JP3009972U - プレスブレーキ用金型 - Google Patents

プレスブレーキ用金型

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JP3009972U JP1994011456U JP1145694U JP3009972U JP 3009972 U JP3009972 U JP 3009972U JP 1994011456 U JP1994011456 U JP 1994011456U JP 1145694 U JP1145694 U JP 1145694U JP 3009972 U JP3009972 U JP 3009972U
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信也 光吉
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株式会社アマダメトレックス
信也 光吉
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/02Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on press brakes without making use of clamping means
    • B21D5/0209Tools therefor

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイの着脱交換を行ったとき、ダイのV溝を
改めてパンチに芯合せする必要のないプレスブレーキ用
金型を提供することである。 【構成】 上記目的を達成するために、プレスブレーキ
の下部テーブルに備えたダイホルダ9への取付部を下面
の複数箇所に備えたダイベース33と、このダイベース
33の上面に着脱交換可能に装着されるダイ35とより
なるプレスブレーキ用金型にして、前記ダイ35の上面
に備えた第1のV溝43Aの中心から所定距離で上記ダ
イ35の下面に第1の係合長孔45Aを複数箇所に設け
ると共に、上記ダイ35の上面に備えた第2のV溝43
Bの中心から前記所定距離で上記ダイ35の下面に、第
2の係合長孔45Bを複数箇所に設け、上記第1,第2
の各係合長孔45A,45Bと係合自在の複数のピン4
1を前記ダイベース33の上面に設け、かつ上記各ピン
41を、ダイベース33の前後方向の中心位置から偏倚
した位置に配置してなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、上面に複数のV溝を備えたダイと、このダイを着脱交換可能に支持 するダイベースとよりなるプレスブレーキ用金型に係り、さらに詳細には、ダイ ベースに対してダイの着脱交換を行ったとき、上型(パンチ)に対するダイに備 えたV溝の芯合せが容易なプレスブレーキ用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に概略的に示すように、プレスブレーキ(全体的構成は図示省略)は上部 テーブル1と下部テーブル3とを上下に対向して備えており、上部テーブル1又 は下部テーブル3の適宜一方を上下動自在の可動テーブルに構成してある。
【0003】 前記上部テーブル1には固定具5を介してパンチ(上型)7が着脱交換可能に 取付けてあり、下部テーブル3上には、ダイホルダ9を介してダイ(下型)11 が着脱交換自在に装着してある。
【0004】 そして、ダイ11上にワークWをセットした後、ダイ11の上面に備えた第1 のV溝13Aにパンチ7の下端部を係合することにより、前記ワークWをV字形 に折曲げ加工する構成である。
【0005】 前記ワークWの板厚及び材質の相違により、パンチ7を変えることなしに、ダ イ11の第2のV溝13Bを使用することがある。
【0006】 上述の場合、ダイ11の下面の長手方向の複数箇所に螺着した締付ボルト15 を緩めてダイ11をダイホルダ9から取り外して前後を反転し、第2のV溝13 Bをパンチ7と芯合せした後に、再度前記複数の締付ボルト15を締付けるもの である。
【0007】 したがって、従来は、ダイ11の前後の反転を行うにあたっては、多数の締付 ボルト15を操作しなければならず、ダイ11の着脱交換の作業が厄介なもので あった。
【0008】 そこで、上述のごとき従来の問題を解決する構成として、実開昭54−273 9号(以下単に先行例と称す)に開示のごとき構成がある。
【0009】 上記先行例の構成は、図5に示すように、ダイ11とダイホルダ9との間にダ イベース17を介在した構成である。
【0010】 より詳細には、上記ダイベース17の下面に複数の締付ボルト15を備え、こ のダイベース17の上面の幅方向の中央部には長手方向に延伸したガイド部19 を突出して備えている。そしてダイ11の下面には上記ガイド部19に係脱自在 の係合溝21を長手方向の全長に亘って設けた構成である。
【0011】 前記第1のV溝13Aの中心から上記係合溝21の一側までの寸法Aと第2の V溝13Bの中心から上記係合溝21の他側までの寸法Bは等しく設けてあるの で、前記ガイド部19の一側面を基準としてダイ11の位置決めを行い、第1の V溝13Aをパンチ7に芯合せした後に、ダイベース17をダイホルダ9に固定 する。
【0012】 このように、ダイホルダ9にダイベース17を固定した後、ダイベース17の ガイド部19とダイ11の係合溝21との係合を解除して、ダイベース17から ダイ11を取り外し、ダイ11の前後を反転して係合溝21をガイド部19に再 び係合すると、第2のV溝13Bがパンチ7に芯合せして位置決めされることと なる。
【0013】 すなわち、先行例の構成によれば、ダイホルダ9に対してダイベース17の位 置決めを行った後は、ダイベース17に対してダイ11の着脱交換を行うことに より、ダイ11に備えた第1,第2のV溝13A,13Bがパンチ7に芯合せし て位置決めされることとなり、前述したごとき従来の問題点が解決される。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】
前述のごとき構成においては、ダイ11の下面に係合溝21を設ける構成であ るので、ダイ11の上面に設けるV溝の底部から上記係合溝21に至る肉厚が薄 くなり、ダイの強度が低下するので、通常の一般的なダイよりもダイ11を上下 方向に肉厚に形成する必要がある。
【0015】 したがって先行例のごとき構成においては、ダイベース17の厚さ分だけ余分 に高くなっている上に、ダイ11の高さ寸法が大きくなり、パンチ7の下端から ダイ11の上面までの距離,すなわち、オープンハイトが従来の一般的な構成に 比較してかなり減少し、加工領域が狭くなるという問題がある。
【0016】 さらに先行例の構成においては、左右方向(長手方向)に長いガイド部19の 一側面を基準面とし、かつ係合溝21の両側面を基準面とする構成であるから、 例えば熱処理等によってダイ11に前後方向に僅かな歪みが生じると、ガイド部 19とダイ11の係合溝21を全長に亘って係合することができなくなることが ある。
【0017】 またガイド部19の基準面となる一側面はダイベース17の上面と全長に亘っ て高精度の直角に加工しなければならず、またダイ11の係合溝21の基準面と なる両側面はダイ11の下面と全長に亘って高精度の直角に加工しなければなら ないものであり、各基準面の高精度の加工が仲々厄介であり、精度出しのために 製造コストが高くなるという問題がある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前述のごとき従来の問題に鑑みて、本考案は、プレスブレーキの下部テーブル に備えたダイホルダへの取付部を下面の複数箇所に備えたダイベースと、このダ イベースの上面に着脱交換可能に装着されるダイとよりなるプレスブレーキ用金 型にして、前記ダイの上面に備えた第1のV溝の中心から所定距離で上記ダイの 下面に第1の係合長孔を複数箇所に設けると共に、上記ダイの上面に備えた第2 のV溝の中心から前記所定距離で上記ダイの下面に、第2の係合長孔を複数箇所 に設け、上記第1,第2の各係合長孔と係合自在の複数のピンを前記ダイベース の上面に設け、かつ上記各ピンを、ダイベースの前後方向の中心位置から偏倚し た位置に配置してなるものである。
【0019】
【作用】
前記構成により、ダイベースの上面に設けたピンにダイの下面に設けた係合長 孔を係合した状態においてダイベースをダイホルダに装着し、上部テーブルに装 着してあるパンチとダイの上面に設けたV溝との芯合せを行った後、ダイベース をダイホルダに固定する。
【0020】 その後、ダイベースに対してダイの着脱交換を行うと、ダイの上面に形成した V溝の中心から下面の係合長孔までの距離は所定寸法で一定であるから、ダイベ ースのピンにダイの下面の係合長孔を合せることにより、当該係合長孔に対応し たダイの上面のV溝はパンチと必然的に芯合せした状態となる。
【0021】 したがって、ダイホルダに対してダイベースを固定した後は、ダイベースに対 してダイホルダを着脱交換した場合であっても、ダイ上面のV溝を改めてパンチ に芯合せする必要がないものであり、ダイの着脱交換を容易に行うことができる 。
【0022】 また、ピンが後側へ偏倚してあることにより、ダイの下面の第1,第2の係合 長孔を前後方向の中心位置から偏倚することとなり、既存のダイに追加工を行う 場合、締付ボルト用の螺子孔を回避して加工することができるものである。
【0023】
【実施例】 図1,図2に示す構成において、前述した従来の構成と同一の機能を奏する部 分には同一符号を付することとして、説明の重複部分は省略する。
【0024】 図1,図2を参照するに、本実施例に係るプレスブレーキ用金型は、下部テー ブル3に取付けたダイホルダ9への取付部31を下面の複数箇所に備えたダイベ ース33と、このダイベース33の上面に着脱交換自在に装着することのできる ダイ35とよりなるものである。
【0025】 上記ダイベース33は左右方向に延伸したプレートよりなるものであって、こ のダイベース33が前記ダイホルダ9の複数箇所のT溝9Tに対応した部分に前 記取付部31が設けてある。この取付部31はT溝9Tに係止自在のワッシャ3 7及び上記ワッシャ37を締付自在の締付ボルト39よりなるものである。
【0026】 前記ダイベース33の上面でダイベース33の前後方向(幅方向)の中心位置 から後側(図2において左側)に偏倚した位置には、例えばピンのごとき複数の 係合部材41が突設してある。この複数の係合部材41は、ダイベース33の長 手方向の一直線上に配置してある。
【0027】 前記ダイ35の上面には溝幅の異なる第1,第2のV溝43A,43Bが左右 方向の全長に亘って形成してある。そして、上記ダイ35の下面には前記第1, 第2のV溝43A,43Bに対応した第1,第2の係合長孔45A,45Bが複 数箇所に形成してある。
【0028】 上記第1,第2の係合長孔45A,45Bは、図1より明らかなように、ダイ 35の長手方向に対して傾斜した方向に位置をずらして設けてあり、かつ前記ダ イベース33の上面に設けた前記係合部材41と係合自在であって、ダイ35の 長手方向に長い長孔に形成してある。
【0029】 そして、前記第1のV溝43Aの中心から第1の係合長孔45Aまでの距離A と第2のV溝43Bの中心から第2の係合長孔45Bまでの距離Bは等しく(A =B)設けてある。
【0030】 上記構成において、ダイベース33上の係合部材41にダイ35の下面に形成 した第1の係合長孔45Aを係合し、ダイベース33の下部に備えた取付部31 をダイホルダ9のT溝9Tに係合する。
【0031】 その後、上部テーブル1に装着したパンチ7とダイ35の上面に形成した第1 のV溝43Aとを係合して芯合せを行い、締付ボルト39を締付けてダイベース 33をダイホルダ9に固定する。
【0032】 上述のごとくダイベース33をダイホルダ9に固定した状態において、ダイベ ース33からダイ35を取り外して前後を反転した後、第2の係合長孔45Bを 係合部材41に係合してダイ35をダイベース33に再び装着すると、今度はダ イ35の第2のV溝43Bがパンチ7と芯合せした状態となり、パンチ7と第2 のV溝43Bとの協働によってワークWの折曲げ加工が行われる。
【0033】 すなわち本実施例によれば、ダイホルダ9に対してダイベース33を固定した 後は、ダイベース33に備えた複数の係合部材41に対してダイ35の下面に備 えた第1,第2の係合長孔45A,45Bを選択的に係合することにより、第1 ,第2のV溝43A,43Bをパンチ7に対して選択的に芯合せすることができ 、ダイ35の前後の反転を行った場合でも、改めて芯合せを行う必要がないもの である。
【0034】 また、上記実施例においては、ダイベース33の上面に備えた複数の係合部材 41を基準とするものであり、この係合部材41をピンにすることにより、高精 度に旋削加工したピンを使用することができるものである。なお、上記係合部材 41をピンとしたときには、ダイベース33に没入した部分とダイベース33の 上面から突出している部分とを僅かに偏心した偏心ピンにすることにより、僅か に回動して基準位置を微調整でき、基準としての位置決めの調整をより容易に高 精度に行うことができるものである。
【0035】 さらに前記実施例においては、係合部材41がダイベース33の前後方向の中 心位置より後側に偏倚してあることにより、ダイベース33上にダイ35を載置 してダイ35の下面の第1,第2の係合長孔45A,45Bを選択的に係合する とき、ダイベース33からダイ35が前後に大きく位置ずれを生じるようなこと がなく、また既存のダイの締付ボルト用の螺子孔を回避しての追加工が容易であ る。
【0036】 また、本実施例によれば、係合部材41と係脱自在な第1、第2の係合長孔4 5A,45Bはダイ35の下面の複数箇所に形成する構成であるから、基準とな る第1、第2の係合長孔45A,45Bを高精度に加工すれば良いものであり、 ダイ35の全長に亘って高精度に加工する必要がないので、前述したごとき従来 の構成に比較して加工が容易なものである。
【0037】 なお、ダイベース33の上面及びダイ35の下面は凸凹のない状態において加 工することができるので、上記両面を高精度に加工することは容易である。
【0038】 さらに、前記第1、第2の係合長孔45A,45Bは複数箇所に適宜間隔にか つダイ35の長手方向に対して傾斜する方向に位置をずらして設けた構成である ので、上記第1、第2の係合長孔45A,45Bを形成したことによってダイ3 5の強度が急激に低下するようなことがないものであり、ダイ35の厚みを従来 と同程度とすることができるものである。
【0039】 また、例えばダイ35の幅を一定に保持して第1,第2のV溝43A,43B のV幅を大きくすると、各V溝43A,43Bの中心位置は互に接近するので、 第1,第2の係合長孔45A,45Bが互に接近し干渉することとなるが、本実 施例においては、上記第1,第2の係合長孔45A,45Bはダイ3の長手方向 に対して傾斜する方向に位置をずらして適宜間隔に設けてあるので、上述のごと く第1,第2のV溝43A,43BのV幅を大きくした場合であっても、上記第 1,第2の係合長孔45A,45Bは互に干渉するようなことがなく、係合部材 41との係合位置決めを正確に行うことができるものである。
【0040】 さらに、例えば、図1に示すように、ダイ35の下面の複数箇所に螺子孔47 を形成して、前記締付ボルト39を取付ける構成とした場合には、ダイ35を従 来技術と同様に使用することができるものである。
【0041】 すなわち本実施例によれば、既存のダイの下面に設けてある締付ボルト用の既 存の螺子孔を回避して第1,第2の係合長孔45A,45Bをダイ35の下面に 追加工することにより、既存のダイをも本実施例と同様に使用することができる ものである。
【0042】 さらに本実施例によれば、第1,第2の係合長孔45A,45Bをそれぞれ長 手方向の複数箇所に設けた構成であることにより、ダイ35に歪みによって前後 方向に微小の弯曲が生じているような場合であっても、ダイ35の全長に亘って 矯正することなく、係合長孔45A,45Bを設けた付近を矯正して係合部材4 1に係合長孔45A,45Bを係合すれば良いものであり、ダイ35に微小の弯 曲が生じた場合であっても、前述したごとき従来の構成に比較して、その着脱が 容易なものである。
【0043】 また係合長孔45A,45Bであることにより、係合部材41に係合長孔を係 合した後にダイ35を長手方向へ僅かに移動して、隣接したダイと密着させるこ とが容易なものである。
【0044】 なお、本考案は前述のごとき実施例に限るものではなく、適宜の変更を行うこ とにより、その他の態様でもって実施することができるものである。すなわち、 例えば図3に示すように、ダイ35の上面に設けた第1,第2のV溝43A,4 3Bの中心から等距離Aの位置の複数箇所に係合長孔45を設けて、この係合長 孔45を、第1,第2のV溝43A,43Bに共通に使用可能とすることもでき るものである。
【0045】 この場合、係合長孔の数が少なくなり、構成がより簡単になると共に加工がよ り容易になるものである。
【0046】 また、ダイベース33の上面に突設した係合部材41にベアリング又はローラ を回転自在に設けて、このベアリング等と前記第1,第2の係合長孔45A,4 5Bが係合する構成とすることも可能である。この場合、ベアリング等が係合部 材に相当する。
【0047】 この構成によれば、係合部材とダイの係合長孔との係合時における接触が転り 接触となり、ダイ35を長手方向に移動するとき、より容易に移動することがで きるものである。
【0048】 なお、以上の説明はダイ35の上面に複数のV溝43A,43Bを設けた構成 の場合について説明したが、本考案は、ダイ35の上面に単数のV溝を設け、こ のV溝の中心から係合長孔45までの寸法が前記所定寸法Aである場合にも実施 し得るものである。
【0049】 この場合、ダイベース33に対して各種のダイ35を着脱交換すると、各ダイ 35のV溝の中心は必然的にパンチと芯合せした状態になるものである。
【0050】
【考案の効果】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要するに本考案は、プレス ブレーキの下部テーブルに備えたダイホルダへの取付部を下面の複数箇所に備え たダイベースと、このダイベースの上面に着脱交換可能に装着されるダイとより なるプレスブレーキ用金型にして、前記ダイの上面に備えた第1のV溝の中心か ら所定距離で上記ダイの下面に第1の係合長孔を複数箇所に設けると共に、上記 ダイの上面に備えた第2のV溝の中心から前記所定距離で上記ダイの下面に、第 2の係合長孔を複数箇所に設け、上記第1,第2の各係合長孔と係合自在の複数 のピンを前記ダイベースの上面に設け、かつ上記各ピンを、ダイベースの前後方 向の中心位置から偏倚した位置に配置してなるものである。
【0051】 したがって、本考案においては、ダイベースの上面に設けたピンにダイの下面 に設けた係合長孔を係合した状態においてダイベースをダイホルダに装着し、上 部テーブルに装着してあるパンチとダイの上面に設けたV溝との芯合せを行った 後、ダイベースをダイホルダに固定する。
【0052】 その後、ダイベースに対してダイの着脱交換を行うと、ダイの上面に形成した V溝の中心から下面の係合長孔までの距離は所定寸法で一定であるから、ダイベ ースのピンにダイの下面の係合長孔を合せることにより、当該係合長孔に対応し たダイの上面のV溝はパンチと必然的に芯合せした状態となる。
【0053】 したがって、ダイホルダに対してダイベースを固定した後は、ダイベースに対 してダイを着脱交換した場合であっても、ダイ上面のV溝を改めてパンチに芯合 せする必要がないものであり、ダイの着脱交換を容易に行うことができる。
【0054】 また、ピンが後側へ偏倚してあることにより、ダイの下面の第1、第2の係合 長孔を前後方向の中心位置から偏倚することとなり、既存のダイに追加工する場 合、締付ボルト用の螺子孔を回避して加工することができ、追加工が容易である 。
【0055】 また、本考案によれば、ダイベースの上面およびダイの下面を凸凹のない状態 で加工することができ、上記両面の加工を高精度に行うことが容易なものであり 、ダイベースとダイとの整合を高精度で行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る金型の斜視説明図であ
る。
【図2】実施例に係る金型をプレスブレーキに装着した
状態を示す主要部分の側面説明図である。
【図3】第2実施例に係るダイの側面図である。
【図4】従来の金型をプレスブレーキに装着した状態を
示す側面説明図である。
【図5】従来の金型をプレスブレーキに装着した状態を
示す側面説明図である。
【符号の説明】
9 ダイホルダ 33 ダイベース 35 ダイ 41 係合部材(ピン) 43A,43B V溝 45A,45B 係合長孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレスブレーキの下部テーブルに備えた
    ダイホルダへの取付部を下面の複数箇所に備えたダイベ
    ースと、このダイベースの上面に着脱交換可能に装着さ
    れるダイとよりなるプレスブレーキ用金型にして、前記
    ダイの上面に備えた第1のV溝の中心から所定距離で上
    記ダイの下面に第1の係合長孔を複数箇所に設けると共
    に、上記ダイの上面に備えた第2のV溝の中心から前記
    所定距離で上記ダイの下面に、第2の係合長孔を複数箇
    所に設け、上記第1,第2の各係合長孔と係合自在の複
    数のピンを前記ダイベースの上面に設け、かつ上記各ピ
    ンを、ダイベースの前後方向の中心位置から偏倚した位
    置に配置してなることを特徴とするプレスブレーキ用金
    型。
  2. 【請求項2】 ピンはダイベースの後側へ偏倚してある
    ことを特徴とする請求項1に記載のプレスブレーキ用金
    型。
  3. 【請求項3】 ダイの第1、第2の係合長孔はダイの長
    手方向に対して傾斜した方向に位置をずらして設けてあ
    ることを特徴とする請求項1に記載のプレスブレーキ用
    金型。
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