JP3005179B2 - スパッタリング装置用のシャッタ装置 - Google Patents

スパッタリング装置用のシャッタ装置

Info

Publication number
JP3005179B2
JP3005179B2 JP7212181A JP21218195A JP3005179B2 JP 3005179 B2 JP3005179 B2 JP 3005179B2 JP 7212181 A JP7212181 A JP 7212181A JP 21218195 A JP21218195 A JP 21218195A JP 3005179 B2 JP3005179 B2 JP 3005179B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
disk
shutter
disk mounting
processing chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7212181A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0963959A (ja
Inventor
光広 鏑木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Materials Inc filed Critical Applied Materials Inc
Priority to JP7212181A priority Critical patent/JP3005179B2/ja
Publication of JPH0963959A publication Critical patent/JPH0963959A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3005179B2 publication Critical patent/JP3005179B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハ上に集積回
路を形成する場合等に用いられるスパッタリング装置に
関し、特に、スパッタリング装置におけるターゲットを
クリーニングする際に用いられるシャッタ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ウェハの表面にスパッタリングにより薄
膜を形成する場合、各成膜処理の前にターゲットの表面
に付着した不純物を除去し、ターゲットの表面の安定化
を図るために、クリーニング処理を行う。このクリーニ
ング処理はスパッタリングにより行うが、ターゲット表
面から分離した粒子がウェハ上に堆積しないよう、ター
ゲットとウェハとの間にシャッタディスクを配置するの
が一般的である。
【0003】通常、1枚のシャッタディスクで複数回の
クリーニング処理を行うが、クリーニング処理が所定回
数以上行われると、シャッタディスク上には不純物が相
当量、堆積する。このため、シャッタディスクは、定期
的に或いは必要に応じて清浄なものと交換しなければな
らない。
【0004】従来一般のシャッタディスクはチタン製で
あり、比較的厚い円板状のものである。このようなシャ
ッタディスクを交換する場合、従来においては、ステッ
ピング装置の運転を停止して処理チャンバを開放し、人
手によりシャッタディスクを外部に取り出した後、清浄
なシャッタディスクと交換することとしていた。また、
チタン製シャッタディスクは高価であるので、処理チャ
ンバから取り出されたシャッタディスクは、再使用でき
るよう、堆積物除去・洗浄処理がなされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のターゲットのクリーニング方法では人手によるシャッ
タディスクの交換が必要であり、手間がかかり、スパッ
タリング装置の運転を長時間にわたり停止しなければな
らなかった。また、取り出したシャッタディスクに対す
る堆積物除去・洗浄処理も手間のかかる作業である。
【0006】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
決することのできる新規なシャッタ装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるシャッタ装
置は、スパッタリング処理を行うための処理チャンバ
と、処理チャンバの上部に設けられたターゲットと、処
理チャンバ内にターゲットの下面に対向して設けられた
ウェハ支持体とを有するスパッタリング装置において用
いられるものであり、処理されるべきウェハと実質的に
同形のシャッタディスクと、処理チャンバ内に配設され
ており、シャッタディスクが載置される凹形状のディス
ク載置部分を有しており、且つ、ウェハ支持体の直上の
位置と、その位置から離れた位置とのいずれか一方にデ
ィスク載置部分を配置すべく水平方向に往復移動可能と
なっているディスク載置アームと、ディスク載置アーム
を移動させるための駆動手段とを備え、ディスク載置部
分の上面に少なくとも1つの凸部を設け、シャッタディ
スクの下面に、凸部と嵌合する凹部を形成することによ
り、ディスク載置部分に載置されたシャッタディスクの
周方向の位置ずれを防止するよう構成したことを特徴と
している。
【0008】
【0009】かかる構成においては、シャッタディスク
はウェハと実質的に同形であるため、スパッタリング装
置のウェハ搬送装置によりシャッタディスクを処理チャ
ンバの外部から、処理チャンバ内のディスク載置アーム
のディスク載置部分に装填することができる。また、こ
のシャッタディスクはディスク載置アームに単に載置さ
れるだけであるので、取り外し可能である。このため、
周方向に位置ずれを起こす可能性があるが、載置部分と
シャッタディスクに設けられた凸部及び凹部により、位
置ずれが防止される。
【0010】また、スパッタリング装置が、ウェハを前
記ウェハ支持体上に下降させ或いは前記ウェハ支持体か
ら上昇させるべく垂直方向に昇降可能となっている複数
本のリフトピンを有している場合において、ディスク載
置アームは、移動時に前記リフトピンと干渉することを
防止するよう形作られていることが好適である。これに
より、リフトピンが上方に突出している場合にも、ディ
スク載置アームを揺動させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の好適な
実施形態について詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明が適用されるスパッタリン
グ装置を概略的に示した図である。図示のスパッタリン
グ装置10は、ロードロック室12の周囲に処理チャン
バ14、カセットチャンバ16,18、その他のチャン
バ20〜28を配設して成るマルチチャンバ型のもので
ある。このスパッタリング装置10は、ロードロック室
12及びその周囲のチャンバ14〜28内を真空に維持
した状態でウェハWの処理や搬送が可能となっている。
【0013】ロードロック室12には、チャンバ14〜
28間でのウェハWの搬送を行うためのウェハ搬送装置
30が設けられている。図示のウェハ搬送装置30は、
ロードロック室12の中心に設置された支持軸32と、
この支持軸32に駆動機構34を介して水平に支持され
た細長い平板状のブレード36とを備えている。ブレー
ド36は、駆動機構34を遠隔制御することで、支持軸
32を中心として旋回及び径方向に前後動し、その先端
部を所望のチャンバ14〜28内に差し入れることがで
きるようになっている。かかる構成においては、ブレー
ド36の先端部にウェハWを載せた状態で、ウェハWを
チャンバ14〜28間で搬送することが可能となる。
【0014】図2及び図3は、それぞれ、図1のマルチ
チャンバ型スパッタリング装置10における処理チャン
バ14の一つを概略的に示した縦断面図及び横断面図で
ある。この処理チャンバ14はハウジング38により画
成されている。ロードロック室10との境界となるハウ
ジング38の側壁38aにはウェハ搬送通路38bが設
けられており、この通路38bは開閉扉40により気密
に閉じられるようになっている。
【0015】ハウジング38の上部には略円形のターゲ
ット42が取り付けられており、その下方にはウェハ支
持体44が配置されている。ウェハWはウェハ支持体4
4上で支持され、ターゲット42の下面に対して平行に
対向配置される。ウェハ支持体44は、ハウジング38
の底板38cを貫通して垂直方向に延びる支持管46の
上端に支持されている。支持管46は昇降機構48によ
り昇降可能となっており、これにより、ウェハ支持体4
4は図2の実線で示す第1位置と二点鎖線で示す第2位
置との間で昇降される。なお、図2において、符号50
はベローズであり、処理チャンバ14内の真空を保つた
めのものである。
【0016】ターゲット42とウェハ支持体44とには
それぞれ、直流電源(図示せず)の陰極と陽極が接続さ
れている。真空とされた処理チャンバ14に処理ガスを
導入してターゲット42とウェハ支持体44(即ち、ウ
ェハW)との間に電圧をかけると、グロー放電が発生す
る。この時、プラズマ中の正イオンがターゲット表面に
衝突し、ターゲット原子をはじき出し、このターゲット
原子がウェハW上に堆積して薄膜が形成されるのであ
る。
【0017】また、ウェハ支持体44の下側にはリフト
プレート52が配設されており、このリフトプレート5
2は、ハウジング38の底板38cを貫通し昇降機構5
4により昇降される支持軸56に支持されている。この
支持軸56の周囲には、処理チャンバ14内の気密性を
保つためのベローズ58が設けられている。リフトプレ
ート52の上面には複数本(図示実施形態では3本)の
リフトピン60が固定され、ウェハ支持体44に形成さ
れた貫通孔62を通って垂直上方に延びている。これら
のリフトピン60は、昇降機構54を制御することで、
リフトプレート52と共に、図2の実線で示す第1位置
と二点鎖線で示す第2位置との間で昇降される。リフト
ピン60が第1位置にあるとき、リフトピン60の上端
はウェハ搬送装置30のブレード36よりも下側に配置
され、また、リフトピン60が第2位置にあるとき、そ
の上端はブレード36よりも上側に配置される。従っ
て、ウェハ搬送装置30及び昇降機構54を適宜操作す
ることで、ウェハWをブレード36とウェハ支持体44
との間で移載することが可能となる。
【0018】更に、処理チャンバ14内には、ターゲッ
ト・クリーニング用のシャッタディスクSを用いてター
ゲット42とウェハ支持体44との間を遮るためのシャ
ッタ機構64が設けられている。シャッタ機構64は、
ハウジング38の底板38cを貫通し回転可能に取り付
けられた支持軸66と、この支持軸66の下端部に接続
された回転駆動機構68と、支持軸66の上端部に固着
され水平に延びるディスク載置アーム70とから構成さ
れている。このディスク載置アーム70は直流電源の陽
極に電気的に接続されている。また、ディスク載置アー
ム70は、ウェハ支持体44の第1位置と第2位置との
中間の高さ位置に配置されており、回転駆動機構68を
制御することで、ハウジング38の側部に設けられたサ
イドチャンバ72内の第1位置(図3の実線で示す位
置)と図3の二点鎖線で示す第2位置との間で回動され
る。ディスク載置アーム70の自由端側の部分70aは
他の部分70bよりも一段下げられており、その部分7
0aにシャッタディスクSが載置されるようになってい
る。このディスク載置部分70aの最外周部である段差
面の径はシャッタディスクSの径と同一又は僅かに大き
くされており、載置されたシャッタディスクSが横方向
にずれないようにしている。なお、ディスク載置部分7
0aの中心点は、ディスク載置アーム70が第2位置に
あるとき、ウェハ支持体44の中心軸線上に配置され
る。また、図示するように、このディスク載置部分70
aは完全な円形となっていないが、これは、リフトピン
60が第2位置にある状態でディスク載置アーム70を
回動させた際、リフトピン60とディスク載置アーム7
0との干渉を防止するためのものである。
【0019】本発明によるシャッタディスクSは従来の
ものよりも薄く、ウェハWとほぼ同様の形状、即ちウェ
ハWと実質的に同一の径と厚さを有している。また、こ
のシャッタディスクSはステンレス鋼から作られてお
り、従来のチタン製のものよりも安価であり、使い捨て
が可能である。図4に明示するように、シャッタディス
クSの一面(下面)には、その外周縁部に、少なくとも
1つ(図示実施形態では3つ)の凹部74が形成されて
いる。これらの凹部74は、シャッタディスクSをディ
スク載置アーム70のディスク載置部分70aに載せた
際、ディスク載置部分70aに取り付けられた丸頭ピン
76の頭部(凸部)に嵌合し、シャッタディスクSが周
方向にずれるのを防止するようになっている。従って、
位置ずれの摩擦によりパーチクルの発生を抑えることが
できる。
【0020】シャッタディスクS及びウェハWは、それ
ぞれ、第1及び第2のカセッチチャンバ16,18内に
設置されたカセット78,80から供給される。各カセ
ットチャンバ16,18とロードロック室12との間の
ウェハ搬送通路には開閉扉82,84が設けられてお
り、この開閉扉82,84を閉じることにより、ロード
ロック室12とカセットチャンバ16,18との間を気
密に遮断することができる。また、各カセットチャンバ
16,18は外部に通じる通路が設けられており、この
通路にも開閉扉86,88が設けられている。従って、
この開閉扉86,88を開け、ロードロック室12とカ
セットチャンバ16,18との間の開閉扉82,84を
閉じることにより、ロードロック室12及びその他のチ
ャンバを真空に保った状態でカセットチャンバ16,1
8のみを開放することができ、カセットチャンバ16,
18内のカセット78,80の出し入れが可能となる。
【0021】次に、このような構成のマルチチャンバ型
スパッタリング装置10において実施される本発明によ
るターゲットのクリーニング方法について説明する。な
お、以下に説明するクリーニング方法は、ターゲット4
2がチタンから成り、ウェハW上にチタン膜(Ti膜)
を形成した後、その上にチタンナイトロイド膜(TiN
膜)を形成する場合であって、各成膜処理の終了後にタ
ーゲット42のクリーニング処理を行うこととした場合
に関するものである。
【0022】まず、第1のカセットチャンバ16の開閉
扉86を開き、複数枚の清浄なシャッタディスクSが収
納されたカセット78を第1のカセットチャンバ16に
配置する。この際、内側の開閉扉82を閉じた状態とし
ておけば、他のチャンバ内を真空に維持することがで
き、他のチャンバ内での処理を中断する必要がない。
【0023】次いで、開閉扉86を閉じ、開閉扉82を
開けた後、ウェハ搬送装置30を操作し、ブレード36
を第1のカセットチャンバ16内に挿入する。シャッタ
ディスクSはウェハWとほぼ同形であるので、ウェハ搬
送装置30によりウェハWと全く同様に取り扱われ、カ
セット78から1枚のシャッタディスクSが取り出され
る。この後、シャッタディスクSが載置された状態でブ
レード36を第1のカセットチャンバ16から抜き出し
て、処理チャンバ14にウェハ搬送通路38bを通して
挿入する。この時のブレード38の位置は図2及び図3
の二点鎖線で示す通りである。
【0024】ここで、昇降機構54を制御してリフトピ
ン60を第1位置から第2位置に上昇させると、リフト
ピン60の上端にシャッタディスクSが移載される。シ
ャッタディスクSがリフトピン60により確実に支持さ
れたならば、ブレード36を処理チャンバ14からロー
ドロック室12内に戻すと共に、シャッタ機構64の回
転駆動機構68を制御してディスク載置アーム70を第
1位置から第2位置に回動させる。そして、リフトピン
60を第1位置に戻すと、シャッタディスクSはディス
ク載置アーム70のディスク載置部分70aに移載され
る。この後、ディスク載置アーム70は成膜処理の妨げ
とならない第1位置に戻される。
【0025】次に、再度ウェハ搬送装置30を制御し
て、第2のカセットチャンバ18内のカセット80から
処理すべきウェハWを取り出し、処理チャンバ14内に
搬入し、前述したようにしてリフトピン60を上下させ
てウェハWをウェハ支持体44上に載り移らせる。そし
て、ロードロック室12と処理チャンバ14との間の開
閉扉40を閉じ、ウェハ支持体44を第1位置から第2
位置に上昇させ、Ti膜の成膜処理を開始する。Ti膜
の成膜処理は、周知の通り、真空の処理チャンバ14内
に処理ガスとしてアルゴンガスを所定量導入し、ターゲ
ット42とウェハWとの間に電圧をかけ、グロー放電を
発生させる。これにより、プラズマ中のアルゴンイオン
がターゲット42の表面に衝突し、その結果、Tiがス
パッタ粒子としてウェハW上に堆積する。
【0026】このTi膜成膜処理が完了したならば、処
理チャンバ14内の処理ガスを排気すると共に、ターゲ
ット表面に付着したTi粒子を除去すべく、クリーニン
グ処理を行う。このクリーニング処理では、まず、ウェ
ハ支持体44を第1位置に下げ、ディスク載置アーム7
0を第1位置から第2位置に移動させる。この状態にお
いて、シャッタディスクSはシールド90と協働してウ
ェハWの表面をターゲット42から覆い隠すこととな
る。そして、次の成膜処理に用いる処理ガス、即ち窒素
ガスを導入すると共に、ターゲット42とシャッタディ
スクS間に電圧を印加し、スパッタリング現象を利用し
てターゲット42の表面の付着物を除去する。
【0027】このクリーニング処理が終了したならば、
ディスク載置アーム70を第1位置に戻し、ウェハ支持
体44を第2位置に上昇させ、窒素ガスでスパッタリン
グを行うと、TiN粒子がターゲット42からはじき出
され、ウェハWのTi膜上にTiN膜が形成される。
【0028】ウェハWは周知の工程を経た後、別のウェ
ハWと交換されるが、この新たに装填されたウェハWの
Ti膜成膜処理を行う前に、ターゲット42の表面に付
着したTiN粒子を除去すべく、上述と同様に、ディス
ク載置アーム70が第1位置から第2位置に移動されて
クリーニング処理が行われる。
【0029】この後、成膜処理とクリーニング処理を交
互に行うが、所定回数、クリーニング処理を行ったなら
ば、シャッタディスクSを新しいものと交換する。その
ために、まず、ディスク載置アーム70を第2位置と
し、リフトピン60を上昇させてリフトピン60の上端
にシャッタディスクSを移し変える。そして、開閉扉4
0を開放してブレード36を処理チャンバ14内に挿入
し、シャッタディスクSの下側にブレード36の先端部
を配置する。この後、リフトピン60を下降させ、シャ
ッタディスクSをブレード36に移載する。ブレード3
6の先端部にシャッタディスクSが載置されたならば、
ウェハ搬送装置30を適宜操作し、シャッタディスクS
を第1のカセットチャンバ16内のカセット78に戻
す。以降は前述と同様に、新たなシャッタディスクSを
カセット78から取り出して、処理チャンバ14内のシ
ャッタ機構64に装填するのである。
【0030】第1のカセットチャンバ16におけるカセ
ット78内のシャッタディスクSが全て使用済みシャッ
タディスクとなったならば、カセットチャンバ16の内
側の開閉扉82を閉じ、外側の開閉扉86を開け、カセ
ット78を交換する。このようにしてカセットチャンバ
16から取り出された使用済みシャッタディスクSは、
堆積物除去・洗浄処理を行って再使用してもよいが、こ
の実施形態ではステンレス鋼製の安価なものであるの
で、廃棄処分することが効率化の観点からは好ましい。
【0031】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、この実施形態における処理内容や処理手順に
本発明が限定されないことは言うまでもない。例えば、
上記実施形態ではクリーニング処理はTi膜とTiN膜
の成膜処理の間で行うこととしているが、薄膜の種類は
Ti膜やTiN膜に限られず、また、クリーニング処理
も特定の成膜処理の後のみに行うこととしてもよい。
【0032】また、上記実施形態では使用済みシャッタ
ディスクSを元の第1のカセットチャンバ16に戻すこ
ととしているが、新規なシャッタディスクを収容するチ
ャンバ(第1の位置)と使用済みシャッタディスクを収
容するチャンバ(第2の位置)とを別々としてもよい。
更に、本発明の適用可能なスパッタリング装置は、シャ
ッタディスクSを装置内の所定の位置に配置する際に処
理チャンバ内の真空を維持できるものであれば、マルチ
チャンバ型に限定されない。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、シ
ャッタディスクをウェハと同形とすることにより、ウェ
ハ搬送装置を用いて自動的にシャッタディスクを取り扱
うことが可能となる。従って、処理チャンバの真空を維
持できるスパッタリング装置内の所定位置にシャッタデ
ィスクを配置した後は、シャッタディスクの交換に際し
て処理チャンバを開放する必要がなく、スパッタリング
装置の運転効率を大幅に向上させることができる。
【0034】また、シャッタディスクをステンレス鋼製
等の安価な材料から作り、使い捨て可能とすることで、
シャッタディスクの堆積物除去・洗浄作業を不要とする
ことができ、この点からも作業効率の向上を図ることが
可能となる。更に、本発明によれば、シャッタディスク
がディスク載置アーム上での位置ずれを防止することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるマルチチャンバ型スパッタ
リング装置を示す概略説明図である。
【図2】図1のスパッタリング装置における処理チャン
バの一つを概略的に示す縦断面図であり、図3のII−II
線に沿っての断面図である。
【図3】図2のIII-III 線に沿っての断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿っての断面図である。
【符号の説明】
10…スパッタリング装置、12…ロードロック室、1
4…処理チャンバ、16…第1のカセットチャンバ、1
8…第2のカセットチャンバ、30…ウェハ搬送装置、
36…ブレード、42…ターゲット、44…ウェハ支持
体、60…リフトピン、64…シャッタ機構、70…デ
ィスク載置アーム、78,80…カセット、W…ウェ
ハ、S…シャッタディスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−259258(JP,A) 特開 平6−299355(JP,A) 特開 平7−11442(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/203 C23C 14/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタリング処理を行うための処理チ
    ャンバと、前記処理チャンバの上部に設けられたターゲ
    ットと、前記処理チャンバ内に前記ターゲットの下面に
    対向して設けられたウェハ支持体とを有するスパッタリ
    ング装置において用いられるシャッタ装置であって、 処理されるべきウェハと実質的に同形のシャッタディス
    クと、 前記処理チャンバ内に配設されており、前記シャッタデ
    ィスクが載置される凹形状のディスク載置部分を有して
    おり、且つ、前記ウェハ支持体の直上の位置と、その位
    置から離れた位置とのいずれか一方に前記ディスク載置
    部分を配置すべく水平方向に往復移動可能となっている
    ディスク載置アームと、 前記ディスク載置アームを移動させるための駆動手段と
    を備え、 前記ディスク載置部分の上面に少なくとも1つの凸部を
    設け、前記シャッタディスクの下面に、前記凸部と嵌合
    する凹部を形成することにより、前記ディスク載置部分
    に載置された前記シャッタディスクの周方向の位置ずれ
    を防止するよう構成されている、スパッタリング装置用
    のシャッタ装置。
  2. 【請求項2】 前記スパッタリング装置が、ウェハを前
    記ウェハ支持体上に下降させ或いは前記ウェハ支持体か
    ら上昇させるべく垂直方向に昇降可能となっている複数
    本のリフトピンを有している場合において、 前記ディスク載置アームが、移動時に前記リフトピンと
    干渉することを防止するよう形作られている、請求項
    記載のスパッタリング装置用のシャッタ装置。
JP7212181A 1995-08-21 1995-08-21 スパッタリング装置用のシャッタ装置 Expired - Fee Related JP3005179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7212181A JP3005179B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 スパッタリング装置用のシャッタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7212181A JP3005179B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 スパッタリング装置用のシャッタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0963959A JPH0963959A (ja) 1997-03-07
JP3005179B2 true JP3005179B2 (ja) 2000-01-31

Family

ID=16618264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7212181A Expired - Fee Related JP3005179B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 スパッタリング装置用のシャッタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3005179B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4902052B2 (ja) * 2001-04-05 2012-03-21 キヤノンアネルバ株式会社 スパッタリング装置
KR100620193B1 (ko) * 2002-12-30 2006-09-01 동부일렉트로닉스 주식회사 스퍼터링 장치의 셔터 플레이트
KR100818044B1 (ko) * 2006-05-04 2008-03-31 위순임 기판 지지대와 기판 반송 장치 및 이를 이용한 기판 처리시스템
KR101367899B1 (ko) * 2007-05-17 2014-02-26 위순임 기판 처리 시스템
CN111986976B (zh) * 2019-05-22 2022-04-22 北京北方华创微电子装备有限公司 工艺腔室及半导体处理设备
US20220013383A1 (en) * 2020-07-08 2022-01-13 Applied Materials, Inc. Substrate processing module and method of moving a workpiece
US11817331B2 (en) * 2020-07-27 2023-11-14 Applied Materials, Inc. Substrate holder replacement with protective disk during pasting process
CN113789501B (zh) * 2021-09-09 2023-07-25 比尔安达(上海)润滑材料有限公司 一种在剃须刀盖帽表面形成多纳米涂层的方法及***

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5223112A (en) * 1991-04-30 1993-06-29 Applied Materials, Inc. Removable shutter apparatus for a semiconductor process chamber
JP3233496B2 (ja) * 1993-04-14 2001-11-26 株式会社アルバック 真空成膜装置
JPH0711442A (ja) * 1993-06-28 1995-01-13 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置製造用スパッタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0963959A (ja) 1997-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0511733B1 (en) Removable shutter apparatus for a semiconductor process chamber
KR102500219B1 (ko) 통합된 셔터 개라지를 갖는 사전-세정 챔버
JP4547337B2 (ja) 薄膜形成装置
JPH0345455B2 (ja)
JPWO2006025336A1 (ja) 成膜装置
US8652309B2 (en) Sputtering apparatus and electronic device manufacturing method
JP3005179B2 (ja) スパッタリング装置用のシャッタ装置
JPH07335552A (ja) 処理装置
EP0699245B1 (en) Process for coating substrates
JPH11229123A (ja) 蒸着装置
US6286452B1 (en) Sputtering apparatus
JP3233496B2 (ja) 真空成膜装置
JP3905584B2 (ja) スパッタ装置及びコリメータ付着物の処理方法
JP2004332117A (ja) スパッタリング方法、基板保持装置、スパッタリング装置
JPH09157839A (ja) 薄膜形成装置
JP4099328B2 (ja) スパッタリング装置におけるパーティクル発生防止方法、スパッタリング方法、スパッタリング装置及び被覆用部材
JP2895505B2 (ja) スパッタリング成膜装置
JPH0741947A (ja) 真空処理装置
JP2002088470A (ja) スパッタ装置
JP2978802B2 (ja) スパッタ装置
JPH0582444A (ja) 半導体製造装置
US20220098717A1 (en) Film forming apparatus and film forming method
JPH04350929A (ja) スパッタ装置
JP3189283B2 (ja) スパッタリング装置
JP2000169963A (ja) スパッタリング方法とその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991109

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees