JP2981625B2 - 動力舵取装置 - Google Patents

動力舵取装置

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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor
    • B62D5/0463Controlling the motor calculating assisting torque from the motor based on driver input

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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車に装備される電動
式の動力舵取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に装備される電動式の動力舵取装
置は自動車の操舵に要する操作力をモータを用いて補助
するものであり、これは操舵輪が軸を介して連動連結さ
れた舵取機構に、操舵輪に加えられる回転力を検出する
トルクセンサと舵取機構の動作を補助するモータとを設
け、トルクセンサの検出値に応じてモータを駆動させる
ことにより操舵輪の操作力を軽減するように構成してあ
る。
【0003】このような動力舵取装置においては、モー
タの慣性,モータと舵取機構との間に介装される減速機
の摩擦等による舵取機構の応答性の悪化及び電気回路に
おける位相遅れ等の問題があった。この問題を解決する
ものとして、トルクセンサの検出信号を微分処理するこ
とによってモータの電流を調整し応答性の悪化等に対処
するものがある。これは、トルクセンサの検出信号を微
分処理し、トルクセンサの検出信号に応じて求めた仮の
制御値に微分処理した信号を加算し、トルクセンサが検
出する操舵力に対応させて、舵取機構を時間的に遅れる
ことなく操作する微分処理制御を行うように構成したも
のである。
【0004】このような微分処理制御を行う装置におい
ては、トルクセンサの検出信号とモータを駆動させる電
流の仮の目標値とが予め関数化されており、この関数を
用いて前記検出信号から前記電流の仮の目標値を定め、
この仮の目標値に前記検出信号を微分処理した信号を加
算してモータを駆動する電流の最終的な目標値を決定す
る。そして決定された目標値に前記電流を制御し、操舵
の補助を行っていた。前記微分処理を受ける検出信号
は、トルクセンサの出力信号を増幅した、ゲインが高い
信号又はトルクセンサの出力信号を増幅していない、ゲ
インが低い信号を用いて行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の如き微分制御を
行う従来の動力舵取装置においては、微分処理を受ける
検出信号としてゲインが高い信号又はゲインが低い信号
を用いて行っていたが、次に説明するような問題があっ
た。ゲインが高い信号を用いる場合は、その微分量が大
きいが、その反面、この信号はゲインが高いために所定
トルク以上で飽和するようになっており、その飽和領域
では、微分量が零となるので、微分制御が働かなくな
り、操舵感覚にひっかかり感等の違和感が生じるという
問題があった。一方、ゲインが低い信号を用いる場合
は、広範囲の操舵トルクについて微分制御が働くが、そ
の反面、その微分量が小さいので微分制御の効果を十分
に得られないという問題があり、また、微分制御の効果
を十分に得ようとしてその微分定数を大きくすると、微
分値が発振し易く、これによって操舵時に振動が生じる
という問題があった。
【0006】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、操舵感覚に違和感を生じることなく、広い範囲
の操舵トルクについて十分な微分制御の効果を得ること
が可能である動力舵取装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る動力舵取装
置は、舵輪に加えられる操舵トルクを検出するトルクセ
ンサと、操舵補助用のモータとを備え、前記トルクセン
サの検出結果を、所定トルク領域で飽和する第1の検出
信号と、該第1の検出信号よりもゲインが低く前記所定
トルク領域で飽和しない第2の検出信号とで表し、第1
の検出信号に応じてモータの駆動電流を定め、第1の検
出信号又は第2の検出信号を微分した信号に基づいて前
記駆動電流を調整する動力舵取装置において、前記第1
の検出信号が前記所定トルク領域にあるか否かを判別す
る手段と、前記第1の検出信号が前記所定トルク領域に
ない場合は、前記第1の検出信号を微分した信号に基づ
いて前記駆動電流を調整し、前記第1の検出信号が前記
所定トルク領域にある場合は、前記第2の検出信号を微
分した信号に基づいて前記駆動電流を調整する手段とを
具備することを特徴とする。
【0008】
【作用】トルクセンサの検出結果を表す第1の検出信号
が飽和していない場合は、前記第1の検出信号を微分し
た信号に基づいてモータの駆動電流を調整するが、この
場合は、第1の検出信号のゲインが比較的高く、その微
分値が大きいため、前記駆動電流の調整量が十分に得ら
れる。また、前記第1の検出信号が飽和している場合
は、前記第2の検出信号を微分した信号に基づいて前記
駆動電流を調整するため、第1の検出信号が飽和するト
ルク領域においても前記駆動電流の調整量が得られ、こ
れによって、広い範囲の操舵トルクについて前記駆動電
流の調整量が得られる。このように、第1の検出信号が
飽和した場合でも前記駆動電流の調整量が得られるの
で、操舵感覚に違和感を生じることなく、広い範囲の操
舵トルクについてモータの駆動電流の調整が行える。
【0009】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
き具体的に説明する。図1は本発明に係る動力舵取装置
の制御系の構成を示すブロック図である。
【0010】制御部1の入力ポートa1 には、図示しな
い舵取機構に軸を介して連動連結された操舵輪に加えら
れる回転力を検出する第1トルクセンサ21の検出信号
が、信号のゲイン及び上,下限値を設定する増幅回路4
を介して操舵トルクの第1トルク検出信号T1 として与
えられている。この第1トルク検出信号T1 は、検出さ
れた操舵トルクが通常の走行状態における操舵補助を行
うために必要とされる検出範囲を超える場合は、増幅回
路4にてその電圧を飽和させてある。入力ポートa2
は前記増幅回路4を介さない第1トルクセンサ21の検出
信号が第2トルク検出信号T2 として与えられている。
入力ポートa3 には、第1トルクセンサ21と同様に図示
しない舵取機構に軸を介して連動連結された操舵輪に加
えられる回転力を検出する第2トルクセンサ22の検出信
号が与えられている。入力ポートa4 には車両の走行速
度を検出する車速センサ3の出力である車速検出信号V
が与えられている。入力ポートa5 には、前記舵取機構
の舵取補助動作を行うモータ6の駆動電流を検出するモ
ータ電流検出回路7の出力である電流検出信号Is が与
えられている。
【0011】一方、制御部1の出力ポートb1 には前記
モータ6を駆動するモータ駆動回路5が接続してある。
【0012】制御部1の入力ポートa1 に与えられた第
1トルク検出信号T1 は位相補償部11及び微分演算部14
に与えられる。位相補償部11に与えられた第1トルク検
出信号T1 はその位相を進められ、位相補償された前記
第1トルク検出信号T1 を入力とし、モータ電流の仮の
目標値である目標電流Iを出力とする関数発生部12に与
えられる。
【0013】関数発生部12では、図中に示される如く前
記第1トルク検出信号T1 が所定の不感帯を超えると、
第1トルク検出信号T1 の増加に従って目標電流Iが比
例的に増加し、さらに第1トルク検出信号T1 が所定値
以上になると目標電流Iが飽和するような関数が、入力
ポートa4 に与えられた車速検出信号V( 但しV1 <V
2 <V3 …)に応じて可変的に定められている。前記関
数は車速検出信号V1,V2 ,V3 …が大となるに従っ
て第1トルク検出信号T1 に対する目標電流Iの比が小
となると共に、目標電流Iの飽和値が小となるようにな
っている。関数発生部12では位相補償部11から与えられ
た第1トルク検出信号T1 に応じて目標電流Iを定め、
これを加算器13へ与える。
【0014】入力ポートa2 に与えられた前記第2トル
ク検出信号T2 は、後述するような構成を有する微分演
算部14に与えられると共に故障時に各種制御装置のイン
ターロックを行うためのフェイルセーフ処理に用いられ
る。また、微分演算部14には、第1トルク検出信号T1
及び第2トルク検出信号T2 の他に入力ポートa4 から
車速検出信号が与えられるようになっており、微分演算
部14では、後述する方法によって、前記第1トルク検出
信号T1 と、前記第2トルク検出信号T2 とをそれぞれ
微分し、車速検出信号に応じて定められる微分定数を用
いて夫々補正し、これらの微分結果の何れかを微分電流
d として加算器13へ与える。加算器13では関数発生部
12及び微分演算部14より与えられた目標電流I及び前記
微分電流Id を加算し、加算結果を減算器15へ与える。
【0015】また、入力ポートa3 に与えられた第2ト
ルクセンサ22の検出信号は、前記フェイルセーフ処理に
用いられる。
【0016】入力ポートa5 に与えられた電流検出信号
Isは減算器15へ与えられる。減算器15では加算器13の加
算結果から電流検出信号Isを減算し、この減算結果を、
モータ目標電圧演算部16に与える。モータ目標電圧演算
部16では、与えられた前記減算結果に対してPID 演算を
行い、その演算結果に基づくPWM 信号を出力ポートb1
を介してモータ駆動回路5へ与える。
【0017】次に、微分演算部14の詳細な構成を説明す
る。図2は微分演算部14の構成を示すブロック図であ
る。微分演算部14においては、第1トルク検出信号T1
は、1次遅れ要素141a,減算要素142a及び信号選択要素
144 の夫々に与えられる。1次遅れ要素141aでは、入力
信号である第1トルク検出信号T1 に対して1次遅れの
信号を出力するようになっており、1次遅れ要素141aか
ら出力された1次遅れ信号TL1は減算要素142aに与えら
れる。減算要素142aでは、第1トルク検出信号T1 から
1次遅れ信号TL1を減算するようになっており、その減
算結果である微分値ΔT1 は利得要素143aに与えられ
る。利得要素143aには、前記微分値ΔT1 の他に車速検
出信号Vが与えられる。利得要素143aでは、車速検出信
号Vに応じた微分定数K1 を微分値ΔT1 に乗じるよう
になっており、その結果は第1微分電流Id1として信号
選択要素144 に与えられる。
【0018】また、微分演算部14においては、第2トル
ク検出信号T2 は、1次遅れ要素141b及び減算要素142b
の夫々に与えられる。1次遅れ要素141bでは、入力信号
である第2トルク検出信号T2 に対して1次遅れの信号
を出力するようになっており、1次遅れ要素141bから出
力された1次遅れ信号TL2は減算要素142bに与えられ
る。減算要素142bでは、第2トルク検出信号T2 から1
次遅れ信号TL2を減算するようになっており、その減算
結果である微分値ΔT2 は利得要素143bに与えられる。
利得要素143bには、前記微分値ΔT2 の他に車速検出信
号Vが与えられる。利得要素143bでは、車速検出信号V
に応じた微分定数K2を微分値ΔT2 に乗じるようにな
っており、その結果は第2微分電流Id2として信号選択
要素144 に与えられる。
【0019】信号選択要素144 では、第1微分電流Id1
と、第2微分電流Id2とのどちらかを微分電流Id とし
て選択的に加算器13へ与えるようになっており、第1ト
ルク検出信号T1 がその飽和領域にない場合は、第1微
分電流Id1を微分電流Id として加算器13へ与え、一
方、第1トルク検出信号T1 がその飽和領域にある場合
は、第2微分電流Id2を微分電流Id として加算器13へ
与える。
【0020】次に、第1トルク検出信号T1 及び第2ト
ルク検出信号T2 の夫々の操舵トルク検出範囲について
説明する。図3は前記第1トルク検出信号T1 及び第2
トルク検出信号T2 における操舵トルクと、信号電圧と
の関係の一例を示すグラフであり、縦軸に信号電圧を、
横軸に操舵トルクをとり、これらの関係を第1トルク検
出信号T1 は一点鎖線、第2トルク検出信号T2 は実線
にて示してある。
【0021】第1トルク検出信号T1 においては、検出
された操舵トルクが通常の走行状態における操舵補助を
行うために必要とされる検出範囲を超える場合は、増幅
回路4にてその電圧を飽和させてある。第1トルク検出
信号T1 では、前記検出範囲が操舵トルクの検出有効幅
となる。一方、第2トルク検出信号T2 においては、こ
の信号は増幅回路4にて増幅されず、第1トルクセンサ
21から直接的に入力ポートa2 に与えられているため、
第1トルク検出信号T1 よりも信号のゲインが低い。こ
のため第2トルク検出信号T2 の検出有効幅は第1トル
ク検出信号T1 の検出有効幅よりも広く、第2トルク検
出信号T2 からは、第1トルク検出信号T1 の飽和領域
を含む範囲における操舵トルクの情報が得られる。
【0022】前記微分演算部14では、第1トルク検出信
号T1 がその飽和領域にない場合は、第1トルク検出信
号T1 の微分結果を微分電流Id として出力するが、第
1トルク検出信号T1 は信号のゲインが高いため、微分
制御を働かせるための十分な微分電流Id が出力され
る。また、第1トルク検出信号T1 がその飽和領域にあ
る場合は、第2トルク検出信号T2 の微分結果を微分電
流Id として出力するため、第1トルク検出信号T1
飽和領域においても微分制御を働かせることが可能であ
る。このため、操舵感覚に違和感を生じることなく、広
い範囲の操舵トルクについて十分な微分制御の効果が得
られる。
【0023】次に、前述の如く構成された制御部1の動
作内容について図4に示すフローチャートに基づいて説
明する。まず、入力ポートa1 に入力される第1トルク
検出信号T1 , 入力ポートa2 に入力される第2トルク
検出信号T2 , 入力ポートa4 に入力される車速の検出
信号V, 入力ポートa5 に入力される電流検出信号Isを
夫々読込み(ステップS1)、位相補償部11にて入力ポー
トa1 から読み込まれた第1トルク検出信号T1 の位相
を進める位相補償を行う(ステップS2)。
【0024】そして、関数発生部12において、位相補償
された第1トルク検出信号T1 と、入力ポートa4 に与
えられた車速検出信号Vとに基づいて目標電流Iを決定
する(ステップS3)。
【0025】微分演算部14においては、ステップS2,S3
と同時に、第1トルク検出信号T1 の微分値ΔT1 が算
出され(ステップS4) 、算出された微分値ΔT1 に微分
定数K1 が乗じられて第1微分電流Id1が求められる
(ステップS5) 。また、ステップS4,S5と同時に、第2
トルク検出信号T2 の微分値ΔT2 が算出され(ステッ
プS6) 、算出された微分値ΔT2 に微分定数K2 が乗じ
られて第2微分電流Id2が求められる(ステップS7) 。
【0026】そして、信号選択要素144 では、第1トル
ク検出信号T1 が飽和領域にあるか否かが判定される
(ステップS8) 。第1トルク検出信号T1 が飽和領域に
ないと判定された場合は、加算器13において目標電流I
に、微分電流Id として第1微分電流Id1が加算されて
モータ6の駆動のための最終的な目標電流が決定される
(ステップS9) 。一方、第1トルク検出信号T1 が飽和
領域にあると判定された場合は、加算器13において目標
電流Iに、微分電流Id として第2微分電流Id2が加算
されてモータ6の駆動のための最終的な目標電流が決定
される(ステップS10)。
【0027】そして、減算器15において、前述の如く決
定された最終的な目標電流から、入力ポートa5 に与え
られた電流検出信号Isが減算され、この減算結果がモー
タ目標電圧演算部16にてPID 制御されることによりモー
タの目標電圧が決定される(ステップS11)。モータ駆動
回路5は前記モータ目標電圧演算部16より与えられるPW
M 信号に応じてモータ6を駆動し(ステップS12)、操舵
補助を行う。
【0028】図5は本発明の他の実施例を示す動力舵取
装置の制御系の構成を示すブロック図であり、図1と一
致するものには同番号を付し、説明を省略する。図5に
おいては、図1の制御系と異なる部分は、微分演算部14
における第2トルク検出信号T2 に第2トルクセンサ22
の検出信号を用いていることである。即ち、本来は前述
した如きフェイルセーフ処理のために操舵トルクを検出
するセンサである第2トルクセンサ22から入力ポートa
2 にその検出信号が直接的に与えられるようになってお
り、該検出信号は微分演算部14にて微分される第2トル
ク検出信号T2 と、フェイルセーフ処理を受ける信号と
に分流されるようになっている。また、第1トルクセン
サ21の検出信号は増幅回路4を介して入力ポートa1
与えられると共に入力ポートa3 に与えられるようにな
っており、入力ポートa3 に与えられた信号はフェイル
セーフ処理のための信号となる。その他の構成は、図1
に示した実施例と同様である。このような構成の制御系
でも図1の制御系と同様の動作を行う。
【0029】
【発明の効果】以上の如く本発明に係る動力舵取装置に
おいては、第1の検出信号が飽和していない場合は、前
記第1の検出信号を微分した信号に基づいてモータの駆
動電流を調整するが、この場合は、第1の検出信号のゲ
インが比較的高く、その微分値が大きいため、前記駆動
電流の調整量を十分に得ることができ、また、前記第1
の検出信号が飽和している場合は、前記第2の検出信号
を微分した信号に基づいて前記駆動電流を調整するた
め、第1の検出信号が飽和するトルク領域においても前
記駆動電流の調整量が得られ、これによって、広い範囲
の操舵トルクについてモータの駆動電流の制御値の調整
量を得ることができる。このように、第1の検出信号が
飽和した場合でもモータの駆動電流の調整量が得られる
ので、操舵感覚に違和感を生じることなく、広い範囲の
操舵トルクについて十分に微分制御の効果を得ることが
できる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動力舵取装置の制御系の構成を示
すブロック図である。
【図2】微分演算部の構成を示すブロック図である。
【図3】第1トルク検出信号及び第2トルク検出信号に
おける操舵トルクと信号電圧との関係の一例を示すグラ
フである。
【図4】本発明の動作説明のためのフローチャートであ
る。
【図5】本発明の他の実施例を示す動力舵取装置の制御
系の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 制御部 3 車速センサ 6 モータ 12 関数発生部 14 微分演算部 21 第1トルクセンサ 22 第2トルクセンサ 144 信号選択要素
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−306969(JP,A) 特開 昭63−291768(JP,A) 特開 昭62−255272(JP,A) 特開 昭62−29465(JP,A) 特開 平2−34469(JP,A) 特開 平2−133282(JP,A) 特開 平1−168569(JP,A) 特開 昭62−255269(JP,A) 特開 平2−208165(JP,A) 特開 平4−118367(JP,A) 実開 平3−47280(JP,U) 実開 昭63−139177(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 5/04 B62D 6/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舵輪に加えられる操舵トルクを検出する
    トルクセンサと、操舵補助用のモータとを備え、前記ト
    ルクセンサの検出結果を、所定トルク領域で飽和する第
    1の検出信号と、該第1の検出信号よりもゲインが低く
    前記所定トルク領域で飽和しない第2の検出信号とで表
    し、第1の検出信号に応じてモータの駆動電流を定め、
    第1の検出信号又は第2の検出信号を微分した信号に基
    づいて前記駆動電流を調整する動力舵取装置において、 前記第1の検出信号が前記所定トルク領域にあるか否か
    を判別する手段と、 前記第1の検出信号が前記所定トルク領域にない場合
    は、前記第1の検出信号を微分した信号に基づいて前記
    駆動電流を調整し、前記第1の検出信号が前記所定トル
    ク領域にある場合は、前記第2の検出信号を微分した信
    号に基づいて前記駆動電流を調整する手段とを具備する
    ことを特徴とする動力舵取装置。
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