JP3013193B2 - 編み機 - Google Patents

編み機

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JP3013193B2
JP3013193B2 JP2302291A JP30229190A JP3013193B2 JP 3013193 B2 JP3013193 B2 JP 3013193B2 JP 2302291 A JP2302291 A JP 2302291A JP 30229190 A JP30229190 A JP 30229190A JP 3013193 B2 JP3013193 B2 JP 3013193B2
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シュヌレル ハンス
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ジプラ パテントエントビクルングス―ウント ベタイリグングスゲゼルシャフト エムベーハー
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B15/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
    • D04B15/66Devices for determining or controlling patterns ; Programme-control arrangements
    • D04B15/82Devices for determining or controlling patterns ; Programme-control arrangements characterised by the needle cams used
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B15/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
    • D04B15/32Cam systems or assemblies for operating knitting instruments
    • D04B15/327Cam systems or assemblies for operating knitting instruments for stitch-length regulation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は編み機に関し、更に具体的には、特許請求の
範囲の請求項1の前文に記載された種類の編み機に関す
る。
(従来の技術) 編み機に装備できるカム部分は、基本的に3種類あ
る。
まず、第1の種類のカム部分は、そのキャリアに永久
に又は容易に交換可能に装着されるカム部分である。こ
れらのカム部分は、一般に編みツールのベッド側のキャ
リアの前面に装着され、キャリアの前面に刻設された溝
形状の閉じたカム通路を備えているか、あるいは複数の
カム部分から形成された閉じたカム通路をカム部分の外
形輪郭と共に形成している。これらの混成形状も知られ
ている。このような構成において、保持手段は固定手段
と、主にキャリアの前面に設けられたねじ穴とから構成
され、そのねじ穴はその中心軸がベッド方向に向かって
延びており、カム部分を通り抜けた固定ネジを受け入れ
るようになっている。そのようにしてカム部分はキャリ
アに固着され、それが取り付けられたあと、ベッドから
所定の間隔に保持されている。この間隔はカムの遊びと
呼ばれている。これらの固定手段のほかに、この構成で
は別の位置決め部品がキャリアとカム部分に設けられて
おり、この位置決め部品はピン、穴などの形体をしてお
り、固定手段の軸方向又は動作方向に直交する全方向に
カム部分の位置を固定するものである(例えば、米国特
許出願第4,037,434号明細書、ドイツ特許第25 44 197号
と第27 46 725号明細書、ドイツ出願公開(DE−OS)第2
8 07 206号明細書およびドイツ実用新案第80 28 544号
明細書)。カム部分が平行六面体又は立方体の形状をし
ていて、そこに複数のカム通路が設けられ、異なる位置
でキャリアに取付け可能な構成であるときは、適当な固
定ねじが使用されている(ドイツ特許出願第23 66 173
号およびドイツ出願公告(DE−AS)第22 42 169号明細
書)。また、複数のカム部分を単一の固定ねじによって
キャリアに取り付けることによって、交換作業を迅速化
するようにしたものも知られている(欧州特許EU0 314
062)。固定ねじを使用する代わりに、カム部分を最終
的にキャリアに取り付ける手段として、相互にかみ合う
部品を使用して交換をより迅速化したもの(ドイツ特許
第1 938 891号明細書)、接着、圧接、溶接、ロウ付
け、その他の方法を使用したもの(ドイツ実用新案第79
10 547号および第79 10 610号)も知られている。
2番目の種類のカム部分は編みツールのベッドに平行
に変位可能なキャリア部品に装着されて、例えばステッ
チの長さを調整可能にしたり、編成作業に関係する他の
機能を実行できるようにしている。この場合も、カム部
分は固定手段によってキャリアの可動部品に取り付けら
れている(米国特許第350,794号、ドイツ出願公開(DE
−OS)第22 45 416号、ドイツ特許第30 02 540号および
第31 04 298号明細書)。この構成では、カムの遊び
は、一般にベッドに平行になったかみ合いガイドに配置
された可動部品によって一定に保たれている。
第3の種類のカム部分は、本発明の目的から見たとき
全く利用価値がないものであるが、編みツールのベッド
の方向に変位可能になったキャリア部分に取り付けられ
て、カム部分の交換を迅速化し、あるいはカム部分を前
後に動かすことによってカム部分が編みツールに作用す
るのを制御している(ドイツ出願公告(DE−AS)第15 8
5 412号および第20 53 856号、ドイツ出願公開(DE−O
S)第25 56 374号)。この構成では、カム部分をキャリ
アの可動部品に取り付けることは、他の方法では意図す
る機能が得られないので、不可欠である。更に、ベッド
方向への前進移動は、一般にかみ合い作用などを行なう
突当たり部分によって制限されている。
(発明が解決しようとする問題点) 編み機技術が出現した当時以来、本発明が課題として
いる第1種と第2種のカム部分は、第3種のカム部分と
同様に、固定ねじ又は他の固定手段によってキャリアに
固定されて動かないようになっており、他方、キャリア
は、編み機に固定さているか、あるいは移動可能に装着
されていた。第1種と第2種のカム部分を製造し、取り
付け、そして交換する場合、そのような固定方法による
と、製造費と組立費が莫大なものになることが一般に知
られているにもかかわらず、この固定方法がとられてい
る。他方、高度の丸編み機の場合には、非常に小さなカ
ム部分を使用すると、固定ねじと位置決め部品を取り付
けるための空間が殆どなくなり、また、取付け又は交換
作業を迅速化するための上述した手段(ドイツ特許第19
38 891号明細書、ドイツ出願公開(DE−OS)第37 33 8
11号および欧州特許EU第0 314 062号明細書)は、製造
費が更に増加するとか、許容誤差(精度)が維持できな
いという問題が生じる、といった種々の理由により、常
に使用できるとは限らない。
(問題点を解決するための手段) これに対して、本発明は本明細書の冒頭で述べた種類
の編み機、つまり、カム部分を備えている編み機におい
て、製造費の点でより利点が得られると共に、時間と空
間を節減し、更に、カム部分をそのキャリアに固定的に
取り付ける場合にも、交換可能に取り付ける場合にも適
し、そのために使用される固定手段の使用に冗長性をも
たせる、より単純化された保持手段を提供することを課
題とし、かつ目的としている。
このような目的を達成する本発明の編み機は、ランド
と、ランド間に変位可能に装着され、シャンクとバット
を備えた編みツールと、編みツールを制御することを目
的とし、カム・プレートから構成されたカム構造とを備
えた少なくとも1つのベッドと、カム・プレートに取り
付けられた少なくとも1つのキャリアと、キャリアによ
って保持された少なくとも1つのカム部分と、キャリア
上に設けられ、カム部分をキャリアに保持するためにベ
ッドの前方に延び、キャリアが分解された状態におい
て、カム部分をその前面から取り付け又は取り外すこと
を可能にする少なくとも1つの保持手段を備えてなる編
み機において、保持手段は、ベッドの前方に延びたスラ
イド・ガイドからなり、このスライド・ガイドによっ
て、カム部分が摺動ばめによって、かつ固定手段を使用
しないでキャリアに変位可能に取り付けられており、キ
ャリアが取り付けられた状態においては、カム部分が摺
動できる範囲が一方の側ではキャリアによって規制さ
れ、他方の側ではランド又は編みツールによって規制さ
れていることを特徴としている。
本発明の別の特徴は、特許請求の範囲の請求項2およ
びそれ以降の請求項に記載されている通りである。
(作用、効果) 本発明によれば、カム部分が編みツールを受け入れる
ベッドとキャリアの突当たり部分との間を摺動又は押込
みばめによって案内されるときに、ベッドの方向にカム
部分を固定する必要がないという、驚くべき利点が得ら
れる。このことに関連して、摺動ガイドによって、カム
部分は編み針ベッドの方向にだけでなく、編み針ベッド
に直交する方向にも移動させることが可能である。カム
部分が偶然にベッドのランド又は編みツールに突き当た
っても危険が全くなく、また摩擦が大幅に増加すること
もない。カム部分がその取付け時又は取外し時の過程
で、キャリアから外れて落下するということは簡単に防
止できる。これは、摺動ガイドを十分に長くし、特に通
常のカムの遊びに相当するものよりも長くすることによ
り、あるいはバナナ形状のピン又はプラグのような締付
けスプリングを備えたピン又は類似手段を使用すること
によって可能である。固定手段を使用しなくても、カム
部分をキャリアに取り付けることを初めて可能にしたの
が本発明の特徴である。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について、添付図面を参照して
詳しく説明する。
第1図は丸編み機の詳細図であり、本発明の理解を容
易にするために示したものである。第1図に示すよう
に、丸編み機は編み針円筒の形体をした第1ベッド1を
装備し、この第1ベッドは垂直方向の壁、バー、溝を形
成する案内ウェブ又はランド2からなり、ここに編みツ
ール3、つまり、この例ではバット4とシャンク5をも
つ編み針が摺動可能に装着されている。第1ベッド1の
上方には、半径方向に設けられたランドをもつシンカ・
リング形体の第2ベッド6が配置され、これらのランド
の間に別の編みツール7、つまり、この例ではバット8
をもつシンカが摺動可能に装着されている。編みツール
3と7はカム機構9と10によって制御され、カム機構の
各々は、それぞれのカム・プレート11と12と、カム・プ
レートに固着された少なくとも1つのキャリア14、15
と、それぞれのキャリアに取り付けられ、編みツール3
と7のバット4と8に公知のように作用する少なくとも
1つのカム部分16、17とから構成されている。この構成
では、ベッド1、6とカム機構9、10を、編みツール
3、7の長手方向に直交する方向に、かつそれぞれのベ
ッド1、6に平行に、つまり、矢印v、wに直交する方
向に相互に対して移動すると同時に、編みツール3、7
は使用されるそれぞれのカム部分に応じて、それぞれの
長手方向に平行に突出又は後退するか、あるいは非編成
又はウェルト位置にそれぞれ保持されるようになってい
る。
カム機構9のキャリア14はカム・プレート11に不動に
取り付けられた部分18と可動に取り付けられ、カム部分
16を担持するスライダ部分19とを備えており、このスラ
イダ部分19は編みツール3の長手方向に沿って平行に調
節可能であり、シンカの深さ又はスティッチ又はループ
の長さを調節するときに使用される。この調節操作を行
なうために、調節ピン20が設けられているが、この調節
ピンは固定部分18を通り抜けて、偏心した突起21が可動
部分19に入り込んでいる。
上述した種類の丸編み機およびそのカム構成は公知で
あるので、以下では詳細に説明することを省略する。
本発明によれば、カム部分16はスライド・ガイドだけ
によって、つまり、固定ねじ形体の固定手段や類似手段
を使用することなく、キャリア14又は可動部分19に取り
付けられている。図示の実施例では、スライド・ガイド
は2つの円筒形の案内口23、24を備え、これらの案内口
はその中心軸が矢印wに平行になるように、かつカム部
分16の背面から外側に突出したピン又はペグ25、26をそ
れぞれ受け入れるように、可動部分19に設けられてい
る。この構成においては、ピン又はペグ25、26は、例え
ばカム部分16の後部側の適当な穴に挿入され、圧力ば
め、接着、その他の方法によってその穴に固着される。
あるいは、カム部分16と一体部品にすることも可能であ
る。また、この構成では、カム部分に設けられた穴は貫
通孔にすることも、有底穴にすることも可能である。ピ
ン又はペグ25、26は断面形状が案内口23、24の断面形状
と同じになっており、案内口に摺動可能にはめ込まれて
いる。つまり、遊嵌されているので、矢印w方向に往復
運動ができるようになっている。これに関連して、案内
口23、24とピン又はペグ25、26との間の取付けは、矢印
wに直交するすべての方向に殆ど遊びがないように、ピ
ン又はペグが取り付けられるようになっている。このよ
うにすると、案内口23、24とピン又はペグ25、26は、カ
ム部分の位置を取付け状態に固定する位置決め部品と同
時に、矢印wに直交するすべての方向に作用し、しかも
編み機の設計で要求される精度範囲を保持できるので、
追加の位置決め部品を設ける必要がない。
これに対して、丸編み機の稼動時においても、カム部
分16はベッド1(矢印w)の方向に摺動可能に取り付け
られている。カム部分16が摺動できる範囲は、後部側で
は、可動部分19又はキャリア14に突き当たることによっ
て規制され、前面側では、ランド2の高さが編みツール
3のシャンク5の高さよりも大きい場合には、ランド2
の自由端側の面によって規制されている。これとは別
に、シャンク5の高さをランド2の高さよりも若干大き
くすることも可能である。その場合には、カム部分16が
摺動できる範囲は、前面側では編みツール3のシャンク
によって規制される。
カム部分16のスライド・ガイドの矢印w方向の長さ
は、少なくともカムの遊びが一般的に最大約0.25mmまで
の範囲内で、カム部分16が摺動して案内されるような大
きさになっている。この場合のカムの遊びはランド2又
はシャンク5の端面27とカム部分16の前面側との間の間
隔に一致しており、その前面側は、カム部分16がその後
部側で可動部分19に当接したとき、ランド又はシャンク
側に面している。従って、矢印wに直交してあらかじめ
選択されたカム部分16の位置決めは、編み機の連続運転
の過程で摺動運動しながら往復動する場合であっても、
変更されることはない。実際には、スライド・ガイドは
実質的にもっと長くなっているので(約3乃至6mmの長
さであるのが好ましい)、キャリア14の組立時又は分解
時にカム部分16が誤って落下することがないようにして
いる。
カム部分16の前面側のカム通路28によるバット5の制
御については、カム部分16を遊嵌装着することは、カム
部分16の可能な限りの位置にバット4がカム通路28に入
り込むように、バット4の高さとカム通路28の深さを簡
単に選択できるので、重要ではない。
第1図に詳しく示すように、案内口23と24はそれぞれ
が異なる径になっており、ピン又はペグ25、26もこれら
に対応して異なる径になっている。このようにすると、
キャリア14が分解されるときは、カム部分16はそれを可
動部分19上の一ケ所に位置付けることで取り付けること
ができるので、その点では混乱が起こることがない。更
に、ピン又はペグ25、26の長さを異なったものにする
と、ピン又はペグの一方、この例では、ピン又はペグ26
をカム通路28の後部側に直接に配置することが可能であ
るので、非常に小さなカム部分を取り扱うときでも、ピ
ン又はペグを設ける場合にスペース上の問題が起こるこ
とがない。
第2図は第1図に示したカム構成の正面図であり、ピ
ン又はペグ25、26および調節ピン20は破線で示されてい
る。同図に示すように、カム部分16は厚板状の本体から
構成され、そこにはカム通路28、この例ではキャッチ通
路又は変形通路が溝状に形成されており、その通路は編
成システムの幅になっている。第2図に同じく示されて
いる隣接する編成システムも対応するカム構成を備えて
いるが、このカム構成はカム通路30をもつカム部分29を
備えている。
第2図に示すように、キャリア14が分解されるとき
は、カム部分16、29は前方に引き出すだけでよく(第1
図の矢印wで示す方向に向かって)、固定ねじや類似手
段を作用させなくても、対応するピン又はペグによって
他のカム部分と取り替えることが可能である。ピン又は
ペグ25、26はカム部分の外側の輪郭内に配置されている
ので、カム部分16、29を直接に隣り合うように配置する
ことができ、閉じたカム通路28と30間に間隙が生じるこ
とがないという、別の利点が得られる。
第3図は、2システムのカム構成を示したもので、各
々は4つのカム部分33、34、35を備え、これらは重なり
合うように配置されている。この構成において、カム部
分33は各々が非編成部分であり、カム部分34は各々がキ
ャッチ又は変形部分であり、カム部分35は各々が編成部
分であり、対応するカム通路36〜39はシステムの幅全体
にわたっている。関連する編みツール3のバット4は各
々が相互に重なり合っている4つの平面のそれぞれに配
置されている。カム部分34と35は各々が破線で示してい
るピン又はペグ40、41によってそれぞれの可動部分42上
に取り付けられ、可動部分42は4つの重なり合った領域
に適当な案内口を備えており、これらの案内口にはカム
部分34、35が収められている。可動部分42はキャリア44
の固定部分43に移動可能に取り付けられている。
カム部分33に、ピン又はペグ40、41に対応するピン又
はペグを設けて、それを可動部分42に取り付けることも
可能である。しかし、ステッチの長さを変更するときカ
ム部分33も同時に調節することは、編成作業に関連する
理由により、常に望ましいとは限らないので、本発明に
よれば、カム部分33に設けられたピン又はペグ45、46
は、ピン又はペグ40、41とは異なる、カム部分33上の位
置に設けられており、キャリア44の固定部分43に設けら
れた別の案内口と関連づけられている。従って、カム部
分33は移動不能にキャリア44に取り付けられている。こ
の構成では、可動部分42と固定部分43の表面は1つの平
面に設け、重なり合うように配置されたカム部分間の中
間の空間47を十分に大きくすることが望ましく、そうす
れば、可動部分42に取り付けられているカム部分34と35
の調節が可能になる。更に、すべてのキャリア44は各々
の平面に設けられ、少なくとも1つのスライド・ガイド
が可動部分42と固定部分43に設けられているので、異な
る機能をもつカム部分を個々の要求条件に応じて、不動
に又は可動にキャリア44に取り付けることが可能であ
る。
第4図乃至第7図は2システムのカム構成を示してお
り、この構成では第1図乃至第3図とは異なり、カム部
分のカム通路は、延長および引込み通路をもつ編成部分
又はキャッチ又は変形部分に関しては、システムの幅全
体に連続的にわたっていない。
第4図乃至第7図に示す各カム構成は、固定的に設け
られたキャリア51を備え、それぞれのカム部分を受け入
れるための2つのセクションが重なり合うように配置さ
れている。このキャリアの両方のセクションはほぼ同じ
構成であるので、以下ではこれらのセクションの一方だ
けについて詳しく説明することにする。各セクション
は、異なる径の2つの円筒スライド案内口52、53から形
成されたスライド・ガイドを備えている。傾斜して配置
された案内溝54がセクションの平坦前面側に入り込むよ
うに形成され、他方、後部側から挿入された調節ピン55
の終端は、案内溝54の底部に入り込んでいる。その前端
面には、調節ピン55は、キャリアの下部セクションに対
しては第4図の右側に、キャリアの上部セクションに対
しては第4図の左側に示すように、スパイラル溝56を備
えている。このスパイラル溝56の外端は、調節ピン55を
回すことによって案内溝54の下部に設けられ、案内溝54
と同じように、キャリアのセクションの側端まで延びて
いる別の直線溝57の端部と位置合わせができるようにな
っている。
第4図の左下に太線で示されているように、カム部分
58は、その下面側にスロット(第4図の左上の)内を案
内されるピン59を備えており、上述した側から案内溝54
内に挿入可能になっている。カム部分58を移動させる
と、ピン59は前方に押されて、スパイラル溝56内に入り
込むので、そこで調節ピン55を回すと、カム部分58は所
定のレベルでキャリア51に固定されることになる。更
に、カム部分58は、前面からキャリア51にねじ込まれ
て、カム部分の平坦部分に当接している保持部品60によ
って落下することから防止される。キャリア51が分解さ
れた状態にあるとき、調節ピン55を再び反対方向に回す
と、スパイラル溝56の自由端側は溝57と同一線上に並ぶ
ので、カム部分58を必要ならば、側面側に引き出して保
持部品60を解放しなくても、適当な構成の別のカム部分
と交換することができる。別の方法として、案内溝54を
T溝にすることも可能であり、その場合には保持部品60
を省くことが可能である。
キャリア51に関連してカム部分の列61〜64が設けられ
ており(第6図および第7図)、これらのカム部分はそ
の後部側にそれぞれ対のピン又はペグ65、66を備え、こ
れらは案内口52、53に入り込んでいる。ピン又はペグは
すべてのカム部分上の同じ位置に配置されており、スラ
イド可能に案内口52、53内にはめ込めるような寸法にな
っている。カム部分61〜64は、例えば編成、キャッチ又
は変形、非編成又は支持部分といったように異なる機能
をもっており、第5図に示すように、編成すべきパター
ンに応じてキャリア51の異なるセクションに分布させる
ことができる。
第1図乃至第3図に示す構成と異なり、非編成および
支持部分63、64だけが閉じたカム通路67、68をもち、こ
れらはシステムの幅全体にわたっている。これらに対し
て、編成およびキャッチ又は変形部分61、62がもつ通路
は、システムの幅の1/2より若干広くにわたっており、
それぞれが延長通路69、70になっている。これらの通路
69、70の終端個所から引込み通路73が始まり、これらの
通路はカム部分58の突出した***セクション71、72によ
って形成され、その高さが必要とするステッチの長さに
応じて調節ピン55によって調節可能になっている。これ
に関連して、案内溝54の傾斜位置は、カム部分58の変位
がその引込み縁74に平行になるように選択されている。
更に、すべてのカム部分61〜64はその後部側に凹部75
を備えており、この凹部に保持部品60が入り込むように
なっている。溝54がT溝形状である場合は、この凹部75
はなくても構わない。更に、カム部分58に面した側には
カム部分61、62は各々別の凹部76を備えており、ここに
はカム部分58のセクション71が収められ、カム部分63、
64が側面に向かって落下するのを防止している。カム部
分63、64に凹部76が設けられていないのは、これらが使
用されるときはカム部分58が存在しないためである。
従って、第4図乃至第7図に示すカム構成によると、
キャリアが分解されている状態にあるとき、まずカム部
分61〜64とカム部分58が引き出されたあとで、逆の順序
で再び取り付けることができ、その場合、固定ねじや類
似手段を緩めたり、締め付けたりする必要がないという
利点が得られる。
第1図乃至第7図に関連して説明したスライド・ガイ
ドは現時点では最良のものと考えられるが、これらのス
ライド・ガイドの別の好適実施例を示したのが第8図乃
至第16図である。これらの図において、参照符号81はキ
ャリアを示し、参照符号82はカム部分を示している。カ
ム部分のカム通路が第8図乃至第16図の各々においてそ
の左側に断面図で示されていないのは、図面を分かりや
すくするためである。
第8図に示すように、カム部分82aのキャリア81aにお
けるスライド・ガイドは径が異なる2つの円筒形案内口
83、84を備え、そこにカム部分の後部側で円筒ピン又は
ペグ85、86が挿入されている。案内口83は有底穴になっ
ているのに対し、案内口84は貫通孔になっている。
第9図はキャリア81bを示し、そのスライド・ガイド
は案内口87と、キャリア81bに設けた穴に固定された案
内ピン88とから構成されている。従って、カム部分82b
は、その後部側に案内口87に挿入されるピン89と、案内
ピン88を受け入れる開口90とを備えている。
第10図は2つの円筒形案内口91をもつキャリア81cを
示し、その一方はカム部分82cのピン92を受け入れ、他
方は別のカム部分94のピン93を受け入れる。この例で
は、摺動方向に直交する方向に位置付けることは、カム
部分82cの下縁とカム部分94の上縁を相互に突き合せる
ことによって行ない、これにより両方のカム部分は回転
しないように固定される。
第11図は、2つの編み針通路95、96が重なり合うよう
に設けられているカム部分82dを示している。この構成
では、スライド・ガイドは2つの円筒案内ピン97、98か
ら構成され、これらのピンはキャリア81dに取り付けら
れ、カム部分82dの対応する開口に入り込んでいる。
第12図に示す実施例では、キャリア81eは少なくとも
1つの非円形断面の案内口101を備えている。この案内
口を取り巻く側壁には、半径方向に外方に延びた広がり
部分102が設けられており、ここには同じように半径方
向に外方に突出したリブ103が入り込むようになってい
る。これらのリブはカム部分82eの後部側に設けられた
ピン104上に設けられている。案内口101は、リブ103が
広がり部分102内をスライドしながら案内されるように
なっており、その結果、1つの案内口101と1つのピン1
04からなる結合体が摺動方向に直交する方向にカム部分
82eを位置付けている。別の方法として、リブ103をピン
104における横断ペグ部分によって形成することも可能
であり、あるいは、キャリア81eの横断溝に入り込む単
一の取付け舌片又は突片で置き換えることも可能であ
る。
第13図に示すように、スライド・ガイドは単一の円筒
案内ピン105によってキャリア81fに設けることが可能で
あり、この場合は、案内ピンはカム部分82fの単一の円
筒開口106内に取り付けられている。この場合には、勿
論、少なくとも1つの追加の位置決め部品107が必要で
あり、これはキャリア81f上に設けることが好ましく、
キャリア81fは***した形状になって前方に突出して、
カム部分82fの外側輪郭に、好ましくは、その上面又は
下面に当接して取り付けたあと、カム部分が回転しない
ように保持されるようになっている。位置決め部品107
はスライド・ガイドの長さにほぼ同じの長さにすること
が望ましく、そうすればスライド・ガイドの一部として
見ることができる。以上の説明から理解されるように、
この構成では、第1図乃至第12図に示す実施例と異な
り、保持部品と位置決め部品はカム部分の外側輪郭内に
全体が置かれていない。
第14図に示すように、第12図と同じように、キャリア
81gのスライド・ガイドは断面が円形ではなく、この構
成では角形の少なくとも1つの案内ピン108から構成さ
れている。この例では、カム部分82gは同じ断面の開口1
09を備え、案内ピン108上を回転しないように案内され
る。この構成では、他の実施例の場合と同じように、キ
ャリア81gはカム・プレートに取付け可能なセグメント1
10と、そのセグメントの前面側に取り付けられる受入れ
プレート111とから構成され、受入れプレートには、案
内ピン108(又は対応する案内口)がスタンプ又はプレ
スによって形成されて、取付けねじ112によってセグメ
ント110に固定されている。別の方法として、カム部分8
2gを受入れプレート111に固定的に取り付けて、プレー
トをここで説明したスライド・ガイドの1つによってセ
グメント110に取り付けることも可能である。その場合
には、プレート111はキャリア81gではなく、カム部分82
gの一部となる。同様に、この点に関して、複数のカム
部分を受入れプレート111に取り付けて、受入れプレー
トとカム部分からなる全体構成をパターンの変更時に交
換するようにすることも可能である。細いバー形体の対
応する受入れプレートを通して、カム部分をキャリアの
可動部分、例えば、第1図に示すような可動部分19に取
り付けることが可能である。いずれにしても、このよう
な構成では、カム部分は固定手段を使用することなく、
キャリアに移動自在に取り付けられるので、編み機の可
動時に制限を受けて往復動することができる。
第15図に示す実施例では、スライド・ガイドは第10図
と第13図に示すように、単一の案内口114によってのみ
キャリア81h上に形成されており、その案内口にカム部
分82hに設けられたピン115が挿入されている。この構成
では、追加の位置決め部品が凹部116によって形成され
ている。この凹部はキャリア81hに設けられ、カム部分8
2hを受入れ、その上部壁と下部壁117はカム部分82hの外
側輪郭に当接して、カム部分を回転不能にキャリア81h
に固定している。この構成において、凹部とカム部分82
hはシステムの幅全体にわたっていることが好ましく、
そうすれば、閉じたカム通路をもつカム部分の場合が望
ましいのと同じように、この例においても、隣接するカ
ム部分は直接に隣接して、相互に隣り合うように配置す
ることができる。別の方法として、凹部116の代わりに
2つの壁部分117の一方だけを設けて、キャリア81hの平
坦前面側にカム部分82hの上縁又は下縁が当接する段を
形成することも可能である。
最後に、第16図に示すキャリア81iは、セグメント118
とスタンプ(打抜き)又はプレスした受入れプレート11
9から構成され、受入れプレート119はその前面側が固定
されている。この実施例では、カム部分82iのスライド
・ガイドはセグメント118と受入れプレート119を貫通し
た案内口120によって形成され、この案内口120はカム部
分82i上のピン121を受け入れている。***して前方に突
出し、スタンプ又はプレスによって受入れプレート119
上に設けられたピン122は、追加位置決め部品の働きを
する。更に、この実施例においても、第14図を参照して
上述したように、カム部分82iを受入れプレート119に取
り付けて、受入れプレート119をピン123と案内口124で
示したスライド・ガイドによって、キャリア81i上に変
位可能に保持することが可能である。この場合は、ピン
121と案内口120は省くことが可能である。
第8、9、11、12および14図に示した実施例によれ
ば、スライド・ガイドが同時に作用して、摺動方向に直
交するすべての方向にそれぞれのカム部分を位置付ける
ようにしている。これに対して、第10、13、15および16
図に示す実施例によれば、ピン又はペグ、壁部分又は類
似物の形体をした追加の位置決め部品があり、これらは
スライド・ガイドの形成時に形成するのが好ましく、編
みツールのベッドの方向に十分に長くなっているので、
カム部分が、キャリアを取り付けるときに、位置決め部
品からすべり落ちないようになっている。更に、第8図
乃至第16図に示すすべての案内口又は案内ピン又はペグ
は、径、長さ又は形状(又はこれらのすべて)を異なっ
たものにすれば、キャリア上のカム位置を明確に決める
ことができ、また、すべての案内口とカム部分の対応す
る開口をそれぞれ貫通孔又は有底穴にすることが可能で
ある。最後に、第1図乃至第9図および第12図乃至第16
図に示した実施例には、すべてのカム部分を個別的にか
つ相互に独立して取り付けることができるので、累積誤
差が生じることがないという利点がある。
第17図および第18図に示す実施例は、案内口126をも
つキャリア125と、ピン又はペグ128をもつカム部分127
を概略図で示している。このピン又はペグは案内口126
に挿入されるもので、カム部分127に設けられた穴129に
はめ込まれて、カム部分に固着される。カム部分127に
取り付けられている端部に、ピン又はペグ128は貫通孔1
30と縦長溝131を備えており、縦長溝131は前記端部から
他方の端部まで延びており、ピン又はペグの周面に形成
されている。貫通孔130には、締付けスプリング132の一
方の屈折端がはめ込まれている。この締付けスプリング
は縦長溝131内に設けられ、ペグ又はピン128を案内口12
6内に押し込むことによって、カム部分127がキャリア12
5を取り扱うときに落下するのを防止している。この効
果は、バナナ形ピン又はペグから得られるものと同じで
ある。更に、縦長溝131は、特に案内口126が有底穴であ
るときは、案内口126の中の圧縮空気を逃すことによっ
て、ピン又はペグ128の挿入を容易にするという利点が
ある。別の方法として、ピン又はペグ128をキャリア125
に設けられる案内ピン又はペグにすることも可能であ
る。その場合には、案内ピン又はペグに第17図の右側の
破線で示したような縦長溝133を設ければ、カム部分を
定位置にはめ込むときに、カム部分127の穴129に押し込
むことができる。
本発明は上述した各種実施例に限定されるものではな
く、各種態様に変更が可能である。例えば、編みツール
を編み針3とシンカ7にする代わりに、プレッサ、プラ
ッシュ・フック又は類似物にすることも可能であり、ま
た固定ねじによらない、上述したカム部分保持手段は円
筒カム9で使用するほかに、シンカ・カム10(第1図)
又はリブ編み針用のカム部分で形成されたリブ・カムで
使用することも可能である。また、図示のものとは別の
カム部分を設けることも可能である。例えば、カム部分
に溝形状の連続編み針通路を設ける代わりに、編成シス
テムの編み針通路全体を追加のカム部分と組み合せて形
成することが可能である。非円形断面の案内ピン又は案
内口を使用するときは、関連する開口又はピンも相互に
異なる断面にすることが可能である。例えば、六角形の
案内ピンを四角形の開口と組にすることが可能である。
更に、編みツールのバットが第6図の134に示すような
傾斜入口部分をもつそれぞれのカム通路に入り込む側に
カム部分を設けて、カム通路の深さを少なくともカムの
遊びの大きさと同じにすることが好ましい。このように
すると、ベッドから突出しすぎた編みツールはベッドに
押し込まれるか、あるいはカム部分自体がキャリアに移
ろうとするランド又は編みツールによってキャリアの方
向に変移されるので、カム部分、編みツールおよびラン
ドが損傷するのを確実に防止することができる。
ピン又はペグ(例えば、65、66)又は案内ピン又はペ
グ(例えば、97、98)は、スチール・ピン又はペグにす
るのが好ましい。その場合には、小さい方のピン又はペ
グは少なくとも2.5mm径にすることができ、大きい方の
ピン又はペグは少なくとも4mm径にすることができるの
で、加圧力をカム部分に伝えることができる。更に、少
なくとも開口(例えば、52、53)又は案内口(例えば、
99、100)の壁およびピン又はペグと案内ピン又はペグ
は、高力スチール製にするか、あるいは摩耗しないよう
に硬化するのが望ましい。最後に、編みツールを担持す
るベッド上で、ランド又は編みツールが挿入されない個
所には適当な安全手段を設けて、カム部分がベッド方向
に移動するのを規制することが可能である。
上述した説明から理解されるように、図面を参照して
説明してきた各種実施例は個別的に使用することも、特
に明示して説明しなかったが、あらゆる組合わせで使用
することも可能であり、これらの実施例は本発明の顕著
な特徴である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるカム構造を備えた丸編み機の一部
を半径方向に断面した図、 第2図は第1図に示した丸編み機の隣り合う2つの編成
システムに対する、本発明によるカム構造の正面図、 第3図は各々が4つのカム通路をもつ隣り合う2つの編
成システムに対する、本発明によるカム構造の別実施例
の正面図、 第4図と第5図はそれぞれ、各々が2つのカム通路をも
ち、カム部分が取り外された場合と取り付けられている
場合の隣り合う2つの編成システムに対する、本発明に
よるカム構造の第3実施例の正面図、 第6図と第7図は第4図と第5図に示したカム構造の1
組の交換可能カム部分の正面図と側面図、 第8図乃至第16図は本発明のカム構造のスライド・ガイ
ドの各種実施例の縦断断面図(左側)と正面図(右
側)、 第17図は本発明によるカム構造のスライド・ガイドの別
実施例の概略断面図、 第18図は第17図の一部詳細平面図である。 2……ランド、5……編みツール 14、44、51、81、125……キャリア 16、29、33−35、61−64、82、127……カム部分 19、42……可動部分 20、30、36−39、67、68……閉じたカム通路 23、24、52、53、83、84……円筒形案内口 25、26、40、41、66、67、85、86……ピン 43……固定部分、58……追加カム通路 60……保持部品、69、70……延長通路 73……後退通路、87……円筒形案内口 88……案内ピン、89……ピン、90……開口 97、98……円筒形案内ピン 99、100……開口、101、102……案内口 103、104……ピン、105……案内ピン 106……開口 107、117、122……追加位置決め部品 108……案内ピン、109……開口 111、119……受入れプレート 114、120……円筒形案内口 115、121……ピン、128……ピン 130……貫通孔、131……縦長溝 132……締付けスプリング 134……傾斜入口部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エルンスト―ディーテル プラス ドイツ連邦共和国 ディー‐7470 アル ブシュタット 2 イム ベグランガー 5 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D04B 15/32

Claims (30)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランド(2)と、ランド(2)間に変位可
    能に装着され、シャンク(5)とバット(4)を備えた
    編みツール(3)と、編みツール(3)を制御すること
    を目的とし、カム・プレート(11)から構成されたカム
    構造とを備えた少なくとも1つのベッド(1)と、カム
    ・プレート(11)に取り付けられた少なくとも1つのキ
    ャリア(14)と、キャリア(14)によって保持された少
    なくとも1つのカム部分(16)と、キャリア(14)上に
    設けられ、カム部分(16)をキャリア(14)に保持する
    ためにベッド(1)の前方に延び、キャリア(14)が分
    解された状態において、カム部分(16)をその前面から
    取り付け又は取り外すことを可能にする少なくとも1つ
    の保持手段を備えてなる編み機において、当該保持手段
    は、ベッド(1)の前方に延びたスライド・ガイド(2
    3、24)、(52、53)、(83、84)、(87、88)、(9
    7、98)、(101、102、108、105又は114、120)からな
    り、このスライド・ガイドによって、カム部分(16、33
    〜35、61〜64、82、127)が摺動ばめによって、かつ固
    定手段を使用しないでキャリア(14、44、51、81、12
    5)に変位可能に取り付けられており、当該キャリア(1
    4、44、51、81、125)に取り付けられた状態において
    は、前記カム部分(16、33〜35、61〜64、82、127)が
    摺動できる範囲が一方の側では当該キャリア(14、44、
    51、81、125)によって規制され、他方の側ではランド
    (2)又はシャンク(5)によって規制されていること
    を特徴とした編み機。
  2. 【請求項2】カム部分(61〜64)は異なる機能をもつカ
    ム部分のセットの中から選択されたカム部分であること
    を特徴とした請求項1に記載の編み機。
  3. 【請求項3】カム部分(61〜64)は、すべて、摺動ばめ
    によって、かつ同種類のスライド・ガイドによってキャ
    リアに取り付けられるように構成されていることを特徴
    とした請求項2に記載の編み機。
  4. 【請求項4】少なくとも1つのカム部分(16、29、61〜
    64)に対して、それぞれ、複数のキャリア(14、51)が
    設けられ、すべてのカム部分が同じ構造のスライド・ガ
    イドによってキャリアに取り付けられていることを特徴
    とした請求項1に記載の編み機。
  5. 【請求項5】スライド・ガイドを構成する案内口はキャ
    リア(44)の固定部分(43)に設けられていることを特
    徴とした請求項1に記載の編み機。
  6. 【請求項6】スライド・ガイドを構成する案内口はキャ
    リア(14、44)の可動部分(19、42)に設けられている
    ことを特徴とした請求項1に記載の編み機。
  7. 【請求項7】カム部分(16、33〜35、63、64)は編成シ
    ステムに対する閉じたカム通路(20、20、36〜39、67、
    68)を備えていることを特徴とした請求項1に記載の編
    み機。
  8. 【請求項8】キャリア(44)は異なる機能をもつカム部
    分(33〜35)に対して少なくとも2つのスライド・ガイ
    ドを構成する案内口を備えていることを特徴とした請求
    項1に記載の編み機。
  9. 【請求項9】一方のスライド・ガイドを構成する案内口
    はキャリア(44)の固定部分(43)に設けられ、他方の
    スライド・ガイドを構成する案内口はキャリア(44)の
    可動部分(42)に設けられていることを特徴とした請求
    項8に記載の編み機。
  10. 【請求項10】カム部分(61、62)は上昇通路(69、7
    0)を備え、スライド・ガイドはキャリア(51)の固定
    部分に設けられ、上昇通路(69、70)に隣接する降下通
    路(73)を備えた追加のカム部分(58)がキャリア(5
    1)上に変位可能に設けられていることを特徴とした請
    求項1に記載の編み機。
  11. 【請求項11】追加のカム部分(58)は、キャリア(5
    1)と、キャリア(51)の固定部分に取り付けられた保
    持部品(60)との間を変位可能に案内されることを特徴
    とした請求項10に記載の編み機。
  12. 【請求項12】スライド・ガイドは円形とは異なる断面
    をもつ少なくとも1つの案内ピン(108)からなり、カ
    ム部分(82g)は摺動ばめにより回転不能に案内ピン(1
    08)上を案内される開口(109)を備えていることを特
    徴とした請求項1に記載の編み機。
  13. 【請求項13】スライド・ガイドは円形とは異なる断面
    をもつ少なくとも1つの案内口(101、102)からなり、
    カム部分(82e)は摺動ばめにより回転不能に案内口(1
    01、102)内を案内されるピン(103、104)を備えてい
    ることを特徴とした請求項1に記載の編み機。
  14. 【請求項14】スライド・ガイドは少なくとも2つの円
    筒形案内ピン(97、98)からなり、カム部分(82d)
    は、摺動ばめによって案内ピン(97、98)のそれぞれ上
    を案内される少なくとも2つの開口(99、100)を備え
    ていることを特徴とした請求項1に記載の編み機。
  15. 【請求項15】案内ピン(97、98)は異径であることを
    特徴とした請求項14に記載の編み機。
  16. 【請求項16】スライド・ガイドは少なくとも2つの円
    筒形案内口(23、24、52、53、83、84)からなり、カム
    部分(16、29、33〜35、61〜64、82a)は摺動ばめによ
    ってそれぞれの案内口内を案内される少なくとも2つの
    ピン(25、26、40、41、66、67、85、86)を備えている
    ことを特徴とした請求項1に記載の編み機。
  17. 【請求項17】案内口(23、24、52、53、83、84)は異
    径であることを特徴とした請求項16に記載の編み機。
  18. 【請求項18】スライド・ガイドは少なくとも1つの円
    筒形案内ピン(88)と円筒形案内口(87)とからなり、
    カム部分(82b)は摺動ばめによって案内ピン(88)上
    を案内される少なくとも1つの開口(90)と摺動ばめに
    よって案内口(87)を案内されるピン(89)とを備えて
    いることを特徴とした請求項1に記載の編み機。
  19. 【請求項19】案内ピン(88)は径がピン(89)と異な
    っていることを特徴とした請求項18に記載の編み機。
  20. 【請求項20】スライド・ガイドは1つの円筒形案内ピ
    ン(105)又は1つの円筒形案内口(114、120)だけか
    らなり、カム部分(82f、82h、82i)は摺動ばめによっ
    て案内ピン(105)上を案内される開口(106)又は摺動
    ばめによって案内口(114、120)内に入り込んだピン
    (115、121)を備え、キャリア(81f、81h、81i)にカ
    ム部分と共同作用する少なくとも1つの追加位置決め部
    品(107、117、122)が設けられていることを特徴とし
    た請求項1に記載の編み機。
  21. 【請求項21】追加位置決め部品(107、122)は***突
    出ピン部分であることを特徴とした請求項20に記載の編
    み機。
  22. 【請求項22】追加位置決め部品(117)は***突出壁
    部分からなることを特徴とした請求項20に記載の編み
    機。
  23. 【請求項23】スライド・ガイドはキャリア(19、44、
    51、81)上のカム部分(16、29、33〜35、61〜64、82)
    の位置を明確に規定していることを特徴とした請求項1
    に記載の編み機。
  24. 【請求項24】スライド・ガイドはキャリア(125)の
    案内口(126)と、カム部分(127)に設けられた孔(12
    9)にはめ込まれてカム部分(127)に固着されているピ
    ンであって当該案内口(126)に挿入されるピン(128)
    とから構成されることを特徴とした請求項1に記載の編
    み機。
  25. 【請求項25】ピン(128)は縦長溝(131)を備えてい
    ることを特徴とした請求項24に記載の編み機。
  26. 【請求項26】ピン(128)は貫通孔(130)と、縦長溝
    (131)と、前記貫通孔(130)に一方の屈折端がはめ込
    まれている締め付けスプリング(132)とを備えている
    ことを特徴とした請求項24に記載の編み機。
  27. 【請求項27】締め付けスプリング(132)は、縦長溝
    (131)内に設けられ、ピン(128)を案内口(126)内
    に押し込むことによって、カム部分(127)がキャリア
    (125)を取り扱う時に落下するのを防止していること
    を特徴とする請求項26に記載の編み機。
  28. 【請求項28】カム部分(61〜64)は少なくとも1つの
    傾斜入り口部分(134)を備えていることを特徴とした
    請求項1に記載の編み機。
  29. 【請求項29】キャリア(81g)は受入れプレート(11
    1)を備えていることを特徴とする請求項12に記載の編
    み機。
  30. 【請求項30】カム部分(81i)は受け入れプレート(1
    19)を備えていることを特徴とした請求項20に記載の編
    み機。
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