JP2902690B2 - メダル投出機 - Google Patents
メダル投出機Info
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- medals
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスロットルマシン等の各種ケーム機、自動販
売機、両替機等のようにコインその他のメダルを外部に
払い出すメダル投出機に関するものである。
売機、両替機等のようにコインその他のメダルを外部に
払い出すメダル投出機に関するものである。
メダル投出機は、一般に、実公昭61−17925号公報に
示されているように、メダル容器内にバラ積み状態で収
容されたメダル群を、同容器のメダル出口から順次メダ
ル供給装置に送り込み、同装置での突起付きスプロケッ
トの掻き上げ作用等により上方のメダル放出口に向けて
順次移送するように構成されている。
示されているように、メダル容器内にバラ積み状態で収
容されたメダル群を、同容器のメダル出口から順次メダ
ル供給装置に送り込み、同装置での突起付きスプロケッ
トの掻き上げ作用等により上方のメダル放出口に向けて
順次移送するように構成されている。
ところが、上記公報に示されたものをはじめとする従
来のメダル投出機においては、容器内のメダル群を全く
無規制でメダル供給装置に送り込むため、このメダル供
給装置に対するメダル送給量のばらつきが大きくなる。
このため、過剰送給によってメダル供給装置側でメダル
詰まりを起こしたり、メダル出口がメダルで塞がれてメ
ダルの送給ができなくなったりする等、メダル供給装置
へのメダルの安定送給が困難となり、これによってメダ
ル払い出しが不調（不連続払い出しや払い出し不足）、
あるいは全く不能になるという問題が生じていた。
来のメダル投出機においては、容器内のメダル群を全く
無規制でメダル供給装置に送り込むため、このメダル供
給装置に対するメダル送給量のばらつきが大きくなる。
このため、過剰送給によってメダル供給装置側でメダル
詰まりを起こしたり、メダル出口がメダルで塞がれてメ
ダルの送給ができなくなったりする等、メダル供給装置
へのメダルの安定送給が困難となり、これによってメダ
ル払い出しが不調（不連続払い出しや払い出し不足）、
あるいは全く不能になるという問題が生じていた。
そこで本発明は、メダル容器からメダル供給装置に対
しメダルを適量ずつ安定送給することができるメダル投
出機を提供するものである。
しメダルを適量ずつ安定送給することができるメダル投
出機を提供するものである。
請求項１の発明は、次のように構成されたものであ
る。
る。
（ｉ） 収容されたメダルをメダル出口に向けて底壁上
を滑動させるメダル容器と、このメダル容器のメダル出
口からメダルを受け取って上方に移送するメダル供給装
置とを具備していること。
を滑動させるメダル容器と、このメダル容器のメダル出
口からメダルを受け取って上方に移送するメダル供給装
置とを具備していること。
（ii） このメダル供給装置は回転するホッパリングを
備え、上記メダル容器内の底壁を滑動してメダル出口か
ら出たメダルがこのホッパリングのメダル導入部分に滑
り込むようにこのメダル導入部分が上記メダル容器内の
底壁の延長上に配置され、このホッパリングに固着され
たメダル送り部材によりメダルをホッパリングに保持し
ながらホッパリングともに上向きに回転移動させるよう
に構成されていること。
備え、上記メダル容器内の底壁を滑動してメダル出口か
ら出たメダルがこのホッパリングのメダル導入部分に滑
り込むようにこのメダル導入部分が上記メダル容器内の
底壁の延長上に配置され、このホッパリングに固着され
たメダル送り部材によりメダルをホッパリングに保持し
ながらホッパリングともに上向きに回転移動させるよう
に構成されていること。
（iii） 上記メダル容器内におけるメダル出口に臨む
位置に、回転撹拌板が、上記メダル出口に向かうメダル
の移動方向と交差する竪姿勢で、かつ、上記メダル容器
内の底壁との間に、メダルの通過量を規制するとともに
メダルを上記ホッパリングのメダル導入部分に滑り込み
易い横姿勢に整える隙間が形成される状態で設けられて
いること。
位置に、回転撹拌板が、上記メダル出口に向かうメダル
の移動方向と交差する竪姿勢で、かつ、上記メダル容器
内の底壁との間に、メダルの通過量を規制するとともに
メダルを上記ホッパリングのメダル導入部分に滑り込み
易い横姿勢に整える隙間が形成される状態で設けられて
いること。
請求項２の発明は、請求項１の構成において、回転撹
拌板の少なくとも外周部が弾性材料にて弾性変形可能に
形成されてなるものである。
拌板の少なくとも外周部が弾性材料にて弾性変形可能に
形成されてなるものである。
請求項３の発明は、請求項１または２の構成におい
て、メダル容器内における回転撹拌板よりもメダル移動
方向の上流側の位置に、回転撹拌板に向かうメダルの流
れを規制する堰板が設けられてなるものである。
て、メダル容器内における回転撹拌板よりもメダル移動
方向の上流側の位置に、回転撹拌板に向かうメダルの流
れを規制する堰板が設けられてなるものである。
この構成により、 メダル容器内のメダル群が、メダル出口の手前で隙
間によって通過量を規制されるとともに、ホッパリング
のメダル導入部分に滑り込み易い横姿勢に整えられた上
でメダル供給装置（ホッパリング）に供給される。
間によって通過量を規制されるとともに、ホッパリング
のメダル導入部分に滑り込み易い横姿勢に整えられた上
でメダル供給装置（ホッパリング）に供給される。
回転撹拌板の撹拌作用により、メダル群が撹拌さ
れ、流動化される。
れ、流動化される。
この二点の作用により、隙間部分でのメダル詰まりが
防止されると同時に、メダル群をメダル出口からメダル
供給装置にスムースに供給することができる。
防止されると同時に、メダル群をメダル出口からメダル
供給装置にスムースに供給することができる。
また、請求項２の構成によると、回転撹拌板の外周部
がメダルとの接触により弾性変形してメダルから逃げる
ため、隙間部分でのメダル詰まり防止効果が一層確実な
ものとなる。
がメダルとの接触により弾性変形してメダルから逃げる
ため、隙間部分でのメダル詰まり防止効果が一層確実な
ものとなる。
さらに、請求項３の構成によると、堰板によって回転
撹拌板の手前でメダルの流れを規制できるため、隙間部
分でのメダル詰まり防止作用が助長されるとともに、撹
拌板への全メダル重量の集中を避けて撹拌板の荷重負担
を軽減し、撹拌板本来の撹拌作用を確保することができ
る。
撹拌板の手前でメダルの流れを規制できるため、隙間部
分でのメダル詰まり防止作用が助長されるとともに、撹
拌板への全メダル重量の集中を避けて撹拌板の荷重負担
を軽減し、撹拌板本来の撹拌作用を確保することができ
る。
本発明の実施例を図によって説明する。
Ｂはコイン等の多数のメダルＭ…がバラ積み状態で収
容されるバケット（メダル容器）で、このバケットＢ内
のメダルＭが、先下がりに傾斜したバケット底壁１上を
滑動してメダル出口２からホッパ（メダル供給装置）Ｈ
に供給される。
容されるバケット（メダル容器）で、このバケットＢ内
のメダルＭが、先下がりに傾斜したバケット底壁１上を
滑動してメダル出口２からホッパ（メダル供給装置）Ｈ
に供給される。
また、この実施例では、ホッパＨがメダル払い出し口
よりも低い位置に設置されるメダル投出機を対象とし
て、ホッパＨ上にメダルリフタＬが立設され、ホッパＨ
に送り込まれたメダルＭがさらにこのホッパＨから一枚
ずつメダルリフタＬに送り込まれて上方に移送されるよ
うに構成されている。
よりも低い位置に設置されるメダル投出機を対象とし
て、ホッパＨ上にメダルリフタＬが立設され、ホッパＨ
に送り込まれたメダルＭがさらにこのホッパＨから一枚
ずつメダルリフタＬに送り込まれて上方に移送されるよ
うに構成されている。
ホッパＨは、ホッパリング３と、このホッパリング３
の裏側に固着されたゴム等の弾性材料からなるホッパ側
メダル送り部材４とを具備している。
の裏側に固着されたゴム等の弾性材料からなるホッパ側
メダル送り部材４とを具備している。
ホッパリング３は、メダル出口２に臨む位置におい
て、第３図に示すように三個の外周ローラ5,6,7により
回転自在に支持され、第５図に示すモータ８によって第
３図矢印ロ方向に回転駆動される。
て、第３図に示すように三個の外周ローラ5,6,7により
回転自在に支持され、第５図に示すモータ８によって第
３図矢印ロ方向に回転駆動される。
なお、第５図中、9,10はモータ８の回転力をホッパリ
ング３に伝える歯車である。また、この歯車伝導方式を
必要に応じてベルト伝導方式に変換できるように、ホッ
パリング３の外周面にベルト溝3aが設けられている。さ
らに、外周ローラ5,6,7のうち、一つのローラ５は、ホ
ッパリング３に対して接離可能となるようにアーム11に
よって可動的に支持され、保守・点検時等に、この外周
ローラ５をホッパリング３から離間させた状態でホッパ
リング３を外周ローラ5,6,7間から取外しうるようにな
っている。第３図中、12は可動外周ローラ５をホッパリ
ング３側に押付けるバネである。
ング３に伝える歯車である。また、この歯車伝導方式を
必要に応じてベルト伝導方式に変換できるように、ホッ
パリング３の外周面にベルト溝3aが設けられている。さ
らに、外周ローラ5,6,7のうち、一つのローラ５は、ホ
ッパリング３に対して接離可能となるようにアーム11に
よって可動的に支持され、保守・点検時等に、この外周
ローラ５をホッパリング３から離間させた状態でホッパ
リング３を外周ローラ5,6,7間から取外しうるようにな
っている。第３図中、12は可動外周ローラ５をホッパリ
ング３側に押付けるバネである。
このホッパリング３は、傾斜状態で、かつ、メダル導
入部分である内周面がバケット底壁１の延長上に位置す
るように配置され、メダル出口２から流入するメダルＭ
…がこのホッパリング内周面を通ってホッパ側メダル送
り部材４の裏側に滑り込む。
入部分である内周面がバケット底壁１の延長上に位置す
るように配置され、メダル出口２から流入するメダルＭ
…がこのホッパリング内周面を通ってホッパ側メダル送
り部材４の裏側に滑り込む。
このホッパ側メダル送り部材４は、ホッパリング裏側
に同リング外周側に傾斜して突出するリップ部4aを有
し、メダルＭがこのリップ部4aにより、固定フレーム13
の前面に固着されたホッパ基板14の前面に弾性的に押付
けられながら、ホッパリング３およびメダル送り部材４
と一体に第４図の矢印ハ方向に移動する。
に同リング外周側に傾斜して突出するリップ部4aを有
し、メダルＭがこのリップ部4aにより、固定フレーム13
の前面に固着されたホッパ基板14の前面に弾性的に押付
けられながら、ホッパリング３およびメダル送り部材４
と一体に第４図の矢印ハ方向に移動する。
ホッパ基板14には、メダルガイド用のガイド壁15がホ
ッパ側メダル送り部材４よりも外周位置において同部材
４と同心配置で設けられるとともに、このガイド壁15の
前方に、メダルＭの前方への脱落を阻止するための凸壁
16が設けられている。
ッパ側メダル送り部材４よりも外周位置において同部材
４と同心配置で設けられるとともに、このガイド壁15の
前方に、メダルＭの前方への脱落を阻止するための凸壁
16が設けられている。
この凸壁16は、ガイド壁15に沿って全周に設けてもよ
いし、第３図に示すようにメダルの脱落がとくに起こり
やすい下部のみに設けてもよい。
いし、第３図に示すようにメダルの脱落がとくに起こり
やすい下部のみに設けてもよい。
また、ホッパ基板14には円形の穴17が設けられ、回転
円盤18がこの穴17内に嵌まり込む状態で固定フレーム13
に回転自在に支持されている。
円盤18がこの穴17内に嵌まり込む状態で固定フレーム13
に回転自在に支持されている。
この回転円盤18は、第１図に示すモータ19によってホ
ッパリング３と同方向（第3,4図の矢印ニ方向）に回転
駆動され、この回転円盤18の回転により、ホッパリング
３内に流入するメダル群が撹拌される。この撹拌作用に
より、メダル群が一定枚数ずつ基板14の前面に竪姿勢で
はり付いて整列しながらホッパ側メダル送り部材４の裏
側に落し込まれる。これにより、同メダル送り部材４へ
のメダル供給がスムースに行なわれる。
ッパリング３と同方向（第3,4図の矢印ニ方向）に回転
駆動され、この回転円盤18の回転により、ホッパリング
３内に流入するメダル群が撹拌される。この撹拌作用に
より、メダル群が一定枚数ずつ基板14の前面に竪姿勢で
はり付いて整列しながらホッパ側メダル送り部材４の裏
側に落し込まれる。これにより、同メダル送り部材４へ
のメダル供給がスムースに行なわれる。
一方、ホッパ基板14には、リフタＬを構成するリフタ
基板20が上方に向けて一体に連設されている。
基板20が上方に向けて一体に連設されている。
このリフタ基板20の前面には、メダルが通る凹溝状の
メダル通路21が上下全長に亘り蛇行して設けられるとと
もに、このメダル通路21のさらに前面側において複数の
円板状の回転体22…が、上下一直線上にかつ同通路21の
各蛇行曲点ごとに設けられている。
メダル通路21が上下全長に亘り蛇行して設けられるとと
もに、このメダル通路21のさらに前面側において複数の
円板状の回転体22…が、上下一直線上にかつ同通路21の
各蛇行曲点ごとに設けられている。
この各回転体22…には、それぞれ前面に歯車23…、外
周にリング状のメダル送り部材24…が固着されている。
これら各回転体22…のうち、最下段および中間の両回転
体22,22がそれぞれ第１図に示すモータ25,26で回転駆動
され、この回転力が各歯車23…の噛み合い回転により他
の回転体22…に伝えられる。こうして、各回転体22…
が、同期してかつ隣り合うもの同士逆方向（メダル移送
方向）に回転するようになっている。
周にリング状のメダル送り部材24…が固着されている。
これら各回転体22…のうち、最下段および中間の両回転
体22,22がそれぞれ第１図に示すモータ25,26で回転駆動
され、この回転力が各歯車23…の噛み合い回転により他
の回転体22…に伝えられる。こうして、各回転体22…
が、同期してかつ隣り合うもの同士逆方向（メダル移送
方向）に回転するようになっている。
なお、リフタＬのメダル移送揚程が低い場合には全回
転体22…を一つのモータで駆動してもよいし、逆に揚程
が高い場合にはモータ数を増やしてもよい。
転体22…を一つのモータで駆動してもよいし、逆に揚程
が高い場合にはモータ数を増やしてもよい。
メダル送り部材24…は、ホッパ側メダル送り部材４と
同様に、回転体裏側に向けて外周側に突出するリップ部
24a…を有し、このリップ部24a…でメダルＭを通路21の
凹壁面に弾性的に押付けながら同通路21内を下から上に
移動させるようになっている。
同様に、回転体裏側に向けて外周側に突出するリップ部
24a…を有し、このリップ部24a…でメダルＭを通路21の
凹壁面に弾性的に押付けながら同通路21内を下から上に
移動させるようになっている。
ここで、各メダル送り部材24…は、上下隣り合うもの
が相対向する部分で同時に一枚のメダルＭに接触しうる
ように配置され、これによりメダルＭが各メダル送り部
材24…間で順次受け渡されながら上方に移送される。
が相対向する部分で同時に一枚のメダルＭに接触しうる
ように配置され、これによりメダルＭが各メダル送り部
材24…間で順次受け渡されながら上方に移送される。
また、最下段のメダル送り部材24は、第3,4図に示す
ようにホッパ側メダル送り部材４の頂部付近に近接して
設けられ、ここでホッパＨからリフタＬへのメダルＭの
受渡しが行なわれるようになっている。
ようにホッパ側メダル送り部材４の頂部付近に近接して
設けられ、ここでホッパＨからリフタＬへのメダルＭの
受渡しが行なわれるようになっている。
なお、このメダルＭの受渡しがスムーズに行なわれる
ように、第3,4図に示すように受渡し部分において、ホ
ッパＨ側のガイド壁15とメダル通路21の一方の側壁とが
連続して形成されるとともに、メダル通路21の入口部分
に、メダルＭを同通路21に導くメダル導入部27が設けら
れている。
ように、第3,4図に示すように受渡し部分において、ホ
ッパＨ側のガイド壁15とメダル通路21の一方の側壁とが
連続して形成されるとともに、メダル通路21の入口部分
に、メダルＭを同通路21に導くメダル導入部27が設けら
れている。
一方、メダル通路21の上端21aは、メダル放出口とし
て先下がりに傾斜し、ここから図示しないメダル払い出
し口に向けてメダルＭが放出される。
て先下がりに傾斜し、ここから図示しないメダル払い出
し口に向けてメダルＭが放出される。
このリフタＬによると、上記のようにホッパＨから送
り込まれるメダルＭを、メダル通路21沿いに設けられた
上下複数のメダル送り部材24…により、メダル通路21内
に弾性的に押付けながら下から上に順次受渡しつつ移送
するため、実公昭61−17925号公報に示されているよう
なスプロケットのメダル掻き上げ力をそのままメダル押
し上げ力として利用するよう従来公知のリフタと比較し
て、次のような利点を有する。
り込まれるメダルＭを、メダル通路21沿いに設けられた
上下複数のメダル送り部材24…により、メダル通路21内
に弾性的に押付けながら下から上に順次受渡しつつ移送
するため、実公昭61−17925号公報に示されているよう
なスプロケットのメダル掻き上げ力をそのままメダル押
し上げ力として利用するよう従来公知のリフタと比較し
て、次のような利点を有する。
（Ｉ）各種サイズのメダルに共用することができる。
（II）メダルＭの厚みの変化はメダル送り部材24のリッ
プ部24aの弾性変形によって広範囲で吸収しうるため、
変形メダルに対してもリップ部24aがその変形した形状
のままにメダルに密着して確実に移送することができ
る。
プ部24aの弾性変形によって広範囲で吸収しうるため、
変形メダルに対してもリップ部24aがその変形した形状
のままにメダルに密着して確実に移送することができ
る。
（III）メダル移送力は、従来のように一個所（スプロ
ケット）に集中依存するのではなく、各メダル送り部材
24…で分担するため、高揚程に対しても総動力さえ確保
できれば何ら支承なく対応することができる。
ケット）に集中依存するのではなく、各メダル送り部材
24…で分担するため、高揚程に対しても総動力さえ確保
できれば何ら支承なく対応することができる。
（IV）メダル通路21内のメダルは、ホッパＨの作動・停
止に関係なく送り部材24…によってすべてリフタＬ外に
排出することができる。すなわち、常にメダル通路内に
メダルが残留する従来のリフタと異なり、リフタＬ内を
空にできるため、精算時等に便利となる。
止に関係なく送り部材24…によってすべてリフタＬ外に
排出することができる。すなわち、常にメダル通路内に
メダルが残留する従来のリフタと異なり、リフタＬ内を
空にできるため、精算時等に便利となる。
（Ｖ）メダル通路21が蛇行して設けられ、この蛇行曲点
ごとに回転体22（メダル送り部材24）が設けられている
ため、メダルＭの移動方向とメダル送り部材24の回転方
向とが一致し、メダルＭが各メダル送り部材24…間で無
理なく自然に受渡される。このため、通路21内でのメダ
ルの滞留等か起こるおそれがなく、メダルＭをスムース
に移送することができる。
ごとに回転体22（メダル送り部材24）が設けられている
ため、メダルＭの移動方向とメダル送り部材24の回転方
向とが一致し、メダルＭが各メダル送り部材24…間で無
理なく自然に受渡される。このため、通路21内でのメダ
ルの滞留等か起こるおそれがなく、メダルＭをスムース
に移送することができる。
次に、バケットＢ内のメダルＭ…をホッパＨに安定送
給するための構成を説明する。
給するための構成を説明する。
バケットＢ内には、メダル出口２に臨む位置に、回転
撹拌板28が、バケットＢ内からメダル出口２に向かうメ
ダルＭの移動方向とほぼ直角の竪姿勢で、かつ、バケッ
ト底壁１との間に適当な大きさ（たとえばメダルＭが倒
伏姿勢でのみ通過し、竪姿勢では通過しえない程度）の
隙間Ｃを置いた状態で回転自在に設けられている。
撹拌板28が、バケットＢ内からメダル出口２に向かうメ
ダルＭの移動方向とほぼ直角の竪姿勢で、かつ、バケッ
ト底壁１との間に適当な大きさ（たとえばメダルＭが倒
伏姿勢でのみ通過し、竪姿勢では通過しえない程度）の
隙間Ｃを置いた状態で回転自在に設けられている。
この回転撹拌板28は、全体がゴム等の弾性材料にて弾
性変形可能に形成され、モータ29により第２図矢印イ方
向に回転駆動される。第１図中、30はこの回転撹拌板28
が固着された裏板、31はこの裏板５の回転軸、32,33,34
はモータ29の駆動力をこの回転軸21に伝える伝動歯車で
ある。
性変形可能に形成され、モータ29により第２図矢印イ方
向に回転駆動される。第１図中、30はこの回転撹拌板28
が固着された裏板、31はこの裏板５の回転軸、32,33,34
はモータ29の駆動力をこの回転軸21に伝える伝動歯車で
ある。
この構成において、バケットＢ内のメダル群は、回転
撹拌板28とバケット底壁１との間の隙間Ｃと、同撹拌板
28の回転による撹拌作用とによってメダル出口２に向か
う流れが規制される。
撹拌板28とバケット底壁１との間の隙間Ｃと、同撹拌板
28の回転による撹拌作用とによってメダル出口２に向か
う流れが規制される。
すなわち、 （１）隙間Ｃにより、メダル出口２に向かうメダルＭ…
の量が抑えられると同時に、メダルＭ…の姿勢が自然に
滑動し易くてホッパリングに滑り込み易い横姿勢に整え
られる。
の量が抑えられると同時に、メダルＭ…の姿勢が自然に
滑動し易くてホッパリングに滑り込み易い横姿勢に整え
られる。
（２）隙間Ｃの入口部分での撹拌作用により、この隙間
入口部分でメダル群が活発に流動し、同部分へのメダル
の滞留が阻止されると同時に、隙間Ｃ内にメダルが積極
的に送り込まれる。
入口部分でメダル群が活発に流動し、同部分へのメダル
の滞留が阻止されると同時に、隙間Ｃ内にメダルが積極
的に送り込まれる。
この２点の相乗効果により、バケットＢ内のメダル群
が適量ずつメダル出口２を通ってホッパＨにスムースに
供給される。
が適量ずつメダル出口２を通ってホッパＨにスムースに
供給される。
また、回転撹拌板28は、メダル圧力が作用した場合
に、メダルから逃げる方向に弾性変形するため、この回
転板28の下に６メダルが詰まって回転（撹拌作用）が阻
害されるおれそがなく、撹拌作用が確実なものとなる。
に、メダルから逃げる方向に弾性変形するため、この回
転板28の下に６メダルが詰まって回転（撹拌作用）が阻
害されるおれそがなく、撹拌作用が確実なものとなる。
なお、回転撹拌板28の表面全体が露出していると、こ
の表面の摩擦抵抗によってメダルＭが上方高くまで巻き
上げられて却ってメダルの流れが悪くなる懸念がある。
そこで、この回転撹拌板28の表面の内周側が滑りの良い
シート35で覆われている。また、第1,2図中、36は撹拌
板28の外周部を上半部で裏側から支える撹拌板支持部材
である。
の表面の摩擦抵抗によってメダルＭが上方高くまで巻き
上げられて却ってメダルの流れが悪くなる懸念がある。
そこで、この回転撹拌板28の表面の内周側が滑りの良い
シート35で覆われている。また、第1,2図中、36は撹拌
板28の外周部を上半部で裏側から支える撹拌板支持部材
である。
また、バケットＢ内における回転撹拌板28よりもメダ
ル移動方向の上流側の位置に、メダル通し穴37aを備え
た堰板37が、バケットＢ内を前室B1と、回転撹拌板28が
設けられた後室B2とに仕切る状態で設けられている。
ル移動方向の上流側の位置に、メダル通し穴37aを備え
た堰板37が、バケットＢ内を前室B1と、回転撹拌板28が
設けられた後室B2とに仕切る状態で設けられている。
この堰板37により、前室B1から後室B2に流入するメダ
ル量が規制され、回転撹拌板28と隙間Ｃの負荷が軽減さ
れるため、撹拌板28の撹拌作用および隙間Ｃによるメダ
ル規制作用がより働きやすくなる。
ル量が規制され、回転撹拌板28と隙間Ｃの負荷が軽減さ
れるため、撹拌板28の撹拌作用および隙間Ｃによるメダ
ル規制作用がより働きやすくなる。
こうして、バケットＢ内のメダルをホッパＨに対し過
不足なく適量ずつスムースに送給することができるもの
である。
不足なく適量ずつスムースに送給することができるもの
である。
他の実施例 （ａ）リフタとして、スプロケットの掻き上げ力を利用
してメダル通路内で上昇移動させる構成のものを用いて
もよい。
してメダル通路内で上昇移動させる構成のものを用いて
もよい。
また、このようなリフタを用いず、メダルをホッパ頂
部から直接メダル払い出し口に向けて放出するメダル投
出機にも勿論適用可能である。
部から直接メダル払い出し口に向けて放出するメダル投
出機にも勿論適用可能である。
（ｂ）回転撹拌板28について、上記実施例では全体を弾
性材料にて形成したが、弾性変形作用が必要なのは主と
して外周部であるため、金属板の外周にリング状の弾性
部材を取り付けて回転撹拌板を構成してもよい。
性材料にて形成したが、弾性変形作用が必要なのは主と
して外周部であるため、金属板の外周にリング状の弾性
部材を取り付けて回転撹拌板を構成してもよい。
また、この回転撹拌板28は、必ずしも上記実施例のよ
うにメダル移動方向とほぼ直角に竪姿勢で設ける必要は
なく、メダル移動方向と交差する竪姿勢で設ければよ
い。
うにメダル移動方向とほぼ直角に竪姿勢で設ける必要は
なく、メダル移動方向と交差する竪姿勢で設ければよ
い。
上記のように本発明によるときは、メダル容器内にお
けるメダル出口に臨む位置に、回転撹拌板を、メダル容
器内の底壁との間にメダルの通過量を規制する隙間が形
成される状態で設け、この隙間によってメダル出口から
メダル供給装置に向かうメダル量を規制し、かつ、メダ
ル容器内の底壁の延長上に配置されたホッパリングのメ
ダル導入部分に滑り込み易い横姿勢に整えながら、撹拌
板によりこの隙間の入口部分でメダルを撹拌、流動化さ
せて隙間内に積極的に送り込むように構成したから、メ
ダル容器内のメダルをメダル供給装置に対し、適量ずつ
スムースに送給することができる。
けるメダル出口に臨む位置に、回転撹拌板を、メダル容
器内の底壁との間にメダルの通過量を規制する隙間が形
成される状態で設け、この隙間によってメダル出口から
メダル供給装置に向かうメダル量を規制し、かつ、メダ
ル容器内の底壁の延長上に配置されたホッパリングのメ
ダル導入部分に滑り込み易い横姿勢に整えながら、撹拌
板によりこの隙間の入口部分でメダルを撹拌、流動化さ
せて隙間内に積極的に送り込むように構成したから、メ
ダル容器内のメダルをメダル供給装置に対し、適量ずつ
スムースに送給することができる。
すなわち、従来のように過剰送給によってメダル供給
装置側でメダル詰まりを起こしたり、メダル出口がメダ
ルで塞がれてメダルの送給ができなくなったりする等の
問題点を解消し、メダルをメダル供給装置に対し安定送
給することができる。
装置側でメダル詰まりを起こしたり、メダル出口がメダ
ルで塞がれてメダルの送給ができなくなったりする等の
問題点を解消し、メダルをメダル供給装置に対し安定送
給することができる。
また、回転撹拌板の少なくとも外周部を弾性材料にて
弾性変形可能に形成した請求項２の発明によると、この
撹拌板の外周部がメダルとの接触により弾性変形してメ
ダルから逃げるため、隙間部分でのメダル詰まり防止効
果が一層確実なものとなる。
弾性変形可能に形成した請求項２の発明によると、この
撹拌板の外周部がメダルとの接触により弾性変形してメ
ダルから逃げるため、隙間部分でのメダル詰まり防止効
果が一層確実なものとなる。
さらに、請求項３の発明によると、メダル容器内にお
ける回転撹拌板よりもメダル移動方向の上流側の位置
に、回転撹拌板に向かうメダルの流れを規制する堰板を
設けているため、隙間部分でのメダル詰まり防止作用が
助長されるとともに、撹拌板への全メダル重量の集中を
避けて撹拌板の荷重負担を軽減し、撹拌板本来の撹拌作
用を確保することができる。
ける回転撹拌板よりもメダル移動方向の上流側の位置
に、回転撹拌板に向かうメダルの流れを規制する堰板を
設けているため、隙間部分でのメダル詰まり防止作用が
助長されるとともに、撹拌板への全メダル重量の集中を
避けて撹拌板の荷重負担を軽減し、撹拌板本来の撹拌作
用を確保することができる。
第１図は本発明の実施例を示す側断面図、第２図は第１
図II−II線、第３図は同III−III線、第４図は同IV−IV
線各断面図、第５図は第１図の一部拡大図である。 Ｂ……バケット（メダル容器）、１……バケット底壁、
２……メダル出口、28……回転撹拌板、Ｃ……同撹拌板
とバケット底壁との隙間、37……堰板。
図II−II線、第３図は同III−III線、第４図は同IV−IV
線各断面図、第５図は第１図の一部拡大図である。 Ｂ……バケット（メダル容器）、１……バケット底壁、
２……メダル出口、28……回転撹拌板、Ｃ……同撹拌板
とバケット底壁との隙間、37……堰板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G07D 1/00 - 1/08 A63F 7/02 352 A63F 9/00 512 A63F 5/04 516 B65G 47/14 102
Claims (3)
- 【請求項１】次のように構成されたことを特徴とするメ
ダル投出機。 （ｉ） 収容されたメダルをメダル出口に向けて底壁上
を滑動させるメダル容器と、このメダル容器のメダル出
口からメダルを受け取って上方に移送するメダル供給装
置とを具備していること。 （ii） このメダル供給装置は回転するホッパリングを
備え、上記メダル容器内の底壁を滑動してメダル出口か
ら出たメダルがこのホッパリングのメダル導入部分に滑
り込むようにこのメダル導入部分が上記メダル容器内の
底壁の延長上に配置され、このホッパリングに固着され
たメダル送り部材によりメダルをホッパリングに保持し
ながらホッパリングとともに上向きに回転移動させるよ
うに構成されていること。 （iii） 上記メダル容器内におけるメダル出口に臨む
位置に、回転撹拌板が、上記メダル出口に向かうメダル
の移動方向と交差する竪姿勢で、かつ、上記メダル容器
内の底壁との間に、メダルの通過量を規制するとともに
メダルを上記ホッパリングのメダル導入部分に滑り込み
易い横姿勢に整える隙間が形成される状態で設けられて
いること。 - 【請求項２】回転撹拌板の少なくとも外周部が弾性材料
にて弾性変形可能に形成されてなることを特徴とする請
求項１記載のメダル投出機。 - 【請求項３】請求項１または２記載のメダル投出機にお
いて、メダル容器内における回転撹拌板よりもメダル移
動方向の上流側の位置に、回転撹拌板に向かうメダルの
流れを規制する堰板が設けられてなることを特徴とする
メダル投出機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1299002A JP2902690B2 (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | メダル投出機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1299002A JP2902690B2 (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | メダル投出機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03282693A JPH03282693A (ja) | 1991-12-12 |
| JP2902690B2 true JP2902690B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=17866965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1299002A Expired - Fee Related JP2902690B2 (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | メダル投出機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2902690B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001299997A (ja) * | 2000-04-18 | 2001-10-30 | Tokyo Data Machine Kk | 自動差動機器及びメダル類の搬送装置 |
| JP4526728B2 (ja) * | 2001-03-30 | 2010-08-18 | 株式会社平和 | 遊技機の球払出装置 |
| CN101512606B (zh) * | 2006-09-11 | 2011-01-26 | 光荣株式会社 | 硬币收纳投出装置 |
| JP5838432B2 (ja) * | 2011-04-11 | 2016-01-06 | 旭精工株式会社 | コイン搬送装置およびコイン払出装置 |
| JP5771808B2 (ja) * | 2011-08-03 | 2015-09-02 | 旭精工株式会社 | メダル搬送装置を備えたゲーム機 |
| JP5934967B2 (ja) * | 2011-12-15 | 2016-06-15 | 旭精工株式会社 | ディスク搬送装置 |
| GB201300462D0 (en) * | 2013-01-11 | 2013-02-27 | Asahi Seiko Europ Ltd | Disk sorting device |
-
1989
- 1989-11-16 JP JP1299002A patent/JP2902690B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03282693A (ja) | 1991-12-12 |
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Legal Events
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