JP2940538B1 - 無線式構内交換機及び無線通信システム - Google Patents

無線式構内交換機及び無線通信システム

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JP2940538B1 JP10053182A JP5318298A JP2940538B1 JP 2940538 B1 JP2940538 B1 JP 2940538B1 JP 10053182 A JP10053182 A JP 10053182A JP 5318298 A JP5318298 A JP 5318298A JP 2940538 B1 JP2940538 B1 JP 2940538B1
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Abstract

【要約】 【課題】 従来は公衆PHS網へのアクセスが事業所全
体から行えず、使用可能なPSも少ない。また、中継装
置の1台で同時に1通話しか中継することができない。
更に、公衆PHS網と有線接続する公衆PHS事業者と
の間で折衝および工事が必要であり、小規模な事業所に
は導入しにくい。 【解決手段】 1台の中継CS18は、公衆CS13の
サービスエリア131内に設置され、公衆CS13に対
して、あたかも3台の公衆用PSのように動作する。P
S19は同じ事業所15内の別のPS19にアクセスで
きることは勿論のこと、公衆CS13のサービスエリア
131の外であっても、構内CS17のエリア内であれ
ば、事業所15のどこからでもPS19から構内CS1
7、構内交換機16、中継CS18及び公衆CS13を
介して公衆PHS網12に直接にアクセスできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線式構内交換機及
び無線通信システムに係り、特に公衆PHS(Personal
Handyphone System)網との発着呼可能な無線式構内交換
機及び無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の無線式構内交換機を有する
無線通信システムの一例の構成図を示す。同図におい
て、事業所15内には、1台の構内交換機(PBX又は
ボタン電話装置)23に1台以上の構内無線基地局(C
S)22が接続され、また中継装置24が設置され、移
動機(PS)19が中継装置24のエリア240と構内
CS22のサービスエリア221に在圏している。ま
た、構内交換機23は公衆回線14を介して公衆網11
に接続されている。
【0003】更に、公衆PHS(Personal Handyphone
System)網12には公衆CS13が接続され、サービス
エリア131を構成している。事業所15は一部だけが
公衆CS13のサービスエリア131内にある。このサ
ービスエリア131内の事業所15の一部に中継装置2
4が設置され、エリア240の範囲に公衆用の電波を自
営用に変換して送信している。PS19は構内CS22
のエリア221と中継装置24のエリア240の重複部
分に限り、構内CS22と中継装置24の両方の制御信
号を受信する同時待ち受け状態にあり、自営、公営共に
発着呼が可能である。
【0004】公衆PHS網12の電波は携帯電話に比べ
出力が小さいため、建物内では、窓際までしか届かない
ことが多い。そのため、事業所15の建物内での使用を
目的とした中継装置24を建物の窓際等に設置するのが
一般的になっている。
【0005】図8は中継装置24の一例のブロック図を
示す。同図中、図7と同一構成部分には同一符号を付し
てある。図8において、中継装置24は、公衆PS部2
41と自営CS部242とプロトコル変換部243を含
む。公衆PS部241は、公衆CS13に対して、あた
かも公衆PSであるかのように動作し、公衆の電波を送
受信する。
【0006】自営CS部242は、PS19に対して、
あたかも自営CSであるかのように動作し、自営の電波
を送受信する。そして、プロトコル変換部243におい
て、公衆と自営のプロトコルを相互に変換する。ここで
いう「電波」とは、周波数およびプロトコルを示す。
【0007】図9は公衆CS13と中継装置24とPS
19の送受信タイミング例を示す。PHSの信号はTD
MA/TDD方式(すなわち、アクセス方式が時分割多
元接続(TDMA)方式で、伝送方式がTDD方式)で
あり、5msecを1フレームとし、1フレームを8個
のタイムスロットに分割し、更に4スロットずつ、上り
(PSからCSへ)と下り(CSからPSへ)に分けて
いる。
【0008】図9では、公衆CS13は中継装置24と
の間でスロット11、21...のタイミングで送信
し、スロット15、25...のタイミングで受信して
いる。また、中継装置24はPS19との間で、スロッ
ト13、23...のタイミングで送信し、スロット1
7、27...のタイミングで受信している。このと
き、中継装置24では、スロット11で公衆CS13か
ら受信した公衆用信号を自営用信号に変換後、スロット
13でPS19に送信し、スロット17でPS19から
受信した自営用信号を公衆用信号に変換後、スロット2
5で公衆CS13に送信しており、これを繰り返してい
る。
【0009】図10は公衆CS13と中継装置24とP
S19の送受信タイミングのもうーつの例である。図1
0において、公衆CS13は中継装置24との間でスロ
ット11、21...のタイミングで送信し、スロット
15、25...のタイミングで受信している。また、
中継装置24はPS19との間で、スロット17、2
7...のタイミングで送信し、スロット13、2
3...のタイミングで受信している。このとき、中継
装置24では、スロット11で公衆CS13から受信し
た公衆用信号を自営用信号に変換後、スロット17でP
S19に送信し、スロット13でPS19から受信した
自営用信号を公衆用信号に変換後、スロット15で公衆
CS13に送信しており、これを繰り返している。
【0010】図9、図10とも、中継装置24はスロッ
トを1つおきに使用しているが、これは、従来の中継装
置が小型化とコストダウンのため、送受信機と周波数設
定用のシンセサイザを1つしか有しておらず、あるスロ
ットの送信完了から次のスロットの送信開始までに周波
数の切り替えが間に合わないため、隣接スロットを使用
できないからである。
【0011】1台の送受信機で隣接スロットを使用可能
にするには、シンセサイザを2つ用意し、第1、第3ス
ロットは一方のシンセサイザを使用し、第2、第4スロ
ットは他方のシンセサイザを使用するといったように、
2つのシンセサイザを交互に使用するのがー般的であ
る。
【0012】従来、自営エリア内で公衆PHSを使用す
る無線通信システムが知られている(特開平8−331
647号公報)。これは、公衆PHS網からPBXに直
接、有線接続し、構内CSは自営と公衆の電波を交互に
送受信するものである。
【0013】また、特開平8−182037号公報記載
の無線通信システムでは、特開平8−331647号公
報記載のシステムと同様に、公衆PHS網からPBXに
直接、有線接続し、構内CSは、自営の電波を送受信し
ている。更に、構内網の位置登録データベースと公衆P
HS網の位置登録データベースを相互通信するなど、公
衆PHS網と、より密接なシステム構成である。
【0014】また、従来より、PBXの外線側を公衆P
HS網の公衆CSと接続した装置も知られている(特開
平9−191483号公報)。この装置はPトランクと
呼ばれる疑似PSで公衆CSと接続し、Pトランクを従
来の外線トランクの代わりとし、外線側を無線にしたも
のである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、図7に示し
た従来の無線式構内交換機では、公衆PHSでの発着呼
は中継装置24のエリア240内に限られ、構内PHS
エリア全体をカバーできないため、公衆PHS網12へ
のアクセスが事業所15全体から行えないという問題が
ある。
【0016】また、従来の中継装置24は、本来、家庭
用に開発されたものであり、事業所15での使用を想定
していないため、中継装置24の所有者のPS以外に使
用させないようにするため、使用可能なPSのPS−I
Dを登録しているが、登録可能なPSが10台程度であ
り、事業所15全体での使用には少ないという問題もあ
る。
【0017】更に、図7に示した従来の無線式構内交換
機では、従来の中継装置24が前述のように、1台の送
受信機と1つのシンセサイザしか有していないため、同
時に最大2スロットの送受信しかできず、1通話の中継
に2スロットを要するため、中継装置24の1台で同時
に1通話しか中継することができない。更に、通話中は
制御信号が送信できないため、通話中は他のPSが中継
装置24からの制御信号が受信できず、公衆PHS網1
2に対しては圏外状態になってしまうという問題もあ
る。
【0018】また、前記の特開平8−331647号公
報記載の無線通信システムでは、公衆PHS網と有線接
続するため、公衆PHS事業者との間で折衝および工事
が必要であり、大きなトラフィックが見込めないと公衆
PHS事業者との交渉が成立しにくいため、小規模な事
業所には導入しにくい。
【0019】また、前記の特開平8−182037号公
報記載の無線通信システムでは、位置登録データベース
の相互通信等などにより、システムが大規模であるた
め、特開平8−331647号公報記載のシステム以上
に小規模な事業所には導入しにくく、また、構内網と公
衆PHS網の位置登録データベースの相互通信など、公
衆PHS網側に大規模な変更が必要になり、更にPBX
側でも公衆PHS網の課金を行うために、認証、セキュ
リティ上の問題がある。
【0020】また、特開平9−191483号公報記載
の無線式構内交換機では、内線側は従来と同じ、有線端
末もしくは公衆PHS網とは独立した構内PHS網であ
るため、構内で公衆PHS網に直接、アクセスできな
い。これは、この従来技術が、外線を無線化し、回線敷
設を簡略化することを目的としていることから明白であ
る。
【0021】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
構内交換機に接続された基地局のカバーする自営用PH
Sのエリア内かつ公衆用PHSのエリア外において、当
構内交換機を使用している事業所のー部が公衆PHSの
エリア内であるならば、自営用エリア内の移動機(P
S)が公衆PHS網に直接アクセスし得る無線式構内交
換機及び無線通信システムを提供することを目的とす
る。
【0022】また、本発明の他の目的は、容易かつ安価
にシステムを構築できる無線式構内交換機及び無線通信
システムを提供することにある。
【0023】更に、本発明の他の目的は、登録可能な移
動機の台数を増加し得、また回線容量も増加し得る無線
式構内交換機及び無線通信システムを提供することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の構内交換機は、構内に設置された1台以上
の構内無線基地局の通話チャネルと、構外の公衆用無線
基地局のサービスエリア内で、かつ、構内に設置された
1台以上の中継無線基地局の通話チャネルとの接続を少
なくとも含むチャネル間の接続及び切断を行う通話路ス
イッチと、通話チャネルが通話路スイッチに接続されて
おり、各種トーンを発生するトーン発生回路と、構内無
線基地局との間で無線通信する構内用の移動機の内線番
号、公衆用の電話番号、認証鍵及び位置登録情報を少な
くとも記憶しているデータベースと、データベースの中
から構内無線基地局のエリアに在圏する構内用の移動機
の公衆用電話番号だけを中継無線基地局に通知してお
き、構内無線基地局及び中継無線基地局の各制御チャネ
ルが接続されて制御信号の送受信を行うと共に、その制
御信号に基づいて通話路スイッチのチャネル間の接続・
切断制御を行う制御部とを有し、構内に設置された構内
無線基地局のうち任意の構内無線基地局のエリアに在圏
している構内用の移動機と公衆用無線基地局との間での
通信を中継無線基地局を介して行わせる構成としたもの
である。
【0025】 また、上記の目的を達成するため、本発
明の無線通信システムは、構内に設置された1台以上の
構内無線基地局と、構外の公衆用無線基地局のサービス
エリア内で、かつ、構内に設置されており、該公衆用無
線基地局との間の無線通信可能な1台以上の中継無線基
地局と、構内無線基地局との間で無線通信する1台以上
の構内用の移動機と、内部のデータベースの中から構内
無線基地局のエリアに在圏する構内用の移動機の公衆用
電話番号だけを中継無線基地局に通知しておくと共に、
構内無線基地局と中継無線基地局との間の通話チャネル
の設定・接続及び構内無線基地局が複数台あるときは該
構内無線基地局間の通話チャネルの設定・切断を行う構
内交換機とを有し、構内無線基地局、構内交換機及び中
継無線基地局を介して移動機と公衆用無線基地局との間
での通信、及び構内無線基地局と構内交換機を介して移
動機間の通信を行うようにしたものである。
【0026】上記の本発明の無線式構内交換機及び無線
通信システムでは、構内に設置された構内無線基地局の
うち任意の構内無線基地局のエリアに在圏している構内
用の移動機、すなわち、公衆用無線基地局のサービスエ
リア外であっても、構内無線基地局のエリアに在圏して
いる移動機は、構内無線基地局、構内交換機及び中継無
線基地局を介して公衆用無線基地局との間での通信がで
きる。
【0027】従って、窓際等、構内のー部しか公衆用電
波が届かない事業所に設置されている構内交換機におい
て、窓際のように公衆用電波が届く場所に設置された中
継無線基地局が構内交換機を経由して構内無線基地局に
公衆用電波を自営用電波に変換の上、中継することによ
り、公衆用電波が届かない構内でも公衆網にアクセスで
きる。
【0028】また、上記の公衆用無線基地局は、公衆P
HS網との間で無線通信するように設定されており、公
衆用無線基地局のサービスエリア外に位置する構内移動
機であっても、構内無線基地局、構内交換機及び中継無
線基地局を経由して公衆PHS網との通信ができる。
【0029】
【0030】 また、本発明において、構内交換機は、
内部のデータベースの中から構内無線基地局のエリアに
在圏する構内用の移動機の公衆用電話番号だけを中継無
線基地局に通知するようにしているため、構内交換機内
部の制御部の負荷を低減できる。
【0031】 更に、本発明において、構内無線基地局
は、構内用の制御信号と公衆アクセスのための公衆用制
御信号をそれぞれの間欠送信タイミングで交互に送信す
ると共に、構内用制御信号と公衆用制御信号は互いに異
なるCS−IDを含むようにしているため、構内用の制
御信号か、公衆用の制御信号かを判別できる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面と共に説明する。図1は本発明になる無線式構
内交換機及び無線通信システムの一実施の形態の構成図
を示す。この実施の形態で使用する用語、手順は、社団
法人電波産業会発行の第二世代コードレス電話システム
標準規格(RCR STD−28)を基本とする。ま
た、複数の図の中で、参照番号が同一のものは、同一の
構成要素を示す。
【0033】図1に示す実施の形態の無線通信システム
は、公衆PHS網12を含む公衆網11が、公衆用無線
基地局(CS)13に接続される一方、公衆回線14を
介して事業所15内の構内交換機16に接続されてい
る。事業所15内に設置されている構内交換機(PBX
またはボタン電話装置)16には、少なくとも1台以上
の構内無線基地局(CS)17と、1台以上の中継無線
基地局(CS)18が接続されている。また、移動機
(PS)19も任意位置に存在する。
【0034】構内交換機16は通話路の接続を行う通話
路スイッチ161、構内交換機16全体を制御する制御
部162、ダイヤルトーン(DT)、話中音(BT)、
リングバックトーン(RBT)等のトーンを発生するト
ーン発生回路163を備えている。制御部162は、構
内用に使用するPSの内線番号、公衆用の電話番号、認
証鍵、位置登録情報等の情報を記憶するPSデータベー
ス1621を備えている。
【0035】通話路スイッチ161には構内CS17、
中継CS18、トーン発生回路163の通話チャネルが
接続され、制御部162の指示により、各チャネル間の
接続・切断が行われる。また、制御部162には構内C
S17、中継CS18の制御チャネルが接続され、制御
信号の送受信が行われる。
【0036】構内CS17は構内用の制御信号と公衆ア
クセスの為の公衆用制御信号を、それぞれの間欠送信タ
イミングで交互に送信する。この2つの制御信号は両方
とも自営用周波数と自営用プロトコルを使用している
が、構内用と公衆アクセス用で異なるCS−IDを使用
することにより、上り(PSからCS)の制御信号がど
ちらに対する信号かを識別できるようにしている。
【0037】また、構内CS17と構内交換機16の間
の制御信号も、無線区間と同様に構内用と公衆用が識別
できるような識別子を付加した信号フォーマットとして
いる。この識別子は、レイヤ2の端末終端点識別子(T
EI)で区別する、レイヤ3のメッセージにモードを識
別するへッダを付加する等の方法が考えられるが、本実
施の形態では手段を限定しない。
【0038】中継CS18は、1台の送受信機と2台の
周波数設定用のシンセサイザを備え、4スロットの同時
送受信を可能としている。しかし、公衆CS13の多く
は、4スロットの内、制御チャネルに1スロットを使用
しており、通話は同時に3つまで可能となっているの
で、本実施の形態では、中継CS18も、同時に3通話
までとする。これにより、1台の中継CS18は、公衆
CS13のサービスエリア131内に設置され、公衆C
S13に対して、あたかも3台の公衆用PSのように動
作する。
【0039】なお、公衆CS13が複数の送受信部を備
え、同時に4通話以上可能である場合、本実施の形態の
中継CS18は同時に4通話まで可能である。
【0040】PS19は、前記の交互に送信される構内
用制御信号と公衆用制御信号の両方に対して待ち受けお
よび発呼可能である。発呼の場合は、構内用で発呼する
(構内モード)か、公衆用で発呼する(公衆モード)か
をPS19上のボタン操作で選択する。PS19が構内
モードで発呼する場合、PS19は制御信号の着識別符
号に構内用CS−IDを入れて発呼する。制御部162
は、構内CS17を経由してその情報を受信し、構内モ
ードでの発呼であることを識別し、構内交換機16内で
の呼接続処理を行う。
【0041】PS19が公衆モードで発呼する場合、P
S19は制御信号の着識別符号に公衆用CS−IDを入
れて発呼する。制御部162は、構内CS17を経由し
てその情報を受信し、公衆モードでの発呼であることを
識別し、中継CS18の空きポートと接続し、中継CS
18へ構内CS17から受信した呼設定メッセージを転
送する。
【0042】中継CS18は、この呼設定メッセージを
受信すると、公衆CS13との間に無線リンクを確立
し、呼設定メッセージを送信する。呼設定以降のメッセ
ージも同様に構内CS17−制御部162−中継CS1
8間を転送し、PS19と公衆PHS網12を接続す
る。
【0043】図2は、構内CS17とPS19の間の制
御信号の送受信タイミングチャートを示す。構内CS1
7は構内用制御信号と公衆用制御信号をそれぞれ独自の
タイミングで間欠送信している。但し、双方のタイミン
グが重ならないように、間欠送信周期を同一とした上、
タイミングをずらし、交互に送信している。ここでは、
間欠送信周期はTDMA/TDD方式の1フレームの5
msecのn倍の値とされている。また、PS19は、
構内用と公衆用の両方の制御信号を受信している。この
2つの制御信号は両方とも自営用周波数と自営用プロト
コルを使用している。
【0044】図3は、システム全体の通話信号の送受信
タイミングチャートを示す。PHSの信号はTDMA/
TDD方式であり、5msecを1フレームとし、1フ
レームを8個のタイムスロットに分割し、更に4スロッ
トずつ上り(PSからCSへ)と下り(CSからPS
へ)に分けている。
【0045】図3では、公衆CS13は中継CS18と
の間で、スロット11、21...のフレーム周期のタ
イミングで送信し、スロット15、25...のフレー
ム周期のタイミングで受信している。また、構内CS1
7はPS19との間で、スロット13、23...のフ
レーム周期のタイミングで送信し、スロット17、2
7...のフレーム周期のタイミングで受信している。
【0046】このとき、制御部162では、スロット1
1で公衆CS13から中継CS18に受信した信号を構
内CS17に渡し、これよりスロット13でPS19に
送信し、スロット17でPS19から構内CS17で受
信した信号を中継CS18に渡し、これよりスロット2
5で公衆CS13に送信しており、これを繰り返してい
る。
【0047】但し、図3では、説明を簡略化するために
公衆CS13と中継CS18の間の送受信タイミング
と、構内CS17とPS19の間の送受信タイミングを
同一とし、受信後2つ後のスロットで送信しているよう
に記述しているが、実際は、両者のタイミングは必ずし
もー致していない。また、中継CS18−制御部162
−構内CS17間の通信処理時間が加わるため、実際の
受信から送信までの遅延は図3のタイミングより大きく
なる。
【0048】次に、本発明の実施の形態の動作を図1の
システム構成図と図4、図5および図6のシーケンス図
を用いて説明する。
【0049】まず、図1と図4を用いてある構内CS1
7(17−1)のエリアに在圏する1台のPS19(P
S19−1)から別の構内CS17(17−2)のエリ
アに在圏するPS19(PS19−2)を構内モードで
呼び出す場合の動作を説明する。
【0050】PS19−1はPS上の操作で構内モード
を選択し、内線番号をダイヤル後、通話ボタン押下等の
発呼完了操作を行うと、構内用CS−IDを着識別符号
とするリンクチャネル確立要求メッセージを構内CS1
7−1に送信する(図4のステップA1)。構内CS1
7−1は、リンクチャネル確立要求メッセージを受信す
ると、空き通話チャネルとスロットを検索し(キャリア
センス)、見つかった空きチャネルおよびスロットを使
用するため、リンクチャネル割当メッセージをPS19
−1に送信するとともに(図4のステップA2)、リン
クチャネル確立要求メッセージに含まれる着識別符号が
構内用CS−IDであることから、この呼が構内モード
での発呼であることを認識する。
【0051】ここで、PS19−1と構内CS17−1
は制御チャネルから割り当てたスロット上の通話チャネ
ルに移行し、通話チャネル上でレイヤ1およびレイヤ2
のリンクを確立する(図4のステップA3)。これ以降
はレイヤ3のメッセージの送受信となり、PS19−1
は呼設定メッセージを送信する(図4のステップA
4)。
【0052】呼設定メッセージを受信した構内CS17
−1はこのメッセージが構内モードであることを示す識
別子を付加し、構内交換機16内の制御部162に送信
する(図4のステップA5)。この識別子の付加はこれ
以降の構内CS17−1と制御部162の間のレイヤ3
のメッセージの送受信すべてに行われる。呼設定メッセ
ージを受信した制御部162は、呼設定受付メッセージ
を構内CS17−1を介してPS19−1に返信すると
ともに(図4のステップA6)、PSデータベース16
21を参照し、PS19−1の内線番号が登録されてい
るかどうかチェックし、登録されていれば、PSの認証
手順を起動する(図4のステップA7)。認証手順につ
いては本発明と直接関係ないので詳細を省略する。
【0053】認証手順でPS19−1の正当性が確認さ
れると、制御部162は呼設定メッセージの着番号情報
要素からPS19−2の内線番号を取得し、PS19−
2がどの一斉呼出エリアに居るかという位置登録情報
を、PSデータベース1621から取得し、取得した一
斉呼出エリア番号の構内CS17−2に対し構内モード
の識別子を付加した呼設定メッセージを送信する(図4
のステップA8)。
【0054】呼設定メッセージを受信した構内CS17
−2は、構内用CS−IDを発識別符号とする着呼メッ
セージをPS19−2に送信する(図4のステップA
9)。着呼メッセージを受信したPS19−2は、構内
用CS−IDを着識別符号とするリンクチャネル確立要
求を構内CS17−2に送信する(図4のステップA1
0)。
【0055】構内CS17−2は、PS19−1の場合
と同様にキャリアセンスし、リンクチャネル割当メッセ
ージ送信後(図4のステップA11)、通話チャネル上
でのレイヤ1およびレイヤ2のリンクの確立を行う(図
4のステップA12)。レイヤ1およびレイヤ2が確立
すると、PS19−2は、着呼応答メッセージを構内C
S17−2に送信し(図4のステップA13)、それを
受信した構内CS17−2は呼設定メッセージをPS1
9−2に送信する(図4のステップA14)。呼設定メ
ッセージを受信したPS19−2は呼設定受付メッセー
ジを返信する(図4のステップA15)。
【0056】呼設定受付メッセージは構内CS17−2
から制御部162に転送される(図4のステップA1
6)。すると、制御部162はPS19−1の場合と同
様に、PSデータベース1621の参照〜認証手順を起
動する(図4のステップA17)。認証手順でPS19
−2の正当性が確認されると、PS19−2は呼出音を
鳴動させるとともに呼出メッセージを構内CS17−2
に送信する(図4のステップA18)。
【0057】呼出メッセージは構内CS17−2から制
御部162、構内CS17−1、PS19−1と転送さ
れる(図4のステップA19〜A21)。また、制御部
162は通話路スイッチ161のトーン発生回路163
のリングバックトーン(RBT)チャネルと、構内CS
17−1のPS19−1の使用しているチャネルを接続
し、PS19−1にRBTを送出する(図4のステップ
A22)。
【0058】PS19−2が応答操作を行うと、応答メ
ッセージがPS19−2から構内CS17−2に送信さ
れ(図4のステップA23)、その応答メッセージが呼
出メッセージと同様の経路を経てPS19−1に伝わる
(図4のステップA24〜A26)。また、発側のPS
19−1〜構内CS17−1〜制御部162と、着側の
PS19−2〜構内CS17−2〜制御部162がそれ
ぞれ独立して応答確認メッセージを送受信する(図4の
ステップA27〜A30)。
【0059】また、制御部162は、通話路スイッチ1
61の構内CS17−1のPS19−1の使用している
チャネルと構内CS17−2のPS19−2の使用して
いるチャネルを接続する(図4のステップA31)。こ
こまでの手順で内線通話が成立する。
【0060】PS19−1が終話すると、切断メッセー
ジを送信する(図4のステップA32)。切断メッセー
ジは構内CS17−1から制御部162、構内CS17
−2、PS19−2と転送されるとともに(図4のステ
ップA33〜A35)、制御部162は、通話路スイッ
チ161の構内CS17−1のPS19−1の使用して
いるチャネルと構内CS17−2のPS19−2の使用
しているチャネルの接続を切断する。
【0061】次に、発側、着側各々独立して解放および
解放完了メッセージを送受信し(図4のステップA36
〜A39、A40〜A43)、PS19−1と構内CS
17−1およびPS19−2と構内CS17−2の間
で、無線チャネル切断および無線チャネル切断完了メッ
セージを送受信し(図4のステップA44、A45、A
46、A47)、呼の切断が完了する。この内線通話の
動作は、レイヤ3のメッセージに、構内用の識別子が付
加されていることを除き、従来技術の構内PHSシステ
ムと同様である。
【0062】次に、図1と図5を用いて、ある構内CS
17のエリアに在圏する1台のPS19が公衆モードで
公衆PHS網12に発呼する場合の動作を説明する。P
S19はPS上の操作で公衆モードを選択し、公衆網1
1の電話番号をダイヤル後、通話ボタン押下等の発呼完
了操作を行うと、公衆用CS−IDを着識別符号とする
リンクチャネル確立要求メッセージを構内CS17に送
信する(図5のステップB1)。構内CS17は、前述
の内線通話の場合と同様にキャリアセンスし、リンクチ
ャネル割当メッセージをPS19に送信後(図5のステ
ップB2)、通話チャネル上でのレイヤ1およびレイヤ
2のリンクの確立を行うとともに(図5のステップB
3)、リンクチャネル確立要求メッセージに含まれる着
識別符号が公衆用CS−IDであることから、この呼が
公衆モードでの発呼であることを認識する。
【0063】レイヤ1およびレイヤ2の同期が確立する
と、PS19は呼設定メッセージを構内CS17へ送信
する(図5のステップB4)。呼設定メッセージを受信
した構内CS17は、このメッセージが公衆モードであ
ることを示す識別子を付加し、図1の構内交換機16内
の制御部162に送信する(図5のステップB5)。こ
の識別子の付加はこれ以降の構内CS17と制御部16
2の間のレイヤ3メッセージの送受信すべてに行われ
る。
【0064】呼設定メッセージを受信した制御部162
は、呼設定メッセージにPS19のPS−IDを追加し
て中継CS18に送信する(図5のステップB6)。呼
設定メッセージを受信した中継CS18は、呼設定メッ
セージに追加されたPS−IDを使用して公衆CS13
にリンクチャネル確立要求メッセージを送信する(図5
のステップB7)。公衆CS13はキャリアセンスして
選択したチャネルをリンクチャネル割当メッセージで中
継CS18に送信し(図5のステップB8)、通話チャ
ネル上でのレイヤ1およびレイヤ2のリンクの確立を行
う(図5のステップB9)。
【0065】レイヤ1およびレイヤ2が確立すると、中
継CS18は、PS−IDを取り除いた呼設定メッセー
ジを公衆CS13に送信する(図5のステップB1
0)。公衆CS13は、呼設定受付メッセージを送信し
(図5のステップB11)、このメッセージは中継CS
18−制御部162−構内CS17−PS19と転送さ
れる(図5のステップB12〜B14)。これ以降のレ
イヤ3メッセージはPS19と公衆CS13の間で透過
的に転送され、自営用と公衆用のプロトコルの変換があ
るものの、論理的にはあたかもPS19と公衆CS13
が直接通信しているかのようにレイヤ3メッセージの送
受信が行われる。
【0066】続いて、認証手順が公衆PHS網12にて
行われ(図5のステップB15)、認証手順でPS19
の正当性が確認されると、公衆PHS網12は網内の相
手PHS機に呼出音を鳴動させるとともに、呼出メッセ
ージを中継CS18−制御部162−構内CS17−P
S19の順で転送する(図5のステップB16〜B1
9)。また、制御部162は、中継CS18から上記の
呼出メッセージを受信した時、通話路スイッチ161の
構内CS17のPS19の使用しているチャネルと中継
CS18の公衆CS13との通信に使用しているチャネ
ルを接続する。
【0067】また、制御部162は通話路スイッチ16
1のトーン発生回路163のリングバックトーン(RB
T)チャネルと、構内CS17のPS19の使用してい
るチャネルを接続し、PS19にRBTを送出する(図
5のステップB20)。公衆PHS網12の相手PHS
機が応答操作を行うと、応答メッセージが公衆CS13
−中継CS18−制御部162−構内CS17−PS1
9と転送される(図5のステップB21〜B24)。
【0068】この応答メッセージに対する応答確認メッ
セージがPS19から構内CS17−制御部162−中
継CS18−公衆CS13と転送される(図5のステッ
プB25〜B28)。これ以後、通話が成立する(図5
のステップB29)。その後PS19が終話し、切断メ
ッセージを送信すると(図5のステップB30)、その
切断メッセージが構内CS17−制御部162−中継C
S18−公衆CS13と転送される(図5のステップB
31〜B33)。
【0069】以後の解放、解放完了のメッセージはPS
19と公衆CS13の間で透過的に転送され、論理的に
はあたかもPS19と公衆CS13が直接通信している
かのように送受信が行われる(図5のステップB34〜
B41)。そして、公衆CS13と中継CS18との
間、およびPS19と構内CS17の間で、無線チャネ
ル切断および無線チャネル切断完了メッセージの送受信
が行われ(図5のステップB42〜B45)、呼の切断
が完了する。
【0070】次に、図1と図6を用いて公衆PHS網1
2からある構内CS17のエリアに在圏する1台のPS
19に公衆モードで着呼する場合の動作を説明する。
【0071】公衆PHS網13が着呼すると、公衆CS
13は着信先PSの電話番号を含む着呼メッセージを中
継CS18へ送信する(図6のステップC1)。この着
呼メツセージを受信した中継CS18は、受信した着呼
メッセージを構内交換機16内の制御部162に転送す
る(図6のステップC2)。これにより、制御部162
はPSデータベース1621を参照し、当該PSが構内
CS17のエリアに在圏しているかどうかチェックす
る。
【0072】制御部162は在圏していると判定した場
合、受信した着呼メッセージに公衆モードを示す識別子
を付加して、構内CS17に送信する(図6のステップ
C3)。在圏していない場合は何もしない。着呼メッセ
ージを受信した構内CS17は、公衆用制御信号の送信
タイミングで、公衆用CS−IDを発識別符号とする着
呼信号をPS19へ送信する(図6のステップC4)。
【0073】着呼信号を受信したPS19は、リンクチ
ャネル確立要求メッセージを構内CS17へ送信する
(図6のステップC5)。構内CS17は、キャリアセ
ンスし、空きチャネルを選択し、リンクチャネル割当メ
ッセージをPS19に送信後(図6のステップC6)、
通話チャネル上でのレイヤ1およびレイヤ2のリンクの
確立を行う(図6のステップC7)。レイヤ1およびレ
イヤ2が確立すると、PS19は着呼応答メツセージを
構内CS17へ送信する(図6のステップC8)。着呼
応答メッセージは構内CS17から制御部162、中継
CS18へと転送される(図6のステップC9、C1
0)。
【0074】中継CS18は着呼応答メッセージを受信
すると、公衆CS13にリンクチャネル確立要求メッセ
ージを送信する(図6のステップC11)。公衆CS1
3は、キャリアセンスし、空きチャネルを選択し、リン
クチャネル割当メッセージを中継CS18に送信後(図
6のステップC12)、通話チャネル上でのレイヤ1お
よびレイヤ2のリンクの確立を行う(図6のステップC
13)。レイヤ1およびレイヤ2か確立すると、中継C
S18は着呼応答メッセージを公衆CS13へ送信する
(図6のステップC14)。
【0075】これ以降のレイヤ3メッセージは前述の公
衆PHS網12への発呼と同様に、PS19と公衆CS
13の間で透過的に転送され、認証手順および呼出、応
答、応答確認、切断、解放、解放完了メッセージの送受
信により、通話成立から切断まで行われる。加えて、制
御部162は、構内CS17から呼出メッセージを受信
した時、通話路スイッチ部161の構内CS17のPS
19の使用しているチャネルと中継CS18の公衆CS
13との通信に使用しているチャネルを接続し、切断メ
ッセージ受信時にその通話チャネルを切断する。
【0076】このように、この実施の形態によれば、P
S19は同じ事業所15内の別のPS19にアクセスで
きることは勿論のこと、公衆CS13のサービスエリア
131の外であっても構内CS17のエリア内であれ
ば、事業所15のどこからでもPS19から公衆PHS
網12に直接にアクセスできる。
【0077】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば上述した実施の形態において
は、公衆PHS網12からの着呼の場合、着呼メッセー
ジを制御部162に送信し、制御部162はPSデータ
ベース1621を参照して、自システム内のPS19へ
の着呼か否かを判断していたが、あらかじめ、中継CS
18にPSデータベース1621の中から、在圏するP
Sの公衆用電話番号情報だけを通知しておくことによ
り、中継CS18により自システム内のPS19への着
呼か否かを判断させるようにしてもよい。
【0078】この場合は、中継CS18に必要なメモリ
量が増えるものの、着呼に応答するかどうかの判断が制
御部162ではなく、中継CS18で行われるため、制
御部162の負荷を低減させることが可能となる。
【0079】また、事業所15が複数の公衆CS13の
電波を受信可能な場所にある場合、中継CS18を複数
設置することにより、公衆網12との間の回線容量を増
やすことが可能となる。
【0080】また、中継CS18と公衆CS13との間
で中継CS18が使用するPS−IDはPS19のPS
−IDを制御部162から中継CS18に転送して使用
したが、あらかじめ、中継CS18に最大同時通話数と
等しい数(本実施の形態の場合、3個)のPS−IDを
個別に付与しておき、その付与されたPS−IDを使用
する方法も可能である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
公衆用無線基地局のサービスエリア外であっても、構内
無線基地局のエリアに在圏している移動機は、構内無線
基地局、構内交換機及び中継無線基地局を介して公衆用
無線基地局との間での通信ができるため、構内無線基地
局のエリア内であれば、構内のどこからでも移動機から
公衆網に直接に発着呼できる。よって、上記の公衆用無
線基地局が、公衆PHS網との間で無線通信するように
設定されているので、構内移動機から公衆PHS網への
直接の発着呼ができる。
【0082】また、本発明によれば、構内の移動機と公
衆PHS網との間を中継無線基地局を使用して無線で接
続しているので、公衆PHS事業者との個別折衝や配線
工事が不要になるため、容易かつ安価に無線通信システ
ムを構築できる。
【0083】また、本発明によれば、中継無線基地局
は、1台の送受信機と2台の周波数設定用のシンセサイ
ザを備え、4スロットの同時送受信を行うことにより、
同時に2又は3の通話ができるようにしたため、従来の
中継装置に比し回線容量を2倍又は3倍に増大できる。
【0084】更に、本発明によれば、構内交換機用のシ
ステムを構築するようにしたため、登録可能な移動機の
台数を従来の中継装置より多くすることができ、より大
規模な事業所での使用に十分な数の移動機を確保でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる無線式構内交換機及び無線通信シ
ステムの一実施の形態の構成図である。
【図2】図1のの構内CSとPSの間の制御信号の送受
信タイミングチャートである。
【図3】図1のシステム全体の通話信号の送受信タイミ
ングチャートである。
【図4】図1の構内CSのエリアに在圏する1台のPS
から別の構内CSに在圏するPSを構内モードで呼び出
す場合のシーケンス図である。
【図5】図1の構内CSのエリアに在圏する1台のPS
から公衆モードで公衆PHS網を呼び出す場合のシーケ
ンス図である。
【図6】図1の公衆PHS網から構内CSのエリアに在
圏する1台のPSに公衆モードで着呼する場合のシーケ
ンス図である。
【図7】従来の無線式構内交換機及び無線通信システム
の一例の構成図である。
【図8】図7中の中継装置の一例のブロック図である。
【図9】図7中の公衆CSと中継装置とPSの送受信タ
イミングの一例である。
【図10】図7中の公衆CSと中継装置とPSの送受信
タイミングの他の例である。
【符号の説明】
11 公衆網 12 公衆PHS網 13 公衆無線基地局(公衆CS) 14 公衆回線 15 事業所 16 構内交換機 17 構内無線基地局(構内CS) 18 中継無線基地局(中継CS) 19 移動機(PS) 131 公衆CSのサービスエリア 161 通話路スイッチ 162 制御部 163 トーン発生回路 1621 PSデータベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構内に設置された1台以上の構内無線基
    地局の通話チャネルと、構外の公衆用無線基地局のサー
    ビスエリア内で、かつ、前記構内に設置された1台以上
    の中継無線基地局の通話チャネルとの接続を少なくとも
    含むチャネル間の接続及び切断を行う通話路スイッチ
    と、 通話チャネルが前記通話路スイッチに接続されており、
    各種トーンを発生するトーン発生回路と、 前記 構内無線基地局との間で無線通信する構内用の移動
    機の内線番号、公衆用の電話番号、認証鍵及び位置登録
    情報を少なくとも記憶しているデータベースと、 前記データベースの中から前記構内無線基地局のエリア
    に在圏する前記構内用の移動機の公衆用電話番号だけを
    前記中継無線基地局に通知しておき、前記構内無線基地
    局及び中継無線基地局の各制御チャネルが接続されて制
    御信号の送受信を行うと共に、その制御信号に基づいて
    前記通話路スイッチのチャネル間の接続・切断制御を行
    う制御部と を有し、前記構内に設置された前記構内無線
    基地局のうち任意の構内無線基地局のエリアに在圏して
    いる前記構内用の移動機と前記公衆用無線基地局との間
    での通信を前記中継無線基地局を介して行わせることを
    特徴とする無線式構内交換機。
  2. 【請求項2】 構内に設置された1台以上の構内無線基
    地局と、 構外の公衆用無線基地局のサービスエリア内で、かつ、
    前記構内に設置されており、該公衆用無線基地局との間
    の無線通信可能な1台以上の中継無線基地局と、 前記 構内無線基地局との間で無線通信する1台以上の構
    内用の移動機と 内部のデータベースの中から前記構内無線基地局のエリ
    アに在圏する前記構内用の移動機の公衆用電話番号だけ
    を前記中継無線基地局に通知しておくと共に、前記構内
    無線基地局と前記中継無線基地局との間の通話チャネル
    の設定・接続及び前記構内無線基地局が複数台あるとき
    は該構内無線基地局間の通話チャネルの設定・切断を行
    う構内交換機と を有し、前記構内無線基地局、構内交換
    機及び中継無線基地局を介して前記移動機と前記公衆用
    無線基地局との間での通信、及び前記構内無線基地局と
    構内交換機を介して前記移動機間の通信を行うことを特
    徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 互いに異なるCS−IDを含む構内用の
    制御信号と公衆アクセスのための公衆用制御信号をそれ
    ぞれの間欠送信タイミングで交互に送信する、構内に設
    置された1台以上の構内無線基地局と、 構外の公衆用無線基地局のサービスエリア内で、かつ、
    前記構内に設置されており、該公衆用無線基地局との間
    の無線通信可能な1台以上の中継無線基地局と、 前記構内無線基地局との間で無線通信する1台以上の構
    内用の移動機と、 前記構内無線基地局と前記中継無線基地局との間の通話
    チャネルの設定・接続及び前記構内無線基地局が複数台
    あるときは該構内無線基地局間の通話チャネルの設定・
    切断を行う構内交換機と を有し、前記構内無線基地局、
    構内交換機及び中継無線基地局を介して前記移動機と前
    記公衆用無線基地局との間での通信、及び前記構内無線
    基地局と構内交換機を介して前記移動機間の通信を行う
    ことを特徴とする無線通信システム。
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