JP2947658B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP2947658B2
JP2947658B2 JP1038592A JP1038592A JP2947658B2 JP 2947658 B2 JP2947658 B2 JP 2947658B2 JP 1038592 A JP1038592 A JP 1038592A JP 1038592 A JP1038592 A JP 1038592A JP 2947658 B2 JP2947658 B2 JP 2947658B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メタルインギャップ
(MIG)型の磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録の分野においては、記録密度を
高めるために磁気テープ等記録媒体の高保磁力化が推進
されているが、それに対応する磁気ヘッドの磁気コアの
材料として、飽和磁束密度(Bs)が高いものが要求さ
れている。
【0003】しかし、従来の磁気ヘッド端飽和磁束密度
が、約5000G(ガウス)程度と低いため、高密度化
の要求に対しては不十分である。
【0004】このため、磁気ヘッドとして、図4に示す
ような構造のいわゆるメタルインギャップ型の磁気ヘッ
ドが知られている。これは、フェライトからなる一対の
磁気コア半体1a、1bの各々の対向端面に、例えばF
e−Al−Si系合金(センダスト)、パーマロイ、ア
モルファス金属等の磁性合金からなる金属磁性層2a、
2bを設けるとともに、この金属磁性層2a、2bを設
けた磁気コア半体1a、1bの対向端面の間に、SiO
2等の非磁性体からなるギャップ層3a、3bを設ける
ことにより磁気ギャップを形成し、磁気コア半体1a、
1bをコア接合用ガラス6、6により接合したものであ
る。このようなメタルインギャップ型の磁気ヘッドは、
磁気コア半体1a、1bの対向端面に金属磁性層を設け
ていない磁気ヘッドに比較して、強くしかも鋭い記録磁
界を得られるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなメタルインギャップ型の磁気ヘッドでは、磁気コ
ア半体1a、1bをコア接合用ガラス6、6により接合
する際、通常600℃以上に加熱する必要があり、磁気
コア半体1a、1bと強磁性金属層2a、2bとの界面
には反応が起こり、変質層が形成される。そして、この
ような変質層が形成されると、前記界面での磁気抵抗が
増大し、磁気ヘッド全体の記録再生出力が低下する。ま
た、高温にさらされるほど、磁気コア半体1a、1bと
強磁性合金層2a、2bとの熱膨張係数の差が大きくな
るため、前記磁気コア半体1a、1bを高温でガラス接
合する際、強磁性金属層2a、2b内に応力が発生し、
そのためヒビや剥離が生じ、磁気記録特性が劣化する。
【0006】つまり、従来のメタルインギャップ型の磁
気ヘッドでは、ギャップ部の硬度が小さく、ガラス接合
硬化後の切断等の加工により、ギャップ部近傍にヒビや
クラックが生じ易く、歩留まりが低下するという問題を
有していた。
【0007】また、一般に真空薄膜形成技術によって形
成される金属磁性層2a、2bが隣接膜の影響を受ける
ことは周知の事実である。この隣接膜の影響としては、
隣接膜の結晶構造や隣接膜にごく薄く下地として形成さ
れている下地膜の影響があるが、さらに前記隣接膜の幾
何学的形状や均一性も重要な要素である。つまり、強磁
性金属からなる金属磁性層2a、2bの透磁率や異方性
(容易磁化方向)はその層構造によって、その特性が敏
感に左右されるため、特に記録再生用の磁気ヘッドを構
成する金属磁性層2a、2bは構造的に均一なものであ
ることが望ましい。
【0008】つまり、隣接膜を設けることなく、前記金
属磁性層2a、2bとギャップ層3a、3bが直接接触
し、ギャップ層3a、3bの層構造の均一性が損なわれ
ている場合には、金属磁性膜2a、2bのある部分では
異方性により好適な磁気特性を示しているにもかかわら
ず、他の部分では劣った磁気特性を示すといった問題が
生じる。
【0009】従って、本発明の磁気ヘッドは、上記課題
に鑑みてなされたものであり、メタルインギャップ型の
磁気ヘッドにおいて、ギャップ層をCr又はCr化合物
及びAl又はAl化合物の2層構造からなるギャップ膜
が設けられることで、前記金属磁性層と磁気コア半体に
おける変質層を防ぎ、前記金属磁性層とギャップ膜にお
ける膜付着力を向上させ、膜はがれを回避し、前記ギャ
ップ膜からなるギャップ部の抗折強度を向上させるとと
もに、磁気記録特性を向上させ得る磁気ヘッドの提供を
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は上記課
題を解決するためになされたもので、一対の磁気コア半
体と、それらの間に設けられた磁気ギャップ層と、前記
磁気コア半体とギャップ層の間に設けられた金属磁性層
とを具備してなるメタルインギャップ型の磁気ヘッドに
おいて、2層構造からなるギャップ膜が設けられ、ギャ
ップ層側の第一ギャップ膜はCr化合物から構成され、
金属磁性層側の第二ギャップ膜はAl化合物から構成さ
れてなることを特徴とするものである。
【0011】請求項2の発明は上記課題を解決するため
になされたもので、一対の磁気コア半体と、それらの間
に設けられた磁気ギャップ層と、前記磁気コア半体とギ
ャップ層の間に設けられた金属磁性層とを具備してなる
メタルインギャップ型の磁気ヘッドにおいて、2層構造
からなるギャップ膜が設けられ、ギャップ層側の第一ギ
ャップ膜はCr化合物から構成され、金属磁性層側の第
二磁気ギャップ膜は、Al単体から構成されてなること
を特徴とするものである。
【0012】
【0013】請求項3の発明は上記課題を解決するため
になされたもので、一対の磁気コア半体と、それらの間
に設けられた磁気ギャップ層と、前記磁気コア半体とギ
ャップ層の間に設けられた金属磁性層とを具備してなる
メタルインギャップ型の磁気ヘッドにおいて、2層構造
からなるギャップ膜が設けられ、ギャップ層側の第一ギ
ャップ膜はCr単体から構成され、金属磁性層側の第二
ギャップ膜はAl単体から構成されてなることを特徴と
するものである。
【0014】
【作用】従って、本発明の磁気ヘッドでは、一対の磁気
コア半体と、それらの間に設けられた磁気ギャップ層
と、前記磁気コア半体とギャップ層の間に設けられた金
属磁性層とを具備してなるメタルインギャップ型の磁気
ヘッドにおいて、前記ギャップ層としてCr単体又はC
r化合物からなる第一ギャップ膜及びAl単体またはA
l化合物からなる第二ギャップ膜の2層構造よりなるギ
ャップ膜を設けることによって、前記金属磁性層と磁気
コア半体における変質層を防ぐとともに、前記金属磁性
層とギャップ層における膜付着力を向上させ、膜はがれ
を回避し、前記ギャップ層及びギャップ膜からなるギャ
ップ部の抗折強度を向上させることができる。従って、
本発明の磁気ヘッドは、ギャップ層及び金属磁性層の層
間の密着性を改善し、歩留まりの向上を図ることができ
る。
【0015】また、前記金属磁性層とギャップ層を前記
2層構造とすることにより、前記金属磁性膜の膜構成、
すなわち柱状晶の成長方向はギャップ部近傍に沿って一
方向に平行に揃った均一なものとなる。このため、本発
明による磁気ヘッドは、磁路に沿った方向で、前記金属
磁性層の全体が高い透磁率を示すようになり、高い記録
再生出力が得られる。
【0016】そして、前記金属磁性層側には、Al又は
Al化合物を使用した第二ギャップ膜が設けられている
ことから、ギャップ層近傍のほうが、磁気コア半体に近
い位置より飽和磁束密度が高くなるため、従来、磁気コ
アの飽和磁束密度の低さに起因して起こっていた記録磁
界、磁界勾配の飽和という現象を避け、また、第一ギャ
ップ膜、第二ギャップ膜及び金属磁性層等の複数の薄膜
層の存在によって、これらの薄膜層の有する飽和磁束密
度の高さを有効に利用して、記録磁界勾配の改善を図る
ことが可能である。そして、単一の層を単に厚くした場
合において顕著に生じる渦電流損失の増大や膜応力の増
大が、薄膜の積層によって抑制され、記録特性の向上を
図ることが可能である。
【0017】
【実施例】以下に、本発明による実施例について図1を
参照しながら説明する。なお、以下の実施例の説明にお
いて、前記従来例と同一の構成要素については同一の符
号を付し、その説明を省略する。
【0018】本発明の磁気ヘッドと前記従来の磁気ヘッ
ドとの構造上の相違点は、その金属磁性層2a、2bと
Cr単体又はCr化合物からなる第一ギャップ膜4a、
4b及び、Al単体又はAl化合物からなる第二ギャツ
プ膜3a、3bの2層構造からなるギャップ膜が設けら
れているところである。
【0019】図1に示す本発明の磁気ヘッドは、フェラ
イトなどからなる一対の磁気コア半体1a、1bと、そ
れらの間に設けられた2層構造を有する第一ギャップ膜
4a、4b及び第二ギャップ膜3a、3bとFe76Ta
1014などの組成の薄膜からなる金属磁性膜2a、2b
が設けられている。そして、前記ギャップ膜は、ギャッ
プ突き合わせ面側のギャップ膜にCr70(SiO230
などの組成の薄膜からなる第一ギャップ膜4a、4bを
配し、金属磁性層2a、2b側のギャップ膜には、Al
23からなる第二ギャップ膜3a、3bを配している。
第一構成例の磁気ヘッドにおける諸元を以下に示す。 金属磁性層の厚さ : 6μm トラック幅 : 20μm ギャップ深さ : 20μm ギャップ長 : 0.18μm 第一ギャップ膜の厚さ : 600Å 第二ギャップ膜の厚さ : 300Å
【0020】上記金属磁性層2a、2bの厚さは、それ
ぞれ3〜10μm程度とすることが良く、Cr70(Si
230からなる第一ギャップ膜4a、4bの厚さは、
200〜700Å、Al23からなる第二ギャップ膜3
a、3bの厚さは200〜700Å程度とすることが望
ましい。また、前記第一ギャップ膜4a、4bはCr70
(SiO230の組成の薄膜に限らずCr化合物でも可
能であり、第二ギャップ膜3a、3bは、Al23薄膜
に限らず、Al単体又はAl化合物でも可能である。
【0021】尚、上記金属磁性層2a、2bは、スパッ
タ、蒸着等の薄膜形成装置により作製する。また、前記
金属磁性層2a、2b中にCを添加する方法としては、
ターゲット板上にグラファイトのペレットを配置して複
合ターゲットとし、これをスパッタする方法、あるい
は、Cを含まないターゲット(Fe−T−M系)を用
い、Ar等の不活性ガス中にメタン(CH4)等の炭化
水素ガスを混合したガス雰囲気中でスパッタする反応性
スパッタ法を用いることができる。また、Cr70(Si
230からなる第一ギャップ膜4a、4bを形成する
手段としては、スパッタ、蒸着法などを用い、Al23
からなる第二ギャップ膜3a、3bを形成する手段とし
てもスパッタ、蒸着法などを用いる。
【0022】しかし、上記のように作製したままの膜
は、アモファス相をかなりの割合で含んだものであり、
不安定であるため、550℃程度に加熱する熱処理を施
すことによって微結晶を析出させることが必要である。
【0023】従って、上記構成からなる本実施例の磁気
ヘッドは、Cr70(SiO230からなる第一ギャップ
膜及びAl23からなる第二ギャップ膜の2層構造より
なるギャップ膜とすることにより、前記金属磁性層と磁
気コア半体における変質層を防ぐとともに、前記金属磁
性層とギャップ層における膜付着力を向上させ、膜はが
れを回避することができる。
【0024】そして、上述した成膜後の熱処理により、
膜の密着度を安定させるとともに、膜中の成分を拡散さ
せる効果を奏する。よって、前記金属磁性層2a、2b
側にAl23からなる第二ギャップ膜3a、3bを配す
ることにより、ギャップ突き合わせ面に近い方が、磁気
コア半体1a、1bに近い位置より飽和磁束密度が高く
なり、従来、磁気コアの飽和磁束密度の低さに起因して
起こっていた記録磁界、磁界勾配の飽和という現象を避
け、また、第一ギャップ膜4a、4b、第二ギャップ膜
3a、3b及び金属磁性層2a、2b等の複数の薄膜層
の存在によって、これらの薄膜層の有する飽和磁束密度
の高さを有効に利用し、記録磁界勾配の改善を図ること
が可能である。
【0025】さらに、第一ギャップ膜4a、4b及び第
二ギャップ膜3a、3bと2層構造にすることにより、
前記金属磁性膜2a、2bの膜構成すなわち柱状晶の成
長方向は、ギャップ部近傍に沿って一方向に平行に揃っ
た均一なものとなる。このため、本発明による磁気ヘッ
ドは、磁路に沿った方向で、前記金属磁性層2a、2b
の全体が高い透磁率を示すようになり、高い記録再生出
力が得られる。
【0026】ここで、上記構成からなる第一構成例の磁
気ヘッドのAl23からなる第二ギャップ膜3a、3b
の厚さに対するギャップ部(4a、4b及び3a、3
b)の抗折力を図2に示すような装置によって測定し
た。図2の測定装置中の符号10は治具であり、11
は、ばねばかりである。そして、符号12は接合したチ
ップ、13はロット状の測定子である。また、前記チッ
プ12は、図1に示した一対の磁気コア半体1a、1b
と、それらの間に設けられた2層構造を有する第一ギャ
ップ膜4a、4b及び第二ギャップ膜3a、3bとFe
76Ta1014などの組成の薄膜からなる金属磁性膜2
a、2bが設けられたものであり、そして、前記ギャッ
プ膜は、ギャップ突き合わせ面側のギャップ膜にCr70
(SiO230などの組成の薄膜からなる第一ギャップ
膜4a、4bを配し、金属磁性層2a、2b側のギャッ
プ膜には、Al23からなる第二ギャップ膜3a、3b
を配して構成されている。そして、上記のような構成か
らなる抗折力測定装置において、前記治具10に形成さ
れた凹部に、チップ12を測定子13で押さえるように
して挟み、前記測定子13を前記ばねばかり11で、矢
印方向に力(F)を加えることにより、前記チップ12
の抗折強度を測った。そして、この結果を図3に示し
た。
【0027】図3に示す抗折力の測定結果より、第一構
成例の磁気ヘッドの第二ギャップ膜3a、3bの膜厚を
増加させるほど、ギャップ部の抗折力が向上することが
わかる。第二ギャップ膜3a、3bとして用いたAl2
3薄膜はギャップ部の硬度を高くするとともに、化学
的耐久性を向上させることができる。
【0028】よって、本実施例の磁気ヘッドは、ギャッ
プ突き合わせ面側には、Cr(SiO230の組成から
なる第一ギャップ膜4a、4bを設けることによって、
前記金属磁性層2a、2bと磁気コア半体1a、1bに
おける変質層を防ぐとともに、ギャップ膜間の膜付着力
を向上させ、膜はがれを回避し、第一ギャップ膜4a、
4b及び第二ギャップ膜3a、3bからなるギャップ部
の抗折強度を向上させることができる。従って、本発明
の磁気ヘッドは、ギャップ突き合わせ面及び金属磁性層
2a、2bの層間の密着性を改善し、歩留まりの向上を
図ることができる。
【0029】
【発明の効果】従って、本発明の磁気ヘッドでは、一対
の磁気コア半体と、それらの間に設けられた磁気ギャッ
プ層と、前記磁気コア半体とギャップ層の間に設けられ
た金属磁性層とを具備してなるメタルインギャップ型の
磁気ヘッドの前記ギャップ層としてCr単体又はCr化
合物からなる第一ギャップ膜及びAl単体またはAl化
合物からなる第二ギャップ膜の2層構造のギャップ膜が
設けられることで、前記金属磁性層と磁気コア半体にお
ける変質層を防ぐとともに、前記金属磁性層とギャップ
層における膜付着力を向上させ、膜はがれを回避し、前
記ギャップ層及びギャップ膜からなるギャップ部の抗折
強度を向上させることができる。
【0030】また、前記金属磁性層側の第二ギャップ膜
にAl又はAl化合物を使用することにより、ギャップ
層近傍のほうが、磁気コア半体に近い位置より飽和磁束
密度が高くなり、従来、磁気コアの飽和磁束密度の低さ
に起因して起こっていた記録磁界、磁界勾配の飽和とい
う現象を避け、また、第一ギャップ膜、第二ギャップ膜
及び金属磁性層等の複数の薄膜層の存在によって、これ
らの薄膜層の有する飽和磁束密度の高さを有効に利用し
て、記録磁界磁界勾配の改善を図ることが可能である。
そして、単一の層を単に厚くした場合において顕著に生
じる渦電流損失の増大や膜応力の増大を薄膜の積層によ
って、抑制され記録特性の向上が促進できる。
【0031】さらに、上記のように前記金属磁性層とギ
ャップ層の間にギャップ膜を設けることによって、前記
金属磁性膜の膜構成すなわち柱状晶の成長方向は、磁気
ギャップ近傍部に沿って一方向に平行に揃った均一なも
のとなる。このため、本発明による磁気ヘッドは、磁路
に沿った方向で、前記金属磁性層の全体が高い透磁率を
示すようになり、高い記録再生出力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の磁気ヘッドにおける磁気テー
プ摺接面の要部拡大図である。
【図2】図2は、本発明の磁気ヘッドの第二ギャップ膜
(Al23)の厚さに対するギャップ部の抗折力を測定
するための測定装置を説明するための図である。
【図3】図3は、本発明の磁気ヘッドの第二ギャップ膜
(Al23)の厚さに対するギャップ部の抗折力を示す
図である。
【図4】図4は、従来の磁気ヘッドの磁気テープ摺接面
の要部拡大図である。
【符号の説明】
1a 磁気コア半体 1b 磁気コア半体 2a 金属磁性層 2b 金属磁性層 3a 第二ギャップ膜 3b 第二ギャップ膜 4a 第一ギャップ膜 4b 第一ギャップ膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−259903(JP,A) 特開 昭63−247903(JP,A) 特開 昭61−20208(JP,A) 特開 平2−58714(JP,A) 特開 昭63−298805(JP,A) 実開 平3−2413(JP,U) 実開 平1−109806(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/127 - 5/255

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の磁気コア半体と、それらの間に設
    けられた磁気ギャップ層と、前記磁気コア半体とギャッ
    プ層の間に設けられた金属磁性層とを具備してなるメタ
    ルインギャップ型の磁気ヘッドにおいて、2層構造から
    なるギャップ膜が設けられ、ギャップ層側の第一ギャッ
    プ膜はCr化合物から構成され、金属磁性層側の第二ギ
    ャップ膜はAl化合物から構成されてなることを特徴と
    する磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 一対の磁気コア半体と、それらの間に設
    けられた磁気ギャップ層と、前記磁気コア半体とギャッ
    プ層の間に設けられた金属磁性層とを具備してなるメタ
    ルインギャップ型の磁気ヘッドにおいて、2層構造から
    なるギャップ膜が設けられ、ギャップ層側の第一ギャッ
    プ膜はCr化合物から構成され、金属磁性層側の第二磁
    気ギャップ膜は、Al単体から構成されてなることを特
    徴とする磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 一対の磁気コア半体と、それらの間に設
    けられた磁気ギャップ層と、前記磁気コア半体とギャッ
    プ層の間に設けられた金属磁性層とを具備してなるメタ
    ルインギャップ型の磁気ヘッドにおいて、2層構造から
    なるギャップ膜が設けられ、ギャップ層側の第一ギャッ
    プ膜はCr単体から構成され、金属磁性層側の第二ギャ
    ップ膜はAl単体から構成されてなることを特徴とする
    磁気ヘッド。
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