JP3011516B2 - 絶縁導体及び絶縁導体の接続部 - Google Patents

絶縁導体及び絶縁導体の接続部

Info

Publication number
JP3011516B2
JP3011516B2 JP4006049A JP604992A JP3011516B2 JP 3011516 B2 JP3011516 B2 JP 3011516B2 JP 4006049 A JP4006049 A JP 4006049A JP 604992 A JP604992 A JP 604992A JP 3011516 B2 JP3011516 B2 JP 3011516B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
insulating tube
insulating
insulated conductor
insulator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4006049A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05199641A (ja
Inventor
哲雄 吉田
勝 宮川
信男 正木
恵二 和久
恭文 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4006049A priority Critical patent/JP3011516B2/ja
Publication of JPH05199641A publication Critical patent/JPH05199641A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3011516B2 publication Critical patent/JP3011516B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属閉鎖形スイッチギ
ヤなどの内部に配設された絶縁導体及びこの絶縁導体が
接続された絶縁導体の接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の絶縁導体及びこの絶縁導体の接続
部が設けられた金属閉鎖形スイッチギヤの右側面図の
例を示す図3において、外周を軟鋼板で囲まれた箱体11
の前端には扉11aが取り付けられ、箱体11の中間部に
は、この箱体11を前後に気密に仕切る仕切り12が縦に設
けられ、この仕切り12の中央部の後面と天井板13の後部
間には、逆L字形の仕切り14が同じく気密に設けられて
いる。この結果、仕切り12の前方には遮断器室15Aが形
成され、仕切り12の上半と仕切り14の間には母線室15B
が、仕切り12の下半の後部にはケーブル室15Cがそれぞ
れ形成され、母線室15Bとケーブル室15Cには、六フッ
化硫黄ガスが封されている。
【0003】このうち、遮断器室15Aには、引形遮断
器16が、今、接続位置で収納され、この引出形遮断器16
の後部の接続導体の後端は、仕切り12の上下に貫設され
た上部断路部17Aと下部断路部17Bの後述する中心導体
の前端に連結している。断路部17A,17Bの前面上部に
は、今、上昇位置のシャッタ18A,18Bが上下移動自在
に取り付けられている。母線室15Bには、主回路導体と
しての三本の母線2が横に平行に配設され、箱体11に隣
接された図示しない箱体の図示しない母線に接続されて
いる。この母線2の中間部は、断路部17Aの後述する中
心導体の後端に図4の詳細図に示すように固定されてい
る。
【0004】図4(a)は、図3で示した断路部17Aの
A−A断面拡大詳細図(但し、紙面の配置の制約上、反
時計方向に90°方向を変えて示している。)、図4
(b)は図4(a)のC−C断面図である。図4
(a),(b)において、断路部17Aの接続導体となる
中心導体1は、図4(b)に示すように後端の端子部
断面半円状の溝が水平に形成された樋状になっていて、
外周にはエポキシ樹脂の絶縁層3が注型成形で形成さ
れ、この絶縁層3の後端には、U字状の遮蔽部7が形成
されている。中心導体1の後端には、銅材で製作された
樋状の金具6がボルト9で後方から締め付けられ、この
金具6と中心導体1の樋状の溝部の間には、母線2の端
部が挿入され、上述したボルト9の締付で、中心導体1
に押圧されている。母線2には、図4(a)で示すよう
に、エポキシ樹脂で成形された絶縁管4があらかじめ挿
入され、この絶縁管4の端部は、遮蔽部7の端部と重な
っている。したがって、遮蔽部7の底部7aとの間にわ
ずかな間隙が形成されている。
【0005】再び、図3において、箱体11の床面には巻
線形の変流器20Aが固定され、母線室15Bの下面後端
にも同じ変流器20Bが固定されている。ケーブル室15C
の後部には、箱体11の設置床から立ち上げられたケーブ
ルの端部がケーブル支え23で支えられている。ケーブル
端のケーブルヘッド21の上端に接続された図示しない圧
縮端子の上端には、導体22Bの後端が接続され、この導
体22Bの前端は変流器20Bの後部端子に接続され、この
変流器20Bの前部端子は導体22Aで変流器20Aの後部端
子に接続され、この変流器20Aの前端端子は断路部17B
の中心導体の後端に接続されている。
【0006】このように構成された断路部17A,17Bの
後端と、この後端に接続される母線2,絶縁管4の端部
で構成される絶縁導体の接続部においては、耐電圧特性
上最も弱点部となる各相の金具6を締め付けるボルト9
の相間の絶縁は、遮蔽部7と絶縁管4で対応され、中心
導体1の後端の露出部と対接地間の沿面絶縁は、遮蔽部
7の底面7aで強化されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された絶縁導体の接続部においては、上述したよう
に、各相間の耐電圧特性は遮蔽部7と絶縁管4で強化さ
れ、対接地間の耐電圧特性も底部7aで対応している
が、図4(a)で示す底部7bと絶縁管4の間に形成さ
れたわずかな間隙が弱点部となって、もし、雷サージ電
圧が侵入したときには、図4(a)の線Bで示すよう
に、中心導体1の後部の角部から仕切板12にせん絡する
おそれがある。3相の断路部17Aのうち、第1相と第3
相の断路部は、図3に示すように、中間部から上下に折
れ曲がっていて、3本の母線の相間距離が長くなるよう
に考慮されているために仕切板12との距離が近くなるの
で、とくに弱点部となる。
【0008】そのため、もし、遮蔽部7の横方向(すな
わち、母線2の軸方向)を長くして、耐電圧特性を上げ
る方法も考えられるが、絶縁層3を注型成形で形成する
ための型が大型となる割には効果は少ない。また、仕切
板12から後方に突き出た中心導体1と絶縁層3の長さを
増やす方法も考えられるが、すると、その後方の仕切り
14との対接地耐電圧値が低下するので、母線室15Bの奥
行きが増え、箱体11の奥行きも深くなって設置床面積が
増える。
【0009】一方、絶縁管4は、箱体11の間口幅が広く
なって母線2も長くなると、それに伴って長くなるの
で、製作するときには芯金が長くなって成形後の引き抜
きが困難になるだけでなく、組み立てるときには、箱体
11の側面に広い幅の作業スペースが要る。そのため、短
い絶縁管4を複数本挿入する方法も考えられるが、する
と、各絶縁管4の突き合せ部が対相間及び対地間の絶縁
の弱点となる。
【0010】そこで、第1の発明の目的は、電気機器や
箱体の外形を増やすことなく、耐電圧特性を上げること
のできる絶縁導体の接続部を得ることであり、第2の発
明の目的は、製造容易な絶縁導体を得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、絶縁管で
遮蔽され高電圧が印加される主回路導体が、断面U字状
の絶縁体で遮蔽された接続導体の端子部に、絶縁管の端
部を絶縁体に遊嵌して接続された絶縁導体の接続部にお
いて、絶縁管の端部と絶縁体の内面に形成された間隙の
少なくとも側面と底部に、シリコーンゲルを挿着したこ
とを特徴とする。また、第2の発明は、複数の絶縁管で
遮蔽され高電圧が印加された絶縁導体において、絶縁管
の雄雌遊嵌部にシリコーンゲルを挿着してなる絶縁導体
である。
【0012】
【作用】第1の発明においては、端子部と接地電位間の
絶縁管と絶縁体で形成された間隙は、シリコーンゲルで
気密に封止されることとなる。また、第2の発明におい
ては、絶縁導体は、外周に遊嵌された絶縁管で対接地間
や対異相間に対して絶縁管の接続部においても、気密に
遮蔽することとなる。
【0013】
【実施例】以下、第1の発明の一実施例を図面を参照し
て説明する。図1は、第1の発明の絶縁導体の接続部を
示す断面図で、図4(a)及び図4(b)にそれぞれに
対応する図である。なお、図4(a)及び図4(b)と
同一部分には、同符号を付して説明を省略する。
【0014】図1において、母線2の外側に遊嵌された
エポキシ樹脂の絶縁筒4の端部と遮蔽部7の端部に形成
された隙間は、あらかじめ絶縁筒4の端部に巻きつけら
れ絶縁筒4の外周と遮蔽部7の内面に粘着したシリコー
ンゲルのテープ5で封止されている。このテープ5は、
シリコーンゲルの片面に張りつけられたテープを剥しな
がら絶縁筒4に巻き付けられ、巻き付け半径は、一対の
遮蔽部7で形成されたU字状の溝の底部の半円部の半径
とほぼ同一寸法に巻き付けられている。したがって、図
1(b)に示すよに、遮蔽部7のU形溝の中間部より先
端は、テープ5との間にわずかな隙間が残されている。
【0015】このように構成された絶縁導体の接続部に
おいては、従来の図4(a)で示す底部7bと絶縁管4
の表面の間隙をゲル状のシリコーンゲルで完全に密封す
ることができるので、対接地耐電圧値や対相間の耐電圧
値を上げることができる。なお、上記実施例において、
シリコーンゲルのテープ5は、絶縁管の外周に巻き付
けたで説明したが、遮蔽部7の開口部側は残して、側
面と底部7a側だけにしてもよい。
【0016】次に、図2は、第2の発明の絶縁導体を示
す断面図である。図2において、母線2には、絶縁管8
Aと絶縁体8Bがそれぞれ遊嵌されている。このうち、
絶縁管8Aには、絶縁管8Bとの嵌合部に、凸字状に形
成された雄形嵌合部8aが形成されている。一方、絶縁
管8Bには、絶縁管8Aとの嵌合部に断面U形の雌形嵌
合部8bが形成され、雄形嵌合部8aの外周には、あら
かじめシリコーンゲルのテープ5が巻き付けられ、この
結果、雄形嵌合部4aの外周と雌形嵌合部8bの内周は
気密に封止されている。この場合には、絶縁管8A,8
Bが短くなるので、製作や組立が容易になる利点があ
る。なお、上記実施例においては、絶縁ガスが封入され
た金属閉鎖形スイッチギヤに設けられたときで説明した
が、絶縁ガスのないときでも同様に適用てきる。
【0017】
【発明の効果】以上、第1の発明によれば、絶縁管で遮
蔽され高電圧が印加される主回路導体が、断面U字状の
絶縁体で遮蔽された接続導体の端子部に、絶縁管の端部
を絶縁体に遊嵌して接続された絶縁導体の接続部におい
て、絶縁管の端部と絶縁体の内面に形成された間隙の少
なくとも側面と底部に、シリコーンゲルを挿着すること
で、端子部と接地電位間の絶縁管と絶縁体で形成された
間隙をシリコーンゲルで密封して接地電位間の耐電圧
特性を上げたので、電気機器や箱体の外形を増やすこと
なく、耐電圧特性を上げることのできる絶縁導体の接続
部を得ることができる。
【0018】また、第2の発明によれば、複数の絶縁管
で遮蔽され高電圧が印加された絶縁導体において、絶縁
管の雄雌遊嵌部にシリコーンゲルを挿着することで、外
周に遊嵌された複数の絶縁菅の接続部においても、気密
に遮蔽して対接地間や対異相間の耐電圧特性を維持した
ので、製造や組立が容易な絶縁導体を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の絶縁導体の接続部の一実施例を示
す断面図。
【図2】第2の発明の絶縁導体の一実施例を示す断面
図。
【図3】従来の絶縁導体及び絶縁導体の接続部が組み込
まれた金属閉鎖形スイッチギヤを示す右側面図。
【図4】従来の絶縁導体の接続部を示す断面図で、
(a)は図3のA−A断面拡大図、(b)は(a)のC
−C断面図。
【符号の説明】
1…中心導体、2…母線、3…絶縁層、4,8A,8B
…絶縁管、5…シリコーンゲルのテープ、6…金具、7
…遮蔽部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和久 恵二 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝 本社事務所内 (72)発明者 永田 恭文 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝 本社事務所内 (56)参考文献 特開 平4−188577(JP,A) 特開 平2−261013(JP,A) 特開 昭61−185002(JP,A) 特開 昭61−223394(JP,A) 特開 昭58−195413(JP,A) 特開 昭58−159615(JP,A) 実開 昭60−127906(JP,U) 実開 昭50−8787(JP,U) 特公 昭50−14756(JP,B1) 実公 昭38−1457(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/00 - 15/196

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁管で遮蔽され高電圧が印加される主
    回路導体が、断面U字状の絶縁体で遮蔽された接続導体
    端子部に、前記絶縁管の端部を前記絶縁体に遊嵌して
    接続された絶縁導体の接続部において、前記絶縁管の端
    部と前記絶縁体の内面に形成された間隙の少なくとも
    面と底部に、シリコーンゲルを挿着したことを特徴とす
    る絶縁導体の接続部。
  2. 【請求項2】 複数の絶縁管で遮蔽され高電圧が印加さ
    れた絶縁導体において、前記絶縁管の雄雌遊嵌部にシリ
    コーンゲルを挿着してなる絶縁導体。
JP4006049A 1992-01-17 1992-01-17 絶縁導体及び絶縁導体の接続部 Expired - Fee Related JP3011516B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4006049A JP3011516B2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 絶縁導体及び絶縁導体の接続部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4006049A JP3011516B2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 絶縁導体及び絶縁導体の接続部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05199641A JPH05199641A (ja) 1993-08-06
JP3011516B2 true JP3011516B2 (ja) 2000-02-21

Family

ID=11627765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4006049A Expired - Fee Related JP3011516B2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 絶縁導体及び絶縁導体の接続部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3011516B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5545323B2 (ja) * 2012-06-21 2014-07-09 三菱電機株式会社 開閉装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05199641A (ja) 1993-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950003867B1 (ko) 금속함체형 스위치기어
JP3011516B2 (ja) 絶縁導体及び絶縁導体の接続部
JP2001250731A (ja) 変流器
GB1583251A (en) Method of fabricating compresed gas insulated cable
JPS5936090Y2 (ja) 母線支持装置
JP3357750B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP3614144B2 (ja) 変圧器
JPH07193965A (ja) 電力ケーブル接続箱
JPS6036981Y2 (ja) ガス絶縁機器の粒子捕捉器
WO2022221996A1 (en) Bus-duct and associated manufacturing method
US11804686B2 (en) Compact auxiliary connector
JP2950424B2 (ja) ガス絶縁開閉装置の主回路断路部
JP2581198B2 (ja) ガス絶縁電気設備及びガス絶縁電気設備用ガス絶縁補償リアクトル装置
JPH07212945A (ja) ガス絶縁母線
JPS6041764Y2 (ja) 閉鎖配電盤
JP3126415B2 (ja) 絶縁スペーサ
JPS6029284Y2 (ja) 管路形電気装置
JPH0340712A (ja) 開閉器用の分岐ケーブルの接続方式
JPS631552Y2 (ja)
JPS5936093Y2 (ja) 閉鎖配電盤の主回路断路装置
JPH0549125A (ja) 導体接続装置
JP3535614B2 (ja) ガス絶縁金属閉鎖形スイッチギヤ
JPH08203759A (ja) ガス絶縁計器用変圧器
JPS5834657Y2 (ja) 電力ケ−ブル
JPS6019459Y2 (ja) 閉鎖配電盤

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees