JP2950452B2 - 原動機の回転数制御装置 - Google Patents

原動機の回転数制御装置

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JP2950452B2
JP2950452B2 JP6762693A JP6762693A JP2950452B2 JP 2950452 B2 JP2950452 B2 JP 2950452B2 JP 6762693 A JP6762693 A JP 6762693A JP 6762693 A JP6762693 A JP 6762693A JP 2950452 B2 JP2950452 B2 JP 2950452B2
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル等
の建設機械に好適に用いられる原動機の回転数制御装置
に関し、特に、遠隔操作によって原動機の回転数を自動
的または手動的に増,減させるようにした原動機の回転
数制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原動機と、該原動機の回転数を
所定の高い回転数と低い回転数とに切換えるべく手動操
作される手動切換手段と、該手動切換手段からの信号に
基づき前記原動機の回転数を増,減させる回転数増減手
段とからなる原動機の回転数制御装置は知られている。
【0003】また、原動機と、該原動機によって駆動さ
れ、油圧アクチュエータに向けて圧油を供給する油圧ポ
ンプと、該油圧ポンプと油圧アクチュエータとの間に配
設され、該油圧ポンプから油圧アクチュエータに供給す
る圧油の流量および方向を制御する方向切換弁と、該方
向切換弁が中立位置から切換操作されたか否かを検出す
る操作検出手段と、該操作検出手段からの信号に基づ
き、前記方向切換弁が中立位置にあるときには前記原動
機の回転数を減少させ、前記方向切換弁が中立位置から
切換操作されたときには前記原動機の回転数を増加させ
る回転数制御手段とからなる原動機の回転数制御装置も
知られている。
【0004】そして、この種の従来技術による原動機の
回転数制御装置では、例えば油圧ショベル等の運転室内
でオペレータが手動切換手段を操作することにより、こ
のときの手動操作に応じて原動機の回転数を所定の高い
回転数と低い回転数とに選択的に切換えるようにしてい
る。
【0005】また、例えば土砂等の掘削作業を行うとき
には、前記操作検出手段によって方向切換弁が中立位置
から切換操作されたか否かを検出し、方向切換弁が中立
位置から切換えられたときに原動機の回転数を所定の高
い回転数に上昇させ、掘削作業等を中断すべく方向切換
弁が中立位置に戻されたときには原動機の回転数を、例
えばアイドル回転数に近い所定の低回転数まで下げるこ
とによって、所謂オートアイドル制御を実行し、燃料が
無駄に消費されるのを防止して原動機の燃費性能等を向
上させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、手動切換手段が切換操作されたか否か、ま
たは方向切換弁が中立位置から切換操作されたか否かで
原動機の回転数を制御するときに、該原動機の回転数が
低い回転数から高い回転数に急激に増加したり、逆に高
い回転数から低い回転数まで急激に減少したりすること
があり、原動機の回転数が急激に変動するときには、原
動機内部の潤滑油による冷却性や潤滑性能に応答遅れが
生じてしまい、原動機の摺動部等が早期に摩耗し、寿命
が短くなるという問題がある。
【0007】また、原動機の回転数が急激な変動を繰り
返すときには、原動機のファンベルト等に無理な負荷が
頻繁にかかるようになり、ファンベルト等が早期に摩
耗、損傷され、寿命が低下するという問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は原動機の回転数を低い回転数か
ら高い回転数に増加させたり、逆に高い回転数から低い
回転数まで減少させたりするときに、回転数が急激に変
動するのを防止でき、寿命を確実に向上できるようにし
た原動機の回転数制御装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する構成は、原動機と、
該原動機の回転数を所定の高い回転数と低い回転数とに
切換えるべく手動操作される手動切換手段と、該手動切
換手段からの信号に基づき前記原動機の回転数を増,減
させる回転数増減手段と、該回転数増減手段により前記
原動機の回転数を高い回転数と低い回転数との間で増,
減させるときに該回転数の変化度合を調整する変化率調
整手段とからなり、前記回転数増減手段は、ロッドの伸
縮に応じて前記原動機のガバナレバーを回動することに
より該原動機の回転数を増,減させる油圧シリンダと、
該油圧シリンダのロッドを伸縮すべくパイロット油圧源
に該油圧シリンダを接続する制御管路と、該制御管路の
途中に設けられ前記手動切換手段からの信号に基づいて
切換制御されることにより前記パイロット油圧源からの
圧油を油圧シリンダに給排する切換弁とから構成し、前
記変化率調整手段は、該切換弁の切換時に前記油圧シリ
ンダに給排される圧油の流量を絞るため該切換弁と油圧
シリンダとの間に位置して前記制御管路の途中にチェッ
ク弁と並列に設けられた絞り弁と、該絞り弁およびチェ
ック弁と直列に位置して前記制御管路の途中に設けられ
た可変式絞り弁とにより成している。
【0010】また、請求項2の発明が採用する構成は、
原動機と、該原動機の回転数を所定の高い回転数と低い
回転数とに切換えるべく手動操作される手動切換手段
と、該手動切換手段からの信号に基づき前記原動機の回
転数を増,減させる回転数増減手段と、該回転数増減
段により前記原動機の回転数を高い回転数と低い回転数
との間で増,減させるときに該回転数の変化度合を調整
する変化率調整手段とからなり、前記回転数増減手段
は、前記原動機のガバナを制御信号に基づいて駆動する
ことにより該原動機の回転数を増,減させるガバナ駆動
部と、前記手動切換手段からの信号に基づいて該ガバナ
駆動部に制御信号を出力するコントローラとから構成
し、前記変化率調整手段は、該コントローラの記憶回路
に格納された回転数減少マップと回転数増加マップとに
従って前記コントローラからガバナ駆動部に制御信号を
出力させ、前記原動機の回転数が減少するときには前記
回転数減少マップにより予め設定された減少率αをもっ
て前記原動機の回転数を漸減させ、前記原動機の回転数
が増加するときには前記回転数増加マップにより予め設
定された増加率βをもって前記原動機の回転数を漸増さ
せる構成としている。
【0011】また、請求項3の発明が採用する構成は、
原動機と、該原動機によって駆動され、油圧アクチュエ
ータに向けて圧油を供給する油圧ポンプと、該油圧ポン
プと油圧アクチュエータとの間に配設され、該油圧ポン
プから油圧アクチュエータに供給する圧油の流量および
方向を制御する方向切換弁と、該方向切換弁が中立位置
から切換操作されたか否かを検出する操作検出手段と、
該操作検出手段からの信号に基づき、前記方向切換弁が
中立位置にあるときには前記原動機の回転数を減少さ
せ、中立位置から切換操作されたときに回転数を増加さ
せる回転数制御手段と、該回転数制御手段により前記原
動機の回転数を増,減させるときに該回転数の変化度合
を調整する変化率調整手段とからなり、前記回転数制御
手段を、ロッドの伸縮に応じて前記原動機のガバナレバ
を回することにより該原動機の回転数を増,減させ
る油圧シリンダと、該油圧シリンダのロッドを伸縮すべ
くパイロット油圧源に該油圧シリンダを接続する制御管
路と、該制御管路の途中に設けられ前記操作検出手段か
らの信号に基づいて切換制御されることにより前記パイ
ロット油圧源からの圧油を油圧シリンダに給排する切換
弁とから構成し、前記変化率調整手段を、該切換弁の切
換時に前記油圧シリンダに給排される圧油の流量を絞る
ため該切換弁と油圧シリンダとの間に位置して前記制御
管路の途中にチェック弁と並列に設けられた絞り弁と、
該絞り弁およびチェック弁と直列に位置して前記制御管
路の途中に設けられた可変式絞り弁とにより構成してい
【0012】また、請求項4の発明が採用する構成は、
原動機と、該原動機によって駆動され、油圧アクチュエ
ータに向けて圧油を供給する油圧ポンプと、該油圧ポン
プと油圧アクチュエータとの間に配設され、該油圧ポン
プから油圧アクチュエータに供給する圧油の流量および
方向を制御する方向切換弁と、該方向切換弁が中立位置
から切換操作されたか否かを検出する操作検出手段と、
該操作検出手段からの信号に基づき、前記方向切換弁が
中立位置にあるときには前記原動機の回転数を減少さ
せ、中立位置から切換操作されたときに回転数を増加さ
せる回転数制御手段と、該回転数制御手段により前記原
動機の回転数を増,減させるときに該回転数の変化度合
を調整する変化率調整手段とからなり、前記回転数制御
手段を、前記原動機のガバナを制御信号に基づいて駆動
することにより該原動機の回転数を増,減させるガバナ
駆動部と、前記操作検出手段からの信号に基づいて該ガ
バナ駆動部に制御信号を出力するコントローラとから構
成し、前記変化率調整手段は、該コントローラの記憶回
路に格納された回転数減少マップと回転数増加マップと
に従って前記コントローラからガバナ駆動部に制御信号
を出力させ、前記原動機の回転数が減少するときには前
記回転数減少マップにより予め設定された減少率αをも
って前記原動機の回転数を漸減させ、前記原動機の回転
数が増加するときには前記回転数増加マップにより予め
設定された増加率βをもって前記原動機の回転数を漸増
させる構成としている
【0013】
【作用】上記構成により、請求項1の発明では、手動切
換手段からの信号に基づいて原動機の回転数を増,減さ
せるときに、該回転数の変化度合を適正に調整でき、原
動機の回転数が急激に増加したり、減少したりするのを
防止できる。この場合、回転数増減手段はパイロット油
圧源からの圧油を切換弁を介して油圧シリンダに給排す
ることにより、該油圧シリンダのロッドを伸縮でき、こ
れによって原動機の回転数を増,減させることができ
る。そして、油圧シリンダと切換弁との間に設けたチェ
ック弁に並列の絞り弁と可変絞り弁とは、このときにパ
イロット油圧源から油圧シリンダに給排される圧油の流
量を絞ることにより、油圧シリンダの伸縮速度を遅くす
ることができ、原動機の回転数が急激に増,減するのを
防止できる。
【0014】また、請求項2の発明では、コントローラ
からガバナ駆動部に制御信号を出力して原動機の回転数
を増,減させる場合に、回転数が減少するときには回転
数減少マップにより予め設定された減少率αをもって原
動機の回転数を漸減させ、回転数が増加するときには回
転数増加マップにより予め設定された増加率βをもって
前記原動機の回転数を漸増させることによって、原動機
の回転数を適正な変化度合で増,減できる。
【0015】一方、請求項3の発明では、操作検出手段
からの信号に基づいて切換弁を切換制御し、パイロット
油圧源からの圧油を油圧シリンダに給排することによ
り、該油圧シリンダのロッドを伸縮でき、これによって
原動機の回転数を増,減させることができる。そして、
油圧シリンダと切換弁との間に設けたチェック弁に並列
の絞り弁と可変絞り弁とは、このときにパイロット油圧
源から油圧シリンダに給排される圧油の流量を絞ること
により、油圧シリンダの伸縮速度を遅くすることがで
き、原動機の回転数が急激に増加したり、減少したりす
るのを防止できる。また、請求項4の発明では、操作検
出手段からの信号に基づいてコントローラからガバナ駆
動部に制御信号を出力し原動機の回転数を増,減させ
る場合に、回転数が減少するときには回転数減少マップ
により予め設定された減少率αをもって原動機の回転数
を漸減させ、回転数が増加するときには回転数増加マッ
プにより予め設定された増加率βをもって前記原動機の
回転数を漸増させることによって、原動機の回転数を適
正な変化度合で増,減させることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例による原動機の回転数
制御装置を図1ないし図8に基づき、油圧ショベルの作
業用油圧回路を例に挙げて説明する。
【0017】図1ないし図3は本発明の第1の実施例を
示している。
【0018】図において、1は油圧ショベルの原動機を
示し、該原動機1はディーゼルエンジン等によって構成
され、その出力軸1Aには後述の油圧ポンプ3、パイロ
ットポンプ8等が連結されている。2は原動機1に付設
され、該原動機1の回転数を制御するガバナを示し、該
ガバナ2はガバナレバー2Aを有し、該ガバナレバー2
Aは油圧ショベルの運転室内で燃料レバー(図示せず)
等を操作することにより、例えば最低回転数としてのロ
ーアイドル位置L0 と最高回転数としての高回転数位置
Hとの間で回動される。そして、油圧ショベルの作業時
等には燃料レバーによってガバナレバー2Aは図1に示
す如く高回転数位置Hに回動され、この位置にばね(図
示せず)等によって付勢されている。
【0019】3は原動機1によって回転駆動される油圧
ポンプを示し、該油圧ポンプ3はタンク4内の作動油を
圧油として吐出し、その吐出量は原動機1の回転数に応
じて増減する。
【0020】5は油圧ポンプ3、タンク4に主管路6
A,6Bを介して接続された油圧アクチュエータとして
のシリンダ装置を示し、該シリンダ装置5は油圧ショベ
ルの作業装置に設けるブームシリンダ、アームシリンダ
またはバケットシリンダ(いずれも図示せず)等を構成
し、油圧ポンプ3からの圧油が給排されることにより、
ロッド5Aを伸縮させて前記作業装置を作動させる。
【0021】7は油圧ポンプ3、タンク4とシリンダ装
置5との間に位置して主管路6A,6B等の途中に設け
られた方向切換弁としての作業用制御弁を示し、該作業
用制御弁7は8ポート3位置の油圧パイロット式方向切
換弁によって構成され、後述する油圧パイロット弁9の
操作レバー9Aを手動操作することにより、中立位置
(イ)から左,右の切換位置(ロ),(ハ)に切換操作
される。そして、該作業用制御弁7は切換位置(ロ),
(ハ)で油圧ポンプ3からシリンダ装置5に給排する圧
油の方向を制御すると共に、そのときのストローク量に
応じて流量を制御する構成となっている。
【0022】8は油圧ポンプ3と共に原動機1により駆
動されるパイロットポンプを示し、該パイロットポンプ
8はタンク4と共にパイロット油圧源を構成している。
9は油圧ショベルの運転室に設けられる減圧弁型油圧パ
イロット弁を示し、該油圧パイロット弁9は高圧側が管
路10等を介してパイロットポンプ8に接続され、低圧
側がタンク4に接続され、出力側はパイロット管路11
A,11Bを介して作業用制御弁7の油圧パイロット部
7A,7Bに接続されている。そして、該油圧パイロッ
ト弁9は運転者によって傾転操作される操作レバー9A
を有し、該操作レバー9Aの傾転操作量に応じたストロ
ーク量をもって作業用制御弁7を中立位置(イ)から切
換位置(ロ),(ハ)に切換えさせる。
【0023】12は管路10から分岐し、パイロットポ
ンプ8とタンク4との間を作業用制御弁7を介して接続
する分岐管路を示し、該分岐管路12は作業用制御弁7
が中立位置(イ)に復帰しているときに絞り13を介し
てパイロットポンプ8とタンク4とを連通させ、作業用
制御弁7が中立位置(イ)から切換位置(ロ),(ハ)
側に切換えられたときには前記連通状態が遮断される構
成となっている。
【0024】14は作業用制御弁7と絞り13との間に
位置して分岐管路12の途中に設けられた操作検出手段
としての圧力スイッチを示し、該圧力スイッチ14は作
業用制御弁7が中立位置(イ)に復帰しているときに、
前記絞り13の下流側で分岐管路12内が低圧となるの
で開成し、作業用制御弁7が中立位置(イ)から切換位
置(ロ),(ハ)側に切換操作され、該作業用制御弁7
よりも上流側で分岐管路12内の圧力が上昇したときに
は閉成することによって、後述のコントローラ18に検
出信号を出力する。
【0025】15は原動機1のガバナレバー2Aをロッ
ドの伸縮により回動し、該原動機1の回転数を増,減さ
せる油圧シリンダとしての制御シリンダを示し、該制御
シリンダ15はパイロット油圧源を構成するパイロット
ポンプ8、タンク4に制御管路16を介して接続され、
該制御管路16の途中にはコントローラ18からの制御
信号に基づいて切換制御される切換弁としての電磁弁1
7が設けられている。ここで、該電磁弁17は制御シリ
ンダ15等と共に回転数制御手段を構成し、パイロット
ポンプ8からの圧油を制御シリンダ15に給排して該制
御シリンダ15のロッドを伸縮させる。
【0026】即ち、該電磁弁17は図1に示す如く常時
は低圧の切換位置aにあり、制御管路16をタンク4に
接続することにより制御シリンダ15のロッドを縮小さ
せ、ガバナレバー2Aが前記燃料レバーによって高回転
数位置Hに回動されるのを許す。また、該電磁弁17は
コントローラ18からの制御信号で高圧の切換位置bに
切換えられると、制御管路16をパイロットポンプ8に
切換接続することにより制御シリンダ15のロッドを伸
長させ、ガバナレバー2Aを高回転数位置Hから低回転
数位置L1 まで回動させる。そして、該ガバナレバー2
Aが低回転数位置L1 に回動したときには、例えば原動
機1が最高回転数とアイドル回転数との間の中間の回転
数で運転される。
【0027】18はマイクロコンピュータ等によって構
成されるコントローラを示し、該コントローラ18はそ
の入力側が圧力スイッチ14等に接続され、出力側が電
磁弁17等に接続されている。そして、該コントローラ
18は圧力スイッチ14からの検出信号に基づき電磁弁
17を切換制御し、作業用制御弁7が中立位置(イ)に
復帰したときに、電磁弁17を切換位置aから切換位置
bに切換え、原動機1の回転数を自動的に高回転数位置
Hから低回転数位置L1 まで減少させる。
【0028】19は制御シリンダ15と電磁弁17との
間に位置して制御管路16の途中にチェック弁20と並
列に設けられた絞り弁、21は制御シリンダ15と電磁
弁17との間で該絞り弁19およびチェック弁20と直
列に位置して制御管路16の途中に設けられた可変式絞
り弁を示している。そして、該絞り弁19は可変式絞り
弁21と共に変化率調整手段を構成し、電磁弁17を切
換位置bに切換えパイロットポンプ8から制御シリンダ
15に向けて圧油を供給するときに圧油の流量を制限
し、このときの絞り作用により制御シリンダ15の伸長
速度を調速し、図2に示す特性線22の特性部22Aの
如く、原動機1の回転数を高回転数位置Hから低回転数
位置L1 まで減少させるときの回転数の変化度合を遅く
する。
【0029】また、電磁弁17を切換位置aに切換え制
御シリンダ15からタンク4に向けて圧油を排出すると
きには、この圧油がチェック弁20を介して可変式絞り
弁21に流れ、該可変式絞り弁21のみで圧油の流量を
制限するから、このときには図2に示す特性線22の特
性部22Aとは異なる特性部22Bに沿って、原動機1
の回転数を低回転数位置L1 から高回転数位置Hに増加
させるときの回転数の変化度合を僅かに遅くさせる。
【0030】23は原動機1のガバナレバー2Aをロッ
ドの伸縮により回動し、該原動機1の回転数を増,減さ
せる他の制御シリンダを示し、該制御シリンダ23はパ
イロット油圧源を構成するパイロットポンプ8、タンク
4に制御管路24を介して接続され、該制御管路24の
途中には切換スイッチ25からの信号に基づいて切換え
られる他の電磁弁26が設けられている。ここで、該電
磁弁26は制御シリンダ23等と共に回転数増減手段を
構成し、パイロットポンプ8からの圧油を制御シリンダ
23に給排して該制御シリンダ23のロッドを伸縮させ
ることにより、原動機1の回転数を所定の高い回転数と
しての高回転数位置Hと所定の低い回転数としてのロー
アイドル位置L0 とに増,減させる。
【0031】そして、前記切換スイッチ25は手動切換
手段を構成し、前記運転室内でオペレータが切換スイッ
チ25を手動操作することにより、電磁弁26は切換位
置aまたは切換位置bに切換えられ、このときにパイロ
ットポンプ8からの圧油を制御シリンダ23に給排して
該制御シリンダ23のロッドを伸縮させる。
【0032】即ち、該電磁弁26は図1に示す如く常時
は切換スイッチ25をOFFすることにより低圧の切換
位置aにあり、制御管路24をタンク4に接続すること
によって制御シリンダ23のロッドを縮小させ、ガバナ
レバー2Aが前記燃料レバーによって高回転数位置Hに
回動されるのを許す。また、該電磁弁26は切換スイッ
チ25をONすると高圧の切換位置bに切換えられ、こ
のときには制御管路24をパイロットポンプ8に切換接
続することにより制御シリンダ23のロッドを伸長さ
せ、ガバナレバー2Aを高回転数位置Hからローアイド
ル位置L0 まで回動させる。
【0033】27は制御シリンダ23と電磁弁26との
間に位置して制御管路24の途中にチェック弁28と並
列に設けられた絞り弁、29は制御シリンダ23と電磁
弁26との間で該絞り弁27およびチェック弁28と直
列に位置して制御管路24の途中に設けられた可変式絞
り弁を示している。そして、該絞り弁27は可変式絞り
弁29と共に他の変化率調整手段を構成し、電磁弁26
を切換位置bに切換えパイロットポンプ8から制御シリ
ンダ23に向けて圧油を供給するときに圧油の流量を制
限し、このときの絞り作用により制御シリンダ23の伸
長速度を調速し、図3に示す特性線30の特性部30A
の如く原動機1の回転数を高回転数位置Hからローアイ
ドル位置L0 まで減少させるときの回転数の変化度合を
遅くする。
【0034】また、電磁弁26を切換位置aに切換え制
御シリンダ23からタンク4に向けて圧油を排出すると
きには、この圧油がチェック弁28を介して可変式絞り
弁29に流れ、該可変式絞り弁29のみで圧油の流量を
制限するから、このときには図3に示す特性線30の特
性部30Aとは異なる特性部30Bに沿って、原動機1
の回転数をローアイドル位置L0 から高回転数位置Hに
増加させるときの回転数の変化度合を僅かに遅くさせ
る。
【0035】さらに、31はパイロットポンプ8とタン
ク4との間に位置してタンク管路32の途中に設けられ
た低圧リリーフ弁を示し、該リリーフ弁31はギアポン
プ等からなるパイロットポンプ8の吐出圧を、例えば4
0 Kg/cm2程度の圧力に制限し、これ以上の圧力をタン
ク4にリリーフさせることにより、過剰圧がパイロット
ポンプ8等に作用するのを防止している。
【0036】本実施例による油圧ショベル用原動機の回
転数制御装置は上述の如き構成を有するもので、例えば
土砂等の掘削作業時には燃料レバーによってガバナ2の
ガバナレバー2Aが高回転数位置Hまで回動され、原動
機1の回転数は例えば最高回転数に設定される。そし
て、該原動機1はこのときに油圧ポンプ3およびパイロ
ットポンプ8を最高速で回転駆動し、油圧ポンプ3から
シリンダ装置5等に向け作業用制御弁7の切換操作量に
応じて多量の圧油を吐出させる。
【0037】次に、この状態で運転室内の操作レバー9
Aを中立位置に戻し、作業用制御弁7を中立位置(イ)
に復帰させたときには、分岐管路12および絞り13等
を介してパイロットポンプ8とタンク4とが連通し、分
岐管路12内は低圧となるので、作業用制御弁7と絞り
13との間に位置して分岐管路12の途中に設けた圧力
スイッチ14は、このときの分岐管路12内の圧力によ
って開成し、コントローラ18から電磁弁17に図2に
示す如き制御信号33を出力させる。
【0038】そして、図1に示す如く電磁弁17はこの
制御信号33により励磁されて切換位置aから切換位置
bに切換えられ、制御管路16をパイロットポンプ8に
切換接続することにより制御シリンダ15のロッドを伸
長させ、ガバナレバー2Aを高回転数位置Hから低回転
数位置L1 まで回動させる。ガバナレバー2Aを高回転
数位置Hから低回転数位置L1 まで回動させる。そし
て、該ガバナレバー2Aが低回転数位置L1 に回動した
ときに、原動機1を最高回転数とアイドル回転数との間
の中間の回転数で運転させる。これにより、原動機1の
回転数を操作レバー9Aの中立時に所定の低回転数位置
L1 まで自動的に減少でき、燃料が無駄に消費されるの
を防止できる。
【0039】また、操作レバー9Aを傾転して作業用制
御弁7を中立位置(イ)から切換位置(ロ),(ハ)側
に切換操作したときには、分岐管路12がタンク4に対
して遮断され該分岐管路12内の圧力が上昇するから、
このときには圧力スイッチ14が閉成し、コントローラ
18からの制御信号33の出力は停止(OFF)され
る。この結果、電磁弁17は低圧の切換位置aに戻り、
制御管路16をタンク管路32等を介してタンク4に接
続することにより制御シリンダ15のロッドを縮小さ
せ、ガバナレバー2Aが前記燃料レバーによって高回転
数位置Hに回動されるのを許す。これにより、原動機1
は再び最高回転数に設定されて油圧ポンプ3およびパイ
ロットポンプ8を最高速で回転駆動し、油圧ポンプ3か
らシリンダ装置5等に向けて多量の圧油を吐出させる。
【0040】ところで、コントローラ18からの信号に
基づき電磁弁17を切換制御し、原動機1の回転数を高
回転数位置Hから低回転数位置L1 まで減少させたり、
逆に低回転数位置L1 から高回転数位置Hに増加させた
りするときに、電磁弁17の切換え速度等に応じて制御
シリンダ15のロッドが速い速度で伸縮してしまうと、
ガバナレバー2Aが急激に回動されることにより、原動
機1の回転数が図2に2点鎖線で示す特性線34の如く
高回転数位置Hから低回転数位置L1 まで急激に減少し
たり、低回転数位置L1 から高回転数位置Hに急激に増
加したりするようになり、原動機1の寿命を低下させる
原因となってしまう。
【0041】そこで、本実施例では、制御シリンダ15
と電磁弁17との間に位置して制御管路16の途中にチ
ェック弁20と並列に絞り弁19を設けると共に、該絞
り弁19、チェック弁20と電磁弁17との間には可変
式絞り弁21を設け、これらによって原動機1の回転数
の変化度合を調整する変化率調整手段を構成するように
している。
【0042】これにより、電磁弁17を切換位置bに切
換えパイロットポンプ8から制御シリンダ15に向けて
圧油を供給するときには、可変式絞り弁21と絞り弁1
9との絞り作用により圧油の流量を制限でき、図2に示
す特性線22の特性部22Aの如く、原動機1の回転数
を高回転数位置Hから低回転数位置L1 まで減少させる
ときの回転数の変化度合を遅くできる。また、電磁弁1
7を切換位置aに切換え制御シリンダ15からタンク4
に向けて圧油を排出するときには、この圧油がチェック
弁20を介して可変式絞り弁21に流れ、該可変式絞り
弁21のみで圧油の流量を制限するから、このときには
図2に示す特性線22の特性部22Aとは異なる特性部
22Bに沿って、原動機1の回転数を低回転数位置L1
から高回転数位置Hに増加でき、このときの回転数の変
化度合も可変式絞り弁21の絞り作用に応じて遅くする
ことができる。
【0043】一方、土砂等の掘削作業が終了し、原動機
1の回転数をローアイドル位置L0まで低下させるとき
には、図3に示す特性線35の如く切換スイッチ25を
ONすることにより電磁弁26を高圧の切換位置bに切
換えれば、制御管路24をパイロットポンプ8に切換接
続することができ、これによって制御シリンダ23のロ
ッドを伸長させ、ガバナレバー2Aを例えば高回転数位
置Hからローアイドル位置L0 まで回動できる。
【0044】そして、このときには制御シリンダ23と
電磁弁26との間に位置して制御管路24の途中にチェ
ック弁28と並列に設けた絞り弁27が可変式絞り弁2
9と共に、電磁弁26を介してパイロットポンプ8から
制御シリンダ23に向け圧油を供給するときの流量を制
限するから、絞り弁27と可変式絞り弁29との絞り作
用により図3に示す特性線30の特性部30Aの如く、
原動機1の回転数を高回転数位置Hからローアイドル位
置L0 まで減少させるときの回転数の変化度合を、図3
に2点鎖線で示す特性線36に比較して遅くでき、特性
線36のように原動機1の回転数が急激に低下するのを
防止できる。
【0045】また、土砂等の掘削作業を再び開始すべく
切換スイッチ25をOFFしたときには、電磁弁26が
切換位置aに復帰して制御シリンダ23からタンク4に
向けて圧油を排出するようになるから、このときには圧
油がチェック弁28を介して可変式絞り弁29に流れ、
該可変式絞り弁29のみで圧油の流量を制限するように
なり、図3に示す特性線30の特性部30Aとは異なる
特性部30Bに沿って、原動機1の回転数をローアイド
ル位置L0 から高回転数位置Hに増加させることがで
き、このときの回転数の変化度合を可変式絞り弁29の
絞り作用に応じて遅くできる。
【0046】従って、本実施例によれば、燃料が無駄に
消費されるのを防止し、原動機1の燃費性能等を向上さ
せる回転数制御(オートアイドル制御)等を行っている
ときに、原動機1の回転数が急激に変動するのを防止で
き、原動機1内部の潤滑油による冷却性や潤滑性能に応
答遅れが生じたり、原動機1のファンベルト等に無理な
負荷がかかったりするような問題が起きるのを確実に解
消できる。また、原動機1の回転数を高回転数位置Hと
ローアイドル位置L0 との間で増,減させるべく、切換
スイッチ25を手動で操作したときにも原動機1の回転
数が急激に変動するのを防止でき、原動機1等の寿命を
効果的に向上できる。
【0047】さらに、制御管路16の途中には絞り弁1
9、チェック弁20と電磁弁17との間に位置して可変
式絞り弁21を設け、制御管路24の途中には絞り弁2
7、チェック弁28と電磁弁26との間に位置して可変
式絞り弁29を設けているから、該可変式絞り弁21,
29の開度をそれぞれの油圧回路等に応じて適宜に調整
でき、このときの絞り作用を可変に設定することにより
回転数の変化度合を適正に調整でき、原動機1の寿命を
より効果的に向上させることができる等、種々の効果を
奏する。
【0048】次に、図4ないし図8は本発明の第2の実
施例を示し、本実施例の特徴は、原動機に制御信号に基
づいて回転数を増,減させるガバナ駆動部を設け、該ガ
バナ駆動部を原動機の実回転数に応じてフィードバック
制御することにより、回転数の変化度合を調整する構成
としたことにある。なお、本実施例では前述した図1に
示す第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0049】図中、41は出力軸41Aによって油圧ポ
ンプ3、パイロットポンプ8等を回転駆動する油圧ショ
ベルの原動機を示し、該原動機41は前記第1の実施例
で述べた原動機1とほぼ同様に回転数を制御するガバナ
42を有するものの、該原動機41にはガバナ42に電
動モータ等からなるガバナ駆動部43が設けられてい
る。そして、該ガバナ駆動部43は後述するコントロー
ラ49からの制御信号に基づいて駆動され、例えば最低
回転数としてのローアイドル位置L0 と最高回転数とし
ての高回転数位置Hとの間で原動機41の回転数を制御
する。また、後述のオートアイドル制御時にはガバナ駆
動部43によって、原動機1の回転数が高回転数位置H
と低回転数位置L1 (L0 <L1 <H)との間で制御さ
れる。
【0050】44は油圧ポンプ3、タンク4とシリンダ
装置5との間に位置して、主管路6A,6B等の途中に
設けられた方向切換弁としての作業用制御弁を示し、該
作業用制御弁44は前記第1の実施例で述べた作業用制
御弁7とほぼ同様に構成されているものの、該作業用制
御弁44は6ポート3位置の油圧パイロット式方向切換
弁によって構成され、左,右の油圧パイロット部44
A,44Bは減圧弁型油圧パイロット弁9にパイロット
管路11A,11Bを介して接続されている。
【0051】45は油圧パイロット弁9に付設された操
作検出手段としてのレバーセンサを示し、該レバーセン
サ45は油圧パイロット弁9の操作レバー9Aが運転者
によって傾転操作されたか否かを検出し、作業用制御弁
44が中立位置(イ)から切換位置(ロ),(ハ)側に
切換えられたか否かをコントローラ49で判定させる切
換信号を出力する。
【0052】46は原動機41に設けられ、該原動機4
1の実回転数Nを検出する回転数センサ、47は原動機
41の回転数を設定する回転数設定器を示し、該回転数
設定器47は油圧ショベルの運転室に設けられる燃料レ
バーまたはアップダウンスイッチ等によって構成され、
例えば最低回転数としてのローアイドル位置L0 と最高
回転数としての高回転数位置Hとの間で原動機41の回
転数を可変に設定するようになっている。
【0053】48は運転室に設けられる手動切換手段を
構成した切換スイッチを示し、該切換スイッチ48はオ
ペレータによって手動操作され、ON状態に設定された
ときには原動機41の回転数を所定の低い回転数として
のローアイドル位置L0 まで自動的に低下させる後述の
手動制御処理をコントローラ49で行わせる。
【0054】さらに、49はマイクロコンピュータ等か
らなり、ガバナ駆動部43等と共に回転数制御手段を構
成するコントローラを示し、該コントローラ49はその
入力側がレバーセンサ45、回転数センサ46、回転数
設定器47および切換スイッチ48等に接続され、出力
側がガバナ駆動部43等に接続されている。そして、該
コントローラ49はその記憶回路内に図5、図6に示す
プログラム等を格納し、原動機41のオートアイドル制
御処理および手動制御処理等を行うようになっている。
【0055】また、該コントローラ49の記憶回路には
その記憶エリア49A内に図7に示す回転数減少マップ
と、図8に示す回転数増加マップとが格納されている。
ここで、回転数減少マップは図7に示す如く原動機41
の実回転数Nを予め設定した減少率αに基づいて減少さ
せるように構成され、回転数増加マップは図8に示す如
く原動機41の実回転数Nを予め設定した増加率βに基
づいて増加させるように構成されている。
【0056】次に、コントローラ49で行うオートアイ
ドル制御処理について図5を参照して説明する。
【0057】まず、回転数設定器47で原動機41の回
転数を高回転数位置Hに設定した状態で処理動作がスタ
ートすると、ステップ1でレバーセンサ45から切換信
号を読込み、ステップ2に移って作業用制御弁7が中立
位置(イ)に復帰したか否かを判定し、「YES」と判
定したときには原動機41の回転数を高回転数位置Hか
ら低回転数位置L1 まで減少させるために、ステップ3
に移って図7に示す回転数減少マップを読出す。
【0058】そして、ステップ4では回転数センサ46
から原動機41の実回転数Nを読込みつつ、この実回転
数Nが図7に示す減少率αをもって漸次減少するように
ガバナ駆動部43に制御信号を出力して、原動機41の
実回転数Nをフィードバック制御し、ステップ5でこの
実回転数Nが低回転数位置L1 まで減少したか否かを判
定し、「NO」と判定する間はステップ4の処理を繰り
返す。
【0059】そして、ステップ5で「YES」と判定し
たときには原動機41の実回転数Nが所定の低回転数位
置L1 まで漸減しているので、ステップ6では原動機4
1の実回転数Nをこの低回転数位置L1 に保持し、ステ
ップ7でリターンする。
【0060】また、ステップ2で「NO」と判定したと
きには、作業用制御弁7が中立位置(イ)から切換位置
(ロ),(ハ)側に切換操作され、油圧ポンプ3からシ
リンダ装置5等に向けて多量の圧油を供給する場合であ
るから、このときにはステップ8に移って原動機41の
回転数を高回転数位置Hまで増加させるべく、図8に示
す回転数増加マップを読出す。
【0061】そして、ステップ9では回転数センサ46
から原動機41の実回転数Nを読込みつつ、この実回転
数Nが図8に示す増加率βをもって漸次増加するように
ガバナ駆動部43に制御信号を出力して、原動機41の
実回転数Nをフィードバック制御し、ステップ10でこ
の実回転数Nが高回転数位置Hまで増加したか否かを判
定し、「NO」と判定する間はステップ9の処理を繰り
返す。
【0062】そして、ステップ10で「YES」と判定
したときには原動機41の実回転数Nが所定の高回転数
位置Hまで漸増しているので、ステップ11では原動機
41の実回転数Nをこの高回転数位置Hに保持し、ステ
ップ12でリターンする。
【0063】次に、切換スイッチ48を操作したときに
コントローラ49で行う手動制御処理について図6を参
照しつつ説明する。
【0064】まず、回転数設定器47で原動機41の回
転数を高回転数位置Hに設定した状態で処理動作がスタ
ートすると、ステップ21で切換スイッチ48からの信
号を読込み、ステップ22に移って切換スイッチ48が
ON状態に切換えられたか否かを判定し、「YES」と
判定したときには原動機41の回転数を高回転数位置H
からローアイドル位置L0 まで減少させるために、ステ
ップ23に移って図7に示す回転数減少マップを読出
す。
【0065】そして、ステップ24では回転数センサ4
6から原動機41の実回転数Nを読込みつつ、この実回
転数Nが図7に示す減少率αをもって漸次減少するよう
にガバナ駆動部43に制御信号を出力して、原動機41
の実回転数Nをフィードバック制御し、ステップ25で
この実回転数Nがローアイドル位置L0 まで減少したか
否かを判定し、「NO」と判定する間はステップ24の
処理を繰り返す。
【0066】そして、ステップ25で「YES」と判定
したときには原動機41の実回転数Nが所定のローアイ
ドル位置L0 まで漸減しているので、ステップ26では
原動機41の実回転数Nをこのローアイドル位置L0 に
保持し、ステップ27でリターンする。
【0067】また、ステップ22で「NO」と判定した
ときには、切換スイッチ48がOFF状態に切換操作さ
れた場合であるから、このときにはステップ28に移っ
て原動機41の回転数を高回転数位置Hまで増加させる
べく、図8に示す回転数増加マップを読出し、ステップ
29に移って回転数センサ46から原動機41の実回転
数Nを読込みつつ、この実回転数Nが図8に示す増加率
βをもって漸次増加するようにガバナ駆動部43に制御
信号を出力して、原動機41の実回転数Nをフィードバ
ック制御する。
【0068】次に、ステップ30でこの実回転数Nが高
回転数位置Hまで増加したか否かを判定し、「NO」と
判定する間はステップ29の処理を繰り返す。また、ス
テップ30で「YES」と判定したときには原動機41
の実回転数Nが所定の高回転数位置Hまで漸増している
ので、ステップ31では原動機41の実回転数Nをこの
高回転数位置Hに保持し、ステップ32でリターンす
る。
【0069】かくして、このように構成される本実施例
でも、所定の増加率βまたは減少率αをもって原動機4
1の回転数を漸次増加させたり、減少させたりすること
により、前記第1の実施例と同様に図2に示す特性線2
2および図3に示す特性線30に沿って原動機41の回
転数を制御することができ、原動機41の寿命を確実に
向上できる。
【0070】また、コントローラ49の入力側に変化率
調整器等を接続し、コントローラ49の記憶エリア49
Aに格納した回転数減少マップの減少率α、回転数増加
マップの増加率βを変化率調整器で適宜に更新できるよ
うにすれば、これらの減少率α、増加率βの勾配をオペ
レータの好みに応じて変えることができ、回転数の変化
度合を任意に選択することが可能となる。
【0071】なお、前記第2の実施例では、図5、図6
に示すプログラムのうち、ステップ3〜ステップ5、ス
テップ8〜ステップ10、ステップ23〜ステップ25
およびステップ28〜ステップ30が本発明の構成要件
である変化率調整手段の具体例を示している。
【0072】また、前記第2の実施例では、原動機41
の回転数を回転数センサ46からの実回転数Nに基づき
フィードバック制御するものとして述べたが、本発明は
これに限らず、例えば原動機41の回転数を目標回転数
等に基づいて制御し、回転数の変化度合を調整するよう
にしてもよい。
【0073】一方、前記各実施例では、切換スイッチ2
5(48)で原動機1(41)の回転数を手動的に増加
または減少させるものとして述べたが、これに替えて、
例えば原動機1(41)の回転数を切換スイッチ25
(48)でローアイドル位置L0 まで減少させた後に、
操作レバー9Aが中立位置から傾転操作されたことを圧
力スイッチ14(レバーセンサ45)で検出すると、こ
のときの検出信号により原動機1(41)の回転数を高
回転数位置Hまで自動的に増加させる構成としてもよ
い。
【0074】さらに、前記各実施例では、油圧ショベル
の作業用油圧回路を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限らず、例えば油圧ショベルの走行用油圧回路また
は油圧クレーン等の油圧回路にも適用することができ
る。
【0075】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の
明によれば、回転数増減手段で原動機の回転数を増,減
させるときに回転数の変化度合を調整する変化率調整手
段を、チェック弁と並列に設けられた絞り弁と、該絞り
弁およびチェック弁と直列に設けられた可変式絞り弁と
により構成したから、原動機の回転数を増,減させるた
めパイロット油圧源からの圧油を油圧シリンダに給排す
るときに、前記チェック弁に並列の絞り弁と可変式絞り
弁とにより圧油の流量を絞ることができ、これによって
油圧シリンダの伸縮速度を遅くでき、原動機の回転数が
急激に増加したり、減少したりするのを防止できると共
に、回転数の急激な変動をなくすことにより原動機の寿
を向上させることができる。
【0076】また、請求項2に記載の発明では、回転数
増減手段で原動機の回転数を増,減させるときに回転数
の変化度合を調整する変化率調整手段を、コントローラ
の記憶回路内に格納した回転数減少マップと回転数増加
マップ等とによって構成したから、原動機の回転数が減
少するときには回転数減少マップにより予め設定された
減少率αをもって原動機の回転数を漸減でき、回転数が
増加するときには回転数増加マップにより予め設定され
た増加率βをもって原動機の回転数を漸増できる。従っ
て、原動機の回転数を適正な変化度合で増,減させ、
転数の急激な変動を防止でき、原動機の寿命を効果的に
向上させることができる。
【0077】一方、請求項3に記載の発明によれば、操
作検出手段からの信号に基づき回転数制御手段により原
動機の回転数を増,減させるときに、回転数の変化度合
を調整する変化率調整手段を、チェック弁と並列に設け
られた絞り弁と、該絞り弁およびチェック弁と直列に設
けられた可変式絞り弁とによって構成したから、原動機
の回転数を増,減させるためパイロット油圧源からの圧
油を油圧シリンダに給排するときに、前記可変式絞り弁
とチェック弁に並列の絞り弁とにより圧油の流量を絞る
ことができ、これによって油圧シリンダの伸縮速度を遅
くでき、原動機の回転数が急激に増加したり、減少した
りするのを防止できると共に、回転数の急激な変動をな
くすことによって原動機の寿命を向上させることができ
る。 また、請求項4に記載の発明では、操作検出手段か
らの信号に基づき回転数制御手段により原動機の回転数
を増,減させるときに、回転数の変化度合を調整する変
化率調整手段を、コントローラの記憶回路内に格納した
回転数減少マップと回転数増加マップ等とによって構成
したから、原動機の回転数が減少するときには回転数減
少マップにより予め設定された減少率αをもって原動機
の回転数を漸減でき、回転数が増加するときには回転数
増加マップにより予め設定された増加率βをもって原動
機の回転数を漸増できる。従って、原動機の回転数を適
正な変化度合で増,減させることができ、原動機の寿命
を効果的に向上できる等、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による原動機の回転数制
御装置を含む油圧ショベルの作業用油圧回路図である。
【図2】コントローラからの制御信号に基づき原動機の
回転数を増,減させるときの特性を示す特性線図であ
る。
【図3】切換スイッチからの信号に基づき原動機の回転
数を増,減させるときの特性を示す特性線図である。
【図4】本発明の第2の実施例による原動機の回転数制
御装置を含む油圧ショベルの作業用油圧回路図である。
【図5】コントローラによるオートアイドル制御処理を
示す流れ図である。
【図6】コントローラによる手動制御処理を示す流れ図
である。
【図7】コントローラの記憶エリア内に格納した原動機
の回転数減少マップを示す説明図である。
【図8】コントローラの記憶エリア内に格納した原動機
の回転数増加マップを示す説明図である。
【符号の説明】
1,41 原動機 2,42 ガバナ 2A ガバナレバー 3 油圧ポンプ 4 タンク 5 シリンダ装置 6A,6B 主管路 7,44 作業用制御弁(方向切換弁) 8 パイロットポンプ(パイロット油圧源) 9 減圧弁型油圧パイロット弁 9A 操作レバー 14 圧力スイッチ(操作検出手段) 15,23 制御シリンダ(油圧シリンダ) 16,24 制御管路 17,26 電磁弁(切換弁) 18,49 コントローラ(回転数制御手段) 19,27 絞り弁(変化率調整手段) 21,29 可変式絞り弁(変化率調整手段) 25,48 切換スイッチ(手動切換手段) 43 ガバナ駆動部 45 レバーセンサ(操作検出手段) 46 回転数センサ 47 回転数設定器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機と、該原動機の回転数を所定の高
    い回転数と低い回転数とに切換えるべく手動操作される
    手動切換手段と、該手動切換手段からの信号に基づき前
    記原動機の回転数を増,減させる回転数増減手段と、該
    回転数増減手段により前記原動機の回転数を高い回転数
    と低い回転数との間で増,減させるときに該回転数の変
    化度合を調整する変化率調整手段とからなり、 前記回転数増減手段は、ロッドの伸縮に応じて前記原動
    機のガバナレバーを回動することにより該原動機の回転
    数を増,減させる油圧シリンダと、該油圧シリンダのロ
    ッドを伸縮すべくパイロット油圧源に該油圧シリンダを
    接続する制御管路と、該制御管路の途中に設けられ前記
    手動切換手段からの信号に基づいて切換制御されること
    により前記パイロット油圧源からの圧油を油圧シリンダ
    に給排する切換弁とから構成し、 前記変化率調整手段は、該切換弁の切換時に前記油圧シ
    リンダに給排される圧油の流量を絞るため該切換弁と油
    圧シリンダとの間に位置して前記制御管路の途中にチェ
    ック弁と並列に設けられた絞り弁と、該絞り弁およびチ
    ェック弁と直列に位置して前記制御管路の途中に設けら
    れた可変式絞り弁とにより 構成してなる原動機の回転数
    制御装置。
  2. 【請求項2】 原動機と、該原動機の回転数を所定の高
    い回転数と低い回転数とに切換えるべく手動操作される
    手動切換手段と、該手動切換手段からの信号に基づき前
    記原動機の回転数を増,減させる回転数増減手段と、該
    回転数増減手段により前記原動機の回転数を高い回転数
    と低い回転数との間で増,減させるときに該回転数の変
    化度合を調整する変化率調整手段とからなり、 記回転数増減手段は、前記原動機のガバナを制御信号
    に基づいて駆動することにより該原動機の回転数を増,
    減させるガバナ駆動部と、前記手動切換手段からの信号
    に基づいて該ガバナ駆動部に制御信号を出力するコント
    ローラとから構成し、 前記変化率調整手段は、該コントローラの記憶回路に格
    納された回転数減少マップと回転数増加マップとに従っ
    て前記コントローラからガバナ駆動部に制御信号を出力
    させ、前記原動機の回転数が減少するときには前記回転
    数減少マップに より予め設定された減少率αをもって前
    記原動機の回転数を漸減させ、前記原動機の回転数が増
    加するときには前記回転数増加マップにより予め設定さ
    れた増加率βをもって前記原動機の回転数を漸増させる
    構成してなる原動機の回転数制御装置。
  3. 【請求項3】 原動機と、該原動機によって駆動され、
    油圧アクチュエータに向けて圧油を供給する油圧ポンプ
    と、該油圧ポンプと油圧アクチュエータとの間に配設さ
    れ、該油圧ポンプから油圧アクチュエータに供給する圧
    油の流量および方向を制御する方向切換弁と、該方向切
    換弁が中立位置から切換操作されたか否かを検出する操
    作検出手段と、該操作検出手段からの信号に基づき、前
    記方向切換弁が中立位置にあるときには前記原動機の回
    転数を減少させ、中立位置から切換操作されたときに回
    転数を増加させる回転数制御手段と、該回転数制御手段
    により前記原動機の回転数を増,減させるときに該回転
    数の変化度合を調整する変化率調整手段とからなり、 記回転数制御手段は、ロッドの伸縮に応じて前記原動
    機のガバナレバーを回動することにより該原動機の回転
    数を増,減させる油圧シリンダと、該油圧シリンダのロ
    ッドを伸縮すべくパイロット油圧源に該油圧シリンダを
    接続する制御管路と、該制御管路の途中に設けられ前記
    操作検出手段からの信号に基づいて切換制御されること
    により前記パイロット油圧源からの圧油を油圧シリンダ
    に給排する切換弁とから構成し、 前記変化率調整手段は、該切換弁の切換時に前記油圧シ
    リンダに給排される圧油の流量を絞るため該切換弁と油
    圧シリンダとの間に位置して前記制御管路の途中にチェ
    ック弁と並列に設けられた絞り弁と、該絞り弁およびチ
    ェック弁と直列に位置して前記制御管路の途中に設けら
    れた可変式絞り弁とにより構成してなる 原動機の回転数
    制御装置。
  4. 【請求項4】 原動機と、該原動機によって駆動され、
    油圧アクチュエータに向けて圧油を供給する油圧ポンプ
    と、該油圧ポンプと油圧アクチュエータとの間に配設さ
    れ、該油圧ポンプから油圧アクチュエータに供給する圧
    油の流量および方向を制御する方向切換弁と、該方向切
    換弁が中立位置から切換操作されたか否かを検出する操
    作検出手段と、該操作検出手段からの信号に基づき、前
    記方向切換弁が中立位置にあるときには前記原動機の回
    転数を減少させ、中立位置から切換操作されたときに回
    転数を増加させる回転数制御手段と、該回転数制御手段
    により前記原動機の回転数を増,減させるときに該回転
    数の変化度合を調整する変化率調整手段とからなり、 前記回転数制御手段は、前記原動機のガバナを制御信号
    に基づいて駆動することにより該原動機の回転数を増,
    減させるガバナ駆動部と、前記操作検出手段からの信号
    に基づいて該ガバナ駆動部に制御信号を出力するコント
    ローラとから構成し、 前記変化率調整手段は、該コントローラの記憶回路に格
    納された回転数減少マップと回転数増加マップとに従っ
    て前記コントローラからガバナ駆動部に制御信号を出力
    させ、前記原動機の回転数が減少するときには前記回転
    数減少マップにより予め設定された減少率αをもって前
    記原動機の回転数を漸減させ、前記原動機の回転数が増
    加するときには前記回転数増加マップにより予め設定さ
    れた増加率βをもって前記原動機の回転数を漸増させる
    構成してなる原動機の回転数制御装置。
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