電変換素子を有し、前記照射手
段からの光ビームより前記光カード記録面上の像を撮像
する2次元固体撮像手段と、前記複数の光電変換素子の
前記行アドレスを生成する行アドレス生成手段と、前記
複数の光電変換素子の前記列アドレスを生成する列アド
レス生成手段と、前記2次元固体撮像手段からの撮像信
号を2値化する2値化手段と、前記2値化手段からの2
値化信号により、前記2次元固体撮像手段上に結像した
前記トラックガイドの該行アドレスまたは該列アドレス
を検出するトラックガイド検出手段と、前記トラックガ
イド検出手段よって検出された該トラックガイドの行ア
ドレスまたは列アドレスより、該トラック上のピット列
をトラック方向に加算して該トラックの記録状態を判定
するトラック判定手段とを備えている。
【0010】
【作用】前記トラックガイド検出手段により該トラック
ガイドのアドレスを検出し、前記トラック判定手段によ
りトラックの記録状態を判定する。
【0011】
【実施例】図を参照して、本発明の実施例について説明
する。
【0012】図1ないし図10は一実施例に係わり、図
1は光カード再生装置の概略の構成を示す構成図、図2
はCMD制御回路の構成を示すブロック図、図3は光カ
ードの構成を説明する説明図、図4は光カードに記録パ
ターンを説明する説明図、図5はCMDセンサの構成を
示す構成図、図6はCMDセンサの基本動作を示すタイ
ミング図、図7はCMDセンサによる光カードの読み取
り動作の流れを示すフローチャート、図8はCMDセン
サによる光カードの読み取り動作を説明する説明図、図
9はトラックガイド検出時のタイミング図、図10はデ
ータピット検出時のタイミング図、図11は光カードの
記録状態と加算信号を説明する説明図、図12は光カー
ドの読み取り動作のタイミングを説明する説明図であ
る。
【0013】一実施例の光カード再生装置は、図1に示
すように、情報が記録されている光カード1に供給され
る光ビーム27を発光する、たとえば、半導体レーザか
らなる発光素子2と、この発光素子2が発光した前記光
ビーム27を平行光にするコリメートレンズ3と、この
コリメートレンズ3により平行光となった前記光ビーム
27を前記光カードの記録面に集光させる対物レンズ4
と、前記光カードの記録面により反射し前記対物レンズ
4を介した前記光ビーム27を所望の角度、たとえば、
直角に反射させるミラー5と、このミラー5により反射
した前記光ビーム27をビームスプリッタ7を介してC
MDセンサ8に集光させる結像レンズ6と、前記CMD
センサ8を駆動制御するCMD制御回路30と、前記ミ
ラー5により反射し前記結像レンズ6及び前記ビームス
プリッタ7を介した前記光ビーム27によりフォーカス
状態を検出するフォーカス用検出器8と、前記フォーカ
ス用検出器8により検出されたフォーカス状態に基づい
て前記対物レンズ4をフォーカス制御する対物レンズ駆
動部10と、後述するトラック方向に前記光カードを往
復運動させるカード駆動装置11と、カード駆動装置1
1により駆動された該光カードが所定の位置に位置して
いるかを検出するカード位置センサ12とを備えて構成
されている。
【0014】図3に示すように、前記光カード1は、該
光カード1の長手方向であるトラック方向26に直線状
のパターンとして設けられた複数のトラックガイド13
と、この複数のトラックガイド13間に設けられたデー
タが記録された複数のトラック14とから構成され、そ
れぞれのトラック14は、前記光カード1の長手方向
に、トラック番号などのトラック14のIDデータが記
録されたID部1aと記録データが記録されたデータ記
録部1bとからなり、この光カード1の側部には前記ト
ラックガイド13のみ設けられたカード側部1cを備え
ている。
【0015】前記データ記録部1bには、図4に示すよ
うに、前記トラックガイド13によってはさまれた部分
である前記の各トラック14上に、反射率の異なるデー
タピット16が記録されている。また、図示はしない
が、同様に前記ID部1aにも反射率の異なるピットに
よりIDデータが記録されている。
【0016】図5に示すように、前記CMDセンサ8
は、MOS型フォトトランジスタCMDの2次元の集合
体で、X(行)方向、Y(列)方向のアドレスを指定し
て、任意のフォトトランジスタ素子21を非破壊読み出
しすることができるセンサである。たとえば、行アドレ
ス17、列アドレス18にそれぞれ1を与えると、行選
択回路19、列選択回路20によりデコードされて、列
C1がアクティブとなりMOSスイッチ22がONする
とともに、行L1がアクティブとなり行L1にあるフォ
トトランジスタ素子が選択され、結局行L1、列C1に
あるフォトトランジスタ素子23に蓄積された電荷が増
幅器である出力回路24によって増幅され、CMD出力
として出力されるようになっている。
【0017】従って、ある列LXのスキャンは、図6に
示すように、前記行選択回路19によりLXをアクティ
ブにし、前記列選択回路20により列C1,C2,…C
nを順に選択して行う。リセット時には、LXとCMD
リセット信号24を同時にアクティブにすることによ
り、フォトトランジスタ素子に蓄積された電荷が放電さ
れリセットされる。尚、CMD素子の詳細については、
「ゲート蓄積型MOSフォトトランジスタイメージセン
サ」テレビジョン学会誌 Vol.41 No.11 (1987)等に開示
されているので説明は省略する。
【0018】前記CMD制御回路30は、図2に示すよ
うに、前記CMDセンサ8の行アドレスを発生する行ア
ドレス発生回路31と、前記CMDセンサ8の列アドレ
スを発生する列アドレス発生回路32と、前記発光素子
2の発光のタイミングを指定するとともに前記行アドレ
ス発生回路31及び列アドレス発生回路32にアドレス
を指定するタイミングコントローラ33と、前記行アド
レス発生回路31及び列アドレス発生回路32により発
生された行アドレス及び列アドレスに対応したCMDセ
ンサ8の出力を所定の比較レベルと比較することにより
2値化する2値化回路34と、CMDセンサ8のたとえ
ば行方向の加算信号を所定の比較レベルr1,r2と比
較することにより記録領域の状態を判定し前記タイミン
グコントローラ33に判定結果を出力するレベル判定回
路44とを備えて構成されている。
【0019】さらに、前記CMD制御回路30は、前記
行アドレス発生回路31及び列アドレス発生回路32に
より前記CMDセンサ8をスキャンすることにより、前
記行アドレス発生回路31及び列アドレス発生回路32
が発生する行アドレス及び列アドレスと前記2値化回路
34の2値化信号35とから前記データピット16(図
4参照)の間隔を測定するデータ間隔測定回路36と、
同様に前記CMDセンサ8をスキャンすることにより、
前記2値化信号35より前記トラックガイド13の列ア
ドレスを検出するトラックガイド列アドレス検出回路3
7と、前記データ間隔測定回路36が測定した前記デー
タピット16(図4参照)の間隔から記録されたデータ
を復調する復調回路38とを備えている。
【0020】前記トラックガイド列アドレス検出回路3
7は、前記CMDセンサ8をスキャンすることにより、
前記2値化信号35の周波数を、たとえば、電圧に変換
し測定する周波数変換回路39と、この周波数変換回路
39により測定された電圧が所定の電圧Vref1とVref2
の間にあるかどうかを比較する比較回路40と、前記比
較回路により前記周波数変換回路39により測定された
電圧が所定の電圧Vref1とVref2の間にある場合前記2
値化信号35を出力するゲート回路41と、このゲート
回路41が出力する所定周波数の2値化信号42と前記
タイミングコントローラ33からの前記CMDセンサ8
のスキャン列アドレスとを入力することにより該2値化
信号42に対応する列アドレスを保持するトラックガイ
ド列アドレス保持回路43とから構成されている。
【0021】尚、前記所定の電圧Vref1とVref2の中間
電圧は前記CMDセンサ8が前記トラックガイド13の
みをスキャンしたときに再生される2値化信号の周波数
に対応した電圧であり、従って、前記比較回路40は、
前記2値化信号35が前記トラックガイド13による2
値化信号であるかどうかを比較する。
【0022】また、CMDセンサ8は、発光素子2をフ
ラッシュ発光し光カード1の一部を写し、所望のデータ
を得た後、CMDセンサ8をリセットして電荷を放電
し、カード駆動装置11により光カード1を移動させ
て、発光素子2を再度フラッシュ発光し、続きのデータ
を取り込むというように、部分部分に分けてデータを取
り込み、復調するようになっている。
【0023】このように構成された一実施例の光カード
再生装置の作用について、図7ないし図11を用いて説
明する。尚、図8は前記CMDセンサ8の表面に図4に
示した前記光カード1の記録パターンが結像した状態を
示している。
【0024】光カード再生装置は、図7に示すように、
ステップ(以下、Sと略記する)1で光源である発光素
子2をフラッシュ発光する。
【0025】S2で、タイミングコントローラ33は、
CMDセンサ8の行を固定して列方向にスキャンさせる
ように、前記行アドレス発生回路31及び列アドレス発
生回路32にそれぞれ行アドレス及び列アドレスを指定
する。たとえば、図8に示すように、行位置Bでのスキ
ャン信号Bは、トラック14内のデータピット16を検
出するためトラックガイド13とデータピット16とを
含んだ信号となり、比較回路40によりゲート回路41
が閉じているのでトラックガイド列アドレス保持回路4
3にはスキャン信号Bに対応した列アドレスは保持され
ない。次に、行位置を変更してスキャンを行い、たとえ
ば、行位置Aでのスキャン信号Aは行位置A上にトラッ
ク14内のデータピットが無いために、トラックガイド
13のみの信号となる。従って、ゲート回路41が開
き、このときのスキャン信号Aに対応した列アドレスが
トラックガイド列アドレス保持回路43に保持される。
このようにして、トラックガイド13のみのスキャン信
号を検出しトラックガイドに対応する2値化信号42を
得、トラックガイドの列アドレスを得る。タイミングコ
ントローラ33は、この得られた列アドレスの近接する
列の中間アドレスを演算し、この中間アドレスがデータ
ピット16の列アドレスとして記憶する。
【0026】このときのタイミングを図9に示す。
【0027】S3で、タイミングコントローラ33は、
図11に示すように、S2で記憶されたデータピット1
6の列アドレスを固定し、行方向に加算し、レベル判定
回路44は加算信号を得る。たとえば正常に記録された
正常記録トラック14aにおける加算信号レベルはr1
とr2の間となり、2重書きトラック14bではr1以
下となり、さらにブランクトラック14cではr2以上
となる。このようにしてレベル判定回路44により、固
定した列アドレスXiでの加算信号を判定する。この結
果をタイミングコントローラ33に出力し、タイミング
コントローラ33は列アドレスXiのトラックの状態を
記憶する。尚、書き込み済みのトラックの場合、書き込
みエラー等を起こして書き込みが中断されたトラックで
も、トラックのはじめでは必ず書き込まれているので、
トラックのはじめで1度判定を行えば十分である。
【0028】S4でレベル判定回路44の判定により、
トラックが2重書きトラックならばS5に進み、2重書
き検出処理を行い、またトラックがブランクトラックな
らばS6に進み、ブランク検出処理を行い、さらにトラ
ックが正常記録トラックならばS7に進む。
【0029】S7で、再び発光素子2をフラッシュ発光
する。
【0030】S8で、タイミングコントローラ33は、
S2で記憶されたデータピット16の列アドレスを固定
し、行方向スキャンさせるように、前記行アドレス発生
回路31及び列アドレス発生回路32にそれぞれ行アド
レス及び列アドレスを指定する。たとえば列位置Cでの
スキャン信号Cは、データピット16a,16b,16
c…に対応した信号となり、2値化回路34で2値化信
号を得る。S9で、データ間隔測定回路36は、S8で
得られた2値化信号とこの2値化信号に対応する行アド
レス及び列アドレスからデータピット間隔を測定する。
【0031】S10でタイミングコントローラ33は、
データピットの行アドレス及び列アドレスを記憶すると
共に、前回のデータピットの行アドレス及び列アドレス
と比較し光カードの移動速度を算出し、最小ピット記録
間隔時間1τ時間経過後、CMDセンサ8をリセットし
て電荷を放電し、カード駆動装置11により光カード1
を移動させて、再度光源である発光素子2をフラッシュ
発光させるためにS7に戻る。すなわち、図12におい
て、たとえば、フラッシュ発光周期は、光カード1が最
小データピット間隔aを移動する時間を基準とする。時
刻T1の時に、図12(A)のようにCMDセンサ8上
に写るトラック45は、次のフラッシュ発光時刻T2で
は、図12(B)のようになる。
【0032】データピット46、47のCMDセンサ8
上の像は、時刻T1から時刻T2までの光カード1の移
動により、本来最小データピット間隔aだけ移動するは
ずであるが、光カード1の移動速度にムラがあったり、
データピットの記録位置がわずかにずれていたりするこ
とによるジッタにより、正確に最小データピット間隔a
だけ移動することは少ない。
【0033】しかしながら、これらのジッタによる影響
を考慮しても、移動後のデータピット46、47は、最
小データピット間隔a離れた位置の近傍にあると予想で
きる。
【0034】そこで、タイミングコントローラ33は、
光源である発光素子2をフラッシュ発光し、CMDセン
サ8の各素子上のデータピット46、47、…の位置を
検出し、前回のフラッシュ発光時の位置から0.5a〜
1.5aの範囲内にデータピットがあるかどうかを調
べ、範囲内にある場合にはその移動量x1、x2、…を
データピット46、47、…の移動量とし、データピッ
ト46、47、…の位置を算出し記憶する。
【0035】さらに、タイミングコントローラ33は、
CMDセンサ8上の全データピットに対して、実際の移
動量の平均をとって、実際の光カード1の移動速度Vを
計算し、移動速度Vにより光カード1の移動ムラ等のジ
ッタの影響をキャンセルするようなタイミングで発光素
子をフラッシュ発光させる信号を生成する。全ピットの
平均をとることにより、個々のジッタはキャンセルさ
れ、光カード1の移動に正しく追従することができる。
【0036】これを繰り返してピット間隔を記憶し、S
11で、復調回路38はS9で得られたデータピット間
隔を復調することによりデータを再生する。未記録の場
合、書き込みを行う場合には、この時点(トラックのは
じめ)でブランクと判定し、ライトビームでデータの書
き込みを行っていく。
【0037】このときのタイミングを図10に示す。
【0038】尚、フラッシュ発光周期は、光カード1が
最小データピット間隔aを移動する時間を基準とした
が、これに限らず、図12のデータピット48、49の
間隔a’を移動する時間を基準としてもよく、この場合
全体のフラッシュ発光回数は少なくるとともに、ジッタ
補正のために平均できるデータピットの数も少なくな
る。
【0039】また、実際の光カード1の移動速度を求め
る方法として、全データピットの実際の移動量の平均を
とって行うとしたが、これに限らず、平均するのではな
く、図12における移動量x1のみにより実際の光カー
ド1の移動速度を求めてもよい。
【0040】さらに、フラッシュ発光のタイミングは、
フラッシュ発光時間が光カード1の移動速度に比べて十
分短ければ、光カード1を連続的に移動させながらフラ
ッシュ発光させても良いし、また、フラッシュ発光時に
光カード1の移動を停止し、フラッシュ発光後に光カー
ド1を再度移動させるように、光カード1を間欠的に移
動させながらフラッシュ発光させても良い。
【0041】また、上記実施例では2重書きとブランク
検出を共に行う構成としたが、これに限らず、2重書き
のみ、あるいはブランクのみを検出するようにしても良
い。
【0042】さらに、上記実施例では光カードを駆動し
て平行移動させ、データの再生を行うとしたが、これに
限らず、たとえば、光学系により光カードの記録面全体
をCMDセンサの結像面に結像させるようにしてもよ
い。
【0043】このような一実施例の光カード再生装置で
は、CMDセンサ8からの加算信号からレベル判定回路
44によりトラックの記録状態が正常記録状態、2重書
き状態またはブランク状態かを正確かつ高速に判定でき
るので、正常に記録されたデータを正確に復調すること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、本
発明の光カード再生装置は、カードの記録領域の状態を
正確かつ高速に判定し、確実な書き込み処理、高速な読
み込み処理を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例に係る光カード再生装置の概略の構
成を示す構成図である。
【図2】 一実施例に係るCMD制御回路の構成を示す
ブロック図である。
【図3】 一実施例に係る光カードの構成を説明する説
明図である。
【図4】 一実施例に係る光カードに記録パターンを説
明する説明図である。
【図5】 一実施例に係るCMDセンサの構成を示す構
成図である。
【図6】 一実施例に係るCMDセンサの基本動作を示
すタイミング図である。
【図7】 一実施例に係るCMDセンサによる光カード
の読み取り動作の流れを示すフローチャートである。
【図8】 一実施例に係るCMDセンサによる光カード
の読み取り動作を説明する説明図である。
【図9】 一実施例に係るトラックガイド検出時のタイ
ミング図である。
【図10】一実施例に係るデータピット検出時のタイミ
ング図である。
【図11】一実施例に係る光カードの記録状態と加算信
号を説明する説明図である。
【図12】一実施例に係る光カードの読み取り動作のタ
イミングを説明する説明図である。
【符号の説明】
8…CMDセンサ 30…CMD制御回路 31…行アドレス発生回路 32…列アドレス発生回路 33…タイミングコントローラ 34…2値化回路 36…データ間隔測定回路 37…トラックガイド列アドレス検出回路 38…復調回路 43…トラックガイド列アドレス保持回路 44…レベル判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013 G11B 19/02 521 G11B 21/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報をピット列として記録する複数のト
    ラックと、このトラックを分割するトラックガイドを記
    録面に有する光カードからの情報を再生する光カード再
    生装置において、 光ビームを照射して前記光カード記録面上に集光する照
    射手段と、 行方向のアドレスである行アドレスと列方向のアドレス
    である列行アドレスにより指定可能な平面上に分布した
    複数の光電変換素子を有し、前記照射手段からの光ビー
    ムより前記光カード記録面上の像を撮像する2次元固体
    撮像手段と、 前記複数の光電変換素子の前記行アドレスを生成する行
    アドレス生成手段と、 前記複数の光電変換素子の前記列アドレスを生成する列
    アドレス生成手段と、 前記2次元固体撮像手段からの撮像信号を2値化する2
    値化手段と、 前記2値化手段からの2値化信号により、前記2次元固
    体撮像手段上に結像した前記トラックガイドの該行アド
    レスまたは該列アドレスを検出するトラックガイド検出
    手段と、 前記トラックガイド検出手段よって検出された該トラッ
    クガイドの行アドレスまたは列アドレスより、トラック
    上のピット列をトラック方向に加算して該トラックの記
    録状態を判定するトラック判定手段とを備えたことを特
    徴とする光カード再生装置。
JP3333662A 1991-11-05 1991-12-17 光カード再生装置 Expired - Lifetime JP3015177B2 (ja)

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JP3333662A JP3015177B2 (ja) 1991-12-17 1991-12-17 光カード再生装置
US07/971,066 US5291463A (en) 1991-11-05 1992-11-03 Optical card reproducing apparatus for reproducing information with a two-dimensional solid-state imaging device
EP92118969A EP0542135B1 (en) 1991-11-05 1992-11-05 An optical card reading apparatus for reading information with a two-dimensional solid-state imaging device
DE69220757T DE69220757T2 (de) 1991-11-05 1992-11-05 Optisches Wiedergabegerät für Karten zur Wiedergabe von Information mittels 2-dimensionaler Halbleiter-Bildwandlervorrichtung

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