JP2947205B2 - 蛇腹部つきグロメットの形成方法 - Google Patents

蛇腹部つきグロメットの形成方法

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JP2947205B2
JP2947205B2 JP9044715A JP4471597A JP2947205B2 JP 2947205 B2 JP2947205 B2 JP 2947205B2 JP 9044715 A JP9044715 A JP 9044715A JP 4471597 A JP4471597 A JP 4471597A JP 2947205 B2 JP2947205 B2 JP 2947205B2
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泰雄 西川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車または電気
機器の電気配線の保護に用いる蛇腹部つきグロメットの
形成方法に関するもので、詳しくは、例えば自動車の車
体と車体ドアーに亘る電気配線を中空部に収納して保護
し、両端を車体と車体ドアーに接続固定すると共に、中
間部分の蛇腹部によって車体ドアーの開閉による伸縮を
なす蛇腹部つきグロメットの形成方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の蛇腹部つきグロメットは、図2参
照、両端に車体等の機器部への接続部3等を有する弾性
質管体をなし、中間部分に単位蛇腹部2を数個連設した
蛇腹部1を備えて、その中空部にワイヤハーネス等の電
気配線を収納して保護する構造を有し、その蛇腹部1を
構成する単位蛇腹部2は、管体中心線と直交して単位蛇
腹部2の頂点7を通る縦中心線5に対して、頂点7に連
なる二個の斜面部6が対称形をなす対称形傾斜部によっ
て形成されている。
【0003】そして、以上の蛇腹部つきグロメットは、
図3参照、製造すべきグロメットの外周形状を有する合
せ型の成形型10と、製造すべきグロメットの内周形状
を有して成形型10のキヤビテイーにインサートされる
中子型11が用いられ、この成形型10と中子型11の
間の空隙部にゴム材が充填されて成形される製造方法に
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の蛇腹部つ
きグロメットは、蛇腹部1の伸縮代に必要な単位蛇腹部
2のピッチPを折半した対称形の斜面部6になるので、
斜面部6は相当に急傾斜を呈する形状となる。従って、
グロメット製造後に、成形型10を外した状態で中子型
11を抜こうとしても、斜面部6による引き抜き抵抗が
大のため引き抜けず、製造された蛇腹部1と中子型11
の間に空気を圧入して、蛇腹部1を膨大させ、図示矢印
Aのように、その状態で中子型11を引き抜く方法が採
られており、グロメットの製造工程の煩雑化とコスト高
をもたらす不具合がある。本発明は、以上の従来技術の
難点を解消する蛇腹部つきグロメットの形成方法を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明の蛇腹部つきグロメットの形成方法は、「頂点
の両側に斜面部を有する単位蛇腹部の連設からなる蛇腹
部を、弾性質管体の中間に備えた蛇腹部つきグロメット
を形成するにおいて、前記斜面部の「一側を緩斜面部・
他側を急斜面部」になして、頂点を通る縦中心線を軸と
する非対称形斜面部の単位山形部を、棒体状の中子本体
の中間に前記緩斜面部を同一方向にして膨出連設した中
子型を、合せ型の成形型にインサートセットして前記成
形型と前記中子型との間に成形用キヤビテイーを設定
し、前記成形用キヤビテイーにゴム材を注入充填して中
子型つきグロメットを成形し、しかるのち、前記中子型
つきグロメットの中子型を前記緩斜面部側の方向に引き
抜くことによって、該グロメットと該中子型を分離する
ことを特徴とする蛇腹部つきグロメットの形成方法」が
特徴である。
【0006】
【作用】以上の構成からなる本発明の蛇腹部つきグロメ
ットの形成方法は、合せ型の成形型にインサートセット
する中子型が、前記の緩斜面部と急斜面部からなる非対
称形斜面部を、その緩斜面部を同一方向にして並設した
単位山形部を棒体状の中子本体に膨出並設した形状を有
するので、その中子型を用いて成形したグロメットは、
その単位山形部と相似形の非対称形状の単位蛇腹部の連
設からなる蛇腹部つきグロメットに形成できる。
【0007】そして、その成形されたグロメットが中子
型に覆着した形態の中子型つきグロメットを、合せ型の
成形型から外した後、中子型の端部を握って緩斜面部側
の方向に引き外力を与えると、接合状態の中子型外周と
グロメットの緩斜面部の間に、該緩斜面部の緩傾斜角に
基づく、大きな滑り抜き分力が生ずると共に、その緩傾
斜面部は弾性質にして外方への外力回避変形をなすの
で、中子型をそのまま容易に引き抜いて成形されたグロ
メットと中子型を分離することができる。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。こ
の実施例において形成するのは、自動車の車体と車体ド
アー間に取着固定して中空部にワイヤハーネスを収納保
護する蛇腹部つきグロメット20であり、弾性質の中空
管体の中間部分に設けた蛇腹部1が、下記に述べる非対
称形状の単位蛇腹部2の連設によって構成されている。
【0009】即ち、単位蛇腹部2は、頂点7の一側の緩
斜面部8と他側の急斜面部9によって形成され、その緩
斜面部8と急斜面部9の下端間が、必要な蛇腹伸縮を満
たす単位蛇腹ピッチPを満たしており、この緩斜面部8
はピッチP内で許容し得る緩やかな傾斜角の斜面をなす
と共に、急斜面部9は垂直に近い急斜面角の斜面をなし
ている。
【0010】そして、以上の単位蛇腹部2群は、緩斜面
部8を同一方向にして並設され、隣接する単位蛇腹部2
間の緩斜面部8と急斜面部9の下端が接合して一体に連
設され、蛇腹部1を構成している。即ち、この蛇腹部1
を構成する単位蛇腹部2は、頂点7を通る単位蛇腹部2
の縦中心線5を軸として、頂点7の両側の一対の斜面部
8・9が非対称形を呈する形状特徴を有している。
【0011】以上の蛇腹部つきグロメット20は以下の
手法・手順によって形成される。即ち、まず、この形成
方法に用いる中子型11は、棒体状の中子本体12の要
所に単位山形部13を連設並設した形状を有し、この単
位山形部13は頂点7の一側を緩斜面部8・他側を急斜
面部9になし、頂点7を通る中心線5を軸として非対称
形となる形状であり、この単位山形部13が任意数(図
示は4個)並設連設されてグロメット20の蛇腹部1と
相似形状にして、蛇腹部1に内接する形状を有し、蛇腹
部1を形成するための蛇腹形成中子部14になってい
る。
【0012】そして、以上の中子型11を公知の合せ型
の成形型10にインサートして、中子型11の外周にグ
ロメット20のゴム肉厚に当る薄肉空隙の成形用キヤビ
テイー15をセットする。続いて、その状態において成
形用キヤビテイー15に溶融ゴム材16を注入充填して
固化し、中空型11を成形型10から外して中子型11
にグロメット20が覆着した形態のグロメットつき中子
型17を取り出す。
【0013】しかるのち、そのグロメットつき中子型1
7の中子型11を、図示矢印A方向の緩斜面部8側に引
くことによって、中子型11とグロメット20を分離し
て蛇腹部つきグロメット20を形成する。
【0014】以上の実施例によって形成されたグロメッ
ト20は、蛇腹形成中子部14を有する中子型11を用
いるので、所定形状の蛇腹部つきグロメットに成形され
ると共に、前記の作用によって中子型11とグロメット
20の分離が極めて簡便にして能率的にできる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の蛇腹部つ
きグロメットの形成方法によると、中子型つき成形型に
よって成形した後、成形されたグロメットを膨大させず
に、成形後直ちに中子型を引き抜くことができるので、
グロメットの成形工程が簡素化・能率化すると共に、従
来の膨大装置が不要になり、グロメットの成形コストが
低減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の蛇腹部つきグロメットの形成
方法の手法・手順を示す正面図
【図2】従来の蛇腹部つきグロメットの正面図
【図3】従来の蛇腹部つきグロメットの成形手段と、中
子型を抜く状態の説明図
【符号の説明】
1 蛇腹部 2 単位蛇腹部 3 接続部 5 単位蛇腹部の縦中心線 6 斜面部 7 頂点 8 緩斜面部 9 急斜面部 10 成形型 11 中子型 12 中子本体 13 単位山形部 14 蛇腹形成中子部 15 成形用キヤビテイー 17 中子型つきグロメット 20 蛇腹部つきグロメット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂点の両側に斜面部を有する単位蛇腹部
    の連設からなる蛇腹部を、弾性質管体の中間に備えた蛇
    腹部つきグロメットを形成するにおいて、前記斜面部の
    「一側を緩斜面部・他側を急斜面部」になして、頂点を
    通る縦中心線を軸とする非対称形斜面部の単位山形部
    を、棒体状の中子本体の中間に前記緩斜面部を同一方向
    にして膨出連設した中子型を、合せ型の成形型にインサ
    ートセットして前記成形型と前記中子型との間に成形用
    キヤビテイーを設定し、前記成形用キヤビテイーにゴム
    材を注入充填して中子型つきグロメットを成形し、しか
    るのち、前記中子型つきグロメットの中子型を前記緩斜
    面部側の方向に引き抜くことによって、該グロメットと
    該中子型を分離することを特徴とする蛇腹部つきグロメ
    ットの形成方法。
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