JP2978693B2 - ブッシュ装置 - Google Patents

ブッシュ装置

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JP2978693B2
JP2978693B2 JP5255834A JP25583493A JP2978693B2 JP 2978693 B2 JP2978693 B2 JP 2978693B2 JP 5255834 A JP5255834 A JP 5255834A JP 25583493 A JP25583493 A JP 25583493A JP 2978693 B2 JP2978693 B2 JP 2978693B2
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bush
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guide bush
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oil
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裕▲功▼ 増田
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SANKI BOEKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動旋盤や研削盤等に
おいて被加工材料を回転自在に保持するブッシュ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】実開昭53−94375号公報に示され
るように、装着本体内にブッシュスリーブが嵌着され、
このブッシュスリーブ内にガイドブッシュが嵌着され、
このガイドブッシュにて割溝により複数に分割された挟
持部が被加工材料を回転自在に挟持するブッシュ装置が
ある。
【0003】この従来のブッシュ装置は、ブッシュスリ
ーブに形成された油溝、油孔およびガイドブッシュの割
溝を経て挟持部に内部から冷却用の油を供給するように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この油は、単に冷却の
ために低圧で供給されているとともに割溝から自由に外
部へ排出されるため、挟持部の内周面と被加工材料の外
周面とが摺動する部分には供給されにくい。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ガイドブッシュの挟持部と被加工材料とが摺動す
る部分に圧油を直接供給することにより、その間に極薄
の油膜により高精度の流体軸受を形成することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、装着本体と、この装着本体内に嵌着されたブッシュ
スリーブと、このブッシュスリーブ内に嵌着され前部の
割溝により複数に分割された挟持部の内周面により被加
工材料を回転自在に保持するガイドブッシュと、このガ
イドブッシュの後部内に一体化された材料挿入ガイドと
により構成されたブッシュ装置において、少なくともブ
ッシュスリーブと、ガイドブッシュの割溝を避けた部分
を経て設けられた圧油供給孔が、挟持部の内周面にて
軸方向に形成された油溜溝に開口され、この油溜溝は、
ガイドブッシュと材料挿入ガイドとの間に設けられた環
状凹部に連通され、さらにこの環状凹部から割溝を経て
ガイドブッシュの前面に連通された構成のブッシュ装置
である。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
ブッシュ装置において、ブッシュスリーブの前面から
イドブッシュの前面にわたって、挟持部の内径よりも大
径の内径を有するリング状の割溝閉止体が当着された構
成のブッシュ装置である。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載のブッシュ装置において、材料挿入ガイドに被加
工材料の外周面に密着されるシール部材が設けられた構
成のものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明は、圧油供給孔により挟
持部の内周面の油溜溝に直接加圧供給された圧油が、挟
持部と被加工材料との摺動間隙に均等に浸透して、その
間に極薄の油膜を形成し、流体軸受となる。その上、油
溜溝から環状凹部内に移動した圧油は、さらに割溝を経
てガイドブッシュの前方へ移動し、割溝の先端から被加
工材料の表面に沿って軸方向に噴出する。
【0010】請求項2に記載の発明は、割溝の先端から
噴出する圧油を絞る割溝閉止体によりガイドブッシュ内
の圧を保てるので、圧油が挟持部と被加工材料との摺動
間隙に浸透して極薄油膜の流体軸受となる。
【0011】請求項3に記載の発明は、被加工材料に付
着しているごみを材料挿入時にシール部材により拭取っ
て挟持部への侵入を防ぐとともに、加工時は被加工材料
の外周面に密着したシール部材により油の後方への流出
を防ぐ。
【0012】
【実施例】以下、発明を図1および図2に示された
実施例を参照して詳細に説明する。
【0013】先ず、装着本体11の内部にブッシュスリー
ブ12が嵌着され、このブッシュスリーブ12の内部にガイ
ドブッシュ13が嵌着され、そして、ブッシュスリーブ12
の後部から挿入された締付ねじ14とガイドブッシュ13の
後部外周ねじとの螺合締着により、ガイドブッシュ13の
前部テーパ外周面がブッシュスリーブ12のテーパ内周面
に押付けられている。このガイドブッシュ13の後部内周
ねじに材料挿入ガイド15が螺着されている。
【0014】ガイドブッシュ13の前部内周面には超硬金
属製、セラミックス製等の挟持部16が一体にろう付けさ
れており、この挟持部16を含むガイドブッシュ13の前部
にその全周を3等分する3箇所にて軸方向の割溝17が設
けられている。前記締付ねじ14により締着されたガイド
ブッシュ13は、その外周面に形成されたテーパ面の作用
で縮径調整された各挟持部16の内周面にて丸棒状の被加
工材料Wを回転自在に保持する。
【0015】装着本体11は圧油供給ホース21のホース
継手22が螺入され、このホース継手22は、ブッシュスリ
ーブ12の外周面に形成された配油溝24および全周の3等
分位置で軸方向に形成された導油溝25を経て、全周の3
等分位置で半径方向に形成された圧油供給孔26に連通さ
れ、さらにガイドブッシュ13の割溝17を避けた3箇所に
形成された圧油供給孔27および各挟持部16に形成された
圧油供給孔28に連通され、各挟持部16の内周面にて軸方
向に形成された油溜溝29に開口されている。
【0016】装着本体11とブッシュスリーブ12は、ホー
ス継手22と配油溝24の軸方向位置決めを行ってねじによ
り固定されている。また、ブッシュスリーブ12の圧油供
給孔26とガイドブッシュ13の圧油供給孔27は、ブッシュ
スリーブ12の半径方向に嵌挿されたピン31とガイドブッ
シュ13の軸方向に形成された溝32とを嵌合して位置決め
されている。
【0017】ブッシュスリーブ12と、ガイドブッシュ13
の割溝17を避けた部分を経て設けられた圧油供給孔2
6,27,28が、挟持部16の内周面にて軸方向に形成され
た油溜溝29に開口されている。
【0018】この油溜溝29の後部は狭く加工され、絞り
部41が形成されている。油溜溝29はこの絞り部41を経
て、ガイドブッシュ13と材料挿入ガイド15との間に設け
られた環状凹部42に連通され、さらにこの環状凹部42か
ら割溝17を経てガイドブッシュ13の前面に連通されてい
る。
【0019】このガイドブッシュ13の前面は挟持部16を
除いて円錐状に形成されているが、このガイドブッシュ
13の円錐状面に、挟持部16側を除いて割溝17を閉じる
めに挟持部16の内径よりも大径の内径を有するリング状
の割溝閉止体43が当着され、リング状の押え金44ととも
にねじ45によってブッシュスリーブ12の前端面に固定さ
れている。ガイドブッシュ13の円錐状面に当着された割
溝閉止体43は、割溝17の先端から噴出する圧油を中心側
へ案内する働きもある。
【0020】前記材料挿入ガイド15は二つに分割され、
その間にパッキングまたはOリングなどのシール部材46
が挟持されている。このシール部材46は、材料挿入ガイ
ド15の内周面よりやや突出して被加工材料Wの外周面に
密着される。
【0021】次に、この図および図に示された実
例の作用を説明すると、5〜30kg/cm2 好ましくは10〜
15kg/cm2 程度の十分フィルタリングされた高圧油を
油供給ホース21から圧油供給孔26,27,28などを経て
溜溝29に供給すると、油溜溝29に設けた絞り部41がその
溝内の圧をさほど低下させないから、その油溜溝内の圧
油が挟持部16と被加工材料Wとの摺動間隙に浸透して極
薄油膜の流体軸受となる。
【0022】油溜溝29から絞り部41を経て環状凹部42内
に移動した圧油は、さらに環状凹部42から割溝17を経て
ガイドブッシュ13の前方へ移動し、前面の円錐面部に沿
って当着された割溝閉止体43により中心側へ絞られて、
挟持部16の割溝先端から被加工材料Wの外周面に向かっ
て斜めに噴出し、被加工材料Wの表面に沿って軸方向に
流れ、被加工材料Wを効率良く冷却するとともに、被加
工材料Wの周面に付着したごみを洗浄する。
【0023】割溝閉止体43は割溝17からの自由排油を制
限して、絞り部41と同様に被加工材料Wの周面に作用す
る内圧を保つ働きもあるので、その圧により割溝17など
からも挟持部16と被加工材料Wとの摺動間隙に油膜軸受
形成用の油が浸透する。
【0024】材料挿入ガイド15に設けられたシール部材
46は、被加工材料Wに付着しているごみを材料挿入時に
拭取って挟持部16への侵入を防ぐとともに、加工時は油
止め材として機能し、被加工材料Wの外周面に密着した
シール部材46により環状凹部42より後方への油の流出を
防ぐ。
【0025】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、挟持部
の内周面に直接加圧供給された圧油により挟持部と被加
工材料との摺動間隙に極薄油膜軸受を形成できるから、
材料の熱膨張や軟質化による「かじり」を防止でき、さ
らに油膜軸受により被加工材料の高速回転を確保できる
から被加工材料の回転数を上げて生産性を向上でき、ま
た極薄油膜により加工精度も向上できる。さらに、圧油
供給孔から油溜溝、環状凹部および割溝を経てガイドブ
ッシュの前方へ移動した油を割溝の先端から被加工材料
の表面に噴出することにより、被加工材料を効率良く冷
却できるとともに、被加工材料の周面に付着したごみを
噴出油により効果的に洗浄できる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、圧油供給
孔から油溜溝、環状凹部および割溝を経てガイドブッシ
ュの前方へ移動した油を割溝閉止体により中心側へ絞
って噴出させるから、被加工材料の冷却および洗浄を、
より効果的に行えるとともに、この割溝閉止体は割溝か
らの自由排油を制限して、被加工材料の周面に作用する
内圧を保つ働きもあるので、その圧により割溝などから
も挟持部と被加工材料との摺動間隙に油膜軸受形成用の
油が浸透する効果がある。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、材料挿入
ガイドのシール部材によって被加工材料に付着している
ごみを材料挿入時に拭取って挟持部への侵入を防止でき
るとともに、加工時は被加工材料の外周面に密着したシ
ール部材により油の後方への流出を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブッシュ装置の実施例を示す断面図
である。
【図2】同上実施例の斜視図である。
【符号の説明】
W 被加工材料 11 装着本体 12 ブッシュスリーブ 13 ガイドブッシュ 15 材料挿入ガイド 16 挟持部 17 割溝 26,27,28 圧油供給孔 29 油溜溝 42 環状凹部 43 割溝閉止体 46 シール部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着本体と、この装着本体内に嵌着され
    たブッシュスリーブと、このブッシュスリーブ内に嵌着
    され前部の割溝により複数に分割された挟持部の内周面
    により被加工材料を回転自在に保持するガイドブッシュ
    、このガイドブッシュの後部内に一体化された材料挿
    入ガイドとにより構成されたブッシュ装置において、 少なくともブッシュスリーブと、ガイドブッシュの割溝
    を避けた部分を経て設けられた圧油供給孔が、挟持部
    の内周面にて軸方向に形成された油溜溝に開口され この油溜溝は、ガイドブッシュと材料挿入ガイドとの間
    に設けられた環状凹部に連通され、さらにこの環状凹部
    から割溝を経てガイドブッシュの前面に連通され たこと
    を特徴とするブッシュ装置。
  2. 【請求項2】 ブッシュスリーブの前面からガイドブッ
    シュの前面にわたって、挟持部の内径よりも大径の内径
    を有するリング状の割溝閉止体が当着されたことを特徴
    とする請求項1記載のブッシュ装置。
  3. 【請求項3】 材料挿入ガイドに被加工材料の外周面に
    密着されるシール部材が設けられたことを特徴とする請
    求項1または2記載のブッシュ装置。
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