JP2964931B2 - 画像処理装置および画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置および画像形成装置

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JP2964931B2 JP7270318A JP27031895A JP2964931B2 JP 2964931 B2 JP2964931 B2 JP 2964931B2 JP 7270318 A JP7270318 A JP 7270318A JP 27031895 A JP27031895 A JP 27031895A JP 2964931 B2 JP2964931 B2 JP 2964931B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字線画を表す画
像データと中間濃度データの両者を取り扱う画像処理装
置および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文字や線画を表すベクトルデータをラス
ターデータに変換する際に、エッジ部のギザギザを見か
け上滑らかにする手法が、アンチエイリアシング処理と
して知られている。ここで、アンチエイリアシング処理
の一例を図50を用いて説明する。
【0003】まず、図50の(a)は、処理対象となる
画素を示しており、図示の大きさがそのまま1画素の大
きさを表している。そして、この画素を同図(b)に示
すように、複数のサブプクセルに分割(この図では16
分割)した後、同図(c)に示すようにベクトルデータ
をサブピクセル上に重ねる。次に、ベクトルデータが半
分以上重なっているサブピクセルの値を「1(黒)」、
それ以外のサブピクセルの値を「0(白)」とする(同
図(d)参照)。そして、16個のサブピクセルの各値
の合計値を当該画素の画素値とすることにより、エッジ
部に中間調データを配置した多値ラスターデータが生成
できる。図50の例では、同図(e)に示すように画素
値は「5」となる。また、図50の例では、画素を16
のサブピクセルに分割しているので、多値ラスターデー
タの階調は「0」から「16」までの17階調となる
が、ここで、画素をより多くのサブピクセルに分割すれ
ば、より階調数の多い多値ラスターデータを得ることが
できる。以上のようなアンチエイリアス処理は、種々の
改良が加えられており、例えば、より良い印字品質を得
るために、以下のものが提案されている。
【0004】(イ)特開平4−195268において
は、ベクトルデータの傾きにより、サブピクセルの形状
を変化させ、当該画素内に占めるベクトルデータの面積
割合を出来るだけ正確に多値ラスターデータに反映さ
せ、これを多値レーザープリンタによってプリントアウ
トしている。ここで、図51は、多値ラスターデータが
出力可能なレーザープリンタのレーザー点灯信号制御部
を示す図で、多値ラスターデータS10をD/Aコンバ
ータを用いてアナログ信号S20に変換し、変換された
アナログ信号を基準三角波信号S30と比較している。
この比較結果がレーザー制御信号となり、これにより、
レーザービームがパルス幅変調(PWM)され、中間調
画像が出力される。
【0005】そして、図52は、トナーを用紙に付着す
る期間にレーザーをONとするイメージライテェイング
方式のゼログラフィー(電子写真)に、上述の技術を適
用した場合の図51の信号S20,S30,S40を模
式的に示したものである。この図に示すように、アナロ
グ化された画像信号S20が基準三角波S30と比較さ
れ、基準三角波より画像信号の方が大きいタイミングに
おいてレーザーがON(点灯)するように制御される。
【0006】(ロ)また、特開平5−328108にお
いては、多値画像データのエッジを検出し、エッジ検出
結果により参照波形を切り換えることで、エッジ部を滑
らかに出力する方式が提案されている。たとえば、図5
3に示す回路では、多値ラスター画像のエッジ方向を検
出し、この検出結果により、3種類の三角波(図54参
照)を適切に切り換えることで、図55に示すようなレ
ーザー点灯信号を得ることが可能となる。図52と図5
5のレーザー点灯信号を比較すると、図52はエッジ部
が中心部と離れるのに対して、図55はエッジ部の中心
部が連続し、良好に印字されているのが判る。
【0007】(ハ)特開平4−148949には、アン
チエイリアス処理を施しながら、ベクトル画像をイメー
ジデータに展開し、所定の画像処理を行った後に、多値
プリンタで印字するベクトル画像印字装置が記載されて
いる。この装置は、アンチエイリアス処理を施したイメ
ージデータを格納するイメージデータ格納手段と、イメ
ージデータの特徴情報を格納する特徴量格納手段とを具
備し、これらからイメージデータと特徴情報とを同期し
て読み出す。そして、特徴情報を参照しながら、対応す
るイメージデータを最適状態で印字するようにしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平4−
195268では、ベクトルデータから多値ラスターデ
ータを生成する際に、ベクトルデータの傾きにより、ア
ンチエイリアス処理時のサブピクセル形状を変化させ、
当該画素内に占めるベクトルデータの面積割合を出来る
だけ正確に多値ラスターデータに反映させているが、生
成される多値ラスターデータは濃度情報しか持っていな
いので、小さな文字や、線が込み入った画像などについ
ては、「つぶれ」等の問題が発生する。
【0009】また、特開平5−328108は、多値の
ラスターデータに対してエッジ検出を行っているので、
比較的大きい文字等には効果が期待できるが、小さな文
字ではエッジ検出が上手くいかない可能性がある。
【0010】一方、特開平4−148949では、イメ
ージデータの特徴情報に基づく制御を行っているので、
上述の欠点は発生しないが、全ての画素に対し、イメー
ジデータ格納手段に加えて特徴情報格納手段が必要にな
り、必要とするメモリ量が増加するという問題が生じ
た。
【0011】この発明は、上述した事情に鑑みてなさ
れ、メモリ量を増加させることなく、「つぶれ」を防止
し、また、小さな文字でも良好にエッジ検出を行うこと
ができる画像処理装置を提供することを目的としてい
る。また、この発明の他の目的は、文字線画を再現する
場合に輪郭のギザギザをより少なくすることにある。さ
らに、この発明の他の目的は、細線われ等の画質劣化を
防止することにある。また、さらにこの発明は、文字線
画と中間調画像とが混在した画像を形成する場合に文字
線画の輪郭をよりシャープに再現できる画像形成装置を
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、文字線画を表す画像デー
タと中間濃度データの両者を取り扱う画像処理装置にお
いて、前記文字線画を表す画像データを多値画像データ
に変換する多値化手段と、前記文字線画を表す画像デー
タのエッジ方向を示す特徴情報を生成する特徴情報生成
手段と、前記多値化手段が出力する多値画像データと前
記特徴情報生成手段が出力する特徴情報を一組にして記
憶するとともに、前記中間濃度データを記憶し、これら
の記憶内容を画像出力手段に送出する記憶手段と、前記
記憶手段に記憶される前記中間濃度データおよび前記多
値化手段が出力する多値画像データに対し、これらを識
別するためのフラグを付加するフラグ付加手段とを具備
し、前記多値化手段は、文字線画を表す画像データを前
記中間濃度データのビット数よりも少ないビット数の多
値画像データに変換し、前記特徴情報生成手段は、前記
特徴情報のビット数を前記中間濃度データのビット数と
前記多値画像データのビット数との差以下に設定する
とを特徴とする。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載の発明において、多値化された文字線画を表す画像
データのビット数をL(L>1)、前記画像出力手段の
出力解像度を1インチ当たりM×N(M,N>1)とし
た場合に、前記多値化手段は、前記文字線画を表す画像
データを、K=[log2{(2400×2400/
(M×N)}](ただし、[A]はAの整数部を表す)
なる式で算出されるKに対し、L≧Kとなるような多値
画像データに変換することを特徴とする。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、画像形成
が要求される画像データを入力し、該画像データを多値
画像データに変換して出力する画像処理装置において、
前記入力される画像データの中から文字線画の輪郭情報
を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出され
た輪郭情報のエッジ方向を示す特徴情報と該輪郭情報を
多値化した多値画像データとを生成する生成手段と、前
記生成手段によって生成された輪郭情報の特徴情報およ
び多値画像データを一組にして記憶するとともに、前記
輪郭情報以外の多値画像データを記憶し、これらの記憶
内容を画像出力手段に送出する記憶手段と、前記記憶手
段に記憶される輪郭情報の多値画像データおよび前記輪
郭情報以外の多値画像データに対し、これらを識別する
ためのフラグを付加するフラグ付加手段とを具備し、
記生成手段は、前記輪郭情報以外の多値画像データのビ
ット数より少ないビット数の前記輪郭情報の多値画像デ
ータを生成し、前記特徴情報のビット数を両者の差以下
に設定することを特徴とする。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
記載の発明において、前記生成手段は、前記輪郭情報に
基づき、文字線画の輪郭部における高解像度ビットマッ
プデータを生成し、当該高解像度ビットマップデータの
1画素の1/n(nは自然数)ずらした位置を基準とし
て解像度変換し、前記多値画像データを生成することを
特徴とする。
【0016】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
記載の発明において、前記生成手段は、さらに周辺画素
の特徴情報または多値画像データに基づいて、生成され
た特徴情報または多値画像データの画素値を補正し、前
記画総出力手段によって出力される画像の画質低下を抑
制するようにしたことを特徴とする。
【0017】また、請求項6に記載の発明は、画像形成
が要求される画像データを入力し、該画像データを多値
画像データに変換して出力する画像処理装置において、
前記入力される画像データの中から文字線画の輪郭情報
を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出され
た輪郭情報を高解像度化し、高解像度データとして展開
する展開手段と、前記展開手段によって展開された輪郭
情報の高解像度データと前記輪郭情報以外の多値画像デ
ータを記憶し、これらの記憶内容を画像出力手段に送出
する記憶手段と、前記記憶手段に記憶される輪郭情報の
高解像度データおよび前記輪郭情報以外の多値画像デー
タに対し、これらを識別するためのフラグを付加するフ
ラグ付加手段とを具備し、前記展開手段は、前記輪郭情
報の高解像度データのビット数を前記輪郭情報以外の多
値画像データのビット数以下に設定し、前記抽出手段に
よって抽出された輪郭情報を前記高解像度画像データと
して展開することを特徴とする。
【0018】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
記載の発明において、前記記憶手段から送出される輪郭
情報の高解像度データと前記輪郭情報以外の多値画像デ
ータに基づいて、画像出力処理を行う画像出力手段をさ
らに備え、前記画像出力手段は、前記フラグの値に基づ
き輪郭情報であることが認識された画像データについ
て、所定のビットを参照し、当該輪郭情報が前記展開手
段によって高解像度化された高解像度データであるか前
記展開手段によって高解像度化されていない標準解像度
データであるかを判定し、該判定結果に応じて画像出力
処理を切り換えることを特徴とする。
【0019】また、請求項8に記載の発明は、請求項6
記載の発明において、前記抽出手段によって抽出された
輪郭情報の画像データに対してスムージング処理を行う
スムージング手段と、前記フラグの値に基づき輪郭情報
であることが認識された画像データについて、所定のビ
ットを参照し、入力された原画像データの特性を認識す
認識手段と、前記認識手段の認識結果に基づいて、前
記スムージング手段によるスムージング処理を行うか否
かを決定するスムージング決定手段とをさらに具備する
ことを特徴とする。
【0020】また、請求項9に記載の発明は、画像形成
が要求される画像データを入力し、該画像データを多値
画像データに変換して出力する画像処理装置において、
前記入力される画像データの中から文字線画の輪郭情報
を抽出する第1の抽出手段と、前記第1の抽出手段によ
って抽出された輪郭情報の画像データに対してスムージ
ング処理を施す手段と、前記スムージング処理が施され
た輪郭情報の画像データの中から第2の輪郭情報を抽出
する第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段によって抽
出された第2の輪郭情報のエッジ方向を示す特徴情報と
該第2の輪郭情報を解像度変換した多値画像データとを
生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された
第2の輪郭情報の特徴情報および多値画像データを一組
にして記憶するとともに、前記第2の輪郭情報以外の多
値画像データを記憶し、これらの記憶内容を画像出力手
段に送出する記憶手段と、前記記憶手段に記憶される第
2の輪郭情報の多値画像データおよび前記輪郭情報以外
の多値画像データに対し、これらを識別するためのフラ
グを付加するフラグ付加手段とを具備し、前記生成手段
は、前記第2の輪郭情報以外の多値画像データのビット
数より少ないビット数の前記第2の輪郭情報の多値画像
データを生成し、前記特徴情報のビット数を両者の差以
下に設定することを特徴とする。
【0021】また、請求項10に記載の発明は、請求項
1乃至9のいずれかに記載の画像処理装置から出力され
る画像データに対応した画像を形成する、発光素子を用
いた電子写真式プリンタからなる画像形成装置であっ
て、前記フラグの値に基づき、発光素子の発光光量を決
定する発光量決定手段を備えることを特徴とする。
た、請求項11に記載の発明は、請求項3記載の発明に
おいて、前記生成手段は、補正するデータの特徴情報に
示されるエッジ方向と周辺画素の特徴情報に示されるエ
ッジ方向とが向き合っている場合、多値画像データの画
素値を0、または元の画素値より大きい値に補正し、補
正するデータの特徴情報に示されるエッジ方向が周辺画
素の特徴情報に示されるエッジ方向と反対方向である場
合、多値画像データの画素値を0に補正することを特徴
とする。 また、請求項12に記載の発明は、請求項3記
載の発明において、前記生成手段は、補正するデータの
特徴情報に示されるエッジ方向と周辺画素の特徴情報に
示されるエッジ方向とが向き合っており、かつ補正する
データの多値画像データの画素値と周辺画素の多値画像
データの画素値が同じ場合、多値画像データの画素値を
0、または元の画素値より大きい値に補正し、補正する
データの特徴情報に示されるエッジ方向が周辺画素の特
徴情報に示されるエッジ方向と反対方向であり、かつ補
正するデータの多値画像データの画素値と周辺画素の多
値画像データの画素値が同じ場合、多値画像データの画
素値を0に補正することを特徴とする。 また、請求項1
3に記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記
生成手段は、補正するデータの特徴情報に示されるエッ
ジ方向側の周辺画素の濃度値が補正する多値画像データ
の画素値より大きい場合、多値画像データをそのまま維
持することを特徴とする。
【0022】(作用)請求項1記載の発明においては、
多値化手段および特徴情報生成手段の出力ビットの和
が、中間濃度データのビット数以下になるので、特徴情
報について個別の記憶部を設けることなく、前記記憶手
段内に両者が記憶される。特に、多値化手段および特徴
情報生成手段の出力ビットの和を、中間濃度データのビ
ット数に等しくすると、記憶手段の記憶エリアに無駄が
生じることなく、効率よく記憶することができる。
【0023】また、請求項2に記載の発明においては、
2400dpi以下の低解像度の画像出力装置(プリン
タ)を用いる場合でも、2400dpiと同様の印字品
質が得られるので、肉眼に対してはデジタル化に際して
発生するギザギザをほとんど感じさせないことができ
る。
【0024】また、請求項3に記載の発明においては、
生成手段の出力ビットの和が、輪郭情報以外の多値画像
データのビット数以下になるので、特徴情報について専
用の記憶手段を設けることなく、前記記憶手段内に両者
が記憶される。特に、生成手段の出力ビットの和を、輪
郭情報以外の多値画像データのビット数に等しくする
と、記憶手段の記憶エリアに無駄が生じることなく、効
率よく記憶することができる。
【0025】また、請求項4に記載の発明においては、
画像データを次段の画像形成装置の解像度に合わせて解
像度変換する場合に、画素のピッチをずらして投影する
ので、例えば2ビットラインについて細線割れを伴うこ
となく再現することが可能になる。
【0026】また、請求項5に記載の発明においては、
周辺画素の特徴情報や多値画像データに応じて注目画素
の特徴情報や多値画像データが補正されるので、細線割
れや文字のつぶれ等を防止することができる。
【0027】また、請求項6に記載の発明においては、
展開される高解像度データのビット数が、輪郭情報以外
の多値画像データのビット数以下になるので、高解像度
データについて専用の記憶手段を設けることなく、前記
記憶手段内に両者が記憶される。特に、高解像度データ
のビット数を、輪郭情報以外の多値画像データのビット
数に等しくすると、記憶手段の記憶エリアに無駄が生じ
ることなく、効率よく記憶することができる。また、文
字線画の輪郭情報を高解像度化した高解像度データとし
て保持しているので、文字/線画の輪郭のスムーズ性と
シャープ性とを向上させることが可能になる。
【0028】また、請求項7に記載の発明においては、
画像データに含まれる(あるいは付加される)所定のビ
ット(フラグ)を参照することにより高解像度データか
標準解像度データかを判定するので、高解像度データと
標準解像度データとが混在した画像データを取り扱うこ
とが可能になる。
【0029】また、請求項8に記載の発明においては、
画像データに含まれる(あるいは付加される)所定のビ
ット(フラグ)を参照することにより入力された原画像
データの特性を認識するので、原画像データの特性に適
した処理を選択すべく処理の切替等を行うことができ
る。
【0030】また、請求項9に記載の発明においては、
次段の画像形成装置の解像度に合わせて解像度変換を行
う前に、輪郭情報に対してスムージング処理を施すの
で、文字線画のエッジ部分のギザギザをより少なくする
ことができる。
【0031】また、請求項10に記載の発明において
は、文字線画の輪郭情報の場合と当該輪郭情報以外の多
値画像データの場合とで画像形成時の露光量を変えるこ
とができるので、文字線画の輪郭をよりシャープに再現
することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態について説明する。 A:第1実施形態 まず請求項1および2記載の発明に対応する第1実施形
態について説明する。 (1)実施形態の構成 図2は、この発明の第1実施形態の概略構成を示すブロ
ック図である。なお、この実施形態は、ページ記述言語
PDLとして、アウトラインフォント等のベクトルデー
タ、スキャナーや電子スチルカメラ等で読み取ったスキ
ャンイン画像、および各種DTP(デスク・トップ・パ
ブリッシング)ソフトウエアを用いて生成した中間調デ
ータが混在している場合に、本発明を適用した実施形態
である。
【0033】図2において、201はページ記述言語P
DLをフラグ付きラスターデータに変換する変換部であ
り、ここで変換されたフラグ付きラスターデータは、レ
ーザープリンタ202によってプリントアウトされる。
【0034】ここで、フラグ付きのラスターデータの一
例を図3に示す。この図において、D1〜D6は、フラ
グ付きのラスターデータであり、図示のように9ビット
のデータである。各データの最上位ビットは、当該画素
が中間調データかベクトルデータかを識別するフラグで
あり、「0」の場合はスキャンイン画素やDTPで生成
された中間調データであることを示し、「1」の場合は
ページ記述言語中のアウトラインフォント等のベクトル
データ(文字や線)であることを示す。したがって、図
示の例では、ラスターデータD1が中間調データに対応
し、ラスターデータD2〜D6がベクトルデータ(文字
/線)に対応している。
【0035】ラスター画像を示すラスターデータD1
は、下位8ビットが濃度データとなっており、また、ベ
クトルデータを示すラスターデータD2〜D6は、下位
5ビットが濃度データ、下位6〜8ビットが特徴フラグ
となっている。特徴フラグは、「000」、「00
1」、「010」、「011」および「100」の5種
がある。ここで、特徴フラグは、図4に示すように、5
0%濃度の画素においてどの部分にエッジがあるかを検
出し、中、上、右、下、左の各位置に応じて、特徴フラ
グ「000」、「001」、「010」、「011」お
よび「100」を割り当てることによって作成される。
なお、この特徴フラグの作成処理については後述する。
【0036】次に、図1は、本実施形態の詳細な構成を
示すブロック図である。図において、20は属性分離部
であり、PDLデータをベクトルデータと中間調データ
に分離する。この場合のPDLデータとしては、例え
ば、インタープレス(ゼロックス社:登録商標)やポス
トスクリプト(アドビ社:登録商標)等が広く知られて
いるが、任意の言語を使用すればよい。属性分離部20
は、PDL言語によって規定されるデータの種類を認識
し、この認識結果に基づいてデータの分離を行う。
【0037】次に、高密度ラスター展開部11は、属性
分離部20から供給されるベクトルデータをプリンタの
解像度より高密度のラスターデータに展開し、解像度変
換部12およびエッジ検出部13に送出する。高密度ラ
スタ展開部11における処理は、図50に示す処理と同
様であるが、本実施形態においては、1つの画素を9個
(3×3)のサブピクセルに分割しているので、図5
(a)〜(d)に示すような処理になる。この図におけ
る(a)〜(d)の部分は、図50の(a)〜(d)に
対応する処理である。
【0038】次に、解像度変換部12は、高密度画像展
開部11によって展開された高密度のデジタルラスター
データをプリンタの解像度と同じ解像度のデジタルラス
ターデータに変換する。すなわち、図5に示す場合にお
いては、同図(d)のサブピクセルの「1」の値を合計
することにより、濃度(画素値)「5」のデジタルラス
ターデータに変換する。なお、この実施形態における濃
度データは、図3において説明したように、5ビットの
データであるから、その範囲内でサブピクセルの数を増
やし、階調数を多くすことができる。
【0039】次に、エッジ検出部13における処理につ
いて説明する。このエッジ検出部は、高密度ラスター展
開部11から出力された高密度ラスターデータ(図5
(d)参照)に基づいて、各画素のエッジを検出する。
ここで、図6は、エッジ検出部13の処理を示す図であ
る。この図に示すP1〜P6は、各々エッジ方向を検出
するためのビットマップパターンであり、対象画素がこ
れらのパターンのどれと一致するかによって、そのエッ
ジ方向が検出される。ビットマップパターンP1〜P6
における「1」は当該サブピクセルが黒(値は「1」)
となっていることを示し、「0」は当該サブピクセルが
白(値は「0」)となっていることを示す。また、他の
サブピクセルは白、黒のいずれでもよいことを示してい
る。
【0040】そして、対象画素がビットマップパターン
P1,P4,P6に一致した場合は、エッジ方向は右と
なり、また、ビットマップパターンP2,P3,P5に
一致した場合はエッジ方向は左となる。なお、図6にお
いては、説明の簡略化のために、右と左のエッジを検出
するためのビットマップパターンだけを示したが、実際
には上下および中央を検出するためのビットマップパタ
ーンも用意されている。これらのビットマップパターン
は、予め記憶手段(ROMやRAM等)に記憶され、エ
ッジ検出の際に適宜読み出されて参照される。以上のよ
うにして、図3で示した3ビットの特徴フラグが生成さ
れる。
【0041】データ混合部21は、属性分離部から出力
される中間調データ、解像度変換部12から出力される
5ビットの濃度データおよびエッジ検出部13から出力
される3ビットの特徴フラグを混合し、図3に示したフ
ォーマットのデータを生成する。
【0042】次に、Mはメモリであり、データ混合部に
よって生成されたデータを記憶する。この場合、図3に
示すように、中間調データもベクトルデータもいずれも
9ビットのデータとして記憶され、しかも、特徴フラグ
は、ベクトルデータに基づくラスターデータの一部とし
て記憶されるので、メモリMの記憶領域に無駄が発生せ
ず、また、特徴フラグ用のメモリを別途設ける必要がな
い。
【0043】図1に示す22は、データ分離部であり、
メモリMから読み出されたラスターデータを分離する。
ここで、図7は、データ分離部22の構成を示すブロッ
ク図である。図において、30はビット分離部であり、
メモリMから読み出されたラスターデータの最上位ビッ
トを信号211として、下位8ビットを信号208とし
て、下位5ビットを信号209として、また、上位4ビ
ットから最上位ビットを除いたものを信号212として
抽出する。32は信号211が「1」のときに入力端
“0”を選択し、「0」のときに入力端“1”を選択す
るセレクタである。
【0044】さて、信号211(最上位ビット)が
「1」のときは、セレクタ32は入力端“0”を選択す
るが、このとき、当該画素は中間調データであるから
(図3参照)、信号208(下位8ビット)はその濃度
データとなり、これがセレクタ32を介して信号206
として出力される。
【0045】一方、信号211が「0」のときは、セレ
クタ32は入力端“1”を選択するが、このとき、当該
画素はベクトルデータであるから、信号209(下位5
ビット)はその濃度データとなり、これが階調補正部3
1およびセレクタ32を介して信号206として出力さ
れる。階調補正部31は、5ビットの濃度データを8ビ
ットに変換するもので、乗算器やルックアップテーブル
を有して構成され、所定の規則に基づいて5ビット→8
ビットの変換を行う。したがって、ベクトルデータの濃
度データは、8ビットに変換された後に、信号206と
して出力される。以上のようにして、信号206は、中
間調データあるいはベクトルデータの濃度を示す信号と
なる。
【0046】次に、リセット部33は、リセット端子R
に供給される信号211が「0」のときは3ビットの出
力信号213を「000」にし、信号211が「1」の
ときは信号212を信号213としてそのまま出力す
る。さて、信号211が「1」のときは当該画素がベク
トルデータの場合であるから、信号212(上位4ビッ
トから最上位ビットを除いたもの)は図3に示す特徴フ
ラグとなる。したがって、リセット部33から出力され
る信号213は、当該画素がベクトルデータのときは特
徴フラグとなり、当該画素が中間調データの場合はリセ
ット値「000」となる。
【0047】フラグ補正部34は、リセット部33から
供給される3ビットの特徴フラグに対し、図8に示すよ
うな変換を行って2ビットの信号207を出力する。図
8から判るように、特徴フラグが右または左を示すとき
以外は、全て「00」出力する。ここで、「00」はエ
ッジ無しを意味している。このような補正を行うのは、
本実施形態においては後述のように左右方向の補正だけ
を行うようにしているからである。
【0048】次に、図1に示す14は、信号206をア
ナログ信号に変換するD/Aコンバータであり、16,
17,18は、各々異なる三角波を発生する三角波発生
装置である。この実施形態においては、三角波発生装置
16,17,18は、各々図54(a),(b),
(c)に示す三角波A、B、Cを発生する。23は信号
207に応じて三角波発生装置16,17,18のいず
れかを選択するセレクタである。ここで、図9はセレク
タ23の選択処理を示す図であり、図示のように、エッ
ジの方向を示す信号207および画素の奇数/偶数に基
づいて三角波を選択する。15はコンパレータであり、
D/Aコンバータ14の出力信号と、セレクタ23によ
って選択された三角波発生装置16〜18のいずれかの
出力信号とを比較し、その結果をレーザ制御信号として
出力する。このコンパレータ15から出力されたレーザ
ー制御信号は、レーザープリンタ202のレーザー出力
部(図示略)に供給され、レーザーの発光タイミングを
制御する。
【0049】(2)実施形態の動作 次に、上記構成によるこの実施形態の動作について説明
する。まず、PDLデータが属性分離部20によって分
離されるが、その画素がベクトルデータの場合には、高
密度ラスター展開部11において高密度のラスターデー
タに展開される。ここで、図10(a)に示すサブピク
セルに分割された画素番号〜に対して、同図に示す
ようにベクトルデータB1が重ね合わされるとする。こ
の場合、高密度ラスター展開部11の出信号は、同図
(b)に示すようになる。この結果、解像度変換部12
が出力する濃度データは、画素番号、、、の各
々について、「9」、「6」、「6」、「9」となる。
【0050】また、エッジ検出部13によって、特徴フ
ラグが作成され、これと濃度データがデータ混合部21
に供給される。また、属性分離部20によって分離され
た中間調データもデータ混合部21に入力され、図3に
示すフォーマットのデータが作成される。このデータは
一旦メモリMに格納された後、データ分離部22に転送
され、ここで、ラスタデータの内容に応じて信号206
と信号207が作成される。図10に示す例では、エッ
ジの向きを示す信号207の値は、同図(c)に示すよ
うになる。この結果、セレクタ23が選択する三角波は
画素番号、、、について、各々三角波C、三角
波A、三角波A、三角波Cとなる。
【0051】一方、濃度に対応した信号206は、A/
Dコンバータ14によってアナログ信号に変換され、同
図(d)に示す信号S1となる。ここで、コンパレータ
15は、各画素について選択された三角波と信号S1を
比較するから(図10(d)参照)、その比較結果であ
るレーザー制御信号は同図(e)に示すようになる。従
って、実際のプリントアウトは、上記各画素については
図10(f)に示すようになり、エッジの左端および右
端がつながることなく鮮明な印字となる。
【0052】(3)変形例 なお、レーザープリンタの副走査方向のレーザー走査
密度を2倍にし、分割された2つの走査時のレーザーの
点灯を制御する等、レーザーの走査方向に垂直な方向に
も位置制御が可能なプリンタの場合には、「上」「下」
の特徴フラグを活かすように構成することもできる。さ
らに、「中」の特徴フラグに応じて三角波Cを選択する
ように構成すると、5つの特徴フラグの全てを活かすこ
とができるので、この場合には、図7に示すフラグ補正
部34は不要になる。
【0053】また、上述した実施形態では、説明の簡
略化のために、グレーデータを10諧調で表したが、一
般に文字等のエッジ部は白と黒の2値印字の場合であっ
ても、2400dpi(1インチ平方当たり2400画
素×2400画素)の解像度があれば、人間の目にはデ
ジタル化のためのサンプリングによるジャギー(ギザギ
ザ)が認識できないことが知られている。したがって、
グレースケールを表現可能なプリンタであれば、低解像
度(2400dpi未満)であっても、文字/線画が表
す多値画像データのビット数を、1インチ平方あたりの
解像度の比に応じた値にすれば、同等の印字品質を得る
ことができる。
【0054】例えば、エッジの方向を示す情報を3ビッ
トとした場合は、以下のようにして多値画像のビット数
を決めれば良い。まず、多値画像のビット数をL(L>
1)、プリンタの解像度が1インチ当たりM×N画素
(M,N>1)の場合に、 K=[log2{(2400×2400)/(M×N)}]……(1) (但し、[A]は、Aの整数部を表す。) とすると、L≧Kであればよい。例えば、400dpi
のプリンタでは、 (2400×2400)÷(400×400)=36 log2(36)=5.12928 となるので、5ビット(32諧調)のグレーデータと3
ビットのエッジ方向情報を持てば、ほぼ2400dpi
の1ビットと同等になる。また、600dpiのプリン
タでは、 (2400×2400)÷(600×600)=16 log2(16)=4 となるので、4ビット(16諧調)のグレーデータと3
ビットのエッジ方向情報を持てば、ほぼ2400dpi
の1ビットと同等になる。
【0055】上述した実施形態においては、レーザー
が点灯状態のときに画像を書き込む(イメージライティ
ング方式)レーザービームプリンタを用いたが、プリン
タの方式はこれに限定されず、任意の方式のものが使用
可能である。さらに、上記実施形態では白黒の多値デー
タを取り扱ったが、カラー画像データの場合は、例え
ば、「赤(R)、青(B)、緑(G)」、「マゼンタ
(M)、サイアン(C)、イエロー(Y)」、「明度
(L*)、色相(H*)、彩度(C*)」あるいは「L
*a*b*」など、一つの画素データを複数のコンポー
ネントで表すことが一般的であが、この場合には、各コ
ンポーネント毎に上述した実施形態を適用すればよい。
【0056】B:第2実施形態 次に、請求項3記載の発明に対応する第2実施形態につ
いて説明する。 (1)実施形態の構成 図11は、この発明の第2実施形態の全体構成を示すブ
ロック図である。同図において、画像処理装置101
は、複数台のクライアント装置103−1,103−
2,……および図示しないサーバ装置等とネットワーク
104を介して接続されており、通信制御部110、主
制御部120、磁気ディスク装置130、バッファメモ
リ140、出力部制御部150および画像出力部102
から構成されている。なお、本実施形態では、画像出力
部102のみ別体で構成されているが、画像処理装置1
01と一体で構成してもよい。
【0057】ネットワーク104は、例えばイーサネッ
ト(米国Xerox社商標)で構成され、クライアント装置
103−1,103−2,……やサーバ装置等で実行さ
れるアプリケーションプログラムに応じて複数のプロト
コルをサポートしている。
【0058】通信制御部110は、例えばイーサネット
のCSMA/CD(Carrier SenseMultiple Access/Coll
ision Detect)の通信制御を行っている。この通信制御
部110によってネットワーク104上の他の装置から
受信したデータは、主制御部120へ渡され、通信プロ
トコルの解析並びにPDLの解釈/実行が行われ、画像
出力部102で出力するためのデータがバッファメモリ
140に順次書き込まれる。
【0059】磁気ディスク装置130には、画像処理装
置101の各部を制御するためのオペレーションシステ
ムやデバイスドライバ、アプリケーションプログラムが
格納されており、これらソフトウェアは、主制御部12
0内部の主記憶装置(図示略)に随時ロードされ、実行
される。また、磁気ディスク装置130には、例えばO
PI(Open Prepress Interface:米国Aldus社商標)シ
ステムに対応したデータベースが格納されており、主制
御部120が指定するOPIコマンドによって随時読み
出される。さらに、磁気ディスク装置130は、主記憶
装置(図示略)やバッファメモリ140の記憶容量が不
足した場合、データの一時待避領域として利用される。
【0060】バッファメモリ140は、主制御部120
によって処理されたフラグ付き画像データ(以下、フラ
グ/画像データと略す)を一時的に記憶する。バッファ
メモリ140に一時記憶されたフラグ/画像データは、
画像出力部102と出力部制御部150の間で同期をと
って通信を制御することにより画像出力部102へ送ら
れ、画像として出力される。
【0061】次に、図12は、画像処理装置101の各
部を制御する主制御部120の構成を示すブロック図で
ある。同図において、主制御部120は、通信プロトコ
ル解析/制御部121、ページ記述言語(PDL)を解
析するPDLコマンド/データ解析部122、イメージ
展開部123、文字/線画展開部124、色処理部12
5、特徴情報付与部126および識別情報付与/情報結
合部127から構成されている。
【0062】通信プロトコル解析/制御部121は、通
信制御部110と接続されており、また、識別情報付与
/情報結合部127は、バッファメモリ140と接続さ
れ、出力部制御部150、画像出力部102とともに印
字システムを構成している。
【0063】通信制御部110でネットワーク104上
の他の装置から受信したデータは、主制御部120の通
信プロトコル解析/制御部121に入力される。このデ
ータには、PDLで記述されたスキャン画像情報やコー
ド情報が混在する印刷情報が含まれている。また、PD
Lで記述された印刷情報には、OPIシステムに対応し
たOPIコマンドが含まれている場合もある。
【0064】通信プロトコル解析/制御部121は、通
信制御部110で受信した情報のプロトコルを解析し、
該受信情報のうちPDLで記述された印刷情報をPDL
コマンド/データ解析部122に転送する。また、通信
プロトコル解析/制御部121は、複数のプロトコルに
対応可能であり、例えばTCP/P、Apple Talk(米国
Apple社商標)、SPX/IPX(米国Novel社商標)を
サポートしている。また、逆にネットワーク104上の
他の装置に対し、画像出力部102の状態調査要求等を
返送する場合、当該要求元の装置に合わせた通信プロト
コルを制御して通信制御部110に出力する。上記のよ
うに通信制御部110、通信プロトコル解析/制御部1
21を介して受信された情報のうちPDLで記述された
印刷情報は、PDLコマンド/データ解析部122にお
いて解析される。
【0065】PDLコマンド/データ解析部122は、
ポストスクリプト(米国Adobe社商標)、インタプレス
(米国Xerox社商標)等の複数のPDLを解析し、中間
的なコードデータに変換する。PDLコマンド/データ
解析部122で解析された画像出力部102の解像度や
画像の輪郭、位置等の形状情報は、イメージ展開部12
3へ渡される。
【0066】イメージ展開部123は、PDLコマンド
/データ解析部122で解析された解像度や輪郭、位
置、回転角等の形状情報を画像出力部2で出力するため
の画像データに展開し、場合により画像処理を施す。ま
た、イメージ展開部123は、PDLコマンド/データ
解析部122で解析されたコードデータが文字/線画情
報を含んでいる場合、文字/線画展開部124より文字
/線画の輪郭部であるアウトライン情報を取り込む。こ
のアウトライン情報は、バッファメモリ140に書き込
まれる前に特徴情報付与部126にて特徴情報(後述す
る)が付与され、識別情報付与/情報結合部127へ送
られる。また、イメージ展開部123は、PDLコマン
ド/データ解析部122で解析されたコードデータに基
づき、拡大・縮小、圧縮・伸張、回転・鏡像等の処理を
施す。
【0067】特徴情報付与部126は、アウトライン情
報のベクトル方向を判断し、画像出力部102で描画す
るグレーデータの位置を制御する情報を特徴情報として
付与する。この特徴情報については後述する。
【0068】識別情報付与/情報結合部127は、イメ
ージ展開部123または特徴情報付与部126から供給
されるデータについてその画像の種類に対応した識別情
報を付与し、さらに色情報と対応付けた後、該データを
バッファメモリ140に書き込む。例えば、識別情報付
与/情報結合部127は、特徴情報付与部126にて特
徴情報が付与されたアウトライン情報が供給された場
合、アウトライン情報であることを示す識別情報を付与
し、さらに色処理部125から供給される色情報と結合
し、画像出力部102に依存した解像度変換、フィルタ
リング等の処理を適宜施し、画像出力部102に合致し
た色毎(例えば、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラッ
ク(以下、YMCKと略す))に分け、バッファメモリ
140の各色領域に書き込む。一方、イメージ展開部1
23で展開されたスキャン画像情報、中間調コード情報
あるいは文字/線画のアウトライン以外の部分の情報が
供給された場合、識別情報付与/情報結合部127は、
アウトライン情報とは異なる識別情報を付与し、アウト
ライン情報の場合と同様、色処理部125より供給され
る色情報と結合し、解像度変換、フィルタリング等の処
理を適宜施した後にバッファメモリ140に書き込む。
【0069】色処理部125は、PDLコマンド/デー
タ解析部122で解析されたコマンドデータの色情報に
基づき、画像出力部102に依存しない色空間、例えば
*,a*,b*色空間の色情報を生成し、識別情報付与
/情報結合部127に渡す。識別情報付与/情報結合部
127に渡された色情報は、当該画像出力部102に依
存する色空間(例えば、YMCK)に変換され、さらに
上記識別情報が付与されたフラグ/画像データと結合さ
れ、バッファメモリ140に書き込まれる。このバッフ
ァメモリ140に書き込まれたフラグ/画像データは、
出力部制御部150を介して送られてくる出力部制御信
号と同期をとりながら画像出力部102に出力される。
【0070】次に、図13および図14を参照し、本実
施形態において採用されるデータ構造について説明す
る。図13はフラグ/画像データのデータフォーマット
を示す図である。同図に示すように、フラグ/画像デー
タは、MSBを識別情報フラグFL1とする9ビットか
らなっている。この識別情報フラグFL1は、後に続く
8ビットがアウトライン情報の場合「0」とされ、それ
以外の中間調画像データの場合「1」とされる。また、
アウトライン情報の場合、MSBの下位3ビットで特徴
情報が示され、さらに下位5ビットでグレーデータが示
される。一方、他の中間調画像データの場合、MSBの
下位8ビットでグレーデータが示される。かかるデータ
構造により、図3に示した第1実施形態の場合と同様、
メモリの記憶領域に無駄が発生せず、また、特徴情報専
用のメモリを別途設ける必要がない。
【0071】また、特徴情報は、図14に示すように、
例えば40%濃度の画素においてどの部分にエッジがあ
るかを、「右」、「下」、「左」、「上」、「縦中」お
よび「横中」の各位置に対応して「000」、「00
1」、「010」、「011」、「100」および「1
01」の6種のビットパターンを対応付けて示される。
すなわち、図4に示した第1実施形態の特徴フラグと
は、「中」を「縦中」と「横中」の2つに分けて扱うよ
うにした点で異なっている。この「縦中」と「横中」
は、細線や隣り合う2本線等を再現し画像劣化を防止す
るために重要な役割を果たす。
【0072】(2)実施形態の動作 次に、図15〜図17を参照し、文字画像データである
漢数字「一」のうろこ部分を処理する場合を例として、
画像処理装置101内部の動作を説明する。図15はイ
メージ展開部123における処理内容を模式的に示して
いる。同図において、1マスは画像出力部102の基本
解像度16dpmのビットマップを示しており、画像出
力部102の基本解像度16dpmのビットマップに対
して、文字のレターフェースが占める割合に応じて、以
下のようにグレー値が決定される。
【0073】すなわち、レターフェースのアウトライン
部分は、画像出力部102の基本解像度16dpmより
高い96dpmの解像度のビットマップ情報を有してお
り、この解像度96dpmのビットマップ情報に対し、
レターフェースが50%以上占めるビットマップがカウ
ントされる。この例では、36画素中12画素(12/
36画素)となり、さらに5ビットで表すことができる
階調数「31」が乗じられることによりグレー値が決定
され、この値が特徴情報付与部126に渡される。
【0074】特徴情報付与部126では、特徴情報を付
与するために、上記解像度96dpmのビットマップ情
報の各行各列の画素数がカウントされ、周知のテンプレ
ートマッチング手法等を用いて12/36画素が占めて
いる部分が検出される。この図の例では、特徴情報の値
が左エッジ、すなわち図14に示した特徴情報の定義か
ら「010」とされ、識別情報付与/情報結合部127
に渡される。
【0075】一方、文字のアウトライン以外の部分につ
いては、上記グレー値の算出および特徴情報の付与がな
されずに、画像出力部102の基本解像度16dpmの
ビットマップ情報、すなわち値「1」のデータとして識
別情報付与/情報結合部127に渡される。
【0076】次に、図16は識別情報付与/情報結合部
127における処理内容を模式的に示している。同図に
おいて、識別情報付与/情報結合部127に渡されたデ
ータは、図13に示したように、文字のアウトライン部
分については識別情報フラグFL1に「0」がセットさ
れ、アウトライン以外の部分については識別情報フラグ
FL1に「1」がセットされる。この識別情報が付与さ
れたデータは、色処理部125から供給される色情報と
結合され、画像出力部102で出力されるYMCKの濃
度値に変換され、さらに整数化処理が施され、バッファ
メモリ140におけるYMCKの対応領域に順次書き込
まれる。
【0077】次に、図17は漢数字「一」のうろこ部分
について最終的に生成されるフラグ/画像データを模式
的に示している。ただし、この図では100%濃度黒文
字の場合を例としている。図17において、同図(a)
に示すA−A′線上のうろこ部分のフラグ/画素データ
は同図(b)のようになり、B−B′線上のうろこ部分
のフラグ/画素データは同図(c)のようになる。
【0078】すなわち、A−A′線上(同図(b))で
は、画素値0/255の中間調画素a〜c、画素値15
/31の右エッジd、画素値255/255の中間調画
素e,f、画素値20/31の右エッジg、画素値0/
255hの中間調の順にフラグ/画像データが現れる。
また、B−B′線上(同図(c))では、画素値16/
31の上エッジa〜e、画素値28/31の上エッジ
f、画素値8/31の左エッジg、画素値0/255の
中間調画素hの順にフラグ/画像データが現れる。
【0079】そして、出力部制御部150で制御される
画像出力部102では、バッファメモリ140から送ら
れるフラグ/画像データを受け取り、このフラグ/画像
データに応じてレーザ光をパルス幅変調して感光体(図
示略)を露光し、さらに現像機(図示略)で現像し、画
像を形成する。
【0080】次に、図18〜図22を参照し、画像出力
部102の動作を説明する。画像出力部102の画像デ
ータインタフェースは、図18および図19に示すよう
な構成になっている。まず図18において、周波数同期
回路2017は、基準周波数発振器2016のクロック
0をSOS信号(主走査同期信号)に対して水平同期
をとり、32dpmクロック(36MHz)と16dp
mクロック(18MHz)を出力する。フラグ/画像デ
ータD0〜D8は、図示しない画像データ入出力回路を
介して16dpmクロックに同期してバッファメモリ1
40から送られてくる。
【0081】フラグ/画像データのMSB(識別情報フ
ラグFL1)が「1」の場合(すなわち、アウトライン
情報以外の中間調データの場合)、セレクタ2019の
出力はD0〜D7の8ビットのフラグ無し画像データと
なり、中間調データと定義されたデータがDAC(ディ
ジタルアナログコンバータ)2020に入力される。こ
こで、DAC2020は、32dpmクロックで駆動さ
れているが、中間調データが解像度16dpmのまま供
給されるので、実効的に解像度16dpmのアナログ画
像信号を出力する。
【0082】次に図19において、上記アナログ画像信
号は、比較器2012の正入力端に入力され、比較器2
012の負入力端には16dpmクロックから1/2分
周器2010、三角波発生器2011を介して生成され
た8lpm(line/mm)用の三角波信号が入力される。こ
れにより比較器2012では、上記両信号が比較され、
8lpmのパルス幅変調信号が生成される。そして、フ
ラグ/画像データのMSBが「1」の場合、セレクタ2
013においては、比較器2012の出力が選択され、
レーザドライバ(図示略)に送られる。
【0083】一方、図18に示した比較器2022の出
力は、アウトライン情報に対応したPWM信号であり、
以下の処理によって生成される。すなわち、フラグ/画
像データのMSBが「0」の場合(すなわち、アウトラ
イン情報の場合)、セレクタ2019の出力は、解像度
変換器2018にてデータ処理された高解像度アウトラ
インデータとなる。DAC2020は、32dpmクロ
ックで駆動されているので、主走査方向に解像度32d
pmで生成された高解像度アウトラインデータを忠実に
アナログ信号に変換する。この解像度32dpmのアナ
ログ信号は、比較器2022において、32dpmクロ
ック(36MHz)に基づき動作する三角波発生器20
21にて生成された三角波信号と比較され、これによっ
て32lpmのパルス幅変調信号が生成される。こうし
て生成された高解像度アウトラインデータのパルス幅変
調信号は、図19に示すセレクタ2013において選択
され、レーザドライバ(図示略)に送られる。
【0084】ここで、図20に示すブロック図を参照
し、このアウトラインの画像データに対する解像度変換
器2018の処理内容を説明する。図20において、ア
ウトラインの画像データは、一旦ラッチ回路1801に
てラッチされた後、2系統の記憶素子(ROM)180
2,1803に書き込まれる。一方のROM1802に
は、16dpmを32dpmに展開したときの左画素の
データのパターンを予め記憶させておき、他方のROM
1803には、右画素のデータのパターンを予め記憶さ
せておく。
【0085】ROM1802,1803のアドレスライ
ンには16dpmクロックに同期して特徴情報が付加さ
れたグレーデータが入力され、各々のROMが16dp
mクロックに同期して32dpmの解像度に対応する左
画素、右画素のデータをパラレルに出力する。これらは
セレクタ1804で16dpmクロックのハイレベルか
ローレベルで選択された後、32dpmクロックで動作
するラッチ回路1805でラッチし直され、32dpm
の連続した高解像度化アウトラインデータとして出力さ
れる。
【0086】次に、図21はアウトラインデータの処理
を示すタイミングチャートである。同図において、フラ
グ/画像データは、特徴情報が「右」で画素値10/3
1のアウトライン画素、濃度255/255の中間調画
素、濃度255/255の中間調画素、特徴情報が
「左」で画素値20/31のアウトライン画素の順に供
給されるものとする。
【0087】32dpmの左データはROM1802の
出力であり、32dpmの右データはROM1803の
出力である。各ROM1802,1803には、入力さ
れる5ビットのグレーデータ(0〜31)を8ビット
(0〜255)のサイズに拡張するとともに、特徴情報
が「右」の画素に対しては左データを小さく、かつ右デ
ータを大きく、反対に、特徴情報が「左」の画素に対し
ては左データを大きく、かつ右データを小さくするよう
出力値が設定されている。
【0088】これら左右のデータは、交互にセレクタ2
019の入力端Aに入力される。一方、セレクタ201
9の入力端Bには画像データD0〜D7が入力されてお
り、セレクト信号として入力される識別情報フラグFL
1(D8)の値に応じて、図示のようなセレクタ201
9の出力信号が得られ、これがDAC2020によって
アナログ信号に変換される。
【0089】次に、図22はDAC2020の出力信号
が現像像に変換される過程を示す模式図である。同図に
おいて、画像のエッジ部では32lpmの三角波信号で
パルス幅変調した出力が選択され、画像内部では8lp
mの三角波信号でパルス幅変調した出力が選択される。
このように、解像度32dpmのデータを32lpmの
三角波信号でパルス幅変調することで、露光像の左右に
微妙なエッジを成長させることにより現像像の線幅を自
在に調整することが可能になり、これによって文字/線
画の画質向上を図ることができる。
【0090】C:第3実施形態 次に、請求項6記載の発明に対応する第3実施形態につ
いて説明する。本実施形態では、上記第2実施形態のよ
うにアウトラインデータを特徴情報およびグレーデータ
としてもつのではなく、高解像度ビットマップとしても
つようにしている。以下では、画像出力部102(図1
1参照)の解像度が16dpmで、高解像度ビットマッ
プが32dpmの場合を例として説明する。
【0091】図23に示すように、本実施形態における
フラグ/画像データは、解像度16dpmの一画素に対
応するフラグ/画像データに、主走査方向、副走査方向
各2倍の解像度32dpmのビットマップを埋め込んだ
データ形式になっている。この高解像度ビットマップデ
ータは、文字/線画展開部124(図12参照)におい
て展開され、特徴情報付与部126にて画像データに割
り当てられ、識別情報付与/情報統合部127にて識別
情報フラグが付与され、バッファメモリ140の所定エ
リアに格納され、画像出力部102に送られる。
【0092】画像出力部102において、フラグ/画像
データを受け取るインタフェース回路の構成は、図18
および図19と同様であるが、解像度変換器2018の
内部の構成が異なるので、これを図24を参照し、説明
する。図24において、PLD(Plogramable Logic Dev
ice)1806,1807は2ビットの入力a,bに対し
て次のような演算出力をする。 a=b=0のとき out=0 a=b=1のとき out=255 その他 out=128
【0093】これらPLD1806,1807の出力
は、16dpmクロックに同期してパラレルに出力され
るので、前述の第2実施形態と同様、セレクタ1804
とラッチ回路1805において32dpmの時系列のデ
ータに並べ直される。そして、この32dpmのデータ
は、第2実施形態と同様、図18および図19に示した
回路を介して32lpmのパルス幅変調が施され、レー
ザドライバ(図示略)に供給される。
【0094】次に、図25を参照し、本実施形態の作用
効果について説明する。まず、PLD1806には32
dpmのビットマップデータのD0,D2が、PLD1
807には32dpmのビットマップデータのD1,D
3が入力されるので(図24参照)、図25(a)に示
すようなビットマップデータを入力した場合、各PLD
1806,1807の出力は同図(b)に示すようにな
る。ここで、主走査方向を16dpmのままで取り扱う
と、2値のビットマップであれば同図(c)、グレーデ
ータを用いても同図(d)のようなパターンとなり、ラ
イン画像のスムーズ性とシャープ性とが両立しないこと
が分かる。
【0095】次に、図26は、図25(b)に示したパ
ターンを32lpmのパルス幅変調によって露光したと
きの露光像を模式的に示した図である。また、図27
は、図25(d)に示したパターンを16lpmのパル
ス幅変調によって露光したときの露光像を模式的に示し
た図である。両者を比較すると、主走査方向を32dp
mの解像度に変換し、32lpmのパルス幅変調を施し
た方がライン画像のスムーズ性とシャープ性とが両立し
ていることが分かる。
【0096】次に、図28は、中間調データと高解像度
ビットマップのアウトラインデータとが混在する場合に
おける漢数字「一」のうろこ部分のフラグ/画像データ
を模式的に示している。図28において、同図(a)に
示すうろこ部分のA−A′線上のフラグ/画素データは
同図(b)のようになり、B−B′線上のフラグ/画素
データは同図(c)のようになる。なお、同図(b),
(c)中の「×」印はアウトラインのフラグ/画素デー
タにおける未使用ビット(図23参照)を示している。
【0097】このように、本実施形態によれば、アウト
ラインデータを高解像度化した高解像度ビットマップデ
ータとして保持しているため、アウトラインデータの処
理と他の中間調データの処理とをリアルタイムに切り替
えることにより、文字/線画の輪郭のスムーズ性とシャ
ープ性とを向上させることができる。
【0098】D:第4実施形態 次に、請求項4記載の発明に対応する第4実施形態につ
いて説明する。図29は、本実施形態の要部を示すブロ
ック図である。同図において、図11に示した第2実施
形態と共通する部分については同一符号を付し、説明を
省略する。本実施形態が第2実施形態と異なる点は、特
徴情報付与部126の内部に、高解像度画素の1/n
(nは自然数)ピッチだけずらした位置で解像度変換を
する解像度変換/特徴情報生成部1261を設けたとこ
ろにある。
【0099】以下では、高解像度ビットマップが32d
pmであって、16dpmに解像度変換する場合を例と
して説明する。32dpmから16dpmに解像度変換
する一般的な手法として、図30(a)に示す面積投影
変換が知られている。この手法は、32dpmビットマ
ップの4画素を16dpmの1画素に投影し、多値画像
データとするものである。ここで、高解像度化32dp
mビットマップの値を0,1とし、16dpmビットマ
ップのデータサイズを0〜255(8ビット)とする
と、16dpmビットマップの1画素の値は4画素の平
均の128となる。図30(b)は、この多値画像デー
タを画像出力部102によって32lpmのパルス幅変
調により出力したときの露光パターン、現像パターンお
よび印刷パターンを模式化して示したものである。同図
に示すように、この方式の欠点は、32dpmビットマ
ップの2ビットで構成される一本の水平ラインが16d
pmビットマップの2画素にまたがって投影変換される
ような場合に、16dpmビットマップの各画素値が1
28の値をもつ多値画像データとなることから、印刷パ
ターンが2本の細線に再現されてしまうことである。
【0100】こうしたことから、本実施形態の解像度変
換/特徴情報生成部1261では、図31(a)に示す
ように副走査方向に32dpmの1/2ピッチずらして
投影し、16dpmの多値画像データに変換する。これ
により、画像データは、図示のように191と64の値
をもつ多値画像データとなり、図31(b)に示すよう
に、現像の際、強い露光像側にトナーが引き寄せられ、
出力される印刷パターンは濃いパターンに薄いパターン
が隣接した一本のラインとなる。このように、32dp
mの1/2ピッチずらして投影すれば、解像度変換する
位置によらず、32dpmの2ビットラインを細線割れ
を伴うことなく再現することが可能になる。
【0101】E:第5実施形態 次に、請求項9記載の発明に対応する第5実施形態につ
いて説明する。図32は、本実施形態の要部を示すブロ
ック図である。同図において、図29に示した第4実施
形態と共通する部分については同一符号を付し、説明を
省略する。本実施形態が上記第4実施形態と異なる点
は、特徴情報付与部126の内部において解像度変換/
特徴情報生成部1261の前段にスムージング処理部1
262を設けたところにある。
【0102】スムージング処理部1262は、イメージ
展開部123から送られてくる32dpmビットマップ
の画像を特徴情報を基に、32dpmの多値画像データ
(例えば、8ビットからなる256階調値)に変換する
ものであり、2次元のパターンマッチングやフィルタ処
理により、図33(a)に示すようなビットマップの画
像を、ジャギーがなくなるよう同図(b)に示すような
多値画像データに変換する。
【0103】解像度変換/特徴情報生成部1261は、
上記32dpmの多値画像データの解像度を16dpm
に変換するとともに、画素毎の特徴情報を出力する。こ
のときの16dpmへの変換は、上記第4実施形態に準
じて、図34に示すように1/2ピッチずらした位置を
基準に行われる。また、特徴情報は、以下のように生成
される。まず、32dpmの多値画像データにおいて1
6dpmの1画素に投影される範囲で、上下方向、左右
方向に対し、それぞれ濃度の傾きを算出する。そして、
その値の最大値によって、「上」、「下」、「右」、
「左」、「縦中」および「横中」のいずれかを示す特徴
情報を生成する。そして、16dpmの多値画像データ
に上記特徴情報を付加したデータを識別情報付与/情報
統合部127に出力する。
【0104】このように、本実施形態によれば、画像出
力部102の解像度に合わせて解像度変換を行う前に、
アウトラインの部分に対してスムージング処理を施すの
で、文字線画のエッジ部分のギザギザをより少なくする
ことができる。
【0105】なお、本実施形態は、第4実施形態の一変
形例として示したが、必ずしも第4実施形態を前提とせ
ず、解像度変換/特徴情報生成部1261を設けなくて
も、スムージング処理部1262による作用効果を得る
ことは可能である。
【0106】F:第6実施形態 次に、請求項5記載の発明に対応する第6実施形態につ
いて説明する。小さい文字を多値画像データを用いて展
開すると、副走査方向に多値画像データが隣接し、文字
としての認識度を妨げる場合がある。そこで、本実施形
態では、注目画素と周辺画素の多値画像データおよびこ
れらの特徴情報に基づき画素値を補正する。
【0107】図35は本実施形態の要部構成を示すブロ
ック図である。同図において、図32に示した第5実施
形態と共通する部分については同一符号を付し、説明を
省略する。本実施形態が上記第5実施形態と異なる点
は、特徴情報付与部126内において、解像度変換/特
徴情報生成部1261の次段に画素値補正部1263を
設けたところにある。
【0108】画素値補正部1263は、濃度情報、特徴
情報から画素値を補正する処理を行うものであり、その
構成は、図36に示すように、3段のFIFO(First I
nFirst Out)メモリ6341〜6343を用いて4ライ
ン分のラスターデータを生成するようになっている。こ
こで、各FIFOメモリ6341〜6343は、8ビッ
ト幅の出力データD0〜D7について1走査ライン分の
情報を記憶するに足る容量を有している。図中、FIF
Oメモリ6341〜6343で生成するデータのライン
ナンバをそれぞれN+1、N、N−1、N−2とする。
【0109】次に、図37を参照し、各ラインN+1,
N,N−1,N−2に対する処理について説明する。2
つの水平ラインに濃度が低くかつ等しい値が展開された
場合、電子写真方式の画像出力部102では1本の薄い
線にならずに、2本に分かれた細線として再現されてし
まい、画質が低下する。
【0110】そこで、例1では、注目ラインNの画素が
特徴情報「下」をもつ中間濃度の値、ラインN−1が濃
度0、ラインN+1が特徴情報「上」をもつラインNと
同程度の中間濃度の値、さらにラインN+2が濃度0で
ある場合、ラインNの画素値を0に置き換える。また、
次のスキャンラインでは、ラインN−1が特徴情報
「下」をもつ中間濃度の値、注目ラインNが特徴情報
「上」をもつラインN−1と同程度の中間濃度の値、さ
らにラインN+1,N+2がともに濃度0である場合、
ラインNの画素値を増加させる。これにより、水平方向
ラインの細線割れを防止でき、1本のグレー細線として
再現することが可能になる。
【0111】また、例2のように、濃度の濃い水平ライ
ンに隣接した低濃度の水平ラインでは、その濃度値によ
って副走査方向(垂直方向)の線幅を変調できるので、
入出力のデータの値をそのまま維持する。この場合、注
目画素の特徴情報が「下」を示し、その方向に隣接する
画素の濃度値が注目画素の濃度値より大きいことから判
断される。
【0112】さらに、例3のように、注目画素とそれに
隣接する上下の画素のいずれかが反対方向を示す特徴情
報を有しており、当該注目画素と同程度の中間濃度の値
である場合、注目画素の値を0に置き換えることにより
文字のつぶれを回避する。
【0113】なお、本実施形態は、第5実施形態の一変
形例として示したが、必ずしも第5実施形態を前提とせ
ず、解像度変換/特徴情報生成部1261やスムージン
グ処理部1262を設けなくても、画素値補正部126
3による作用効果を得ることは可能である。
【0114】G:第7実施形態 次に、請求項7記載の発明に対応する第7実施形態につ
いて説明する。本実施形態においては、図38(a)に
示すように、フラグ/画像データを10ビットの構成に
し、8ビットの中間調データに対して2つの1ビットフ
ラグFL1,FL0を設ける。そして、MSBであるフ
ラグFL1は、先行する実施形態と同様、中間調データ
とアウトラインデータを識別するための識別情報フラグ
とする。一方、MSBの下位ビットであるフラグFL0
は、中間調データの場合、高周波数スクリーンか低周波
数スクリーンかを識別し、アウトラインデータの場合、
グレースケール+特徴情報のデータセットかビットマッ
プかを識別するためのフラグとする。
【0115】これにより、図38(b)に示すように、
中間調データであってかつ高周波数スクリーン、中間調
データであってかつ低周波数スクリーン、アウトライン
データであってかつグレースケール+特徴情報のデータ
セット、およびアウトラインデータであってかつビット
マップの4態様を識別することが可能になる。
【0116】また、FL1=0かつFL0=1(アウト
ラインデータであってかつグレースケール+特徴情報の
データセット)の場合、特徴情報が示す内容は、図14
に示した第2実施形態と同様である。
【0117】一方、FL1=0かつFL0=0(アウト
ラインデータであってかつビットマップ)の場合、図3
9に示すように、FL0の下位の1ビットで、標準解像
度のビットマップか、高解像度のビットマップかを識別
するフラグRESを定義し、標準解像度の場合(フラグ
RES=1の場合)にはLSBの1ビットTX0でビッ
トマップを表現し、高解像度(標準解像度に対して主走
査方向、副走査方向各2倍の解像度)の場合(フラグR
ES=0の場合)には最下位4ビットTX0〜TX3で
ビットマップを表現する。
【0118】以下、本実施形態における画像出力部10
2の動作を図40〜図47を用いて説明する。なお、本
実施形態においても、先行する実施形態と同様、画像出
力部102の解像度は16dpmであるものとする。図
40および図41は本実施形態の画像出力部102にお
ける画像データインタフェースの構成を示している。こ
れらの図において、図18および図19に示した第2実
施形態の各部と共通する部分には同一符号を付し、説明
を省略する。
【0119】図40において、セレクタ2019の選択
信号として入力される画像データのMSBたるビットD
9は、前述の第2実施形態のビットD8に対応する識別
情報フラグFL1である。なお、本実施形態におけるビ
ットD8はフラグFL0として定義されている(図38
参照)。また、本実施形態では、図18に示した解像度
変換器2018に代えて解像度変換器2028が設けら
れる。この解像度変換器2028については後述する。
また、その他の構成については図18に示した第2実施
形態と同様である。
【0120】次に、図41において、DA変換されたア
ナログ画像信号は、比較器2012の正入力端だけでな
く比較器2032の正入力端にも入力される。また、比
較器2012の負入力端には、16dpmクロックを1
/2分周した9MHzのクロックより三角波発生器20
11にて生成した8lpm用の三角波信号が入力され、
比較器2032の負入力端には、16dpmクロックよ
り三角波発生器2031にて生成した16lpm用の三
角波信号が入力され、それぞれ8lpmと16dpmの
パルス幅変調信号を生成する。セレクタ2033では、
フラグFL0が0の場合、低周波数スクリーンである比
較器2012の出力が選択される一方、フラグFL0が
1の場合、高周波数スクリーンである比較器2032の
出力が選択され、さらにフラグFL1が1の場合、上記
選択した比較器2012または比較器2032の出力が
選択されて図示しないレーザドライバへ送られる。
【0121】また、解像度変換器2028としては、出
力データの形態に応じて図42〜図45に示すいずれか
の構成が採用され、これら全てを画像出力部102に実
装し、フラグFL0,RESの値の組み合わせに応じて
切り替えるようにしてもよいし、また、いずれか1つま
たは2つの装置を実装し、各々解像度変換器に対応する
データ形式に限定して構成してもよい。
【0122】以下、解像度変換器2028の各態様につ
いて説明する。図42に示す解像度変換器28は、図2
0に示した第2実施形態と同様に画像データに対する処
理を行うが、特徴情報付きの多値画像データを処理する
ことが可能である点で異なっている。すなわち、フラグ
FL0が1の場合、ROM2802,2803の出力を
有効としてセレクタ2804に供給し、フラグFL0が
0の場合、ROM2802,2803の出力をハイイン
ピーダンスとして信号伝達の接続を切るようになってい
る。
【0123】次に、図43に示す解像度変換器2028
は、アウトラインデータとして16dpmのビットマッ
プが送られてくる場合に対応した構成になっている。同
図において、多値画像データ/特徴情報生成器2806
は、2値のビットマップ入力データを多値画像データと
特徴情報に変換する機能を有し、画像出力部102の処
理速度に応じてリアルタイムに動作するハードウェア回
路である。すなわち、その処理においては、テンプレー
トマッチング等の手法が用いられ、入力ビットマップの
2次元パターンに対しジャギー(ギザギザ)を埋めるよ
うなグレーパターンと特徴情報を生成する。かかる技術
は、既に実用化された周知技術であるので詳細な説明は
省略する。
【0124】この多値画像データ/特徴情報生成器28
06の出力は、特徴情報付きの400dpi多値画像デ
ータと等価であるので、以降の処理については図42に
示したものに準ずるが、ROM2807,2808の出
力イネーブルコントロールは図42に示したものと異な
り、FL0=0かつRES=1の場合に出力を有効とし
てセレクタ2804に供給している。
【0125】次に、図44に示す解像度変換器2028
は、アウトラインデータとして供給される32dpmの
ビットマップを図24に示した第3実施形態と同様に処
理するが、FL0=0かつRES=0の場合にPLD2
809,2810の出力を有効としてセレクタ2804
に供給する点で異なっている。
【0126】また、図42に示したROM2802,2
803、図43に示したROM2807,2808、お
よび図44に示したPLD2809,2810の各組の
出力は、フラグFL0,RESの値の組み合わせに応じ
て必ずいずれか1組のみが有効となる。したがって、R
OM2802、ROM2807およびPLD2809の
各出力をワイヤード・オアで接続する一方、ROM28
03、ROM2808およびPLD2810の各出力を
ワイヤード・オアで接続し、左右1組の32dpmデー
タとしてセレクタ2804の入力端A,Bに供給するこ
とも可能である。
【0127】次に、図45に示す解像度変換器2028
が図44に示した例と異なる点は、内部に高解像多値画
像データ生成器2820を有し、解像度変換の前処理と
してビットマップデータの多値化処理を行うところにあ
る。高解像多値画像データ生成器2820は、図46に
示すように、3段のFIFOメモリ2821〜2823
によって4ライン分のラインデータを生成し、さらに5
段のラッチ回路2824〜2828,2829〜283
3によって4×5画素のデータマトリクスを作成する。
出力データの1画素には32dpmのビットマップデー
タが2×2の4画素含まれるので、32dpmの解像度
に換算して8×10画素のビットマップマトリクスが作
成されることになる。
【0128】これらのデータをさらに図47に示すよう
に、テンプレートマッチング回路2834にてエッジ部
のスムージング処理を施してから、32→16データ変
換回路2835にて副走査方向の解像度変換をし、左右
1組の32dpmデータを出力する。以降の処理は図4
4に示したものと同様である。
【0129】このように、本実施形態によれば、識別情
報フラグFL1に加え、フラグFL0を付加することに
より、中間調データであれば、高周波数スクリーンか低
周波数スクリーンかを識別することができ、アウトライ
ンデータであれば、グレースケール+特徴情報のデータ
セットかビットマップかを識別することができる。さら
に、ビットマップのアウトラインデータの場合、フラグ
RESを定義することにより、高解像度のビットマップ
(例えば、前述の第4実施形態における高解像度ビット
マップ)か標準解像度のビットマップかを識別すること
ができる。これにより、種々の形式が混在した画像デー
タを取り扱うことが可能になる。
【0130】H:第8実施形態 次に、請求項8記載の発明に対応する第8実施形態につ
いて説明する。前述の第5実施形態では、高解像度ビッ
トマップをスムージング処理で高解像度多値画像データ
化してから解像度変換し、画像出力部102に送出する
構成を採用した。ビットマップを多値化することで、斜
線部や曲線部のエッジが滑らかになるからである。ま
た、高解像度のビットマップデータでなくても標準解像
度のビットマップデータを多値化することによってスム
ージング処理することも可能である。しかし、多値化は
パターンマッチングやフィルタ処理によってなされるた
め、多値化によって画質が劣化することも起こり得る。
【0131】そこで、本実施形態においては、かかる画
質劣化を可能な限り防止すべく、図48に示すように、
ビットマップモードの場合(すなわち、FL0=0かつ
FL1=0となる場合)にはビットマップデータに2ビ
ットの特性フラグCH0,CH1を付加する。この特性
フラグCH0,CH1が示す内容として、例えば「10
ポイント以上の漢字」、「10ポイント未満の漢字」、
「10ポイント以上の漢字以外」、および「10ポイン
ト未満の漢字以外」を定義し、各々にCH0=0かつC
H1=0、CH0=1かつCH1=0、CH0=0かつ
CH1=1、CH0=1かつCH1=1の2ビットパタ
ーンを割り当てる。また、特性フラグCH0,CH1の
さらに下位の1ビットで、当該ビットマップが「明朝体
文字」であるか否かを示すフラグFNTを付加する。
【0132】このような情報を付加して処理を分けるこ
とにより、例えば「10ポイント未満の漢字」や、「1
0ポイント未満の漢字以外」で、かつ「明朝体文字」の
ようなつぶれを生じる恐れが大きいビットマップデータ
については多値化による平滑化処理を行わないようにす
ることが可能になる。
【0133】つまり、「平仮名、カタカナ、数字、アル
ファベット」等の比較的線密度の粗いビットマップデー
タについては平滑化処理を行ってもつぶれを生じる恐れ
が少なく、また、明朝体の場合にはパターンマッチング
によるスムージング処理によって、いわゆる止めの部分
が本来の形状を著しく損なう恐れがあるので、小さな明
朝体文字は漢字でなくとも多値化によるスムージング処
理を行わない方が好ましいからである。
【0134】なお、特性フラグCH0,CH1やフラグ
FNTの示す内容やビットパターンの割り当てについて
は、上記の態様に限定されず、多値化による平滑化処理
によって画質劣化が起こる恐れのあるデータとそうでな
いデータとを識別することが可能であれば、その他の態
様を採用してもよい。
【0135】I:第9実施形態 次に、請求項10記載の発明に対応する第9実施形態に
ついて説明する。一般に、画像出力部102としてディ
ジタル複写機を想定した場合、電子写真プロセスのパラ
メータ設定は中間調画像の画質に重点が置かれる。一
方、画像出力部102として黒白の2値プリンタを想定
した場合、文字/線画の画質に重点を置いたパラメータ
設定がなされる。したがって、中間調画像と文字/線画
の画像とが混在した画像データについて双方に対し高画
質な出力するには、電子写真プロセスのパラメータ設定
において適切な切替を行う必要がある。
【0136】そこで、本実施形態においては、画像出力
部102に供給される画像データのフラグFL1の値を
判断して画像出力部102におけるレーザの発光光量を
切り替えるようにしている。数十MHz程度の周波数で
半導体レーザの発光光量を変調することは技術的に困難
ことではなく、例えば図49に示すように、2通りのレ
ーザパワー設定データをセレクタ2050に供給し、こ
のセレクタ2050にセレクト信号として入力されるフ
ラグFL1によってレーザ駆動回路2051への光量設
定信号を切り替えるよう構成することにより実現可能で
ある。
【0137】
【発明の効果】
(1)以上説明したように、請求項1に記載の発明によ
れば、多値化手段および特徴情報生成手段の出力ビット
の和が、中間濃度データのビット数以下に設定されるの
で、特徴情報について個別の記憶部を設けることなく、
前記記憶手段内に両者が記憶される。特に、多値化手段
および特徴情報生成手段の出力ビットの和を、中間濃度
データのビット数に等しくすると、記憶手段の記憶エリ
アに無駄が生じることなく、効率よく記憶することがで
きる。
【0138】(2)さらに請求項2に記載の発明によれ
ば、上記(1)の効果に加え、2400dpi以下の低
解像度の画像出力装置(プリンタ)を用いる場合でも、
2400dpiと同様の印字品質が得られるので、肉眼
に対してはデジタル化に際して発生するギザギザをほと
んど感じさせないことができる。
【0139】(3)また、請求項3〜5、9に記載の発
明においては、生成手段の出力ビットの和が、輪郭情報
以外の多値画像データのビット数以下になるので、特徴
情報について専用の記憶手段を設けることなく、前記記
憶手段内に両者が記憶される。特に、生成手段の出力ビ
ットの和を、輪郭情報以外の多値画像データのビット数
に等しくすると、記憶手段の記憶エリアに無駄が生じる
ことなく、効率よく記憶することができる。
【0140】(4)また、本発明(請求項1〜9に記載
の発明)によれば、特徴情報を抽出し、これに応じて印
字制御するので、つぶれを防止し、かつ、小さな文字で
も良好にエッジ検出することができる。
【0141】(5)また、請求項4に記載の発明によれ
ば、上記(3),(4)の効果に加え、画像データを次
段の画像形成装置の解像度に合わせて解像度変換する場
合に、画素のピッチをずらして投影するので、例えば2
ビットラインについて細線割れを伴うことなく再現する
ことが可能になる。
【0142】(6)また、請求項5に記載の発明によれ
ば、上記(3),(4)の効果に加え、周辺画素の特徴
情報や多値画像データに応じて注目画素の特徴情報や多
値画像データが補正されるので、細線割れや文字のつぶ
れ等を防止することができる。
【0143】(7)また、請求項6に記載の発明によれ
ば、展開される高解像度データのビット数が、輪郭情報
以外の多値画像データのビット数以下になるので、高解
像度データについて専用の記憶手段を設けることなく、
前記記憶手段内に両者が記憶される。特に、高解像度デ
ータのビット数を、輪郭情報以外の多値画像データのビ
ット数に等しくすると、記憶手段の記憶エリアに無駄が
生じることなく、効率よく記憶することができる。ま
た、文字線画の輪郭情報を高解像度化した高解像度デー
タとして保持しているので、文字/線画の輪郭のスムー
ズ性とシャープ性とを向上させることが可能になる。
【0144】(8)また、請求項7に記載の発明によれ
ば、上記(4),(7)の効果に加え、画像データに含
まれる(あるいは付加される)所定のビット(フラグ)
を参照することにより高解像度データか標準解像度デー
タかを判定するので、高解像度データと標準解像度デー
タとが混在した画像データを取り扱うことが可能にな
る。
【0145】(9)また、請求項8に記載の発明によれ
ば、上記(4),(7)の効果に加え、画像データに含
まれる(あるいは付加される)所定のビット(フラグ)
を参照することにより入力された原画像データの特性を
認識するので、フォントの種類、文字の大きさ等の原画
像データの特性に適した処理を選択すべく処理の切替等
を行うことができる。
【0146】(10)また、請求項9に記載の発明によ
れば、上記(3),(4)の効果に加え、次段の画像形
成装置の解像度に合わせて解像度変換を行う前に、輪郭
情報に対してスムージング処理を施すので、文字線画の
エッジ部分のギザギザをより少なくすることができる。
【0147】(11)また、請求項10に記載の発明に
よれば、文字線画の輪郭情報の場合と当該輪郭情報以外
の多値画像データの場合とで画像形成時の露光量を変え
ることができるので、文字線画の輪郭をよりシャープに
再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 同実施形態の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 同実施形態におけるフラグ付きラスターデー
タのフォーマットを示す図である。
【図4】 同実施形態における特徴フラグとエッジの向
きとの関係を示す図である。
【図5】 同実施形態における高密度化処理を説明する
ための図である。
【図6】 同実施形態におけるエッジ方向検出のための
ビッマップパターンを示す図である。
【図7】 同実施形態におけるデータ分離部の構成を示
すブロック図である。
【図8】 図7に示すフラグ補正部34の処理内容を示
す図である。
【図9】 同実施形態におけるセレクタ23の波形選択
処理を説明するための図である。
【図10】 同実施形態における処理の一例を説明する
ための図である。
【図11】 この発明の第2実施形態の全体構成を示す
ブロック図である。
【図12】 同実施形態における主制御部120の構成
を示す図である。
【図13】 同実施形態におけるフラグ/画像データの
データフォーマットの一例を示す図である。
【図14】 同実施形態における特徴情報とエッジの向
きとの関係を示す図である。
【図15】 同実施形態におけるイメージ展開部123
の処理内容を示す模式図である。
【図16】 同実施形態における識別情報付与/情報結
合部127の処理内容を示す模式図である。
【図17】 同実施形態において最終的に生成されるフ
ラグ/画像データの一例を示す模式図である。
【図18】 同実施形態における画像出力部102の画
像データインタフェースの一部の構成を示すブロック図
である。
【図19】 同画像データインタフェースの他の一部の
構成を示すブロック図である。
【図20】 同実施形態における解像度変換器2018
の構成を示すブロック図である。
【図21】 同実施形態におけるアウトラインデータの
処理を説明するためのタイミングチャートである。
【図22】 同実施形態におけるDAC2020の出力
信号が現像像に変換される過程を説明するための模式図
である。
【図23】 この発明の第3実施形態におけるフラグ/
画像データのデータフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図24】 同実施形態における解像度変換器2018
の構成を示すブロック図である。
【図25】 同実施形態における解像度変換を説明する
ための模式図である。
【図26】 図25(b)に示したパターンを32lp
mのパルス幅変調によって露光したときの露光像を示す
模式図である。
【図27】 図25(d)に示したパターンを16lp
mのパルス幅変調によって露光したときの露光像を示す
模式図である。
【図28】 同実施形態において最終的に生成されるフ
ラグ/画像データの一例を示す模式図である。
【図29】 この発明の第4実施形態の要部の構成を示
すブロック図である。
【図30】 従来の解像度変換を説明するための模式図
である。
【図31】 第4実施形態における解像度変換を説明す
るための模式図である。
【図32】 この発明の第5実施形態の要部の構成を示
すブロック図である。
【図33】 同実施形態におけるスムージング処理をよ
る変換例を示す模式図である。
【図34】 同実施形態における解像度変換および特徴
情報の生成を説明するための模式図である。
【図35】 この発明の第6実施形態の要部の構成を示
すブロック図である。
【図36】 同実施形態における画素値補正部1263
の構成を示すブロック図である。
【図37】 同実施形態における画素値補正処理の例を
説明するための模式図である。
【図38】 この発明の第7実施形態におけるフラグ/
画像データのデータフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図39】 同実施形態においてフラグ/画像データが
ビットマップの場合のデータフォーマットの一例を示す
図である。
【図40】 同実施形態における画像出力部102の画
像データインタフェースの一部の構成を示すブロック図
である。
【図41】 同画像データインタフェースの他の一部の
構成を示すブロック図である。
【図42】 同実施形態における解像度変換器2028
の第1の構成例を示すブロック図である。
【図43】 同解像度変換器2028の第2の構成例を
示すブロック図である。
【図44】 同解像度変換器2028の第3の構成例を
示すブロック図である。
【図45】 同解像度変換器2028の第4の構成例を
示すブロック図である。
【図46】 図45に示す解像度変換器2028が有す
る高解像多値画像データ生成器2820の一部の構成を
示すブロック図である。
【図47】 同高解像多値画像データ生成器2820の
他の一部の構成を示すブロック図である。
【図48】 この発明の第8実施形態におけるフラグ/
画像データのデータフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図49】 この発明の第9実施形態の要部の構成例を
示すブロック図である。
【図50】 一般的なアンチエイリアシング処理を説明
するための図である。
【図51】 従来のレーザープリンタにおけるレーザー
制御信号の発生回路の一例を示すブロック図である。
【図52】 図51に示す回路各部の波形を示す波形図
である。
【図53】 従来のレーザープリンタにおけるレーザー
制御信号の発生回路の他の例を示すブロック図である。
【図54】 図53に示す回路で用いられる三角波を示
す波形図である。
【図55】 図53に示す回路の要部の波形を示す波形
図である。
【符号の説明】
11 高密度ラスター展開部(多値化手段) 12 解像度変換部(多値化手段) 13 エッジ検出部(特徴情報生成手段) 21 データ混合部(フラグ付加手段) 202 レーザープリンタ(画像出力手段) M メモリ(記憶手段) 123 イメージ展開部(抽出手段、生成手段) 124 文字/線画展開部(生成手段) 126 特徴情報付与部(生成手段) 127 識別情報付与/情報結合部(フラグ付加手段) 140 バッファメモリ(記憶手段) 102 画像出力部(画像出力手段)
フロントページの続き (72)発明者 小木 健嗣 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 貴家 和保 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/40 - 1/409

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字線画を表す画像データと中間濃度デ
    ータの両者を取り扱う画像処理装置において、 前記文字線画を表す画像データを多値画像データに変換
    する多値化手段と、 前記文字線画を表す画像データのエッジ方向を示す特徴
    情報を生成する特徴情報生成手段と、 前記多値化手段が出力する多値画像データと前記特徴情
    報生成手段が出力する特徴情報を一組にして記憶すると
    ともに、前記中間濃度データを記憶し、これらの記憶内
    容を画像出力手段に送出する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶される前記中間濃度データおよび前
    記多値化手段が出力する多値画像データに対し、これら
    を識別するためのフラグを付加するフラグ付加手段とを
    具備し、前記多値化手段は、文字線画を表す画像データを前記中
    間濃度データのビット数よりも少ないビット数の多値画
    像データに変換し、 前記特徴情報生成手段は、前記特徴情報のビット数を前
    記中間濃度データのビット数と前記多値画像データのビ
    ット数との差以下に設定する ことを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 多値化された文字線画を表す画像データ
    のビット数をL(L>1)、前記画像出力手段の出力解
    像度を1インチ当たりM×N(M,N>1)とした場合
    に、前記多値化手段は、前記文字線画を表す画像データを、 K=[log2{(2400×2400/(M×N)}] (ただし、[A]はAの整数部を表す)なる式で算出さ
    れるKに対し、L≧Kとなるような多値画像データに変
    換することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像形成が要求される画像データを入力
    し、該画像データを多値画像データに変換して出力する
    画像処理装置において、 前記入力される画像データの中から文字線画の輪郭情報
    を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された輪郭情報のエッジ方向
    を示す特徴情報と該輪郭情報を多値化した多値画像デー
    タとを生成する生成手段と、 前記生成手段によって生成された輪郭情報の特徴情報お
    よび多値画像データを一組にして記憶するとともに、前
    記輪郭情報以外の多値画像データを記憶し、これらの記
    憶内容を画像出力手段に送出する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶される輪郭情報の多値画像データお
    よび前記輪郭情報以外の多値画像データに対し、これら
    を識別するためのフラグを付加するフラグ付加手段とを
    具備し、前記生成手段は、前記輪郭情報以外の多値画像データの
    ビット数より少ないビット数の前記輪郭情報の多値画像
    データを生成し、 前記特徴情報のビット数を両者の差以
    下に設定することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記生成手段は、前記輪郭情報に基づ
    き、文字線画の輪郭部における高解像度ビットマップデ
    ータを生成し、当該高解像度ビットマップデータの1画
    素の1/n(nは自然数)ずらした位置を基準として解
    像度変換し、前記多値画像データを生成することを特徴
    とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記生成手段は、さらに周辺画素の特徴
    情報または多値画像データに基づいて、生成された特徴
    情報または多値画像データの画素値を補正し、 前記画総出力手段によって出力される画像の画質低下を
    抑制するようにした ことを特徴とする請求項3記載の画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】 画像形成が要求される画像データを入力
    し、該画像データを多値画像データに変換して出力する
    画像処理装置において、 前記入力される画像データの中から文字線画の輪郭情報
    を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された輪郭情報を高解像度化
    し、高解像度データとして展開する展開手段と、 前記展開手段によって展開された輪郭情報の高解像度デ
    ータと前記輪郭情報以外の多値画像データを記憶し、こ
    れらの記憶内容を画像出力手段に送出する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶される輪郭情報の高解像度データお
    よび前記輪郭情報以外の多値画像データに対し、これら
    を識別するためのフラグを付加するフラグ付加手段とを
    具備し、前記展開手段は、前記輪郭情報の高解像度データのビッ
    ト数を前記輪郭情報以外の多値画像データのビット数以
    下に設定し、前記抽出手段によって抽出された輪郭情報
    を前記高解像度画像データとして展開する ことを特徴と
    する画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段から送出される輪郭情報の
    高解像度データと前記輪郭情報以外の多値画像データに
    基づいて、画像出力処理を行う画像出力手段をさらに備
    え、 前記画像出力手段は、 前記フラグの値に基づき輪郭情報
    であることが認識された画像データについて、所定のビ
    ットを参照し、当該輪郭情報が前記展開手段によって高
    解像度化された高解像度データであるか前記展開手段に
    よって高解像度化されていない標準解像度データである
    かを判定し、該判定結果に応じて画像出力処理を切り換
    えることを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記抽出手段によって抽出された輪郭情
    報の画像データに対してスムージング処理を行うスムー
    ジング手段と、 前記フラグの値に基づき輪郭情報であることが認識され
    た画像データについて、所定のビットを参照し、入力さ
    れた原画像データの特性を認識する認識手段と、 前記認識手段の認識結果に基づいて、前記スムージング
    手段によるスムージング処理を行うか否かを決定するス
    ムージング決定手段とをさらに具備する ことを特徴とす
    る請求項6記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 画像形成が要求される画像データを入力
    し、該画像データを多値画像データに変換して出力する
    画像処理装置において、 前記入力される画像データの中から文字線画の輪郭情報
    を抽出する第1の抽出手段と、 前記第1の抽出手段によって抽出された輪郭情報の画像
    データに対してスムージング処理を施す手段と、 前記スムージング処理が施された輪郭情報の画像データ
    の中から第2の輪郭情報を抽出する第2の抽出手段と、 前記第2の抽出手段によって抽出された第2の輪郭情報
    のエッジ方向を示す特徴情報と該第2の輪郭情報を解像
    度変換した多値画像データとを生成する生成手段と、 前記生成手段によって生成された第2の輪郭情報の特徴
    情報および多値画像データを一組にして記憶するととも
    に、前記第2の輪郭情報以外の多値画像データを記憶
    し、これらの記憶内容を画像出力手段に送出する記憶手
    段と、 前記記憶手段に記憶される第2の輪郭情報の多値画像デ
    ータおよび前記輪郭情報以外の多値画像データに対し、
    これらを識別するためのフラグを付加するフラグ付加手
    段とを具備し、前記生成手段は、前記第2の輪郭情報以外の多値画像デ
    ータのビット数より少ないビット数の前記第2の輪郭情
    報の多値画像データを生成し、 前記特徴情報のビット数
    を両者の差以下に設定することを特徴とする画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載の画
    像処理装置から出力される画像データに対応した画像を
    形成する、発光素子を用いた電子写真式プリンタからな
    る画像形成装置であって、 前記フラグの値に基づき、発光素子の発光光量を決定す
    発光量決定手段を備えることを特徴とする画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記生成手段は、補正するデータの特
    徴情報に示されるエッジ方向と周辺画素の特徴情報に示
    されるエッジ方向とが向き合っている場合、多値画像デ
    ータの画素値を0、または元の画素値より大きい値に補
    正し、 補正するデータの特徴情報に示されるエッジ方向が周辺
    画素の特徴情報に示されるエッジ方向と反対方向である
    場合、多値画像データの画素値を0に補正することを特
    徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記生成手段は、補正するデータの特
    徴情報に示されるエッジ方向と周辺画素の特徴情報に示
    されるエッジ方向とが向き合っており、かつ補正するデ
    ータの多値画像データの画素値と周辺画素の多値画像デ
    ータの画素値が同じ場合、多値画像データの画素値を
    0、または元の画素値より大きい値に補 正し、 補正するデータの特徴情報に示されるエッジ方向が周辺
    画素の特徴情報に示されるエッジ方向と反対方向であ
    り、かつ補正するデータの多値画像データの画素値と周
    辺画素の多値画像データの画素値が同じ場合、多値画像
    データの画素値を0に補正することを特徴とする請求項
    3記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記生成手段は、補正するデータの特
    徴情報に示されるエッジ方向側の周辺画素の濃度値が補
    正する多値画像データの画素値より大きい場合、多値画
    像データをそのまま維持することを特徴とする請求項3
    記載の画像処理装置。
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