JP2930901B2 - 棟構造と葺止構造 - Google Patents

棟構造と葺止構造

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JP2930901B2 JP4072096A JP4072096A JP2930901B2 JP 2930901 B2 JP2930901 B2 JP 2930901B2 JP 4072096 A JP4072096 A JP 4072096A JP 4072096 A JP4072096 A JP 4072096A JP 2930901 B2 JP2930901 B2 JP 2930901B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は瓦葺き屋根における水平
棟と隅棟の水密性を確保する棟構造と、壁付きのおさま
りにおける水平葺止と上り葺止の水密性を確保する葺止
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は瓦葺き屋根の棟構造と葺止
構造に関し、先行技術(特願平7第271860号)と
して、桟瓦の配列における各桟峠間を均平化して面戸を
形成し、水密性を確保できる発明を提案したものである
が、水密性を確保するための面戸に使用する両弾性体の
圧縮代が多く、材料の使い方と両弾性体間における防水
に問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は瓦葺き屋根に
おいて、面戸部に使用する弾性体の圧縮代を多く要する
ことなく、該面戸部下端の十分な水密性の確保と面戸
部の内部における十分な防水の確保を達成できる棟構造
と葺止構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明の棟構造は、
右両桟瓦の配列相互間の棟開口部の両面戸ラインにそれ
ぞれ面戸部を形成し、両面戸部の上部に蓋板を被蓋し、
該蓋板の上面中央部に縦断面矩形の長尺棒状の受台を固
定し、該受台の上部に丸瓦を被蓋するとともに、該丸瓦
を受台に固定前記面戸部が上面を平面形状とし
下面を各桟瓦の配設面として露呈される波形形状に成形
した弾性面戸材と該弾性面戸材を桟瓦の上面に接着す
る両面接着材とから成る水平棟の棟構造において、前記
弾性面戸材が各桟瓦の配列位相に合致した長さの面戸
をそれぞれ小口面で接合した集合体から成り前記両面
接着材が左右両桟瓦間に渡って形成される面戸ライン
全域を被覆し棟中央部を閉塞する幅を有して成る防水
テープから成る。
【0005】第2発明の棟構造は、左右両桟瓦の配列相
互間の棟開口部の両面戸ラインにおいて上下の段差を、
縦断面矩形の短尺帯状の下部弾性体で埋め、該下部弾性
体の上面にあって前記面戸ラインの全長に渡り、上
面を平面形状とし下面を各桟瓦の配設面として露呈さ
れる波形形状とした上部弾性体を両面接着材介して接合
した面戸部を形成し、両面戸部の上部に蓋板を被蓋し、
該蓋板の上面中央部に縦断面矩形の長尺棒状の受台を固
定し、該受台の上部に丸瓦を被蓋するとともに、該丸瓦
を受台に固定して成る隅棟の棟構造において、前記面戸
部における上部弾性体が各桟瓦の配列位相に合致した
長さの面戸をそれぞれ小口面で接合した集合体から成
前記両面接着材が左右両桟瓦間に渡って形成され
る面戸ライン全域を被覆し棟中央部を閉塞する幅を有
して成る防水テープから成る。
【0006】第3発明の葺止構造は、桟瓦の水平配列上
端と壁面間における面戸ラインに面戸部を形成し、該面
戸部の上部に蓋板を被蓋して成る水平葺止の葺止構造に
おいて、面戸部が桟瓦の水平配列上端から壁面間に渡っ
て接着される両面を接着面とする防水テープと、該防水
テープの上面に接着する弾性体にして上面を平面形状と
し、下面を各桟瓦の配設面として露呈される波形形状に
形成し、各桟瓦の配列位相に合致させて接着できる長さ
にしてその小口面を相互に接合する面戸と、該面戸の上
面に両面接着テープを介して接着する縦断面矩形の長尺
帯状の弾性体から成る調整面戸から成り、蓋板が一方を
調整面戸の上面に両面接着テープを介して接着し、他方
を壁面に一体の桟木に固定した葺止蓋と、該葺止蓋の上
面を被覆して該葺止蓋と壁面に固定される雨切り板とか
ら成る。
【0007】第4発明の葺止構造は、桟瓦の上り配列の
側端と壁面間における面戸ラインに面戸部を形成し、該
面戸部の上部に蓋板を被蓋して成る上り葺止の葺止構造
において、面戸部が桟瓦の上り配列の側端から壁面間に
渡って接着される両面を接着面とする防水テープと、該
防水テープの上面に接着する弾性体にして上面を平面形
状とし、下面を上面に対して各桟瓦の配設勾配に形成
し、縦断面矩形にして長さが各桟瓦の露呈長さと同寸
してその小口面を相互に接合する面戸と、該面戸の上面
に両面接着テープを介して接着する縦断面矩形の長尺帯
状の弾性体から成る調整面戸とから成り、蓋板が一方を
調整面戸の上面に両面接着テープを介して接着し、他方
を壁面に一体の桟木に固定した葺止蓋と、該葺止蓋の上
面を被覆して該葺止蓋と壁面に固定される雨切り板とか
ら成る。
【0008】
【作用】下部弾性体の端面と桟瓦の上面とで段差がある
ときは、防水テープの接着力により端面が圧縮されて桟
瓦の上面に密着され、該防水テープの上部に接着される
面戸は、防水テープの接着力によりその接着面が隙間な
く引き込まれ、接着されて該防水テープの張り付け面に
馴染み、少ない圧縮代で桟瓦の上面と面戸下端の水密性
が十分に確保されるとともに面戸部の内部における十
分な防水も図られる。また、調整面戸は上り葺止、水平
葺止相互の高さ調整を図るものである。
【0009】
【実施例】本発明の水平棟における棟構造aについて説
明すると、図2に示すように棟芯を中心に左右に5mm位
の隙を開けて桟瓦1を納め、該中心から両側へ50mmの
位置墨付け線を施し、該墨付け線の内側が面戸ライン
として画定され、該面戸ライン全域を被覆して両面を接
着面とする防水テープ2(商品名:ガミングテープ、以
下同じ。)を桟瓦1との間に隙間がないように丁寧に
張り付け、次いで、図3に示すように、所要幅で上面を
平面形状とし、下面を配列状態の桟瓦1の露呈形状に等
しい波形形状に形成し、長さが該露呈形状の長手方向
間の長さで弾性体から成る面戸3を、前記防水テープ2
の外端にその外側を合わせて順次にその小口面を接合し
接着し、面戸3の集合体を形成し、然る後に、下面両
端部に両面接着テープ4を接着した蓋板5を、両面戸3
全上端を被覆する幅で両面戸3に被覆し、固定ネジ6
で棟木7に固定するが、このとき、蓋板5は両面戸3を
圧縮し、蓋板5の下面が桟瓦1の桟峠8上の肉厚を全圧
縮する状態で位置決めされるものである。次いで、蓋板
5の上に相互の中心を合わせて受台9(垂る木)を打ち
付け、さらに、該蓋板5と受台9を包蔵するように丸瓦
10を被蓋して受台9にネジ止めして仕上げるものであ
る。
【0010】次に、隅棟における棟構造bについて説明
すると、屋根勾配の合接する稜線の左面と右面(棟から
軒先側へ見下した方向から見て)では、それぞれで配列
される桟瓦1の切断面で異なるものであるから、先ず、
隅棟の右面における面戸部11の形成について説明すれ
ば、図5(a)に示すように、切断部(棟芯より左右5
mm位の隙を開けて切断する。)に位置する桟瓦1が下方
へずり落ちないように、図7に示すクリップAで下方の
桟瓦1に上部桟瓦1Aを支え、棟心から両側へ50mmの
位置に墨付け線を施し、該墨付け線の内側で縦断面横長
矩形の短尺帯状の下部弾性体12を、上部桟瓦1Aと隣
接桟瓦1Bとの段差領域に接着して埋め込み、次いで、
図5(b)に示すように、墨付け線の内側に、すなわ
ち、前記埋め込み済みの下部弾性体12の外側端縁に外
端を一致させて両面を接着面とする防水テープ2面戸
ラインの全域全長に渡り張り付け、該防水テープの2の
接着力により下部弾性体12を含み、桟瓦1との接着面
に隙間のないように上部弾性体としての面戸13の張り
付け下地を確保する。その上で、図5(c)に示すよう
に、右面用の所要幅にして上面を平面形状とし、下面を
面戸ラインにおける防水テープ2の上面の各桟瓦1の配
列間に呈する波形形状に形成し、長さを前記配列間に収
まる長さにして弾性体から成る前記面戸13を防水テー
プ2の上面に順次にその小口面を接合して張り付け、面
戸13の集合体を形成するものである。このとき、防水
テープ2の面戸張り付け面の形状と面戸13の下面の形
状にずれがあっても、接着面の強力な接着力により、面
戸13の下面が弾性変形して張り付け面に馴染み、隙間
のないように水密性が確保されて接着されるものであ
る。
【0011】次に、隅棟の左面における面戸部11の形
成について説明すると、図6(a)に示すように、切断
部に位置する上部桟瓦1Aが下方へずり落ちないよう
に、隣接桟瓦1Bの差し込み部において、図8に示すク
リップBで挟持し、切断部が三重になった場合には上部
桟瓦1Aの桟峠8の芯から内方へ30mmの部分で桟峠部
分を切り落とし、切断面を防水テープ2で防水処置を行
うものである。次いで、墨付け線の内側で縦断面横長矩
形の短尺帯状のものにして、上部桟瓦1Aと下方の桟瓦
1との段差を面戸ライン上で上部桟瓦1Aの下端から下
方の桟瓦1の桟峠8までに緩やかな傾斜面を有する下部
弾性体14を接着し、然る後に、図6(b)に示すよう
に、面戸ラインの外側端縁(墨付け線)に外端を一致さ
せて両面を接着面とする防水テープ2を面戸ラインの
全長に渡り張り付け、(この作業は前記図5(b)で
示した作業と同時に行われる。)該防水テープ2の接着
力により下部弾性体14を含み、桟瓦1との接着面に隙
間のないように面戸15の張り付け下地を確保する。そ
の上で、図6(c)に示すように、左面用の所要幅にし
て上面を平面形状とし、下面を面戸ラインにおける防水
テープ2の上面の各桟瓦1の配列間に呈する波形形状に
形成し、長さを前記配列間に収まる長さにして弾性体か
ら成る面戸15を防水テープ2の上面に順次にその小口
面を接合して張り付け、面戸15の集合体を形成するも
ので、防水テープ2と面戸15との接着面は前記右面に
おけると同様に、強力な接着力で隙間のないように水密
性が確保されるものである。
【0012】右面と左面の両面戸13、15の張り付け
が完了すると、図4に示すように、下面両端部に両面接
着テープ4を接着した蓋板5を両面戸13、15の全上
端を被覆する幅で両面戸13、15被蓋し、固定ネジ
6で棟木7に固定するが、このとき、蓋板5は両面戸1
3、15を圧縮し、蓋板5の下面が桟瓦1の桟峠8上の
肉厚を全圧縮する状態で位置決めされるものである。次
いで、蓋板5の上に相互の中心を合わせて受台9(垂る
木)を打ち付け、さらに、該蓋板5と受台9を包蔵する
ように丸瓦10を被蓋して受台9にネジ止めして仕上げ
るものである。以上のように、棟構造a、bは共に面戸
部11の形成において、防水テープ2各面戸の張り付
け下地として両桟瓦1との密着状態を確保しつつ面戸
ラインの全域全長を被覆するから棟中央の棟開口部を
閉塞し上部からの万一に侵入する雨水を屋根内に流入
させることなく防水を図るとともに、各面戸の下面を強
力な接着力によって下地の張り付け姿勢に馴染ませて接
着できるから、水密性を十分に確保した上で、蓋板5に
よる凹凸の均平に要する圧縮代が少なくなり、材料に無
駄なく面戸部11を形成できることとなる。
【0013】水平葺止における葺止構造cについて説明
すると、図10に示すように、壁面16に屋根下地から
125mmの高さに墨付け線を施し、該墨付け線に上端を
合わせて桟木17を打ち付け、また、屋根下地において
も壁際まで葺き上げた桟瓦1が下がらないように必要に
応じて桟木17を打ち付ける。次に、壁面16から50
mmの位置で桟瓦上に墨付け線を施し、該墨付け線の内側
を面戸ラインとして画定し、該面戸ライン上で桟瓦1か
ら壁面16に渡って両面を接着面とする防水テープ2を
隙間のないように接着し、然る後に、図11に示すよう
に、弾性体にして所要幅で上面を平面形状とし、下面を
配列状態の桟瓦1の露呈形状に等しい波形形状に形成
し、長さが該露呈形状の左右端間の長さから成る面戸1
8を前記防水テープ2の外端にその外側を合わせて順次
にその小口面を接合して接着し、面戸18の集合体を形
成し、さらに、該面戸18の上面に両面接着テープ4を
介して面戸18と同幅で所要高さの長尺帯状の弾性体か
ら成る調整面戸19を面戸部11の全長に渡って重ね張
りし、上り葺止との高さを調整するものである。その上
で、図9に示すように、葺止蓋20の一端を調整面戸1
9の上面に載置し、該一端の下面に接着した両面接着テ
ープ4により接着し、他端を壁面16に一体の桟木17
に載置するとともに、該桟木17にビス止めし、次い
で、調整面戸19と面戸18の桟峠8から上方の側面か
ら葺止蓋20を覆うくの字状の被覆部と壁面16への取
付部とから成る雨切り板21で面戸部11を被覆し、該
雨切り板21を葺止蓋20の一端と壁面16に固定して
成る。
【0014】次に、上り葺止における葺止構造dについ
て説明すると、図13に示すように、壁面16に屋根下
地から125mmの高さに墨付け線を施し、該墨付け線に
上端を合わせて桟木17を打ち付け、桟瓦1を壁際まで
隙間なく葺き上げるが、桟瓦1の納まりが悪い場合は捨
て谷を入れるものである。次いで、壁面16から50mm
の位置で桟瓦1上に墨付け線を施し、前記水平葺止にお
けると同様に、該墨付け線の内側を面戸ラインとして画
定し、該面戸ライン上で桟瓦1から壁面16に渡って両
面を接着面とする防水テープ2を隙間のないように接着
し、然る後に、図14に示すように、弾性体にして所要
幅で上面を平面形状とし、下面を上面に対して各桟瓦1
の上下方向の配設勾配に形成し、縦断面矩形にして長さ
が各桟瓦1の露呈長さと同寸である面戸22を、前記防
水テープ2の外端にその外端を合わせて接着するととも
各小口面相互を適宜に接合し面戸22の集合体を
形成し、さらに、該面戸22の上面に両面接着テープ4
を介して面戸22と同幅で所要高さの長尺帯状の弾性体
から成る調整面戸19を面戸部11の全長に渡って重ね
張りし、水平葺止との高さの調整を図るものである。そ
の上で、図12に示すように、葺止蓋20の一端を調整
面戸19の上面に載置し、該一端の下面に接着した両面
接着テープ4により接着し、他端を壁面16に一体の桟
木17に載置するとともに、該桟木17にビス止めし、
次いで、調整面戸19と面戸22の側面から葺止蓋20
を覆うくの字状の被覆部と壁面16への取付部とから成
る雨切り板21で面戸部11を被覆し、該雨切り板21
を葺止蓋20の一端と壁面16に固定して成る。以上の
ように、葺止構造c、d共に面戸部11の形成におい
て、前記棟構造a、bと同様に、防水テープ2が各面戸
の張り付け下地として桟瓦1との密着状態確保しつ
面戸ラインの全域全長を被覆するから壁面と屋根
際間の開口部を閉塞し壁際から万一に侵入する雨水を
屋根内に流入させることなく防水を図るとともに、各面
戸の下面を強力な接着力によって下地の張り付け姿勢に
馴染ませて接着できるから、水密性を十分に確保した上
で、蓋板5による凹凸の均平に要する圧縮代が少なくな
り、材料に無駄なく面戸部11を形成できることとな
る。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、防水テー
プによって棟中央の棟開口部及び壁面と屋根際間の開
口部閉塞されるから上部からの屋根内への防水が図
られるともに桟瓦上面及び壁面との密着接合により該
接合部の水密性が図られかつ、該防水テープの接着力
によって面戸の下面は防水テープの接着状態に馴染み
弾性変形して水密的に接合し、したがって、面戸部の上
面を押圧して均平化する圧縮代が少なくて済むこととな
り、面戸部形成が材料の使用面で極めて経済的なものと
なるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる水平棟の棟構造aの縦断面図。
【図2】水平棟の棟開口部における面戸ラインに防水テ
ープ2を接着した状態の説明図。
【図3】面戸3の取付け状態を示す説明用斜視図。
【図4】本発明に係わる隅棟の棟構造bの縦断面図。
【図5】隅棟右面における面戸部形成施行図。
【図6】隅棟左面における面戸部形成施行図。
【図7】クリップAの斜視図。
【図8】クリップBの斜視図。
【図9】本発明に係わる水平葺止の葺止構造cの縦断面
図。
【図10】水平葺止の開口部に防水テープ2を接着した
状態の説明図。
【図11】面戸18の取付状態を示す説明用斜視図。
【図12】本発明に係わる上り葺止の葺止構造dの縦断
面図。
【図13】上り葺止の開口部に防水テープ2を接着した
状態の説明図。
【図14】面戸22の取付状態を示す説明用縦断面図。
【符号の説明】
1 桟瓦 2 防水テープ 3 面戸 4 両面接着テープ 5 蓋板 6 固定ネジ 7 棟木 8 桟峠 9 受台 10 丸瓦 11 面戸部 12 下部弾性体 1A 上部桟瓦 1B 隣接桟瓦 13 面戸 14 下部弾性体 15 面戸 16 壁面 17 桟木 18 面戸 19 調整面戸 20 葺止蓋 21 雨切り板 22 面戸 A クリップ B クリップ a 棟構造 b 棟構造 c 葺止構造 d 葺止構造

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両桟瓦の配列相互間の棟開口部の両
    面戸ラインにそれぞれ面戸部を形成し、両面戸部の上部
    に蓋板を被蓋し、該蓋板の上面中央部に縦断面矩形の長
    尺棒状の受台を固定し、該受台の上部に丸瓦を被蓋する
    とともに、該丸瓦を受台に固定前記面戸部が上面
    を平面形状とし下面を各桟瓦の配設面として露呈され
    る波形形状に成形した弾性面戸材と該弾性面戸材を桟
    瓦の上面に接着する両面接着材とから成る水平棟の棟構
    造において、前記弾性面戸材が各桟瓦の配列位相に合
    致した長さの面戸をそれぞれ小口面で接合した集合体か
    ら成り前記両面接着材が左右両桟瓦間に渡って形成
    される面戸ライン全域を被覆し棟中央部を閉塞する幅
    を有して成る防水テープから成る棟構造。
  2. 【請求項2】 左右両桟瓦の配列相互間の棟開口部の両
    面戸ラインにおいて上下の段差を、縦断面矩形の短尺帯
    状の下部弾性体で埋め、該下部弾性体の上面にあって
    前記面戸ラインの全長に渡り、上面を平面形状とし
    下面を各桟瓦の配設面として露呈される波形形状とした
    上部弾性体を両面接着材介して接合した面戸部を形成
    、両面戸部の上部に蓋板を被蓋し、該蓋板の上面中央
    部に縦断面矩形の長尺棒状の受台を固定し、該受台の上
    部に丸瓦を被蓋するとともに、該丸瓦を受台に固定して
    成る隅棟の棟構造において、前記面戸部における上部弾
    性体が各桟瓦の配列位相に合致した長さの面戸をそれ
    ぞれ小口面で接合した集合体から成り前記両面接着材
    左右両桟瓦間に渡って形成される面戸ライン全域を
    被覆し棟中央部を閉塞する幅を有して成る防水テープ
    から成る棟構造。
  3. 【請求項3】 桟瓦の水平配列上端と壁面間における面
    戸ラインに面戸部を形成し、該面戸部の上部に蓋板を被
    蓋して成る水平葺止の葺止構造において、面戸部が桟瓦
    の水平配列上端から壁面間に渡って接着される両面を接
    着面とする防水テープと、該防水テープの上面に接着す
    る弾性体にして上面を平面形状とし、下面を各桟瓦の配
    設面として露呈される波形形状に形成し、各桟瓦の配列
    位相に合致させて接着できる長さにしてその小口面を相
    互に接合する面戸と、該面戸の上面に両面接着テープを
    介して接着する縦断面矩形の長尺帯状の弾性体から成る
    調整面戸から成り、蓋板が一方を調整面戸の上面に両面
    接着テープを介して接着し、他方を壁面に一体の桟木に
    固定した葺止蓋と、該葺止蓋の上面を被覆して該葺止蓋
    と壁面に固定される雨切り板とから成る葺止構造。
  4. 【請求項4】 桟瓦の上り配列の側端と壁面間における
    面戸ラインに面戸部を形成し、該面戸部の上部に蓋板を
    被蓋して成る上り葺止の葺止構造において、面戸部が桟
    瓦の上り配列の側端から壁面間に渡って接着される両面
    を接着面とする防水テープと、該防水テープの上面に接
    着する弾性体にして上面を平面形状とし、下面を上面に
    対して各桟瓦の配設勾配に形成し、縦断面矩形にして長
    さが各桟瓦の露呈長さと同寸にしてその小口面を相互に
    接合する面戸と、該面戸の上面に両面接着テープを介し
    て接着する縦断面矩形の長尺帯状の弾性体から成る調整
    面戸とから成り、蓋板が一方を調整面戸の上面に両面接
    着テープを介して接着し、他方を壁面に一体の桟木に固
    定した葺止蓋と、該葺止蓋の上面を被覆して該葺止蓋と
    壁面に固定される雨切り板とから成る葺止構造。
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