JP2923626B2 - 自動車用ウエザーストリップ - Google Patents

自動車用ウエザーストリップ

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JP2923626B2
JP2923626B2 JP7348863A JP34886395A JP2923626B2 JP 2923626 B2 JP2923626 B2 JP 2923626B2 JP 7348863 A JP7348863 A JP 7348863A JP 34886395 A JP34886395 A JP 34886395A JP 2923626 B2 JP2923626 B2 JP 2923626B2
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JP
Japan
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opening edge
door
body opening
weather strip
hollow seal
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賢之 豊嶋
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NISHIKAWA GOMU KOGYO KK
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NISHIKAWA GOMU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はドアに取付け、ボ
ディ開口縁と弾接させ、ドア・ボディ開口縁間をシール
する自動車用ウエザーストリップであって、特にコーナ
ーの型成形部のボディ開口縁とのシール性・外観を改良
したものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 図1乃至図6を参考にして、この発明
の対象とするウエザーストリップの基本について説明す
る。前端のヒンジ軸H−Hを中心に旋回するドア2が嵌
まるボディ開口縁1には凸段部5,6が設けられ、この
凸段部5,6にドア2に取付けたウエザーストリップ3
が当接して、シールするようになっている。ボディ開口
縁1のドアヒンジサイドにおいては凸段部5が車内側壁
5aと車外側壁5dとより形成されており、ボディ開口
縁1のルーフサイド又はフロントピラーサイドにおいて
は、室内側壁6aと中間壁6cと室外側壁6dとから凸
段部6が構成されている。そしてドアヒンジサイドと、
ルーフサイド又はフロントピラーサイドとの凸段部5,
6は連続して形成され、車内側壁5aは2つに分かれ、
室内側壁6aと中間壁6cとに連続し且つ車外側壁5d
と室外側壁6dも連続している。
【0003】ドア2の周囲にウエザーストリップ取付用
の凹段部7を設けたとき、該凹段部7はドアパネルに略
直角な方向のウエザーストリップ基底部取付用周囲壁8
と、ドアパネルに略平行な外壁9とによって形成されて
いる。そしてヒンジ軸H−Hに近い略鉛直周囲壁8と、
該略鉛直周囲壁8の上部に連続にする略水平若しくは傾
斜周囲壁8とに股がって中空シール部付ウエザーストリ
ップ3を取付けたとき、ヒンジ軸H−Hに対するウエザ
ーストリップ3の移動軌跡Qの関係上、ヒンジ軸H−H
に近い所では図3に示す如く中空シール部3bの頂部T
がヒンジサイドの凸段部5の車内側壁5aに当接し、且
つ中空シール部3bの主として側面部Mが、図5に示す
如くルーフサイド又はフロントピラーサイドの中間壁6
cに当接するようになっている。
【0004】ウエザーストリップ3の当接部がドアヒン
ジサイドの車内側壁5aからルーフサイド又はフロント
ピラーサイドの中間壁6cに乗り移る箇所においては、
図4に示す如くルーフサイド若しくはフロントピラーサ
イドの凸段部6の角6bに対してシール当り面Sの狭い
線接触状態になり、図11に示す如く中空シール部3b
が室内側壁6aに引擦り込まれたりして、シールが不充
分になり易かった。
【0005】具体的に説明すると、ドアに取付け、ボデ
ィ開口縁と弾接させ、ドア・ボディ開口縁間をシールす
る自動車用ウエザーストリップとして、従来図6乃至図
13に示すように、ドア2の周囲壁8に取付けた基底部
3aに、ボディ開口縁1とそれぞれ弾接させる中空シー
ル部3bを車内側に、シールリップ3cを車外側に一体
に結合したものが用いられている。
【0006】また、直線状押出成形部の中空シール部3
bのシール当り面Sは断面円弧状に形成してあり、ドア
2をボディ開口縁1に開閉可能に取付けるヒンジ軸H−
H側鉛直部分から、それぞれフロントドアではフロント
ピラー側、リアドアではルーフ側へ移る部分のコーナー
部に介在させる型成形部は、直線状押出成形部に連続的
に接続するよう、その中空シール部3bの断面形状を連
続的に変化させてありそれと弾接させるボディ開口縁1
の断面形状もそれぞれ図9のX−X断面、図10・図1
1のY−Y断面、図12・図13のZ−Z断面に示すよ
うに、変化させてある。
【0007】しかしながら、上記ウエザーストリップ3
は、ドア2を閉じ、ボディ開口縁1に弾接させた場合、
ヒンジに近い点からボディパネル開口縁1と弾接し始め
るため、コーナー型成形部の中空シール部3bは、シー
ル当り面Sの形成が図10・図12に示すような設定通
り行われず、図11・図13に示す如くシール切れある
いはシール不良を起す等、水漏を起す原因となったり、
外観が損われたりすると言う問題点がある。
【0008】即ち、上述した従来例においては、図9乃
至図13に示すように、断面位置によってそれぞれ異な
る変形をし、シール当り面Sの幅が変化がすると共に、
その位置も円弧状の表面に沿って一方の側から他方の側
に移り、しかもその移行域では部分的にシール当り面S
が図10に示す如く線のように細くなる欠点がある。ま
た図11及び図13に示すように、中空シール部3b
が、ボディ開口縁1の室内側に凸の曲折部分の室内側へ
向ってもぐり込むことがあり、そのためシール性が悪化
する欠点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする課
題は、上記従来のウエザーストリップは、シール当り面
Sの形成が設定通り行われず、シール面のもぐり込み、
シール当り面Sの幅の減少、シール切れあるいはシール
不良があり、水漏を起す原因となっていることであっ
て、本発明は上記課題を解決した、シール性・外観に優
れた自動車用ウエザーストリップを提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】 この発明に係る自動車
用ウエザーストリップは、ドアの周囲壁8に取付けた基
底部4aに、ボディ開口縁1の凸段部5,6に弾接させ
る断面略円弧状のシール面を有する中空シール部4bを
結合し、ボディ開口縁の凸段部5,6とドア周囲壁8間
をシールする自動車用ウエザーストリップにおいて、ド
ア2をボディ開口縁1に開閉可能に取付けるヒンジ軸H
−H側の鉛直部分から傾斜あるいは水平部分へ移るコー
ナー部に介在させる型成形部の中空シール部4bに、中
空シール部4bがボディ開口縁1の凸段部5,6に接触
し始めたときボディ開口縁1の凸段部5,6の車外側の
面に接触する盛上げ部分Uを中空シール部頂部車外側に
形成し、而も盛上げ部分Uを中空シール部4bの他の部
分より肉厚に形成することによって、シール当り面Sが
設定通り形成されると共に、コーナーにおけるシール当
り面Sの幅を広くし、しかも室内側へ向ってのもぐり込
み、折れ、皺の発生等を防止し、若干の寸法上のバラツ
キがあっても、シール性、外観等が損われると言う問題
点を解消したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態例につい
て、図1乃至図6及び図14乃至図17により説明する
と、1はボディ開口縁、2はドア、8はそのドア2の周
囲壁、9はドア2の周囲壁8の外側に形成した外壁、4
は周囲壁8に取付けた、ドア・ボディ開口縁間をシール
するウエザーストリップであって、以下のように構成さ
れる。
【0012】4aは周囲壁8に取付ける基底部、4b,
4cはそれぞれボディ開口縁1とそれぞれ弾接させる中
空シール部,シールリップであって、中空シール部4b
は断面円弧状のシール面を有し、基底部4aの車内側に
一体に結合してあり、シールリップ4bは車外側にそれ
ぞれ一体に結合してある。Uは中心部が高く、周辺に向
って次第に低くなる盛上げ部分あって、ドア2をボディ
開口縁1に開閉可能に取付けるヒンジサイドからルーフ
サイド又はフロントピラーサイドへ移るコーナー部に介
在させる型成形部の中空シール部4bのシールリップ4
cに相対する部分に設けてあり、その盛上げ部分Uと他
の部分との間の肉厚は実質的に差を設けてある。
【0013】作用について説明すると、ドア2を閉じる
と、ウエザーストリップ4はヒンジに近い点からボディ
開口縁1と弾接し始めるが、図15乃至図17に示すよ
うに、特にコーナーの型成形部は、盛上げ部分Uを設け
たため、それに拘束されて、ボディ開口縁1の中間壁6
cから角6bを滑って室内側壁6aへ向って、中空シー
ル部4bがもぐり込むこともなく、シール当り面Sが円
弧の一方の側から他方の側へ移動容易になり、シール当
り面Sの幅が移行域においても十分に広くなり、しかも
折れ、皺の発生等もなく、若干の上のバラツキがあって
も、シール性、外観等が損われることはない。
【0014】
【発明の効果】 本発明は以上のように構成されるた
め、従来問題を有していたコーナーの型成形部は、盛上
げ部分Uに拘束されて、中空シール部4bのもぐり込み
もなく、シール当り面Sの移動が著しく容易になり、そ
の幅も十分に広くなり、しかも折れ、皺の発生等もな
く、若干の寸法上のバラツキがあっても、シール性、外
観等が損われることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ドアを外した状態のボディの側面図である。
【図2】 外したドアの側面図である。
【図3】 ドアを嵌めた状態の図1・図2のX−X断面
図である。
【図4】 ドアを嵌めた正常な状態の図1・図2のY−
Y断面図である。
【図5】 ドアを嵌めた異常な状態の図1・図2のZ−
Z断面図である。
【図6】 図1のD部の拡大原理図である。
【図7】 シールの当り面の移行を示す斜視図である。
【図8】 従来例を示す断面図である。
【図9】 従来例において、ボディ開口縁との標準の弾
接状態を示す図1・図2・図6のX−X断面図である。
【図10】 従来例において、ボディ開口縁との標準の
弾接状態を示す従来例の図1・図2・図6のY−Y断面
図である。
【図11】 従来例において、ボディ開口縁との異常な
もぐり込みを起こした弾接状態を示す従来例の図1・図
2・図6のY−Y断面図である。
【図12】 従来例において、ボディ開口縁との標準の
弾接状態を示す図1・図2・図6のZ−Z断面図であ
る。
【図13】 従来例において、ボディ開口縁との異常な
もぐり込みを起こした弾接状態を示す図1・図2・図6
のZ−Z断面図である。
【図14】 本発明の実施の形態例を示す断面図であ
る。
【図15】 本発明の実施の形態例のボディ開口縁との
弾接状態を示す図1・図2・図6のX−X断面図であ
る。
【図16】 本発明の実施の形態例のボディ開口縁との
弾接状態を示す図1・図2・図6のY−Y断面図であ
る。
【図17】 本発明の実施の形態例のボディ開口縁との
弾接状態を示す図1・図2・図6のZ−Z断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボディ開口縁 2 ドア 3 ウエザーストリップ 3a 基底部 3b 中空シール部 3c シールリップ 4 ウエザーストリップ 4a 基底部 4b 中空シール部 4c シールリップ 5 凸段部 5a 車内側壁 5d 車外側壁 6 凸段部 6a 室内側壁 6b 角 6c 中間壁 6d 室内側壁 7 凹段部 8 周囲壁 9 外壁 H−H ヒンジ軸 M 側面部 Q 移動軌跡 S シール当り面 T 頂部 U 盛上げ部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの周囲壁(8)に取付けた基底部
    (4a)に、ボディ開口縁(1)の凸段部(5,6)に
    弾接させる断面略円弧状のシール面を有する中空シール
    部(4b)を結合し、ボディ開口縁の凸段部(5,6)
    とドア周囲壁(8)間をシールする自動車用ウエザース
    トリップにおいて、ドア(2)をボディ開口縁(1)に
    開閉可能に取付けるヒンジ軸(H−H)側の鉛直部分か
    ら傾斜あるいは水平部分へ移るコーナー部に介在させる
    型成形部の中空シール部(4b)に、中空シール部がボ
    ディ開口縁の凸段部に接触し始めたときボディ開口縁の
    凸段部の車外側面に接触する盛上げ部分(U)を中空
    シール部頭部の車外側に形成し、而も盛上げ部分(U)
    を中空シール部(4b)の他の部分より肉厚に形成して
    なる自動車用ウエザーストリップ。
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