JP4530677B2 - 工作機械用工具ホルダ - Google Patents

工作機械用工具ホルダ Download PDF

Info

Publication number
JP4530677B2
JP4530677B2 JP2004025690A JP2004025690A JP4530677B2 JP 4530677 B2 JP4530677 B2 JP 4530677B2 JP 2004025690 A JP2004025690 A JP 2004025690A JP 2004025690 A JP2004025690 A JP 2004025690A JP 4530677 B2 JP4530677 B2 JP 4530677B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
hole
rear end
holder
receiving member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004025690A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005212087A (ja
Inventor
奉史 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horkos Corp
Original Assignee
Horkos Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Horkos Corp filed Critical Horkos Corp
Priority to JP2004025690A priority Critical patent/JP4530677B2/ja
Publication of JP2005212087A publication Critical patent/JP2005212087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4530677B2 publication Critical patent/JP4530677B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Description

本発明は、切削液ミストがツール先端から噴出するようになされた工作機械用工具ホルダに関する。
ホルダ本体の回転中心線個所に形成された直状透孔の前部にツールの後部を挿入され、該ツールが前記直状透孔内に装設されたツール受止め部材で受け止められると共に、該ツールの後端部をなすタング部が前記ツール受止め部材に形成された溝部に係入されるほか、該タング部の後端面が前記溝部の底面にゴムパッキンを介して押し付けられ、また前記ツールがこれの長さ途中を前記ホルダ本体の先部に装着された締結手段により締結されて前記ホルダ本体に固定されるようになされてあって、前記ツール受止め部材の前記回転中心線個所に対応する位置に通路透孔を形成されると共に、前記ツールにも先端面から後端面に及ぶ通路透孔を形成され、前者通路透孔と後者通路透孔とが前記ゴムパッキンを介して密状に連通されるようになされた工作機械用工具ホルダは存在している(特許文献1参照)。
該工具ホルダーは使用に際して工作機械の主軸に固定状に装着され、被加工物の加工中には、主軸からホルダ本体の内方に切削液ミストを供給されるものである。このように供給された切削液ミストは前記ツール受止め部材の通路透孔、及び、前記ツールの通路透孔を通じて前記ツールの先端から噴出され、ツールとワークの摩擦個所を潤滑するものとなる。
特開2001−287135号公報
上記した在来の工具ホルダにおいては次のような問題がある。
即ち、被加工物の加工中には前記ツールにこれの後方へ向かう衝撃力が付与されることがあるのであり、このような場合には、前記ツールが前記締結手段の締結力に抗して後方へ滑り変位することが生じ、これに起因して、加工精度が損なわれたり、或いは、前記ゴムパッキンが前記ツールの後端面で前記ツール受止め部材の前端面に強く押しつけられて損傷するようになる。
また前記ゴムパッキンは前記ツール受止め部材の前端面に接着剤で貼着してその位置を保持させているが、この貼着作業に手間がかかるほか、該ゴムパッキンを貼着した接着剤をこれの実用強度の発現されるまで乾燥させるのに凡そ1日程度を要し工具ホルダの速やかな製造を困難としている。
また前記ツールが前側へ変位して、前記ツールの後端面が前記ゴムパッキンから少しでも離れると、前記ツール受止め部材の通路透孔内に供給された切削液ミストが前記ツールの通路透孔内に流入することなく該ツールの後端面と前記ゴムパッキンとの隙間から外方へ漏れ出るようになるのであり、これにより切削液ミストが浪費されるばかりでなく、前記ツールの加工個所の潤滑が的確に行えなくなって加工品質が低下するのである。
本発明は斯かる問題点に合理的に対処できるものとした工作機械用工具ホルダを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載した発明は、ホルダ本体の回転中心線個所に形成された直状透孔の前部にツールの後部を挿入され、該ツールが前記直状透孔内に設けられたツール受止め部材に受け止められると共に該ツールの後端部をなすタング部が前記ツール受止め部材に形成された溝部に係入されるほか、該ツールがこれの長さ途中を前記ホルダ本体の先部に装着された締結手段で締結されることにより前記ホルダ本体に固定されるようになされた工作機械用工具ホルダに於いて、前記ツール受止め部材の外周面に密状に嵌着された弾性シール筒部材を備えており、前記直状透孔の前部に前記ツールが挿入されたときに、前記ツールの後端部の外周面が該弾性シール筒部材の前側に密状に内嵌され且つ前記タング部の後端面と前記ツール受止め部材に形成された溝部の底面とは硬質材同士の面抵触となって受け止められた状態となり、該状態の下で、前記ツール受止め部材の通路透孔と、前記ツールの通路透孔とが前記弾性シール筒部材の内孔内で密閉状に連通される構成となされている。
上記発明は次のように具体化する。
前記ツール受止め部材が前記直状透孔の雌ネジ形成部に前後位置調整可能に螺入されたアジャストスクリューとなされ、該アジャストスクリューが前端面に前記タング部の係入される溝部を備え、前記タング部の後端面が該溝部の底面に硬質材同士の面抵触となって受け止められる構成となす。
また、請求項3に記載したように、前記溝部の底面に前記タング部の後端面で覆われる凹み部を形成し、該凹み部が前記アジャストスクリューの通路透孔と、前記ツールの通路透孔とを密閉状に連通させる構成となす。
また、請求項4に記載したように、前記弾性シール筒部材が樹脂材で形成されている構成となす。
上記した本発明によれば、次のような効果が得られる。
即ち、請求項1に記載のものによれば、ツールが後端部にタング部を具備したようなものであっても、ツールの後端面がツール受止め部材に当接して受け止められるため、被加工物の加工中などにおいてツールに後方へ向かう衝撃力が作用しても、ツールの後方変位を発生させず、精度のよい加工を行わせることができ、また従来のようなゴムパッキンは使用しないで済むため、ゴムパッキンの損傷も生じないものとなるのであり、またツール受止め部材の前端部に係着された弾性シール筒部材の前端部にツールの後端部が密状に内嵌されているため、この内嵌状態が維持される限り、たとえツールが前後方向へ比較的大きく変位しても、切削液ミストがホルダ本体や締結手段の外方へ流出しないものとなり、切削液ミストの浪費を防止できると共に、ツールの加工個所を適時的確に潤滑して高品質な加工を行わせることができる。
また従来のゴムパッキンは使用しないため、これを貼着するための手間や、これを貼着するための接着剤をその実用強度の得られるまで乾燥させる処理は不要となり、工具ホルダの製造を能率的に行えるようになる。
請求項2に記載のものによれば、請求項1に記載の発明の場合と同様な効果が得られるほかに、次のような効果が得られるのであって、即ち、ツールのタング部がツール受止め部材の溝部に係入されるため、ツールとツール受止め部材との相対回転を規制させることができ、したがってタング部の後端面とツール受止め部材の溝部の底面との面接触を安定的に保持させることができ、ツール受止め部材の通路透孔からツールの通路透孔へ流動する切削液ミストが前記面接触個所を通じて外方へ漏れ出るのを効果的に抑制することができるものとなる。
請求項3に記載のものによれば、アジャストスクリューをホルダ本体に対して回転変位させることにより、ホルダ本体に対するツールの前後位置が調整されるものとなるのであり、またツールとアジャストスクリューとの相対回転をツールのタング部とアジャストスクリューの溝部とで規制させることができるのであり、したがって工具ホルダを工作機械の主軸に装着した状態の下でも、締結手段の締結力を緩めておいてツールに回転操作力を付与しアジャストスクリューを回転変位させることにより、ホルダ本体に対するツールの前後位置を変更させることができるようになる。
請求項4に記載した発明によれば、工作機械の主軸からアジャストスクリューの通路透孔内に供給された切削液ミストが、前記タング部の後端面で被われた凹み部を通じてツールの通路透孔内に流入するのであり、この際、凹み部がタング部の後端面で被われるため、切削液ミストは凹み部外へ漏れるのを抑制されるのであり、たとえ該凹み部内の切削液ミストが弾性シール筒部材の内孔内に漏れ出たとしても、該シール用弾性部材内は密状態となっているため、さらにこれの外方へ向けてのその流出は阻止されるものとなる。またツールの通路透孔の後端開口がホルダ本体の回転中心線個所から半径方向へ離れて位置していても、アジャストスクリューの通路透孔内に供給された切削液ミストは凹み部を通じてツールの通路透孔内に支障なく供給されるものとなる。
請求項5に記載したものによれば、弾性シール筒部材が耐摩耗性や機械的強度に優れたものとなって、既述した利益が効果的に得られるものとなる。
以下、本発明の実施の形態について図1〜図6を参照して説明する。
ここに、図1は本発明の一実施例に係る工作機械用工具ホルダの縦断面図、図2は前記ホルダの要部を示す断面図、図3は前記要部をなす各部品の斜視図、図4は前記要部の一部をなすツール受止め部材(アジャストスクリュー)を示しAは前面図でBは側面視断面図、図5は前記要部の一部をなす弾性シール筒部材を示しAは前面図でBは側面視断面図、図6は前記要部の一部をなすツールの斜視図である。
図1及び図2に示すように、本発明に係る工具ホルダのホルダ本体1は、前丸軸部1a、フランジ部1b、テーパーシャンク部1cからなる。ホルダ本体1の回転中心線x個所には透孔aが形成してあり、該透孔aの内周面の前後方向途中個所と後部に雌ネジa1、a2が形成されている。2は前丸軸部1aのテーパ孔a3に内挿されたコレット部、3は前丸軸部1aの前部外周に形成された雄ネジa4に螺着されたコレット締結手段で、ナット体3a、リング状丸棒部材3b及び結合用リング部材3cからなるものであり、4はテーパシャンク部1cの後端に雌ネジa2を介して螺着されたプルスタッドである。
5はツール受止め部材をなすアジャストスクリューで、図3及び図4などに示すように、前後方向f中央外周面に雄ネジb1を形成され前記雌ネジa1の長さ方向途中にその前後位置の変更調整可能に螺装されている。アジャストスクリュー5の前部外周部b2は雄ネジb1個所よりも小径となされ前端に環状凸部b3を形成されており、また前記回転中心線x個所に対応する中心部には径の相違した断面円形の複数の直状孔を前後方向へ連続させてなる通路透孔b4が形成されている。該アジャストスクリュー5の前端面b5の直径個所には特定幅の溝部b6が形成されており、該溝部b6の底面b7は回転中心線xと直交した平面となされている。該底面b7には回転中心線xと直交する方向へ比較的長いものとなされた凹み部b8が形成されており、該凹み部b8内に前記通路透孔b4の前端が開口されている。
6はゴム或いは樹脂材などの弾性樹脂材で形成された弾性シール筒部材で、図3及び図5に示すように断面が円形の内周面c1の前後方向f長さ途中に環状凹み部c2を形成されている。該弾性シール筒部材6は内周面c1の後部p1をアジャストスクリュー5の前部外周部b2に外嵌状に係着されており、この際、後端面c3がアジャストスクリュー5の前部外周部b2の後端の半径面b9に当接された状態において、環状凹み部c2が環状凸部b3に外嵌された状態となり、これら環状凹み部c2と環状凸部b3との嵌合がアジャストスクリュー5の前部外周部b2からの弾性シール筒部材6の抜け出しを規制している。
7は直状の管部材からなる切削液連通管であり、前端部d1がアジャストスクリュー5の通気透孔b4の後端部に気密状且つ回転変位可能に内挿され、一方、後端部d2がプルスタッド4の中心孔4aの前部にOリングrによる気密状に内挿されている。該切削液連通管7は直状の内孔d3を有しており、該内孔d3の後端部は六角孔d4となされている。
8はツールであり、図2、図3及び図6に示すように半径方向へ比較的大きく離れた小径の2つの通路透孔e1、e2を形成されており、該ツール8の後部e3がコレット2の中心孔g1を経てホルダ本体1の直状透孔aの前部に挿し込まれる。該ツール8の後端部にはタング部e4が形成されており、該タング部e4はこれの後端面e5をアジャストスクリュー5の溝部b6の底面b7に当接されて後方f1への変位が規制されるように受け止められるのであり、この際、タング部e4の後端面e5は回転中心線xに直交した平面となされており、この受け止め状態において、ツール8の後端丸軸部e6が弾性シール筒部材6の内周面c1の前部p2に隙間のないような密状に内嵌されるものとなされている。
上記ツール8をホルダ本体1に装着するときは、コレット締結手段3のナット3aを緩めてコレット2を開状態となしておき、ツール8の後部e3をコレット2の前側からコレット2の中心孔g1を経てホルダ本体1の直状透孔a内に挿入し、次にツール8に押込み力を付与することにより、後端丸軸部e6を弾性シール筒部材6の内周面c1の前部p2に圧密状に内嵌させると共に、ツール8の回転中心線x回りの角度を必要に応じ変化させ、タング部e4をアジャストスクリュー5の溝部b6内に嵌入させ、タング部e4の後端面e5を溝部b6の底面b7に密状に当接させ、この後、該当接状態を保持したまま、コレット締結手段3のナット3aを回し、コレット2を締め付けるようにする。
これにより、ツール8はコレット2を介してホルダ本体1に締結固定されるのであり、またツール8の2つの通路透孔e1、e2とアジャストスクリュー5の通路透孔b4とはタング部e4の後端面e5で密閉状に覆われた凹み部b8を介して気密状に連通された状態となり、またツール8の後端丸軸部e6と、アジャストスクリュー5の前部外周部b2と、これらの間個所とは弾性シール筒部材6で略気密状に囲まれた状態となる。
一方、ホルダ本体1に固定されたツール8を取り外すときは、先ずコレット締結手段3のナット3aを回してコレット2を緩め、次にツール8の前部e7を手で持って前方f2への引き力を付与するのであり、これによりツール8の後端丸軸部e6が弾性シール筒部材6から抜き出され、ホルダ本体1やコレット締結手段3の外方へ引き出される。
上記実施例の工具ホルダを使用するときは、例えば、マシニングセンタの主軸のテーパ孔にテーパシャンク部1cを挿入する。該挿入状態では工具ホルダはプルスタッド4を介して主軸に抜け出しの規制された状態に固定される。該固定状態の下で、工具ホルダは主軸と共に回転駆動され且つ必要に応じ前後移動されると共に、切削液ミストが主軸側からプルスタッド4の中心孔4a内に供給される。
そして、ツール8が被加工物を切削するようになると、ツール8には主軸の回転駆動力が伝達されるが、該伝達はホルダ本体1から主にコレット2を経てツール8に伝達される。
またツール8は加工中における被加工物との接触時に発生する衝撃により、コレット締結手段3による締結力に対し過大となるような後方f1への押圧力を付与されることがあるが、このようなときでも、該押圧力はツール8のタング部e4の後端面e5とアジャストスクリュー5の溝部b6の底面b7との硬質材による面接触により確実に支持されるため、ツール8がホルダ本体1に対し後方f1へ相対変位することは生じない。
一方、主軸側からプルスタッド4の中心孔4a内に供給された切削液ミストは、切削液連通管7の内孔d3、及び、アジャストスクリュー5の通路透孔b4及び凹み部b8を経てツール8の半径方向へ離れた2つの通路透孔e1、e2内に達し、最後にツール8の2つの先端開口e8から噴出され、ツール8先部とこれの切削する被切削物との摩擦箇所を潤滑する。
この潤滑中、切削液ミストはツール8とアジャストスクリュー5の接続箇所、即ちタング部e4の後端面e5と溝部b6の底面b7との当接個所の内方である凹み部b8内を正圧状態で通過するように流動するが、タング部e4の後端面e5と溝部b6の底面b7とは硬質材同士の面接触となっているため、切削液ミストは通常では該当接個所から漏れ出るものとならない。しかし、タング部e4の後端面e5と溝部b6の底面b7との間にゴミが挟み付けられたり或いは、ツール8が何らかの原因で傾斜したり前方へ微少変位した状態になったりすると、凹み部b8内の切削液ミストがタング部e4の後端面e5と溝部b6の底面b7との間に漏れ出るようになる。
こうして漏れ出た切削液ミストは、弾性シール筒部材6の内周面c1に到達するものとなるが、該弾性シール筒部材6の内周面c1の前部p2はツール8の後端丸軸部e6が密状に嵌入されて閉塞されており、また内周面c1の後部p1もアジャストスクリュー5の前部外周部b2が密状に嵌入されて閉塞されているため、該切削液ミストがさらに進んで弾性シール筒部材6の外方に漏れ出ることは生じないのである。
ツール8のホルダ本体1からの突出量を変更するときは、プルスタッド4の内孔4aを通じて切削液連通管7の後端部d2の六角孔d4にレンチを嵌合させて回転操作するか、或いはコレット締結手段3を緩めた状態の下でツール8の前部e7を手で持って回転操作することにより、アジャストスクリュー5を必要なだけ回転変位させるようにする。後者操作によるときは、工具ホルダを主軸から取り外す必要がない上で有益である。
上記実施例は次のように変形できる。
即ち、特開2001−287135号公報に示すように、アジャストスクリュー5をホルダ本体1内に回転変位不能で前後変位のみ可能なツール受止め部材に変形し、該ツール受止め部材5の後側の雌ネジa1にツール受止め部材5の前後位置を変更調整可能に規制するための雄ネジ体を螺着し、切削液連通管7をツール受止め部材5の通路透孔b4に相対変位可能に連通させた構成となす。このようにすれば、主軸の回転力がツール受止め部材5を介してツール8に的確に伝達されるようになり、たとえコレット締結手段3の締結力が不足してもツール8はホルダ本体1に対し空回りすることは生じないものとなる。
また主軸から工具ホルダ内へ切削液ミストを供給することに代えて、ミスト状ではない切削液を供給することも差し支えないのであり、これによっても切削液ミストの場合と同様な利益が得られる。
また実施例のツール8の後部e3はストレートシャンクとなされているが、これをテーパーシャンクとなすことも差し支えない。この場合は、弾性シール筒部材6の内周面c1の前部p2を該テーパーシャンクに対応したテーパ孔となすことが必要である。
さらには本実施例ではツール8がタング部e4を具備したものとなされているが、必ずしもこれに限定するものではないのであり、例えば、タング部e4のないツール8の後端面が溝部b6の形成されていないツール受止め部材5の前端面b5で受け止められると共に、ツール受止め部材5に外嵌された弾性シール筒部材6の内周面c1の前部p2にツール8の後部e3が密状に内嵌されるものであってもよいものである。この際、ツール8の後部e3は円柱形であっても或いは角柱形であってもよい。但し、弾性シール筒部材6の内周面c1の前部p2は該後部e3の外形に適合させなければならない。
本発明の一実施例に係る工作機械用工具ホルダの縦断面図である。 前記ホルダの要部を示す断面図である。 前記要部をなす各部品の斜視図である。 前記要部の一部をなすツール受止め部材(アジャストスクリュー)を示しAは前面図でBは側面視断面図である。 前記要部の一部をなす弾性シール筒部材を示しAは前面図でBは側面視断面図である。 前記要部の一部をなすツールの斜視図である。
符号の説明
1 ホルダ本体
3 締結手段
5 ツール受止め部材(アジャストスクリュー)
6 弾性シール筒部材
8 ツール
a 直状透孔
a1 雌ネジ
b2 前部外周面
b4 通路透孔
b5 前端面
b6 溝部
b7 底面
b8 凹み部
e1 通路透孔
e2 通路透孔
e3 後部
e4 タング部
e5 後端面
e6 後端丸軸部
x 回転中心線

Claims (4)

  1. ホルダ本体の回転中心線個所に形成された直状透孔の前部にツールの後部を挿入され、該ツールが前記直状透孔内に設けられたツール受止め部材に受け止められると共に該ツールの後端部をなすタング部が前記ツール受止め部材に形成された溝部に係入されるほか、該ツールがこれの長さ途中を前記ホルダ本体の先部に装着された締結手段で締結されることにより前記ホルダ本体に固定されるようになされた工作機械用工具ホルダに於いて、前記ツール受止め部材の外周面に密状に嵌着された弾性シール筒部材を備えており、前記直状透孔の前部に前記ツールが挿入されたときに、前記ツールの後端部の外周面が該弾性シール筒部材の前側に密状に内嵌され且つ前記タング部の後端面が前記ツール受止め部材に形成された溝部の底面に硬質材同士の面抵触となって受け止められた状態となり、該状態の下で、前記ツール受止め部材の通路透孔と、前記ツールの通路透孔とが前記弾性シール筒部材の内孔内で密閉状に連通される構成を特徴とする工作機械用工具ホルダ。
  2. 前記ツール受止め部材が前記直状透孔の雌ネジ形成部に前後位置調整可能に螺入されたアジャストスクリューとなされ、該アジャストスクリューが前端面に前記タング部の係入される溝部を備え、前記タング部の後端面が該溝部の底面に硬質材同士の面抵触となって受け止められる構成を特徴とする請求項1記載の工作機械用工具ホルダ。
  3. 前記底面に前記タング部の後端面で覆われる凹み部を形成し、該凹み部が前記アジャストスクリューの通路透孔と、前記ツールの通路透孔とを密閉状に連通させる構成を特徴とする請求項1又は2記載の工作機械用工具ホルダ。
  4. 前記弾性シール筒部材が樹脂材で形成されている構成を特徴とする請求項1乃至3記載の工作機械用工具ホルダ。

JP2004025690A 2004-02-02 2004-02-02 工作機械用工具ホルダ Expired - Fee Related JP4530677B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004025690A JP4530677B2 (ja) 2004-02-02 2004-02-02 工作機械用工具ホルダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004025690A JP4530677B2 (ja) 2004-02-02 2004-02-02 工作機械用工具ホルダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005212087A JP2005212087A (ja) 2005-08-11
JP4530677B2 true JP4530677B2 (ja) 2010-08-25

Family

ID=34908004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004025690A Expired - Fee Related JP4530677B2 (ja) 2004-02-02 2004-02-02 工作機械用工具ホルダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4530677B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101111557B1 (ko) * 2003-02-20 2012-02-27 귀링 요르크 클램핑용 깊이 조정
JP2008302472A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Daishowa Seiki Co Ltd 工具ホルダ
CN117583934B (zh) * 2024-01-18 2024-04-02 泽野精密仪器(昆山)有限公司 一种显微镜镜座高精度高效加工夹具及加工方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61117606U (ja) * 1984-12-28 1986-07-24
JPH0219412U (ja) * 1988-07-26 1990-02-08
JPH0235607U (ja) * 1988-08-29 1990-03-07
JPH0634920Y2 (ja) * 1987-05-28 1994-09-14 株式会社酒巻製作所 油孔付工具用チャック
JPH08118197A (ja) * 1994-10-26 1996-05-14 M S T Corp:Kk 工具ホルダ
JP2000042814A (ja) * 1998-07-28 2000-02-15 Yukiwa Seiko Inc チャック装置
JP2001082612A (ja) * 1999-09-14 2001-03-30 Big Alpha Kk 螺合構造体のシール装置
JP2001287135A (ja) * 2000-04-04 2001-10-16 Horkos Corp 工作機械用工具ホルダ並びにこの工具ホルダに用いる刃具及び、この工具ホルダに用いるツールドライバ
JP2001310206A (ja) * 2000-04-26 2001-11-06 Nt Tool Corp 工具保持具
JP2004050337A (ja) * 2002-07-18 2004-02-19 Horkos Corp 工作機械の工具ホルダ

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61117606U (ja) * 1984-12-28 1986-07-24
JPH0634920Y2 (ja) * 1987-05-28 1994-09-14 株式会社酒巻製作所 油孔付工具用チャック
JPH0219412U (ja) * 1988-07-26 1990-02-08
JPH0235607U (ja) * 1988-08-29 1990-03-07
JPH08118197A (ja) * 1994-10-26 1996-05-14 M S T Corp:Kk 工具ホルダ
JP2000042814A (ja) * 1998-07-28 2000-02-15 Yukiwa Seiko Inc チャック装置
JP2001082612A (ja) * 1999-09-14 2001-03-30 Big Alpha Kk 螺合構造体のシール装置
JP2001287135A (ja) * 2000-04-04 2001-10-16 Horkos Corp 工作機械用工具ホルダ並びにこの工具ホルダに用いる刃具及び、この工具ホルダに用いるツールドライバ
JP2001310206A (ja) * 2000-04-26 2001-11-06 Nt Tool Corp 工具保持具
JP2004050337A (ja) * 2002-07-18 2004-02-19 Horkos Corp 工作機械の工具ホルダ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005212087A (ja) 2005-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11135656B2 (en) Cutting tool holder and cutting tool
JP2001287135A (ja) 工作機械用工具ホルダ並びにこの工具ホルダに用いる刃具及び、この工具ホルダに用いるツールドライバ
KR101440649B1 (ko) 칩 제거 기계가공을 위한 공구 및 이 공구의 기본체
JP4772900B2 (ja) 工具ホルダ
EP1861218B1 (en) Collet and lock nut
KR20160053924A (ko) 절삭 공구
JP4530677B2 (ja) 工作機械用工具ホルダ
WO2020196582A1 (ja) チャックの防塵機構およびチャック
JP4051367B2 (ja) 工具ホルダ
JP5916545B2 (ja) ロータリジョイント
US6726221B2 (en) Dead length collet chuck assembly
JPH08155783A (ja) クーラント漏れ防止部材の保持構造
JP3801862B2 (ja) 流体通路を備えた工具ホルダ
JP5245542B2 (ja) 工具ホルダ
JP3016266U (ja) 切削工具
JP4637217B2 (ja) ツールシャンクおよび工作機械
JP5186996B2 (ja) 工具ホルダ
JP2010082789A (ja) 工具ホルダ
JPH08118119A (ja) チャック装置
US5716053A (en) Sealing plug for machine tools
JPH09225769A (ja) チャック
JP7416363B2 (ja) ハイドロチャック
JP3695646B2 (ja) 工具ホルダ
JP7420311B1 (ja) 固定部材及び切削工具
JP2023056128A (ja) 封止部材及びヘッド交換式工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070529

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4530677

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140618

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees