JP2636177B2 - プレスブレーキ用金型及びダイ - Google Patents

プレスブレーキ用金型及びダイ

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JP2636177B2 JP22048694A JP22048694A JP2636177B2 JP 2636177 B2 JP2636177 B2 JP 2636177B2 JP 22048694 A JP22048694 A JP 22048694A JP 22048694 A JP22048694 A JP 22048694A JP 2636177 B2 JP2636177 B2 JP 2636177B2
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上面に複数のV溝を備
えたダイと、このダイを着脱交換可能に支持するダイベ
ースとよりなるプレスブレーキ用金型及び当該金型に使
用可能な上記ダイに係り、さらに詳細には、ダイベース
に対してダイの着脱交換を行ったとき、上型(パンチ)
に対するダイに備えたV溝の芯合せが容易なプレスブレ
ーキ用金型及びダイに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に概略的に示すように、プレスブレ
ーキ(全体的構成は図示省略)は上部テーブル1と下部
テーブル3とを上下に対向して備えており、上部テーブ
ル1又は下部テーブル3の適宜一方を上下動自在の可動
テーブルに構成してある。
【0003】前記上部テーブル1には固定具5を介して
パンチ(上型)7が着脱交換可能に取付けてあり、下部
テーブル3上には、ダイホルダ9を介してダイ(下型)
11が着脱交換自在に装着してある。
【0004】そして、ダイ11上にワークWをセットし
た後、ダイ11の上面に備えた第1のV溝13Aにパン
チ7の下端部を係合することにより、前記ワークWをV
字形に折曲げ加工する構成である。
【0005】前記ワークWの板厚及び材質の相違によ
り、パンチ7を変えることなしに、ダイ11の第2のV
溝13Bを使用することがある。
【0006】上述の場合、ダイ11の下面の長手方向の
複数箇所に螺着した複数の締付ボルト15を緩めてダイ
11をダイホルダ9から取り外して前後を反転し、第2
のV溝13Bをパンチ7と芯合せした後に、再度前記複
数の締付ボルト15を締付けるものである。
【0007】したがって、ダイ11の反転着脱を行うに
あたっては、多数の締付ボルト15を操作しなければな
らず、ダイ11の着脱交換の作業が厄介なものであっ
た。
【0008】そこで、上述のごとき従来の問題を解決す
る構成として、実開昭54−2739号(以下単に先行
例と称す)に開示のごとき構成がある。
【0009】上記先行例の構成は、図5に示すように、
ダイ11とダイホルダ9との間にダイベース17を介在
した構成である。
【0010】より詳細には、上記ダイベース17の下面
に複数の締付ボルト15を備え、このダイベース17の
上面の幅方向(図5の左右方向)の中央には長手方向
(図5において紙面に直交する方向)に延伸したガイド
部19を突出して備えている。そしてダイ11の下面に
は上記ガイド部19に係脱自在の係合溝21を長手方向
の全長に亘って設けた構成である。
【0011】前記第1のV溝13Aの中心から上記係合
溝21の一側までの寸法Aと第2のV溝13Bの中心か
ら上記係合溝21の他側までの寸法Bは等しく設けてあ
るので、前記ガイド部19の一側面を基準としてダイ1
1の位置決めを行い、第1のV溝13Aをパンチ7に芯
合せした後に、ダイベース17をダイホルダ9に固定す
る。
【0012】このように、ダイホルダ9にダイベース1
7を固定した後、ダイベース17のガイド部19とダイ
11の係合溝21との係合を解除して、ダイベース17
からダイ11を取り外し、ダイ11の前後を反転して係
合溝21をガイド部19に再び係合すると、第2のV溝
13Bがパンチ7に芯合せして位置決めされることとな
る。
【0013】すなわち、先行例の構成によれば、ダイホ
ルダ9に対してダイベース17の位置決めを行った後
は、ダイベース17に対してダイ11の着脱交換を行う
ことにより、ダイ11に備えた第1,第2のV溝13
A,13Bがパンチ7に芯合せして位置決めされること
となり、前述したごとき従来の問題点が解決される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとき構成にお
いては、ダイ11の下面に係合溝21を設ける構成であ
るので、ダイ11の上面に設けるV溝の底部から上記係
合溝21に至る肉厚が薄くなり、ダイの強度が低下する
ので、通常の一般的なダイよりもダイ11を上下方向に
肉厚に形成する必要がある。
【0015】したがって先行例のごとき構成においては
ダイベース17の厚さ分だけ高くなっている上にダイ1
1の高さ寸法が大きくなり、パンチ7の下端からダイ1
1の上面までの距離、すなわち、オープンハイトが、従
来の一般的な構成に比較してかなり減少し、加工領域が
狭くなるという問題がある。
【0016】さらに先行例の構成においては、左右方向
(長手方向)に長いガイド部19の一側面を基準面と
し、かつ係合溝21の両側面を基準面とする構成である
から、例えば熱処理等によってダイ11に前後方向に僅
かな歪みが生じると、ガイド部19とダイ11の係合溝
21を全長に亘って係合することができなくなることが
ある。
【0017】またガイド部19の基準面となる一側面は
ダイベース17の上面と全長に亘って高精度の直角に加
工しなければならず、またダイ11の係合溝21の基準
面となる両側面はダイ11の下面と全長に亘って高精度
の直角に加工しなければならないものであり、各基準面
の高精度の加工が仲々厄介であり、精度出しのために製
造コストが高くなるという問題がある。
【0018】さらに、V溝13Aの肩部の肉厚Tを一定
にしてV溝13Aの巾寸法を大きくすると、ガイド部1
9を基準として寸法Aを保持しなければならないので、
ダイ11の全巾寸法が大きくなるという問題点がある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明は、プレスブレーキの下部テーブルに
備えたダイホルダへの取付部を下面の複数箇所に備えた
ダイベースと、このダイベースの上面に着脱交換可能に
装着されるダイとよりなるプレスブレーキ用金型にし
て、前記ダイの上面に備えた第1のV溝の中心から所定
距離で上記ダイの下面に、第1の係合長孔を複数箇所に
設けると共に、上記ダイの上面に備えた第2のV溝の中
心から前記所定距離で上記ダイの下面に、第2の係合長
孔を複数箇所に設け、上記第1,第2の各係合長孔と係
合自在の係合部材を前記ダイベースの上面に設けてなる
ものである。
【0020】また、第1,第2の係合長孔は、第1,第
2のV溝の中心から等距離の位置に設けてあり、第1,
第2のV溝に共通に使用される構成である。
【0021】さらに、係合部材はラジアルベアリングよ
りなるものである。
【0022】また、ダイは、ダイの上面に備えた第1の
V溝の中心からダイの下面に備えた第1の係合長孔まで
の寸法と、ダイの上面に備えた第2のV溝の中心からダ
イの下面に備えた第2の係合長孔までの寸法とを等寸法
に設けてなるものである。
【0023】そして、第1、第2の係合長孔は、第1、
第2のV溝の位置合せに共通に使用される構成である。
【0024】
【作用】前記構成により、ダイベースの上面に設けた係
合部材にダイの下面に設けた係合長孔を係合した状態に
おいてダイベースをダイホルダに装着し、上部テーブル
に装着してあるパンチとダイの上面に設けたV溝との芯
合せを行った後、ダイベースをダイホルダに固定する。
【0025】その後、ダイベースに対してダイの着脱交
換を行うと、ダイの上面に形成したV溝の中心から下面
の係合長孔までの距離は所定寸法で一定であるから、ダ
イベースの係合部材にダイの下面の係合長孔を係合する
ことにより、当該係合長孔に対応したダイの上面のV溝
はパンチと必然的に芯合せした状態となる。
【0026】したがって、ダイホルダに対してダイベー
スを固定した後は、ダイベースに対してダイホルダを着
脱交換した場合であっても、ダイ上面のV溝を改めてパ
ンチに芯合せする必要がないものであり、ダイの着脱交
換を容易に行うことができる。
【0027】
【実施例】図1,図2に示す構成において、前述した従
来の構成と同一の機能を奏する部分には同一符号を付す
ることとして、説明の重複部分は省略する。
【0028】図1,図2を参照するに、本実施例に係る
プレスブレーキ用金型は、下部テーブル3に取付けたダ
イホルダ9への取付部31を下面の複数箇所に備えたダ
イベース33と、このダイベース33の上面に着脱交換
自在に装着することのできるダイ35とよりなるもので
ある。
【0029】上記ダイベース33は左右方向に延伸した
プレートよりなるものであって、このダイベース33が
前記ダイホルダ9の複数箇所のT溝9Tに対応した部分
に前記取付部31が設けてある。この取付部31はT溝
9Tに係止自在のワッシャ37及び上記ワッシャ37を
締付自在の締付ボルト39よりなるものである。
【0030】前記ダイベース33の上面でダイベース3
3の前後方向(幅方向)の中心位置から後側(図2にお
いて左側)に偏倚した位置には、例えばピンのごとき複
数の係合部材41が突設してある。この複数の係合部材
41は、ダイベース33の長手方向の一直線上に配置し
てある。
【0031】前記ダイ35の上面には溝幅の異なる第
1,第2のV溝43A,43Bが左右方向の全長に亘っ
て形成してある。そして、上記ダイ35の下面には前記
第1,第2のV溝43A,43Bに対応した第1,第2
の係合長孔45A,45Bが複数箇所に形成してある。
【0032】上記第1,第2の係合長孔45A,45B
は、図1より明らかなように、ダイ35の長手方向に対
して傾斜した方向に位置をずらして設けてあり、かつ前
記ダイベース33の上面に設けた前記係合部材41と係
合自在であって、ダイ35の長手方向に長い長孔に形成
してある。
【0033】そして、前記第1のV溝43Aの中心から
第1の係合長孔45Aまでの距離Aと第2のV溝43B
の中心から第2の係合長孔45Bまでの距離Bは等しく
(A=B)設けてある。
【0034】上記構成において、ダイベース33上の係
合部材41にダイ35の下面に形成した第1の係合長孔
45Aを係合し、ダイベース33の下部に備えた取付部
31をダイホルダ9のT溝9Tに係合する。
【0035】その後、上部テーブル1に装着したパンチ
7とダイ35の上面に形成した第1のV溝43Aとを係
合して芯合せを行い、締付ボルト39を締付けてダイベ
ース33をダイホルダ9に固定する。
【0036】上述のごとくダイベース33をダイホルダ
9に固定した状態において、ダイベース33からダイ3
5を取り外して前後を反転した後、第2の係合長孔45
Bを係合部材41に係合してダイ35をダイベース33
に再び装着すると、今度はダイ35の第2のV溝43B
がパンチ7と芯合せした状態となり、パンチ7と第2の
V溝43Bとの協働によってワークWの折曲げ加工が行
われる。
【0037】すなわち本実施例によれば、ダイホルダ9
に対してダイベース33を固定した後は、ダイベース3
3に備えた複数の係合部材41に対してダイ35の下面
に備えた第1,第2の係合長孔45A,45Bを選択的
に係合することにより、第1,第2のV溝43A,43
Bをパンチ7に対して選択的に芯合せすることができ、
ダイ35の前後の反転を行った場合でも、改めて芯合せ
を行う必要がないものである。
【0038】また、上記実施例においては、ダイベース
33の上面に備えた複数の係合部材41を基準とするも
のであり、この係合部材41をピンにすることにより、
高精度に旋削加工したピンを使用することができるもの
である。なお、上記係合部材41をピンとしたときに
は、ダイベース33に没入した部分とダイベース33の
上面から突出している部分とを僅かに偏心した偏心ピン
にすることにより、僅かに回動して基準位置を微調整で
き、基準としての位置決めの調整をより容易に高精度に
行うことができるものである。
【0039】さらに前記実施例においては、係合部材4
1がダイベース33の前後方向の中心位置より後側に偏
倚してあることにより、ダイベース33上にダイ35を
載置してダイ35の下面の第1,第2の係合長孔45
A,45Bを選択的に係合するとき、ダイベース33か
らダイ35が大きく前後に位置ずれするようなことがな
いものであり、かつ既在のダイに対する追加工が容易な
ものである。
【0040】なお、係合部材41をダイベース33の前
側に偏倚した場合には、前述したごとき効果を奏するこ
とは勿論のこと、ダイベース33上においてダイ35を
前上り状態に傾斜せしめて係合部材41と係合長孔とを
合せることができ、見視しての係合を容易に行うことが
できるものである。
【0041】したがって、係合部材41はダイベースの
33の前側へ偏倚して設けても良いものである。
【0042】また、本実施例によれば、係合部材41と
係脱自在な第1、第2の係合長孔45A,45Bはダイ
35の下面の複数箇所に形成する構成であるから、基準
となる第1、第2の係合長孔45A,45Bを高精度に
加工すれば良いものであり、ダイ35の全長に亘って高
精度に加工する必要がないので、前述したごとき従来の
構成に比較して加工が容易なものである。なお、ダイベ
ース33の上面及びダイ35の下面は凸凹のない状態の
加工であるから、上記両面の加工も高精度に容易に加工
できるものである。
【0043】さらに、前記第1、第2の係合長孔45
A,45Bは複数箇所にかつダイ35の長手方向に対し
て傾斜する方向に位置をずらして適宜間隔に設けた構成
であるので、上記係合長孔45A,45Bを形成したこ
とによってダイ35の強度が急激に低下するようなこと
がないものであり、ダイ35の厚みを従来と同程度とす
ることができるものである。
【0044】また、例えばダイ35の幅を一定に保持し
て第1,第2のV溝43A,43BのV幅を大きくする
と、各V溝43A,43Bの中心位置は互に接近するの
で、第1,第2の係合長孔45A,45Bが互に接近し
干渉することとなるが、本実施例においては、上記第
1,第2の係合長孔45A,45Bはダイ3の長手方向
に対して傾斜する方向に位置をずらして適宜間隔に設け
てあるので、上述のごとく第1,第2のV溝43A,4
3BのV幅を大きくした場合であっても、上記第1,第
2の係合長孔45A,45Bは互に干渉するようなこと
がなく、係合部材41との係合位置決めを正確に行うこ
とができるものである。
【0045】さらに、例えば、図1に示すように、ダイ
35の下面の複数箇所に螺子孔47を形成して、前記締
付ボルト39を取付ける構成とした場合には、ダイ35
を従来技術と同様に使用することができるものである。
【0046】すなわち本実施例によれば、既存のダイの
下面に設けてある締付ボルト用の既存の螺子孔を回避し
て第1,第2の係合長孔45A,45Bをダイの下面に
追加工することにより、既存のダイをも本実施例と同様
に使用することができるものである。
【0047】さらに本実施例によれば、第1,第2の係
合長孔45A,45Bをそれぞれ長手方向の複数箇所に
設けた構成であることにより、例えばダイ35に歪みに
よって前後方向に微小の弯曲が生じているような場合で
あっても、ダイ35の全長に亘って矯正することなく、
係合長孔45A,45Bを設けた付近を矯正して係合部
材41に係合長孔45A,45Bを係合すれば良いもの
であり、ダイ35に微小の弯曲が生じた場合であって
も、前述したごとき従来の構成に比較して、その着脱が
容易なものである。
【0048】また係合長孔45A,45Bであることに
より、係合部材41に係合長孔を係合した後にダイ35
を長手方向へ僅かに移動して、隣接したダイと密着させ
ることが容易なものである。
【0049】ダイ35は、ダイ35の上面に形成した第
1、第2のV溝43A,43Bの中心から所定寸法の位
置においてダイ35の下面に第1、第2の係合長孔45
A,45Bを形成した構成であるから、例えば上面のV
溝43Aの肩部の肉厚Tを一定に保持してV溝43Aの
巾寸法を異にする場合であっても、係合長孔45Aは所
定寸法の位置に設けることができ、ダイ35の全幅を一
定に保持して容易に対応することができるものである。
【0050】なお、本発明は前述のごとき実施例に限る
ものではなく、適宜の変更を行うことにより、その他の
態様でもって実施することができるものである。すなわ
ち、例えば図3に示すように、ダイ35の上面に設けた
第1,第2のV溝43A,43Bの中心から等距離Aの
位置の複数箇所に係合長孔45を設けて、この係合長孔
45を、第1,第2のV溝43A,43Bに共通に使用
可能とすることもできるものである。
【0051】この場合、係合長孔の数が少なくなり、構
成がより簡単になると共に加工がより容易になるもので
ある。
【0052】また、ダイベース33の上面に突設した係
合部材41にベアリング又はローラを回転自在に設け
て、このベアリング等と前記第1,第2の係合長孔45
A,45Bが係合する構成とすることも可能である。
【0053】この構成によれば、係合部材とダイの係合
長孔との係合時における接触が転り接触となり、ダイ3
5を長手方向に移動するとき、より容易に移動すること
ができるものである。
【0054】なお、以上の説明はダイ35の上面に複数
のV溝43A,43Bを設けた構成の場合について説明
したが、本発明は、ダイ35の上面に単数のV溝を設
け、このV溝の中心から係合長孔45までの寸法が前記
所定寸法Aである場合にも実施し得るものである。
【0055】この場合、ダイベース33に対して各種の
ダイ35を着脱交換すると、各ダイ35のV溝の中心は
必然的にパンチと芯合せした状態になるものである。
【0056】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本発明は、プレスブレーキの下部テ
ーブルに備えたダイホルダへの取付部を下面の複数箇所
に備えたダイベースと、このダイベースの上面に着脱交
換可能に装着されるダイとよりなるプレスブレーキ用金
型にして、前記ダイの上面に備えた第1のV溝の中心か
ら所定距離で上記ダイの下面に、第1の係合長孔を複数
箇所に設けると共に、上記ダイの上面に備えた第2のV
溝の中心から前記所定距離で上記ダイの下面に、第2の
係合長孔を複数箇所に設け、上記第1,第2の各係合長
孔と係合自在の係合部材を前記ダイベースの上面に設け
てなるものである。
【0057】したがって、本発明によれば、ダイホルダ
にダイベースを固定した後、ダイベースに対してダイを
着脱交換するのみで良いこととなり、改めてダイのV溝
をパンチに芯合せする必要がないものであり、ダイの着
脱交換を容易に行うことができるものである。
【0058】また、第1,第2の係合長孔は、第1,第
2のV溝の中心から等距離の位置に設けてあり、第1,
第2のV溝に共通に使用される構成である。
【0059】したがって、係合長孔を第1,第2のV溝
に共通に使用でき、係合長孔の数を少なくしての加工が
容易であり、かつ構成がより簡単になるものである。
【0060】さらに、係合部材はラジアルベアリングよ
りなるものであるから、ダイを長手方向に移動すると
き、その移動を容易に行うことができるものである。
【0061】また、ダイの上面に備えた第1のV溝の中
心からダイの下面に備えた第1の係合長孔までの寸法
と、ダイの上面に備えた第2のV溝の中心からダイの下
面に備えた第2の係合長孔までの寸法とを等寸法に設け
てなるダイであるから、既存のダイに追加工して容易に
製造することができると共に、V溝の巾寸法が異なる場
合であってもダイの全幅を一定に保持して容易に対応で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る金型の斜視説明図であ
る。
【図2】実施例に係る金型をプレスブレーキに装着した
状態を示す主要部分の側面説明図である。
【図3】第2実施例に係るダイの側面図である。
【図4】従来の金型をプレスブレーキに装着した状態を
示す側面説明図である。
【図5】従来の金型をプレスブレーキに装着した状態を
示す側面説明図である。
【符号の説明】
9 ダイホルダ 33 ダイベース 35 ダイ 41 係合部材 43A,43B V溝 45A,45B 係合長孔

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレスブレーキの下部テーブルに備えた
    ダイホルダへの取付部を下面の複数箇所に備えたダイベ
    ースと、このダイベースの上面に着脱交換可能に装着さ
    れるダイとよりなるプレスブレーキ用金型にして、前記
    ダイの上面に備えた第1のV溝の中心から所定距離で上
    記ダイの下面に、第1の係合長孔を複数箇所に設けると
    共に、上記ダイの上面に備えた第2のV溝の中心から前
    記所定距離で上記ダイの下面に、第2の係合長孔を複数
    箇所に設け、上記第1,第2の各係合長孔と係合自在の
    係合部材を前記ダイベースの上面に設けてなることを特
    徴とするプレスブレーキ用金型。
  2. 【請求項2】 第1,第2の係合長孔は、第1,第2の
    V溝の中心から等距離の位置に設けてあり、第1,第2
    のV溝に共通に使用される構成であることを特徴とする
    請求項1に記載のプレスブレーキ用金型。
  3. 【請求項3】 係合部材はラジアルベアリングよりなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のプレスブレーキ用金
    型。
  4. 【請求項4】 ダイの上面に備えた第1のV溝の中心か
    らダイの下面に備えた第1の係合長孔までの寸法と、ダ
    イの上面に備えた第2のV溝の中心からダイの下面に備
    えた第2の係合長孔までの寸法とを等寸法に設けてなる
    ことを特徴とするダイ。
  5. 【請求項5】 第1、第2の係合長孔が第1、第2のV
    溝の位置合せに共通に使用される構成であることを特徴
    とする請求項4に記載のダイ。
  6. 【請求項6】 ダイの第1、第2の係合長孔はダイの長
    手方向に対して傾斜した方向に位置をずらして設けてあ
    ることを特徴とする請求項4に記載のダイ。
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