JP2521444Y2 - 自動車のバンパ構造 - Google Patents

自動車のバンパ構造

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JP2521444Y2
JP2521444Y2 JP1989004429U JP442989U JP2521444Y2 JP 2521444 Y2 JP2521444 Y2 JP 2521444Y2 JP 1989004429 U JP1989004429 U JP 1989004429U JP 442989 U JP442989 U JP 442989U JP 2521444 Y2 JP2521444 Y2 JP 2521444Y2
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JP
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back beam
bracket
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bent
bumper skin
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JP1989004429U
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道弘 川村
明仁 山本
顕一 佐藤
泰典 熊谷
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のバンパ構造に関する。
(従来の技術) バンパは車体の前後に設けられ、車体を小さな衝突か
ら保護するものであるが、軽量で、衝突後凹みが生じに
くい等の理由により、ポリプロピレンなどの比較的剛性
の高い樹脂材料による衝撃エネルギー吸収バンパが開発
されている(例えば実開昭59−70850号公報参照)。ま
た第5図に示すように閉断面形状のバックビーム11の車
体外方側にウレタンフォーム等のエネルギー吸収材12を
重畳し、下端をバックビーム11の下面にビス等により固
着し、上端をブラケット13を介してバックビーム11の上
面に取り付けたバンパ表皮14でエネルギー吸収材12を被
装しているバンパがある。
(考案が解決しようとする課題) 上記バンパによると、軽量で低速での衝突の場合バン
パ自体の損傷も少なく元の位置に復元する利点がある
が、衝突などにより荷重が加わると、エネルギー吸収材
の変形に伴う、バンパ表皮の座屈変形やブラケットの変
形が起こり、バンパ表皮の取付部及び周辺部品に変形が
生じた場合、形状の復元が困難となり、外観を著しく損
ねたり、バンパ表皮取付孔の破損を招く等の不具合があ
る。
従って本考案の目的は、衝突などにより荷重が加わっ
た場合でも、バンパ表皮の取付部及び周辺部品への荷重
伝達を低減させ、変形、損傷を少なくし、衝突後の形状
復元性の向上が図れる自動車のバンパ構造を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成する本考案の自動車のバンパ構造は、
バックビームの車体外方側にエネルギー吸収材を重畳
し、エネルギー吸収材をバンパ表皮で被装した自動車の
バンパ構造において、車体側に開口する断面ハット状の
バックビームと、このバックビームの開口部間に架設さ
れ、かつ上部がバックビーム上縁より上方へ突出し、こ
の上端から車体外方へ折曲する折曲部を有するブラケッ
トと、下縁がバックビーム下縁に結合され、上縁が前記
ブラケットの折曲部の上面に重畳結合し、折曲部の先端
を覆って下方へ垂下して前記ブラケットの折曲部とバッ
クビームの上部との中間高さ位置でL字状に車体外方に
折曲形成され、このL字状部とバックビームの上部及び
ブラケットに形成した折曲部とにより空間部を形成した
弾性変形可能な樹脂材料によるバンパ表皮と、上記空間
部を保持した状態で、バックビームの断面ハット状の頂
部に沿って重畳されてバンパ表皮によって被装されたエ
ネルギー吸収材とを具備することを特徴とする。
(作用) バンパ表皮に形成したL字状部と、バックビーム上部
及びブラケットに形成した折曲部により空間部を形成
し、かつこの空間部を保持した状態でバックビームの頂
部に沿ってエネルギー吸収部材を配設することから衝突
等により衝撃がバンパ表皮に作用した際、空間部内に上
記バンパ表皮のL字状部が進入するようにバンパ表皮の
弾性変形が許容され、バンパ表皮取付部が大きく変形す
るのを回避し、取付部及びその周辺に設けられる部品の
変形、損傷を少なくして、衝突後の形状復元性の向上及
び外観品質の向上を図る。
(実施例) 以下本考案の自動車のバンパ構造の一実施例を第1図
乃至第4図に基づいて説明する。
第3図は本実施例が適用される自動車の後部斜視図で
あって、バンパ1は自動車の前後(後方バンパのみ図
示)に夫々配設され、自動車の衝突時における車体の損
傷を軽減する目的で取り付けてある。第4図はバンパ1
の端部を示す斜視図であり、第1図は第4図におけるA
−A線に沿う拡大断面図であって、第2図は第1図のバ
ックビーム2とブラケット3の結合状態を説明するバン
パ表皮5及びエネルギー吸収材6を省略した斜視図であ
る。バックビーム2は断面ハット状であって、バックビ
ーム2の開口部が車体側になるように車体後部に配設さ
れている。バックビーム2の上端フランジ2aと下端フラ
ンジ2b間にはブラケット3がネジbにより架設してあ
る。
ブラケット3の上部はバックビーム2の上縁より上方
へ突出してその上端から車体外方へ向かう折曲部3aが形
成してある。
バンパ表皮5の下縁5aは車体内方へ折曲するバックビ
ーム2の下縁2dにボルトbにより固着してあって、バン
パ表皮5の上縁は取付部5bにより前記ブラケット3の折
曲部3aの上面にボルトbにより結合され、折曲部3aの先
端を覆って下方へ垂下して、前記ブラケット3の折曲部
3aとバックビーム2の上部2eとの中間高さ位置において
L字状部5cによりL字状に車体外方へ折曲して、このL
字状部5cとバックビーム2の上部2e及びブラケット3の
折曲部3aとにより断面L字状の空間部6を形成してい
る。
バックビーム2の断面ハット状の頂部2cに沿って車体
幅方向に長なるウレタンフォーム等のエネルギー吸収材
4が重畳して上記空間部6を避けた状態、即ち空間部6
を保持した状態で設けてあり、バンパ表皮5によって被
装してある。
以上のように構成された自動車のバンパ1に衝突等に
よる荷重Fが作用すると、エネルギー吸収材4が圧縮変
形して衝突に伴うエネルギーを吸収する。この際バンパ
表皮5のL字状部5cは、L字状部5cとバックビーム2の
上部2e及びブラケット3の折曲部3aにより形成される空
間部6を有し、かつバンパ表皮5の取付部5bと荷重Fの
作用点が変位していることから空間部6内へ進入し、バ
ンパ表皮5は鎖線で示すよう変形する。従ってバンパ表
皮5の取付部5bへ作用する荷重は大幅に緩和されて、取
付部5b及びブラケット3等の変形、損傷が減少するとと
もに周辺部品への影響も回避できる。
(効果) 以上説明したように、本考案の自動車のバンパ構造に
よれば、バンパ表皮のL字状部、バックビームの上部及
びブラケット3の折曲部3aにより空間部を形成し、衝突
の際バンパ表皮のL字状部が弾性変形して空間部内に進
入することを許容するようにしたので、バンパ表皮取付
部へ作用する荷重が低減し、バンパ表皮取付部及びブラ
ケット等の取付部の変形及び周辺部品の損傷が減少し、
修復等のコスト低減が図れるとともに、衝突後の形状復
元性が向上し、外観品質の向上が図れ、更にバックビー
ムの開口部にブラケットを架設することにより、バック
ビームの剛性向上、従ってバンパの剛性向上が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自動車のバンパ構造を説明する断面
図、第2図は同バックビームとブラケットの結合状態を
示す要部斜視図、第3図は本実施例が適用される自動車
の後部斜視図、第4図はバンパの端部を示す斜視図、第
5図は従来例を示す断面図である。 1…バンパ、2…バックビーム、2a…上端フランジ、2b
…下端フランジ、2c…頂部、2e…上部、3…ブラケッ
ト、3a…折曲部、4…エネルギー吸収材、5…バンパ表
皮、5c…L字状部、6…空間部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 顕一 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富 士重工業株式会社内 (72)考案者 熊谷 泰典 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富 士重工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−92951(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックビームの車体外方側にエネルギー吸
    収材を重畳し、エネルギー吸収材をバンパ表皮で被装し
    た自動車のバンパ構造において、車体側に開口する断面
    ハット状のバックビーム(2)と、このバックビーム
    (2)の開口部間に架設され、かつ上部がバックビーム
    上縁より上方へ突出し、この上端から車体外方へ折曲す
    る折曲部(3a)を有するブラケット(3)と、下縁がバ
    ックビーム下縁に結合され、上縁が前記ブラケット
    (3)の折曲部(3a)の上面に重畳結合し、折曲部(3
    a)の先端を覆って下方へ垂下して前記ブラケット
    (3)の折曲部(3a)とバックビーム(2)の上部(2
    e)との中間高さ位置でL字状に車体外方に折曲形成さ
    れ、このL字状部(5c)とバックビーム(2)の上部
    (2e)及びブラケット(3)に形成した折曲部(3a)と
    により空間部(6)を形成した弾性変形可能な樹脂材料
    によるバンパ表皮(5)と、上記空間部(6)を保持し
    た状態で、バックビーム(2)の断面ハット状の頂部
    (2c)に沿って重畳されてバンパ表皮(5)によって被
    装されたエネルギー吸収材(4)とを具備することを特
    徴とする自動車のバンパ構造。
JP1989004429U 1989-01-20 1989-01-20 自動車のバンパ構造 Expired - Lifetime JP2521444Y2 (ja)

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JPH0296339U JPH0296339U (ja) 1990-08-01
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