JPH0736982Y2 - 棟防水シートとこれを用いた棟の構造 - Google Patents
棟防水シートとこれを用いた棟の構造Info
- Publication number
- JPH0736982Y2 JPH0736982Y2 JP14858288U JP14858288U JPH0736982Y2 JP H0736982 Y2 JPH0736982 Y2 JP H0736982Y2 JP 14858288 U JP14858288 U JP 14858288U JP 14858288 U JP14858288 U JP 14858288U JP H0736982 Y2 JPH0736982 Y2 JP H0736982Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ridge
- roof
- tiles
- tarpaulin
- top seal
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は屋根の棟部を施工するのに用いる棟防水シート
とこれを用いた棟の構造に関するものである。
とこれを用いた棟の構造に関するものである。
［従来の技術］ 従来、屋根の棟部を施工する場合例えば第５図に示すよ
うに屋根の野地板ａの上に屋根瓦ｂを葺き、左右の屋根
の野地板ａの棟部に受桟ｃを取着し、各受桟ｃに棟桟ｄ
を取着し、棟部を介して一対の棟桟ｄに跨がるように棟
包みｅを被せ、棟包みｅを棟桟ｄに固定していた。
うに屋根の野地板ａの上に屋根瓦ｂを葺き、左右の屋根
の野地板ａの棟部に受桟ｃを取着し、各受桟ｃに棟桟ｄ
を取着し、棟部を介して一対の棟桟ｄに跨がるように棟
包みｅを被せ、棟包みｅを棟桟ｄに固定していた。
［考案が解決しようとする課題］ しかしかかる従来例にあっては、棟を施工するのに棟部
を跨ぐ構造の棟包みｅのような部材を要するという問題
や棟包みｅを取り付けるため受桟ｃや棟桟ｄのような部
材を要するという問題があり、また施工に手間がかかる
という問題があり、さらに棟包みｅが剛体の場合は屋根
勾配に応じた形状の棟包みｅを要して屋根勾配に自在に
対応できないという問題もあった。
を跨ぐ構造の棟包みｅのような部材を要するという問題
や棟包みｅを取り付けるため受桟ｃや棟桟ｄのような部
材を要するという問題があり、また施工に手間がかかる
という問題があり、さらに棟包みｅが剛体の場合は屋根
勾配に応じた形状の棟包みｅを要して屋根勾配に自在に
対応できないという問題もあった。
本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本考
案の目的とするところは従来の棟包みのような部材を用
いなくても防水的に棟を施工できると共に簡単に施工で
き、しかも屋根勾配にも自在に対応できる棟防水シート
とこれを用いた棟の構造を提供するにある。
案の目的とするところは従来の棟包みのような部材を用
いなくても防水的に棟を施工できると共に簡単に施工で
き、しかも屋根勾配にも自在に対応できる棟防水シート
とこれを用いた棟の構造を提供するにある。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため本考案棟防水シートＡは、柔軟
性や防水性のある材料にて断面山形に形成せるシート本
体１の上面の頂部に頂部シール部２を設けると共に頂部
の両側の上面に上面シール部３を設け、シート本体１の
下面に粘着層４を設けたものであり、また本考案棟の構
造は、柔軟性や防水性のある材料にて断面山形に形成せ
るシート本体１の上面の頂部に頂部シール部２を設ける
と共に頂部の両側の上面に上面シール部３を設けた棟防
水シートＡを屋根の棟部に配置し、棟部を介して隣合う
最上部の屋根瓦５を跨ぐように棟防水シートＡを被せる
と共に棟防水シートＡを屋根瓦５に接着し、棟防水シー
トＡの両側の上面に夫々棟側瓦６の載置して棟側瓦６の
棟側端を夫々頂部シール部２に圧接すると共に棟側瓦６
の下面を上面シール部３に圧接し、棟側瓦から棟防水シ
ートＡや屋根瓦５を介して野地板７に固着具８を打入し
て固定したものである。
性や防水性のある材料にて断面山形に形成せるシート本
体１の上面の頂部に頂部シール部２を設けると共に頂部
の両側の上面に上面シール部３を設け、シート本体１の
下面に粘着層４を設けたものであり、また本考案棟の構
造は、柔軟性や防水性のある材料にて断面山形に形成せ
るシート本体１の上面の頂部に頂部シール部２を設ける
と共に頂部の両側の上面に上面シール部３を設けた棟防
水シートＡを屋根の棟部に配置し、棟部を介して隣合う
最上部の屋根瓦５を跨ぐように棟防水シートＡを被せる
と共に棟防水シートＡを屋根瓦５に接着し、棟防水シー
トＡの両側の上面に夫々棟側瓦６の載置して棟側瓦６の
棟側端を夫々頂部シール部２に圧接すると共に棟側瓦６
の下面を上面シール部３に圧接し、棟側瓦から棟防水シ
ートＡや屋根瓦５を介して野地板７に固着具８を打入し
て固定したものである。
［作用］ 棟防水シートＡを用いることにより従来のように棟包み
を用いなくても簡単に且つ防水的に棟部を施工できる。
を用いなくても簡単に且つ防水的に棟部を施工できる。
［実施例］ 棟防水シートＡのシート本体１は断面山形の形状をして
おり、ブチルゴムやゴムアスファルトのようなゴム、合
成樹脂等の柔軟性や防水性のある材料にて形成されてい
る。シール本体１の上面の頂部には断面蟻突起状の頂部
シール部２を長手方向に亘って設けてあり、上面の頂部
の両側に上面シール部３を長手方向に亘って設けてあ
る。頂部シール部２や上面シール部３はシール性のある
材料にて形成され、例えはEPDMの発泡材にて形成されて
いる。シート本体１の下面には粘着層４を設けてあり、
粘着層４に離型紙９を貼ってある。
おり、ブチルゴムやゴムアスファルトのようなゴム、合
成樹脂等の柔軟性や防水性のある材料にて形成されてい
る。シール本体１の上面の頂部には断面蟻突起状の頂部
シール部２を長手方向に亘って設けてあり、上面の頂部
の両側に上面シール部３を長手方向に亘って設けてあ
る。頂部シール部２や上面シール部３はシール性のある
材料にて形成され、例えはEPDMの発泡材にて形成されて
いる。シート本体１の下面には粘着層４を設けてあり、
粘着層４に離型紙９を貼ってある。
棟防水シートＡは上記のように構成され、この棟防水シ
ートＡを用いて次のように棟の施工が行なわれる。屋根
の野地板７上には屋根瓦５が第３図（ａ）に示すように
葺かれ、棟部で最上部の屋根瓦５の棟側端同士が突き合
わせられる。次いで第３図（ｂ）に示すように棟部を介
して両側の屋根瓦５に跨がるように棟防水シートＡが配
置され、離型紙９を剥がしながら粘着層４を屋根瓦５に
接着する。次いで第３図（ｃ）に示すように棟防水シー
トＡの両側の上に夫々棟側瓦６を配置し、棟側瓦６の棟
側端を棟防水シートＡの頂部シール部２に圧接すると共
に棟側瓦６の下面を上面シール部３に圧接し、棟側瓦６
の上から棟防水シートＡ及び屋根瓦５を介して野地板７
に固着具８を打入して棟側瓦６を固定してある。このよ
うにして施工すると、従来のように棟包みや受桟や棟桟
を用いることなく、簡単且つ防水的に施工でき、また特
別にコーキング材を用いないでも防水的に施工できる。
また棟防水シートＡは柔軟性のある材料にて形成されて
いるために頂部を屈曲して頂部の角度をある程度調整す
ることができて屋根勾配に応じて自在に調整できる。さ
らに棟防水シートＡにて固着具８を打入した部分の防水
も確実にできる。
ートＡを用いて次のように棟の施工が行なわれる。屋根
の野地板７上には屋根瓦５が第３図（ａ）に示すように
葺かれ、棟部で最上部の屋根瓦５の棟側端同士が突き合
わせられる。次いで第３図（ｂ）に示すように棟部を介
して両側の屋根瓦５に跨がるように棟防水シートＡが配
置され、離型紙９を剥がしながら粘着層４を屋根瓦５に
接着する。次いで第３図（ｃ）に示すように棟防水シー
トＡの両側の上に夫々棟側瓦６を配置し、棟側瓦６の棟
側端を棟防水シートＡの頂部シール部２に圧接すると共
に棟側瓦６の下面を上面シール部３に圧接し、棟側瓦６
の上から棟防水シートＡ及び屋根瓦５を介して野地板７
に固着具８を打入して棟側瓦６を固定してある。このよ
うにして施工すると、従来のように棟包みや受桟や棟桟
を用いることなく、簡単且つ防水的に施工でき、また特
別にコーキング材を用いないでも防水的に施工できる。
また棟防水シートＡは柔軟性のある材料にて形成されて
いるために頂部を屈曲して頂部の角度をある程度調整す
ることができて屋根勾配に応じて自在に調整できる。さ
らに棟防水シートＡにて固着具８を打入した部分の防水
も確実にできる。
また第４図は他の実施例を示すものであり、本棟に連続
して隅棟がある場合である。この場合も上記実施例と同
様に棟部に棟防水シートＡを敷いてから棟側瓦６を葺い
て固着具８にて固定されている。
して隅棟がある場合である。この場合も上記実施例と同
様に棟部に棟防水シートＡを敷いてから棟側瓦６を葺い
て固着具８にて固定されている。
［考案の効果］ 本考案は叙述のように構成されているので、棟部を介し
て隣合う屋根瓦間に棟防水シートを跨ぐように配置して
接着し、棟防水シートの両側の上に棟側瓦を葺いて固定
することにより施工できて従来のように棟包みや受桟や
棟桟を用いることなく簡単に棟を施工できると共に防水
的に施工できるものであり、しかも受桟や棟桟のような
木部を必要とせず腐敗を防止できるものであり、さらに
柔軟性のある材料にて形成せる棟防水シートを棟部に跨
がせるので、屋根の勾配が変わっても頂部を屈曲させて
頂部の角度を調整することができて屋根勾配に自在に対
応できるものである。
て隣合う屋根瓦間に棟防水シートを跨ぐように配置して
接着し、棟防水シートの両側の上に棟側瓦を葺いて固定
することにより施工できて従来のように棟包みや受桟や
棟桟を用いることなく簡単に棟を施工できると共に防水
的に施工できるものであり、しかも受桟や棟桟のような
木部を必要とせず腐敗を防止できるものであり、さらに
柔軟性のある材料にて形成せる棟防水シートを棟部に跨
がせるので、屋根の勾配が変わっても頂部を屈曲させて
頂部の角度を調整することができて屋根勾配に自在に対
応できるものである。
第１図は本考案の棟防水シートの斜視図、第２図は同上
の棟を施工した状態の断面図、第３図（ａ）（ｂ）
（ｃ）は棟部を施工する状態の斜視図、第４図（ａ）
（ｂ）は同上の他の施工を示す斜視図、第５図は従来例
の断面図であって、Ａは棟防水シート、１はシート本
体、２は頂部シール部、３は上面シール部、４は粘着
層、５は屋根瓦、６は棟側瓦、７は野地板、８は固着具
である。
の棟を施工した状態の断面図、第３図（ａ）（ｂ）
（ｃ）は棟部を施工する状態の斜視図、第４図（ａ）
（ｂ）は同上の他の施工を示す斜視図、第５図は従来例
の断面図であって、Ａは棟防水シート、１はシート本
体、２は頂部シール部、３は上面シール部、４は粘着
層、５は屋根瓦、６は棟側瓦、７は野地板、８は固着具
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−280146（ＪＰ，Ａ) 特公 昭61−49466（ＪＰ，Ｂ２) 実公 昭60−16172（ＪＰ，Ｙ２) 実公 平６−10015（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (2)
- 【請求項１】柔軟性や防水性のある材料にて断面山形に
形成せるシート本体の上面の頂部に頂部シール部を設け
ると共に頂部の両側の上面に上面シール部を設け、シー
ト本体の下面に粘着層を設けて成る棟防水シート。 - 【請求項２】柔軟性や防水性のある材料にて断面山形に
形成せるシート本体の上面の頂部に頂部シール部を設け
ると共に頂部の両側の上面に上面シール部を設けた棟防
水シートを屋根の棟部に配置し、棟部を介して隣合う最
上部の屋根瓦を跨ぐように棟防水シートを被せると共に
棟防水シートを屋根瓦に接着し、棟防水シートの両側の
上面に夫々棟側瓦の載置して棟側瓦の棟側端を夫々頂部
シール部に圧接すると共に棟側瓦の下面を上面シール部
に圧接し、棟側瓦から棟防水シートや屋根瓦を介して野
地板に固着具を打入して固定して成る棟の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14858288U JPH0736982Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 棟防水シートとこれを用いた棟の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14858288U JPH0736982Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 棟防水シートとこれを用いた棟の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0268933U JPH0268933U (ja) | 1990-05-24 |
| JPH0736982Y2 true JPH0736982Y2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=31420032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14858288U Expired - Lifetime JPH0736982Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 棟防水シートとこれを用いた棟の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0736982Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001220860A (ja) * | 2000-02-07 | 2001-08-17 | Nippon Tetsupan Kk | 建築物の外囲構造及びその施工方法 |
-
1988
- 1988-11-15 JP JP14858288U patent/JPH0736982Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0268933U (ja) | 1990-05-24 |
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