JPH0541966Y2 - - Google Patents

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JPH0541966Y2
JPH0541966Y2 JP1987000215U JP21587U JPH0541966Y2 JP H0541966 Y2 JPH0541966 Y2 JP H0541966Y2 JP 1987000215 U JP1987000215 U JP 1987000215U JP 21587 U JP21587 U JP 21587U JP H0541966 Y2 JPH0541966 Y2 JP H0541966Y2
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bumper
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bumper skin
skin
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は車両用バンパーに関するものであ
る。
[従来の技術] 一般に、車両等において衝突時の衝撃エネルギ
ーはバンパーによつて吸収緩和されるようになつ
ている。
車両用バンパーは、例えば、第6図に示す如く
車体の強度メンバーから延長されたバンパーステ
ー101に固着される補強部材103(アーマチ
ヤ)の上下取付けフランジ105,107にバン
パー表皮109(バンパーフエイシヤ)がボルト
111、ナツト113によつて固着された構造と
なつている。
なお、115はバンパー表皮109の内部に設
けられた発泡材、117は車体外板(エプロン
等)をそれぞれ示している。(特開昭59−48250号
公報参照) [考案が解決しようとする問題点] 前記した如くバンパー表皮109は補強部材1
03に固着されている所から、例えば、軽衝突時
においてバンパー表皮109に力Fが働くと、バ
ンパー表皮109は鎖線で示す如く大きく変形
し、その変形によつて衝撃エネルギーを吸収緩和
する。
この場合、バンパー表皮109は屈曲し易い部
位、例えば、バンパー表皮取付部位から変形する
形状となるため、その変形によつて車体外板11
7と干渉し、その干渉によつて車体外板117ま
で大きな損傷を受ける不具合が起きるようにな
る。
このために、例えばバンパー表皮109の変形
時に車体外板117と干渉しないようにバンパー
表皮109の上面部と車体外板117との間隙α
を大きく確保する等の手段が考えられるが、間隙
αを大きくすると外観品質を損ねてしまうという
問題が起きる。
そこで、この考案はバンパー表皮が屈曲変形し
ても車体外装部品と干渉することがなく、しか
も、部品点数の削減を図りながらバンパー表皮の
取付け作業が容易になると共に、取付け領域の剛
性アツプが図れるようにした車両用バンパーを提
供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するために、この考案にあつて
は、車体外装部材の下側に配置され、車体の強度
メンバーに固着される車巾方向の補強部材と、補
強部材に固定手段を介して取付けられ前半側が前
記車体外装部材より突出したバンパー表皮とを具
備する車両用バンパーにおいて、前記バンパー表
皮の上面部側内側の少なくとも前記固定手段に対
応した位置で、かつ、前記車体外装部材の前面か
らバンパー表皮取付部までの領域内に補強リブを
設けると共に、前記固定手段の受容部を切欠いて
ある。
[作用] かかるバンパーにおいて、固定手段は、補強リ
ブに設けられた切欠きにより、仮保持クリツプを
用いなくても落下することがなくなり、補強部材
へのバンパーの取付けが容易となる。一方、軽衝
突時に衝突時の衝撃によつてバンパー表皮は大き
く屈曲変形し、その変形によつて衝撃エネルギー
を吸収緩和する。この場合、バンパー表皮の上面
部側及び取付け領域は、補強リブにより剛性が高
められる反面、補強リブから外れた領域から屈曲
変形する形状となるため、車体外装部材と干渉す
ることがなくなる。したがつて、車体外装部品と
バンパー表皮の上面部までの間隙を小さく設定す
ることが可能となるため外観品質を損ねることも
ない。
[実施例] 以下、図面を参照しながら説明する。
第3図、第4図はこの考案にかかる一実施例を
示している。第3図、第4図の説明に入る前に、
第1図、第2図に基づいてバンパーステーに対す
る具体的な取付構造を一般的な補強リブを備えた
従来例について説明する。
図示中1は自動車の車体外装部材(エプロン
等)、3はバンパーをそれぞれ示している。
バンパー3は車体の強度メンバー(図示してい
ない)から延長されたバンパーステー5に固着さ
れる金属製の補強部材7(アーマチヤ)と補強部
材7に固着された合成樹脂製のバンパー表皮9
(バンパーフエイシヤ)とを具備している。
補強部材7はアウタパネル11とインナパネル
13とで車巾方向に長い閉断面ボツクス状に形成
され、上下に取付けフランジ15,17を有して
いる。
バンパー表皮9は上面部19と前面部21と下
面部23とで断面逆コ字状に形成され、上面部1
9の端末部19aは、内側へ垂直に屈曲され前記
補強部材7の上位側取付けフランジ15にリテー
ナ25から突出したボルト27とボルト27のね
し部に螺合されたナツト29によつて固着されて
いる。
バンパー表皮9の下面部23の端末部23a
は、補強部材7の下位置側取付けフランジ17に
当て金31と当て金31を貫通したボルト33と
ボルト33のねじ部に螺合されたナツト35によ
つて固着されている。
一方、バンパー表皮9の前半側は車体外装部材
1の前面1aから前方に大きく突出すると共に内
部には発泡材37が充填さている。
第3図、第4図は、この考案にかかる実施例を
示したものであつて、例えば、第1図鎖線で示す
ように外力Fが作用した時に、車体外装部材1の
前方で変形するようDの領域にわたつて補強リブ
39を設ける具体例を示している。
即ち、バンパー表皮9の上面部19の内側で、
かつ、車体外装部材1の表面1aからバンパー表
皮取付部までの領域D内に補強リブ39を設け
る。
補強リブ39は、リテーナ25側へ上昇するテ
ーパー状となつている。さらに、補強リブ39
は、固定手段となるリテーナ25の頭部が臨む受
容部を切欠いた切欠凹部41が設けられている。
これにより、リテーナ25は切欠凹部41によつ
て外れ落ちることがなくなるため、リテーナ25
の仮保持クリツプの省略が可能となる。
第4図は切欠凹部41の変形例を示したもので
ある。切欠凹部41は、上面部19の内側領域D
内に車巾方向にわたつて肉厚部43を形成し、該
肉厚部43にさらにテーパー状の補強リブ39を
設けることで、補強リブ39の垂直面39aと肉
厚部43の下面とで形成することも可能である。
このように構成されたバンパー3によれば、リ
テーナ25は、仮保持クリツプを用いなくても、
切欠凹部41によつて外に落ちることがないた
め、取付作業が容易に行なえるようになる。一
方、第1図のように、軽衝突時の衝撃でバンパー
3に外力Fが働くと、バンパー表皮9は屈曲変形
し衝突時の衝撃エネルギーを吸収緩和する。
この衝撃吸収時、バンパー表皮9の上面部19
は、面剛性の弱い補強リブ39の領域外で屈曲す
るようになるため、大きくバンパー表皮9が変形
しても車体外装部材1と干渉を起こすことがなく
なる。したがつて損傷は、バンパー3だけに抑え
られると共に上面部19と車体外装部材1との間
隙を小さく設定することが可能となり、外観品質
を損ねることもない。この場合、第5図に示す如
く補強リブ39の前端側で、上面部19の内側に
薄肉部45を形成すれば、薄肉部45から必ず変
形が起こるようになり、変形時の位置を確実に特
定することができる。
なお、この実施例ではフロント側のバンパーに
ついて説明したがリヤ側のバンパーに適用するこ
とも可能である。
[考案の効果] 以上、説明したように、この考案の車両用バン
パーによれば、補強部材に設けた受容部の切欠き
により、固定手段の外れ落ちを防止できるため、
仮保持クリツプが不要になると共に取付け作業の
向上が図れる。また、補強リブの領域及び固定手
段の周辺の剛性を高めることができるため、車体
外装部材の損傷を防ぐことができる。したがつ
て、修理は、バンパーの交換だけで済むようにな
る。また、車体外装部材とバンパーの上面部との
間隙を小さく設定することができるため外観品質
面でも大変好ましいものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は補強リブを備えた従来例の車両用バン
パーの取付構造を示した第2図の−線断面
図、第2図は第1図の断面箇所を示す自動車の斜
視図、第3図と第4図と第5図はこの考案にかか
る実施例を示した車両用バンパーの断面図、第6
図は補強リブのない従来例を示した第1図と同様
の断面図である。 主要な図面符号の説明、1……車体外装部材
(エプロン等)、3……バンパー、7……補強部
材、9……バンパー表皮、19……上面部、39
……補強リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体外装部材の下側に配置され、車体の強度メ
    ンバーに固着される車巾方向の補強部材と、補強
    部材に固定手段を介して取付けられ前半側が前記
    車体外装部材より突出したバンパー表皮とを具備
    する車両用バンパーにおいて、前記バンパー表皮
    の上面部側内側の少なくとも前記固定手段に対応
    した位置で、かつ、前記車体外装部材の前面から
    バンパー表皮取付部までの領域内に補強リブを設
    けると共に、前記固定手段の受容部を切欠いたこ
    とを特徴とする車両用バンパー。
JP1987000215U 1987-01-07 1987-01-07 Expired - Lifetime JPH0541966Y2 (ja)

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JP1987000215U JPH0541966Y2 (ja) 1987-01-07 1987-01-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987000215U JPH0541966Y2 (ja) 1987-01-07 1987-01-07

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Publication Number Publication Date
JPS63108837U JPS63108837U (ja) 1988-07-13
JPH0541966Y2 true JPH0541966Y2 (ja) 1993-10-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60229843A (ja) * 1984-04-26 1985-11-15 Nissan Motor Co Ltd バンパ

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JPS60229843A (ja) * 1984-04-26 1985-11-15 Nissan Motor Co Ltd バンパ

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