JPH03282693A - メダル投出機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野］ 本発明はスロットルマシン等の各種ゲーム機、自動販売
機、両替機等のようにコインその他のメダルを外部に払
い出すメダル投出様に関するものである。

（従来の技術） メダル投出機は、一般に、実公昭６１−１７９２５号公
報に示されているように、メダル容器内にバラ積み状態
で収容されたメダル群を、同容器のメダル出口から順次
メダル供給装置に送り込み、同装置での突起付きスプロ
ケットの掻き上げ作用等により上方のメダル放出口に向
けて順次移送するように構成されている。

〔発明が解決しようとする課題） ところが、上記公報に示されたものをはじめとする従来
のメダル投出機においては、容器内のメダル群を全く無
規制でメダル供給装謂に送り込むため、このメダル供給
装置に対するメダル送給量のばらつぎが大きくなる。こ
のため、過剰送給によってメダル供給装置側でメダル詰
まりを起こしたり、メダル出口がメダルで塞がれてメダ
ルの送給かできなくなったり】−る等、メダル供給装置
へのメダルの安定送給が困難どなり、これによってメダ
ル払い田しか不調（不連続払い出しゃ払い出し不足）、
あるいは全く不能になるという問題が生じていた。

そこで本発明は、メダル容器からメダル供給装置に対し
メダルを適量ずつ安定送給することができるメダル投出
機を提供するものである。

（課題を解決するだめの手段〕 本発明は、メダル容器内に収容されたメダルが、メダル
容器内の底壁上を滑動して同容器のメダル出口からメダ
ル供給装置に送られ、このメダル供給装置により上方に
移送されるように構成されたメダル投出様にａ３いて、
上記メダル容器内におけるメダル８３口に臨む位置に、
回転撹拌板が、上記メダル出口に向かうメダルの移動方
向と交差する竪姿勢で、かつ、上記メダル容器内の底壁
どの間にメダルの通過量を規制する隙間が形成される状
態で設けられてなるものである（請求項１）。

また、請求項２の発明においては、請求項１の構成にお
いて、回転撹拌板の少なくとも外周部か弾性材料にて弾
性変形可能に形成されてなるものである。

さらに、請求項３の発明においては、請求項１の発明を
前提として、メダル容器内にＪ′３ける回転撹拌板より
もメダル移動方向の上流側の位置に、回転撹拌板に向か
うメダ・ルの流れを規制する堰板が設けられてなるもの
である。

〔作用〕

この構成により、メダル容器内のメダル群が、メダル出
口の手前で隙間によって通過量を規制されるため、メダ
ル供給装置へのメダルの過剰送給、およびこれに起因す
るメダル供給装置またはメダル出口でのメダル詰まりが
防止される。

しかも、回転撹拌板の攪拌作用により、隙間部分でのメ
ダル詰まりが防止されると同時に、メダル群を流動化さ
せてメダル出口にスムースに移動させることができる。

また、請求項２の構成によると、回転撹拌板の外周部が
メダルとの接触により弾性変形してメダルから逃げるた
め、隙間部分でのメダル詰まり防止効果が一層確実なも
のとなる。

さらに、請求項３の構成によると、堰板によって回転撹
拌板の手前でメダルの流れを規制できる！こめ、隙間部
分でのメダル詰まり防止作用が助長されるとともに、撹
拌板への全メダル重量の集中を避けて撹拌板の荷重負担
を軽減し、撹拌板本来の攪拌作用を確保することができ
る。

〔実施例〕

本発明の実施例を図によって説明する。

Ｂはコイン等の多数のメダルＭ・・・がバラ積み状態で
収容されるバケツ１〜（メダル容器）で、このパケット
Ｂ内のメダルＭか、先下がりに傾斜したパケット底壁１
上を滑動してメダル出口２からホッパ（メダル供給装置
）Ｈに供給される。

また、この実施例では、ホッパＨがメダル払い■し口よ
りも低い位置に設置されるメダル投出機を対象として、
ホッパＨ上にメダルリフタＬが立設され、ホッパＨに送
り込まれたメダルＭがざらにこのホッパＨから一枚ずつ
メダルリフタしに送り込まれて上方に移送されるように
構成されている。

ホッパＨは、ホッパリング３と、このホッパリング３の
裏側に固着されたゴム等の弾性材料からなるホッパ側メ
ダル送り部材４とを見知している。

ホッパリング３は、メダル出口２に臨む位置において、
第３図に示づよ′うに三個の外周ローラ５゜６．７によ
り回転自在に支持され、第５図に示ずモータ８によって
第３図矢印口方向に回転駆動される。

なお、第５図中、９，１０はモータ８の回転力をホッパ
リング３に伝える歯車である。ま１〔、この歯巾伝動方
式を必要に応じてペル１〜伝動力式に変換できるように
、ホッパリング３の外周面にベル１〜溝３ａが設けられ
ている。さらに、外周口う５，６．７のうち、一つのロ
ーラ５は、ホッパリング３に対して接１　’６Ｔ能とな
るようにアーム１１によって可動的に支持され、保守・
点検時等に、この外周ローラ５をホッパリング３から離
間さぜた状態でホッパリング３を外周ローラ５．６．７
間から取外しうるようになっている。第３図中、１２は
可動外周ローラ５をホッパリング３側に押付けるバネで
ある。

このホッパリング３は、傾斜状態で、かつ、内周面がハ
ケツ］へ底壁１の延長上に位贋するように配置され、メ
ダル出口２から流入するメダルＭ・・がこのホッパリン
グ内周面を通ってホッパ側メダル送り部材４の裏側に滑
り込む。

このホッパ側メダル送り部材４は、ホッパリング裏側に
同リング外周側に傾斜して突出するリップ部４ａを有し
、メダルＭがこのリップ部４ａにより、固定フレーム１
３の前面に固着されたホッパ基板１４の前面に弾性的に
押付けられながら、メダル送り部材４と一体に第４図矢
印へ方向に移動する。

ホッパ基板１４には、メダルガイド用のカイト壁１５が
ホッパ側メダル送り部材４よりも外周位置において同部
材４と同心配置で設けられるとともに、このカイト壁１
５の前方に、メダルＭの前方への脱落を閉止するための
凸壁１６が設けられている。この凸壁１６は、ガイド壁
１５に沿って全周に設りてもよいし、第３図に示すよう
にメダルの脱落かとくに起こりやすい下部のみに設（プ
てもよい。

また、ホッパ基板１４には円形の穴１７か設りられ、回
転円盤１８がこの穴１７内に嵌まり込む状態で固定フレ
ーム１３に回転自在に支持されている。

この回転円盤１８は、第１図に示すモータ１９によって
ホッパリング３と同方向（第３．４図の矢印二方向）に
回転駆動され、この回転円盤１８の回転により、ホッパ
リング３内に流入するメダル群が攪拌される。この攪拌
作用により、メダル群が一定枚数ずつ基板１４の前面に
竪姿勢ではり付いて整列しながらホッパ側メダル送り部
材４の裏側に落し込まれる。これにより、同メダル送り
部材４へのメダル供給がスムースに行なわれる。

一方、ホッパ基板１４には、リフタＬを構成するりフタ
基板２０が上方に向けて一体に連設されている。

このリフタ基板２０の前面には、メダルが通る凹溝状の
メダル通路２１が上下全長に亘り蛇行して設けられると
ともに、このメダル通路２１のさらに前面側において複
数の円板状の回転体２２・・が、上下−・直線」二にか
つ同通路２１の各蛇行凸点ごとに設けられている。

この各回転体２２・・・には、それぞれ前面に歯車２３
・・・、外周にリング状のメダル送り部材２４・・が固
着されている。これら各回転体２２・・・のうち、最下
段および中間の両回転体２２．２２がそれぞれ第１図に
示すモータ２５，２６で回転駆動され、この回転力が各
歯車２３・・・の噛み合い回転により他の回転体２２・
・・に伝えられる。こうして、各回転体２２・・・が、
同期してかつ隣り合うもの同士逆方向くメダル移送方向
）に回転するようになっている。

なお、リフタＬのメダル移送揚程が低い場合には全回転
体２２・・・を一つのモータで駆動してもよいし、逆に
揚程が高い場合にはモータ数を増やしてもよい。

メダル送り部材２４・・・は、ホッパ側メダル送り部材
４と同様に、回転体裏側に向けて外周側に突出するリッ
プ部２４ａ・・・を有し、このリップ部２４ａ・・・で
メダルＭを通路２１の凹壁面に弾性的に押付けながら同
通路２１内を下から上に移動させるようになっている。

ここで、各メダル送り部′材２４・・・は、上下隣り合
うものが相対向する部分で同時に一枚のメダルＭに接触
しうるように配置され、これによりメダルＭが各メダル
送り部材２４・・・間で順次受は渡されながら上方に移
送される。

また、最下段のメダル送り部材２４は、第３゜４図に示
すようにホッパ側メダル送り部材４の頂部付近に近接し
て設けられ、ここでホッパＨからリフタＬへのメダルＭ
の受渡しか行なわれるようになっている。

　０ なお、このメダルＭの受渡しがスムースに行なわれるよ
うに、第３．４図に示すように受渡し部分において、ホ
ッパＨ側のガイド壁１５とメダル通路２１の一方の側壁
とが連続して形成されるとともに、メダル通路２１の入
口部分に、メダルＭを同通路２１に導くメダル導入部２
７が設（プられている。

一方、メダル通路２１の上端２１ａは、メダル放出口と
して先下がりに傾斜し、ここから図示しないメダル払い
出し口に向けてメダルＭか放出される。

このリフタＬによると、上記のようにホッパ［」から送
り込まれるメダルＭを、メダル通路２１冶いに設けられ
た上下複数のメダル送り部材２４・・・により、メダル
通路２１内に弾性的に押付けながら下から上に順次受渡
しつつ移送するため、実公昭６１−１７９２５号公報に
示されているようなスプロケットのメダル掻き上はツｊ
をそのままメダル押し上げ力として利用する従来公知の
りフタとと比較して、次のような利点を有する。

１ （Ｉ＞各種サイズのメダルに共用することかできる。

（ＩＩ）メダルＭの原みの変化はメダル送り部材２４の
リップ部２４ａの弾性変形によって広範囲で吸収しうる
ため、変形メダルに対してもリップ部２４ａがその変形
した形状のままにメダルに密着して確実に移送すること
ができる。

（ＩＩ［）メダル移送力は、従来のように一個所（スプ
ロケット）に集中依存するのではなく、各メダル送り部
材２４・・・で分担するため、高揚程にも対しても総動
力さえ確保できれは何ら支承なく対応することができる
。

（ｒＶ）メダル通路２１内のメダルは、ホッパ１Ｈの作
動・停止に関係なく送り部材２４・・・によってすべて
リフタ［−外に排出することができる。すなわち、常に
メダル通路内にメダルが残留する従来のりフタと異なり
、リフタ１−内を空にてきるため、精算時等に便利とな
る。

（Ｖ）メダル通路２１が蛇行して設けられ、この蛇行凸
点ごとに回転体２２（メダル送り部材２２ ４）が設けられているため、メダルＭの移動方向とメダ
ル送り部材２４０回転方向とが一致し、メダルＭが各メ
ダル送り部材２４・・・間で無理なく自然に受渡される
。このため、通路２１内でのメダルの滞留等か起こるお
それがなく、メダルＭをスムースに移送することができ
る。

次に、バケツｈ　Ｂ内のメダルＭ・・・をホッパＨに安
定送給するための構成を説明する。

バケツ１〜Ｂ内には、メダル出口２に臨む位置に、回転
撹拌板２８か、パケットＢ内からメダル出口２に向かう
メダルＭの移動方向とほぼ直角の竪姿勢で、かつ、パケ
ット底壁１との間に適当な大きさ（たとえばメダルＭが
倒伏姿勢でのみ通過し、竪姿勢では通過しえない程度）
の隙間Ｃを置いた状態で回転自在に設けられている。

この回転撹拌板２８は、全体かゴム等の弾性材料にて弾
性変形可能に形成され、モータ２９により第２図矢印イ
方向に回転駆動される。第１図中、３０はこの回転撹拌
板２８が固着された裏板、３１はこの裏板５の回転軸、
３２．３３．３４はモ３ 一夕２９の駆動力をこの回転軸３１に伝える伝動歯車で
ある。

この構成において、バケツ１〜Ｂ内のメダル群は、回転
撹拌板２８とハケッ１へ底壁１との間の隙間Ｃと、ｌ１
ｌｉｌ撹拌板２８の回転による攪拌作用とによってメダ
ル出口２に向かう流れが規制される。

すなわち、 （１）隙間Ｃにより、メダル出口２に向かうメダルＭ・
・・の量が抑えされると同時に、メダルＭ・・の姿勢が
自然に滑動しやすい横姿勢に整えられる。

（２）隙間Ｃの入口部分での擬拌作用により、この隙間
入口部分てメダル群か活発に流動し、同部分へのメダル
の′ａ昭が阻止されると同時に、隙間Ｃ内にメダルが積
極的に送り込まれる。

この２点の相乗効果により、バケツ１〜Ｂ内のメダル群
が適但ずつメダル出口２を通ってホッパＩＨにスムース
に送給される。

また、回転撹拌板２８は、メダル圧力が作用した場合に
、メダルから逃げる方向に弾性変形するため、この回転
板２８の下にメダルが詰まって回４ 転（攪拌作用）が阻害されるおれそがなく、攪拌作用が
確実なものとなる。

なお、回転撹拌板２８の表面全体が露出していると、こ
の表面の摩擦抵抗によってメダルＭが上方高くまで巻き
上けられて却ってメダルの流れが悪くなる懸念がある。

そこで、この回転撹拌板２８の表面の内周側が滑りの良
いシート３５で覆われている。また、第１．２図中、３
６は撹拌板２８の外周部を上半部で裏側から支える撹拌
板支持部材である。

また、パケットＢ内にお（プる回転撹拌板２８よりもメ
ダル移動方向の上流側の位置に、メダル通し穴３７ａを
備えた堰板３７が、バケツ１〜Ｂ内を前室Ｂ１と、回転
撹拌板２８が設りられた後’５Ｂ２とに仕切る状態で設
けられている。

この堰板３７により、前室Ｂ１から後室Ｂ２に流入する
メダル量が規制され、回転撹拌板２８と隙間Ｃの負荷が
軽減されるため、撹拌板２８の攪拌作用および隙間Ｃに
よるメダル規制作用がより働ぎやすくなる。

５ こうして、パケットＢ内のメダルをホッパＨに対し過不
足なく適量ずつスムースに送給することができるもので
ある。

伯の実施例 （ａ）上記実施例では、ホッパ（メダル供給装置）Ｈと
して、ホッパ側メダル送り部材４によってメダルを弾性
的に押え込みながら移送する構成のものを採用した場合
を例示したが、本発明は、このホッパとして、従来から
採用されているスプロケットによってメダルをリフタ入
口まで掻き上げる構成のものを用いてもよい。

（ｂ）一方、リフタについても、上記スプロケットの掻
き上げ力を利用してメダルを通路内で上昇移動させる構
成のものを用いてもよい。

また本発明は、このようなりフタを用いず、メダルをホ
ッパ頂部から直接メダル払い出し口に向けて放出するメ
ダル投出機にも勿論適用可能である。

（Ｃ）回転撹拌板２８について、上記実施例では全体を
弾性材料にて形成したが、弾性変形作用６ が必要なのは主として外周部であるため、金属板の外周
にリング状の弾性部材を取付けて回転撹拌板を構成して
もよい。

また、この回転撹拌板２８は、必ずしも上記実施例のよ
うにメダル移動方向とほぼ直角な竪姿勢て設りる必要は
なく、メダル移動方向と交差する竪姿勢で設ければよい
。

〔発明の効果〕

上記のように本発明によるときは、メダル容器内におけ
るメダル出口に臨む位置に、回転撹拌板を、メダル容器
内の底壁との間にメダルの通過量を規制する隙間が形成
される状態で設け、この隙間によってメダル出口に向か
うメダル量を規制しながら、撹拌板によりこの隙間の入
口部分でメダルを攪拌、流動化させて隙間内に＠極内に
送り込むように構成したから、メダル容器内のメダルを
メダル供給装置に対し、適量ずつスムースに送給するこ
とができる。

すなわち、従来のように過剰送給によってメダル供給装
置側でメダル詰まりを起こしたり、メグ１フ ル出口がメダルで塞がれてメダルの送給ができなくなっ
たりする等の問題点を解消し、メダルをメダル供給装置
に対し安定送給することができる。

また、回転撹拌板の少なくとも外周部を弾性材料にて弾
性変形可能に形成した請求項２の発明によると、この撹
拌板の外周部がメダルとの接触により弾性変形してメダ
ルから逃げるため、隙間部分でのメダル詰まり防止効果
が一層確実なものとなる。

さらに、請求項３の発明によると、メダル容器内におけ
る回転撹拌板・よりもメダル移動方向の上流側の位置に
、回転撹拌板に向かうメダルの流れを規制する堰板を設
けている１；め、隙間部分でのメダル詰まり防止作用が
助長されるとともに、撹拌板への全メダル重量の集中を
避けて撹拌板の荷重負担を軽減し、撹拌板本来の攪拌作
用を確保することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す側断面図、第２図は第１
図■−■線、第３図は同■−■線、第４８ 図は同ＩＶ　−ＩＶ線線断断面図第５図は第１図の一部
拡大図である。 Ｂ・・・バケツ１へ（メダル容器）、１・・・バケツ１
〜底壁、２・・・メダル出口、２８・・・回転撹拌板、
Ｃ・・・同撹拌板とパケット底壁との間の隙間、３７・
・・堰板。 特許用願人 同 代　　理　　人 同 同 株式会社サンテックス 日本金銭機械株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、メダル容器内に収容されたメダルが、メダル容器内
   の底壁上を滑動して同容器のメダル出口からメダル供給
   装置に送られ、このメダル供給装置により上方に移送さ
   れるように構成されたメダル投出機において、上記メダ
   ル容器内におけるメダル出口に臨む位置に、回転撹拌板
   が、上記メダル出口に向かうメダルの移動方向と交差す
   る竪姿勢で、かつ、上記メダル容器内の底壁との間にメ
   ダルの通過量を規制する隙間が形成される状態で設けら
   れてなることを特徴とするメダル投出機。 ２、回転撹拌板の少なくとも外周部が弾性材料にて弾性
   変形可能に形成されてなることを特徴とする請求項１記
   載のメダル投出機。 ３、請求項１記載のメダル投出機において、メダル容器
   内における回転撹拌板よりもメダル移動方向の上流側の
   位置に、回転撹拌板に向かうメダルの流れを規制する堰
   板が設けられてなることを特徴とするメダル投出機。