JP2952260B2 - 容器装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は例えば電子写真記録装置の現像装置に設ける
トナーカートリッジとして用いる容器装置に関する。

（従来の技術） 複写機、ファクシミリ装置、レーザプリンタなどに使
用される電子写真記録装置は、感光ドラムの周囲にその
回転方向に沿い帯電装置、露光装置、現像装置、転写装
置および定着装置を配設し、感光ドラムを回転して帯電
装置によりドラム表面を帯電し、次いで露光装置により
ドラム表面を露光して潜像を形成し、次いで現像装置に
よりドラム表面にトナーを供給して現像を行なってトナ
ー像を形成し、次いで転写装置によりドラム表面のトナ
ー像を記録紙に転写し、さらに定着装置により記録紙の
トナー像を定着して記録を行なうものである。

この電子写真記録装置における現像装置は、トナーを
溜めて感光ドラムの表面に供給する装置本体を供え、ト
ナーの使用に伴い装置本体内のトナーが減少した場合に
は装置本体の内部にトナーを補給している。

現像装置の装置本体にトナーを補給するための方式と
して、トナーを収容したトナーカートリッジを装置本体
に装填し、トナーカートリッジからトナーを装置本体に
補給して、装置本体の内部が空になった時には、トナー
カートリッジを装置本体から取り外して新しいトナーカ
ートリッジを装置本体に装填するトナーカートリッジ交
換方式がある。この方式によれば、トナーカートリッジ
からトナーを装置本体の内部に直接補給するために、ト
ナーが外部に飛散することなくトナー補給作業を行なう
ことができ、トナー飛散による汚損を防止できる利点が
ある。

このトナーカートリッジ交換方式に使用する従来のト
ナーカートリッジ装置について第６図ないし第８図を参
照して説明する。

図中１はトナーカートリッジで、このトナーカートリ
ッジ１は横長形のケースをなすもので、その底面部に開
口部２を形成している。トナーカートリッジ１を開口部
２を上に向けた状態にしてトナーＴを開口部２からトナ
ーカートリッジ１の内部に充填し、その後トナーカート
リッジ１の開口部２にシール部材３を配置してシール部
材３の周縁を開口部の周縁に熱溶着などの方法により貼
り付けて開口部２を封止している。シール部材３はトナ
ーカートリッジ１の開口部２の長さの２倍以上の長さを
有するもので、開口部２に貼り付けていない部分は開口
部２の長さ方向に沿って外側に折り返して重ねてある。

そして、トナーカートリッジ１を現像装置の装置本体
４の上面部に設けた開口部に装填する。この装填状態で
シール部材３の末端がトナーカートリッジ１と装置本体
４との間から外部に出す。トナーカートリッジ１から装
置本体４にトナーＴを補給する場合には、第８図（ａ）
に示すように操作者がトナーカートリッジ１の外部に出
ているシール部材３の末端を引いて、第８図（ｂ）、
（ｃ）に示すようにトナーカートリッジ１の開口部２に
貼り付けられているシール部材３を順次剥がして開封し
て行く。第８図（ｄ）に示すように開口部２の全体にわ
たってシール部材３を剥がし終えると、トナーカートリ
ッジ１の内部に収容してあるトナーＴが、トナーカート
リッジ１の開口部２から現像装置本体４の内部に落下す
る。トナーカートリッジ１は現像装置本体４の開放部の
蓋として使用され、現像装置本体４の内部のトナーＴが
不足して補給が必要となった時に古いトナーカートリッ
ジ１を現像装置本体４から取り外して新しいトナーカー
トリッジ１と交換する。

しかし、この構成のトナーカートリッジ装置には次ぎ
に述べる問題がある。

すなわち、トナーカートリッジ１の開口部２に貼り付
けたシール部材４の部分の内面は、トナーカートリッジ
１の内部に面しているために、トナーカートリッジ１に
収容したトナーＴが付着する。このため、トナーカート
リッジ１の外部に出ているシール部材３の末端を引い
て、トナーカートリッジ１の開口部２に貼り付けられて
シール部材３の部分を順次剥がして開封して行く時に、
トナーカートリッジ１の開口部を覆っていたシール部材
３の部分の内面はトナーＴが付着した状態で下側を向い
てトナーカートリッジ１から剥がれトナーカートリッジ
１と現像装置本体４との間隙を移動してこの間隙から外
部に引き出される。このため、シール部材３を引き剥が
す時に現像装置を設けた電子写真記録装置の内部トナー
カートリッジ１の開口部を覆っていたシール部材３の部
分に付着していたトナーＴが飛散落下して内部を汚損す
ることがあり、また電子写真記録装置の外部で引き剥が
したシール部材を処理する時にシール部材３に付着した
トナーＴが飛散落下して電子写真記録装置の周囲を汚損
し、さらには操作者の衣服を汚すという問題がある、 （発明が解決しようとする課題） このように従来のトナーカートリッジ装置では、トナ
ーカートリッジを交換する場合にトナーカートリッジを
封止するシール部材を剥がす時および剥がしたシール部
材を処理する時に、シール部材に付着してきたトナーが
飛散落下して電子写真記録装置の内外部や作業者の衣服
を汚損する問題がある。

本発明は前記事情に基づいてなされたもので、シール
部材を容器から剥がす時にシール部材に付着した容器内
の被収容物による汚損を防止した容器装置を提供するこ
とを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 前記目的を達成するために本発明の容器装置は、被収
容物を収容し収容した被収容物を放出する開口部を有す
る容器と、一部分が前記容器の開口部を覆ってこの容器
に貼り付けられ残りの部分が前記開口部を覆っている部
分の外側に折り返されてなるシール部材と、両端が開放
された封筒形をなすとともに前記容器の開口部より大な
る長さを有して前記開口部を覆っている前記シール部材
の部分にその外側で重ねて配置され前記開口部を覆って
いない前記シール部材の部分を両端開口にわたって移動
可能に挿通して保持されたカバー部材と、このカバー部
材が移動する時にカバー部材に対して摩擦抵抗を付与す
る手段とを具備し、前記カバー部材は、前記開口部を覆
っている前記シール部材の部分を前記容器から引き剥が
す時に、前記シール部材の折り返し部に押されて引き剥
がし方向に移動しながら前記開口部から引き剥がされる
前記シール部材を内部に収容して隠すものであることを
特徴とする。

（作用） 容器の開口部を開放するために、容器に貼り付けられ
ていないシール部材の部分を引いて容器に貼り付けられ
ているシール部材の部分を容器から剥がす時に、容器に
貼り付けられているシール部材の部分がカバー部材の内
部に収容されて隠されるので、容器に貼り付けられてい
るシール部材の部分に付着した容器内の被収容物が外部
に飛散することがない。

（実施例） 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。

本発明の容器装置を電子写真記録装置における現像装
置に使用するトナーカートリッジに適用した一実施例を
第１図ないし第４図について説明する。

トナーカートリッジ装置の構成を第１図について説明
する。

図中11はトナーカートリッジで、このトナーカートリ
ッジ11は横長の四角い箱形をなすもので、下面部に長手
方向に沿った開口部12が形成され、この開口部12の周囲
に鍔13が形成されている。このトナーカートリッジ11の
内部には現像装置に供給するトナーＴが収容される。14
はシール部材で、このシール部材14は容器11の開口部12
の２倍の長さにトナーカートリッジ１への貼り付け代お
よび操作者が引く末端14を加えた長さと、開口部12の幅
に貼り付け代を加えた幅を有する横長のもので、合成樹
脂のシートで形成されている。シール部材14の一部分は
トナーカートリッジ11の下面部において開口部12全体を
覆って配置され、周縁がトナーカートリッジ11の鍔13に
熱溶着などの方法により貼り付けられている。これによ
りシール部材14はトナーカートリッジ11の開口部12を封
止する。すなわち、トナーカートリッジ11の内部に収容
したトナーＴを封止する。シール部材14の他の部分はト
ナーカートリッジ11に貼り付けずに、トナーカートリッ
ジ11に貼り付けた部分の端から下側に折り返してトナー
カートリッジ11に貼り付けた部分に重ね合わせている。
この場合、トナーカートリッジ11に貼り付けないシール
部材14の部分の末端14aはトナーカートリッジ11の端部
から外方に突出する。15は両端を開放した封筒形をなす
カバー部材で、このカバー部材15は合成樹脂で形成され
ている。すなわち、このカバー部材15は筒形をなすもの
であり、トナーカートリッジ11の開口部12の長さにシー
ル部材14の貼り付け代を加えた長さとシール部材14の幅
より大なる幅を有している。カバー部材15はトナーカー
トリッジ11の下側に長手方向に沿って配置され、トナー
カートリッジ11に貼り付けず途中から下側に折り返して
重ね合わせているシール部材14の部分が両端の開口にわ
たって移動可能に挿通してある。この場合、カバー部材
15の内部に挿通したシール部材14の部分の末端14aはカ
バー部材15の開口端から突出してトナーカートリッジ11
の端部の外側に伸び出ている。このシール部材14の末端
14aに図示しない粘着テープを貼り付け、この粘着テー
プをトナーカートリッジ11の一部に貼り付けることによ
り、トナーカートリッジ11に貼り付けないシール部材14
の部分とカバー部材15とをトナーカートリッジ11に保持
する。

なお、シール部材14の末端14aが突出する側のカバー
部材15の開口端の幅方向の中央には舌片16が形成され、
且つトナーカートリッジ11に貼り付けないシール部材14
の折り返し部の幅方向の中央にはには前記カバー部材15
の舌片16が係合する孔17が形成されている。

このトナーカートリッジ装置を作る場合には、シール
部材14でトナーカートリッジ11の開口部12を覆ったま
ま、トナーカートリッジ11に設けた図示しない孔に嵌め
たキャップを取り外して該孔を開放し、この孔からトナ
ーカートリッジ11の内部にトナーＴを入れ、その後キャ
ップを嵌めて孔を閉じる。

このトナーカートリッジ装置を現像装置の装置本体に
装填し、トナーカートリッジ装置から現像装置本体にト
ナーＴを補給する場合を第２図ないし第４図について説
明する。

現像装置の現像装置本体18はトナーＴを溜めるタンク
形をなすもので、上面部にトナーカートリッジ11の開口
部12に対応した大きさの横長の開口部19が形成され、こ
の開口部19の両側には長手方向に沿いレール20、20が形
成されている。第３図に示すようにトナーカートリッジ
11を開口部12を下側にした状態にして鍔13を現像装置本
体18の開口部に形成したレール20、20に係合し、トナー
カートリッジ11を現像装置本体18の開口部19上にのせて
その一端から他端に向けて移動させ、トナーカートリッ
ジ11の開口部12と現像装置本体18の開口部19とを一致さ
せてトナーカートリッジ11を現像装置本体18に装填す
る。第２図はトナーカートリッジ11を現像装置本体18に
装填した状態を示している。この装填状態で、トナーカ
ートリッジ11に収容したトナーＴはトナーカートリッジ
11の開口部12に貼り付けたシール部材14の部分に阻止さ
れて開口部12から放出されることがない。トナーカート
リッジ11に貼り付けていないシール部材14の部分および
カバー部材15はトナーカートリッジ11の鍔13と現像装置
本体18の開口部19の周縁との間に挟まれて水平に保持さ
れる。カバー部材15から突出したシール部材14の末端14
aはトナーカートリッジ11の鍔13の一端と現像装置本体1
8の開口部19の周縁の一端との間に形成される隙間から
外部に突出する。

そして、後述するようにシール部材14を引き剥がす時
にシール部材14の引き剥がし速度に比較してカバー部材
15の移動速度を遅らすために、例えば現像装置本体18の
開口部19の一端の周縁に摩擦抵抗体21を取り付ける。こ
の摩擦抵抗体21としては例えばカバー部材15と接触する
上面が粗面に形成されたすべりどめテープを使用する。
カバー部材15が摩擦抵抗体21の上面を摺接すると、摩擦
抵抗体21の上面の粗面がカバー部材15の表面に摩擦抵抗
を与えることになる。

次に、トナーカートリッジ装置のシール部材14を剥が
してトナーＴを現像装置本体18に補給する場合について
説明する。まず、トナーカートリッジ装置は第４図
（ａ）に示すようにトナーカートリッジ11の貼り付けて
いないシール部材14の部分およびカバー部材15がトナー
カートリッジ11の鍔13と現像装置本体18の鍔21との間に
挟まれて水平に保持されている。操作者がトナーカート
リッジ11の鍔13と現像装置本体18の鍔21との間の隙間か
ら外部に突出するシール部材14の末端14aを掴んで外側
に向けて引く。第４図（ｂ）、（ｃ）に示すようにシー
ル部材14の末端14aを引くと、トナーカートリッジ11に
貼り付けられていないシール部材14の部分が現像装置本
体18の外部に向けてカバー部材15の内部を通って順次移
動するとともに、トナーカートリッジ11の鍔13に貼り付
けられていたシール部材14の部分が鍔13から順次剥がれ
てカバー部材15の内部を通って現像装置本体18の外部に
向けて移動していく。この時、鍔13から剥がれたシール
部材14の部分は下側に折れ曲がってカバー部材15の内側
端開口からカバー部材15の内部に入って移動して行くの
で、シール部材14の折れ曲がった部分がカバー部材15の
内側端を現像装置本体18の外部に向けて押しながら移動
することになる。このため、カバー部材15はシール部材
14に押されて現像装置本体18の外部に向けて移動し、現
像装置本体18とトナーカートリッジ11の鍔13との間の隙
間から現像装置本体18の外部に引き出されていく。ただ
し、カバー部材15はトナーカートリッジ11の鍔13と現像
装置本体18の開口部19の周縁との間に挟まれ現像装置本
体18の開口部周縁の上面を摺接するので摩擦抵抗が与え
られる。カバー部材15が移動するときに現像装置本体18
に取り付けた摩擦抵抗体21に摺接して、この摩擦抵抗体
21との摺接により摩擦抵抗が与えられる。この抵抗のた
めにシール部材14が現像装置本体18の外部に向けて移動
する速度より遅い速度で現像装置本体18の外部に向けて
移動する。トナーカートリッジ11から剥がれたシール部
材14はカバー部材15の内部に収容される。すなわち、ト
ナーカートリッジ14に貼り付けられていたシール部材14
の部分はトナーカートリッジ11の内部に収容してあるト
ナーＴが付着しているが、このトナーＴが付着したシー
ル部材14の部分がカバー部材15に内部に収容される。シ
ール部材14がトナーカートリッジ14から剥がされていく
につれてトナーカートリッジ11の開口部12が長さ方向に
沿って順次開放されていき、トナーカートリッジ11の内
部に収容してあるトナーＴを放出されて現像装置本体18
の内部に落下する。

第４図（ｄ）に示すようにシール部材14がトナーカー
トリッジ11から完全に剥がれた時には、シール部材14の
他端とカバー部材15の他端とが揃ってカバー部材15全体
が現像装置本体18の鍔22とトナーカートリッジ11の鍔13
との間から現像装置本体18の外部に引き出される。この
時、カバー部材15から外部に引き出されたトナーカート
リッジ11に貼り付けられていたシール部材14の部分全体
はカバー部材15の内部に収容される。なお、トナーカー
トリッジ11に貼り付けられていたシール部材14の部分全
体がカバー部材15の内部に収容されると、シール部材14
に形成した孔17がカバー部材15の一端に設けた舌片16に
係合する、これによりカバー部材15に収容されたシール
部材14の部分がカバー部材15から抜け出ることがなく、
カバー部材15がシール部材14と一体になって現像装置本
体18とトナーカートリッジ11との間から外部に引き出さ
れる。

そして、トナーＴが付着したシール部材14の部分がカ
バー部材15の内部に収容されて隠され、シール部材14に
付着したトナーＴがシール部材14から飛散落下するとが
ない。このため、シール部材14をトナーカートリッジ11
から引き剥がす時に、シール部材14に付着したトナーＴ
が現像装置を設けた電子写真記録装置の内部に落下して
装置内部を汚損することがない。また、引き剥がしたシ
ール部材14を電子写真記録装置の外部に出して処理する
時に、シール部材14に付着したトナーＴが電子写真記録
装置の外部に飛散落下して装置の周囲を汚損したり、操
作者の衣服などに付着して汚損することがない利点を有
している。

そして、カバー部材15は、シール部材14によって容器
に保持されているだけであるとともに、シール部材14を
トナーカートリッジ11（容器）の開口部から引き剥がす
時にシール部材14の折り返し部に押されるので、シール
部材14を引き剥がす時に円滑に移動して引き剥がした部
分を収容できる。また、シール部材14をトナーカートリ
ッジ11の開口部から引き剥がす時に摩擦抵抗付与手段が
摩擦抵抗を付与してカバー部材15を適切な速度で移動さ
せることにより、引き剥がしたシール部材14の部分を確
実にカバー部材15に収容できる。カバー部材15は封筒形
をなしているので、安定して移動するとともに、収容し
たシール部材14を両方の側面側（上側および下側）から
覆って破損などから安全に保護できる。

なお、カバー部材15に対して摩擦抵抗を与える手段は
実施例のものに限定されない。例えば第５図に示すよう
にカバー部材15の他端側にシール部材14に摺接する舌片
22を設けても良い。要はシール部材14の移動速度に対し
てカバー部材15の移動速度が約1/2になるようにカバー
部材に摩擦抵抗を与えるものであれば良いものである。

カバー部材15の構成も実施例に限定されることがな
い。

本発明は電子写真記録装置の現像装置に設けるトナー
カートリッジ装置を対象することに限定されず、容器内
部に粉体や粘液状物を収容してシール部材で容器の開口
部を封止する容器装置に広く適用することができ、容器
に収容した物による汚損を防止する上で効果がある。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明の容器装置によれば、容器
の開口部を封止しているシール部材を容器から剥がして
被収容物を放出する時に、シール部材を剥がす動作と連
動して被収容物が付着したシール部材の部分をカバー部
材の内部に収容して隠すために、シール部材に付着した
被収容物がシール部材から飛散落下することを防止し
て、シール部材を剥がす時および剥がしたシール部材を
処理する時に、被収容物がシール部材から飛散落下する
ことによる汚損事故を防止できるという優れた効果を奏
することができる。

そして、カバー部材は、シール部材によって容器に保
持されているだけであるとともに、シール部材を容器の
開口部から引き剥がす時にシール部材の折り返し部に押
されるので、シール部材を引き剥がす時に円滑に移動し
て引き剥がした部分を収容できる。また、シール部材を
容器の開口部から引き剥がす時に摩擦抵抗付与手段が摩
擦抵抗を付与してカバー部材を適切な速度で移動させる
ことにより、引き剥がしたシール部材の部分を確実にカ
バー部材に収容できる。カバー部材は封筒形をなしてい
るので、安定して移動するとともに、収容したシール部
材を両方の側面側から覆って破損などから安全に保護で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の容器装置を現像装置用ト
ナーカートリッジ装置に適用した一実施例を示し、第１
図はトナーカートリッジ装置を示す斜視図、第２図はト
ナーカートリッジ装置を現像装置本体に装填した状態を
示す断面図、第３図はトナーカートリッジ装置を現像装
置本体に装填する動作を示す図、第４図はトナーカート
リッジ装置のシール部材を剥がす動作の過程を示す説明
図、第５図は他の実施例のトナーカートリッジ装置を示
す図、第６図ないし第８図はトナーカートリッジ装置の
従来例を示し、第６図はトナーカートリッジ装置を示す
斜視図、第７図はトナーカートリッジ装置を現像装置本
体に装填した状態を示す断面図、第８図はトナーカート
リッジ装置のシール部材を剥がす動作の過程を示す説明
図である。 11…トナーカートリッジ、12…開口部、13…鍔、14…シ
ール部材、15…カバー部材、18…現像装置本体、19…開
口部、Ｔ…トナー。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】被収容物を収容し収容した被収容物を放出
   する開口部を有する容器と、一部分が前記容器の開口部
   を覆ってこの容器に貼り付けられ残りの部分が前記開口
   部を覆っている部分の外側に折り返されてなるシール部
   材と、両端が開放された封筒形をなすとともに前記容器
   の開口部より大なる長さを有して前記開口部を覆ってい
   る前記シール部材の部分にその外側で重ねて配置され前
   記開口部を覆っていない前記シール部材の部分を両端開
   口にわたって移動可能に挿通して保持されたカバー部材
   と、このカバー部材が移動する時にカバー部材に対して
   摩擦抵抗を付与する手段とを具備し、前記カバー部材
   は、前記開口部を覆っている前記シール部材の部分を前
   記容器から引き剥がす時に、前記シール部材の折り返し
   部に押されて引き剥がし方向に移動しながら前記開口部
   から引き剥がされる前記シール部材を内部に収容して隠
   すものであることを特徴とする容器装置。