JP2902152B2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JP2902152B2 JP10612391A JP10612391A JP2902152B2 JP 2902152 B2 JP2902152 B2 JP 2902152B2 JP 10612391 A JP10612391 A JP 10612391A JP 10612391 A JP10612391 A JP 10612391A JP 2902152 B2 JP2902152 B2 JP 2902152B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体をユニット化する
自動車の車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の製造において、組立ライ
ンでの組立作業の容易化、作業ステーション数の減少を
図るために、自動車の車体又は各部をユニット化するこ
とが種々試みられている。そのうち、車体をユニット化
するものとしては、例えば特開昭63−235174号
公報に開示されるように、車体を、ダッシュパネルを有
しエンジンルームを構成するフロントボディと、フロア
部材を有するロアユニットボディと、ルーフ部材及び左
右のボディサイドパネルを有するアッパユニットボディ
とに分割し、これら3つのボディを互いに結合するよう
にしたものが知られている。また、実開昭64−283
77号公報には、車体をロアユニットボディとアッパユ
ニットボディとの2つに分割し、この両ボディを互いに
結合するようにすることが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものでは、アッパユニットボディとロアユニットボディ
とを結合する場合、アッパユニットボディを、ロアユニ
ットボディに対しその上側から覆い被せるように近付
け、この両ボディの接合部をボルト止め及び接着剤等に
より結合するようにしているため、結合作業中は常に両
ボディを各々所定の状態に保持しなければならないとと
もに、結合個所を多くする必要があり、その結合作業に
手間がかかるという問題がある。
【0004】そこで、本発明者等は、このような問題を
解決するために、車体を少なくとも、フロア部材を有す
るロアユニットボディと、ルーフ部材及び左右のボディ
サイドパネルを有するアッパユニットボディとに分割
し、上記ロアユニットボディを上記アッパユニットボデ
ィに対し相対的にその前側から差し込んで両ユニットボ
ディを組付けるという新たな車体組立方法を考え出し
た。この方法では、ロアユニットボディの相対的差し込
み方向(車体前後方向)と支持方向(上下方向)とが異
なるので、支持構造などでロアユニットボディの相対的
差し込みひいては組付けが支障を来すことがないばかり
でなく、この支持構造によりロアユニットボディを両ユ
ニットボディの結合完了前に支持することができる。そ
のため、従来の如くロアユニットボディの結合作業が終
了するまで該ロアユニットボディを支持する必要はな
く、また、両ボディの結合方法として接着剤を容易に用
いることができるとともに、ボルト等による締結個所を
可及的に少なくすることができるという利点がある。
【0005】しかし、このような方法を実際に用いるに
当たっては、次のような問題がある。すなわち、ロアユ
ニットボディのフロア部材上にクロスメンバやブラケッ
ト等の強度部材を設けることが普通であるが、この場
合、強度部材を単にフロア部材にのみ固定して取付ける
だけならば、その取付強度を十分に確保することができ
ないという問題である。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記の如くロアユニッ
トボディのフロア部材上に設けられる強度部材の取付け
についても充分な配慮を払い、その取付強度を高め得る
自動車の車体構造を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、自動車の車体構造として、
車体が少なくとも、フロア部材を有するロアユニットボ
ディと、ルーフ部材及び左右のボディサイドパネルを有
するアッパユニットボディとに分割され、上記ロアユニ
ットボディを上記アッパユニットボディに対し相対的に
その前側から差し込んで両ユニットボディが組付けられ
ることを前提とする。そして、上記ロアユニットボディ
のフロア部材の上面における前後方向の異なる位置に2
以上の強度部材を取付けるとともに、上記アッパユニッ
トボディのボディサイドパネルに該各強度部材に対応し
て該ボディサイドパネルから車室内側へ突出する2以上
のプレートを設け、これらのプレートを、ロアユニット
ボディの相対的差し込み方向前側のもの程低い位置に設
け、上記各強度部材の端部を、対応する上記各プレート
に締結する構成とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に従属し、上記各強度部材の端部と各プレートとを、
強度部材を上に、プレートを下にして互いに重ね合わせ
て締結する構成とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明に従属し、上記各強度部材の端部と各プレートとを、
強度部材を下に、プレートを上にして互いに重ね合わせ
て締結する構成とする。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
発明に従属し、上記各プレートを、前方下向きに傾斜し
て設ける構成とする。
【0011】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
フロア部材の上面に取付けられた各強度部材の端部は、
ボディサイドパネルから車室内側へ突出して設けられた
各プレートに締結されているので、各強度部材の取付強
度は充分に確保されることになる。その際、上記フロア
部材の上面における前後方向の異なる位置に2以上の強
度部材を取付ける場合、該各強度部材に対応して上記ボ
ディサイドパネルに設けられる2以上のプレートを、ロ
アユニットボディの相対的差し込み方向前側のもの程低
い位置に設けているので、ロアユニットボディの相対的
差し込みの際に各プレートに対応する強度部材以外のも
のが該各プレートに当たって差し込みに支障を来すこと
はない。
【0012】しかも、請求項2記載の発明の如く、上記
各強度部材の端部と各プレートとが、強度部材を上に、
プレートを下にして互いに重ね合わせて締結されている
場合、ボディサイドパネルから車室内側へ突出する各プ
レートが各強度部材に覆い被され、このプレートの配設
に影響されることなく、フロア部材上に敷物を綺麗に敷
くことができる。逆に、請求項3記載の発明の如く、上
記各強度部材の端部と各プレートとが、強度部材を下
に、プレートを上にして互いに重ね合わせて締結されて
いる場合、両部材を外部から見ながら締結を容易に行う
ことができる。
【0013】また、請求項4記載の発明では、上記各プ
レートが前方下向きに傾斜して設けられているので、ロ
アユニットボディの差し込みの際にフロア部材上の強度
部材が上記プレートの傾斜面に当接するようになり、こ
の状態で両部材の締結を確実に行うことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1〜図3は本発明の第1実施例に係わる
自動車の車体構造を示し、この車体1は、前部フロア部
材21を有するロアユニットボディ2と、ルーフ部材4
1、左右のボディサイドパネル42,42及び後部フロ
ア部材43を有するアッパユニットボディ4とに分割さ
れて、上記ロアユニットボディ2を上記アッパユニット
ボディ4に対しその前側から差し込み、両ユニットボデ
ィ2,4を組付けることで構成されている。この組付け
の後、車体1に対し、エンジン等のパワーユニット5、
各車輪のサスペンション6、排気装置7及び燃料タンク
8等をサブアッセンブリしてなるアッセンブリ体9が組
付けられる。
【0016】上記ロアユニットボディ2は、前部フロア
部材21の他に、エンジンルームと車室とを仕切るダッ
シュパネル22と、エンジンルームの側壁を構成するフ
ードレッジパネル23,23とを有してなる。上記ダッ
シュパネル22には、その上部にカウルボックス24が
車幅方向に延びて設けられているとともに、ステアリン
グ25を始めとして各種計器類を装備したインパネユニ
ット26、図示しないペダル類及びインシュレータ等の
装備品が取付けられている。また、上記フードレッジパ
ネル23の下部には、車体前後方向に延びるフロントサ
イドフレーム27が設けられ、該フロントサイドフレー
ム27の後端は上記ダッシュパネル22に連結されてい
る。
【0017】上記前部フロア部材21は、軽量でかつ充
分な強度を有するように、図5に示すように、アルミニ
ウム等からなるハニカム構造のものであって、この前部
フロア部材21上には、前部座席(運転席及び助手席)
28,28が据付けられている。
【0018】そして、このようなロアユニットボディ2
に対しては、上記アッパユニットボディ4及びアッセン
ブリ体9が組付けられた後に、フードレッジパネル23
の外側にフロントフェンダパネル31が取付けられると
ともに、エンジンルームの上部をを覆うエンジンフード
32及びフロントバンパーユニット33等が組付けられ
る。
【0019】一方、上記アッパユニットボディ4の各ボ
ディサイドパネル42には、前後二つのドア開口部4
4,45が設けられており、上記ロアユニットボディ2
との組付け後、前側のドア開口部44にはフロントドア
46が、後側のドア開口部45にはリヤドア47がそれ
ぞれ開閉可能に取付けられる。上記ボディサイドパネル
42は、ドア開口部44の前縁部を構成するフロントピ
ラー48と、ドア開口部44の後縁部及びドア開口部4
5の前縁部を構成するセンタピラー49と、ドア開口部
45の後縁部を構成するリヤピラー50と、上記両ドア
開口部44,45の下縁部を構成するサイドシル51と
を有している。
【0020】上記サイドシル51は、図4に詳示するよ
うに、アルミニウムを押出成形してなる閉断面構造のも
のであり、このサイドシル51の車室内側側面には、車
体前後方向に延びる凹部52が形成されており、該凹部
52には上記前部フロア部材21の側縁部が前後方向に
スライド可能に嵌合されている。
【0021】また、上記前部フロア部材の上面には、強
度部材として、車幅方向に延びるクロスメンバ61が取
付けられているとともに、該クロスメンバ61よりも車
体後方でサイドシル51の近い側部にシートベルト取付
け用ブラケット62が取付けられている。上記クロスメ
ンバ61及びブラケット62は、共に断面形状がハット
状のものであり、これらの上面部の側端部は、それぞれ
上記サイドシル51の車室内側側面から車室内側へ突出
して設けられた連結プレート63,64にボルト65で
締結されている。上記両連結プレート63,64は、共
に平板状のものであって、若干前方下向きに傾斜して設
けられ、この各連結プレート63,64の上面にクロス
メンバ61又はブラケット62の上面部の側端部が重合
して締結されている。また、上記両連結プレート63,
64のうち、車体後側つまりロアユニットボディ2ない
し前部フロア部材21の差し込み方向前側の連結プレー
ト64は、他のものよりも低い位置に設けられている。
この各連結プレート63,64に対応して、上記クロス
メンバ61及びブラケット62の上面部の側端部は、若
干前方下向きに傾斜した形状に形成されているととも
に、車体後側側壁部の側端部には切欠部66,67が形
成されている。
【0022】次に、上記の車体構造の場合における、車
体組立方法について説明する。
【0023】先ず、図1に示す如くロアユニットボディ
2及びアッパユニットボディ4を各々所定形状に組立て
る。しかる後、上記ロアユニットボディ2の前部フロア
部材21の側縁部をアッパユニットボディ4側のサイド
シル51の凹部52に前側から挿入嵌合し、この嵌合状
態のままロアユニットボディ2をアッパユニットボディ
4の左右のボディサイドパネル42,42間に差し込
む。
【0024】この差し込みが終了した時、上記前部フロ
ア部材21は、その左右両側縁部がサイドシル51の凹
部52に、後縁部が後部フロア部材43の前縁部にそれ
ぞれ係合してアッパユニットボディ4に支持される。ま
た、前部フロア部材21上のクロスメンバ61及びブラ
ケット62は、それぞれサイドシル51から突出する連
結プレート63,64上に重合する。
【0025】しかる後、前部フロア部材21とアッパユ
ニットボディ側の部材(サイドシル51及び後部フロア
部材43)との係合部などを接着剤又はボルトなどで固
定する。また、上記クロスメンバ61及びブラケット6
2をそれぞれ連結プレート63,64にボルト65で締
結する。以上により、ロアユニットボディ2とアッパユ
ニットボディ4との組付けが完了する。
【0026】このような組付方法の場合、ロアユニット
ボディ2(前部フロア部材21)の差し込み方向(車体
前後方向)と係合構造によるロアユニットボディ2(前
部フロア部材21)の支持方向(上下方向)とが異なる
ので、係合構造によりロアユニットボディ2の差し込み
ひいては組付けが支障を来すことがないばかりでなく、
この係合構造によりロアユニットボディ2を差し込んだ
位置で支持することができる。そのため、従来の如くロ
アユニットボディ2の結合作業が終了するまで該ロアユ
ニットボディ2を支持する必要はなく、また、両ユニッ
トボディ2,4の結合方法として接着剤を容易に用いる
ことができるとともに、ボルト等による締結個所を可及
的に少なくすることができ、組立作業の容易化及び迅速
化を図ることができる。
【0027】また、上記前部フロア部材21上のクロス
メンバ61及びブラケット62は、いずれも単に前部フ
ロア部材21に取付けられているだけでなく、アッパユ
ニットボディ4側のサイドシル51にも各々連結プレー
ト63,64を介して連結されているので、これらの取
付強度を高めることができる。
【0028】しかも、本実施例の場合、上記連結プレー
ト63,64は、クロスメンバ61又はブラケット62
の下側に重合され、これらにより覆い被されているの
で、この連結プレート63,64の配設に影響されるこ
となく、前部フロア部材21上に敷物を綺麗に敷くこと
ができる。また、各連結プレート63,64は、前方下
向きに傾斜して設けられているので、ロアユニットボデ
ィ2の差し込みの際に上記クロスメンバ61及びブラケ
ット62が上記各連結プレート63,64の傾斜面に当
接するようになり、この状態で両部材の締結を決められ
た位置で確実に行うことができる。
【0029】尚、ロアユニットボディ2をアッパユニッ
トボディ4に対し相対的にその前側から差し込むとき
は、アッパユニットボディ4を固定し、これに近付ける
ようロアユニットボディ2を後方へ移動させて差し込み
を行うだけでなく、逆に、ロアユニットボディ2を固定
し、これに近付けるようアッパユニットボディ4を前方
へ移動させて差し込みを行ってもよいのは勿論である。
【0030】図6〜図10は本発明の第2実施例とし
て、強度部材としてのクロスメンバ61の側端部のサイ
ドシル51への連結構造の変形例を示す。この第2実施
例の場合、サイドシル51の車室内側側面には車室内側
に突出する連結プレート71が設けられ、該連結プレー
ト71は、サイドシル51側面に沿って前後方向に水平
に延びる水平面部71aと、該水平面部71aの前後端
からサイドシル51側面に沿って斜め下方に延びる傾斜
面部71b,71cとからなる。そして、上記水平面部
71aの上面にはクロスメンバ61の上面部の側端部
が、上記前側の傾斜面部71bの前面にはクロスメンバ
61の前側側壁部の側端部がそれぞれボルト72,72
で締結されている。尚、クロスメンバ61の後側側壁部
の側端部には、ロアユニットボディ2の差し込みの際に
連結プレート71との干渉を避けるよう切欠部73が形
成されている。その他の構成は、第1実施例の場合と同
じであり、同一部材には同一符号を付してその説明は省
略する。
【0031】図11〜図13は本発明の第3実施例とし
て、クロスメンバ61の側端部のサイドシル51への連
結構造の変形例を示す。この第3実施例の場合、サイド
シル51に車室内側に突出して設けられる連結プレート
71は、サイドシル51側面に沿って前後方向に水平に
延びる水平面部71aと、該水平面部71aの前後端か
らサイドシル51側面に沿って斜め下方に延びる傾斜面
部71b,71cと、後側傾斜面部71cの側部から車
室内側に突出する突出部71dとからなる。そして、上
記水平面部71aの上面にはクロスメンバ61の上面部
の側端部が、上記前側の傾斜面部71bの前面にはクロ
スメンバ61の前側側壁部の側端部がそれぞれボルト7
2,72で締結されており、また、上記突出部81dの
前面(背面)にはクロスメンバ61の後側側壁部の切欠
部73側方部分がボルト74で締結されている。
【0032】図14及び図15は本発明の第4実施例と
して、クロスメンバ61の側端部のサイドシル51への
連結構造の変形例を示す。この第4実施例の場合、サイ
ドシル51の車室内側側面には、前部フロア部材21上
のクロスメンバ61及びブラケット62に各々対応して
連結プレート81,82が車室内側へ突出して設けられ
ており、該両連結プレート81,82は、共にサイドシ
ル51側面に沿って前後方向に水平に延びる水平面部8
1a,82aと、該水平面部81a,82aの後端から
下方に折れ曲ったストッパ部81b,82bとからな
る。また、上記両連結プレート81,82のうち、車体
後側つまりロアユニットボディ2ないし前部フロア部材
21の差し込み方向前側の連結プレート82は、他のも
のよりも低い位置に設けられている。この各連結プレー
ト81,82に対応して、上記クロスメンバ61及びブ
ラケット62の上面部の側端部には、それぞれ各連結プ
レート81,82の水平面部81a,82aの下面に当
接する取付台部83,84が形成されている。
【0033】そして、ロアユニットボディ(前部フロア
部材21)の差し込みが終了した時、クロスメンバ61
及びブラケット62の後側側壁部が上記連結プレート8
1,82のストッパ部81b,82bに当接して位置決
めされるとともに、クロスメンバ61及びブラケット6
2の取付台部83,84上に連結プレート81,82の
水平面部81a,82aが位置するようになる。しかる
後、上記取付台部83,84上で連結プレート81,8
2とクロスメンバ61又はブラケット62とをボルト
(図示せず)で締結する。この際、両締結部材である連
結プレート81,82とクロスメンバ61又はブラケッ
ト62とを共に外部から見ながら締結を行うことができ
るので、締結作業の容易・迅速化を図ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、フロア部材の上面に取付けられた各強度部材の端部
を、ボディサイドパネルから車室内側へ突出して設けら
れた各プレートに締結しているので、この各強度部材の
取付強度を充分に確保することができる。更に、上記フ
ロア部材の上面における前後方向の異なる位置に2以上
の強度部材を取付ける際、該各強度部材に対応して上記
ボディサイドパネルに設けられる2以上のプレートを、
ロアユニットボディの相対的差し込み方向前側のもの程
低い位置に設けているので、ロアユニットボディの相対
的差し込みの際に各プレートに対応する強度部材以外の
ものが該各プレートに当たって差し込みに支障を来すこ
とはない。
【0035】しかも、請求項2記載の発明によれば、上
記各強度部材の端部と各プレートとを、強度部材を上
に、プレートを下にして互いに重ね合わせて締結するこ
とにより、ボディサイドパネルから車室内側へ突出する
プレートが強度部材に覆い被されるので、このプレート
の配設に影響されることなく、フロア部材上に敷物を綺
麗に敷くことができる。
【0036】また、請求項3記載の発明によれば、上記
各強度部材の端部と各プレートとを、強度部材を下に、
プレートを上にして互いに重ね合わせて締結することに
より、両部材を外部から見ながら締結を行うことができ
るので、締結作業の容易・迅速化を図ることができる。
【0037】さらに、請求項4記載の発明によれば、上
記各プレートを前方下向きに傾斜して設けることによ
り、ロアユニットボディの相対的差し込みの際にフロア
部材上の強度部材が上記プレートの傾斜面に当接するよ
うになり、この状態で両部材の締結を確実に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる自動車の車体構造
を示す分解斜視図である。
【図2】同じく装備品を取り外した状態の分解斜視図で
ある。
【図3】車体の組立状態を示す斜視図である。
【図4】前部フロア部材とサイドシルとの係合構造を示
す斜視図である。
【図5】図4のA−A線における断面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係わるクロスメンバ側端
部とサイドシルとの連結構造を示す斜視図である。
【図7】同じく連結構造を示すサイドシル側の斜視図で
ある。
【図8】同じく連結構造を示すクロスメンバ側の斜視図
である。
【図9】図6のB−B線における断面図である。
【図10】図6のC−C線における断面図である。
【図11】本発明の第3実施例を示す図6相当図であ
る。
【図12】図11のD−D線における断面図である。
【図13】図11のE−E線における断面図である。
【図14】本発明の第4実施例を示す図4相当図であ
る。
【図15】図4のF−F線における断面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 ロアユニットボディ 4 アッパユニットボディ 21 前部フロア部材 41 ルーフ部材 42 ボディサイドパネル 51 サイドシル 61 クロスメンバ(強度部材) 62 ブラケット(強度部材) 63,64,71,81,82 連結プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 博章 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−334669(JP,A) 特開 平2−141372(JP,A) 特開 昭63−242778(JP,A) 実開 平4−11784(JP,U) 実開 昭63−162690(JP,U) 実開 平4−101775(JP,U) 実開 昭64−28377(JP,U) 実開 平3−75082(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体が少なくとも、フロア部材を有する
    ロアユニットボディと、ルーフ部材及び左右のボディサ
    イドパネルを有するアッパユニットボディとに分割さ
    れ、上記ロアユニットボディを上記アッパユニットボデ
    ィに対し相対的にその前側から差し込んで両ユニットボ
    ディが組付けられた自動車の車体構造において、 上記ロアユニットボディのフロア部材の上面には前後方
    向の異なる位置に2以上の強度部材が取付けられている
    とともに、上記アッパボディのボディサイドパネルには
    該各強度部材に対応して該ボディサイドパネルから車室
    内側へ突出する2以上のプレートが設けられ、これらの
    プレートは、ロアユニットボディの相対的差し込み方向
    前側のもの程低い位置に設けられ、上記各強度部材の端
    部は対応する上記各プレートに締結されていることを特
    徴とする自動車の車体構造。
  2. 【請求項2】 上記強度部材の端部とプレートと
    は、強度部材を上に、プレートを下にして互いに重ね合
    わせて締結されている請求項1記載の自動車の車体構
    造。
  3. 【請求項3】 上記強度部材の端部とプレートと
    は、強度部材を下に、プレートを上にして互いに重ね合
    わせて締結されている請求項1記載の自動車の車体構
    造。
  4. 【請求項4】 上記プレートは、前方下向きに傾斜し
    て設けられている請求項2記載の自動車の車体構造。
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