JP2622343B2 - 屋根パネル - Google Patents

屋根パネル

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JP2622343B2
JP2622343B2 JP5136757A JP13675793A JP2622343B2 JP 2622343 B2 JP2622343 B2 JP 2622343B2 JP 5136757 A JP5136757 A JP 5136757A JP 13675793 A JP13675793 A JP 13675793A JP 2622343 B2 JP2622343 B2 JP 2622343B2
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次生 米田
貴史 上野
正吾 幸野
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ナショナル住宅産業株式会社
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着防止用の離型シー
トが野地板上に配されることによって、例えば野地板上
に予め貼着される防水シートと、該野地板との間に水切
板を容易に挿入して配設しうる屋根パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、枠材を接合した枠組に野地板が添
設された屋根パネルを屋根架構体に隣り合わせて取付
け、屋根施工性の向上を図るいわゆるプレハブ工法の家
屋が普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなプレハブ
で用いられる屋根パネルは、現場施工の省力化のため
に、その野地板上に予め防水シートが貼着されているこ
とがある。
【0004】一方、例えば軒先水切板を屋根パネルに取
付ける場合、軒先部の防水性を確保するために軒先水切
板を野地板と防水シートとの間に挿入することが必要と
されるが、防水シートを野地板上に予め貼着したもの
は、野地板上に接着された防水シートの下方に軒先水切
板を挿入して固定する作業が困難であり、その改善が望
まれている。
【0005】本発明は、枠組の少なくとも一縁かつ野地
板上に、接着防止用の離型シートを 配することを基本と
して、予め野地板上に防水シートが接着されていても、
例えば軒先水切板を防水シートと野地板との間に離型シ
ートを介して容易に挿入して固定でき、作業性を向上し
うる屋根パネルの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の屋根パネルは、枠材を接合した枠組に野地板
が添設されかつこの枠組の少なくとも一縁かつ野地板上
、接着防止用の離型シートを前記一縁に沿って配して
いる。
【0007】
【作用】屋根パネルの枠組の少なくとも一縁かつ野地板
上に、接着防止用の離型シートを配しているため、例え
防水シートが予め野地板上に貼着されていても、前記離
型シートにより該防水シートの前記一縁での野地板上へ
の接着が防止され、例えば軒先水切板を防水シートと野
地板との間に離型シートを介して容易に挿入でき、作業
性を向上しうる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において本発明の屋根パネルPは、枠組3の少な
くとも一縁かつ野地板4上に、接着防止用の離型シート
6が配される。又この屋根パネルPは、屋根架構体1に
隣り合わせて配されるとともに、屋根パネルP、Pが隣
り合う目地部Gを、この屋根パネルP、Pを跨がる防水
目地テープTを用いて覆う。
【0009】図9は、矩形の屋根パネルP1、三角形の
屋根パネルP2、台形の屋根パネルP3などを用いて傾
斜屋根Rを形成した状態を示し、以下矩形の屋根パネル
P1を代表してその構造を説明する。
【0010】屋根パネルP1は、図1に示すように、断
面コ字の溝形鋼からなりかつ溝部を向き合わせて配され
る上の枠材2A、下の枠材2B、側の枠材2C、2Cを
矩形に接合した周囲枠10を具えるとともに、前記上の
枠材2A、下の枠材2B間に側の枠材2Cと平行な中の
枠材11を架け渡し、かつ該中の枠材11と側の枠材2
Cとの間に上下の枠材2A、2Bと平行な母屋材12…
を適宜の間隔を有して架設することにより前記枠組3が
形成される。
【0011】なお中の枠材11、母屋材12の上面、下
面は、前記周囲枠10の上面、下面と夫々面一となると
ともに、中の枠材11は、溝形鋼からなる2つの形鋼材
11A、11Aを溝部を逆向きにして溶着することによ
り形成され、又母屋材12は、前記形鋼材11Aと側の
枠材2Cとに端部が嵌着される木質の母屋材12A…
と、軒先端A近傍に溝部を外に向けて配される断面コ字
の形鋼材からなる母屋材12Bとを含む。
【0012】前記枠組3上面には、前記側の枠材2C上
面に小巾の控え部2Caを残して矩形の野地板4が添設
されるとともに、この野地板4上面には防水シート5が
例えばエマルジョン系接着剤を用いて予め貼着される。
【0013】前記防水シート5は、上の枠材2Aから下
の枠材2Bまで屋根パネルP1の屋根架構体1への取付
けにより形成される傾斜屋根Rの流れ方向に沿ってのび
るとともに、隣り合う防水シート5、5は該流れ方向に
沿ってのびる重なり部13で重ね合わされる。
【0014】このように防水シート5を屋根流れ方向に
沿って貼着したため、雨水などは1枚の防水シート5上
を流下することになり、防水性を向上しうるとともに、
前記重なり部13からの雨水の浸入を防止しうる。
【0015】又防水シート5は、予め工場において貼着
されているため、現場での貼着作業を排除でき、雨仕舞
を早期に達成しうるとともに、施工の省力化にも役立
つ。
【0016】なお前記下の枠材2B外面には、屋根パネ
ルP1の取付けにより外面が垂直となる木質の下地桟1
4が下の枠材2Bの全長に亘り取付けられるとともに、
この下地桟14上に、上面が前記野地板4の上面と整一
する広小舞15がステープルを用いて固定されている。
【0017】さらに前記枠組3の少なくとも一縁、本例
では下の枠材2B上方、すなわち前記屋根架構体1への
取付けにより軒先端Aとなる野地板4の上面には、前記
広小舞15上面を含んで、前記防水シート5の野地板4
への着を防止する紙製の離型シート6が前記軒先端A
に沿って添着される。
【0018】このような屋根パネルP1は、図2に示す
ように、前記側の枠材2Cを、家屋の外壁を形成する壁
パネル16上にボルト止めされかつ前記屋根架構体1を
構成する屋根受金具17の斜めの受片17Aにボルト止
めすることにより該壁パネル16上方で支持され、前記
傾斜屋根Rを形成する。
【0019】又前記野地板4上の前記離型シート6と防
水シート5との間には、軒先水切板19が配設される。
軒先水切板19は、離型シート6上に載置されるととも
に内端に折曲げ部20Aを設けた取付片20と、この取
付片20の外端から前記広小舞15外方で垂下しかつ下
端に内方に折曲がる折曲げ部21Aを形成した垂下片2
1とからなる長尺な例えばアルミ成形品であって、前記
取付片20を前記野地板4に釘22を用いて取付けるこ
とにより、軒先端Aを水切りする。
【0020】さらに前記防水シートを軒先水切板19
の取付片20上面に接着剤を用いて貼り付け、軒先端A
の雨仕舞を行う。
【0021】このように軒先端Aにおいて離型シート
を野地板4に添着し防水シート5野地板4への接着を
防止しているため、軒先水切板19の取付けを容易と
し、防水施工を能率化しうる。
【0022】なお前記軒先端Aと前記壁パネル16との
間には、前記下地桟14外面に上部が取付けられる鼻板
29と、該鼻板29の下端から内方にのびるとともに内
端に取付けた取付金具30の壁パネル16上端から垂下
する吊金具31への係止により該内端が支持される軒天
井板32とからなる軒天井パネル33が架け渡され、軒
天井を形成する。
【0023】又図3に示すように、屋根架構体1に隣り
合わせて取付けられた屋根パネルP、P(屋根パネルP
1、P2、P3を総称して屋根パネルPという)がなす
目地部Gには、前記控え部2Ca、2Caに下面両側が
載置、固定される目地板35が配されるとともに、該目
地部Gは、屋根パネルP、Pを跨がり前記防水シート
5、5に接着される防水目地テープTにより覆われる。
【0024】防水目地テープTは、例えばブチルゴムの
下面に接着層を設けた矩形長尺体からなり、軒先端Aか
ら棟部に向かって隣り合う屋根パネルP、Pの防水シー
ト5、5、及び前記目地板35上面に貼着する。
【0025】このように目地部Gを防水目地テープTに
より被覆するだけで、屋根パネルP、P間の防水施工を
行うことができ、施工性を向上しうるとともに、早期に
雨仕舞を達成しうる。
【0026】又前記防水目地テープTは、防水シート
5、5に接着するため、防水品質を高めることができ、
防水性を向上しうる。
【0027】なお前記防水目地テープTとして好適に採
用されうるブチルゴムは、耐候性、耐オゾン性に優れる
とともに粘着力が比較的大きく、例えば発泡ポリエチレ
ンからなる前記防水シート5に密着し、防水性能を一層
向上しうるとともに、防水目地テープTを防水シート5
に接着するだけで目地部の防水処理を確実に行うことが
でき、現場施工の省力化に役立つ。
【0028】さらに図4に示すように、隣り合う屋根パ
ネルP、Pの防水シート5、5を枠組3の側面から突出
させることによりこの防水シート5、5に突出部5A、
5Aを形成し、一方の防水シート5の突出部5Aを折返
して該防水シート5上に重ねて配置し、他方の防水シー
ト5の突出部5Aをこの重なり部37上に重ねた上、こ
の他方の突出部5Aを覆って防水目地テープTを貼着し
てもよい。
【0029】この場合、屋根パネルP、Pが隣り合う巾
狭の目地部Gは、2枚の防水シート5、5、及び防水目
地テープTにより被覆されることになり防水性を一層向
上しうる。
【0030】又図9に示す屋根谷部BにおいてV字状に
隣り合う屋根パネルP4、P5は、軒先端Aとこの屋根
谷部Bとにおける野地板4の上面側縁に、図5に示すよ
うに、接着防止用の前記離型シート6を添着している。
【0031】前記屋根谷部Bには、図6に示すように、
前記屋根パネルP4、P5の離型シート6、6上に該
型シート6、6を跨がる防露テープ39を谷芯に中心線
をほぼ一致させて軒先端Aから軒部に向かって貼付ける
とともに、該防露テープ39には、防水目地テープTが
軒先端Aから棟部に向かって貼着される。
【0032】然る後、図7に示すように、前記防水シー
ト5を防水目地テープTに重ね、ステープル40…を用
いて該防水シート5に防水目地テープTを接着する。
【0033】屋根谷部Bにおいても、屋根パネルP4、
P5が隣り合う目地部Gを防水目地テープTにより被覆
することによって、施工性よく雨仕舞を行いうる。なお
図5〜7においては、前記側の枠材2Cを省略して示し
ている。
【0034】又図9に示す下り棟部Cにおいて屋根パネ
ルP6、P7が隣り合う目地部Gは、図8に示すよう
に、前記控え部2Ca、2Caに下面両側を載置、固定
した断面山形状の目地板42を介して、前記屋根パネル
P6、P7を跨がり前記防水シート5、5にステープル
43を用いて接着される防水目地テープTを用いて被覆
され、防水処理が施される。
【0035】
【発明の効果】叙上の如く本発明の屋根パネルは、枠組
の少なくとも一縁かつ野地板上に、接着防止用の離型シ
ートを前記一縁に沿って配しているため、予め野地板上
に防水シートを接着しておいても、離型シートの部分で
この防水シートの野地板への接着を防止することがで
き、例えば軒先水切板などを野地板と防水シートとの間
に容易に挿入でき、屋根の防水施工を能率化しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】その家屋架構体への取付状態を示す断面図であ
る。
【図3】屋根パネル間の防水構造を示す斜視図である。
【図4】屋根パネル間の防水構造を示す斜視図である。
【図5】屋根谷部における屋根パネル間の目地部を示す
部分斜視図である。
【図6】屋根谷部における防水目地テープの貼着を示す
部分斜視図である。
【図7】屋根谷部における屋根パネル間の防水構造を示
す部分斜視図である。
【図8】屋根下り棟部における屋根パネル間の防水構造
を示す部分斜視図である。
【図9】屋根形状を概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
2A、2B、2C 枠材 3 枠組 4 野地板6 離型シート P、P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7 屋根
パネル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠材を接合した枠組に野地板が添設されか
    つこの枠組の少なくとも一縁かつ野地板上に、接着防止
    用の離型シートを前記一縁に沿って配してなる屋根パネ
    ル。
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