JP2906267B2 - 自動車用バンパ - Google Patents
自動車用バンパInfo
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- JP2906267B2 JP2906267B2 JP7470090A JP7470090A JP2906267B2 JP 2906267 B2 JP2906267 B2 JP 2906267B2 JP 7470090 A JP7470090 A JP 7470090A JP 7470090 A JP7470090 A JP 7470090A JP 2906267 B2 JP2906267 B2 JP 2906267B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bumper
- facer
- armature
- fascia
- absorbing member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、自動車用バンパに関する。
b.従来の技術 従来、自動車用バンパとしては、第５図に記載した構
造のものが存在する。
造のものが存在する。
かかる自動車用バンパは、表面を覆う合成樹脂等で形
成されたバンパフェイシャ101と、該バンパフェイシャ1
01の内部に挿入され、衝撃等によるエネルギを吸収する
エネルギ吸収部材102と、該バンパフェイシャ101及びエ
ネルギ吸収部材102を補強するバンパアーマチュア103と
から構成され、上記バンパフェイシャ101とバンパアー
マチュア103との固定は、第５図に示す如く、その上・
下部において複数箇所、ビスあるいはボルト104によっ
て締付けることによりなされている。
成されたバンパフェイシャ101と、該バンパフェイシャ1
01の内部に挿入され、衝撃等によるエネルギを吸収する
エネルギ吸収部材102と、該バンパフェイシャ101及びエ
ネルギ吸収部材102を補強するバンパアーマチュア103と
から構成され、上記バンパフェイシャ101とバンパアー
マチュア103との固定は、第５図に示す如く、その上・
下部において複数箇所、ビスあるいはボルト104によっ
て締付けることによりなされている。
c.発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来の自動車用バンパにあっ
ては、第６図に示す如く、該バンパに衝撃力が作用した
場合に、表面を覆う上記バンパフェイシャ101が上方に
大きく変形し、その上方に位置するグリル，エンジンフ
ードあるいは前照灯，方向指示器等を損傷してしまう憂
があり、また、バンパフェイシャ101自体に、亀裂が生
じる恐れもあった。
ては、第６図に示す如く、該バンパに衝撃力が作用した
場合に、表面を覆う上記バンパフェイシャ101が上方に
大きく変形し、その上方に位置するグリル，エンジンフ
ードあるいは前照灯，方向指示器等を損傷してしまう憂
があり、また、バンパフェイシャ101自体に、亀裂が生
じる恐れもあった。
本発明は、上述した従来技術が有する課題を解決する
ことを目的とする。
ことを目的とする。
d.課題を解決するための手段 本発明は、上述した課題を解決するため、バンパフェ
イシャの上部後端部に前方に向けて開口する断面コ字状
の係合爪を設け、かつ、バンパフェイシャの下端部に、
長手方向に沿って凹部を設けるとともに、上記バンパア
ーマチュアを、インナパネルとアウタパネルを溶接して
閉じ断面に構成し、かつ該バンパアーマチュアの上端部
に、上記バンパフェイシャの係合爪に係合するフランジ
を後方に向けて張り出して設け、該バンパアーマチュア
の下端部を、上記バンパフェイシャの凹部後面に締結し
た取付構造とした。
イシャの上部後端部に前方に向けて開口する断面コ字状
の係合爪を設け、かつ、バンパフェイシャの下端部に、
長手方向に沿って凹部を設けるとともに、上記バンパア
ーマチュアを、インナパネルとアウタパネルを溶接して
閉じ断面に構成し、かつ該バンパアーマチュアの上端部
に、上記バンパフェイシャの係合爪に係合するフランジ
を後方に向けて張り出して設け、該バンパアーマチュア
の下端部を、上記バンパフェイシャの凹部後面に締結し
た取付構造とした。
e.作用 本発明に係る自動車用バンパに衝撃力が作用した場合
は、少なくともバンパフェイシャの上部が後方に移動
し、バンパフェイシャに大きな変形が生じない。
は、少なくともバンパフェイシャの上部が後方に移動
し、バンパフェイシャに大きな変形が生じない。
d.実施例 以下、本発明の実施例を、添付図面に従って詳細に説
明する。
明する。
ここで、第１図は本発明にかかるバンパを使用した車
両全体を示す斜視図、第２図は第１図のＡ−Ａ線に沿う
断面図、第３図は本発明にかかるバンパの分解斜視図で
ある。
両全体を示す斜視図、第２図は第１図のＡ−Ａ線に沿う
断面図、第３図は本発明にかかるバンパの分解斜視図で
ある。
図中１は車両本体、２は該車両本体１の前方に取付け
られたフロントバンパ、３はフロントバンパ２の上方に
設けられたグリル、４は前照灯、５は方向指示器、６は
エンジンフードである。
られたフロントバンパ、３はフロントバンパ２の上方に
設けられたグリル、４は前照灯、５は方向指示器、６は
エンジンフードである。
上記フロントバンパ２は、第２図の断面図に示す如
く、表面を覆う合成樹脂等で形成されたバンパフェイシ
ャ７と、該バンパフェイシャ７の内部に挿入されたウレ
タンフォーム、あるいは樹脂ブロック等で形成されたエ
ネルギ吸収部材８と、前記バンパフェイシャ７及びエネ
ルギ吸収部材８とを補強するためのバンパアーマチュア
９とから構成されている。
く、表面を覆う合成樹脂等で形成されたバンパフェイシ
ャ７と、該バンパフェイシャ７の内部に挿入されたウレ
タンフォーム、あるいは樹脂ブロック等で形成されたエ
ネルギ吸収部材８と、前記バンパフェイシャ７及びエネ
ルギ吸収部材８とを補強するためのバンパアーマチュア
９とから構成されている。
上記バンパアーマチュア９は、インナパネル10及びア
ウタパネル11を溶接することにより閉断面に形成したも
のであり、その上方に、大きく後方に張り出したフラン
ジ12が形成されている。
ウタパネル11を溶接することにより閉断面に形成したも
のであり、その上方に、大きく後方に張り出したフラン
ジ12が形成されている。
また、バンパフェイシャ７は、第１図〜第３図に示され
ている如く、エネルギ吸収部材８の下端に位置する部分
において、その長手方向に沿って凹部13が形成されてお
り、該凹部13には、上記バンパアーマチュア９との下部
固定手段であるビスあるいはボルト14が複数個配置さ
れ、該バンパフェイシャ７の下部と、バンパアーマチュ
ア９との下部を強固に固定している。
ている如く、エネルギ吸収部材８の下端に位置する部分
において、その長手方向に沿って凹部13が形成されてお
り、該凹部13には、上記バンパアーマチュア９との下部
固定手段であるビスあるいはボルト14が複数個配置さ
れ、該バンパフェイシャ７の下部と、バンパアーマチュ
ア９との下部を強固に固定している。
一方、バンパフェイシャ７の上部後端部には、前記バ
ンパアーマチュア９の上端部に後方に向けて張り出して
形成されたフランジ12に係合する前方に向けて開口する
断面コ字状の係合爪15が形成されている。該係合爪15
は、第２図に示されている如く、先ず上記フランジ12を
覆うように後方に張り出し、その後該フランジ12を引っ
掛けるように下側にまわり込み、再びフランジ12の基部
まで延びることにより、該バンパフェイシャ７の上部を
バンパアーマチュア９の上部に前後方向に摺動可能に取
付けている。
ンパアーマチュア９の上端部に後方に向けて張り出して
形成されたフランジ12に係合する前方に向けて開口する
断面コ字状の係合爪15が形成されている。該係合爪15
は、第２図に示されている如く、先ず上記フランジ12を
覆うように後方に張り出し、その後該フランジ12を引っ
掛けるように下側にまわり込み、再びフランジ12の基部
まで延びることにより、該バンパフェイシャ７の上部を
バンパアーマチュア９の上部に前後方向に摺動可能に取
付けている。
尚、図中16はエネルギ吸収部材８に設けられた変形性
を向上させるための切り欠き溝であり、17はバンパアー
マチュア９の補強のためのリブである。
を向上させるための切り欠き溝であり、17はバンパアー
マチュア９の補強のためのリブである。
本発明における自動車用バンパは、上述の如くバンパ
フェイシャ７の上部と、バンパアーマチュア９の上部と
の取付けを、前後方向に摺動可能な取付けとしたため、
第４図の如く、該バンパ２に衝撃力が作用した場合、上
記バンパフェイシャ７は上方に変形することなく、後方
に移動し、その上方に位置するグリル３、エンジンフー
ド６、あるいは前照灯４、方向指示器５等を損傷するこ
となく、また、バンパフェイシャ自体の亀裂も生じるこ
とがない。
フェイシャ７の上部と、バンパアーマチュア９の上部と
の取付けを、前後方向に摺動可能な取付けとしたため、
第４図の如く、該バンパ２に衝撃力が作用した場合、上
記バンパフェイシャ７は上方に変形することなく、後方
に移動し、その上方に位置するグリル３、エンジンフー
ド６、あるいは前照灯４、方向指示器５等を損傷するこ
となく、また、バンパフェイシャ自体の亀裂も生じるこ
とがない。
以上、本発明の一実施例につき説明したが、本発明は
既述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術
的思想に基づいて、各種の変形及び変更が可能である。
既述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術
的思想に基づいて、各種の変形及び変更が可能である。
例えば、上記実施例においては、バンパフェイシャ７
の摺動可能な取付構造として、バンパアーマチュア９に
後方に延びるフランジ12を形成し、該フランジ12に係合
する係合爪15をバンパフェイシャ７に形成することによ
り構成したが、これに限らず、例えばバンパアーマチュ
ア９あるいはバンパフェイシャ７のいずれかに、前後方
向に延びる長孔を穿設し、該長孔を利用して両者を取付
ける構造としても良い。
の摺動可能な取付構造として、バンパアーマチュア９に
後方に延びるフランジ12を形成し、該フランジ12に係合
する係合爪15をバンパフェイシャ７に形成することによ
り構成したが、これに限らず、例えばバンパアーマチュ
ア９あるいはバンパフェイシャ７のいずれかに、前後方
向に延びる長孔を穿設し、該長孔を利用して両者を取付
ける構造としても良い。
e.発明の効果 本発明にかかる自動車用バンパによれば、以下のよう
な効果を奏する。
な効果を奏する。
該バンパの上方に位置するグリル，エンジンフードあ
るいは前照灯，方向指示器等のバンパフェイシャの変形
による損傷を考慮する必要がなく、修理費の低減を図る
ことができると共に、設計の自由度を向上させることが
できる。
るいは前照灯，方向指示器等のバンパフェイシャの変形
による損傷を考慮する必要がなく、修理費の低減を図る
ことができると共に、設計の自由度を向上させることが
できる。
また、バンパに前方より衝撃力が作用した場合、エネ
ルギ吸収部材が変形し、上部は、バンパフェイシャの係
合爪がバンパアーマチュアのフランジ上を後方に摺動
し、下部は、バンパフェイシャの凹部内に、バンパフェ
イシャの下部が変形して衝撃力を吸収する。そして、バ
ンパフェイシャは、上方に変形することなく、後方に移
動し、その上方に位置するグリル、エンジンフードある
いは、前照灯、方向指示器等を損傷することもない。ま
た、バンパフェイシャ自体の亀裂も生じることもない。
ルギ吸収部材が変形し、上部は、バンパフェイシャの係
合爪がバンパアーマチュアのフランジ上を後方に摺動
し、下部は、バンパフェイシャの凹部内に、バンパフェ
イシャの下部が変形して衝撃力を吸収する。そして、バ
ンパフェイシャは、上方に変形することなく、後方に移
動し、その上方に位置するグリル、エンジンフードある
いは、前照灯、方向指示器等を損傷することもない。ま
た、バンパフェイシャ自体の亀裂も生じることもない。
さらに、実施例のようなバンパフェイシャ上部の取付
構造とすれば、ビス止めあるいはボルト締めの工数が減
少し、生産性の向上を図ることができる。
構造とすれば、ビス止めあるいはボルト締めの工数が減
少し、生産性の向上を図ることができる。
第１図〜第４図は、本発明の実施例を示したものであっ
て、第１図は自動車の斜視図、第２図は第１図のＡ−Ａ
線に沿う断面図である。第３図はバンパの分解斜視図で
ある。第４図はバンパが衝撃力を受けた状態を示した断
面図である。 第５図及び第６図は、従来のバンパ構造を示したもので
あって、第５図は第１図のＡ−Ａ線に沿う部分に相当す
る断面図、第６図はバンパが衝撃力を受けた状態を示し
た断面図である。 １…車両本体、２…フロントバンパ、７…バンパフェイ
シャ、８…エネルギ吸収部材、９…バンパアーマチュ
ア、12…フランジ、14…ビスあるいはボルト、15…係合
爪。
て、第１図は自動車の斜視図、第２図は第１図のＡ−Ａ
線に沿う断面図である。第３図はバンパの分解斜視図で
ある。第４図はバンパが衝撃力を受けた状態を示した断
面図である。 第５図及び第６図は、従来のバンパ構造を示したもので
あって、第５図は第１図のＡ−Ａ線に沿う部分に相当す
る断面図、第６図はバンパが衝撃力を受けた状態を示し
た断面図である。 １…車両本体、２…フロントバンパ、７…バンパフェイ
シャ、８…エネルギ吸収部材、９…バンパアーマチュ
ア、12…フランジ、14…ビスあるいはボルト、15…係合
爪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B60R 19/24 B60R 19/04
Claims (1)
- 【請求項１】表面を覆うバンパフェイシャと、該バンパ
フェイシャの内部に挿入されたエネルギ吸収部材と、該
バンパフェイシャの後面側に配設され、該バンパフェイ
シャ及びエネルギ吸収部材を補強するバンパアーマチュ
アとから構成された自動車用バンパにおいて、上記バン
パフェイシャの上部後端部に前方に向けて開口する断面
コ字状の係合爪を設け、かつ、バンパフェイシャの下端
部に、長手方向に沿って凹部を設けるとともに、上記バ
ンパアーマチュアを、インナパネルとアウタパネルを溶
接して閉じ断面に構成し、かつ該バンパアーマチュアの
上端部に、上記バンパフェイシャの係合爪に係合するフ
ランジを後方に向けて張り出して設け、該バンパアーマ
チュアの下端部を、上記バンパフェイシャの凹部後面に
締結したことを特徴とする自動車用バンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7470090A JP2906267B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 自動車用バンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7470090A JP2906267B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 自動車用バンパ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03273957A JPH03273957A (ja) | 1991-12-05 |
| JP2906267B2 true JP2906267B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=13554766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7470090A Expired - Lifetime JP2906267B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 自動車用バンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2906267B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10149121B4 (de) | 2001-10-05 | 2007-02-08 | Daimlerchrysler Ag | Energieabsorbierender Stoßfänger |
| JP2013001195A (ja) * | 2011-06-14 | 2013-01-07 | Hitachi Ltd | 衝突エネルギ吸収構造を備える鉄道車両 |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP7470090A patent/JP2906267B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03273957A (ja) | 1991-12-05 |
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