JPH08330007A - 接続用の電気部品 - Google Patents

接続用の電気部品

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JPH08330007A
JPH08330007A JP15521695A JP15521695A JPH08330007A JP H08330007 A JPH08330007 A JP H08330007A JP 15521695 A JP15521695 A JP 15521695A JP 15521695 A JP15521695 A JP 15521695A JP H08330007 A JPH08330007 A JP H08330007A
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JP
Japan
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terminal
resin
connection
hole
terminals
Prior art date
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Application number
JP15521695A
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English (en)
Inventor
Toshiomi Sato
俊臣 佐藤
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Sato Seiki Co Ltd
Original Assignee
Sato Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】端子の両端部の間に、高い防水性を得ることが
できる接続用の電気部品を提供する。 【構成】複数の端子13をインサートとして金型内に配
置する。そして金型に樹脂を射出し、この射出した樹脂
が固化して電気部品本体5が形成されて、接続用の電気
部品1が製作される。端子13には貫通穴17が形成さ
れているので、金型に樹脂を射出すると、樹脂が貫通穴
17に流れ込む。この貫通穴17に流れ込んだ樹脂が固
化する際に収縮して、図3に詳細に示すように貫通穴1
7の周囲に形成される仕切り部11が、端子13に圧接
する方向へ引っ張られて端子13に密着させられる。し
たがって接続用の電気部品1は端子13の両端部15の
間、すなわち仕切り部11に高い防水性を得ることがで
きるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の電気系統に使
用される接続用の電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に使用される接続用の電気部品に
は、金属製の端子の中央が樹脂部に埋没され、端子の両
端部が樹脂部から突出しているものがある。この種の部
品には配置場所により端子の両端部の間の防水性が要求
されるものがある。この接続用の電気部品は端子をイン
サートとしてインサート成形により形成されている。
【0003】接続用の電気部品は防水性の品質検査が行
なわれる。この品質検査は端子の一端側から、圧力をも
ったエアを導入し、端子の他端側にエアの漏れがどの程
度あるかを確認する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら金属製の
端子と樹脂部は融合されないので、端子と樹脂部の接触
面には、隙間がどうしても形成されてしまい、高い防水
性を得ることが難しいという問題がある。本発明は上記
従来の問題点に着目してなされたものであり、端子の両
端部の間に、高い防水性を得ることができる接続用の電
気部品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、樹脂
部と、前記樹脂部に一部が埋没され、前記樹脂部から両
端部が突出する状態で保持された端子とから成る接続用
の電気部品において、前記端子の前記樹脂部に埋没され
た箇所に貫通穴が形成されていることを特徴とする接続
用の電気部品である。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、前
記端子の前記樹脂部に埋没された箇所に一定の間隔を空
けて複数の貫通穴が形成されていることを特徴とする接
続用の電気部品である。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、端子の樹脂部に埋没され
た箇所に貫通穴が形成されているので、インサート成形
の際には樹脂が貫通穴に流れ込む。流れ込んだ樹脂が固
化して収縮すると、貫通穴の周囲に形成された樹脂部
は、端子に圧接する方向へ引っ張られる。よって樹脂部
が端子に密着させられて、端子の両端部の間に高い防水
性を得ることができる。
【0008】請求項2の発明では、端子の樹脂部に埋没
された箇所に一定の間隔を空けて貫通穴が形成されてい
るので、端子の樹脂部に埋没された箇所が大きくても樹
脂部を端子に十分に密着させられる。
【0009】
【実施例】本発明の第1実施例を図1から図3により説
明する。図1に本発明の第1実施例にかかる接続用の電
気部品1を示す。この接続用の.電気部品1は自動車の
電気系統に使用されている。
【0010】符号5はポリプロピレンによって構成され
た電気部品本体を示す。この電気部品本体5の前側には
開口7が形成されており、後側にも開口9が形成されて
いる。開口7と開口9は樹脂部としての仕切り部11に
よって仕切られている。接続用の電気部品1には複数の
端子13が間隔をあけて配置されており、この端子13
は、その中央が仕切り部11に埋没され固定されてい
る。端子13の両端部15はそれぞれ開口7と開口9の
内部に突出している。
【0011】図2に銅により構成された端子13を詳細
に示す。端子13の中央には貫通穴17が形成されてい
る。貫通穴17は仕切り部11に埋没する箇所に形成さ
れている。また貫通穴17の径寸法は、端子13の幅寸
法の約3分の1で、端子13の厚さ寸法の約2倍に設定
されている。
【0012】接続用の電気部品1の製作方法について説
明する。接続用の電気部品1はインサート成形により製
作される。複数の端子13をインサートとして金型内に
配置する。そして金型に樹脂を射出し、この射出した樹
脂が固化して電気部品本体5が形成されて、接続用の電
気部品1が製作される。
【0013】端子13には貫通穴17が形成されている
ので、金型に樹脂を射出すると、樹脂が貫通穴17に流
れ込む。この貫通穴17に流れ込んだ樹脂が固化する際
に収縮して、図3に詳細に示すように貫通穴17の周囲
に形成される仕切り部11が、端子13に圧接する方向
へ引っ張られて端子13に密着させられる。
【0014】したがって接続用の電気部品1は端子13
の両端部15の間、すなわち仕切り部11に高い防水性
を得ることができるようになる。貫通穴17が形成され
ていない他は本発明の接続用の電気部品1と同様の従来
の接続用の電気部品では、0.5kg/cm2の圧力の
エアを開口7側から送り込んだ場合、そのエアが30秒
経過後に開口9側へ漏出した。これに対し本発明の接続
用の電気部品1では、0.5kg/cm2の圧力のエア
を開口7側から送り込んだ場合、そのエアが60秒から
90秒経過後に開口9側へ漏出した。このように本発明
の接続用の電気部品1は従来の接続用の電気部品より高
い防水性能を得ることができた。なお端子13は貫通穴
17に樹脂が流れ込むので、端子13を仕切り部11に
強固に固定することができる。
【0015】図4に本発明の第2実施例にかかる接続用
の電気部品19を示す。端子21には、3つの貫通穴2
3が形成されている。3つの貫通穴23は長手方向に一
定の間隔をあけて配置されている。この3つの貫通穴2
3は仕切り部25に埋没され、端子21の両端部27は
仕切り部25から突出している。
【0016】間隔を空けて3つの貫通穴23が形成され
ているので、3つの貫通穴23の周囲で、仕切り部25
が端子21に圧接する方向へ引っ張られる。よって仕切
り部25が長い寸法に形成されていても仕切り部25が
端子21に対し十分に密着することになる。
【0017】図5に本発明の第3実施例にかかる接続用
の電気部品28を示す。端子29は幅広に形成されてお
り、この端子29には幅方向に間隔をあけ2つの貫通穴
31が並んで形成されている。2つの貫通穴31が仕切
り部33に埋没されて、端子29が仕切り部33に保持
されている。端子29の両端部35は仕切り部33から
突出している。
【0018】端子29の幅方向に間隔を空けて2つの貫
通穴31が形成されているので、2つの貫通穴23の周
囲で、仕切り部25が端子21に圧接する方向へ引っ張
られる。よって端子29が幅広に形成されていても、仕
切り部33が端子21に対し十分に密着することにな
る。
【0019】従来の製作方法では端子の幅が広いと、端
子と仕切り部との間にどうしても隙間ができてしまい、
高い防水性を得ることが難しかった。第3実施例にかか
る接続用の電気部品28では、幅方向に間隔を空けて複
数の貫通穴31を形成するだけで、高い防水性を容易に
得ることができるようになる。
【0020】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更
などがあっても本発明に含まれる。例えば上記実施例で
は仕切り部11、25、33をポリプロピレンによって
構成しているが、本発明はこれに限定されず、固化する
と収縮する熱可塑性樹脂であればどのような樹脂を使用
してもよい。
【0021】また上記実施例では端子13、21、29
を銅により構成しているが、アルミニウム、ニッケル等
でもよい。さらに上記実施例では接続用の電気部品1、
19、28は自動車に使用されているが、端子の両端部
の防水性が要求される機械、装置等に使用してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、端子の両
端部の間に、高い防水性を得ることができるようにな
る。また貫通穴に樹脂がが流れ込むので、端子を強固に
固定することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる接続用の電気部品
の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかる端子の斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例にかかる端子と仕切り部の
部分断面図である。
【図4】本発明の第2実施例にかかる端子と仕切り部の
部分断面図である。
【図5】本発明の第3実施例にかかる端子と仕切り部の
部分断面図である。
【符号の説明】
1、19、28 接続用の電気部品 5 電気部品本体 7、9 開口 11、25、33 仕切り部 13、21、29 端子 15、27、35 両端部 17、23、31 貫通穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂部と、前記樹脂部に一部が埋没され、
    前記樹脂部から両端部が突出する状態で保持された端子
    とから成る接続用の電気部品において、前記端子の前記
    樹脂部に埋没された箇所に貫通穴が形成されていること
    を特徴とする接続用の電気部品。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記端子の前記樹脂部
    に埋没された箇所に一定の間隔を空けて複数の貫通穴が
    形成されていることを特徴とする接続用の電気部品。
JP15521695A 1995-05-29 1995-05-29 接続用の電気部品 Pending JPH08330007A (ja)

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JP15521695A JPH08330007A (ja) 1995-05-29 1995-05-29 接続用の電気部品

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