JP3004239B2 - 板状物移載装置 - Google Patents

板状物移載装置

Info

Publication number
JP3004239B2
JP3004239B2 JP9310956A JP31095697A JP3004239B2 JP 3004239 B2 JP3004239 B2 JP 3004239B2 JP 9310956 A JP9310956 A JP 9310956A JP 31095697 A JP31095697 A JP 31095697A JP 3004239 B2 JP3004239 B2 JP 3004239B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
glass substrate
fork
claw
transfer device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9310956A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11139551A (ja
Inventor
文男 山崎
司 橋本
正和 中島
利生 前田
厚夫 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd, Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP9310956A priority Critical patent/JP3004239B2/ja
Publication of JPH11139551A publication Critical patent/JPH11139551A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3004239B2 publication Critical patent/JP3004239B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばガラス板
や樹脂板など各種板状物を、板状物置き部と支持部上の
板状物受け体との間で移載させるのに採用される板状物
移載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばプラズマディスプレイパ
ネルなどに使用されるガラス基板は、セッターガラス板
(搬送キャリヤ)上に載置され、そしてセッターガラス
板とともに焼成炉に通されて焼成処理されたのち、セッ
ターガラス板上から取り出される。その際に、たとえば
セッターガラス板上からのガラス基板の取り出しは、薄
板を水平状方向に移動させてセッターガラス板とガラス
基板との相当接面間に差し込み、そして持ち上げにより
浮き上がり状になったガラス基板を、ロボットにより持
ち去ることで行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
方式によると、薄板の差し込みが思うように行えず、取
り出しに時間がかかるとともに正確さに欠けることにな
り、さらに、ロボットにより持ち去る際にガラス基板に
傷が付き易い、という問題がある。また、差し込み易く
するために薄板をより薄く形成したときには、差し込み
後の持ち上げが不安定になる恐れがある、などの問題が
ある。
【0004】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、板状物受け体に対する板状物の載置や取り出しを、
迅速に正確にかつ傷付けることなく、しかも安定して行
える板状物移載装置を提供することを目的としたもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の板状物移載装置
は、板状物置き部と支持部上の板状物受け体との間で板
状物を移載させる板状物移載装置であって、前記支持部
に対向される保持手段とフォーク手段とが設けられ、前
記保持手段は、固定枠体と、この固定枠体に設けられた
昇降枠体と、この昇降枠体に対に設けられかつ互いに接
近離間自在な爪体とから構成され、爪体群には、板状物
保持面と、この板状物保持面よりも下位のレベルであっ
て板状物受け体の受け面に当接自在な当接面と、対とな
る側において板状物保持面と当接面との間に連続されか
つ対となる側ほど下方へと伸びる傾斜面とが形成され、
前記フォーク手段は、爪体群の上方または下方に対して
側方から出退自在でかつ板状物置き部に対して出退自在
なフォークを有することを特徴としたものである。
【0006】したがって請求項1の発明によると、板状
物置き部から板状物受け体へ板状物を移載するに、ま
ず、板状物置き部の一枚の板状物をフォーク手段のフォ
ークにより取り出し、そしてフォークを、昇降枠体とと
もに上昇しかつ互いに接近動した爪体の上方に突入させ
る。次いでフォークを下降させることで、板状物を各爪
体の板状物保持面上に載置し得る。そしてフォークを退
出動させたのち、昇降枠体を下降させることで、爪体の
当接面を、支持部上に位置している空の板状物受け体の
受け面に当接させる。その後に爪体を互いに離間動さ
せ、これにより板状物を受け面上に自然落下させる。次
いで昇降枠体を上昇させることで、板状物を板状物受け
体上に移載し得る。
【0007】また、板状物受け体から板状物置き部へ板
状物を移載するに、まず昇降枠体を下降して、互いに離
間している爪体の当接面を板状物受け体の受け面に当接
させる。次いで、爪体を互いに接近動させると、爪体
は、その傾斜面の下端を板状物の側縁に当接させたの
ち、傾斜面を介して板状物の下に潜り込んで行き、以て
板状物受け体に対して板状物を持ち上げ得る。さらに接
近動を継続することで、板状物の端部は板状物保持面上
に位置し、以て板状物を、板状物受け体から持ち上げて
爪体群により保持し得る。そしてフォークを、昇降枠体
とともに上昇しかつ爪体群により保持した板状物の下方
に突入させる。次いでフォークを上昇させることで、板
状物を爪体群から受け取り、その後にフォークを退出さ
せることで、板状物を板状物置き部に移載し得る。
【0008】また本発明の請求項2記載の板状物移載装
置は、上記した請求項1記載の構成において、板状物の
側縁で上下のコーナ部分が、爪体の傾斜面に対向される
向い入れ面に形成されていることを特徴としたものであ
る。
【0009】したがって請求項2の発明によると、爪体
を互いに接近動させたとき、傾斜面の下端が板状物の下
位の向い入れ面に当接し、そして傾斜面の下端が向い入
れ面に向え入れられることになり、以て爪体は、その傾
斜面を介してガラス基板の下に潜り込んで行く。
【0010】そして本発明の請求項3記載の板状物移載
装置は、上記した請求項1または2記載の構成におい
て、傾斜面の傾斜角度が30〜45度であることを特徴
としたものである。
【0011】したがって請求項3の発明によると、この
設定された傾斜角度により、爪体のガラス基板下への潜
り込みを、抵抗の少ない状態でかつ移動量に対して十分
なリフト量を確保して行える。
【0012】さらに本発明の請求項4記載の板状物移載
装置は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構成
において、昇降枠体には、板状物の側縁に対して複数箇
所から作用される位置決め装置が設けられていることを
特徴としたものである。
【0013】したがって請求項4の発明によると、各爪
体の板状物保持面上に載置した板状物を位置決め装置に
より位置決めし得、その後に爪体を互いに離間動させる
ことで、板状物を、位置決め装置より位置決めした状態
で受け面上に自然落下させ得る。
【0014】しかも本発明の請求項5記載の板状物移載
装置は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の構成
において、支持部はコンベヤ装置により形成され、この
コンベヤ装置によって、隣接して設けられた板状物処理
部との間で、板状物受け体とともに板状物の受け渡しが
行われることを特徴としたものである。
【0015】したがって請求項5の発明によると、板状
物を移載した板状物受け体を、コンベヤ装置によって板
状物処理部に渡し得、そして板状物処理部にて板状物を
処理してなる板状物受け体を、コンベヤ装置によって受
け取り得る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態とし
て、プラズマディスプレイパネルなどに使用されるガラ
ス基板の移載に採用した場合について、図に基づいて説
明する。
【0017】図1〜図3において、焼成炉(板状物処理
部の一例)5の端部外方には支持部10が設けられ、こ
の支持部10の一側方には板状物置き部90が設けられ
ている。この板状物置き部90と、前記支持部10上の
セッターガラス板(板状物受け体の一例)1との間でガ
ラス基板(板状物の一例)2を移載させる板状物移載装
置30が設けられ、この板状物移載装置30は、前記支
持部10に対し主として上方から対向される保持手段3
1や、支持部10に対して一側方から対向されるフォー
ク手段81などにより構成される。
【0018】前記支持部10を中にして、焼成炉5側の
部分には搬入出部11が配設されるとともに、反対側の
部分には適宜の手動投入部12が配設されている。これ
ら各部10〜12は、共通状のローラコンベヤ(コンベ
ヤ装置の一例)13によって形成され、そしてローラコ
ンベヤ13は、コンベヤフレーム14とローラ15群と
回転駆動装置16などにより構成され、架台17を介し
て所定位置に設置されている。なお回転駆動装置16は
正逆駆動形式であり、以て前記セッターガラス板1はロ
ーラコンベヤ13によって正逆に搬送される。
【0019】前記支持部10の両端部、すなわち、搬入
出部11や手動投入部12との境界側の部分には、それ
ぞれ上下方向で出退動自在なストッパー18A,18B
が配設され、これらストッパー18A,18Bを別々に
作動させるシリンダー19A,19Bが、架台17側に
設けられている。また搬入出部11における支持部10
とは反対側の端部にもストッパー18Cが配設されると
ともに、シリンダー19Cが設けられている。
【0020】なお、以下においては、ローラコンベヤ1
3による搬送方向を前後方向Aと称し、これに対して直
交状の横方向を左右方向Bと称する。前記焼成炉5内に
は、上段に加熱経路部6が、下段に冷却経路部7が、そ
れぞれコンベヤ形式などで形成されている。ここで加熱
経路部6の搬送方向は支持部10に対して離れる側であ
り、また冷却経路部7の搬送方向は支持部10に対して
近づく側に設定されている。
【0021】そして焼成炉5の端部と前記搬入出部11
との間には、実のセッターガラス板1を支持して上昇さ
せるためのリフト装置26が配設されている。このリフ
ト装置26は、本体27と、この本体27側に案内され
る昇降台28と、この昇降台28上に設けられた受け渡
しコンベヤ29などにより構成される。ここで受け渡し
コンベヤ29は、正逆駆動自在なローラコンベヤであっ
て、昇降台28と一体状に昇降され、そして中間位置で
の停止により前記ローラコンベヤ13に接続され、上昇
位置での停止により前記加熱経路部6に接続されるとと
もに、下降位置での停止により前記冷却経路部7に接続
されるよう構成されている。
【0022】図1、図4、図5に示すように、前記保持
手段31は、固定枠体32と、この固定枠体32側に設
けられた昇降枠体35と、この昇降枠体35側に対に設
けられかつ互いに接近離間自在な爪体57などから構成
されている。前記固定枠体32は、前記ローラコンベヤ
13の架台17から立設されてローラコンベヤ13の両
側方前後に位置される合計四本(複数本)の支柱33
と、これら支柱33の上端間に設けられた上位部材34
などにより構成される。
【0023】前記昇降枠体35は平面視において十字状
であって、上位部材34の下方において昇降自在に配設
されている。すなわち昇降枠体35の昇降は、この昇降
枠体35の中央部分から立設された昇降部材36に上下
方向のラック37が設けられ、そして上位部材34に正
逆駆動装置(インバータギヤードモータなど)38が設
けられ、この正逆駆動装置38の出力軸に取り付けられ
たピニオン39がラック37に噛合されることで可能と
なる。その際に、昇降枠体35の複数箇所から立設され
た被ガイド部材40が、上位部材34に設けられた筒状
のガイド部材41に挿通されることで、昇降枠体35の
昇降は、一定の向き、姿勢で安定して行われる。
【0024】前記昇降枠体35には、その十字状の形状
に合わせて、一対のねじロッド43,63が十字状に配
設されている。これらねじロッド43,63には、その
長さ方向において二分割された状態で互いに逆方向のね
じ部が形成されており、そして両ねじロッド43,63
の一端は、昇降枠体35側に設けられた正逆駆動装置4
4,64に連動されている。両ねじロッド43,63の
各ねじ部には、それぞれナット体45,65を介して可
動部材46,66が外嵌され、以て正逆駆動装置44,
64によりねじロッド43,63が正逆回転されること
で、一対の可動部材46,66は互いに接近動または離
間動される。
【0025】その際に昇降枠体35には、両ねじロッド
43,63の両側の沿ってそれぞれガイドロッド47,
67が配設され、そして、このガイドロッド47,67
に、各可動部材46,66側に設けられたガイド筒4
8,68が外嵌されることで、一対の可動部材46,6
6の互いに接近離間動は、一定の向き、姿勢で安定して
行われる。
【0026】図1、図4〜図8に示すように、前後方向
Aにおいて互いに接近離間動を行う両可動部材46に
は、それぞれ前述した爪体57が左右方向Bで一対設け
られ、したがって左右方向Bで一対の爪体57は、前後
方向Aにおいて対に設けられかつ互いに接近離間自在に
構成される。
【0027】すなわち、両可動部材46には、それぞれ
左右一対の縦ロッド49が設けられ、これら縦ロッド4
9の上端間に上位連結プレート50が設けられるととも
に、下端間に下位連結プレート51が設けられている。
そして可動部材46と上位連結プレート50との間にシ
リンダー52が設けられ、以てシリンダー52の作動に
より下位連結プレート51は、設定したストローク内で
昇降自在に構成される。
【0028】前記下位連結プレート51の左右方向Bの
両端部には、それぞれ水平状の前後方向ピン53を介し
てブロック体54が左右方向Bに揺動自在に設けられて
いる。そしてブロック体54の中立姿勢を付勢する一対
のばね55と、最大揺動を規制する一対のストッパ56
とが、下位連結プレート51の所定箇所に設けられてい
る。前記爪体57はブロック体54の前面側(対となる
側)に設けられ、そしてボルト58により固定されてい
る。
【0029】各爪体57には、対となる側ほど下方に位
置するように少し傾斜された上向きの板状物保持面57
aと、この板状物保持面57aよりも下位のレベルであ
ってセッターガラス板1の受け面1aに当接自在な当接
面57bと、対となる側において板状物保持面57aと
当接面57bとの間に連続されかつ対となる側ほど下方
へと伸びる傾斜面57cとが形成されている。その際
に、傾斜面57cの傾斜角度Θは45度(30〜45
度)に設定されている。
【0030】前記下位連結プレート51の左右方向Bの
中間部には、ガラス基板2の側縁2aに対して前後方向
Aから作用される位置決め装置59が設けられている。
すなわち、下位連結プレート51にはシリンダー60が
設けられ、このシリンダー60のピストンロッド60A
は、対となる側に突出されている。そして突出端に左右
方向Bで長尺のプレート61が設けられ、このプレート
61に左右一対の位置決め具62が設けられている。
【0031】図12に示すように、前記ガラス基板2の
側縁2aで上下のコーナ部分は、爪体57の傾斜面57
cに対向される向い入れ面2bに形成されている。ここ
で向い入れ面2bは傾斜カット状に形成されているが、
これはR状に形成されたものでもよい。
【0032】図1、図9〜図11に示すように、左右方
向Bにおいて互いに接近離間動を行う両可動部材66に
は、ガラス基板2の側縁2aに対して左右方向Bから作
用される位置決め装置69が設けられている。すなわ
ち、可動部材66の前後方向Aの中央部分にはシリンダ
ー70が設けられ、このシリンダー70における下向き
のピストンロッド70Aに連結プレート71が設けられ
ている。
【0033】この連結プレート71は前後方向Aに長尺
であって、その両端から立設されたガイドロッド72
は、可動部材66側に設けられたガイド筒73に挿通さ
れている。両ガイドロッド72の下部は連結プレート7
1から下方へ突出され、その突出端間には、前後方向A
で長尺の昇降プレート74が設けられている。そして、
昇降プレート74の中間部分に前後一対の位置決め具7
5が設けられ、また昇降プレート74の両端には、セッ
ターガラス板1の受け面1aに当接自在なローラ76
が、前後方向ピンを介して遊転自在に設けられている。
【0034】上記した32〜76などによって、保持手
段31の一例が構成される。図2、図4に示すように、
前記フォーク手段81は、支持部10の一側方に配設さ
れる架台82と、この架台82上に昇降自在に配設され
かつ回動軸心83を中心として正逆に回動自在な回転テ
ーブル84と、この回転テーブル84上に配設され横方
向に出退自在なフォーク85などにより構成されてい
る。そしてフォーク85は、爪体57群を介して上昇さ
れたガラス基板2の下方に対して側方から出退自在でか
つ前記板状物置き部90に対して出退自在に構成されて
いる。
【0035】前記板状物置き部90は、フォーク手段8
1の外側に形成される。すなわち、板状物置き部90に
は、一箇所(または複数箇所)に台車停止部91が設け
られ、そして各台車停止部91には、カセット台車92
が停止自在に構成される。
【0036】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。未処理のガラス基板2は、たとえばカセッ
ト台車92内に複数枚が収納された状態で、他の場所か
ら板状物置き部90へと搬送される。その際に複数枚の
ガラス基板2は、上下方向において所定の間隔を置いて
収納されている。そしてカセット台車92は、台車停止
部91に所期の向き、姿勢で停止される。
【0037】台車停止部91に停止されているカセット
台車92内のガラス基板2は、フォーク手段81により
一枚ずつ取り出され、そして支持部10に位置されたセ
ッターガラス板1の受け面1a上に移載される。
【0038】すなわち、カセット台車92内の一枚のガ
ラス基板2は、回転テーブル84の回動軸心83を中心
とした正逆回動と、フォーク85の横方向への出退動
と、回転テーブル84の昇降動とが、所定の順序で組み
合わせ作動されることで、フォーク85に支持されてフ
ォーク手段81により取り出される。
【0039】このとき保持手段31は作用前待機姿勢
(図13の工程イ参照)にある。すなわち、昇降枠体3
5は上昇動されている。そして、前後方向Aにおいて接
近離間動を行う両可動部材46は互いに接近動され、こ
の可動部材46側に設けられた爪体57は下位連結プレ
ート51とともに上昇動され、この下位連結プレート5
1に設けられた位置決め具62はプレート61とともに
後退動されている。さらに、左右方向Bにおいて接近離
間動を行う両可動部材66は互いに離間動され、この可
動部材66に設けられた位置決め具75は昇降プレート
74とともに上昇動されている。そして支持部10上に
は空のセッターガラス板1が位置され、このセッターガ
ラス板1の前後方向Aの端部外方にはストッパー18
A,18Bが突出動されている。
【0040】前述したようにフォーク手段81により取
り出されたガラス基板2は、フォーク手段81の前述と
類する、所定の順序での組み合わせ作動によって、図9
の仮想線Dに示すように、各爪体57の板状物保持面5
7aに対して上方に位置される。このときフォーク85
などの突入は、図9の仮想線Eに示すように、可動部材
66の位置決め具75が上昇動されていることで、衝突
などすることなく行われる。このような状態でフォーク
85が下降(図13の工程ロ参照)されることで、ガラ
ス基板2の前後方向Aの両縁部が各爪体57の板状物保
持面57a上に載置され、以て図6や図8の仮想線、な
らびに図9の実線に示すように、ガラス基板2は爪体5
7群により保持される。
【0041】そしてフォーク85が退出動(図13の工
程ハ参照)されたのち、位置決め具75が下降動(図1
3の工程ニ参照)される。すなわち、シリンダー70の
作動によって、位置決め具75は昇降プレート74とと
もに下降動され、その際にガイドロッド72がガイド筒
73に案内されることで、昇降プレート74側の下降動
は、一定の向き、姿勢で安定して行われる。
【0042】次いで位置決め具62,75が互いに接近
動される。すなわち、前後方向Aにおいて接近動を行う
両可動部材46では、シリンダー60の作動によって、
位置決め具62はプレート61とともに少し突出動(図
13の工程ホ参照)され、これにより図7の仮想線に示
すように、位置決め具62がガラス基板2の側縁2aに
前後方向Aから当接される。また、左右方向Bにおいて
接近動を行う両可動部材66では、正逆駆動装置64に
よりねじロッド63が回転されることで、ナット体65
を介して互いに接近動(図13の工程ホ参照)され、こ
れにより図10、図11の実線に示すように、位置決め
具75がガラス基板2の側縁2aに左右方向Bから当接
される。
【0043】このような突出動や接近動により、位置決
め具62がガラス基板2の側縁2aに前後方向Aから当
接されるとともに、位置決め具75がガラス基板2の側
縁2aに左右方向Bから当接され、以て爪体57群によ
り保持されているガラス基板2は、前後方向Aならびに
左右方向Bで位置決めされる。なお、両可動部材66が
互いに接近動される際に、ガイドロッド67にガイド筒
68が案内されることで、一対の可動部材66の互いに
接近動は、一定の向き、姿勢で安定して行われる。
【0044】このようにガラス基板2の位置決めが行わ
れたのち、昇降枠体35が下降(図13の工程ヘ参照)
される。すなわち、正逆駆動装置38によりピニオン3
9が回転され、ラック37を介して昇降部材36が下降
される。その際に、被ガイド部材40がガイド部材41
に案内されることで、昇降枠体35の下降は、一定の向
き、姿勢で安定して行われる。
【0045】このように昇降枠体35が下降されること
で、前後方向Aにおいて接近離間動を行う両可動部材4
6では、図8の仮想線に示すように、位置決め具62の
下面と爪体57の当接面57bとがセッターガラス板1
の受け面1aに当接され、また左右方向Bにおいて接近
離間動を行う両可動部材66では、図11の仮想線に示
すように、ローラ76がセッターガラス板1の受け面1
aに当接される。なお、爪体57の当接面57bがセッ
ターガラス板1の受け面1aに当接される際に、たとえ
ば受け面1a上が多少変位していても、この受け面1a
の変位は、いずれかのばね55に抗してブロック体54
が前後方向ピン53の回りに揺動されることで、自動的
に円滑に吸収される。
【0046】前述した昇降枠体35の下降は適宜の検出
手段により検出され、その後に、可動部材46が互いに
離間動(図13の工程ト参照)され、この可動部材46
に一体状の爪体57が互いに離間動される。これにより
ガラス基板2は、爪体57群による支持が開放され、以
てセッターガラス板1の受け面1a上に自然落下され
る。この自然落下は、図11の仮想線HからIに示すよ
うに、位置決め具75群に案内された状態、すなわち位
置決めされた状態で行われ、以てセッターガラス板1の
受け面1a上における所定位置にガラス基板2が移載さ
れることになる。
【0047】次いで、少し時間をおくことでセッターガ
ラス板1とガラス基板2との間の空気抜きが行われたの
ち、位置決め具62が後退動されるとともに位置決め具
75が上昇動(図13の工程チ参照)されて位置決めが
開放され、そして昇降枠体35が上昇(図13の工程リ
参照)される。
【0048】このようにして、図1、図5に示すよう
に、セッターガラス板1の受け面1a上で所定位置にガ
ラス基板2が移載されたのち、まずシリンダー19Aが
収縮動されて搬入出部11側のストッパー18Aが退入
動され、そして回転駆動装置16によりローラコンベヤ
13がたとえば正駆動される。これにより、ガラス基板
2を支持したセッターガラス板1が、支持部10から搬
入出部11へと搬送(図13の工程ヌ参照)され、そし
てストッパー18Cに当接されて待機される。
【0049】その後、支持部10へセッターガラス板1
が供給(図13の工程ル参照)される。なお、供給され
るセッターガラス板1上には、処理済みのガラス基板2
が載置されている(詳細は後述する。)。
【0050】前述したように、ガラス基板2を支持した
セッターガラス板1が搬入出部11で待機された状態に
おいて、リフト装置26では、昇降台28とともに昇降
される受け渡しコンベヤ29が中間位置で停止され、前
記ローラコンベヤ13に接続される。この状態で、シリ
ンダー19Cが収縮動されてストッパー18Cが退入動
され、これによりセッターガラス板1は、ローラコンベ
ヤ13により搬出されるとともに受け渡しコンベヤ29
に受け取られる。
【0051】次いで昇降台28とともに受け渡しコンベ
ヤ29が上昇され、加熱経路部6に接続される。この状
態でセッターガラス板1は、受け渡しコンベヤ29の作
動により加熱経路部6に渡され、そして加熱経路部6に
て搬送される間に、ガラス基板2に対する熱処理が遂行
される。加熱経路部6にて熱処理されたガラス基板2
は、セッターガラス板1とともに冷却経路部7に移さ
れ、この冷却経路部7にて搬送される間に自然冷却など
が遂行される。
【0052】冷却経路部7の終端に達したセッターガラ
ス板1は、その下降により冷却経路部7に接続された受
け渡しコンベヤ29に受け取られ、そして受け渡しコン
ベヤ29は、昇降台28とともに上昇されて中間位置で
停止され、前記ローラコンベヤ13に接続される。この
状態でセッターガラス板1は、受け渡しコンベヤ29の
前述とは逆作動によりローラコンベヤ13に渡され、そ
してローラコンベヤ13によって搬入出部11から支持
部10へと搬送され、ストッパー18Bに当接される。
【0053】このとき保持手段31は、前述したガラス
基板2を支持したセッターガラス板1が、支持部10か
ら搬入出部11へと搬送(図13の工程ヌ、ル参照)さ
れたのち、一部が作動された作用前待機姿勢(図13の
工程オ参照)にある。
【0054】すなわち、昇降枠体35は上昇動されてい
る。そして、前後方向Aにおいて接近離間動を行う両可
動部材46は互いに離間動され、この可動部材46に設
けられた爪体57は下位連結プレート51とともに下降
動され、この下位連結プレート51に設けられた位置決
め具62はプレート61とともに後退動されている。さ
らに、左右方向Bにおいて接近離間動を行う両可動部材
66は互いに離間動され、この可動部材66に設けられ
た位置決め具75は昇降プレート74とともに下降動さ
れている。
【0055】この状態で、まず昇降枠体35が下降(図
13の工程ワ参照)される。この下降によって、前後方
向Aにおいて接近離間動を行う両可動部材46では、位
置決め具62の下面と爪体57の当接面57bとがセッ
ターガラス板1の受け面1aに当接され、また左右方向
Bにおいて接近離間動を行う両可動部材66では、ロー
ラ76がセッターガラス板1の受け面1aに当接され
る。その際に、たとえば受け面1aの変位は、いずれか
のばね55に抗してブロック体54が揺動されること
で、自動的に円滑に吸収される。
【0056】前述した昇降枠体35の下降は適宜の検出
手段により検出され、その後に、前後方向Aにおいて接
近離間動を行う両可動部材46が互いに接近動(図13
の工程タ参照)され、この可動部材46に設けられて互
いに接近動される爪体57により、ガラス基板2がセッ
ターガラス板1上から持ち上げられる。
【0057】すなわち、図12(A)〜(C)におい
て、爪体57は、その当接面57bが受け面1a上で滑
りながら接近動され、図12(A)に示すように、傾斜
面57cの下端がガラス基板2の下位の向い入れ面2b
に当接される。そして接近動が継続されることで、傾斜
面57cの下端が向い入れ面2bに向え入れられること
になって、図12(B)に示すように、爪体57が、そ
の傾斜面57cを介してガラス基板2の下に潜り込んで
行き、以てセッターガラス板1に対してガラス基板2が
持ち上げられる。さらに接近動が継続されることで、図
12(C)に示すように、ガラス基板2の端部が板状物
保持面57a上に位置され、以てガラス基板2は、セッ
ターガラス板1から持ち上げられて爪体57群に保持さ
れる。
【0058】このように向い入れ面2bと傾斜面57c
とを利用して持ち上げることで、爪体57は軽く確実に
ガラス基板2の下に潜り込ませ得、そして爪体57は十
分に剛体化し得、さらにガラス基板2は、その端部のみ
が爪体57に対して摺接されることで、傷が付きにくい
ことになる。また爪体57の傾斜面57cの傾斜角度Θ
が45度(30〜45度)に設定されていることで、ガ
ラス基板2の下への潜り込みは、抵抗の少ない状態でか
つ移動量に対して十分なリフト量を確保して行える。
【0059】なお、傾斜角度Θを45度より大きくする
と、ガラス基板2を上方へ押し上げる分力が小さくな
る。また、ガラス基板2が上方に移動する時に、ガラス
基板2の一端部が板状物保持面57a上にのり、他端部
が傾斜面57cをすべり受け面1aまで落ちてしまい、
ガラス基板2を保持できないという問題がある。一方、
傾斜角度Θを30度未満にすると傾斜面57cが長くな
り、ガラス基板2を板状物保持面57a上に保持すると
き、爪体57を移動させる距離が長くなり板状物移載装
置30が大きくなるという問題がある。
【0060】上述したように、爪体57群によりガラス
基板2が持ち上げ保持されたのち、まず、可動部材46
に対して爪体57が下位連結プレート51とともに上昇
動(図13の工程レ参照)され、以て位置決め具62の
下面と爪体57の当接面57bとがセッターガラス板1
の受け面1aから離間される。
【0061】次いで昇降枠体35が上昇動(図13の工
程ソ参照)され、以て位置決め具75側のローラ76が
セッターガラス板1の受け面1aにから離間される。そ
して、この上昇動によりガラス基板2は、所期の高さレ
ベルに位置される。このようにガラス基板2を持ち上げ
た状態で、図9の仮想線Eに示すように、可動部材66
に対して位置決め具75が昇降プレート74とともに上
昇動(図13の工程ネ参照)される。
【0062】そして、フォーク手段81の前述と類す
る、所定の順序での組み合わせ作動(図13の工程ナ〜
ム参照)によって、保持手段31側で保持されている処
理済みのガラス基板2が、フォーク85により取り出さ
れたのち(なお、図9の仮想線Fはフォーク85の突入
位置を示す。)、台車停止部91に停止されているカセ
ット台車92内に積み込まれる。なお、この間に空のセ
ッターガラス板1は支持部10から搬出される(詳細は
後述する。)。
【0063】これにより保持手段31は、次の未処理の
ガラス基板2を取り扱える状態となり、したがって、支
持部10へ新たな空のセッターガラス板1が供給(図1
3の工程ウ参照)されることで、最初の作業(図13の
工程イ参照)に再び戻り得る。
【0064】上記した実施の形態では、板状物受け体と
してセッターガラス板1が、板状物としてガラス基板2
が示されているが、これら板状物受け体や板状物として
は、その一方または両方が、樹脂板や金属板などであっ
てもよい。
【0065】上記した実施の形態では、板状物処理部と
して焼成炉5が示されているが、これは塗装や加工など
各種の処理部であってもよい。上記した実施の形態で
は、コンベヤ装置としてローラコンベヤ13が示されて
いるが、これはチェーンコンベヤやベルトコンベヤなど
であってもよい。
【0066】上記した実施の形態では、傾斜面57cの
傾斜角度Θが45度(30〜45度)に設定されている
ことで、ガラス基板2の下への潜り込みを、抵抗の少な
い状態でかつ移動量に対して十分なリフト量を確保して
行えるが、この傾斜角度Θは、30度以下や45度以上
に設定されてもよい。また向い入れ面2bが形成されて
いないガラス基板2でもよい。
【0067】上記した実施の形態では、板状物置き部9
0としてカセット台車92が停止される形式が示されて
いるが、これは棚やテーブルが設置される形式などであ
ってもよい。
【0068】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、板
状物置き部から一枚の板状物を取り出したフォークを、
上昇しかつ互いに接近動した爪体の上方に突入させたの
ち下降させることで、板状物を各爪体の板状物保持面上
に載置でき、以て板状物を爪体群により保持できる。そ
して昇降枠体を下降させることで、爪体の当接面を支持
部上に位置している空の板状物受け体の受け面に当接さ
せたのち、爪体を互いに離間動させることにより、板状
物を受け面上に自然落下でき、以て板状物を板状物受け
体上に移載できる。
【0069】また、昇降枠体を下降して、互いに離間し
ている爪体の当接面を板状物受け体の受け面に当接させ
たのち、爪体を互いに接近動させることで、爪体を、そ
の傾斜面の下端を板状物の側縁に当接させたのち、傾斜
面を介して板状物の下に潜り込ませて、板状物受け体に
対し板状物を持ち上げることができ、さらに、板状物の
端部を板状物保持面上に位置できて、板状物を、板状物
受け体から持ち上げて爪体群により保持できる。そして
フォークを、爪体群により保持した板状物の下方に突入
させ、上昇させ、かつ退出させることで、板状物を爪体
群から受け取って板状物置き部に移載できる。
【0070】このように傾斜面を利用して持ち上げるこ
とで、爪体を板状物の下に確実に潜り込ませることがで
きて、板状物の移載を、常に迅速にかつ正確に行うこと
ができ、そして爪体を十分に剛体化できて、持ち上げな
どの移載動作を常に安定して行うことができ、さらに板
状物は、フォークにより取り扱われることで、傷が付き
難くできる。
【0071】また上記した本発明の請求項2によると、
板状物に対する爪体潜り込みは、向い入れ面と傾斜面と
を利用して軽く確実に行うことができる。そして上記し
た本発明の請求項3によると、設定された傾斜角度によ
り、爪体のガラス基板下への潜り込みを、抵抗の少ない
状態でかつ移動量に対して十分なリフト量を確保して行
うことができる。
【0072】さらに上記した本発明の請求項4による
と、各爪体の板状物保持面上に載置した板状物を位置決
め装置により位置決めでき、その後に爪体を互いに離間
動させることで、板状物を、位置決め装置より位置決め
した状態で受け面上に自然落下させることができて、板
状物受け体の受け面上における所定位置に板状物を移載
できる。
【0073】しかも上記した本発明の請求項5による
と、板状物を移載した板状物受け体を、コンベヤ装置に
よって板状物処理部に迅速に渡すことができるととも
に、板状物処理部にて板状物を処理した板状物受け体
を、コンベヤ装置によって迅速に受け取ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、板状物移載
装置における保持手段部分の一部切り欠き側面図であ
る。
【図2】同板状物移載装置と周辺装置とを示す平面図で
ある。
【図3】同板状物移載装置と周辺装置とを示す側面図で
ある。
【図4】同板状物移載装置における保持手段部分の一部
切り欠き平面図である。
【図5】同板状物移載装置における保持手段部分の一部
切り欠き正面図である。
【図6】同板状物移載装置における一方の可動部材部分
の一部切り欠き正面図である。
【図7】同板状物移載装置における一方の可動部材部分
の一部切り欠き底面図である。
【図8】同板状物移載装置における一方の可動部材部分
の一部切り欠き側面図である。
【図9】同板状物移載装置における他方の可動部材部分
の一部切り欠き正面図である。
【図10】同板状物移載装置における他方の可動部材部
分の一部切り欠き平面図である。
【図11】同板状物移載装置における他方の可動部材部
分の一部切り欠き正面図である。
【図12】同板状物移載装置における爪体の作用を示す
側面図である。
【図13】同板状物移載装置における各部の作用タイミ
ング図である。
【符号の説明】
1 セッターガラス板(板状物受け体) 1a 受け面 2 ガラス基板(板状物) 2a 側縁 2b 向い入れ面 5 焼成炉(板状物処理部) 6 加熱経路部 7 冷却経路部 10 支持部 11 搬入出部 13 ローラコンベヤ(コンベヤ装置) 26 リフト装置 29 受け渡しコンベヤ 30 板状物移載装置 31 保持手段 32 固定枠体 35 昇降枠体 46 可動部材 57 爪体 57a 板状物保持面 57b 当接面 57c 傾斜面 59 位置決め装置 62 位置決め具 66 可動部材 69 位置決め装置 75 位置決め具 81 フォーク手段 83 回動軸心 85 フォーク 90 板状物置き部 92 カセット台車 A 前後方向 B 左右方向 Θ 傾斜角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 正和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 前田 利生 愛知県小牧市小牧原新田1500番地 株式 会社ダイフク 小牧事業所内 (72)発明者 三宅 厚夫 大阪府大阪市北区中崎西2丁目4番12号 梅田センタービル16階 株式会社ダイ フク FAシステム第1事業部内 審査官 一色 貞好 (56)参考文献 特開 昭63−56932(JP,A) 特公 平2−14795(JP,B2) 実公 平7−13220(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/90 B65G 57/00 - 59/12 H01L 21/68

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状物置き部と支持部上の板状物受け体
    との間で板状物を移載させる板状物移載装置であって、
    前記支持部に対向される保持手段とフォーク手段とが設
    けられ、前記保持手段は、固定枠体と、この固定枠体に
    設けられた昇降枠体と、この昇降枠体に対に設けられか
    つ互いに接近離間自在な爪体とから構成され、爪体群に
    は、板状物保持面と、この板状物保持面よりも下位のレ
    ベルであって板状物受け体の受け面に当接自在な当接面
    と、対となる側において板状物保持面と当接面との間に
    連続されかつ対となる側ほど下方へと伸びる傾斜面とが
    形成され、前記フォーク手段は、爪体群の上方または下
    方に対して側方から出退自在でかつ板状物置き部に対し
    て出退自在なフォークを有することを特徴とする板状物
    移載装置。
  2. 【請求項2】 板状物の側縁で上下のコーナ部分が、爪
    体の傾斜面に対向される向い入れ面に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の板状物移載装置。
  3. 【請求項3】 傾斜面の傾斜角度が30〜45度である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の板状物移載装
    置。
  4. 【請求項4】 昇降枠体には、板状物の側縁に対して複
    数箇所から作用される位置決め装置が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の板状物
    移載装置。
  5. 【請求項5】 支持部はコンベヤ装置により形成され、
    このコンベヤ装置によって、隣接して設けられた板状物
    処理部との間で、板状物受け体とともに板状物の受け渡
    しが行われることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の板状物移載装置。
JP9310956A 1997-11-13 1997-11-13 板状物移載装置 Expired - Fee Related JP3004239B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9310956A JP3004239B2 (ja) 1997-11-13 1997-11-13 板状物移載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9310956A JP3004239B2 (ja) 1997-11-13 1997-11-13 板状物移載装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11139551A JPH11139551A (ja) 1999-05-25
JP3004239B2 true JP3004239B2 (ja) 2000-01-31

Family

ID=18011434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9310956A Expired - Fee Related JP3004239B2 (ja) 1997-11-13 1997-11-13 板状物移載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3004239B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104044889B (zh) * 2014-06-20 2015-12-16 泉州市三联机械制造有限公司 中隔板仓
CN107973144B (zh) * 2017-12-01 2023-11-21 西南交通大学 一种物流运输装置
CN116422918B (zh) * 2023-05-05 2023-11-21 江苏省淮海技师学院(宿迁市职业培训公共实训中心) 一种数控车床辅助生产用的工业机器人

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11139551A (ja) 1999-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI374847B (ja)
JP3004239B2 (ja) 板状物移載装置
JP4222849B2 (ja) 曲げ炉内へのガラス板の自動投入システム
CN112456140A (zh) 用于铝制吹胀均热板的自动送料***
CN216511427U (zh) 玻璃下片***、钢化玻璃生产线
JP2005064431A (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法
JPH07187317A (ja) 窯業製品の移載装置
CN214269317U (zh) 用于铝制吹胀均热板的自动送料***
JP3236316B2 (ja) 板材折曲げ加工装置
CN110127567B (zh) 搬运作业设备
JP3702681B2 (ja) ワーク自動積み込み装置
JP2003206020A (ja) 物品姿勢変更装置
JP2559559B2 (ja) 鋼板入出庫装置
JPH1159903A (ja) 板材の集積方法および装置
JPH09263330A (ja) 版材の積層装置
CN217019993U (zh) 喷砂装置
JPH10236652A (ja) 焼成台車用積み降ろし装置
JP3864786B2 (ja) 物品移載装置
JPS5842084B2 (ja) 建築用パネルの積載装置
JPS5911492B2 (ja) ワ−ク移載装置
JP2512682B2 (ja) トラックロ―ダ―
JPH065293Y2 (ja) パネルの積込み装置
JPH02188317A (ja) 積載装置
JP2023131831A (ja) 巻取ロール搬送システム
CN118183267A (zh) 物料移载装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121119

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees